目次
- ガクチカでゼミを選ぶなら自分らしい経験や学びを伝えることが大切
- ガクチカのテーマをゼミにするメリット
- ゼミのガクチカを魅力的に伝える3つの掟
- ①業務と研究内容のマッチ度によって伝え方を変える
- ②企業の求める人物像に合わせてアピールする
- ③エピソードはなるべく数字を使って伝える
- ゼミをテーマにしたガクチカのOK例文10選
- 【内定者例文①】26卒摂南大学
業務と研究内容のマッチ度高×個人研究 - 【内定者例文②】26卒文星芸術大学
業務と研究内容のマッチ度高×グループ研究 - 【内定者例文③】26卒聖心女子大学
業務と研究内容のマッチ度低×個人研究 - 【内定者例文④】26卒福知山公立大学
業務と研究内容のマッチ度低×グループ研究 - 【内定者例文⑤】26卒愛知学院大学
業務と研究内容のマッチ度高×文系 - 【内定者例文⑥】26卒近畿大学
業務と研究内容のマッチ度高×理系 - 【内定者例文⑦】26卒関西学院大学
業務と研究内容のマッチ度低×文系 - 【内定者例文⑧】26卒北翔大学
業務と研究内容のマッチ度低×理系 - 【内定者例文⑨】26卒東海大学
文字数指定が300字の場合 - 【内定者例文⑩】26卒流通経済大学
文字数指定が400字の場合 - わかりやすく伝えるには? ゼミのガクチカの基本構成
- ①結論:ゼミで何を頑張ったのか
- ②動機:どうしてそのゼミを選んだか
- ③課題:どのような目標や課題があったか
- ④行動・結果:どのような取り組みをして結果はどうなったか
- ⑤学び:ゼミの経験から何を学んだのか
- ⑥展望:学びを入社後どう活かすか
- NG例文付き! ゼミでガクチカを伝える際の3つの注意点
- ①取り組み内容だけを羅列して学びを伝えられていない
- ②専門用語を使いすぎている
- ③業務と研究内容のマッチ度を理解できていない
- ゼミをテーマにしたガクチカで能力や価値観を効果的にアピールしよう!
ガクチカでゼミを選ぶなら自分らしい経験や学びを伝えることが大切
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「ゼミはガクチカのテーマにできますか? 」
「ゼミをガクチカのテーマにする際のポイントや注意点を知りたいです」
といった質問をよく受けます。ガクチカのテーマとしては、アルバイトや部活動、サークル活動などが挙げられますが、ゼミ活動も候補の一つです。ただ、ゼミ活動をガクチカのテーマにするのであれば、ポイントや注意点を押さえたうえで、自分らしい経験や学びを的確に伝える必要がありますよ。
この記事では、ゼミをガクチカのテーマにする際のポイントや注意点、基本構成などについて解説していきます。ケース別の例文も紹介していくので、ガクチカの作成で悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
アルバイトや部活動、サークル活動をテーマにしたガクチカの作成方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
ケース別例文|ガクチカで部活を伝えるなら「過程」への言及がマスト
11例文|ガクチカでサークル活動を魅力的に伝える4ステップ
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ガクチカのテーマをゼミにするメリット
- エピソードがほかの学生と被る可能性が低い
- 興味関心の対象を伝えやすい
- 面接官が背景や様子をイメージしやすい
ゼミは基本的に自分の興味や関心が高いものを選択するため、ガクチカのテーマにすることで、あなたが何に興味を持っているのかを面接官にわかりやすく伝えられるというメリットがあります。
また、ゼミ活動は同じ分野であっても研究の内容そのものが被ることはほとんどないため、アルバイトやサークル活動などをテーマにする場合に比べて、ほかの学生とエピソードが被る可能性が低い点もメリットです。
さらに、面接官の多くは学生時代のゼミ活動を経験しているため、ゼミをテーマにすることで背景や様子をイメージしやすくなり、自分の努力や頑張りが理解してもらいやすくなる点もメリットとして挙げられます。
ゼミのガクチカを魅力的に伝える3つの掟
- 業務と研究内容のマッチ度によって伝え方を変える
- 企業の求める人物像に合わせてアピールする
- エピソードはなるべく数字を使って伝える

