目次
- ITベンチャーを志望するなら実態や7つの魅力を知ることから始めよう!
- そもそも意味は? まず知っておきたいITベンチャーの定義
- 違いから理解を深めよう! ITベンチャーの前提知識
- スタートアップ企業:経営戦略が異なる
- 大手企業:企業規模や必要とされるスキルが異なる
- 有名企業とあわせて紹介! ITベンチャー企業の3つの分野
- ①ITサービス
- ②広告
- ③コンサルティング
- 自分に合う職種を見つけよう! ITベンチャー企業の主な4つの仕事
- 営業:成約につなげる高い営業力がもとめられる
- マーケティング:業界の流行を敏感にキャッチすることが大切
- エンジニア:少人数で幅広い分野で活躍できる
- デザイナー:コミュニケーション能力が活きる
- 自己成長にぴったり! ITベンチャー企業の7つの魅力
- ①主体性や裁量権を持って働ける
- ②意見を聞き入れてもらいやすい
- ③責任ある仕事を任せられる機会が多い
- ④企業の成長に立ち会うことができる
- ⑤実力や実績で評価をしてもらえる
- ⑥ノルマ型の仕事も多く報酬が上がりやすい
- ⑦幅広くスキルや経験が身につく
- 事前に確認! ITベンチャー志望なら知っておきたい7つの現実
- ①人材育成に力を入れる余裕がない場合がある
- ②マニュアルやルールが確立されていない場合がある
- ③企業の業績が悪いと収入が不安定になりやすい
- ④一人ひとりの業務量が多くなりやすい
- ⑤福利厚生などの制度が整っていない場合がある
- ⑥環境の変化が大きく柔軟な対応がもとめられる
- ⑦将来性に不安がある企業もある
- 当てはまるかチェック! ITベンチャーに向いている人の特徴7選
- ①スキルアップを目指して継続的に努力ができる
- ②将来起業を考えている
- ③世の中の変化に敏感
- ④チームプレイが得意
- ⑤新しいことへの挑戦が好き
- ⑥やりがいを重視して仕事を選びたい
- ⑦成長意欲が強い
- ITベンチャーへの就職を叶える! 就活成功のための3つの極意
- ①早めに就活を始める
- ②長期インターンに参加する
- ③IT業界に特化した就活サイトや就職エージェントを活用する
- ITベンチャーについてよくある質問に回答!
- ITベンチャーは魅力満載! 実態や3つの極意を押さえて就職を成功させよう
ITベンチャーを志望するなら実態や7つの魅力を知ることから始めよう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から
「ITベンチャーにはどのような企業がありますか?」
「ITベンチャーに就職するメリットを教えてください」
といった質問をよく受けます。ITベンチャーにはたくさんの魅力がありますが、人によっては働くうえで苦労を感じる点もあります。それぞれを理解したうえで就職先を決めることが大切です。
この記事ではITベンチャーの特徴やどのような人が向いているのかを解説します。ITベンチャーが自分に合っているかどうかを見極め、ベストな選択をして就活を成功させましょう。
そもそも意味は? まず知っておきたいITベンチャーの定義
ITベンチャーに明確な定義はありません。ただし一般的には、IT業界で独自の技術や製品を武器に成長する企業がITベンチャーと呼ばれています。
「ベンチャー」は冒険を意味する「アドベンチャー」から転じた言葉で、冒険的な試みを意味するものです。これまでなかった新しい技術をもとに、新規事業を展開する企業を指しますよ。
また新しくできた企業を指す場合もあり、まだ成長過程にある企業をベンチャー企業と呼ぶこともあります。つまりITベンチャーとは、IT業界で新しいことにチャレンジしたり、起業して間もない企業を指すものと覚えておきましょう。
キャリアアドバイザー
違いから理解を深めよう! ITベンチャーの前提知識
就活生
ITベンチャーの定義は理解したのですが、ほかの企業との違いがいまいちわかりません……。
キャリアアドバイザー
確かに「ITベンチャー」には違いが判別しにくいほかの言葉もあってわかりにくいですよね。
就活生
そうなんです。企業選びのときに困ってしまって……。
キャリアアドバイザー
企業選びをするうえでは企業理解が欠かせませんからね。ではITベンチャーとあわせてよく聞く言葉との違いを解説します。
ITベンチャー企業には、スタートアップ企業のように少し似た意味を持つ言葉があり、混同している学生もいるでしょう。またベンチャー企業と大手企業にある具体的な違いも、明確にはわからない学生もいますよね。
ここからは企業選びをするうえで理解必須なそれぞれの言葉の意味や特徴との違いから、ITベンチャーについての解説をしていきます。
IT企業に就職する方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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スタートアップ企業:経営戦略が異なる
ベンチャー企業に並んでよく聞く言葉にスタートアップ企業があります。ベンチャー企業とは異なる経営戦略を掲げており、企業の成長スピードにも違いがありますよ。
- ベンチャー企業:既存のビジネスモデルに沿った長期的な成長を狙う
- スタートアップ企業:ビジネスモデルを一から作り出し短期間で急激な成長を見込む
ベンチャー企業は革新的な技術や商品を扱うものの、長期的な成長や安定した利益を得るためにビジネスモデルは既存のものに沿って展開していきます。一方でスタートアップ企業はまったく新しいビジネスモデルや市場を開拓し、短期間のうちに急激な成長と巨額の利益を狙う経営戦略を持っているのが特徴です。
キャリアアドバイザー
ベンチャー企業は初期からある程度収益が見込めるのに対し、スタートアップ企業は初めのうちはほとんど収益がない場合もあります。その代わり一度軌道に乗れば売り上げが格段に上がることが多いですよ。
