デザイン系の仕事32選|仕事の範囲や役立つ資格25選を解説!

この記事のアドバイザー

デザイン系の仕事は〇〇の理解が必須!

目次

  1. デザイン系の仕事を目指すならまずはデザインの種類から理解しよう
  2. そもそも「デザイン」ってなに? 
  3. ジャンル別で理解しよう! 5つのデザインの種類
  4. ①ファッションに関するデザイン
  5. ②雑貨や家具などの製品に関するデザイン
  6. ③書籍などの紙に関するデザイン
  7. ④ゲームやWebに関するデザイン
  8. ⑤空間や環境に関するデザイン
  9. 美大卒以外でもデザイン系の仕事に就くことはできる! 
  10. スキルに自信がない人へ! 未経験からデザイナーを目指す5ステップ
  11. ①何をデザインをしたいのか決める
  12. ②デザインの知識や役割などを勉強する
  13. ③デザインソフトに触れて、既存の作品を真似する
  14. ④資格を取得する
  15. ⑤ポートフォリオを作成する
  16. デザイナーの就職には2種類の選択肢がある
  17. インハウスデザイナーになる
  18. 制作会社のデザイナーになる
  19. ファッションに関するデザイナー
  20. ファッションデザイナー
  21. テキスタイルデザイナー
  22. ジュエリーデザイナー
  23. 衣装デザイナー
  24. ヘアメイクデザイナー
  25. 雑貨や家具などの製品に関するデザイナー
  26. プロダクトデザイナー
  27. パッケージデザイナー
  28. 雑貨デザイナー
  29. トイデザイナー
  30. インダストリアルデザイナー
  31. 家具デザイナー
  32. カーデザイナー
  33. 書籍などの紙に関するデザイナー
  34. グラフィックデザイナー
  35. DTPデザイナー
  36. エディトリアルデザイナー
  37. ブックデザイナー
  38. ゲームやWebに関するデザイナー
  39. Webデザイナー
  40. UI・UXデザイナー
  41. ゲームデザイナー
  42. キャラクターデザイナー
  43. CGデザイナー
  44. イラストレーター
  45. 空間や環境に関するデザイナー
  46. インテリアデザイナー
  47. 空間デザイナー
  48. 照明デザイナー
  49. 建築デザイナー
  50. ディスプレイデザイナー
  51. エクステリアデザイナー
  52. ガーデンデザイナー
  53. フラワーデザイナー
  54. アーバンデザイナー
  55. 環境デザイナー
  56. デザイン系の仕事に役立つ資格25選
  57. ファッションに関するデザインに役立つ資格
  58. 製品に関するデザインに役立つ資格
  59. 紙に関するデザインに役立つ資格
  60. ゲームやWebに関するデザインに役立つ資格
  61. 空間や環境に関するデザインに役立つ資格
  62. デザイン系の仕事に向いている人の5つの特徴
  63. コミュニケーション能力が高い人
  64. 発想力がある人
  65. 粘り強い人
  66. スケジュール管理が得意な人
  67. 学ぶ姿勢がある人
  68. デザイナーの選考突破には長期的な視点が大切! 
  69. 例文付きで解説! デザイナーの選考で伝えるべきポイント
  70. 自己PRのポイント
  71. 志望動機のポイント
  72. デザイン系の仕事への理解を深めて、憧れの企業に内定をもらおう! 

デザイン系の仕事を目指すならまずはデザインの種類から理解しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。よく学生から

「デザイン系の仕事には、どのような種類があるのですか?」
「デザインの仕事をするには、美大でなければいけないでしょうか?」

と、デザイン系の仕事に関する質問を受けることがあります。特に多いのはスキルに関する質問で、「デザイン系の仕事に就くためには、美大卒などでないといけない」と思い込んでいる学生が多くいます。

たしかに応募段階でスキルが必要な仕事もあるかもしれませんが、そもそも「デザイン系の仕事」と一口に言っても、実は数十種類もの仕事があります。そのため、まずはあなたの想像している「デザイン系の仕事」がどのジャンルに分類されるデザインなのかを知ることが重要です。

そこで今回は、世の中のデザインを5つのジャンルに分類して、それぞれのデザインに関する仕事を紹介します。また、スキルに自信がない人でもデザイン系の仕事に就くための方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそも「デザイン」ってなに? 

デザインのジャンルを知る前に、そもそも「デザイン」とはどのようなものなのかを知りましょう。

デザインの本質的な目的や役割を理解することで、デザインの方向性を見失うリスクが減ります。どのジャンルのデザインでも大元の目的は同じなので、事前に頭に入れておきましょうね。

「デザイン」の語源
  • ラテン語の「Designare」が語源とされていて、当時は「計画を図面に書き出して実現する」という意味で使われていた

「デザイン」という言葉の語源から考えると、もともとデザインは今でいう「設計」の意味に近かったようです。そのため「デザイン」は、商品・サービスを使うユーザーのために、何か目的をもって「設計」をするための手段といえます

一方で、「デザイン」と混合されやすい「アート」は、自己表現や作者のメッセージが前面に押し出されます。そのため、作品の対象があるという点でまったく違うものなのです。

このように、「デザイン」には常にユーザーが存在しています。ユーザーがもとめるものを実現するための手段として「デザイン」があると覚えておくと良いでしょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

ジャンル別で理解しよう! 5つのデザインの種類

ジャンル別で理解しよう! 5つのデザインの種類

デザインの語源から意味を理解したところで、デザインのおおまかなジャンルについても知っておきましょう。

今回は、世の中にあるデザインを5つのジャンルに分類しました。あなたの興味のあるデザインがどのジャンルに当てはまるのか確認してみましょう。

①ファッションに関するデザイン

ファッションに関するデザインは、デザイナーとしてイメージしやすい仕事の1つではないでしょうか。洋服やアクセサリーのデザインはもちろん、洋服の生地や糸などの素材の部分のデザインも含みます

また、メイクやヘアデザインなど、商品のデザインだけでなくサービスも該当します。そのため、ファッション全般にかかわる広い範囲が含まれるというイメージをもっておくと良いでしょう。

ファッションに関するデザインの詳細はこちら

ちなみに、こちらの記事ではファッション業界全体について網羅的に解説していますので、併せて参考にしてみてくださいね。

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②雑貨や家具などの製品に関するデザイン

製品に関するデザインも、デザインの対象はかなり広い範囲を含みます。たとえば、おもちゃや文房具から、ベッドなどの大型の家具、車などの工業製品まですべて製品のデザインです。

これらに共通するのは、ユーザーのために製品をより良いものに設計しなおすという点です。サイズや分野は違えど、すべてユーザーの使いやすさとデザイン性のバランスを考えてデザインをする必要があります

何かゼロから製品のデザインをしてみたいという人は、この製品のデザインの領域を調べてみてくださいね。

雑貨や家具などの製品に関するデザインの詳細はこちら

③書籍などの紙に関するデザイン

紙に関するデザインは、書籍や雑誌、ポスターなど、紙に印刷することを前提としたデザインを表します。そのため、製品のデザインとの1番の違いは、平面的か立体的かというところです。