就活生

キャリアアドバイザー
ゼミ活動をガクチカのテーマにするのであれば、事前に押さえておくべき掟が3つあります。
ここからは、ゼミのガクチカを魅力的に伝えるための掟を3つ紹介します。どれか一つでも欠けると魅力が半減してしまうため、ここでしっかりと押さえておきましょう。
①業務と研究内容のマッチ度によって伝え方を変える
ゼミのガクチカは応募先の業務とゼミの研究内容のマッチ度によって、アピールすべきポイントが変わってきます。そのため、ゼミのガクチカを魅力的にするには、業務と研究内容のマッチ度によって伝え方を変える工夫が重要となります。
仮にゼミでの研究内容が業務に活かせない場合であっても、伝え方によっては十分に魅力的なガクチカにすることが可能です。ガクチカでゼミ活動を取り上げるのであれば、業務と研究内容のマッチ度を理解したうえで内容を練るようにしましょう。
応募先の業務内容を把握する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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マッチ度高:研究内容や結果を積極的にアピール
業務とゼミの研究内容のマッチ度が高い場合には、その研究内容を積極的にアピールしていきましょう。
このようなケースでは面接官もその分野の知識を持っている可能性が高く、「どこにおもしろさを感じたのか」「どのような点を工夫したのか」といった点も伝わりやすくなるため、素直にゼミで頑張ったことを伝えてみてください。同じ分野であれば、多少専門的な用語を使っても伝わる可能性が高く、より深い内容の話ができるかもしれません。
特に、プログラミングのような学んだことがそのまま業務に活きる場合は、自分のスキルがどのように業務に活かせるのかをしっかりアピールするようにしましょう。

キャリアアドバイザー
新卒でも即戦力になれることをアピールできれば、企業側の採用意欲を高めることができますよ。
マッチ度低:取り組む姿勢や課題解決の過程をアピール
一方、業務とゼミの研究内容のマッチ度が低い場合には、研究内容を詳しく伝えようとするのではなく、ゼミに取り組む姿勢や生じた課題へのアプローチの仕方を中心にアピールするようにしましょう。
専門知識が業務に直結しない場合には、知識を深めたことをアピールしても、採用するメリットがうまく伝わらない可能性があります。そのため、知識の深さではなく、物事に向き合うときの考え方やつまづいたときの切り替え方など、業務にも活かせるようなポイントをアピールした方が効果的です。

キャリアアドバイザー
まったく分野の違う業界・業種であると、前提の知識を共有するのにも時間がかかるため、相手に伝わるかどうかも考えたうえでエピソードを選ぶようにしましょう。
履歴書における研究課題の書き方や例文については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ゼミ活動から自分では気が付かなかった強みを見つける方法
第三者から意見をもらうことも効果的
業務とのマッチ度が低い場合は特に、ゼミでの経験が自分の強みなのか、当たり前のことなのか判断できず、面接で何をアピールすべきか不安を感じる人もいるでしょう。
このような悩みを抱えている人は、自分一人で考えるのではなく、第三者に意見を聞くことも有効ですよ。たとえば、ゼミの教授や友人などですね。自分では気が付かなかった強みを見つけるきっかけになります。
たとえば、自分では依頼されたデータの資料をまとめることが当たり前だと思っていたとします。しかし、今までに多くの学生を指導した教授目線では、ほかの学生よりも「資料をまとめる力がある」と評価をしているかもしれませんよね。自分では当たり前だと思っていたことが、ほかの学生に比べると強みとしてアピールできることもあるので、ぜひ第三者を頼ってみてくださいね。
②企業の求める人物像に合わせてアピールする
同じ業種や職種であっても、企業によって求める人物像は大きく異なります。そのため、ゼミのガクチカを魅力的にするには、企業の求める人物像に合わせてアピールすることが大切です。
いくら自分の強みや魅力をアピールしても、それが応募先のもとめる人物像にマッチしていなければ、なかなか高評価にはつながりません。たとえば、協調性を重視する企業において忍耐力をアピールしても、採用担当者の心にはあまり響かないでしょう。
ゼミ活動をガクチカのテーマにするのであれば、応募先の求める人物像をリサーチしたうえで、それに合った強みをアピールするようにしましょう。
- 公式サイトや求人情報をチェックする
- 企業説明会やインターンシップに参加する
- OB・OG訪問をおこなう
個人研究の場合にアピールしやすい強み
個人研究のゼミは、ゼミ内に複数のメンバーがいても、それぞれ個人でテーマを立てて研究を進めるのが特徴です。
個人研究は専門的な分野をより深くまで研究してまとめるため、「どうやって課題を見つけたのか」「どのような点を工夫して情報をまとめたのか」など、切り口を変えることでさまざまな強みをアピールできますよ。
- スケジュール管理能力(計画性)
- 臨機応変に対応する力
- 忍耐力
- 情報整理力
- 課題発見力
- 課題解決力
- 探究心
- チャレンジ精神

キャリアアドバイザー
難しい研究に挑戦した場合は、チャレンジ精神や探求心のような強みをアピールするのも良いですよ。
グループ研究の場合にアピールしやすい強み
グループ研究のゼミは、ゼミ内のメンバーでグループを組んで、特定のテーマについて研究活動をおこなうのが特徴です。
グループ研究の場合は個人研究の強みに加えて、グループで協力しているからこその強みをアピールすることも可能です。たとえば、リーダーを務めていたのであれば「リーダーシップ」、周りの意見を聞くまとめ役に徹していたのであれば「傾聴力」というように、チームで何かをするときに自分がどのような行動を取れるのかを示すことができますよ。
- コミュニケーション能力
- 主体性
- リーダーシップ
- 傾聴力
- 協調性