大手企業:企業規模や必要とされるスキルが異なる
ITベンチャーとIT系の大手企業の間には、企業規模はもちろん必要とされるスキルに違いがあります。
まずITベンチャーは比較的少人数で仕事をする企業が多く、一人ひとりのスキルの高さが重視されることが多いのが特徴です。また裁量権を持って働ける場合が多いため、自分の意見が反映されやすかったり受け持ったプロジェクトの全体を俯瞰して仕事ができるという特徴があります。
- 少人数で仕事をすることが多い
- 個人のスキルが重視される
- 裁量権を持って仕事ができる
- 会社として安定している
- コミュニケーション能力が必要とされる
- 大人数で仕事をすることが多い
一方IT系の大手企業は会社として安定しており、福利厚生が充実している場合が多くあります。企業の社会的信頼性も高いので、比較的継続して仕事を受注しやすいでしょう。また大人数で仕事をする場合が多いので、円滑にコミュニケーションを取るスキルや相手に合わせて柔軟に業務を進める能力が必要とされる場合がありますよ。
キャリアアドバイザー
ITベンチャーと大手企業にはそれぞれの良さがあります。どちらが自分に合っているのかを見極め、より力を発揮できる環境を選ぶことが大切です。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
就活は自分の未来を左右する重要なイベントです。ITベンチャーと大手企業、どちらが自分に合っているか悩むのは当然のことなので、焦って物事を決めないように注意してください。
これまで見てきたとおり、ベンチャーは柔軟性や自由度が高く自らのアイディアを生かしやすい反面、安定性は大手に比べて不安な点もあります。一方大手はブランド力があり研修制度が整っているものの、組織が大きいため裁量権を得る機会は限られることもあるでしょう。
ITベンチャーか大手か悩んだときは、自分の価値観と長期的なキャリアビジョンを考えることが大切です。今までで居心地が良かった環境や自分の強みを活かせた環境を言語化したり、何年後にどのような自分になっていたいかを明確にしてそれに合った環境を選びましょう。転職などでどちらも経験をしたことがある人に話を聞いてみるのもおすすめです。
有名企業とあわせて紹介! ITベンチャー企業の3つの分野
就活生
ITベンチャー企業の特徴がつかめました! さっそく企業選びをしてみようと思います!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 一言にITベンチャー企業といっても、企業によって異なった分野の仕事をしています。どの分野に進みたいかもあらかじめ絞っておく必要がありますよ。
就活生
そうなんですね。具体的にはどのような分野があるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
大きく分けて3つの分野があります。順番に説明していきますね。
ITベンチャー企業には、大きく分けて3つの分野があります。仕事内容がそれぞれでまったく異なるので、特徴を理解して自分に合った分野の企業を目指すことが大切ですよ。
ここからは、ITベンチャーの分野の特徴について解説していきます。あわせて有名企業も紹介しているので、企業探しの参考にしてくださいね。
①ITサービス
ITサービスは、人々の暮らしや企業の活動を支える商品・サービスを提供する職種を指します。たとえば通販サイトの運営やインフラ整備、企業で使用される業務システム・勘定系システムを手がける仕事です。
ただしこれはITサービスのごく一部で、ほかにも多種多様な事業内容があります。選択肢が豊富にある一方、自分にマッチした企業を見つけるには入念な企業分析が必要ですよ。
キャリアアドバイザー
ITサービスの分野は、ITベンチャーに就職して直接人々や企業の役に立つような仕事がしたいと思っている人におすすめです。
②広告
広告分野では、インターネット広告を取り扱います。代表的なものではWebページの閲覧中に見かけるバナー広告や、動画視聴中に差し込まれている動画広告などが挙げられますね。
スマートフォン(スマホ)の普及によりスマホでのインターネット利用が増加した影響で、広告市場は順調に拡大しています。
電通が2022年度の日本の広告費に関する調査結果をまとめた「2022年 日本の広告費」でも、新聞、雑誌、テレビ、ラジオを介した広告費は前年比97.7%と減少しているのに対し、インターネットを介した広告費は前年比104.4%と増加していることがわかりますね。
キャリアアドバイザー
この分野はもともと広告系の仕事がしたいと思っていた人や、クリエイティブな仕事に興味がある人におすすめです。
③コンサルティング
ITコンサルティングは、企業の課題をIT技術を使って解決する仕事です。企業の経営戦略を聞き、それを実現するにはどのようなツールが必要か、どのように予算を使えば良いのかなどを決める役割を担います。
1つの企業の将来にかかわる仕事なので、責任がある分やりがいが大きいのが魅力の1つです。一方で最新のIT技術を学び、顧客への選択肢を多く用意しておく必要があります。トレンドの移り変わりが激しいIT業界で常に最新の知識を取り入れなければならない点で苦労を感じることもありますよ。
キャリアアドバイザー
コンサルティングは大きな裁量を持って働きたい人や、仕事をするうえで常に達成感を味わっていたい人におすすめです。また情報のキャッチアップが苦にならないかどうかも重要なポイントですね。
新卒でITコンサルを目指す場合のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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自分に合う職種を見つけよう! ITベンチャー企業の主な4つの仕事
就活生
一言にITベンチャー企業といってもさまざまな分野があるんですね!
