有名企業24選|AI企業への就職は今後のトレンド把握が必須!

この記事のアドバイザー

目次

  1. AI企業の特徴や強みを理解して
  2. そもそもAIとは
  3. 活用事例
  4. どのような働き方がある? AI企業の職種を紹介
  5. AIエンジニア
  6. インフラエンジニア
  7. Webエンジニア
  8. FPGAエンジニア
  9. ファームウェアエンジニア
  10. マネージャー
  11. コンサルタント
  12. デザイナー
  13. 広報
  14. AI企業の主なサービス内容を紹介
  15. ①自社で開発したAIシステムの提供
  16. ②顧客の要望に沿ったAIシステムの開発
  17. ③AI技術を用いたコンサルティング
  18. ④AI人材の育成
  19. 必ず押さえておこう! AI企業の動向と将来性とは
  20. 動向:DX化により右肩上がりに成長中
  21. 将来性:AIの企業導入率は低いため高い需要がある
  22. どうしておすすめ? AI企業で働く3つのメリットを解説
  23. ①今後の市場拡大が期待できる
  24. ②スキルを磨けば転職がしやすい
  25. ③国内だけでなく世界でも活躍できる
  26. 注意点も確認! AI企業で働く際に知っておくべき2つのポイント
  27. 高い専門性とスキルがもとめられ続ける
  28. 市場が変化する恐れがある
  29. AI企業に向いている人の3つの特徴
  30. ①数字に抵抗がない人
  31. ②論理的思考力がある人
  32. ③新しい知識やスキルを常にアップデートできる人
  33. 【国内企業14選】有名AI企業を一覧で解説!
  34. Appier Group
  35. PKSHA Technology
  36. ブレインパッド
  37. Preferred Networks
  38. FRONTEO
  39. ダブルスタンダード
  40. ウェルスナビ
  41. メタリアル
  42. ALBERT
  43. エクサウィザーズ
  44. アドバンスト・メディア
  45. AI inside
  46. ENECHANGE
  47. ニューラルポケット
  48. 【海外企業10選】有名AI企業を一覧で解説!
  49. Google
  50. Amazon
  51. Meta
  52. Apple
  53. Microsoft
  54. Salesforce
  55. Intel
  56. Baidu
  57. Dyson
  58. KUKA
  59. 国産AI7選! AI企業が開発した製品を理解しておこう
  60. NEC the WISE
  61. FUJITSU Human Centric AI Zinrai
  62. corevo
  63. Hitachi AI Technology/H
  64. KIBIT
  65. SENSY
  66. Chainer
  67. 未経験でも大丈夫! AI企業に就職するための2つの方法
  68. ①大学や大学院で専門知識を学ぶ
  69. ②インターンシップに参加する
  70. AI企業について学生から良くある質問に回答
  71. 注目のAI企業への就職を目指そう! まずはそれぞれの強みと特徴を理解から

AI企業の特徴や強みを理解して

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「最近はAIブームですが、AIを扱う企業ってどんな企業でしょうか?」
「AI企業に就職するためにどんなスキルが必要ですか?」

という質問を受けます。AI(人工知能)技術はまだ成長の途上にあり、今後の成長が見込まれる業界です。AI技術が発展すればするほど、活用事例もますます広がっていくといえます。

そこでこの記事では、AI業界の職種から向いている人材、国内・海外で技術が注目されている企業、国産のAI製品、就活中の学生からよくあるAI企業についての質問について解説します。

この記事をヒントとして、少しでもAI企業や製品への理解を深め、就職したい企業を選ぶきっかけとして役立ててくださいね。

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そもそもAIとは

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AI業界の業界研究を始めようと思うのですが、そもそもAIが具体的にどんな技術なのかなんとなくしかわかっていないかもしれません……。

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ニュースになることも多いものについては何となく知っているかもしれませんが、なかなかイメージしづらいものですよね。まずは、活用事例と一緒に解説していきます!


AIは「Artifial Inteligence」の頭文字を取った言葉で、人工知能を意味しています。現在、AIにできることが飛躍的に増えていて、人間がおこなっている知的行動をコンピューターを使って人工的に実現させたものです。

人工知能に学習させることで人間の活動を再現しているAIは画像認識や音声認識はもちろん、絵を描いたり手書きの文章を再現することまでもできるほど技術が発展してきました。それに合わせてさまざまな形で活用されている事例について、ここからは詳しく解説していきます。

活用事例

AI技術の活用事例はさまざまで、AI企業は顧客に応じて依頼に合わせたカスタマイズをおこないます。AIの使用方法には、たとえば下記のような活用事例があります。

AI技術の活用事例
  • 翻訳や国際会議での同時通訳
  • 監視システムなどの不正の防止
  • アルゴリズムを活用した調理
  • 画像認識技術を用いた医療機関での病気の早期発見
  • 製品の検品
  • 絵や文章の生成
  • VRでの旅行体験

AIは業種によってさまざまな活用方法があるほか、企業によってカスタマイズしてその企業だけの機能をつけることも可能です。

現在では、これまで人間がおこなっていた単純作業だけでなく、絵や文章などのクリエイティブなものまでの作成もおこなえるようになりました

また、医療機関で人間が見つけられない病気が発見できたり、プロの棋士にネットでAIが勝つことができたりするなど、人間を超えるほど技術が活用されています。

どのような働き方がある? AI企業の職種を紹介

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AIを扱う企業というのは想像できるのですが、具体的にどんな仕事があるのでしょうか。