キャリアアドバイザー
企業はチームで業務を進めることが多いため、入社後の姿を想像しやすいという点でも、グループ研究だからこその強みをアピールするのはおすすめですよ。
③エピソードはなるべく数字を使って伝える
ゼミのガクチカを魅力的に伝えるには、エピソードを具体的にすることも大切なポイントです。そのためには、数字で伝えられる部分はなるべく数値化するようにしましょう。
数字を使って表すことができれば、その分野の知識がないとわかりにくい苦労や実績であっても、相手は客観的な判断がしやすくなります。ゼミ活動の頑張りや成果をより明確に伝えるためにも、なるべく共通認識がとりやすい数字で表現することを心掛けましょう。
- 研究に熱心に取り組んだ→研究に〇〇時間費やした
- 多くの論文を読んだ→〇本の論文を読んだ
- 作業時間を短縮できた→以前に比べて作業時間を〇%短縮できた
ガクチカを深掘りされたときの回答も事前に用意しておくと、より効果的に伝えることができます。深掘りの対策については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!エピソードを数値化するコツ
数値化しにくい内容は割合を使って表そう
エピソードの具体化について、特に文系学生からは数値化に悩むと相談をもらうことが多いです。たしかに理系学生に比べるとデータを扱う機会が少なく、どのように定量化するのか悩みますよね。
数値化をして説得力を持たせるためには、割合を使うと良いですよ。そもそも、数値を使って表現する理由は、初めてエピソードを見たり聞いたりした採用担当者がイメージできるようにするためです。そのため、研究結果だけでなく取り組むプロセスも数値化することがポイントです。たとえば、「教授と積極的に議論した」と「教授との議論で会話の6割以上は質問したり意見したりしていた」では数字を使った後者のほうがよりイメージが湧きやすいでしょう。
数値化をするときの注意点としては、数字を使うことが目的にならないことです。採用担当者がイメージしやすいようにするための手段として数値化があるので、「伝わりやすさ」を一番に考えるようにしましょう。
ゼミをテーマにしたガクチカのOK例文10選
ゼミのガクチカを魅力的に伝えるためのポイントを理解しても、いざ文章にしようとするとなかなか手が進まないということもあるかと思います。
ここからは、実際に内定を獲得した学生が作成した、ゼミがテーマのガクチカの例文をケース別に10選紹介します。
あわせてキャリアパーク!就職エージェントの現役キャリアアドバイザーからのポイントも解説しているので、参考にしてくださいね。

キャリアアドバイザー
ただし、実際にガクチカを考える際は例文をそのまま真似するのではなく、オリジナリティを出すことを忘れないようにしてくださいね。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
【内定者例文①】26卒摂南大学
業務と研究内容のマッチ度高×個人研究
私はゼミでファイナンスについてを学び「数字を通して企業の置かれている状況や課題を見抜くこと」に力を注ぎました。特に中小企業の経営に興味を持ち、決算書から過去の利益の動きなどを分析して、その企業がどのような状況にあるのかを把握する方法を学びました。
卒業研究では、「環境や社会への配慮(SDGs)が、結果として企業の利益にどうつながっているか」というテーマで研究を進めています。単に「良いことをしている」というイメージだけでなく、それが実際に企業の経営にどうつながっているのか、個別のデータを用いて明らかにしようとしています。
この経験で培った「数字の背景を読み解く力」は、お客様の悩みに寄り添う貴社の業務において役立つと考えています。入社後は、データに基づいた的確な現状把握をおこない、お客様が本当に必要としているサポートや提案ができるよう尽力したいです。

キャリアアドバイザー
「SDGs」という流行りの言葉を単なる理想で語らず、「利益にどうつながるか」という経営の視点で捉えている点が高評価です。
抽象的な物事を数字を用いて具体化し、経営に活かしていこうとする姿勢は、ビジネスの現場でも非常に役立ちます。即戦力として期待が持てますね。
【内定者例文②】26卒文星芸術大学
業務と研究内容のマッチ度高×グループ研究
私が学生時代に注力したのは、幅広いIT技術の習得と、それを活用したチーム開発です。
大学では、複数のプログラミング言語に加え、データの効率的な扱い方やシステムの設計指針について広く学びました。その知識を活かし、実際にチームでWebアプリを開発する演習にも取り組みました。また、メンバーそれぞれの得意分野を考慮して役割を調整するなど、周囲と協力して一つの形にする「協調性」も大切にしてきました。この経験から、状況に応じた最適な解決策を考える力と、チームで成果を出す調整力を養いました。
入社後も、周囲と円滑に連携しながら、お客様の課題に対して柔軟で質の高い技術提供をしていきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
技術への探究心と、企業へ貢献する意識がバランス良くアピールできていますね。
特に単なるプログラミング学習に留まらず、データの扱い方や設計指針といった「土台の知識」を重視している姿勢は、エンジニアとして成長に期待が持てます。
また、メンバーが持つ適性を見極めて役割を調整している点は、実務でのチーム開発を具体的にイメージできているように思えます。即戦力としての期待が高まる内容ですね。
【内定者例文③】26卒聖心女子大学
業務と研究内容のマッチ度低×個人研究
私は現在、日本語日本文学科に所属しており、日本語の歴史やその特性について深く学んでいます。日本語の文法や語彙、音韻がいかにして現在の形に至ったのかを、古典から現代文学まで数多の文献を紐解き分析しています。
正解が一つではないため、膨大な資料から時代ごとの思想や価値観を読み取る根気強さと、客観的な証拠に基づき論理を構築する力が必要です。私はこの研究を通し、関連性の薄い情報群を俯瞰して本質的な法則性を導く「深い洞察力」を養いました。
入社後も、研究で培った論理的アプローチと粘り強さを武器に、営業としていち早く戦力として成果を上げ、貴社に貢献したいと考えております。

