目次
- インターンの選考を突破するには事前準備が肝になる
- インターンの選考をおこなう理由
- どんな選考があるか覚えておこう! インターンの4つの選考方法
- 書類選考:エントリーシートと履歴書で審査される
- 適性検査:能力検査と性格検査をおこなう
- 面接:個人面接とグループ面接のどちらを採用しているかは企業次第
- グループディスカッション
- インターンの選考での採用基準
- 社風とマッチしているか
- 自社への志望度は高いか
- インターンの選考に臨む際の事前準備
- 企業が求める人物像を把握しておく
- インターンの種類を確認しておく
- インターンの選考時に突破率を上げる3つのコツ
- ①身だしなみに気を配る
- ②結論から簡潔に回答する
- ③逆質問ではインターンへの参加をしたい旨を念押しする
- 3ステップで簡単! インターンの選考を突破するための志望動機の伝え方
- ①インターンに参加したい目的を伝える
- ②理由を具体的なエピソードを交えて伝える
- ③インターンで学びたいことを伝える
- インターンの志望動機の例文3選
- 例文①
- 例文②
- 例文③
- インターンの選考に落ちても本選考に影響はあまりない
- インターン 選考に関するQ&A
- インターンの結果は採用に直結するのか?
- インターンの選考は3・4年生が優遇されるのか?
- 採用担当者に刺さる志望動機を作成してインターンの選考を突破しよう
インターンの選考を突破するには事前準備が肝になる
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。インターン(インターン)の選考を控えている学生から
「インターンの選考はどんなものをおこなうのか分かりません」
「選考はどうしたら突破できるのでしょうか」
という声が寄せられています。インターンの選考内容が分からないからぶっつけ本番で臨もうとしている学生もいるのではないでしょうか。
インターンの選考を突破するには事前準備が肝になりますね。ある程度おこなう選考が決まっていたり、頻出質問に回答したりするため、対策をした学生が有利になるでしょう。
ここではインターンの選考方法や採用基準、選考に臨む際の事前準備だけでなく、選考を突破するための志望動機の伝え方も例文付きで解説します。インターンの選考を突破したい学生はぜひ参考にしてみてください。
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インターンの選考をおこなう理由
インターンの選考をおこなう理由を把握していない学生もいるのではないでしょうか。選考をおこなう背景が分かると、インターンでどう立ち振る舞うべきかがイメージできるため、チェックしておきましょう。
- 応募してきた学生の数が参加枠に対して多いため:インターンの選考は参加枠が限られており、応募者の数が上回る場合がほとんど。
- 即戦力になりそうな学生を優先的に参加させるため:知名度の低い企業は新卒就活だけで人材を確保するのは難しい。自社の選考を受けてもらうためにもインターンで業界や仕事への理解を深めてもらう。
リクルートキャリアの就職みらい研究所の「就活白書2021」によると、「仕事理解の促進」「採用を意識し学生のスキルを見極める」などがインターンを開催する理由でした。
企業側としては優秀な人材を確保するため、多くの学生に参加してもらいたい気持ちは山々ですが、業務の合間を縫って開催する背景から参加者を絞らなければなりません。そのため、インターンの選考はおこなわれていますね。
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どんな選考があるか覚えておこう! インターンの4つの選考方法
インターンの選考方法は基本的に本選考とほぼ変わりありません。ただ、面接で聞かれる内容が頻出質問が中心だったり、適性検査では能力検査がおこなわれなかったりする違いがありますね。ここではインターンの選考方法を4つ解説します。
書類選考:エントリーシートと履歴書で審査される
書類選考をおこなうメリットは一度に多くの学生を審査して人数を絞ったり、記載内容を見れば、その後の選考でも応募者の経歴が一目でチェックできたりすることですね。
- エントリーシート:自分の価値観や能力を伝えることが目的。自己PRや志望動機、企業独自の質問への回答を記載する。
- 履歴書:名前・年齢・住所など自分の基本情報やこれまでの経歴などを知ってもらうことが目的。正確な情報を記載する必要がある。
