エントリーシートの書き方は3つの基本で変わる|重要項目の例文付き

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エントリー シート 書き方 アイキャッチ

目次

  1. エントリーシートの書き方の基本を押さえて自分だけの魅力を伝えよう!
  2. まずは基本から! エントリーシートの概要をチェック
  3. 就職の意思を伝える企業との最初のコミュニケーションツール
  4. 企業はどこを見ている? エントリーシートで判断される3つのポイント
  5. ①人柄:一緒に働きたいと思える人物か
  6. ②マッチ度:自社で活躍してくれそうな人材か
  7. ③コミュニケーションスキル:的確に思いを伝えられているか
  8. エントリーシートを書くうえで基本となる3つのポイント
  9. ①最も伝えたい結論から簡潔に述べる
  10. ②企業にアピールしたい内容を絞って書く
  11. ③スムーズに読んでもらえるわかりやすい文章を心掛ける
  12. ここで差を付けよう! エントリーシートに書く内容を絞るコツ
  13. 企業の求める人物像に最も合う強みを選ぶ
  14. 強みを具体的に伝えられるエピソードを選ぶ
  15. 入社後にやりたいことやビジョンを具体的に伝える
  16. まずはここをチェック! エントリーシートの基本情報の書き方
  17. ①日付:提出日当日か前日の日付を記入する
  18. ②住所:省略せずにすべて記入する
  19. ③学歴:正式名称で中学校から記載する
  20. ④写真:裏面に情報を記載のうえしっかりと貼る
  21. 例文付きで解説! エントリーシートの4つの重要項目の書き方
  22. ①自己PR:企業の求める人物像に合った強みをアピールする
  23. ②志望動機:志望企業ならではの理由を軸にする
  24. ③長所・短所:それぞれで矛盾がないように伝える
  25. ④ガクチカ:経験から学んだことをどう活かすかまで伝える
  26. エントリーシートの書き方で注意したい8つのチェックリスト
  27. ①誤字・脱字はないか
  28. ②余白が多すぎないか
  29. ③記号や絵文字を使っていないか
  30. ④手書きの場合文字が薄すぎないか
  31. ⑤一文が長すぎないか
  32. ⑥文章がくだけすぎていないか
  33. ⑦書き出しと締めの内容が一貫しているか
  34. ⑧各項目の内容が一貫しているか
  35. エントリーシートの書き方についてよくある質問に回答
  36. エントリーシートの書き方のポイントを押さえて企業に思いを伝えよう!

エントリーシートの書き方の基本を押さえて自分だけの魅力を伝えよう!

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。エントリーシート(ES)の書き方について、学生から以下のような質問をよく受けます。

「ESで企業が見るポイントはどこですか?」
「自分の思いや強みが伝わるESの書き方を教えてください。」

ESの質問内容に沿って回答していくうちに、どこに重点をおけばよいのか、自分の思いはきちんと伝えられるのか、不安になる人は多いようです。

そこで今回は、企業から評価されるESの書き方について詳しく解説していきます。ESとは何か、企業が見ているポイント、必要な事前準備や書く内容を絞り込むコツなどを例文とともに解説するので、ぜひ参考にしてください。

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まずは基本から! エントリーシートの概要をチェック

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就活生

ESはその名の通り、企業の採用にエントリーするためのものですよね。

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キャリアアドバイザー

そうですね。ESは就職の意思を示すものですが、書かれている内容もしっかり見られていますよ。

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就活生

志望動機なども割としっかりめに書く欄がありますしね。履歴書とはちょっと違うのはわかるのですが……。

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キャリアアドバイザー

そのあたりも含めて、まずはESが何なのかを理解しておきましょう。

ESとは、住所や氏名、学歴、連絡先といった基本的な情報に加えて、志望動機や自己PR、自分の強みなどについても記載したものです。

まずは、ESとは何のためのものなのか、ESと一緒に提出することも多い履歴書とは何が違うのかを解説します。ESの概要を知ることで、より目的に合ったものを作成することができますよ。

ESをどこで手に入れるかについてはこちらの記事で解説しています。

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就職の意思を伝える企業との最初のコミュニケーションツール

ESは、就職を目指す企業と最初に接点を持つ機会だといえます。

就活では多くの場合、まず履歴書とESを企業に提出します。企業側はそれらの書類を見て、応募してきた学生の条件やどのような人なのかを把握するのです。

先述の通り、ESには志望動機や自己PR、自分の強みなど自分に関することを多く記載します。書類を介してにはなりますが、企業側に「自分はこのような思いで応募しました。自分はこのような人物です」ということを伝える最初のコミュニケーションツールであり、第一印象を左右するものですので、しっかりと作り込む必要があります