キャリアアドバイザー
「学問を通じた自己研鑽」をビジネススキルに変換できていますね。
特に一見営業とは遠い「日本文学」というテーマから、膨大な資料を読み解く根気強さや法則性を読み解く論理的思考力を抽出している点で非常に印象的です。
単なる感想ではなく、研究のプロセスを言語化できているため、入社後の再現性にも期待できます。
忍耐力のアピール方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。例文やアピールのコツを参考にしてみてくださいね。
関連記事
自己PRで忍耐力をアピールする方法と注意点を解説|例文付き
忍耐力を自己PRにするときは、入社後に忍耐力を活かして活躍する姿を伝えると高評価につながりますよ。 この記事では、忍耐力をアピールするコツや方法、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、魅力的に伝えましょう!
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【内定者例文④】26卒福知山公立大学
業務と研究内容のマッチ度低×グループ研究
私は学生時代、ゼミでの「地域貢献プロジェクト」のリーダーに最も力を入れました。
プロジェクトでは、リーダーとしてメンバーの進捗把握やタスクの割り振りを徹底し、滞りなく作業が進むようにしました。特にチームが混乱しないよう情報の整理・共有を工夫しました。結果として、期限内に高いクオリティでプロジェクトを完遂し、ゼミの単位取得に貢献できました。
この経験から、周囲の状況を把握し、仕組みを整えて目標を達成する達成感を知りました。入社後は、研究で得たITリテラシーを活かして事務作業の効率化を提案し、正確かつ迅速に業務を支えることで組織に貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザー
「情報の整理・共有」という事務職に直結する強みが、プロジェクトのリーダー経験を通じて語られており、再現性が高い印象です。
特に、自分のITスキルを「効率化の提案」につなげる姿勢は、DX推進をおこなっている企業に応募する際に非常に好印象となります。
【内定者例文⑤】26卒愛知学院大学
業務と研究内容のマッチ度高×文系
私は学生時代、「個人のパーソナリティと課題遂行の関連性」に関する研究に最も力を入れました。心理学的な観点から個人の性格特性がパフォーマンスにどのような影響を与えるかを分析しております。
業務の成果は能力や環境によると考えられがちですが、私は「個人の気質に合った仕事の進め方や動機付け」こそが、効率を最大化するカギであると考え、最適なモチベーションの在り方を探求しました。
入社後は、この知見を活かして、単にタスクをこなすだけでなくメンバーやお客様の特性を深く理解したアプローチを実践したいと考えています。最終的には、個人の能力を最大限に引き出し、より良い結果を生み出す仕組みを社会に提供したいと思っております。

キャリアアドバイザー
心理学の知見を、ビジネスの「生産性」という指標に結びつけて語れている点が非常に好印象です。
自分の研究が「組織でどう役立つか」を客観視できており、即戦力として期待できます。
【内定者例文⑥】26卒近畿大学
業務と研究内容のマッチ度高×理系
私は、多角的な視点から専門性を深める学習と、粘り強い研究活動に力を入れました。
学部生時代は、所属する動物発生工学の枠に捉われず、研究の基盤となる化学知識の学習に注力しました。独学で有機化学を学び、合格率の低い「危険物取扱者甲種」の資格を取得した経験は、分野横断的な視点を持つ重要性を学ぶ機会となりました。
大学院生である現在は、自分の研究をもっと深めたいと思い、日々難易度の高い実験に挑んでいます。一時は半年間成果が出ない時期もありましたが、そこであきらめるのではなく、これまでの研究内容を精査し直したり、実験手法の見直しを繰り返したりと試行錯誤を続けました。この経験から、困難な課題に対しても粘り強く、多角的にアプローチして向き合い続ける姿勢を養いました。
貴社の業務においても、この「幅広い知識を吸収する探究心」と「失敗を糧に完遂する粘り強さ」を活かし、技術的な課題解決に貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザー
単なる「努力家」ではなく、自ら不足している知識を見極め、資格取得という結果につなげることで行動力の高さのアピールにも結びつけている点がライバルとの大きな差別化となります。
半年間の失敗を「手法の見直し」という論理的な方法で乗り越えた点も、理系職種として再現性が高く評価できますね。
「発生工学×有機化学」という掛け合わせは、特に製薬の分野や化学・素材メーカーなどで評価されやすいですよ。
【内定者例文⑦】26卒関西学院大学
業務と研究内容のマッチ度低×文系
私は学生時代、ゼミでの「神とは何か」という概念の比較研究に力を入れました。
この研究を通じて「正解のない問いに対し、膨大な資料から本質を導き出す力」を養いました。 当初、私は言語体系を問わず「神」という言葉が存在することに興味を持ち、中世西洋から現代アジアまでの哲学文献を調査しました。特にキリスト教のルーツを探るため、旧約聖書のヘブライ語原文の解読にも挑戦しています。時代や地域によって、神が「唯一の創造主」とされることもあれば「特定の事象を司る存在」とされることもあります。こうした多様な価値観を整理・分析し、言葉の背景にある思想の共通点と相違点を体系化することに注力しました。
入社後は、「異なる視点を統合し、客観的な根拠に基づいて最適解を見出す姿勢」を強みに、コンサルタントとして「企業の抱える課題」という抽象度の高い問題へ文献調査やデータ分析を駆使して、泥臭く課題解決へ尽力してまいります。

