「面接で答えられない」の克服法|基礎の徹底×適切な切り返しが大切

この記事のアドバイザー

目次

  1. 面接で答えられなくても諦めない! 原因別の対策と誠実な姿勢が重要
  2. 大前提を知っておこう! 面接で答えられない=不合格ではない
  3. まずは原因究明から!  答えられない要因を特定しよう
  4. 原因①:面接対策が不足しているから
  5. 原因②:そもそも答えにくい質問だから
  6. 原因③:緊張し過ぎてしまうから
  7. 原因別対策①:面接対策が不足している人がすべき4つの準備
  8. ①自己分析や企業分析など基本的な対策を徹底する
  9. ②想定質問をリストアップして回答を準備する
  10. ③掘り下げ質問を考え回答を準備する
  11. ④実際に声に出して喋る練習をする
  12. 原因別対策②:そもそも答えにくい質問な場合にすべき2つの準備
  13. ①短時間で自分の考えをまとめる練習をする
  14. ②誠実に答えようとする姿勢を心掛ける
  15. 原因別対策③:緊張し過ぎてしまう人がすべき3つの準備
  16. ①完璧な回答を目指さないよう心掛ける
  17. ②自分なりのリラックス方法を見つける
  18. ③模擬面接の回数を重ねて場慣れしておく
  19. それでも答えられない場合もある! 面接当日の対応方法を理解しよう
  20. 活用しよう! 面接でうまく答えられない場合に使える便利なフレーズ3選
  21. フレーズ①「申し訳ございません、少し考えるお時間をいただけますか?」
  22. フレーズ②「ご質問いただいた〇〇とは、〇〇という認識でよろしいでしょうか?」
  23. フレーズ③「申し訳ございません、勉強不足でわかりません。帰宅後すぐに調べたいと思います」
  24. 諦めない! 面接でうまく答えられなかった場合の2つの挽回法
  25. 面接の最後で改めて言い直す
  26. 面接後のお礼メールに伝えたかった内容を添える
  27. これだけは絶対に避けて! 面接で答えられず良い印象を残せない3つのケース
  28. ①すぐ諦めて「わからない」といってしまう
  29. ②何も言わず長時間黙ってしまう
  30. ③見切り発車でまとまりのない話をしてしまう
  31. 面接でうまく答えられない人によくある質問に回答! 
  32. 面接で答えられないと不合格になりますか? 
  33. 面接で答えられない場合どのように振る舞えば良いですか? 
  34. 面接で答えられない=不合格ではない! 万全な対策と誠実な態度で面接を突破しよう

面接で答えられなくても諦めない! 原因別の対策と誠実な姿勢が重要

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から、

「面接でうまく答えられません。」
「面接で答えらないときはどうしたら良いでしょうか。」

という相談をよく受けます。面接は、初対面の面接官に向けて自分をアピールしなければならないなど、学生にとってハードルが高く感じられることも多いですよね。面接で答えられないときは、原因別に対策をすることや、誠実な姿勢で臨むことが大切ですよ。

この記事では、面接でうまく答えられない状態を改善するための対策方法や、本番で答えられなくなってしまった場合の対応方法を解説します。まずは何が原因なのかを見極めて、適切な対策を取れるようになりましょう。

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大前提を知っておこう! 面接で答えられない=不合格ではない

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就活生

先日面接を受けたのですが、うまく答えられない質問がありました……。これはもう不合格と考えた方が良いでしょうか。

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キャリアアドバイザー

面接で答えられなくても、合格できる場合もあります。最後まで粘り強く受け答えすることが大切ですよ。

面接では、緊張や正しく答えなければというプレッシャーもあり、真面目な人ほどうまく答えられないと感じる人も多いかもしれません。

しかし、面接で答えられなくても、それだけで不合格とは限りませんよ。なぜなら、合格・不合格はさまざまな要素を総合的に判断した結果決められるものだからです

一つの質問に答えられなかったとしても、ほかの回答が非常に良かった場合は合格になる場合がある一方で、すべての質問に流暢に答えられていても不合格になる場合もあります。

そのため、面接でうまく答えられなかったからといって諦めてしまうのではなく、最後まで粘り強く面接に臨むことが大切ですよ。

根岸 佑莉子

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どの企業の面接でも評価されるポイントは大きく3つ

面接でうまく答えられなかったとしても、面接全体で評価ポイントをしっかりと押さえていれば合格になる場合もあります。評価ポイントは大きく分けて3つあり、自己分析がしっかりとできているか、企業が求める人物像に合致しているか、将来のビジョンが明確で入社後にかなえられるか、といった点です。