キャリアアドバイザー
そのとおりです。どのような仕事がしたいかを深掘りして考えることが大切ですよ。
就活生
ただどの分野も具体的な業務内容が想像しづらいです……。どのような仕事をしているのでしょうか?
キャリアアドバイザー
良い質問ですね! ITベンチャー企業ではもとめられる仕事がおもに4つあります。それぞれどのような仕事なのかさらに詳しく解説していきますね。
ITベンチャー企業とはいっても、もとめられる仕事はエンジニアだけではありません。企業を支えるさまざまな仕事があるので、そのなかから自分の希望に合った職種を見つけることが大切ですよ。ここからは、ITベンチャー企業で募集されるおもな4つの仕事について解説していきます。
営業:成約につなげる高い営業力がもとめられる
ITベンチャー企業でもとめられる仕事の1つが営業職で、自社で扱っているソフトウェアやシステムを売り込む役割を担います。企業の売り上げを支える大切な役目ですね。
ITベンチャー企業で営業をするうえでのポイントは、成約につなげる高い営業力が必要になることです。IT業界では日々多くのベンチャー企業が設立されており、同じような立場のライバルが多い傾向にあります。
また大手企業のような社会的信用が確立されていない場合もあるので、顧客や顧客の信頼を獲得していない状態で一から関係性を築き、成約につなげる必要がありますよ。
キャリアアドバイザー
ITベンチャー企業で営業職に就くと大変なことも多いですが、その分成約につながった際の喜びは大きいでしょう。企業の売り上げに直接貢献できるので、モチベーションを維持しやすいのも魅力の1つですね。
IT営業職を志望する人はこちらの記事も参考になりますよ。向いている人の特徴や就職に有利になる資格についても紹介しています。
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IT営業は、情報システムやサービスを提供して企業の悩みの解決方法を提案する仕事です。営業スキルに加えてITの専門知識も求められますよ。IT営業の魅力や向いている人、キャリアパスまで、キャリアアドバイザーが徹底解説します。
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マーケティング:業界の流行を敏感にキャッチすることが大切
マーケティングの仕事は、自社の商品やサービスを売るための営業戦略を立案することです。市場の動向やトレンド、顧客のニーズをキャッチして商品やサービスの売り込み方、売り出すタイミングを見極めます。
IT業界は流行の移り変わりが激しく日々新たなシステムが開発されているので、常に最新の動向を確認しながら今もとめられているものを素早く判断することが大切です。ITベンチャーには競合も多いので、いかに情報を素早くキャッチするかが仕事の成果を左右しますよ。
キャリアアドバイザー
ITベンチャー企業でマーケティングをすることで、トレンドをキャッチする能力が養われます。商品やサービスの売り上げが数値としてダイレクトにわかる点もやりがいにつながりますよ。
エンジニア:少人数で幅広い分野で活躍できる
IT企業と聞いて1番にイメージする仕事がエンジニアという人も多いですよね。エンジニアはシステムの設計や開発、テストなど技術系の仕事を幅広く担当します。
ITベンチャーでは大手企業と違い少人数で仕事に取り組む場合が多いので、裁量権を持って仕事ができる分もとめられるスキルも多岐にわたる場合が多いです。また一人ひとりの実力が重視されることもありますよ。
キャリアアドバイザー
ITベンチャー企業では多くの場合大手企業と違って下請け企業に仕事を任せず、すべての仕事を自分たちでこなします。そのため多くの分野で実務経験を積むことができるのが魅力といえるでしょう。
デザイナー:コミュニケーション能力が活きる
デザイナーはその名のとおり、デザイン全般を担当する仕事です。仕事内容は職種によってさまざまですが、たとえばWebデザイナーならWebページのデザインやWebページ内に設置する動画・画像のデザイン、作成などを担当しますよ。
特に自社のWebページのデザインを手掛ける場合には、集客に大きく影響するため重要な役割を担います。まだ世間に知られていないITベンチャー企業の場合は、その重要性もよりいっそう大きなものになりますよ。
また顧客企業のWebページなどを作成するときは、相手がどのようなものをもとめているのかを正確にキャッチするコミュニケーション能力も必要です。相手のニーズを正確に汲み取ることで仕事がスピーディーにでき、顧客の満足度向上につながります。
キャリアアドバイザー
自分のアイディアが形になり、納得する形で仕事を達成できた際には大きなやりがいを感じることができるでしょう。また顧客からの感謝の言葉や喜ぶ姿を直接見られることがやりがいにつながる場合も多いですよ。
自己成長にぴったり! ITベンチャー企業の7つの魅力
- 主体性や裁量権を持って働ける
- 意見を聞き入れてもらいやすい
- 責任ある仕事を任せてもらえる機会が多い
- 企業の成長に立ち会うことができる
- 実力や実績で評価をしてもらえる
- ノルマ型の仕事も多く報酬が上がりやすい
- 幅広くスキルや経験が身につく
就活生
ITベンチャー企業にはエンジニアだけでなくさまざまな仕事があるんですね!