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キャリアアドバイザー

単に記入項目を埋めるのではなく、企業に自分の思いや自分の人柄を伝えたいという気持ちを込めて作成してくださいね。

ESは手書きのほうが人柄が伝わりやすい場合もあります。ESを手書きするべき企業についてはこちらの記事で解説しています。

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エントリーシートと履歴書との違い

ESと同じタイミングで作成・提出することが多いのが履歴書です。

両者は混同されやすいですが、違いを簡単にいえばESは「自分の思いや人柄を伝えるもの」、履歴書は「自分の学歴や資格などいわゆるスペック・個人情報を伝えるもの」となります。

ただし、履歴書にもESと同様、志望動機や自己PRを書く欄が設けられていることもあります。

この場合、履歴書には志望動機や自己PRの概要を簡潔にわかりやすくまとめ、ESにはその裏付けとなるエピソードや熱意を伝える言葉も添えるといった書き分けをしましょう。

ESと履歴書の違いはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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長尾 美慧

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ESは面接選考の資料にもなるので手を抜かずに作成しよう

学生のなかには、あまり志望動機の高くない企業にESを提出し、面接選考に進めればラッキーと考えている人もいるのではないでしょうか。企業側もそのような気持ちでESを提出してくる学生がいるとわかっているので、志望度が低いというのは案外見抜かれます。

たとえば、企業のことをよく調べずに書いた志望動機や、どの企業でも使い回しがきく内容などは志望度を疑われてしまう可能性が高いです。書類選考が通過しても、面接でその部分を詳しく聞かれることも多く、落ちる原因となるでしょう。

ESは企業とのファーストコンタクトとなり、第一印象を大きく決定づけます。友人関係などであればその後に挽回できたとしても、選考は1回限りの場合が多く、リカバリーが難しいです。ESは面接選考の資料としても使われるので、手を抜かずに作成しましょう。

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企業はどこを見ている? エントリーシートで判断される3つのポイント

エントリーシートで企業に判断される3つのポイント

企業はESを通して、主に「人柄」「マッチ度」「コミュニケーションスキル」を判断しています。こうした企業が見たいと考えている点を深く理解したうえでESを作成すれば、より魅力的なESを作ることができますよ。

①人柄:一緒に働きたいと思える人物か

企業はESの内容から、「一緒に働きたいと思える人物か」を判断しています。何をもって一緒に働きたい人物だと思うかは企業にもよりますが、共通しているのは以下のような点です。

企業が一緒に働きたいと思う人物の例
  • 誠実で素直な人柄の人
  • 仕事に対する意欲がある人
  • 企業の理念に共感し、会社の一員として貢献したいという考えがある人

ESを通して企業側に「魅力的な人柄だ」と思ってもらえれば、「ぜひ一度、直接話して人柄を確かめてみたい」と面接に進ませてもらえる可能性が高まります。

人柄はESの内容以外の部分からも判断されます。用紙に汚れや折り目がつかないよう大切に扱う、手書きのESなら最後まで丁寧な字で書くといったことも意識しましょう。

ESや履歴書などの応募書類の封筒の書き方はこちらの記事で確認してください。

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②マッチ度:自社で活躍してくれそうな人材か

「自社で活躍してくれそうな人材か」も、企業がESから読み取っているポイントの一つです。企業とのマッチ度は、特に自己PRや強みから判断されます。

マッチ度が高いと判断される人物の例
  • 人柄が社風に合っている
  • 企業で活かせる強みがある
  • やりたいことや将来のビジョンが企業に合っている

ESに自己PRや強みを書く際は、志望企業の業界・事業内容や応募する職種の仕事内容からどのような能力・スキルが求められるのか考えてみてください。

実際にその企業で活躍している先輩社員を参考に、その企業とのマッチ度が高い人の特徴を分析することもおすすめです。それに合う内容をESに書けば、企業側にマッチ度を感じてもらいやすくなりますよ。

③コミュニケーションスキル:的確に思いを伝えられているか

コミュニケーションスキルも、企業側がESで見ているポイントの一つです。

自分の志望動機や仕事への熱意といった思いを的確にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力は、社会人になった後にも役立ちます。たとえばプレゼンの原稿を作ったり、取引先と商談をしたり、社内でチームを組んで仕事を進めたりする場面ではこうしたコミュニケーション能力が活きてきます。