自己理解の深さ、それをわかりやすく伝える能力を企業は評価しています。また、企業が求める人物像と学生の志向性・スキルがマッチしているかも大きな評価ポイントです。自分なりの言葉に落とし込み、具体的にどういった点がマッチしているのか適切に伝えることができる学生は評価されます。

最後に、将来のビジョンを明確にもっているか、将来のビジョンをその企業でかなえられるかどうかを見ている企業が多いです。これらの評価ポイントが面接のなかで十分押さえられていれば、答えられない質問があったとしても合格の可能性はあります。答えられなかったからといって慌てず面接に臨みましょう。

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まずは原因究明から!  答えられない要因を特定しよう

答えられない原因
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就活生

そうはいっても、面接でうまく答えられないと落ち込んでしまいます……。

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キャリアアドバイザー

気持ちはよくわかります。ただ、落ち込んでいるだけでは前に進めませんよ。次の面接で答えられるようになるためにも、まずは原因を分析しましょう。

「面接でうまく答えられない」という状況を脱するためには、まず何が原因で答えられないのか考えることが重要です。原因によって対策方法はさまざまなので、自分は何が原因でうまく答えられないのか振り返ってみるところから始めていきましょう。

原因①:面接対策が不足しているから

面接で答えられない時、まず原因として考えられるのは面接対策不足です。

十分な対策をしないまま面接に臨んでしまうと、自信を持って受け答えすることができません。あまりにも自信がなさそうな態度だと、面接官も不安を抱いてしまい、良い評価にはつながりにくいです

また、面接対策といってもさまざまな要素があるため、自分では十分なつもりでも実は足りない部分があった、という場合も考えられます。そのため、自分の面接対策に不十分な点はないか、基礎に立ち戻って一つひとつ確認していくことが重要です。

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キャリアアドバイザー

具体的な面接対策の方法については、こちらで詳しく解説していますよ。

原因②:そもそも答えにくい質問だから

「すぐ答えられないような難しい質問をあえてする」という面接方針の企業である可能性も考えられます。そういった企業は、あえて答えにくい質問を学生にぶつけることで、瞬発力や誠実に答える姿勢があるかどうかをチェックしている場合がありますよ

そのため、こういった質問をされた場合は答えられないのが当たり前です。企業もその点はわかったうえであえて聞く場合が多いため、慌てず落ち着いて対応できるかがポイントとなりますよ。

答えにくい質問の例
  • あなたは周りの人からどういう人間だといわれることが多いですか?
  • 苦手なタイプの人はいますか?
  • 希望の部署に配属にならなかった場合どうしますか?
  • あなたが不採用になるとしたら、どんな理由がありますか?
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キャリアアドバイザー

答えにくい質問への準備方法については、こちらで解説しているので参考にしてみてください。

原因③:緊張し過ぎてしまうから

面接でいつも緊張し過ぎてしまう人も、面接に答えられずに悩む場合があります。

緊張すること自体は決して悪いことではありません。適度な緊張には、集中力を高めたりパフォーマンスを向上させたりといったメリットもあります。

しかし、あまりにも緊張してしまうと頭が真っ白になって言葉に詰まってしまい、結果うまく答えられなくなってしまうという場合もあるでしょう。

そのような緊張しがちな人は、いかにリラックスして面接に臨めるかや、練習を重ねて場慣れしておくかが重要になりますよ。どのような対策を講じれば緊張とうまく付き合っていけるのか、試行錯誤することが大切です。

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キャリアアドバイザー

自分なりにリラックスできる方法をいくつか見つけておきましょう。具体的なリラックス法についてはこちらで紹介しています。

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原因別対策①:面接対策が不足している人がすべき4つの準備

面接対策が不足している人がすべき4つの準備
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就活生

自分では十分な面接対策をしているつもりではあるのですが……。

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キャリアアドバイザー

自分では対策しているつもりでも、抜けている部分があるかもしれません。いったん面接対策の基本に戻って確認していきましょう。

面接対策が不足しているかもしれないと考える人は、4つの基本対策を徹底してみましょう。一つひとつの対策を丁寧におこなっていくことで、過不足なく面接に備えることができますよ。

ここからは、面接対策が不足している人がすべき4つの準備について解説していきます。基礎を押さえて、不安を消していきましょう。

①自己分析や企業分析など基本的な対策を徹底する

面接対策が不足している人が一番最初にすべきことは、自己分析と企業分析です。うまく答えられないということは、質問に答えるための基本的な情報が不足していることが考えられます。