キャリアアドバイザー
「ヘブライ語原文の解読」というワードから、知的好奇心の強さと泥臭い努力ができる姿勢が伝わってきます。
一見ビジネスと遠いテーマのようですが、「多角的な視点の統合」という汎用的なスキルにつなげていることで、再現性の高さを感じられますね。
【内定者例文⑧】26卒北翔大学
業務と研究内容のマッチ度低×理系
私は「筋肥大のメカニズムと運動効率」の研究に力を入れました。
ゼミでは、筋力トレーニングの基本である「BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)」の記録更新を目標に掲げ、筋肉の動きを解剖学的に分析しました。当初、自身の記録が停滞した際、単に負荷を増やすのではなく「フォームの力学的ロス」に着目しました。動作を動画で撮影・分析し、関節の角度や重心の位置をミリ単位で微調整する試行錯誤を4カ月にわたり継続した結果、最終的に目標数値を20kg更新することができました。
この経験から、専門外の領域であっても現状を客観的に分析し、粘り強く改善を繰り返せば必ず成果につながると確信しています。入社後も、未経験の業務に対して論理的なアプローチで挑み、早期に戦力として貢献したいと考えています。

キャリアアドバイザー
理系らしい「分析の深さ」がうまく表現できています。
単に「頑張った」という精神論ではなく、動画撮影やミリ単位の微調整といった客観的・論理的なアプローチが具体的に語られており、未経験の業務でも再現性高く成果を出せるイメージが湧きますね。
【内定者例文⑨】26卒東海大学
文字数指定が300字の場合
私はゼミ活動の一環として、メディアリテラシーの探求と発信スキルの向上に力を入れました。
現代社会に不可欠なメディアは、一歩間違えれば個人や企業に多大な損失を与えます。この危機感から、大学ではメディアの歴史や制度といった理論に加え、状況に応じた適切な情報発信の在り方を研究してきました。特に、情報の真偽を見極め、受け手の心情に配慮した「価値あるメッセージ」を作るための視点を養うことに注力しました。
この学びで得た「情報の多角的な分析力」と「責任ある発信姿勢」を活かし、入社後も社会から信頼され、人々の心を動かす価値ある情報を届けていきたいと考えています。(275文字)

キャリアアドバイザー
「メディアの持つ危険性」という独自の視点から、何を意識して何を学んだのかという思考のプロセスが明確に語られています。
論理的な構成で、情報の取り扱いに対する誠実さと責任感の強さがしっかり伝わってきますね。
文字数が300字に指定されている場合には、内容をコンパクトにまとめる必要があります。表現を短くしたり、不要な箇所は削ったりするなどして、内容を洗練していきましょう。
ガクチカの文字数指定が200字の場合もよくあります。200字にまとめる際のポイントや例文については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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ガクチカを200字で作成するよう指定があった時、どうすれば200字にまとめられるのか、200字で自分の魅力を伝えるにはどうすれば良いのか悩むこともありますよね。この記事では、キャリアアドバイザーがガクチカを200字でまとめる際のコツや添削法を解説します。
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【内定者例文⑩】26卒流通経済大学
文字数指定が400字の場合
私は、大学での講義やゼミを通して「物流の効率化」について学ぶことに力を入れました。
ゼミでは、モノを運ぶ際のコスト削減や管理の方法を専門的に学びました。また、学問として知識を得るだけでなく、その裏側にある仕組みを深く知りたいと考え、独学でプログラミングの勉強にも挑戦しました。既存のプログラムの中身を自分で一度分解し、どのような仕組みで動いているのかを一から確認して、構造を理解する取り組みを繰り返しました。
この中身をばらしてどのような仕組みを持っているかを理解する経験を通して、複雑に見えるものでも、中身を整理して仕組みを理解すれば、正しく扱えるようになることを学びました。
入社後も、初めて経験する業務に対して「なぜこうなっているのか」という仕組みの部分からしっかり理解することを大切にしたいです。持ち前の探究心を活かして、一つひとつの仕事を確実に自分のものにし、早く会社に貢献できるよう努めます。(399文字)