思いを伝えるためには

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就活生

ぜひ貴社に入社したいです。

などと書くだけでは不十分です。なぜそう思うのか根拠まで添えて初めて思いの強さや本気度が的確に伝わるという点も意識してみてくださいね

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キャリアアドバイザー

これらの3つのポイントを押さえたESの作り方は後で解説しているので、あわせてチェックしておきましょう。

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

ESには自分の内面に関する記述も盛り込み人柄をアピールしていこう

企業がESで見ている3つのポイントの中で、一番重要なのは人柄です。仕事の知識やスキルは入社後に培うことができますが、人柄はその人がもともと持っている特性のため入社後に変えることが難しく、企業は求める人物像と学生が合っているかを見極めています。

企業がESを通してどのように人柄を推し量っているかというと、学生の物事への向き合い方や感受性など、内面の部分が表れている部分に注目しています。たとえば、同じ競技の部活動をやっている学生がいたとしても、どのような思いで取り組んでいたのかは一人ひとり違いますよね。

ESを作成する際は、学生時代の実績や行動したことをただ羅列するのではなく、自分の内面についても盛り込み、企業に人柄を理解してもらえるように意識していきましょう。

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エントリーシートを書くうえで基本となる3つのポイント

エントリーシートを書くうえで基本となる3つのポイント

企業にしっかりと思いを伝えるESを書くには、上記のポイントを押さえることが重要です。採用担当者は1日に多くのESを読む可能性もあり、さらにあなたのことを何も知らない状態で読むため初見の相手にわかりやすく書く必要がありますよ。

具体的にどうすれば3つのポイントをクリアできるのか、これらのポイントが重要な理由とともに解説します。

①最も伝えたい結論から簡潔に述べる

ESを書く際は、まず最も伝えたい結論から簡潔に述べましょう。最も伝えたい結論とは、「質問に対するダイレクトな回答」「企業が求めている回答」のことだと考えてください

志望動機なら「私が貴社を志望したのは〇〇だからです」、強みなら「私の強みは〇〇です」といった内容が、最初に書くべき結論になります。

ほかの要素から始めてしまうと、企業側はなかなか回答の要点がつかめず、「質問に対する答えがずれている」「何が言いたいのかわからない」と思われてしまう恐れがあるので注意が必要です。

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キャリアアドバイザー

まず結論を簡潔に述べ、そのうえでその結論を裏付けるエピソードや補足で伝えたい自分の思いなどを伝えるように意識してくださいね。

②企業にアピールしたい内容を絞って書く

企業にアピールしたい内容を絞って書くことも、ES作成時に意識したいポイントです。

たとえば自分の強みについて書く場合、思いつく強みが複数あるという場合もありますよね。しかし、そのすべてをESに書くとそれぞれの内容が薄まってしまい、「強みはたくさんあるけれどどれも印象が薄い、具体性に欠ける」という状態になりかねません

たとえばスピードが重視される企業で「与えられた仕事を地道にこなす」ということをアピールしても響かないように、企業によっては特にアピールポイントにならない強みもあるため、企業に合わせて絞り込むことが重要です。

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キャリアアドバイザー

ESでは一般的に、多くの内容を広く浅く盛り込むよりも、企業に響く内容に絞り、狭く深く書くほうが効果的です。

③スムーズに読んでもらえるわかりやすい文章を心掛ける

スムーズに読んでもらえるわかりやすい文章を心掛けることも、ES作成時のポイントです。

どんなに良い内容を書いていても、理解に時間がかかるわかりにくい文章では「コミュニケーションスキルがある」とは判断されにくいです。また、企業側は多くの学生のESを確認するので、わかりにくい文章でも時間をかけてじっくり読んでくれるとは限りません。

わかりやすい文章を書くポイントの例
  • 順序立てて論理的に話を進める
  • 読み手がわからないような専門用語は避ける
  • 視覚的にも読みやすいように適宜箇条書きや「」を使う

就活での作文スキルの高め方はこちらの記事で解説しています。

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成瀬 遼

キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる

面接で質問されることを想定してESの内容を決めていくのもおすすめ

ESに書くエピソードは、面接でアピールしたいことから逆算するのもおすすめです。面接はESをもとに質問をされることが多いため、どのような内容を話すのかを想定して、ESの内容を決めていきましょう。

ちなみに、面接でESと同じ内容を話しても良いのかと不安になる人もいるかと思いますが、同じ内容を話しても構いません。面接官はESと実際に会った学生の印象が一致しているのかを見ているため、同じ回答をしても一貫しているという印象になるのです。