キャリアアドバイザー
そのとおりです! ほかの業界でもできる仕事もありますが、それぞれにITベンチャー企業ならではの魅力がありますよ。
就活生
でも、もう少し具体的に魅力を知りたいです。
キャリアアドバイザー
ではここからはITベンチャー企業の魅力をより詳しく解説しますね。
ITベンチャー企業は業界特有の傾向や職場環境から得られるものが多く、IT系人材として成長したいと感じている人にはうってつけの環境です。ここからは、ITベンチャー企業で働くことの魅力を詳しく解説していきます。
①主体性や裁量権を持って働ける
ITベンチャー企業の魅力としてまず挙げられるのが、大きな裁量権を与えられる点です。新しい分野のために仕事の方法が確立されていないことがあったり、分業制でないことが多いために自分にとってやりやすい方法が比較的実践しやすい環境ですよ。
主体性を発揮して働けるシーンが多いので、自分で仕事の環境やペース、進め方を管理しながら働きたい人や、指示を受けるのではなく自分で考えて行動をしたい人にはとても良い環境といえますね。
また大手企業のように全社的なルールが確立されていない場合も多いので、自分にとって効率が良かったりやりやすい方法で仕事を進めることを受け入れてもらいやすいでしょう。規律にとらわれずにのびのびと仕事ができることが多いですよ。
キャリアアドバイザー
裁量権があるといっても何もかも好きにできるわけではなく、あくまで企業に利益をもたらすことができるかどうかで判断されます。自由度が高い分、成果をもとめられることが多い点は忘れないでくださいね。
②意見を聞き入れてもらいやすい
ITベンチャー企業は少人数で仕事を進めていく場合が多いので、自分の意見や考えが上司に届きやすく、良いものと判断されれば仕事の方針に取り入れてもらえることもあるでしょう。
もちろん仕事について不満がある場合も、企業を良くしていくための貴重な意見として聞き入れてもらえることが多くあります。不満や不安を解消しやすいのも大きな魅力の1つですよ。
またトレンドの移り変わりが激しいIT業界では、若手社員の視点が重宝される場合もあります。積極的に意見を発信しながら仕事にかかわっていきたいと考えている人には、非常にやりがいのある環境といえますね。
キャリアアドバイザー
とはいえ実現不可能なものや自分本位な意見は聞き入れてもらえません。意見を一方的に発信するのではなく、それがどのように実現できるか、どのように企業に役立つかまで考えられると良いですね。
③責任ある仕事を任せられる機会が多い
ITベンチャー企業は少人数で仕事を進めることが多い分、任せられる仕事も責任あるものが多くあります。若手だからといって簡単な仕事ばかり回されるのではなく、成果を出して実力が認められれば大きな仕事にかかわるチャンスを与えられる環境です。
小さな成果をコツコツ積み上げるよりも、いち早く大きな成果を積んで力をつけていきたいと考えている人は希望を叶えやすい環境といえるでしょう。
キャリアアドバイザー
もちろん入社していきなり責任ある仕事を任せてもらえるわけではありません。初めのうちは着実にスキルを身につけて成果を積み上げ、大きな仕事がしたいという意欲を周囲にアピールすることが大切です。
④企業の成長に立ち会うことができる
ITベンチャー企業の魅力として、企業の成長に立ち会うことができ会社とともに成長していく感覚を得ることができる点も挙げられます。自分の頑張りが直接企業の成長につながる可能性が十分にあるので、やりがいを感じやすい環境ともいえますね。
成長過程の企業では困難なこともありますが、そのような環境で成功を収める経験や、まだ社内の誰も達成していない目標を成し遂げたときの喜びは大きいでしょう。
キャリアアドバイザー
もちろんすべてのITベンチャー企業が成長に立ち会える環境というわけではありません。企業とともに成長できる環境で働きたいなら、いつ起業したのか、売上成績はどの程度かに注目して企業研究をしてみましょう。
⑤実力や実績で評価をしてもらえる
ITベンチャーは実力主義である場合が多いので、年齢や勤続年数にかかわらず成果を上げた分だけ評価をされ待遇に反映されやすい環境です。頑張れば目に見える形で評価してもらえるので、モチベーションを維持しやすいのも魅力の1つですよ。
ただしすべてのITベンチャー企業が実力主義とは限らないので、企業研究の時点で下調べをする必要があります。昇給制度があるか、年間の昇給回数は1回以上あるか、社員の昇給実績はあるかを求人サイトやホームページで確認しておきましょう。
⑥ノルマ型の仕事も多く報酬が上がりやすい
ITベンチャー企業にはノルマ型の仕事が多いので、頑張りが評価に直結し報酬が上がりやすい企業が多いのも大きな魅力です。
ITベンチャー企業は1人が1つの仕事を一貫して担当する場合が多いため、それぞれが担当している範囲と成果が明確に把握できます。そのためノルマに応じた評価がしやすく、企業によっては昇給の判断基準をノルマに対する達成率にしている場合も多いのです。
キャリアアドバイザー
すべての企業がノルマ型の評価制度を取り入れているわけではないので、採用ページで評価基準を確認しておきましょう。面接での逆質問の時間に聞いてみるのもおすすめです。
⑦幅広くスキルや経験が身につく
ITベンチャー企業は下請けに仕事を任せたり分業制にせず仕事を一貫して受け持つ場合が多く、職種の枠を超えてさまざまな仕事を体験することができます。そのため幅広く知識やスキル、経験を身につけることができるのもITベンチャーで働く魅力ですよ。
また裁量権が大きいITベンチャーでは早いうちからプロジェクトリーダーを任されることもあり、部下を持つことでマネジメント経験を積むことができます。仕事を成功させればより大きな仕事にかかわれるチャンスも巡ってくるので、責任感ある仕事のリーダー経験を積むことができますよ。
キャリアアドバイザー
大切なのは自分から新しい知識を取り入れていくことです。特にIT業界はトレンドの移り変わりが激しいので、情報はこまめにキャッチアップしていきましょう。
事前に確認! ITベンチャー志望なら知っておきたい7つの現実
- 人材育成に力を入れる余裕がない場合がある
- マニュアルやルールが確立されていない場合がある
- 企業の業績が悪いと収入が不安定になりやすい
- 一人ひとりの業務量が多くなりやすい
- 福利厚生などの制度が整っていない場合がある
- 環境の変化が大きく柔軟な対応がもとめられる
- 将来性に不安がある企業もある
就活生
ITベンチャー企業で働くうえでの魅力がとてもよくわかりました。自分を成長させるにはうってつけの環境ですね!