自己分析は、自分が将来どんな仕事がしたいのか、どんな強みや能力があり、それをどんなふうに活かしていきたいのかなど、就職活動をするうえで大事な指針となるものです。今一度振り返って考えてみてください。

自己分析にはいくつか方法がありますが、手軽で取り組みやすいという点から、「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」を洗い出す「Will・Can・Must」のフレームワークや、ざっくばらんに思考を深める「マインドマップ」などがとくにおすすめです。

自己分析の方法
  • 「Will・Can・Must」を考える
  • マインドマップでやりたいことや適性を洗い出す
  • 「自分史」をつくって過去を振り返る
  • 「モチベーショングラフ」でやる気の源泉を考える

また、企業分析はその企業がどんな事業をしていて、どんな強みがあるのかなどを明確にする重要な対策です。

企業分析と自己分析を十分おこなってはじめて、志望動機などの頻出質問に答えることができます。企業分析をなくしてスムーズな受け答えはないと心得ましょう

企業分析をするためには、企業の情報収集をする必要があります。企業のホームページやリクルートサイト、募集要項、インタビューサイトなどをよくチェックしたうえ、フレームワークで特徴を整理してみましょう。

企業分析の方法
  • 企業のホームページをチェックする
  • 企業の経営者のインタビューサイトを見る
  • SWOTや3Cなどのフレームワークで分析する

なお、自己分析の詳しい方法についてはこちらの記事で解説しています。改めて自己分析をしたい人はぜひチェックしてみてくださいね。

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長尾 美慧

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入社後のビジョンを考えることも基本的な対策として重要

自己分析や企業研究を徹底しておこなった後に、キャリアプランや入社後のビジョンもしっかりと準備しておきましょう。新卒の場合は、将来の成長ポテンシャルを見込んで採用されるため、しっかりとしたキャリアプランをもっており、かつ入社後のビジョンを明確に伝えることが求められます。

具体的には、入社して1年、3年、5年後にどのような仕事をしていたいか、どんなスキルや経験を身に付けていたいか、短期・中期・長期のそれぞれのビジョンを考えましょう。たとえば、「入社後1年は基礎的な業務を学び、3年後にはリーダーとしてチームを牽引したい」といった形です。

また、自分がもっている入社後のビジョンを、実際にその企業でかなえられるかどうかも重要です。どんなに良い将来ビジョンをもっていても、その企業でかなえられなければ意味がありません。その企業が目指す将来ビジョンや事業戦略と、自分のキャリアプランがどのように一致しているかを説明できれば、企業研究の質の高さや志望度の高さを評価してもらえるでしょう。

キャリアビジョンを考えるのが難しいと感じる人は、こちらの記事を確認してみてください。具体的な作成方法を例文と合わせて解説しています。

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②想定質問をリストアップして回答を準備する

面接で聞かれる質問をリストアップしておくことも、大事な面接対策です。面接で聞かれる質問は、どの企業でも似通っている場合が多いですよ。いわゆる頻出質問については事前にリストアップし、回答を準備しておくようにしましょう。

頻出質問7選
  1. 志望動機
  2. 学生時代に力を入れたこと
  3. 自己PR
  4. 長所・短所
  5. 入社してからやりたいこと
  6. 挫折経験
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キャリアアドバイザー

長所・短所など使い回しができる質問もありますが、志望動機などは企業ごとに変える必要があります。必ず企業ごとに準備してから臨みましょう。

また、志望企業に特化した頻出質問を知りたい場合は、大学のキャリアセンターや口コミサイトなどで閲覧できる「選考体験記」を参考にリストアップしてみるのもおすすめです。実際に本番で聞かれた質問など具体的な情報を掴むことができますよ

また、志望企業に特化した頻出質問を知りたい場合は、大学のキャリアセンターや口コミサイトなどで閲覧できる「選考体験記」を参考にするのもおすすめです。実際に本番で聞かれた質問など具体的な情報を掴むことができますよ。

なお、一般的に面接でよく聞かれる質問についてはこちらの記事で解説しています。リストアップに活用してみてください。

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③掘り下げ質問を考え回答を準備する

面接のなかで詳しく聞かれそうな部分については、事前に回答を準備しておくことが重要です。一般的に、面接は一問一答では終わりません。面接官は学生の回答のなかで、疑問点やもっと詳しく聞きたい部分について掘り下げて質問してきます。