ただし、面接で話すときはESの内容を暗記して棒読みになるようなことは避け、表情豊かに話したり、新しい情報を加えたりといった面接官を飽きさせない工夫もしましょう。

ここで差を付けよう! エントリーシートに書く内容を絞るコツ

ESを書く際には、内容を絞って密度の高い回答を作ることが重要です。しかし、絞り方を間違えると、的外れな内容になったり、かえって内容が薄く感じられ、企業に響かないESになってしまう恐れもあるため注意が必要です。

そこでここからは、ESに書く内容を絞るコツを3点解説していきます。ほかの学生と差をつけることにつながるので、しっかり確認してくださいね。

企業の求める人物像に最も合う強みを選ぶ

ESに書く内容を絞る際は、まず企業の求める人物像を把握して、それに当てはまる強みを選ぶようにしましょう

「企業はこういう人物を採用する」というところから逆算してESの内容を絞れば、その企業に響かない内容を選んでしまうことを防げます。

企業の求める人物像を知るおもな方法
  • 企業理念や業務内容から判断する
  • OB・OG訪問で実際に採用されて働いている人を知る
  • 採用ページの先輩社員のインタビューを読む
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キャリアアドバイザー

社長が社員について語ったインタビュー記事がネットに出ていることもあるので、社長の名前で検索をかけてみるのも良いですね。

効果的な企業研究のコツはこちらの記事で解説しています。

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OB・OG訪問の方法はこちらの記事を参考にしてください。

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強みを具体的に伝えられるエピソードを選ぶ

ESに書く強みを絞ったら、次は強みを具体的に伝えるエピソードを選びましょう。

ESで「私の強みは〇〇です。」と書いても、それが本当のことか読み手にはわかりませんよね。そこで、主張の裏付けとなるエピソードを盛り込んで説得力を持たせましょう

ただし、ESの解答欄はスペースに限りがあります。前提となる状況を説明するだけで長くなってしまうような、複雑なエピソードを記載するのは難しいですね。

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就活生

私の強みは、やると決めたら目標に向かって努力できることです。高校時代は英語が苦手でしたが、海外の人とコミュニケーションをとって各国の文化を知りたいという目標ができてからは、通学中に毎日英語の小説を読み、TOEICのスコアを600点から860点に伸ばしました。

というように、結果や成果などを具体的に示すことができ、短い文章でも十分に内容が伝わるエピソードを選びましょう。

就活での英語力の効果的なアピール方法はこちらの記事で解説していますよ。

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入社後にやりたいことやビジョンを具体的に伝える

ESでは、入社後にやりたいことやビジョンを具体的に伝えることもポイントです。

入社後にやりたいことやビジョンを伝えると、企業側に自分を採用するメリットを感じてもらえたり、採用後に活躍する姿を具体的にイメージしてもらえたりするからです

入社後にどのような存在として活躍していきたいのか、どのような成果を挙げたいのか、その会社で働くことでどのような社会貢献がしたいのかなどを考えて、ESに落とし込んでみてくださいね。

具体的なキャリアビジョンを持つ方法はこちらの記事で確認してください。

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キャリアアドバイザー

企業の方向性と自分のビジョンが合っていれば、企業とのマッチ度の高さも感じてもらえますよ。

まずはここをチェック! エントリーシートの基本情報の書き方

基本情報の書き方

基本情報の部分には、自分の考えや思いを書くというよりも、個人情報のような事実を記入していきます。そのため、志望動機や自己PRなどと比べて記入時に気が抜けてしまう人もいるかもしれません。