紙に関するデザインとひとまとめに言っても、本の表紙のレイアウトを考案することと、中身の文章を再構成することでは、必要な知識が異なります。それぞれのデザインの特徴は、このあと詳しく解説します。

書籍などの紙に関するデザインの詳細はこちら

④ゲームやWebに関するデザイン

インターネットやSNSの利用が広がってきていることで、Web上でのデザインの需要もどんどん高まっています。特にホームページ制作などを担当する「Webデザイナー」は、Web関連のデザインの中でも人気な職種といえます。

また、画面上のデザインとして、ゲームに関するデザインもここに含まれます。ゲームのグラフィックも、近年レベルが上がって注目されていますよね。なにか「モノ」をデザインするより、Web上のデザインに挑戦してみたいという人は、この分野を調べてみてくださいね。

ゲームやWebに関するデザインの詳細はこちら

こちらの記事ではWebデザイナー含むこれから需要が高くる仕事について紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

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⑤空間や環境に関するデザイン

「空間や環境のデザイン」といわれるとあまりイメージしにくいかもしれませんが、インテリアデザイナーなどがこのジャンルに分類されます。

このジャンルは、製品一つひとつのデザインを構想するというよりも、その製品を使ってどのような空間や環境を演出するのかを考える領域です

そのため、家のインテリアデザインから、店舗のデザイン、庭園のデザインなど、ほかのデザインより面積として広く、空間を設計するイメージだとわかりやすいかもしれませんね。

空間や環境に関するデザインの詳細はこちら

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

適職診断 適職診断

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

美大卒以外でもデザイン系の仕事に就くことはできる! 

デザインのジャンルを知って、よりデザイン系の仕事に興味が出てきた人も多いのではないでしょうか。しかし、興味を持ったとしても「美大を出ていないからデザイナーにはなれないんだろうな」と諦めてしまう学生も多くいます。

たしかに美大はデザインに関する知識をたくさん学べる場所ですが、美大で学ぶ知識がデザインのすべてではありません。そのため、「美大出身ではないから」という理由で諦めてしまうのはもったいないですよ。

本当にデザイン系の仕事に就きたいなら、美大に通う以外にも、選択肢はたくさんあります。たとえば、自分で勉強して資格を取ったり、デザインスクールに通ったりするなど、デザイナーとして活躍できる道はあるのです。ぜひ諦めないで、あなたの興味がある分野に一度挑戦してみてくださいね。

スキルに自信がない人へ! 未経験からデザイナーを目指す5ステップ

学歴に自信がない人へ! 未経験からデザイナーを目指す5ステップ
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就活生

美大卒でなくても、デザイン系の仕事に就くことはできるんですね! でも、そもそも何から学んだら良いかもわからないので不安です…

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キャリアアドバイザー

そうですよね。そのような人も多いと思うので、未経験でもデザイナーになるために必要なステップを紹介します!

デザイン系の仕事に興味があっても、スキルに自信がなく挑戦するのが怖いという人も多いでしょう。また、そもそもどのような手順で学んでいったら良いかもわからないという声も聞きます。

ここでは、スキルに自信がない人がデザイナーになるための5ステップを紹介します。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

①何をデザインをしたいのか決める

まずは、先ほど紹介した5つのジャンルから、何をデザインしたいのか決めましょう。

デザインのジャンルによって、必要な知識やソフト、資格などはまったく異なります。そのため、まずは勉強をするデザインのジャンルをしっかり固めて、勉強を進める準備をしましょう

ここで方向性を決めることで知識の取捨選択ができるので、興味のある1つを選択してくださいね。

②デザインの知識や役割などを勉強する

学びたいデザインのジャンルが決まったら、早速勉強をしましょう。まずは、そのデザインの役割や前提知識のインプットをしてみてください

勉強の方法は、書籍・インターネット・YouTubeなどの独学でも、デザインスクールや専門学校で教えてもらう方法でも、あなたに合う方法で問題ありません。しかし、できるだけ時間をかけずに学びたいなら、先生に教えてもらう方がおすすめですよ。

勉強と並行して、世の中のデザインをリサーチすることも忘れないでください。有名なデザインには評価されている理由があるので、何が良いとされているのか分析してみるとより勉強になるでしょう。

③デザインソフトに触れて、既存の作品を真似する

デザインの前提知識や基礎を学べたら、実際にデザインソフトに触れてみましょう。これもジャンルによってさまざまなので、その道のプロが使っているソフトを調べてみてくださいね。

ソフトの操作に慣れるためにも、まずは既存の作品をトレース(模写)するのがおすすめです。プロの作品にはたくさんのこだわりがあるので、それを真似することでどんどん技術を盗んでいきましょう。

トレースに慣れてきたら、盗んだ技術や工夫を取り入れながら、オリジナルの作品にも挑戦してみてくださいね。

④資格を取得する

スキルに自信がない人にこそおすすめなのが、資格を取得することです。資格には、ソフトの使い方の検定や、1つのジャンルのデザインについての知識と実技能力を網羅的に試す検定など、内容も難易度もさまざまです。

資格もたくさん種類がありますが、ぜひ国家資格や公的資格に挑戦してみてください。

資格の種類
  • 国家資格:国が認めた資格
  • 公的資格:文部科学省などの省庁が認めた民間資格

国や省庁が認めている資格となると、そうでない資格に比べて難易度は上がりますが、その分あなたの能力の高さを証明してくれますよ

⑤ポートフォリオを作成する

最後に、ポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオとは
  • クリエイターの「作品集」のことで、今までの作品を資料としてまとめて、実績や力量を評価してもらうための資料。

ポートフォリオは、あなたの今のスキルを作品として提出できる資料です。そのため、あなたのスキルの根拠を提示するためにも、ポートフォリオはしっかり作り込みましょう

自信がない人こそ、資格や手の込んだポートフォリオで周りと差を付けましょうね。

根岸 佑莉子

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デザイナーとして働くことだけがデザイン系の仕事ではない

デザイン系の仕事と聞くと、デザイナーをイメージする学生が多いのではないでしょうか。実はデザイナーがデザインをする前に、さまざまなデザイン系の仕事がかかわって商品や作品がつくられています。つまり、必ずしもデザイナーとして働くことだけが、デザイン系の仕事ではないため、自分にあったデザイン系の仕事を見つけることが重要です。

たとえば、デザインをする前には企画や設計が必要になります。また、デザインの制作後にはデザインや商品を宣伝する仕事がなければ、デザインが世に広まることがありません。