そのため、頻出質問の回答を準備したら、一度面接官の気持ちになり、疑問点や言葉が足りていない部分を洗い出して聞かれそうな質問を準備しておきましょう

自分の頭でよく考えて準備しておくことで、面接官からの深掘り質問にも落ち着いて答えることができますよ。

掘り下げ質問の例
  • なぜその活動に取り組んだのですか?
  • 活動のなかで誰かと協力して動いたことはありますか?
  • なぜその目標を立てたのですか?
  • 活動するうえで気を付けていたことはありますか?
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キャリアアドバイザー

どんな質問が来そうか思い浮かばない場合は、キャリアセンターやエージェントなどに聞いてみると良いでしょう。面接官の視点に立ってチェックしてくれますよ。

特にガクチカは詳しく深掘りされやすい質問です。ガクチカの深掘り質問に対する対策方法について気になる人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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④実際に声に出して喋る練習をする

一人で面接準備をしているとき抜けがちなのが、実際に声を出して受け答えする練習です。文章で完璧な面接の回答を準備したとしても、書き言葉と話し言葉は違うため、本番でうまく言葉にできない場合があります。

そのため、答えたい内容を準備したら実際に声に出し、うまく伝えられそうか、わかりやすい内容になっているかよく確認するようにしましょう

声に出して喋る練習の際に意識すること
  • 初めて聞く人でもわかりやすい伝え方ができているか
  • 話のつなげ方が不自然ではないか
  • 聞き取りやすい声のトーンや大きさか
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キャリアアドバイザー

声に出して話してみることで、内容の違和感や矛盾に気づくことができる場合もありますよ。

なお、声に出して話してみる以外の面接練習方法については、こちらの記事で解説しています。さまざまな練習方法を試してみたい人は参考にしてみてください。

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原因別対策②:そもそも答えにくい質問な場合にすべき2つの準備

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就活生

先日の面接で、「もし落ちる理由があるとすれば、何ですか」と聞かれました……。まったく想定していなかったので、全然答えられなかったです。

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キャリアアドバイザー

それは典型的な「対応力を見る質問」ですね。回答が難しかったと思います。こういった質問への備え方について、確認していきましょう。

そもそもあえて学生が即答できない質問をする場合、企業としては学生の対応力や瞬発力、粘り強さなどを見ている場合がありますよ。

ここからは、そういった答えにくい質問への準備について解説していきます。心構えをするだけでも違ってくるので、一緒に確認していきましょう。

①短時間で自分の考えをまとめる練習をする

企業が答えにくい質問をしてくる意図として、学生の瞬発力を見たいということがあります。特にイレギュラー対応が必要な業務をこなす必要のある職種である場合、こういった瞬発力が適性の一つとして評価されるケースもあるのです

そのため、こういった質問に答えるためには短時間で自分の考えをまとめる練習が必要になります。友人や家族などに協力を仰いで、突発的に話題を振ってもらい、短時間で自分なりの考えをまとめてみるなどして練習をしてみましょう。

回答については合っていなくても問題ありません。ひとまず短時間で、端的に自分の意見をまとめることを重視して練習しましょう。

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キャリアアドバイザー

普段あまり関心やかかわりの少ない話題を選んでもらうことがポイントです。

②誠実に答えようとする姿勢を心掛ける

企業は、あなたが答えにくい質問に対してどういった姿勢で臨むのかという人間性についても着目しています。

重要なのは、お茶を濁したり嘘をつくといった不誠実な態度ではなく、なんとか考えて答えを出そうとしたり、わからないことは正直にわからないといったりなどの誠実な態度です

面接官としても即答できるとは考えていない場合が多いため、慌てず対応することが必要です。面接に挑む際には「答えられなくても諦めない」「ごまかさない」「正直に言う」などの真摯な態度で答えることを意識しましょう。

塩田 健斗

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面接での答えにくい質問を通して学生の能力を見ている企業もある

面接で答えにくい質問をするのは、コンサルティング業界や金融業界が多い傾向にあります。これらの業界は、企業によって差はありますが、他業界と比較するとストレス負荷がかかりやすい環境です。そのため、面接で答えづらい質問をすることで、学生の柔軟性やストレス耐性をはかっていることがあります。

たとえばコンサルティング業界では、問題解決力、論理的思考力、顧客への適応力が求められます。これらの能力があるか、面接では具体的かつかなり深掘りされた回答を期待されることが多いです。「なぜそう思ったのか」「なぜその行動を取ったのか」「こういった状況になったらどのような行動を取るか」など、普段からしっかり考えていないと答えづらい質問が多いです。