履歴書やESは郵送したり、面接に持参したりと提出方法がさまざまありますね。企業によって異なるため、きちんと確認しておきましょう。
履歴書の提出を求められている人はこちらの記事を参考にしてみましょう。作成方法別に作成のポイントについても詳しく紹介しています。
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適性検査:能力検査と性格検査をおこなう
適性検査は能力検査と性格検査に分かれていますね。受験方法はWeb上で受けたり、選考会場で受けたりするなど企業によって異なるでしょう。
- 能力検査:SPIの言語と非言語が主流。企業によっては英語や構造把握能力が出題される場合がある。
- 性格検査:日頃の行動や考え方に関する質問がメイン。回答を統計的に処理することで、人との接し方や仕事への取り組み方などと関係が深い学生の性格特徴を測定する。
適性検査は「業界や職種で活かせる能力があるか」「企業の風土とマッチしているか」などを測るために実施されていますね。
キャリアアドバイザー
能力検査の対策をしていないと焦っている学生もいるのではないでしょうか。ただ、インターンでは就活とは違い、学力を測る能力検査を実施しない企業が多いため、心配はいらないかもしれません。念のため、企業からのメールをチェックしておきましょう。
面接:個人面接とグループ面接のどちらを採用しているかは企業次第
インターンの面接では応募者自身のことや参加目的を問われることがほとんどですね。書類だけでは判断できない人柄を把握するためにおこなわれます。
個人面接とグループ面接のどちらを採用しているかは企業次第なので、例年の傾向を採用サイトでチェックしたり、先輩に聞いたりして調べておきましょう。
- 個人面接:1人の学生を面接する形式なので。話を採用担当者にじっくり掘り下げてもらえる。質問内容はインターンへの参加理由や自己PRがメイン。
- グループ面接:複数人の学生を一度に面接する形式のため、1人の回答時間が少ない。効果的なアピールをするには端的に話す必要がある。質問内容は個人面接と同じ。
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グループディスカッション
グループディスカッションを経験したことがない学生もいるのではないでしょうか。グループディスカッションとは与えられたテーマについて、4〜6人のグループで議論して結論を出して発表する選考ですね。
出した結論だけでなく、議論の様子や結論を出すまでの過程もチェックしており、以下の学生の能力を把握しています。
- 協調性
- 進行力
- 発言力
- リーダーシップ
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新しい商材の売り出し方など自社商材に関するテーマが多いですね。「AIに代替されない人材とは?」といった時事問題が出される場合もあるため、日頃からニュースをチェックしたり、自分事化して考える癖をつけたりしてみてはどうでしょうか。
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インターンの選考での採用基準
インターンには採用基準を満たしている学生を参加させていますね。基準は企業によって異なりますが、ここではどの企業のインターンの選考でも共通している採用基準を解説します。
社風とマッチしているか
快活な体育会系な職場があれば、黙々と仕事をこなす職場もあるなど企業によって社風は大きく異なります。社風にマッチする人材が企業で活躍している場合が多いため、採用担当者は企業風土と相性が良い学生を採用する基準にしているでしょう。
優秀な学生でも社風にマッチしないと、会社になじめないストレスなどから業務で成果を出せないかもしれません。雰囲気になじめる会社なら他の社員からの励ましもあり、仕事がキツく感じにくくなる場合もありますね。
自社への志望度は高いか
「どんな会社のインターンでもいい」と思っている学生より「〇〇分野に興味があり、御社の業務を体験したい」と思っている学生にインターンに参加してほしいと考えるのが自然ですよね。
インターンは業界・企業理解を深めてもらう機会でもあります。志望度の高い学生なら本選考に参加してくれる可能性が高いため、インターンにも採用されやすいでしょう。
キャリアアドバイザー
志望度の高さを伝えるには業界研究をして、その企業のインターンではないといけない独自の理由を伝えてみるのをおすすめします。
インターンの選考に臨む際の事前準備
就活生
インターンの選考はどんな準備をしておくべきでしょうか。
キャリアアドバイザー