このようにデザインへのかかわり方が仕事によって異なるため、自分がどのようにデザインとかかわるか考えることが、デザイン系の仕事へ就職するためには必要ですね。

デザイナーの就職には2種類の選択肢がある

デザイナーの就職には2種類の選択肢がある

ここからは実際にデザイン系の仕事に就職する際に知っておくべきポイントを解説します。

まずは、デザイナーの働き方についてです。デザイナーには、デザインのジャンル以外にも、働き方で2種類に分けられます。それぞれにメリットデメリットがあるので、どちらの方が自分のなりたい姿に近付けそうか考えてみてくださいね。

あなたが受けないほうがいい職業は?
3分でできる適職診断で確認してみよう

入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけ適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます

自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

インハウスデザイナーになる

インハウスデザイナーとは
  • 事業会社でデザインを担当する人のことで、自社ブランドの制作物のみを担当する。

まずは、インハウスデザイナーです。インハウスデザイナーは説明の通り、自社の制作物のデザインを担当します。そのため、基本的に同じトンマナ(トーン&マナー)のデザインを制作することになります。

インハウスデザイナーのメリットとしては、「デザインをして終わり」ではなく、その制作物の運用や展開まで追うことができるという点です。自分のデザインの効果を追ったり、ユーザーの意見をもとに改善したりできるので、長期的に1つのプロジェクトにかかわれるというメリットがあります。

また、社内の案件なので、コミュニケーションもスムーズで、納期も相談できる場合が多いです。そのため、一般的に制作会社よりもインハウスデザイナーの方が比較的楽だとも言われています。

一方でデメリットとしては、同じトンマナのデザインしかできないという点です。自社ブランド内で多少のテイストの違いはあるかもしれませんが、企業ごとの特徴やターゲットは決まっているので、さまざまなテイストのデザインに挑戦してみたい人には物足りないかもしれませんね。

制作会社のデザイナーになる

制作会社のデザイナーとは
  • 企業から依頼を受けてデザインを制作する会社の人のことで、さまざまな業界のデザインを担当する場合もある。

次に制作会社のデザイナーです。制作会社の場合は、会社の営業担当から仕事を渡されて、顧客のもとめるデザインを形にするという仕事になります。そのため、顧客の業界の幅によって、デザインの幅も広がります。

制作会社のメリットは、顧客によって業界・業種が異なるので、デザインの幅が広いことです。そのため、さまざまな分野の知識や雰囲気などがわかるのも魅力的なポイントですね。また、デザインに没頭できるという点も挙げられます。営業からデザインの指示を受けて、それを形にするので、前後のヒアリングや運用の業務を気にせず、デザインのみに集中することができます。

一方でデメリットは、納期が厳しい場合もあり、残業が慢性化しているという点です。どうしても顧客からの依頼なので、納期も顧客が握っています。そのため、納期がタイトな案件などだと、夜遅くまで作業をする場合もあります。

どちらのメリットに惹かれるかは人それぞれなので、あなたの目指すデザイナー像に合っている方を選択してみてくださいね。

清水 沙也香

キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる

デザイナーとして活躍するためにはフリーランスという選択もある

ここまで紹介されている就職の方法は企業へ所属する働き方です。ですが、企業へ就職せずにフリーランスとして活躍しているデザイナーもいますよ。フリーランスは、企業と雇用契約を結ぶのではなく、業務委託契約を結んで働く方法が一般的です。

フリーランスのメリットは、仕事を自分で選ぶことができることです。仕事内容だけでなく、報酬に関しても自分が納得する仕事を請け負うことができます。また、会社員と異なり就業規則がないため、勤務時間や勤務日を自分の希望で働くことができます。

一方でフリーランスのデメリットは、自分の仕事をすべて自分で営業し、案件獲得をしなければなりません。このときに、今までの実績が営業するために必要なため、完全に実力主義になるとも考えられます。また、仕事の獲得ができないと収入を得られなくなってしまいます。そのため、収入が下がってしまったり、安定しなかったりすることもあります。

フリーランスのデザイナーとして活躍している人は、すでにデザイナーとしての実績がある人です。そのため、まずは会社員として働いてから、フリーランスで独立するのがおすすめですよ。

ファッションに関するデザイナー

ここからはデザイン系の仕事について詳しく説明していきます。

先ほど紹介した5つの分類ごとに順番に紹介するので、気になるジャンルはもちろん、ほかのジャンルのデザインにはどのような仕事があるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは、ファッションに関するデザイナーです。

ファッションデザイナー

ファッションデザイナーは、デザイナーの中でも有名で人気も高い職種です。その名の通り、服や靴、バッグなど、ファッションに関するモノのデザインを企画・考案する仕事を表します。

ファッションデザイナーには2種類あり、独自のブランドを持っているか、企業に就職しているかで分けられます。独自のブランドを持っている場合は、オートクチュールデザイナーと呼ばれ、顧客の声に応じてオリジナルなデザインを創作することができます。一方企業のデザイナーは、大量生産が可能なデザインを担当します。

どちらが良いというわけではありませんが、独自のブランドを夢見るファッションデザイナーも多いですね。

一般的に華やかなイメージのあるファッションデザイナーですが、市場の動向を的確に捉えて、新たな流行を作りだすためには、地道なリサーチが必要です。アイデアだけでなく、顧客のニーズを分析する能力ももとめられる仕事といえます。

ファッションデザイナーとして企業に就職する場合は、アパレル業界のことも知っておいたほうが選考対策もしやすいでしょう。この記事を読めばアパレル業界のことをもっと深く知ることができますよ。

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テキスタイルデザイナー

テキスタイルデザイナーは、生地や織物のデザインをする仕事です。

テキスタイルとは
  • アパレル業界を中心に使われる専門用語で、織物とその材料である繊維など、布全般の素材のことを表す。

布をデザインするとは、たとえば、ファッションデザイナーが考えた服のデザインにどのような素材・柄の布を使うかを考えることを表します。そのため、ファッションデザイナーと協力しながら服のデザインを完成させていくイメージですね。

あなたも、デザインは良いのに、素材が安っぽかったりイメージに合っていなかったりして、少しがっかりした経験が一度はあるのではないでしょうか。このように、実は素材はブランドの価値を決めることもあるほど大切な要素なのです。

ジュエリーデザイナー

ジュエリーデザイナーは、ジュエリーと呼ばれる装身具のデザインを担当する仕事です。

ジュエリーとは
  • 金やプラチナのような貴金属や、ダイヤモンド、エメラルドなどの天然宝石類を加工した装身具のこと。

ジュエリーはアクセサリーより高価な装身具なので、デザインのコンセプトや使う宝石の意味など、デザインそのものだけでなく裏側のストーリーまでもとめられることが多いです

そのため、顧客のニーズをくみ取りながら、貴金属や宝石をどのように輝かせるかが重要になりますよ。

ジュエリー業界の現状や将来性など、選考を受ける前にしっかり分析しておきたいですよね。この記事で詳しく解説しています。

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衣装デザイナー

衣装デザイナーは、ファッションデザイナーの中でも舞台や映画、アーティストなどの衣装を制作する仕事です。

一般的なファッションデザイナーとの違いは、そのコンセプトに合わせた衣装を作るという点です。舞台や映画ならその作品に合った衣装、アーティストならコンサートのテーマや曲ごとの雰囲気に合わせた衣装を作る必要があります。