キャリアアドバイザー
そのとおりです! ただし、もちろん良い面だけではありません。ITベンチャー企業ならではの大変なこともあるというのは知っておく必要がありますよ。
ITベンチャー企業にはたくさんの魅力がありますが、その反面大変なことや苦労することもあります。そういった面にも目を向けて、自分に合った環境かどうかを見極めることが大切です。ここからはITベンチャー企業を志望しているなら知っておきたい現実を解説します。
①人材育成に力を入れる余裕がない場合がある
ITベンチャー企業は人手不足に悩まされているところも少なくありません。その課題を解決するために新卒採用をする一方で、まったくの未経験者を一から育て上げる余裕のある人材が不足している場合もあるのです。
そのため仕事に慣れるまでは自分自身で学ばなければならないことが多く、仕事の進め方を理解するのに時間がかかってしまう可能性があります。できることが増える達成感が大きい分、その段階にいたるまでに苦労が多いのも実情です。
キャリアアドバイザー
できるだけ教育体制が整っている企業に就職したい場合は、ホームページに研修制度についての言及があったりセミナーの実施実績がある企業を探してみましょう。
基礎知識を身につけるうえではITパスポート試験を受けてみるのがおすすめです。就活への活かし方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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②マニュアルやルールが確立されていない場合がある
特に起業して間もないITベンチャー企業にいえることですが、マニュアルやルールが確立されていない可能性がある点にも注意しましょう。
まだ企業として成長途中のITベンチャー企業では製品やサービスを顧客に提供して利益を生むことに重きを置く場合が多いので、総務的なルールや人事規定があいまいなこともありますよ。その結果、残業管理がきちんとされていなかったり、仕事を頑張っても評価に反映されにくい可能性があるのです。
また仕事の方法がマニュアル化されていないことがあるので、まったくの初心者として入社した際にキャッチアップに時間がかかることも考えられます。
キャリアアドバイザー
もちろんすべての企業がこういった実態を抱えているわけではありません。事前にしっかりとリサーチをして、希望の働き方ができる企業かどうかを見極めることが大切ですよ。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
マニュアルやルールが確立されていない会社に就職することに不安を覚える学生も多いでしょう。比較的働きやすいITベンチャー企業に就職するためには、取り扱っているサービス内容にも着目してみてください。たとえば人材関連のサービスを提供している場合には、社内でも教育や働きやすい環境作りに力を入れているケースが多いですよ。
またベンチャー企業といえども役員の数が多かったり、組織体制がしっかりしている会社の場合には体制が整っていることがあります。
創業年数が浅い、従業員数が少ない場合はマニュアルが確立されていないことがありますが、100人規模の会社になると制度を整えなければ事業が回らなくなるとも言われており、ある程度のルール化が進んでいる場合があります。会社概要や口コミサイトでリサーチをしておきましょう。
③企業の業績が悪いと収入が不安定になりやすい
大手企業であれば、多少業績が悪い月があったとしても基本給から給与が差し引かれることはほとんどありません。一方でそうとは限らないのがITベンチャー企業が抱える課題の1つです。
ITベンチャー企業のなかには成長途中の企業も多くあります。その場合企業の資本に余裕がなく、毎月の企業の業績によって収入に増減がある可能性も0とはいえないのです。
もちろん収入が不安定になる事態は決して多くはなく、企業側もそうならないような取り組みを徹底しています。しかしやむを得ない場合もあることは覚えておきましょう。収入が下がる月が出てくる可能性を理解し、企業研究の際には経営状況にも注目しておくことが大切です。
キャリアアドバイザー
長期的な企業の売上や、企業の主力となっている事業における業界の傾向を見ることである程度は把握することができますよ。
企業の業績や経営状況を把握するには、徹底した企業研究が欠かせません。企業研究にはいくつかのコツがあるので、こちらの記事で確認しておきましょう。
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④一人ひとりの業務量が多くなりやすい
ITベンチャー企業では1つの仕事を1人が一貫して進めるため、裁量権が大きい一方、業務量が増える点も覚えておきましょう。
というのも、業務量が多くなったからといって任される仕事の量が調整されるとは限らないのです。ITベンチャー企業は人手不足のところも多いので、スケジュールが厳しくても仕事を受けなければいけない場合もありますよ。
キャリアアドバイザー
任される業務量の実態については、会社の口コミサイトから情報を得るのも1つの手です。ただしITベンチャー企業は業務改革のスピードも速い傾向にあるので、3~5年前までを目安に見てみましょう。
⑤福利厚生などの制度が整っていない場合がある