キャリアアドバイザー
単なる知識習得に留まらず、プログラミングを手段に「構造的思考力」を鍛えた点は、実務での再現性が高く非常に評価できます。
文字数が400字に指定されている場合には、300字に比べて文字数に余裕があるため、アピールしたい部分を補完・強調するのがおすすめです。
例文では独学でプログラミングを学び始めた動機や、学びの部分を補完しています。
400字のガクチカを作成する際のポイントや例文については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーの体験談企業からの評価が高かったゼミ活動のガクチカ
明確な将来ビジョンとそこから逆算した意思決定をしたことが高評価
過去にデベロッパー系の企業を受けていた学生が、企業から非常に高く評価されたことがあります。その学生は、ゼミ活動で地方での市場調査をおこない、その結果をグループでまとめて市役所などに提案したという経験を持っていました。
企業が特に評価したのは、そのゼミ活動を通じて「何を成し遂げたいのか」という明確なビジョンを持っていたことと、「ビジョンに基づいてそのゼミを選んだ」という意思決定の部分でした。さらに、学生の活動内容が、その企業が将来的に展開しようとしている事業内容と親和性が高く、入社後の活躍が期待できる点も大きかったようです。
このように、本人のやりたいことと企業のビジョンが合致するゼミ活動は、企業からの評価につながりますよ。
わかりやすく伝えるには? ゼミのガクチカの基本構成

ここからは、ゼミのガクチカの基本構成について解説します。これら6項目に当てはめていけば、伝わりやすいガクチカを作れるようになりますよ。
①結論:ゼミで何を頑張ったのか
採用担当者にわかりやすく伝えるには、結論から話すのが基本です。「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問に対しての回答をまず伝えて、これからどのような話をするのか提示しましょう。
いきなりエピソードから伝えようとすると、質問への回答が正しくできていないという印象にもなりかねません。最初に結論を伝えて、何を頑張ったのかを採用担当者に理解してもらいましょう。

キャリアアドバイザー
質問の回答は「ゼミを頑張りました」だけでなく、「ゼミで○○を頑張りました」と少しエピソードに触れておくと、より伝わりやすくなりますよ。
②動機:どうしてそのゼミを選んだか
ゼミを選んだ理由は、自分自身の興味関心がどこにあるのかをアピールしやすい部分です。単に「おもしろそうだったから」ではなく、何に対しておもしろさを感じるのか、自分なりにかみ砕いて伝えるようにしましょう。
- 自分の興味のある分野を深掘りすることができるから
- 将来性のある分野の研究だったから
- 研究方法が特徴的だったから
もし、「なんとなく」という理由でゼミを選んだ場合には、そこから興味を持ち始めたきっかけをこの動機の部分で説明するのもおすすめです。ゼミを頑張れたのであれば、どこかで楽しさを見出したタイミングがあるはずなので、そこを深掘りしてみましょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!エンタメ系の研究テーマはガクチカにふさわしくない?
研究テーマそのものに良し悪しはない! 注意すべきは答え方
研究しているテーマがエンタメ系で、企業からマイナスな印象を抱かれてしまうのではと不安を感じている学生もいるかもしれません。
しかし、研究テーマがエンタメ系であっても、ガクチカとして十分アピールすることができますよ。就活でガクチカを聞く理由は、テーマの良し悪しを判断するためではなく、力を入れたプロセスについて知りたいためです。エンタメ系などの趣味に寄っている研究テーマであっても、研究プロセスをアピールすることはできますよ。
ただし、注意すべきことは「研究に取り組んだ理由」を聞かれたときの答え方です。「おもしろそうだから」や「趣味だから」などと答えると、「興味あること以外は積極的に取り組めないのかも」とマイナス評価につながる可能性があります。入口は趣味だとしても、そこからどうして研究するまで興味を持ったのかを詳しく説明しましょう。
③課題:どのような目標や課題があったか
ゼミ活動を続けていれば、なかなか思うような結果が出なかったり、研究に行き詰まったりと、一度は壁にぶつかった場面もあるかと思います。そのようなときに、「どうやって立ち向かったのか」「どのような気持ちだったのか」は、価値観を伝えるうえで大切なエピソードになります。
壁を乗り越えた頑張りを採用担当者にしっかり伝えるためには、目標を事前に伝えておくこともポイントです。「○○という目標に向けて取り組んでいたが、○○という課題が出てきた」というように説明できれば、目標に対しての課題が明確になるので、どの程度の頑張りが必要だったのかが相手もイメージしやすくなりますよ。
- チーム研究を進めるために役割分担をしたが、メンバーの予定の把握が甘く、進捗に差が出てしまった
- 卒業論文のために文献で情報を集めていたが、最新の情報が浅く、研究の考察も浅くなってしまった