加えて、着用する人のサイズにあった衣装を作るので、その作品のためだけにデザインされる衣装もたくさんあります。顧客と相談しながら、世界観に合う衣装を考えるのが、衣装デザイナーにもとめられる能力です。

また、見た目だけでなく、動きやすさや動いたときのシルエット、ステージ映えするかなどのも考慮する必要があるので、舞台に関する知識も必要になります。

ヘアメイクデザイナー

ヘアメイクデザイナーも、ファッションデザイナーと同じくらい有名で人気の高い職種ですよね。

ヘアメイクデザイナーは、モデルや芸能人などのヘアメイクのほかにも、ファッションショーや撮影の場でも活躍します。ファッションショーや撮影だと、コンセプトに合ったヘアメイクがもとめられるので、その場の発想力も重要になります。

ファッションとの相性も考えてヘアメイクをおこなわなければいけないので、ヘアメイクだけでなく、ファッションやステージの知識も持っておくべき仕事といえます。

雑貨や家具などの製品に関するデザイナー

次に、製品に関するデザイナーの仕事を紹介します。

ここでいう「製品」とは、雑貨やおもちゃなど、手のひらサイズのものから、家具や家電、車などの大きなサイズのものまで、幅広い製品を含みます。あなたの目指すデザインがどれに当てはまるのか探してみてくださいね。

プロダクトデザイナー

プロダクトとは「生産・製品」などを表す英単語で、プロダクトデザイナーとは世の中のあらゆる「モノ」をデザインする仕事を表します。イメージとしては、先ほど説明したさまざまな製品のデザインを担うデザイナーの総称のようなものです。

そのため、このあと紹介するトイデザイナーや家具デザイナーのように、なにかの製品に特化したデザイナーというよりも、幅広い製品のデザインを担当します。

また、プロダクトデザインは、デザイン性と機能性の両立が重要です。技術者と営業と協力しながら、新たな製品を作り上げるのは大きなやりがいといえますね。

パッケージデザイナー

パッケージデザイナーは、名前の通り、製品のパッケージのデザインを担当する仕事です。「パッケージ」といっても、食べ物や日用品、家具など、幅広い製品のパッケージを担当します。

パッケージはその製品の顔ともいえるので、デザインによって売上が左右されることもあるのです。製品のコンセプトが伝わるか、手に取りたいと思わせられるかなど、パッケージデザイナーが意識すべき点はたくさんあります

しかし、責任が大きいからこそ、パッケージを変えて売上を伸ばした際の喜びも大きいでしょう。売るためのデザインに興味がある人にはおすすめですね。

雑貨デザイナー

雑貨デザイナーも幅が広く、食器やキッチン用具、文房具、などの生活雑貨のデザインをする仕事です。

生活雑貨は顧客の手に取りやすさや使いやすさも重要なので、製品の素材、安全性の検証、コストなども考えながらデザインをする必要があります。また、生活雑貨は市場にあふれているので、新しい切り口やデザインを発想することも大切です。

使いやすさやコスト的な手軽さとデザイン性のバランスを取ることが、雑貨デザイナーのポイントになります。

トイデザイナー

トイデザイナーは、おもちゃを専門に制作する仕事です。これは、基本的におもちゃメーカーのデザイン部門に就職してなることができます。

おもちゃのデザインとほかの製品のデザインでは、安全面の重要性が大きく異なります。おもちゃは一般的に、赤ちゃんや小さなこどもが使うものなので、ケガや事故につながらないようなデザインにすることが最優先です。

最近では、赤ちゃんが口に入れても安全なように、原料にお米を使用したおもちゃも開発されています。このように、安全性をどのような切り口で表現するかというのも、デザイナーの腕の見せ所になりますよ。

おもちゃ業界の現状や魅力については、この記事も参考にしてみてくださいね。

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インダストリアルデザイナー

インダストリアルデザイナーとは、工業製品のデザインを担当する仕事です。インダストリアルとは「工業、産業」という意味の英単語で、「無機質な」という意味で使われることもあります。

インダストリアルデザイナーは、主に家電や情報機器、カメラなどの製品を扱います。顧客のニーズを捉えて、デザイン性と機能性を考えることは、ほかの製品のデザインと同様ですが、インダストリアルデザインは「その製品が正常に動作するか」も考慮しなければいけません

そのため、インダストリアルデザイナーになるには、デザインの知識はもちろん、その製品に関する専門的な知識も必要になるというわけです。

家具デザイナー

家具デザイナーは、一般住宅で使う家具やオフィス家具のデザインを考案する仕事です。家具は日常的に使うものなので、デザインにもより機能性がもとめられる傾向があります

それに加えて、長く使えるかという点も重視されます。ベッドやタンスなどの大きな家具は買い替えるのも大変なので、継続的に使用できる耐久性も大切です。

また、一般住宅でもオフィスでも、家具によってその空間の雰囲気は決まりますよね。そのため、家具単体を制作するというより、その空間全体を再設計する意識を持っておくと良いでしょう。

カーデザイナー

カーデザイナーは、乗用車の外観・内観・ボディなど、車に特化したデザイナーです。車も工業製品の一つなので、前提として車の構造などの知識が必要になります

車は燃費や容量などの性能でも差別化できますが、限度があるので、外観のデザイン性が重視されることも多くあります。そのため、車の性能を活かしつつデザイン性を高められるカーデザイナーの需要も高いといえますね。

また、企業によっては、外観と内観のデザイナーが分けられている場合もあるので、入社する前に確認しておくと良いでしょう。

カーデザイナーの多くは、自動車業界でデザイナーとして働いているので、自動車業界のことも事前に理解を深めておきましょう。

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書籍などの紙に関するデザイナー

紙に関するデザインも、ファッションに関するデザインと同じように、憧れる人の多いデザインです。

たとえば、駅や街中で大きなポスターや看板を見て、デザインに惹かれたという経験がある人もいるのではないでしょうか。このような平面的なデザインが、このジャンルに含まれます。これ以外にも、書籍に関するデザインも細かく分かれているので、詳しく見ていきましょう。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、雑誌や広告・ポスターなどの印刷物のデザインを考案する仕事です。

グラフィックとは
  • 写真やイラスト、文字を主体に構成された表現のこと。

印刷物や出版物なら、ほとんどグラフィックデザイナーの範囲になるので、さまざまな媒体のデザインを経験することができます。たとえば同じ出版物でも、雑誌と新聞ではレイアウトや見せ方、読者のニーズなど異なる点ばかりです。