参加するインターンの種類や内容をチェックしたり、企業が求める人物像を把握しておいたりしましょう。就活でも役立つ視点なので、選考を受けることは無駄になりません。
インターンの選考は対策しない学生も多く、事前準備次第で突破率がかなり変わりますね。自己PRや志望動機を練る際の材料にもなるため、ここで解説する事前準備を欠かさずにおこなっておきましょう。
企業が求める人物像を把握しておく
前述したとおり、インターンの採用基準は企業とマッチする人材であることですね。自社にマッチする人材は企業が求めている人物像として発表されている場合が多いため、把握しておきましょう。
- 企業の採用サイトを確認する
- OB・OG訪問で質問する
- アルバイトで社員を観察する
- インターンの説明会に参加する
企業側としては入社後に活躍できそうな人材を見つけることもインターンを開催する目的です。優先して参加させるべき学生だと分かってもらうために、企業が求める人物像と自分の強みが合致する部分をアピールしてみてはどうでしょうか。
インターンの種類を確認しておく
インターンの種類について把握できていない学生もいるのではないでしょうか。インターンの種類によって得られる経験やスキルも異なりますね。
- 短期(1〜2週間程度):職場見学・ワークショップなど
- 長期(1ヶ月以上):実務型
短期インターンは業界や企業の知識を深めることが目的なので、新しい知識を得たい旨を志望動機にも含めておきましょう。
一方、長期インターンは社員1人として業務に参加して実務経験が積めるだけでなく、成果によってはそのまま内定がもらえるかもしれません。そのため、経験を積み、成果を出したいことをアピールしてみてはどうでしょうか。
キャリアアドバイザー
自分が参加するインターンの種類に合わせて自己PRの意気込みを変えるのをおすすめします。
キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる
企業に対する理解を深めるだけではなく、当然ながら自己分析も忘れないようにしましょう。たとえば過去から現在までの自分史を作ってみることで、自分がどのようなことに関心を持っているのか気が付くことができます。自分の特徴を改めて知ることができれば、どのような企業の社風が自分に向いているかなど予め仮説を立てることも可能となるでしょう。
何も準備をしないままインターンに行く会社を選ぼうとするとその膨大な数に驚き、怖気づいてしまう可能性もあります。その際に、ある程度自分の判断軸を持つことができていると適切な取捨選択をしながらインターン情報を入手していけるようになります。「そもそもインターンで何をしたいのか」気づく機会にもなりますね。
もちろん、インターンの段階でしたら自分の考えが日に日に変化していっても何ら問題ありません。最初は手探り状態でも構いませんが、何も行動せずに慌てるのではなく、事前準備の大切さを肝に銘じて行動しましょう。
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インターンの選考時に突破率を上げる3つのコツ
インターンの選考では採用担当者がチェックしているポイントを見抜き、対策するしかありません。就活の選考でも使えるコツでもあるため、ここで把握しておきましょう。インターンの選考時に突破率を上げるコツを3つ解説します。
①身だしなみに気を配る
身だしなみは清潔感があることが前提になります。インターンにはスーツで参加するのが基本ですが、自由な社風の企業は私服での参加を指定される場合も多いでしょう。
以下のようにスーツの場合とオフィスカジュアル(私服)の場合で気をつけるべきポイントが異なりますね。
- 男性:スーツは無地かつ黒・紺・ダークグレーなど。ネクタイはチェック・ドット・ストライプなどの一般的な柄+紺・青・グレーなど落ち着いた色。
- 女性:スーツは黒色など。健康的に見えるナチュラルメイクがベター。
- 男女共通:鞄は資料や応募書類などが入るA4サイズの自立するビジネスバック。腕時計はアナログのもので、色はシルバーか黒色など。
- 男性:シャツにジャケットを合わせるor夏場はポロシャツなど襟付きのトップスを選ぶ。
- 女性:シャツやブラウスに合わせて清潔感のあるスカートとかっちり目のパンツを合わせる。
- 男女共通:アイテムは華美な装飾を避けた黒・紺・白などのベーシックカラーでまとめる。
就活の身だしなみについて詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。