ITベンチャー企業には起業してから年数があまり経っていない場合もあるので、福利厚生に関する制度の整備が進んでいないケースもあります。また企業の資本に余裕がなく、福利厚生を充実させることができない企業もありますよ。
大手企業であれば受けられることが多い補助が受けられない場合があるので、その点は注意しておきましょう。
ただし、企業の業績が安定してきたり社員の希望が多ければ後から制度が追加されることもあります。入社時点で福利厚生を重視しすぎると、特にITベンチャー企業においては選択肢が狭まりやすくなる点に注意が必要です。
キャリアアドバイザー
欲しい福利厚生に優先順位をつけるのがポイントです。外せない条件とできれば欲しい条件にわけて企業探しをしましょう。
⑥環境の変化が大きく柔軟な対応がもとめられる
IT業界全般にいえるのは、環境の変化が大きく柔軟な対応がもとめられることです。特に最近は技術の発展が目覚ましく、日々新たな技術が開発されています。
その変化に対応するために、企業でも新しいサービスや商品開発をすることが必要とされますよ。特にITベンチャー企業は競争相手も多いので、この変化についていくことができるかどうかが企業の売上を大きく左右します。
自分自身も常に新しい知識を取り入れ、目まぐるしく変わる業界の変化に柔軟に対応する必要があります。これはITベンチャー企業で働くうえでのやりがいでもあり、難しい面でもあるでしょう。
キャリアアドバイザー
この点に関しては業界の動向にアンテナを張り、変化を受け入れ勉強を怠らなければ解消できます。自分がそれほど熱意を持って働けるかどうかはしっかりと考えておきましょう。
⑦将来性に不安がある企業もある
ITベンチャー企業にはまだ大きな実績がなく、経営基盤が不安定で将来性に不安があるところもあります。そのため資金を投じて開発した新製品やサービスが顧客に受け入れられないと、赤字となってしまい事業の継続が困難になってしまう可能性があるのです。
そのような状況に陥ってしまっては会社が倒産することも考えられるので、将来性に不安がないかどうかは事前にしっかりと確認しておきましょう。
キャリアアドバイザー
長期的な企業の売上推移をチェックすることが大切です。また面接の際に経営陣の考え方を聞いてみるのも良いでしょう。経営者に具体的で無理のないビジョンがあるかどうかを見極めてくださいね。
当てはまるかチェック! ITベンチャーに向いている人の特徴7選
- スキルアップを目指して継続的に努力ができる
- 将来起業を考えている
- 世の中の変化に敏感
- チームプレイが得意
- 新しいことへの挑戦が好き
- やりがいを重視して仕事を選びたい
- 成長意欲が強い
就活生
メリットとデメリットを見ていると、自分が向いているのかが不安になってきました……。何か適性を見極めるための指標はないでしょうか?
キャリアアドバイザー
確かに仕事選びをするうえでは適性も大切ですね。ではITベンチャー企業で活躍しやすい人の特徴を見てみましょう。
ITベンチャーで自分の力を発揮し活躍していくためには、自分に適性があるかを事前に把握しておくことが大切です。
ここからは、ITベンチャーで活躍しやすい、向いているといえる人の特徴について解説していきます。
文系は適性が低いのではと不安に感じている人は、こちらの記事をあわせて参考にしてみてください。
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①スキルアップを目指して継続的に努力ができる
IT業界は変化が激しいものです。新しい技術が開発されれば、その都度技術についての知識を身につけスキルアップしていく必要がありますよ。この努力を苦に感じてしまうと、ITベンチャー企業で実力を発揮するのは難しい可能性があります。
新しいことに興味を持ち積極的にスキルを身につけて仕事に活かしていくことができる人は、ITベンチャー企業で活躍できるでしょう。ITベンチャー企業では仕事でもスキルアップでもスピード感を重視されることが多いので、率先して取り組める人が向いています。
キャリアアドバイザー
スキルを身につけることで、自分の市場価値を高められます。IT業界が人手不足に陥っているとはいえスキルがなければ仕事もなくなってしまうので、もとめられる人材となるための努力は怠らないでくださいね。
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②将来起業を考えている
ITベンチャーに向いている人の特徴の1つとして、将来起業を考えていることも挙げられます。ITベンチャーはフラットな組織体制の企業が多く、役員クラスの社員や社長との距離感が近い企業も多いので、会社経営のノウハウを身近に学べる機会が多いのです。
特に近年IT業界は勢いを増しており、これからも長く必要とされる業界の1つといえます。業界自体が経営者になりたい人にとってうってつけの環境ですよ。
キャリアアドバイザー
ITベンチャーは企業規模が小さく、業務を外注せずに一括して自分たちで引き受ける場合も多くあります。そのため多くの仕事を経験でき起業の際に必要な知識を網羅的に学べることもありますよ。
キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
もちろん、ITベンチャーを目指しているからといってすべての学生が起業を考えているわけではないでしょう。たとえ起業が目標ではなくても、ベンチャー企業は若いうちからさまざまなことに挑戦するチャンスに恵まれているので、将来長く活かせるスキルが身につきますよ。