ここで誤字脱字などを見逃してしまい「大雑把な性格」「詰めが甘いのでは」といった印象を持たれてしまわないよう、基本情報の書き方もしっかり確認しておきましょう。

①日付:提出日当日か前日の日付を記入する

ESの日付欄には、提出日当日か前日の日付を記入してください。提出日は、メールなら送信日、郵送なら投函日、企業に持参するなら持参日のことを指します。

「日付が提出日直前だと、ギリギリのタイミングで仕上げたと思われないか」という不安があるかもしれませんが、その心配はありません。

履歴書もそうですが、ESの内容はなるべく最新のものが良いとされます。よって、提出するタイミングに近い日付を記入しても問題ありませんよ。

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キャリアアドバイザー

ES自体は提出日から余裕を持って完成させておいたとしても、日付の部分は提出日かその前日にするようにしてくださいね。

②住所:省略せずにすべて記入する

住所は、省略せずにすべて記入しましょう。丁・番地・アパートやマンション名まですべて書きます。

  • 〇「1丁目1番地ABCアパート101号室」
  • △「1-1-101」
  • ×「1-1」

住所の正式な書き方がわからない場合は、マイナンバーカードや役所からの郵便物などを見てみましょう。それでもわからなければ、住民票を確認することがおすすめです。

運転免許証やパスポートに記載されている住所は一部が省略されていることもあるので、別のものから正式な表記を確かめてくださいね。

③学歴:正式名称で中学校から記載する

学歴は中学校から記載し、「〇〇中学 卒業」「〇〇大学〇〇学部 卒業見込」などと書きましょう。学校名は正式名称を書きます。

たとえば中学校や高校は「中等学校」「高等学校」や「中等科」「高等科」が正式名称となっていることもあるので、一度確認してみてくださいね。

大学についても正式名称を確認するとともに、学部・学科まですべて書くことがポイントです。学歴の欄では、入学・卒業の年も間違いのないようよく確認しましょう。

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キャリアアドバイザー

年は西暦でも年号でも問題ありませんが、ES内では表記を統一してくださいね。

④写真:裏面に情報を記載のうえしっかりと貼る

写真は、裏面に名前や大学名、学部名などの情報を記載したうえでしっかりと貼り付けましょう。裏面に情報を記載するのは、万が一写真が剥がれても誰の写真かわかるようにするためです。

写真をしっかり貼るには貼り付けたあとに上から押す必要がありますが、素手で押すと指紋や汚れがつく可能性があります。上にティッシュや紙を乗せて押すようにするときれいに仕上がりますよ。

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キャリアアドバイザー

のりを塗るとインクが薄くなり記載した内容が見えにくくなる可能性があるので、油性のペンを使ってくださいね。

例文付きで解説! エントリーシートの4つの重要項目の書き方

エントリーシートの4つの重要項目の書き方

次は、ESの重要項目である「自己PR」「志望動機」「長所・短所」「ガクチカ」の書き方を解説します。

これらの項目は自己分析を踏まえて自分なりに文章にまとめなければならないため、「うまく書けない」「ひとまず書けたけれどこれで良いのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

4つの重要項目のポイントを例文付きで解説するので、参考にしてみてくださいね。

①自己PR:企業の求める人物像に合った強みをアピールする

自己PRでは、企業が求める人物像に合った強みをアピールして、「自分とその企業のマッチ度が高いこと」「自分を採用するメリットがあること」を伝えます

この時、「こういう強みがあります」と伝えるだけでなく、そのことを裏付けるエピソードを盛り込むことが重要です。

「周りに評価された」「こういう実績を残した」など、なるべく客観性のあるエピソードを選ぶと説得力が増しますよ。

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あわせて、その強みを企業でどう活かすのかも加えると、より自分を採用するメリットが伝わりやすくなります。

自己PRの書き方はこちらの記事で詳しく解説しています。

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自己PR例文

例文

私の強みは、「課題解決力」です。

私は大学時代、テニスサークルで広報担当を務めていました。当時の課題であった部員不足の要因を考えたところ、ほかにもテニスサークルが多くあるなかで、このサークルだからこその魅力の発信が不十分であるという点に気づきました。

そこで新入生勧誘イベントでは、従来の大学内イベントに加え、SNSを活用した広報活動をおこないました。毎日のSNSの投稿時間や投稿数、内容を試行錯誤して進めた結果、例年の2倍の新入部員を獲得できました。

こうした課題解決能力を活かして、お客様の課題解決と目標達成に貢献できる営業担当者になりたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

強みを活かして実際にどのような実績を残したのか、具体的に述べることで説得力のある内容になっています。新入部員が2倍になったと実績を数字で示している点もポイントです。

課題解決力と似ている問題解決力について、こちらの記事で解説しています。

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②志望動機:志望企業ならではの理由を軸にする

志望動機では、その業界を選んだ理由と、競合他社があるなかで志望企業を選んだ理由を明確に伝えてください

企業を選んだ理由の例
  • 企業理念への共感
  • 先輩社員への憧れ
  • 事業の社会貢献性の高さ

加えて、その業界や企業を志望するようになったきっかけを示すエピソードも盛り込むと、内容に説得力が生まれます。

その企業で働く意欲やどのようにその企業に貢献できるのかも盛り込み、志望度の高さや自分を採用するメリットを伝えることもポイントです。

志望動機がうまく書けないと思ったら、こちらの記事も参考にしてみましょう。

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志望動機例文

例文

私が貴社を志望する理由は、「顧客第一主義」の理念に強く共感したからです。

私は大学時代、ボランティア活動で病気や事故、災害で苦しんでいる方々と出会いました。そしてつらいなかでも、金銭的な助けになることで生きる力を与えてくれる保険の大切さを強く実感しました。