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第一印象が重要視されがちな面接では、就活での身だしなみはとても重要です。今回は、就活生の身だしなみで見られているポイントと、気をつけたい身だしなみポイントをキャリアアドバイザーが男女別に紹介していきます。面接当日の身だしなみチェックポイントも紹介しているので、面接直前にもチェックしてみてくださいね。
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②結論から簡潔に回答する
就活生
学生時代は野球部に所属しており、チームワークの大切さを感じていました(エピソード)+御社もチームで企画をする文化があり、今回は実際の業務を体験できるということでインターンに参加したいと思いました。
上記のようにインターンに参加したい理由を話す際の前置きが長いと、話している間は何の話をしているのかが分かりにくいですよね。
結論から述べることで採用担当者に「これから〇〇の話をします」という旨が伝わります。
キャリアアドバイザー
インターンの面接だけでなく、就活の面接でも基本的に結論から回答しましょう。
③逆質問ではインターンへの参加をしたい旨を念押しする
逆質問が思いつかない学生もいるのではないでしょうか。苦し紛れでインターン情報に記載されていることを質問してしまうと、志望度の低さが露見してしまうかもしれません。
就活生
営業職として実際に商談する機会を設けていただけると記載があり、大変楽しみにしています。事前に把握しておくべき情報はございますか?
といった業務内容に絡めたインターンへの参加をしたい旨を伝えると、インターンでも意欲的に学んでくれそうな期待感を持ってもらいやすいです。逆質問の内容から採用担当者にインターンで活躍する姿をイメージしてもらいましょう。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
たとえば長期インターンなどでは実際に実務に携わる機会が設けられていることも多いです。企業は学生に即戦力を求めているわけではありませんが、だからといって勤務時間中に終始つきっきりで指導をする時間はないかもしれません。だからこそ、学生自らが主体的に学習して行動をすると企業としてもとても助かります。
インターン選考での逆質問では、ぜひ上記のように「もっと学んでいきたい」という姿勢を忘れないようにしましょう。この他にも、「事前に読むべき業界の本はありますか」「インターン前に身につけておくべきスキルはありますか」など様々なバリエーションが考えられます。
反対に、「シフトは自由ですか」など、働き方に関する質問はあまりしすぎない方がいいでしょう。もちろん学生側も部活や家庭の事情などの理由を抱えているでしょうから絶対にダメというわけではありませんが、初めからこうした内容を前面に押し出しすぎるのは避けた方が無難と言えます。
志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!
「この仕事に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを上手く説明できないと悩む就活生は多くいます。
そんな時は無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう!5つの質問に答えるだけで、AIがあなたの志望動機を言語化します。
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3ステップで簡単! インターンの選考を突破するための志望動機の伝え方
志望動機の内容が良くても、伝え方が悪いとマイナスな評価につながってしまいます。ただ、ここで紹介する伝え方を実践すれば、インターンに参加したい理由を納得してもらいやすくなるでしょう。ここではインターンの選考を突破するための志望動機の伝え方を3ステップで解説します。
インターンの志望動機の作成方法について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。
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インターンシップの志望動機は目的意識が重視されるので、そこを明確にすると魅力的な内容になりますよ。 この記事では、本選考との違い、ポイント、魅力的な伝え方などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画や人気業界の例文も参考にして選考を通過してくださいね!