製品のデザインで紹介したパッケージデザインも、平面であればグラフィックデザイナーが担当する場合もあるので、表現の幅がとても広い仕事といえますね。

グラフィックデザイナーの仕事内容や志望動機の書き方を詳しく解説しているので、目指している人はぜひチェックしてみてください。

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DTPデザイナー

DTPデザイナーは、内容はグラフィックデザイナーとほとんど同じですが、デザインから入稿まですべてをパソコン上でおこなうデザイナーを表します。

DTPとは
  • 「Desk Top Publishing(デスクトップパブリッシング)」の略称で、パソコンのデザインソフトを用いて印刷物のデザインをおこなうこと。

デザインの媒体は印刷物や出版物などさまざまですが、広告やポスターのような商業的なデザインを担当することが多いです

そのため、同じ印刷物のデザインでも、デザイン性をもとめるならグラフィックデザイナー、伝わりやすさ・見やすさをもとめるならDTPデザイナーと区別してくださいね。

エディトリアルデザイナー

エディトリアルデザイナーは、雑誌や書籍などの冊子のデザインをする仕事です。

同じ出版物・印刷物を扱うDTPデザイナーとの違いは、「読みもの」に特化したデザイナーである点にあります。エディトリアルという単語に「編集」という意味があるように、デザインをしながら読み物としてより魅力的にするために、必要な情報が効率的に伝わるレイアウトが求められます。

また、「売るデザイン」よりは、読者を「惹きつけるデザイン」が重要になるので、グラフィックデザイナーに寄ったデザインをおこなう仕事ですね。

ブックデザイナー

ブックデザイナーは、書籍の表紙や扉、帯など、書籍の見た目のデザインを担当します。書籍の見た目は「装丁」ともいうので、「装丁家」と呼ばれることもあります。

書籍も製品と同じように、見た目で世界観や作品の雰囲気が多少決まるので、読者の惹きつけるようなデザインがもとめられます

しかし、残念ながらブックデザイナーを生業としている人は少数です。そのため、グラフィックデザインやDTPデザインの知識を付けて、兼業をするのがおすすめですよ。

ゲームやWebに関するデザイナー

デザイナーと聞くと、商品の形や見た目のデザインを考案するイメージがあるかもしれませんが、製品ではなくコンテンツをデザインするジャンルもあります。

その中から、デザインをするコンテンツがゲームなのかWeb上のサイトなのかによって、また細かく分類ができます。近年インターネットの需要が高まっていることもあり、Webに関するデザインもどんどん注目を浴びていますよ。

Webデザイナー

Webデザイナーは、WebサイトやWeb広告を制作する仕事です。サイトのコンセプト設計からレイアウト、色の使い方まで、サイト全体のデザインを担当します。

Webデザインは、おしゃれでデザイン性が高いだけでは良いデザインとは言えません。Webサイトの目的やコンセプトに合った、使いやすいデザインを目指す必要があるのです。

また、インターネットの需要が高まっていることで、Webデザインの求められるレベルも上がっています。そのため、Webデザインのトレンドを押さえつつ、スキルを磨いていくことも大切になりますよ。

Webデザイナーは比較的初心者でもハードルが低く、実績を積めばフリーランスとして活躍できる可能性も高いです。独立に興味がある人は、どのような案件があるのか一度見てみるのもいいかもしれませんね。

Webデザイナーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。志望動機や自己PRの作成方法についても紹介していますので、Webデザイナーを志望する人は参考にしてみてくださいね。

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UI・UXデザイナー

UIデザイナーはユーザーにとって使いやすいサイトを制作する仕事で、UXデザイナーはユーザーにとって親しみやすいサイトを制作する仕事です。

UIとは
  • 「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略称で、ユーザーと製品・サービスの接点すべてを意味する。
UXとは
  • 「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略称で、ユーザーが製品・サービスを通じて得られた体験を意味する。

両者を混同して捉えている人もいますが、「良いUI=良いUX」ではないということは覚えておきましょう

たとえば、デザイン性も操作性も高いような優れたUIのサイトだとしても、ページの読み込みが遅ければ優れたUXとはいえませんよね。このように、優れたUXには優れたUIが含まれますが、イコールではないのです。

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、ゲーム作品のデザインを担当する仕事です。具体的には、キャラクターや背景、アイテムなどのデザインをします。

また、ゲームの設計からかかわる場合もあり、その際はゲームの世界観やキャラクターの設定、イベントの設定など、作品の内容まで意見をすることもあります

昨今ゲーム内のグラフィックやキャラクターの動きはどんどん進化しており、より高度なデザインが求められるようになっています。そのため、常に知識のアップデートをして、顧客の期待を超えるデザインを提供し続けることが大切になるのです。

ゲームデザイナーになるために、ゲーム業界全体のことも知っておきましょう。業界の課題や展望を押さえれば、より理解度が深まるはずですよ。

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キャラクターデザイナー

キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメのキャラクターを考案する仕事です。

キャラクターデザインには2種類あり、オリジナルキャラクターをゼロから生み出す場合と、既存の作品をゲームやアニメにする場合があります。原作がある際は、元の世界観を崩さないように衣装や外見をデザインしなければいけないのでより注意が必要です。

作品のデザイン以外にも、キャラクターデザイナーは作品のグッズのデザインや広告用のデザインにもかかわることがあります。プロダクトデザインやDTPデザインにもかかわるような範囲まで活動の幅が広がっているとも言えますね。

CGデザイナー

CGデザイナーは、2次元か3次元の図形や画像をデザインする仕事です。CGと聞くと、映像作品の特殊効果をイメージする人も多いかもしれませんが、それ以外にも用途はさまざまです。

CGとは
  • 「Computer Graphics(コンピュータ・グラフィックス)」の略称。
    コンピューターによって描かれた図形や画像のことで、Webサイトや動画、テレビなど幅広い場面で使用されている。

2次元のCGはアニメやロゴのデザインに使用され、3次元のCGは映像作品やゲームキャラクターの動作などに使用されています

また、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)、MR(複合現実)のような最新技術も生まれており、今後もCGデザイナーの活躍の場は広がっていくといえますね。

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イラストレーター

イラストレーターは、顧客のニーズに合わせて雑誌やポスター、Webデザインなどに使用されるイラストを制作する仕事です。キャラクターデザインとの違いは、基本的に指示通りにイラストを制作するという点にあります。

キャラクターデザインはゼロからキャラクターを生み出すこともありますが、イラストレーターは顧客やディレクターから指示を受けて、決められた仕様で制作をします。そのため、自分の発想力を活かしたいという人は、イラストレーターよりもキャラクターデザイナーの方がおすすめです。

イラストレーターはさまざまな業界で需要があるので、企業に所属せずにフリーランスとして活躍する人も多くいます。もしデザインでフリーランスを目指したい人は、イラストレーターの副業から始めてみるのもいいかもしれませんね。

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空間や環境に関するデザイナー

最後は空間や環境に関するデザインです。1つの製品やコンテンツのデザインをするのではなく、空間全体をデザインするので、ほかの4つのデザインとは少し毛色が違うといえます。