コンサルタントや営業などのスキルは、失敗も含めて経験をするからこそ身につくものです。いつまでも先輩の同行にとどまるのではなく、早い段階から挑戦ができる環境に身を置くことで学びも多くなります。
長いキャリアのなかで子育てや介護、はたまた自分の病気や怪我などで時には自分のプライベートを優先する必要がある時期がやってくるかもしれません。そのような場合でも、ベンチャー企業で早い段階から多様なスキルを身につけておけば柔軟にキャリアのことを考えられる可能性がありますよ。
③世の中の変化に敏感
ITベンチャー企業で活躍するには、世の中の変化に敏感にアンテナを張ることももとめられます。IT業界のトレンドの移り変わりは早く、日々生み出される新たな技術についていく必要がありますよ。
いち早く流行をつかんでこれから必要になる知識を身につけるには、何よりも世の中の変化に敏感であることが大切です。IT業界内のニュースだけでなく、社会情勢に目を向けて広い視野を持つことを意識しましょう。
キャリアアドバイザー
毎朝ニュースを見ることで、社会情勢の流れをつかめるようになります。慣れてきたらその変化がどのようにIT業界に影響するかを考えられると良いですね。
④チームプレイが得意
誰とでも問題なくコミュニケーションを取ることができ、自分の意見を押し通すのではなく周りの考えを尊重しながら仕事を進められる人もITベンチャー企業に向いているでしょう。
ITベンチャー企業のなかには社員数が少ない企業も多く、少人数でチームを作って仕事を進めていく機会も多くあります。
少数精鋭で仕事を遂行するからこそ、うまく連携がとれないとパフォーマンスが低下してしまいますよね。その結果一人ひとりの能力がうまく発揮されなくなってしまうのはもちろん、プロジェクト自体の失敗につながってしまうケースがありますよ。
キャリアアドバイザー
チームプレイに苦手意識があるなら、ゼミやサークル活動をとおして克服に取り組んでみましょう。またグループディスカッションの練習会も克服に役立ちます。
自己PRでチームワークをアピールする場合のコツはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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⑤新しいことへの挑戦が好き
新しいことに積極的に挑戦する姿勢がある人は、ITベンチャー企業でも十分に活躍することができます。
ITベンチャー企業は、革新的な商品やサービスによる事業に取り組んでいる企業です。そのため新しい技術やシステムを積極的に取り入れ、常に斬新なアイディアを発信していく雰囲気が醸成されている企業も多くありますよ。
これまで自分のなかになかった考え方に触れたり、未経験のことに挑戦することを楽しめる人が活躍するならITベンチャー企業はうってつけの環境といえます。
キャリアアドバイザー
ITベンチャー企業のなかには、その社風から業務内容だけでなく社内制度や勤務体系も目新しいものを取り入れようとする動きが活発なところがあります。新しいもの好きな人には刺激的で魅力ある環境でしょう。
⑥やりがいを重視して仕事を選びたい
仕事をするうえでは何よりもやりがいを得ることを重視したいと感じている人も、ITベンチャー企業で活躍しやすいといえます。
ITベンチャー企業は社会的信頼性の低さや業績の不安定さ、人手の少なさなど多くの課題を抱えているところも多い一方、そのような環境で仕事を成し遂げたり成果を上げたときの喜びは大きいでしょう。
目標を達成することそのものから達成感を得ることができ、多少困難な状況であったとしてもやりがいの大きい仕事に就きたいと思っている人はITベンチャー企業で実力を発揮できます。
キャリアアドバイザー
もちろんすべてのITベンチャー企業が同様な課題を抱えているわけではありません。やりがいを重視するにしても外せない条件を洗い出したうえで、希望に合う企業を探すことが大切ですよ。
⑦成長意欲が強い
ITベンチャー企業は、抱えている課題が多い分厳しい環境のなかで成長していくにはとても良い場だといえます。日々新しい技術やシステムが生まれるので、それを積極的にキャッチアップしたいと思える成長意欲のある人がITベンチャー企業に向いていますよ。
またITベンチャー企業は、実績を積むほど評価してもらいやすい環境である場合が多くあります。得たスキルを仕事に反映し、それがしっかりと評価される環境で働きたいと思っている人におすすめです。
キャリアアドバイザー
ITベンチャー企業は特に仕事の進め方や必要な知識、スキルが業界のトレンドに左右されやすい傾向にあります。この変化を楽しみながら積極的に知識を吸収していける人は、ITベンチャー企業に向いているでしょう。
ITベンチャーへの就職を叶える! 就活成功のための3つの極意
就活生
ITベンチャー企業に向いている人の傾向がつかめました! 自分には適性があると感じたので、あとはそれを面接でアピールするだけですね!
キャリアアドバイザー
ちょっと待ってください! 希望のITベンチャー企業への就職を成功させるためには、適性の高さをアピールするだけでなく戦略的な就活を進めていく必要があります。
就活生
そうなんですね。では具体的にはどうすれば良いのでしょうか?