金融業界、とくに投資銀行や証券会社において、答えづらい質問を通して、緊張感のある環境で迅速かつ正確に判断を下す能力が見られる傾向にあります。「現在の経済情勢をどのように見ていますか?」「もしある企業が経営危機に陥った場合、どのような救済策を提案しますか?」など、普段からニュースや社会情勢にアンテナを張っていないと回答が難しい質問をされることもあるため、事前準備が必要です。

なお、コンサルティング業界についてはこちらの記事で解説しています。もっと詳しく知りたいと思った人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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コンサルティング業界は就活生から高い人気を誇る業界です。業界内に含まる企業も世界中に拠点を持っている企業が多く、グローバルな働き方を実現しやすいのも魅力の1つです。しかし、その分選考難易度も高いものとなるため、目指すなら入念な対策が必要です。この記事では、キャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、押さえておきたい対策に加えて、具体的な企業例を27社紹介しています。ぜひチェックしておきましょう。

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原因別対策③:緊張し過ぎてしまう人がすべき3つの準備

緊張し過ぎてしまう人がすべき3つの準備
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就活生

面接前にはいつもあがってしまって、うまく話すことができません。

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キャリアアドバイザー

面接は緊張しますよね。緊張しやすい人がすべき準備について確認していきましょう。

面接でうまく答えられない人のなかには、もともと緊張しすぎてしまう性格である場合があります。過度に緊張しがちな人は、完璧を目指さないよう心掛けることや、自分なりの緊張を解く方法を見つけることが大切ですよ。

ここからは、緊張し過ぎてしまう人が取り組むべき3つの準備について解説していきます。

①完璧な回答を目指さないよう心掛ける

緊張し過ぎてしまう人がまず肝に銘じるべきことは、「完璧な回答を目指さなくても良い」という考えを身に付けることです。どんなときでも常に完璧な回答をしなければと思っていると、失敗が怖くなり、ますます緊張してしまう可能性があります

そもそも、面接は人と人との会話であって、間違ったら訂正できないテストなどではありません。途中で間違ったら、訂正しながら進めていけば良いのです。面接官としても、間違った際にしっかりと軌道修正ができる学生に対して悪い印象を抱くことはほぼありません。

あまり完璧にこだわりすぎず、間違えても大丈夫という心構えで面接に臨むようにしましょう。

なお、緊張を和らげる考え方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。詳しく知りたい人は参考にしてくださいね。

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②自分なりのリラックス方法を見つける

どんなに緊張しないようにしていても、面接という特殊な環境を目の当たりにすると、どうしても緊張してしまうのが人間です。

そのため、緊張してしまうという事実は受け止めつつ、ではどうすれば緊張を緩和させることができるのか考えるところから始めましょう。

たとえば、スポーツ選手などは試合前に決まったルーティンをこなすことで緊張をほぐしているといいます。また、面接前に好きな香りを嗅ぐことでリラックスができるという人もいるでしょう。

このような自分なりのリラックス方法を見つけておけば、過度な緊張を緩和できる場合がありますよ

緊張をほぐすためリラックス方法
  • 目をつぶって深呼吸をする
  • 好きな音楽を聞く
  • 落ち着く香りのハンドクリームを塗る
  • 暖かいカイロを当てる

③模擬面接の回数を重ねて場慣れしておく

面接を数多く受けることで、緊張感を緩和させる方法もあります。面接があなたにとってめったにない経験だと、その分力が入ってしまい、過剰に緊張してしまう場合があります。

そのため、面接が珍しい経験でなくなるまで、たくさん面接を受けて場慣れすることで、緊張感を緩和させましょう

何度も面接を重ねると、どういうふうに伝えれば響くのかや困ったときはどう振舞えば良いかなどの経験値が溜まってくるため、その分余裕が生まれ、緊張も緩んでくる場合があります。

模擬面接をする際意識すべきこと
  • 本番同様の環境を準備する
  • さまざまな形式の模擬面接をおこなう
  • きちんと事前準備をしてから臨む
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キャリアアドバイザー

模擬面接は、いつも同じ人が相手だと慣れてしまうためよくありません。大学のキャリアセンターやエージェントなどをフル活用し、さまざまな人相手に練習するようにしましょう。

なお、模擬面接を効果的におこなう方法についてはこちらで詳しく紹介しています。気になる人はチェックしてみてください。

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それでも答えられない場合もある! 面接当日の対応方法を理解しよう

ここまで、面接で答えられない場合の原因と対策法を解説してきました。ただし、これらの対策がいつでも万能であるとは限りません。どれだけ対策していても、想定していなかった質問が来たり、答えに詰まってしまったりする場合もあります。