なかでも貴社は、「顧客第一主義」を理念に掲げ、お客様の理解度・納得度を重視した営業活動に注力されています。実際にどんなことが起こりうるのか、同じ状況に立った人がどのような点で困っているのか、しっかりと伝えることで、自分にとって何が大切かをお客様に理解していただいている点に感銘を受け、貴社を志望いたしました。

入社後も貴社の理念を常に意識し、ボランティア活動で身に付けた傾聴力を活かしながら、お客様の深層ニーズを踏まえたご提案ができるよう努力してまいります。

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キャリアアドバイザー

志望動機では、その企業を志望する理由を伝えるとともに、自分の価値観や目指す方向がその企業と合致していることを伝えることも重要です。入社後にどのように働きたいかという部分でその点をアピールできますよ。

傾聴力を効果的にアピールするための言い換え表現はこちらの記事を確認してみてください。

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傾聴力をアピールする際は言い換えることが重要です。この記事ではキャリアアドバイザーが傾聴力の言い換え例やアピールする際の注意点を解説します。言い換えを含めた傾聴力の自己PRの例も紹介するので、傾聴力をアピールしたい学生は参考にしてください。

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傾聴力は言い換えが大事! 自己PR作成のポイントや例文を紹介

③長所・短所:それぞれで矛盾がないように伝える

長所・短所では、まずそれぞれで矛盾がないようにすることを意識しましょう。

たとえば長所として「負けず嫌いで粘り強い」と述べているのに、短所で「打たれ弱い」と述べていると矛盾しているような印象になり、長所に関しても本当のことを言っているのか説得力がなくなってしまいます。

そのため、長所で「負けず嫌いで粘り強い」と述べたなら、短所では「目標があると周りが見えなくなることがある」など長所と関連する内容を挙げたり、反対に長所とはまったく関連性のない内容を挙げたりすることがおすすめです

また、短所についてはどのように直そうと努力しているかもあわせて述べておきましょう。

長所・短所の見つけ方はこちらの記事で解説しています。

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長所・短所の例文

例文

私の長所は責任感があるところです。

私は学生時代、アルバイトで土産屋の接客をしていました。観光客が多かったので、常に「自分の接客態度一つでお客様の旅の思い出や、この地方への印象が変わりうる」という点に責任を持ち、お客様に楽しんだり喜んだりしていただける接客を心掛けました。

一方、私の短所は完璧主義なところです。

何事も完璧にこなしたいという気持ちが強く、何かに取り組む際には時間をかけすぎることがあります。この短所を克服すべく、現在はタイムスケジュールを立て、時間が来たらいったん区切りをつけることを意識しています。

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キャリアアドバイザー

長所は実際に入社後に働く際にも活きそうなものであり、企業に自分を採用するメリットを感じてもらいやすくなっています。短所は、良い方向に活かせば長所にもなりうるものを選んでいる点がポイントです。

責任感の長所を効果的にアピールする方法はこちらの記事で解説しています。

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④ガクチカ:経験から学んだことをどう活かすかまで伝える

ガクチカとは、学生時代に力を入れたことを指します。

ガクチカでは「何に力を入れたか」も重要ですが、それ以上にその経験を通して何を学んだのか、どのようなスキルを身に付けたのかという点が重要です

そして、ガクチカを通して得た学びやスキルには再現性があり、仕事でも活かせるということまでアピールしましょう。

この際、志望企業の事業内容や志望職種の業務内容を踏まえることが重要です。今一度企業研究の内容を見直し、その企業に合った内容になるよう意識してくださいね。

ガクチカがないときの見つけ方はこちらの記事を参考にしてください。

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ガクチカの例文

例文

私が学生時代に最も力を入れたことは、海外ボランティア活動です。

私は、途上国の教育支援プロジェクトに参加し、現地の小学校で英語を教えていました。

現地の子どもたちは日本語も英語も話せないため、初めはコミュニケーションに苦労しましたが、ジェスチャーや絵を使って意思疎通を図り、英語を教えていました。

活動を通して身に付けた「相手に合わせたコミュニケーションをとる能力」は、帰国後に始めた塾のアルバイトで、各生徒の性格や学力に合わせた教え方をする際に役立ちました。

貴社に入社後も、さまざまなニーズを持つお客様一人ひとりに合わせたコミュニケーションを意識し、信頼関係を築いていきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

ガクチカを通して得た能力が、すでに別の場面でも活かされたエピソードを盛り込むと、その能力の再現性の高さに説得力が生まれます。入社後の活躍を現実的にイメージできるため、企業側からも評価されやすくなります。