キャリアアドバイザー
ここからは希望のITベンチャー企業に就職するための極意を解説しますね。
IT業界は近年注目を集めており、その影響で最近はITベンチャー企業も続々と増えていますよ。数あるITベンチャー企業のなかから自分に合った企業を探し、そこへ確実に就職するためには就活の方法も工夫することが大切です。
ここからは、希望のITベンチャー企業への就職を叶えるための極意について解説していきます。
IT業界の志望動機を書く際のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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IT業界の志望動機を考えるには、自己分析、業界研究、企業研究の3つが大切です。 この記事ではIT業界がもとめる人物像や志望動機の書き方、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、オリジナルな志望動機で選考を突破しましょう。
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①早めに就活を始める
希望のITベンチャー企業を見つけて就職するなら、一般的な就活スケジュールよりも早めに動き出すことが大切です。
- インターンシップ(インターン)実施:3年生の6月頃
- 選考開始:3年生の11月頃
- 内定:3年生の12月頃
ITベンチャー企業のうち特に経団連に加盟していない企業は、優秀な人材を早いうちに確保するために大手企業よりも先に採用活動を始めます。なかには大学3年生の冬から選考が開始されることもありますよ。
そのためITベンチャー企業のなかでも人気の高い企業は、早いうちから採用枠が埋まってしまう可能性があります。希望に沿った企業から内定をもらうためにも、就活は早いうちから始めましょう。
キャリアアドバイザー
優秀な人材を確保しようとする企業ほど、早いうちに採用活動を始める傾向にあります。まずは情報収集だけでも早い段階からしておくことが大切です。
ITベンチャーでは早期選考を実施している企業も多くあります。早期選考の詳細をこちらの記事で解説しているので、参考にして対策を進めてくださいね。
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②長期インターンに参加する
自分に合ったITベンチャー企業を見つけて就職を成功させる方法の1つに、長期インターンへの参加があります。
長期インターンでは数カ月や年単位でITベンチャー企業とかかわることができるので、職場の雰囲気や仕事内容、自分に本当に合った業界かどうかを見極めやすくなりますよ。業界研究をするうえではとても良い経験になるでしょう。
また実際にITベンチャー企業で働いた経験は、就活の際にも役立ちます。インターンであっても多くの仕事を任せてもらえる可能性が高いので即戦力になれるだけのスキルがあるとアピールできるほか、入社意欲や業界への理解があることが伝わりやすくなりますよ。
キャリアアドバイザー
特に経団連に加盟していないベンチャー企業の場合、長期インターンからそのまま学生を採用するケースもあります。就活成功率を上げる手段の1つとして長期インターンはおすすめですよ。
IT業界のインターンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
長期インターンに参加する際には、必ずその目的を明確にしましょう。たとえば自分の強みをコミュニケーションスキルの高さと考える人は、実際にさまざまな人とかかわれるインターンに参加して、会社でもその強みを活かせるかを確認してみても良いですね。
また仕事をとおしてどのような業界の人とコミュニケーションを取っていきたいかなどを明らかにできれば、インターンに参加した意義があったといえるでしょう。
最終的にその会社に就職をすることはなかったとしても、インターンを通じて将来どのような姿になっていたいかがわかれば、自分のキャリアや会社選びの軸を明確にしやすくなります。そういった自己理解を深める場として活用するのもおすすめです。
③IT業界に特化した就活サイトや就職エージェントを活用する
ITベンチャーは企業数が多い分、企業探しも効率的に進める必要があります。そこでおすすめなのが、IT業界に特化した就活サイトや就活エージェントの利用です。
- 効率的に企業探しができる
- 希望に合った企業が見つかりやすい
またIT業界に特化したエージェントは業界知識が豊富なため、希望条件や業界の動向をふまえた自分にぴったりの企業を紹介してもらえるのはもちろん、選考対策でも的確なアドバイスをくれることが期待できますよ。
キャリアアドバイザー
就活サイトやエージェントは1つに絞るのではなく、複数を並行して活用するのがおすすめです。利用するサイトやエージェントによって扱っている企業が違う場合もあるので、選択肢が広がりますよ。
ITベンチャーについてよくある質問に回答!
ITベンチャーはブラック企業が多いのではないかと不安に感じている人や、どのような人が向いているのかが知りたい人も多いでしょう。そういった学生からよくある質問に対してキャリアアドバイザーが回答します。
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ITベンチャーはブラック企業が多いですか?
ITベンチャーそのものがブラック企業であるというよりは、社員数の少なさや裁量権の大きさから企業によってどうしてもブラック企業と取られかねない業務量や業務体制になってしまう場合があるのが実情です。自分のなかにある懸念点を明確にし、企業研究ではその懸念を解消できるかどうかを重点的に確認しましょう。
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ITベンチャーにはどのような人が向いていますか?
ITベンチャーには、成長意欲があり柔軟な対応ができる人が向いています。IT業界は流行の変化が激しく、ITベンチャー企業ではその変化にいち早く対応することがもとめられますよ。ほかにも流行の変化に敏感な人や、仕事選びの際にやりがいを重視している人もITベンチャー企業に向いています。
ITベンチャーは魅力満載! 実態や3つの極意を押さえて就職を成功させよう
ITベンチャー企業は、今後長く必要とされるスキルが身についたり裁量権を持って仕事ができることからたくさんの魅力がある環境といえます。
一方で人によってはきついと感じる実態があることも確かなので、しっかりとリサーチを重ね自分の希望に合った働き方ができる企業を見つけることが大切ですよ。
希望の企業に確実に就職をするために、ITベンチャーならではの就活の3つの極意を押さえて対策を徹底し就活を成功させましょう。
ベンチャー企業から上場して大企業へ発展した企業をメガベンチャー企業と呼びます。サイバーエージェントやGMOインターネット、ディー・エヌ・エーなどが該当しますね。