空間の切り分け方によって規模も変わるので、どのような種類があるのか見ていきましょう。

インテリアデザイナー

インテリアデザイナーは、室内空間のデザインをする仕事です。

インテリアデザイナーは家具そのもののデザインをすると思っている人も多いかもしれませんが、家具だけでなく、壁紙や床、照明器具など空間の雰囲気にかかわるすべてのデザインを含みます

似たような職種に「インテリアコーディネーター」がありますが、違いはコーディネートをするのと同時に、内装のデザインや設計までこなせるという点です。必要であればゼロから家具を考案することもできるので、インテリアコーディネーターより業務の幅は広いといえます。

インテリア業界の種類やトレンドをしっかり理解して、あなたの考えるデザインが実現できる企業を選びましょう。

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空間デザイナー

空間デザイナーは、室内だけでなく屋外の空間など、より広い範囲の空間のデザインを構想する仕事です。

業務の範囲が広いため、室内のリフォームを任されることもあれば、イベントブースのデザインを任されることもあるなど、幅広い空間デザインの知識が必要になります。また、美術館などの施設のデザインを任されることもあり、あらゆる空間の演出を経験することができますよ。

そのため、インテリアデザインやディスプレイデザインを経験したのちに、空間デザイナーとして業務の幅を広げるのがいいかもしれませんね。

照明デザイナー

照明デザイナーは、住宅や店舗、建物、環境などの光を演出する仕事です。

建物や環境の光は、イルミネーションがイメージしやすいでしょう。建物をライトアップしたり、並木道に装飾をしたりして、コンセプトに沿った空間の光を演出します

しかし、照明デザイナーはまだ専業で活躍できる人は少ないので、建築士やインテリアデザイナーなどと兼務をしている人も少なくありません。LED照明の普及によって、イルミネーションのバリエーションも増えているので、今後伸びていくことが期待されています。

建築デザイナー

建築デザイナーは、建築物を設計する仕事です。一般住宅からマンション、商業施設など、幅広い建築物を扱っています。

具体的には、顧客のニーズを聞きながら、コンセプトや間取りを考えて、建築物の構造や設備、コンセントの位置など細部までをデザインします

似ている職種に「建築士」という仕事もありますが、建築士は国家資格が必要で、安全性や耐震性などを考慮した構造設計や設備設計をおこないます。また実際に工事現場に立ち会い、進捗の管理をするのも業務に含まれます。

その点、建築デザイナーは理想の空間を構想することに特化しています。そのため、建築デザイナーがデザインした理想を実現するために、建築士の協力を得る必要があるのです。

デザインする建築物が大きいほど、多くの人と協力して仕事をすることになります。そのため、建設業界のデザイン分野以外の知識も付けておきましょう。

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ディスプレイデザイナー

ディスプレイデザイナーは、イベントの飾り付けをする仕事です。たとえば、デパートやショッピングモール、展示会などで、商品をより魅力的に宣伝するために、デコレーションをおこないます

加えて、テーマパークなどの施設のデザインを担当する場合もあり、ディスプレイデザイナーも幅広く活躍できる場があります。

展示会やイベントでは、その空間がどれだけ顧客の目に止まるかが大切です。そのため、ディスプレイデザイナーによって、集客数が変わったり、商品の売上が変わったりすることもありますよ。

エクステリアデザイナー

エクステリアデザイナーは、建物の外観を設計する仕事です。

エクステリアとは
  • インテリアの対義語として使われている言葉で、庭や外壁、門などの建物の外観全体を表す。

言葉の意味にもあるように、単に建物の外壁のデザインだけでなく、その建物の敷地内から外壁まで、外観全体のデザインを担当します。そのため、景観や日光の影響など、建物のデザイン以外の専門的な知識も必要になります。

建物の外観はその家の印象を決める大切な要素なので、デザイン性と建物としての機能性のバランスが大切な仕事といえます。

ガーデンデザイナー

ガーデンデザイナーは、環境の緑を演出する仕事です。一般住宅の庭以外にも、公園や庭園のような公共施設の緑のデザインも担当することがあります

ガーデンデザイナーはあくまでデザインまでが範囲なので、実際に手を動かすのは庭師などの職人です。そのため、職人と打ち合わせをしながら、実現可能な範囲でどのようにデザイン性を出すかを考える必要があります。

また、自然のものを扱ってデザインをするので、季節感も大切です。季節によってどの植物をメインに魅せるかは、ガーデンデザイナーの腕の見せどころですね。

フラワーデザイナー

フラワーデザイナーは、顧客の要望に合わせて花を装飾する仕事です

結婚式にかかわる場合は、式場の装飾やブーケ、フラワーシャワーなど、花が必要な装飾全般を担当します。それ以外にも、イベント会場やホテルのエントランスの装飾などの仕事もあります。

また、フラワーアレンジメントやコサージュなど、花を使用した小物を制作することもあり、ファッションの領域にも業務範囲を広げています。花にかかわるデザイン全般に興味があるなら、ぜひ目指してみてくださいね。

アーバンデザイナー

アーバンデザイナーは、都市のデザインをおこなう仕事で、まちづくりを専門的に手がける人をあらわします。都市デザイナーや都市環境デザイナーと呼ばれることもあります。

都市を再設計するとなれば、国家や地方自治体の担当公務員と協力しながら、大規模な計画で進めなければなりません。

計画を進めるにあたって、建築家や芸術家、その他デザイナーと協力する場面も多々あるので、コミュニケーション力やマネジメント力ももとめられる仕事といえます。

環境デザイナー

環境デザイナーは、人々の生活する環境を再設計する仕事です。アーバンデザイナーが都市を中心としているのに対し、環境デザイナーはより身近な公園の整備や、地域の整備など、自然に配慮したデザインを担当します

ときには森林や山などの整備をおこなうこともあり、自然保護や自然再生事業にもかかわることもあるようです。環境関係の事業は法令もかかわるので、その際は専門家と協力しながらデザインを進めていくことになります。

あくまでデザインが担当なので、アーバンデザイナーと同じように他分野の専門家との協力は必須な仕事です。

デザイン系の仕事に役立つ資格25選

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就活生

デザイン系の仕事ってこんなにあるんですね! 気になる仕事がいくつかあったのですが、クリエイティブな仕事だと資格が必要だったりするのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

実はデザイン系の仕事は、資格不要の仕事がほとんどなのです。
しかし、資格を持っていれば、業務に役立ったり選考に有利になったりするので、ぜひ取得を目指してみてくださいね。

デザイン系の仕事で必須の資格がある職種は、実はほとんどありません。しかし、自身のスキルで仕事をする職種なので、資格があると役に立つ場面はたくさんあります。

ここでは、デザインのジャンルごとに、仕事の役に立つ資格を紹介します。

ファッションに関するデザインに役立つ資格

ファッションに関するデザインで役に立つのは、やはり色彩関係の資格です。色彩関係の資格はさまざまありますが、おすすめなのは「色彩検定」です。

色彩検定は、服飾関係の協会が主催する色彩の知識や技能レベルを知ることができる試験で、3級から1級まで3段階あり、主にアパレル業界やコスメ業界など、ファッション関係の業界で活かすことができます