キャリアアドバイザー
ただし、研究の進捗に課題があった場合は、専門的な話になりすぎないように注意してくださいね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ゼミ活動をするなかでの課題を洗い出す方法
研究当初を振り返り現状と比較しよう
学生によっては大きな問題がなく研究が進んでいて、課題として書くことがないという悩みを抱えているかもしれません。このような場合は、研究を始める前どのような課題や不安を抱えていたのかを思い出すことで解決できますよ。
たとえば、部活やアルバイトと両立して研究しなければならない学生にとっては、課題として「限られた時間で求められる成果を上げなければならない」が挙げられます。ほかにも、研究をするために新たな知識を習得したのであれば、課題は「2カ月で〇〇を習得する必要があった」となります。このように、過去の自分と現状の自分を比較することで、ガクチカのエピソードで伝える課題をスムーズに見つけることができますよ。
ただし、ハードルが低い課題を掲げてしまうと、ほかの学生と差を付けられなくなってしまいます。たとえば、「書き方がわからない」という初歩的な課題は避けましょう。あくまでガクチカなので、「自分が力を入れて課題解決したこと」をアピールするように注意してくださいね。
④行動・結果:どのような取り組みをして結果はどうなったか
入社後の自分の働きぶりを採用担当者にイメージしてもらうためにも、課題に対してどのような行動をとったかを伝えることは非常に重要です。
また、ガクチカは結果だけでなく、そこに至るまでのプロセスが特に注目されるため、結果とともに過程も必ずセットで伝えるようにしてください。
- 進捗の差でチームの雰囲気が悪くならないように、ポジティブな発言を試みた
→チームの雰囲気が明るくなり、進捗が遅れていた人も巻き返してくれるように - 実際に調査している自治体に出向き、現場の声をキャッチした
→実際に自分の足で行動をしたことで、参考文献ではわからない本質的な課題がわかった
「課題→行動→結果」という流れがあってこそ、ガクチカは完成します。もし結果に対して自信がある場合でも、そこばかりにフォーカスしないよう注意してくださいね。

キャリアアドバイザー
もしあまり良い結果にならなかった場合であっても、そこからどのように軌道修正したかを伝えることで、新たなアピールポイントになりますよ。
⑤学び:ゼミの経験から何を学んだのか
ゼミでの経験でどのようなことを学んだのか、ガクチカのまとめとして伝えましょう。企業はガクチカを通じてあなたの価値観を判断したいという狙いもあるため、ゼミの経験からどのようなことを学んだのかを伝えることで、自分の考え方をアピールすることができます。
困難や失敗からどのように学びを得てくれるのかで、採用担当者も「どのような仕事に向いているのか」「どのような部署で活躍しそうなのか」といった点が判断しやすくなります。無理に取り繕わずに、ゼミの経験で学んだことを正直に伝えましょう。
- チームの雰囲気を良い状態に保つことで、進捗にも良い影響を及ぼすことを知った
- 受け身の姿勢ではなく自分で行動することで、より質の高い情報をキャッチできることを学んだ
ガクチカで学んだことの伝え方については、以下の記事でより詳しく解説しています。参考にしてみましょう。
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⑥展望:学びを入社後どう活かすか
最後にガクチカの締めとして、ゼミの経験から得た学びを入社後にどのように活かすのかを伝えるようにしましょう。
ゼミの経験からの学びが良い内容だったとしても、採用担当者から「入社後は再現できなさそうだな」と思われてしまうと評価にはつながりません。そのため、同じような課題があったときに、経験を活かして解決できる「再現性」をアピールすることが重要です。
どのような場面で学びを活かせるのか想像して、自分が貢献できるポイントをアピールしていきましょう。
- 入社後にチームで働く際も、失敗を責めるのではなく改善点を一緒に考えるような雰囲気を作りたい
- 入社後も、行動力を大切にして、自分から情報を取りにいきたい

キャリアアドバイザー
ゼミ活動と業務には、チームで協力する点や専門性を高めるという点で意外と共通点があります。学びを最大限活かせるのはどのような場面なのか、業務内容から想像してみてくださいね。
NG例文付き! ゼミでガクチカを伝える際の3つの注意点
- 取り組み内容だけを羅列して学びを伝えられていない
- 専門用語を使いすぎている
- 業務と研究内容のマッチ度を理解できていない
ゼミはガクチカに適したテーマの一つと言えますが、専門性が高いからこそ注意しなければいけない点もいくつかあります。
そこでここからは、ゼミでガクチカを伝える際の注意点について、NG例文とセットで解説します。小さなミスで印象ダウンにならないよう、自分のガクチカをもう一度見直しておきましょう。
①取り組み内容だけを羅列して学びを伝えられていない
ガクチカを通じて企業が把握したいのは結果ではなく、行動からわかるあなたの価値観や考え方です。
もちろん頑張って華々しい結果を残したのは素晴らしいことですが、そこだけにフォーカスすると自分の価値観などが伝わらないため、経験を通じて学んだこともしっかりとアピールするようにしましょう。
私が力を入れたことは、異文化コミュニケーションについての研究です。私は幼少期にインターナショナルスクールに通っていたので、その経験から異文化コミュニケーションに興味を持ち始めました。
私はイスラムの文化を研究していたのですが、文献だけでなく異文化を肌で感じるために1カ月間留学に行きました。現地の食事や慣習に触れることで、より深い知識を身に付けることができました。その結果として、異文化コミュニケーション学会で発表する機会や学術誌への掲載などもしてもらえることになりました。努力した分だけ結果が付いてきたと思い、とてもうれしかったです。
入社後も、このゼミでの経験を活かして、行動力を意識して活躍していきたいです。