そのようなときは、面接当日の振る舞いが重要です。万が一答えに詰まってしまっても、うまく切り抜ける対応方法を把握しておけば慌てず面接に臨むことができます。安心して本番に挑むためにも、当日の対応方法を一緒に確認していきましょう。

活用しよう! 面接でうまく答えられない場合に使える便利なフレーズ3選

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どんな対策をすれば良いかはわかりました。でも、本番で答えに詰まることを想像すると怖くてたまりません……。

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キャリアアドバイザー

十分対策していても、答えられない場合もありますよね。そのような場合に便利なフレーズについて確認していきましょう。

面接当日、どうしても答えられなくなってしまった場合は、その場をどう切り抜けるかが重要になってきます。そのため、いったんその場をつなぐことができるような一言を覚えておくと便利ですよ。

ここからは、どうしても答えられない場合に使える便利なフレーズを3つ紹介していきます。一緒に確認していきましょう。

フレーズ①「申し訳ございません、少し考えるお時間をいただけますか?」

言葉に詰まってしまったときにまず重要となるのが、回答するための時間をもらうことです。想定できていない質問をされたとしても、何を話すべきかじっくり考える時間があれば、十分回答できる可能性もあります

そのため、いったん考える時間をもらいたい旨を正直にお願いしましょう。1分程度であれば、面接官としても特に悪い印象を抱くことはありません。

ただし、あまりにも長い場合は面接官としても不安になってしまうため注意が必要です。考える時間は長くても数十秒〜1分程度にしておくのが無難でしょう。

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話しはじめるときには、「すみません、お時間いただきありがとうございました」と伝えると丁寧です。

フレーズ②「ご質問いただいた〇〇とは、〇〇という認識でよろしいでしょうか?」

面接官からの質問の意味や意図があまり理解できず、どう答えたら良いかわからない場合もあるでしょう。そのような場合は、まず自分が質問を十分理解できるまで面接官に質問するのがおすすめです。

こういったフレーズで面接官に質問を投げかけることで、もっと簡単な言い回しや表現の、より嚙み砕いた質問をしてもらえる可能性もありますよ。

質問の意図を正確に理解しないままズレた回答をするよりも、いったん立ち止まって確認をすることで、より芯をとらえた回答ができるかもしれません

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キャリアアドバイザー

ビジネスの場においても、お互いの認識をそろえておくことは重要です。質問の仕方によってはむしろ好印象を残すことができる場合もありますよ。

フレーズ③「申し訳ございません、勉強不足でわかりません。帰宅後すぐに調べたいと思います」

考える時間をもらっても、嚙み砕いて説明してもらっても、どうにもわからず回答できないケースもあるかもしれません。そういった場合は、無理せず正直に「わかりません」と伝えましょう。

確かにマイナスに働く可能性はゼロではありませんが、面接は一つの質問だけでは評価は決まりません。ほかの質問に十分答えられていれば問題ない場合もあります。どうしても答えられないと思った場合は素直にわからないと答えましょう

なお、「わからない」と伝えたあとには、主体性をアピールするためにも「帰宅後に調べたいです」のような意欲を感じさせる言葉も付け加えるようにしてくださいね。

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キャリアアドバイザー

わからないことはわからないと素直に言える人間性を評価してくれる場合もあります。

諦めない! 面接でうまく答えられなかった場合の2つの挽回法

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就活生

これに答えられなかったらまずい! という質問もありますよね。志望動機とか。そういう質問に答えられなかった場合は、流石に諦めるしかないですよね……。

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キャリアアドバイザー

そうですね……。かなり難しいかもしれません。ただ、諦めず挑戦することでチャンスに繋がる場合もあるかもしれません。最後まで粘るための挽回法を確認しておきましょう。

重要な質問に答えられなかった場合でも、最後まで諦めてはいけません。挽回するためにできることが2つあります。面接の最後に言い直すことと、お礼メールを工夫することです。

もちろん、こういった挽回法が必ずしもうまくいくわけではありませんが、できる限りの手は尽くし悔いが残らないようにしましょう。

ここからは、どうしても答えられなかった場合の2つの挽回法について解説していきます。

面接でうまく答えられなかった場合の2つの挽回法
  • 面接の最後で改めて言い直す
  • 面接後のお礼メールに伝えたかった内容を添える

面接の最後で改めて言い直す

挽回法の一つとして、面接の一番最後に、答えられなかった質問を改めて言い直す方法があります。

その場では答えられなかった質問でも、面接が進むうちに「こう答えれば良かった……」と後になって回答が思い浮かぶ場合もあるでしょう。そういった場合は、面接の一番最後に設定される逆質問の時間を利用するのがおすすめです。