また、上記3段階に加えて、UC(色のユニバーサルデザイン)級という色覚特性を理解してデザインをするための技能を知ることができる級もあります。ユニバーサルデザインに興味がある人は、UC級も調べてみると良いでしょう。

色彩関係のほかにも、骨格診断やパーソナルカラーなど、その人に合ったファッションを提供するための知識を問う資格も役立ちます。知識として持っているだけでも良いですが、資格を提示できると顧客も安心して任せられるので、ぜひ取得を目指してみましょう。

ファッションに関するデザインに役立つ資格

製品に関するデザインに役立つ資格

製品に関するデザインには、全般の知識を問う「プロダクトデザイン検定」というものがあります。これは、魅力的な製品のデザインに必要な知識を問う検定で、1級と2級があります。技術者として活躍したい場合は、ぜひ1級の取得を目指してみてくださいね。

また、製品のデザインにも色彩感覚は大切です。「カラーコーディネーター検定」は「色彩検定」と同じような資格ですが、難易度の低さから、カラーコーディネーター検定の方を持っている人も多くいます。業界での知名度は高い資格なので、持っておいて損はないですよ。

色彩関係以外にも、文字のデザイン技能を試せる「レタリング技能検定」もおすすめです。文字を必要としないデザインもありますが、パッケージデザインなどでは文字のデザインも重要なので、持っておくと役に立つでしょう。

製品に関するデザインに役立つ資格

紙に関するデザインに役立つ資格

出版物・印刷物のデザインも同様に、色彩感覚、文字のデザインは重要なので、「カラーコーディネーター検定」や「レタリング技能検定」はおすすめです

このほかに、DTPデザイナーになりたい人向けの「DTP検定」や「DTPエキスパート」という資格もあります。DTPエキスパートの方がレベルは上なので、ぜひエキスパートを目指してみてください。

また、印刷物のデザインをする際に、PhotoshopやIllustratorのようなデザインソフトを使用する場合があります。そのため、これらソフトの技能をはかる資格もおすすめです。持っておけば、Web上のデザインをおこなう際にも重宝されるので、一石二鳥ですよ。

ゲームやWebに関するデザインに役立つ資格

Web関連のデザインは、ほかのジャンルのデザインに比べて資格のバリエーションが豊富です。Web上のデザインの中でも、分野によって使用するデザインソフトが異なるので、数が多い分、必要な資格を見極めることが大切になります

たとえばWebデザイナーとして活躍したいなら、国家資格である「ウェブデザイン技能検定」の取得がおすすめです。国家資格ということもあり、企業側にスキルレベルを提示しやすくなりますよ。

また、CGデザイナーで活躍したいなら、「CG-ARTS検定」がおすすめです。これは、CGクリエイター検定、CGエンジニア検定、Webデザイナー検定、画像処理エンジニア検定、マルチメディア検定の5つの検定を合わせた名称です。各分野での知識やスキルが必要になるので、網羅的な知識を付けることができますよ。

このように、自分が目指すデザイナーはどのソフトを使っているのかなどから調べて、資格を探してみてください。

空間や環境に関するデザインに役立つ資格

空間に関するデザインの資格で有名なのは、「インテリアコーディネーター」です。インテリアコーディネーターは、快適な室内空間を演出するための知識や技能を検定する試験です。知名度も高いですが、簡単な資格ではないので、持っていると有利に働く場面も多いでしょう。

また、空間に関するデザインを網羅的に学びたい場合は「空間ディスプレイデザイナー」の資格がおすすめです。これは、インテリアの知識や技術、色彩の使い方、照明に関する知識など、空間に関するデザイン全体で必要になる知識を持っているかを問われる試験になります。

そのため、空間や環境に関するデザインに興味があっても分野を絞れていない人は、「空間ディスプレイデザイナー」の資格取得のために勉強をするなかで見つけていくのも良いかもしれませんね。

デザイン系の仕事に向いている人の5つの特徴

デザイン系の仕事に向いている人の5つの特徴

具体的なデザイナーの仕事内容を紹介したことで、よりデザイン系の仕事のイメージがついたのではないでしょうか。

ここからは、選考を想定して、どのような人がデザイン系の仕事に向いているかを紹介します。

コミュニケーション能力が高い人

デザイン系の仕事にはコミュニケーションが必須です。なぜかというと、デザインは、最初に説明したように、ある目的を実現するための手段だからです。

たとえば顧客の案件を受けたとして、顧客が「このWebページでユーザーに会員登録をしてほしい」という目的を持っていたとします。この場合目的は明確ですが、それまでの誘導の流れやトンマナ、そのほかのこだわりなど、ヒアリングが必要な要素はたくさんあります。

一方で、目的もあいまいな場合もあります。たとえば、「商品の売れ行きが悪いけど、何を変えたら良いかわからない」という企業も実際にいます。このときも、現状の問題を聞いて、適切なデザインを提案する必要があります。

このように、デザインをするためには、相手の目的を聞く必要があるので、高いコミュニケーション能力を持っている人は向いていますよ

コミュニケーション能力をアピールする方法は、この記事で詳しく解説しています。

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発想力がある人

デザインには発想力も大切です。発想力と聞くと、革新的なアイデアをひらめく人のようなイメージがありますが、デザインにおける発想力はその側面だけではありません。

たとえば、1つの問題に対して、さまざまな角度の解決策を思いつくのも発想力ですよね。このように、顧客の問題に対して、複数の視点から分析して解決策を見出せる人は、向いているといえます

一方で、発想力は抜群でも、革新的すぎるアイデアはユーザーに響かない可能性もあるので、ユーザー目線を忘れずに発想力を駆使できるとより良いですね。

粘り強い人

デザイン系などのクリエイティブな仕事は正解がないので、基本的に依頼者とイメージを擦り合わせながら作り上げていくことになります。そのため、一発でOKをもらえることは少なく、何度も修正をすることも少なくありません。

そのため、指摘や修正をもらっても、粘り強く改善できる人は向いているでしょう。諦めずに修正・改善を繰り返すことで、スキルアップにもつながりますし、より良いデザインにもなっていきますよ。

粘り強さを効果的にアピールする方法を参考に、人事に響く自己PRをしましょう。

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粘り強い性格の自己PRは、具体的なエピソードを交えるとより伝わりやすくなります。 この記事では粘り強い人の特徴、アピールポイント、自己PR例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 粘り強さを企業でどう活かすのかも話せると期待感も上がりますよ。