コミュニケーション力の言い換え表現はこちらの記事で確認しましょう。

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ESを書く際には、内容だけでなく見た目を意識することも重要です。良い内容を書いていても、読みにくい書き方になっていたり真剣さが伝わらない書き方になっていたりすると、評価が下がってしまう可能性がありますよ。

ESの書き方で注意したいポイントを8つ紹介するので、これらの点も意識してES作成を進めていきましょう。

①誤字・脱字はないか

ESでは、誤字・脱字はないかよく確認しましょう。

誤字・脱字があると、企業側から詰めの甘さを懸念される可能性があります。また、ES作成に慎重さが感じられないことから「それほど志望度は高くないのでは?」と思われてしまうことも考えられます。

ESを書き上げたら少し時間をおいて、冷静に誤字・脱字を確認してみてくださいね。

誤字・脱字を防ぐ方法の例
  • 目で追うだけでなく声に出して読んでみる
  • Wordの校閲機能を使う
  • 第三者に確認してもらう
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誤字・脱字によるESの書き直しを避けるためには、事前に鉛筆で下書きをしてから上書きをすることもおすすめです。

②余白が多すぎないか

ESでは、余白を多く作らないことも重要です。

ESの解答欄は、「だいたいこの欄が適度に埋まる程度の内容を書いてほしい」ということを想定した大きさになっています。

余白が多すぎると「内容が物足りない」「意欲や志望度の高さが感じられない」と判断される可能性があります

わざと文字を大きくしたり、改行を多くしたりして余白を埋めるのも印象が良くありません。小手先のテクニックで余白を埋めるのではなく、しっかり回答の内容を深めて文章量を増やしてくださいね。

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解答欄の8割は埋まるように意識し、埋まらない場合はエピソードを追記するなどを検討するようにしましょう。

③記号や絵文字を使っていないか

企業に渡す公的な書類であるESでは、基本的には記号や絵文字は使いません。記号や絵文字を使うとフランクな印象になり、真剣さが伝わらなかったり、TPOを弁えていない印象になったりするからです

「!」や「?」は一見使っても問題ないように見えるかもしれませんが、これらも必要性がない限り使わないほうが無難です。

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ただし、改行ができない仕様のESにおいて、見やすさを高めるために行替えしたい箇所に「⚫︎」や「/」を入れるのは問題ありません。

④手書きの場合文字が薄すぎないか

手書きのESの場合は、文字が薄すぎないか確認しましょう。

手書きのESは基本的にペンで記入します。そのため極端に文字が薄くなることは考えにくいですが、たとえばインクの色が黒ではなくグレーがかっていたり、文字の太さが細すぎたりすると読みにくくなってしまいます

インクは黒で、ペンの太さは5mmや7mm程度のものを選ぶことがおすすめです。

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企業のホームページからESをプリントアウトして記入する場合は、印刷された文字や枠線が薄くなっていないかも確認してみてください。

⑤一文が長すぎないか

一文が長すぎないかも、要注意ポイントです。

一文が長すぎると、読み手は内容を理解しにくくなります。一文のなかにいくつも情報が盛り込まれていると文章が整理されていない印象にもなるので、一文に盛り込む情報は基本的に一つと考えてください

たとえば「〇〇なので××」という文章は「なので」のところで区切り、「〇〇です。そのため××」とすると短い文章に分けられます。

一文の文字数の目安は60文字以内、長くても80文字までと考えると無理なく文章を作りやすいですよ。

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あまり短文を続けすぎると淡々とした機械的な印象になってしまうので、バランスを見つつ文章の長さを調整してみてくださいね。

⑥文章がくだけすぎていないか

文章がくだけすぎていないかも、ESで注意すべきポイントです。

ESは企業に提出するものなので、ビジネス文書を意識して書く必要があります。文章がくだけすぎていると、「マナーが身に付いていない」「状況に合わせたコミュニケーションがとれないのではないか」などと思われてしまう恐れがあります

くだけた文章の例
  • ×「〜してない」→〇「〜していない」
  • ×「来れない」→〇「来られない」(ら抜き言葉)
  • ×「だから」・「なので」→〇「そのため」・「したがって」(口語表現)

⑦書き出しと締めの内容が一貫しているか

ESでは、書き出しと締めの内容が一貫しているかも確認してみてください。

たとえば「私が貴社を志望した理由は、貴社の事業の社会貢献性に感銘を受けたからです」という書き出しなのに、締めで「このように、私は貴社の企業理念に共感しました」と書いていると、結局どちらが志望動機なのかがわからなくなってしまいます。