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①インターンに参加したい目的を伝える
「〇〇という目的があるから、〇〇をするためにインターンに参加したい」という結論から伝えましょう。結論から伝えることでその後の理由や具体的なエピソードのオチが分かり、話を理解してもらいやすくなりますね。
キャリアアドバイザー
前述したとおり、できるだけ独自性のある目的を伝えてみてください。どんな企業にも通用する内容では「他の企業のインターンでも良いのでは?」と思われてしまい、採用を避けられてしまうかもしれません。
②理由を具体的なエピソードを交えて伝える
「なぜ志望したのか」という理由を伝えてください。この際に具体的なエピソードがあると、参加したいと思った根拠になりやすく、説得力が増しますね。
就活生
文化祭実行委員に所属しており、集客を増やすようなステージ発表を企画することで、PRの面白さに気づきました。御社の「地方出身者限定」などターゲットを明確にしたイベントを見た際に戦略を知りたいと思いました。
上記のようなエピソードが裏付けになり、インターンに参加したいことを納得してもらえる可能性が上がります。
③インターンで学びたいことを伝える
インターンは参加することが目的ではありませんよね。前述したとおり、企業側は将来的に戦力になりそうな学生を優先的に参加させたいため、「インターンではどんなことを学びたいのか」を伝えて、学ぶ意識の高さをアピールしましょう。
就活生
今回のインターンではイベント企画のイロハを学び、特に学生の興味を引くようなイベントを企画したいと思います。
上記のように学びたいことを伝えるには、事前にインターンの具体的な内容を把握しておくのをおすすめします。
インターンの志望動機の例文3選
ここではインターンの志望動機の例文を3つ用意しました。前述したインターンの選考を突破するための志望動機の伝え方を網羅して作成しているため、参考にしてみてください。
例文①
私は御社のターゲットを限定したイベント企画に興味があり、戦略を学ぶためにインターンに参加したいと考えています。私は文化祭実行委員に所属しており、そこで集客を増やすようなステージ発表を企画することでPRの面白さに気づきました。御社の「地方出身者限定」などターゲットを明確にしたイベントを見た際に戦略を知りたいと思いました。今回のインターンではイベント企画のイロハを学び、特に学生の興味を引くようなイベントを企画したいと思います。
キャリアアドバイザー
インターンに参加したい理由に独自性があり、志望度の高さが伝わる内容でした。話の流れやインターンへの志望動機が論理的にまとめられているため、理解しやすいですね。
例文②
私は御社の家電開発事業に興味があり、開発にかかわる知識を蓄えるためにインターンに参加したいと考えています。私は大学で商品開発を学んでおり、年に数回開発のコンペにも参加しています。家電開発は新しい機能を盛り込むことが大切だと思っていましたが、必要な機能以外を引き算するシンプルな御社の商品を見て、固定概念が崩れました。今回のインターンでは商品開発部の社員さんから開発の姿勢や必要な知識を把握しつつ、御社の業務を理解したいと思い、応募させていただきました。
キャリアアドバイザー
短期インターンに参加する志望動機として、業界・企業理解を深めたい姿勢は評価されやすいでしょう。インターンで学びたいことが明確化されており、志望度や意識の高さが感じられる内容ですね。
例文③
私は広告を通して新聞社を支えたいという思いがあり、御社のインターンで広告営業を学びたいと考えています。私は新聞で普段から情報収集をすることが多いのですが、最近はネットで情報を得ている学生が多く、知識が偏っている場合もあります。新聞なら満遍なく、知識を得られるため、社会的な常識を身につけられます。新聞について調べていくうちに、新聞社の売上は広告収入によって成り立っていることを知りました。そこで屋台骨である広告局の営業職として広告枠を販売するインターンに参加しようと決心しました。今回のインターンでは広告営業のスキルを上げることはもちろん、長期的にお付き合いできるような顧客を開拓したいと思います。
キャリアアドバイザー
インターンに参加したいと思ったきっかけが新聞社でないといけない理由になっていますね。本選考に参加してくれそうな意欲が高い学生であることが伝わる例文でしょう。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
インターンの志望動機では、現在疑問に思っていることや興味の範囲、そして参加をして学びたいことを書けるといいでしょう。上記の例文からもわかるように、「自分の経験からもっとこんなことを知りたいと感じた」「自分の学べる範囲以上のことを知るにはインターンに参加をする必要がある」など、学習意欲の高さをアピールしていきましょう。時々、「入社後には〇〇で貢献したい」など、本選考と混同した書き方をする人がいますが、そこまで深く記載する必要はあまりありませんよ。