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スケジュール管理が得意な人

スケジュール管理はどのような職種でも必要なスキルですが、デザイン系の仕事では特に必要になります。なぜなら、デザインはプロジェクト内の1つの要素であるためです。

たとえば、「〇日までにホームページをリリースしたいから、〇日までバナー画像を作ってほしい」という依頼があったとします。この時、バナー画像はホームページの一要素で、バナーの納品が遅れると、その他全体のスケジュールが遅れることになりますよね。

このように、プロジェクトの一部のデザインを依頼しているので、納期を守れないというのはデザイナーとしては致命的なミスなのです。そのため、学生のうちから、しっかりスケジュール管理ができて、作業の整理などが得意な人は、デザイン系の仕事に向いていますよ。

学ぶ姿勢がある人

デザインのトレンドは、日々変化しています。そのため、流行の変化を捉えて、新しい知識を常に取り入れようという姿勢がある人は向いています

また、トレンドだけでなく、周りのデザイナーの上手なところを取り入れたり、書籍からデザイン論を学んだりと、日々の業務でも積極的に知識をアップデートしようという姿勢も欠かせません。

特に新人のうちは、学ぶ姿勢を大切にして、たくさん技術を吸収できる人が成長していくことができますよ。

津田 祥矢

キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる

デザイナーは提案力も求められている

説明されているとおり、デザイナーは顧客からの依頼で制作をするため、顧客のニーズを詳しくヒアリングするコミュニケーション能力が必要です。ですが、顧客の要望をヒアリングして、要望通りにデザインをするだけでは、どのデザイナーが担当しても同じになってしまいますよね。

他のデザイナーと差をつけるためには、あなただからこそできる提案が必要です。そのため、デザイナーとしてのスキルだけでなく、顧客に満足してもらえるような提案ができる提案力も必要になります。どんなに素晴らしいデザインセンスやスキルを持っていたとしても、顧客に採用してもらえるような提案力がなければ、強みを発揮することはできないですよね。

上記の特徴に加えて、より顧客を満足させられる制作をするためには、提案力が必要になることも覚えておきましょうね。

デザイナーの選考突破には長期的な視点が大切! 

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就活生

来週面接があるのですが、デザイン系の仕事の選考で重要なポイントってなにかありますか?

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キャリアアドバイザー

そうですね、すべての質問において大切にしてほしい視点が1つだけあります!

デザイン系の仕事の選考では、ただデザインに興味があるという気持ちに加えて、「将来敵にどのようなデザイナーになりたいのか」や「デザインでどのような影響を与えたいのか」など、長期的な視点を持つことが大切です

なぜかというと、デザイン系の仕事は華やかで楽しそうなイメージがあるからこそ、イメージとのギャップですぐにやめてしまう人が一定数いるためです。

その点、デザイナーとしてのキャリアを描けていて、目的意識を持って働けそうな人なら、企業側も活躍のイメージがわきやすいですよね。一緒に働いていきたいと思ってもらうためにも、長期的な視点を念頭において、自己PRや志望動機を作成してみてくださいね。

例文付きで解説! デザイナーの選考で伝えるべきポイント

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就活生

長期的な視点以外で、具体的に自己PRや志望動機のポイントも教えて欲しいです!

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キャリアアドバイザー

それぞれ入れてほしい要素があるので、一緒に考えていきましょう。

ここからは、自己PRと志望動機で伝えてほしい具体的なポイントを紹介します。例文も一緒に紹介するので、どのように書いたら良いかわからない人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自己PRのポイント

デザイン系の仕事の自己PRでのポイントは強みを主張しながらも、スキル自慢にならないようにすることです。

デザインスキルをアピールしたい気持ちが強すぎると、スキルを並べただけであなたの価値観や良さが伝わらない自己PRになってしまうことがあります。もちろんスキルを持っていることは強みの1部ですが、そのスキルを持ったうえでどのように活躍できるのかを主張するようにしましょう

即戦力であるというアピールもしつつ、あなたを採用するメリットや、あなただけの強みを主張できるように、バランスを大切にした自己PRを意識してみてください。

例文

私の強みは、向上心があるところです。私は、美術系の学部を卒業したわけではありませんが、個人的に勉強をして、プロダクトデザインに関する資格を取得しました。知識がない状態から資格取得を目指すのはとてもくるしかったですが、プロダクトデザイナーになりたい一心で勉強を続けました。

なぜここまで頑張れたかというと、人々の生活を少しだけでも豊かにできるデザインをしたいと思ったためです。デザインは直接的に生活を助けるものではありませんが、私は、いつも通りの部屋に遊び心のある製品を置くことで、少し生活に色を付けられると考えています。

このような目標を思い浮かべながら、知識がない中でも向上心と学ぶ姿勢を持ってなんでも吸収し、プロダクトデザインの資格を獲得することができました。そのため、御社に入社した際にも、1つの目標に向かって自ら学び進めることができると思います。

自己PRの作り方をおさらいしたい人は、この記事を参考にしてみてくださいね。

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志望動機のポイントは、なぜデザイン系の仕事に就きたいのか、なぜその職種・企業を選んだのかを明確にすることです。この2点は必ず志望動機で伝えましょう。

ここまで紹介したように、一口に「デザイン」といっても範囲がとても広いですよね。その中で、1つのジャンルのデザインをしたいと思ったきっかけがあるはずです。

それに加えて、志望企業でしか成し遂げられない価値を伝えましょう。その価値と将来のデザイナー像がリンクしているとより良いですね。将来のキャリアを見据えて選んでいるということが伝われば、志望度や熱意の高さもきっと伝わりますよ。

例文

私は、御社のジュエリーの商品デザインにかかわって、自分に自信が持てない女性が前を向いて歩けるようなジュエリーを制作したいと思っております。

御社のジュエリーは、シンプルながら身に付けている人をより魅力的に演出してくれる商品ばかりで、年齢を問わず付けられるのが特徴だと思います。特に、〇〇シリーズのジュエリーは、ほかの商品に比べて少し安価なので、学生でも背伸びすれば買える値段に設定されています。私もそのシリーズのジュエリーを1つ持っていて、なにか大切な用事や、前向きな気持ちになりたい時は必ず付けています。

私は自分に自信がないタイプで、少しでも前向きになりたいと思い、御社のジュエリーを購入した1人です。そのときに、私も、自分のように自信がない人でもジュエリーで勇気づけられて、前向きになれるような商品を作りたいと思うようになりました。そして、御社であれば、若年層でジュエリーに憧れている人にもアプローチでき、自然と魅力を引き出して背中を押してくれるようなジュエリーを制作できると思い、志望いたしました。

人事の印象に残る志望動機を作りたい人は、この記事に従って作成してみてくださいね。

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デザイン系の仕事は大きく5つの種類にわけることができ、そのなかでもデザインをする対象によって細かくわかれています。そのため、あなたのイメージする「デザイン」がどの分類なのかをまず理解することが大切です。

そのうえで、必要な資格やそのジャンルのデザインをしたい理由などを深掘りしてみてください。デザインへの理解をどんどん深めて、憧れの仕事への内定を獲得しましょう!

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