これではせっかく思いを込めた志望動機でも、企業側には響きませんよね。書き出しの結論と、それを説明する中盤の文章、そして最後のと締めの内容が一貫しているかも、ES作成後に確認してみましょう

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迷いながら書いているうちに、いつのまにか書き出しと締めの一貫性がなくなっていることがあるので注意が必要です。

⑧各項目の内容が一貫しているか

書き出しと締めが一貫しているかだけでなく、各項目の内容が一貫しているかも確認すべきポイントです。

たとえば自己PRで「人とかかわることが好きで、積極的に周りを巻き込んで行動していける」と書いているのに、短所の欄で「人見知り」と書いていると、企業側はその学生がどのような人なのか、イメージしにくくなります。

もちろん、人の性格や人柄には矛盾した要素が含まれていることもあります。

しかし、ESでは書面上でしか自分のことをアピールできません。読み手の混乱を避け、自分の人柄をわかりやすく伝えるためにも、各項目の内容は矛盾しないよう意識してくださいね

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

ESに一貫性を持たせるために各項目で何を書くか決めてから作成しよう

ESに一貫した内容を書くためには、すべての質問事項に目を通し、それぞれ書くポイントを決めてから文章を作成するのがおすすめです。質問順に埋めていくような方法だと、一貫性を保つのに苦労する場合がありますよ。

各項目のポイントを決める際には、一言で答えるとしたら何と答えるかを考えてみましょう。各項目の内容が一貫しているかのチェックがしやすく、意味が矛盾などしていないかを判断しやすくなります。

回答に一貫性のあるESは、採用担当者からすると学生の人物像や入社後の姿がイメージしやすくなります。結果的にあなたがアピールしたいことも伝わりやすくなるので、ES全体の構成を考えてから文章を作成するようにしてくださいね。

エントリーシートの書き方についてよくある質問に回答

最後に、ESの書き方についてよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

就活では複数の企業にESを提出するため、書き分けに苦労することもありますよね。課外活動やアルバイトなど学業以外のことを書いても良いのか、ESの書き方をどのように勉強すれば良いのかといったお悩みも多いです。

よくある質問への回答を確認し、エントリーシートの書き方にさらに自信を持てるようにしましょう。

  • エントリーシートの書き方は企業によって変えたほうがいいですか?

    ESの書き方を企業ごとに変える必要はありません。基本的にはこの記事で解説した通り、アピールする内容を絞り、結論から簡潔に述べるようにしてください。そして、誤字・脱字やくだけた文章などはないかよく確認しましょう。ただし、書く内容については企業ごとに少しずつ変える必要があります。求める人物像は企業ごとに違うからです。

    内容の一部は使い回し、一部は企業に合わせてアレンジすると効率的にES作成ができます。ただし、一部をアレンジすることで各項目に矛盾が生じることもあるので、ES作成後は毎回全体の読み直しをしてくださいね。

  • アピールポイントは学業に絞ったほうがいいですか?

    アピールポイントを学業に絞る必要はありません。学業の話は、主に勤勉さや専門性をアピールしたいときに盛り込むと効果的です。しかし、コミュニケーション能力や行動力などは、サークル活動やボランティア活動、アルバイトなどの経験のほうがアピールしやすいことも多いですよね。企業は学生のさまざまな面を知りたいと思っていることからも、アピールポイントは学業に絞らなくても良いといえます。

    ただし、アピールする要素を絞ることは重要です。企業に響くアピールポイントを見極めて、1つのエピソードを深く伝えるよう意識してくださいね。

  • エントリーシートの書き方は本などで勉強したほうがいいですか?

    ESの書き方の勉強法には、本以外にも「就活エージェントや知り合いの先輩、OB・OGに添削してもらう」「ESの書き方セミナーに参加する」などさまざまあります。どの勉強方法が合っているかは人によるため、本にこだわらず広くさまざまな勉強方法を検討してみてください。本で勉強する場合は、なるべく新しい本を選ぶことがポイントです。

    また、ESを書くためには業界分析や企業分析も重要なので、ES対策に特化した本だけでなく、さまざまなジャンルの本を見てみることもおすすめです。

エントリーシートの書き方のポイントを押さえて企業に思いを伝えよう!

ESは、企業とのファーストコンタクトを担うものです。自分の人柄や企業とのマッチ度、コミュニケーションスキルが伝わる内容に仕上げましょう。

この時、企業が求める人物像を踏まえて何をアピールするのか絞ることがポイントです。

結論から書く、一文が長くなりすぎないようにするなどのポイントも押さえ、自分の思いをわかりやすく伝える工夫もしてみてくださいね。

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