ひと通り逆質問が終わり、「ほかに何かありますか?」と聞かれた際、「質問ではないのですが、先ほど答えられなかった質問にもう一度答えさせてください。」などと前置きをして、言い直してみましょう

もし内容が十分評価に値するものであった場合は、結果を逆転させることができる可能性もあります。

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キャリアアドバイザー

伝え終わったら、改めて言い直す時間をもらったことへのお礼も伝えておきましょう。

面接後のお礼メールに伝えたかった内容を添える

面接が終わった後、企業に送るお礼メールに答えられなかった質問の回答を書いて送るという方法もあります。

この場合、もう面接自体は終了してしまっているため、大きく評価を覆すことは難しいかもしれません。それでも、あなたが送ったメールは必ず誰かが見ているはずです

もしあなたの評価が合格にギリギリ届かなかった場合、その小さなアクションが結果に影響しないとは言い切れません。

もちろん評価が覆らない場合も十分考えられますが、それでも悔いの残らないよう、できる手だてはすべて打つことが重要です。

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キャリアアドバイザー

お礼メールは面接後、時間を置かずすぐに送ることがポイントですよ。

新規メッセージ

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

件名:本日の面接のお礼(港太郎 〇〇大学)

〇〇株式会社

人事部 〇〇様

お世話になっております。
本日〇次面接に伺いました〇〇大学の港太郎です。
本日はお忙しい中貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。

〇〇さまとのお話を通じて、貴社のあり方や今後のビジョンを深く知ることができ、その〇〇さに深く感動いたしました。

貴社が大切にされている〇〇は、面接の中でもお伝えした私の〇〇という経験のなかでも強く重要性を感じていたことであり、そういった〇〇な理念を持つ貴社に入社したいという気持ちが一層高まりました。

また、面接のなかで頂いた〇〇という質問については明確に回答が出来ず申し訳ございません。私がお伝えしたかった内容としては、〇〇~~といったことでございます。

緊張してうまくお答えできなかったことが心残りで、恐縮ながらこのメールをもってお伝えさせて頂きました。

もしご縁がありましたら、私の〇〇という強みを活かし、ぜひ貴社の〇〇職として活躍していきたいと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

————————————–
港 太郎(MINATO Taro)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
〒100-2345
東京都新宿区××××
t-minato@×××-u.ac.jp
090-1234-5678
—————————————–

なお、お礼メールの書き方についてはこちらの記事で解説しています。お礼メールで挽回を試みたい人はぜひ参考にしてください。

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成瀬 遼

キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる

不合格になっても自分を責めないようにしよう

面接後にお礼のメールを送るなどベストを尽くしたものの不合格になってしまった場合、気持ちが落ち込むのは自然なことです。しかし、まずはベストを尽くしたことを称え、自分を責めすぎないようにしましょう。面接結果は学生自身への評価ではなく、選考基準やほかの候補者との比較のなかで決まるものです。企業側のニーズやタイミング、ほかの応募者の特性によって結果が左右されるため、過度に落ち込む必要はありません。

面接をうまく進められなかったときは、振り返って原因を特定し、改善策を考えることが非常に重要です。冷静に自分自身の改善点を見つけ、次回の選考で活かせるポイントが見つかれば、自分の努力を誇りに思うようにしましょう。失敗から学びを見つけられる人は必ず成長し、努力が報われるタイミングが訪れます。落ち込みすぎず、努力できる自分を褒めることで、次の面接では良い結果が生まれるかもしれません。

これだけは絶対に避けて! 面接で答えられず良い印象を残せない3つのケース

面接で答えられず良い印象を残せない3つのケース
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就活生

もしうまく答えられない場合でも、こういう粘り方があるんですね。最後まで諦めず、頑張りたいと思います。

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キャリアアドバイザー

ぜひそうしてください。逆に、答えられなかった場合絶対に避けるべきこともあるのですが、どんなことか知っていますか? 

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就活生

わかりません。どんなことでしょうか? 