キャリアアドバイザー
優秀であることは伝わりますが、肝心な価値観や人柄が伝わりにくくなっているため、どのような壁にぶつかり、乗り越えるためにどんな行動をしたのかを、より具体的に伝えられると良いでしょう。
②専門用語を使いすぎている
ゼミのガクチカでは、専門用語の使用はできるだけ避けた方が賢明です。採用担当者は必ずしも専門用語の意味を知っているとは限らないため、専門用語を多用すると話を理解してもらえない可能性があります。
どうしても使いたい場合には、理解しやすい言葉に言い換えるなどの工夫をしましょう。
私が力を入れたことは、ゼミでの美術の研究です。美術にもとから興味があったわけではありませんが、授業を受けるなかで魅力的なテーマと出会ったため、この研究を選びました。
研究内容はシュルレアリスムについてで、ルネ・マグリットの作品について分析しました。まずシュルレアリスムとは、日本語では「超現実主義」と言われていて、驚異や不条理性などが作品の特徴として挙げられます。
マグリットの作品の哲学的要素の解明のため、顔がベールでおおわれた作品を中心に分析し、そこから考えられる観察者としての解釈をまとめました。文献や解釈が多く大変でしたが、根気強く分析をすることで一つの結論をまとめることができました。
入社後は、この根気強さを活かして貴社に貢献していきたいです。

キャリアアドバイザー
専門分野の前提説明が必要な学問の場合は、内容の深掘りではなく行動によりフォーカスした方が頑張りが伝わりますよ。
③業務と研究内容のマッチ度を理解できていない
ゼミのガクチカは応募先の業務と研究内容のマッチ度によって、アピールすべきポイントが異なります。
この点を勘違いすると魅力的なガクチカにはならないため、業務と研究内容のマッチ度に即した内容になっているか、完成後に必ずチェックしておきましょう。
私が力を入れたことは、ゼミでのプログラミングについての研究です。将来仕事をするうえでもプログラミングの知識は汎用性があると思い選びましたが、パソコンが得意なわけではなかったので、最初はとても苦労しました。
コードを書くことも得意ではなかったのですが、周りのメンバーや先輩が受けている指摘から地道に学び、できるだけ自分の力で研究を進めました。その結果、苦手も克服し、研究としてもゼミ内で一番の評価をもらうことができました。
このスキルを活かして、事務職として働く際もどんどん効率化をして貴社に貢献していきたいです。

キャリアアドバイザー
プログラミングのスキルはたしかに事務職にも活かせるとは思いますが、そこがメインではないので、どんな考え方や努力内容で壁を乗り越えたのかを事務職で活きる強みと掛け合わせて改めて考えてみると良いでしょう。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!ゼミをガクチカにする際の注意点
活動内容が伝わりにくいエピソードは避けよう
面接官がゼミ活動の概要を理解しにくい内容は、評価されにくい傾向があります。過去に、複数のゼミに所属しており、それぞれの活動内容の差別化が曖昧な学生がいました。その学生は、結局「自分は何をやってきたのか」を面接官にうまくアピールできませんでした。
面接官のゼミ活動の捉え方が人それぞれであることには注意
加えて、ゼミ活動をガクチカにする際に理解しておきたい注意点は、ゼミ活動に対する面接官の解釈や評価は、人によって大きく異なる可能性があるということです。ゼミ活動を「授業の一環にすぎない」と捉える人もいれば、「学生が主体的に力を入れて取り組んだ活動」と考える人もいます。
そのなかでも専門的な内容のゼミ活動は、その専門性が応募企業の事業内容と合致していれば、高く評価される傾向にありますよ。
ゼミをテーマにしたガクチカで能力や価値観を効果的にアピールしよう!
ガクチカにはさまざまなテーマがありますが、興味関心や頑張りが伝わりやすかったり、ほかの学生とエピソードが被る可能性が低かったりする点で、ゼミをテーマにするのはおすすめです。
ゼミをテーマにする際は、業務と研究内容によって伝え方を変えることが大切になります。業務とのマッチ度が高ければ研究内容を、マッチ度が低ければ研究に取り組む姿勢をアピールしてください。
ガクチカは結果よりも、行動や考え方が重視される傾向にあります。今回解説した内容を参考にしながら、ぜひ魅力的なゼミのガクチカを考えて、志望企業の選考突破を目指しましょう。
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ガクチカでゼミ活動を取り上げる際は、どのような点がポイントになるのでしょうか?