なお、当然ながら、「周りの人が参加しているから自分も応募をした」といった主体性のない志望動機は避けて書きましょう。どうしても強い志望動機が思い浮かばない場合でも、その企業のインターン情報を見ているということは何かしらピンときた部分があるはずです。それを言語化できるように誰かに相談をしてみるのもおすすめです。
インターンの選考に落ちても本選考に影響はあまりない
インターンの選考に落ちたら、志望企業から採用されにくくなることを恐れている学生もいるのではないでしょうか。インターンは採用活動の一環ですが、インターンの選考に落ちても本選考に影響はあまりありません。
- 本選考:企業の将来にかかわるため、「企業の社風に合うか」「業績に貢献できるか」などを役員クラスも含めて慎重に検討する。
- インターンの選考:インターンは就業体験を通じて業務を学生に理解してもらうことが目的。選考は多すぎる応募者を絞るためにおこなっている。
また、インターンの選考は本選考とは内容が異なったり、選考後も学生は経験を積んで成長したりします。そのため、本選考ではフラットに判断してもらえるでしょう。
インターン 選考に関するQ&A
ここではインターン 選考に関するQ&Aをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてください。
インターンの結果は採用に直結するのか?
経団連の「採用選考に関する指針」によると、「インターンは採用選考活動とは一切関係がないことを明確にしておこなう」という旨が記載されており、採用直結型インターンは禁止されていますね。
しかし、インターンシップが採用に影響しているというデータも存在します。株式会社学情による全国の企業採用担当者(1,617社)を対象におこなったアンケートでは次のような結果が出ています。
- インターンシップ内で選考・内定出しを行っている【8.8%】
- インターンシップ参加者は通常選考で優遇する【31.9%】
- 通常選考で優遇まではしないが、インターンシップで参加者限定の情報提供やセミナー等を実施している 【33.5%】
- インターンシップ参加者と通常受検者との区別はしない【25.8%】
このような現状を踏まえ、経団連と国公私の大学トップが採用と大学教育の未来について議論をおこなう「産学協議会経団連」が実施した協議会(2022年4月)では、「インターンシップの基準を明確化し、基準を満たしたインターンシップと採用を結び付けることを許可する」という方向性の新しいルールの実現に向け、動き始めようという議題も上がっています。
インターンと採用の結びつきについて、現状と展望について理解しておくことも重要になるでしょう。
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現状は「インターンと選考は結びつかない」とされていますが、今後インターンのルールが変わることでインターンへの参加が選考へ影響することもあるでしょう。
採用直結型インターンについて詳しく知りたい学生はこちらの記事を参考にしてみてください。
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インターンからの採用がある企業は実際あります。ただ、すべての企業がそうというわけではないため、採用を狙って参加するなら事前リサーチが欠かせません。この記事ではキャリアアドバイザーがインターンに参加することによる採用へのリアルな影響を解説します。
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インターンの選考は3・4年生が優遇されるのか?
採用に直結するようなインターンや優秀な学生に特別選考ルートを用意したい企業のインターンの場合は3・4年生が優遇されるかもしれません。
ただ、学年関係なく採用している企業も多いため、早い時期からインターンに参加するのはおすすめですね。
インターンに2年生から参加するメリットを知りたい学生はこちらの記事も参考にしてみてください。
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採用担当者に刺さる志望動機を作成してインターンの選考を突破しよう
インターンの選考は倍率が高い分、選考で採用担当者の印象に残るような発言をしなければ採用されにくいでしょう。ただ、対策をしていない学生も多いため、事前準備をするだけでもライバルに差をつけられます。
まずは採用担当者に刺さる志望動機を作成してインターンの選考を突破しましょう。
選考では志望動機や自己PRから「将来的に企業で活躍できるポテンシャル」を感じられる学生であることをアピールしてみてはどうでしょうか。