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キャリアアドバイザー

うっかり面接官にマイナスなイメージを抱かれないためにも、一緒に確認していきましょう。

面接で答えられなかった場合に避けるべきなのは、不誠実ととらえられかねない態度を示してしまうことです。

面接官は、長期的な成長のためにも学生に粘り強さと誠実さを求める場合が多いです。そのため、逆にすぐ諦めてしまったり、誤魔化そうとしてしまった場合、大きくマイナスな印象を抱かれてしまう可能性があります。

ここからは、面接で答えられず良い印象を残せない3つのケースを解説していきます。意図せずマイナス評価をされないためにも、避けるべきことを一緒に確認していきましょう。

①すぐ諦めて「わからない」といってしまう

難しい質問であっても、すぐに答えを諦めてしまうことはないようにしましょう。面接官があえて難しい質問をしてきている場合、学生が難しい課題にどのように向き合うのかを測っている場合があります

そのため、考える素振りも見せずに「わかりません」と即答してしまうと、「考える力のない人なんだな」「仕事で難しいことがあったらすぐ諦めてしまいそうだな」と思われてしまうかもしれません。

質問に答えられないと思っても、少し考える時間をもらったり、質問の意図を詳しく説明してもらうようお願いするなどして、答えようとする姿勢があることはアピールしておきましょう。

②何も言わず長時間黙ってしまう

面接官から質問をされているにもかかわらず、長時間何も話さず黙ってしまうことのないよう気をつけましょう。

質問に答えられなかったとしても、素直に「わからないです」と伝えたり、「考える時間をもらえますか」と交渉することはできるはずです。それなのに、そういった言葉もなしに長時間黙られてしまうと、面接官も次にどう対応をすべきか困ってしまいます。

場合によっては、「黙っていればこちらがなんとかしてくれると思っているのだろうか」と人任せな態度にとらえられかねません。パニックになってしまったとしても、ひとまず面接を進めるためにも何か少しでも話すようにしましょう。

③見切り発車でまとまりのない話をしてしまう

回答が思いつかないからといって、まとまりのないことを喋ってしまうことにも注意が必要です。

回答が思いつかないまま見切り発車で話し出してしまうと、多くの場合何を伝えたいのかわからなかったり、話自体がよくわからなくなったりしてしまいがちです。そういった場合、自分で話していてかえって混乱して焦ってしまいかねません。

また、何とか答え終えたとして、一見その場は取り繕えたように感じるかもしれませんが、「わからないのに適当に答えた」という事実を面接官は見逃しません。

「仕事で重要な場面でも誤魔化す人なのかな」と思われてしまった場合、マイナスな評価をつけられてしまう場合もあります。

そのため、話の内容をしっかり考えたうえで頭のなかでまとめてから話し出すか、うまく答えられないと感じた場合は、正直に「わからないです」と伝えることを心掛けましょう

面接でうまく答えられない人によくある質問に回答! 

面接でうまく答えられない人は、そもそも面接で答えられないと不合格になってしまうのか、答えられない場合はどう振る舞えば良いのか、気になる人もいるでしょう。

ここからは、面接でうまく答えられないと感じている人によくある質問に、キャリアアドバイザーが回答していきます。気になる人はぜひチェックしてみてください。

面接で答えられないと不合格になりますか? 

面接で答えられないからといって、不合格になるとは限りません。

面接ではコミュニケーションの取り方や態度、話し方などさまざまな要素を総合して合否が判定されるので、一つの質問に答えられなくても、ほかの要素で良い印象を残せていれば合格になることも十分考えられます

ただし、志望動機や自己PRなどあまりにも基本的な質問にも答えられないと、マイナスな評価をされる可能性もあるので注意が必要です。

基本的な質問にはしっかり答えつつも、思わぬ質問がで言葉に詰まってしまったときは誠実な態度で受け答えすることを第一に心掛けましょう。

面接で答えられない場合どのように振る舞えば良いですか? 

面接で答えられない場合、素直で正直な振る舞いがポイントになります。

たとえば、とっさに答えるのが難しそうな場合は少し考える時間をもらったり、質問がよく理解できなかったときは嚙み砕いて説明してもらえるよう依頼してみたりしましょう。

それでもどうしても答えられない場合は、黙ったり誤魔化したりせず、素直に「わかりません」と伝えるようにしてください。質問には答えられなくても、あなたの誠実な人柄を伝えることができますよ

面接で答えられない=不合格ではない! 万全な対策と誠実な態度で面接を突破しよう

面接で答えられない場合の原因や対策法、当日の対応方法を詳しく説明してきました。まずは面接で答えられないということがなるべくないよう、原因別に万全な対策をしたうえで本番に臨むようにしましょう。

ただし、対策をしたからといって必ずしも面接でうまく答えられるとは限りません。当日どうしても言葉に詰まってしまう場合もあるでしょう。

そういった場合でも、一つの質問に答えられないだけで不合格になるケースは少ないので、慌てず誠実に対応することが重要です。

うまく答えられない場面があっても、自分にできる最大限の対策を重ねたうえで誠実な態度で臨むように心掛けることで、面接を突破していきましょう。

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