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AI企業といってもさまざまな仕事があるので、自身がやりたい仕事があるかチェックしてみましょう。

一言でAI企業といっても、職種はさまざまです。たとえば、開発のエンジニアや経理や人事などの管理部系の仕事があります。

AI企業ならではの職種に惹かれる方もいれば、業種としてはAIに携わりたいと思いながら、職種は広報など経営層に近いところで働きたいと思う人もいるでしょう。

今もっとも勢いがあり、成長している業界のであるAI企業の職種について、代表的な9つの職種について紹介します。

AI企業の職種
  • AIエンジニア
  • インフラエンジニア
  • Webエンジニア
  • FPGAエンジニア
  • ファームウェアエンジニア
  • マネージャー
  • コンサルタント
  • デザイナー
  • 広報

AIエンジニア

AIエンジニアはITエンジニアよりも難易度が高い仕事を求められるエンジニアの仕事です。AI企業でAIエンジニアを目指したいと思っている方は、AIについての専門知識も理解して、顧客ごとに応用ができなければいけません。

さらに、AIエンジニアはプログラミングの知識のほか、設計に必要な数学や統計学も理解しなければできない仕事です

AIエンジニアは大きく分けると3つの職種に分かれ、それが機械学習エンジニア、データサイエンティスト、データアナリストです。

AIエンジニアの種類
  • 機械学習エンジニア:プログラム分野のエンジニア
  • データサイエンティスト:アナリティクス分野のエンジニア
  • データアナリスト:アナリティクス分野のエンジニアでデータサイエンティストより 高度な専門知識が必要な職種

AIエンジニアについてはこちらの記事で詳しく解説しています。仕事内容やAIエンジニアになるための方法についても紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークなどITの基盤となるネットワークやサーバーなどの部分を扱うエンジニアのことです。

インフラという言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、インフラとは「Infrastructure」の略です。道路・電気・ガス・通信網などの暮らしの中で基盤となる重要な部分を担うのがインフラで、ITの中でそれにあたるのがサーバーやネットワークということになります

インフラエンジニアにはサーバーエンジニア・ネットワークエンジニア・セキュリティエンジニアの3つの職種があり、上流工程・下流工程の2つに分かれます。AI技術もITインフラのもとに成り立っているため、インフラエンジニアはAI企業にかかせない存在です。

インフラエンジニアについてはこちらで詳しく解説していきます。

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サーバーエンジニアについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。基礎知識やキャリアパスなどについても詳しく解説しています。

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セキュリティエンジニアについてはこちらの記事で詳しく解説をしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Webエンジニア

AI企業の職種としてはWebエンジニアも挙げられます。AIが代替できる側面もあるのではと思うかもしれませんが、AIについて学んだWebエンジニアへの需要は高まっています。

一般的にWebエンジニアは設計書を使って開発をおこないますが、AI企業で活躍するためには機械学習やディープラーニングを学ぶことがおすすめです

これらを学ぶことによって、携われるプロジェクトの幅が広がり、顧客のニーズに応えられるエンジニアを目指せるでしょう。

実際にAI企業にIおけるWebエンジニアは、AI技術を活用したWebサービスの開発・運用を担当し、具体的には、以下の業務を担っていることが多いですよ。

Webエンジニアの仕事内容
  • AIモデルのWebサービスへの実装
  • AIモデルの学習・評価のためのWebアプリケーションの開発
  • AIモデルのパフォーマンスを向上させるためのWebサイトの改善
  • AIモデルの利用者からのフィードバックをもとにしたWebサービスの改修
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アドバイザー

AI企業でWebエンジニアとして働きたいなら、Webエンジニアから一歩進んだ知識や技術を得られるように勉強するのがおすすめです。

FPGAエンジニア

FPGAとは、「Field Programmable Gate Array」の略です。FPGAではハードウェア言語で誤った回路設計をした場合でも、すぐにやり直すことで予想と違った動作をすることを防げます。

FPGAがなければ途中で修正できず、間違った動作まで行きついてしまいますが、FPGAではすぐに修正可能です。そのため、AI企業でもFPGAエンジニアの需要が高まっているのです。

FPGAエンジニアは、ソフトウエア開発と回路設計の両方の知識や技術を駆使しなければなりません。AIの知識も持ったFPGAエンジニアは、人材不足でありながら案件が増えているこの業界ではますます必要とされていくことが予想されます

ファームウェアエンジニア

ファームウェアエンジニアは製品を制御するソフトウェアの設計開発をおこなう仕事で、製品の要件定義から試験まで設計を一通り経験することができます。

加えて、さまざまな業界や製品に携われるのが特徴で、たとえば家電や自動車などの比較的身近な製品から、医療機器やロボット、宇宙関連の機器まで幅広い分野で活躍できる仕事です。

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電子機器を動かすために組み込む制御用のプログラムがファームウェアです。

AIの技術も駆使するのがファームエンジニアで、ロボットはAIが使われることで有名な製品です

マネージャー

マネージャーはさまざまな企業の役職のことも指しますが、AI企業におけるマネージャーとはそれだけではありません。マネージャーは管理や運営をする側の仕事で、AI企業の現場で開発をする人から管理部にいる人までさまざまな人がいます。

また一般社団法人新技術応用推進基盤では「人工知能プロジェクトマネージャー試験」をおこなっています。この試験ではAIプロジェクトに求められる構築技術の知識を養えるだけでなく、マネジメント能力も身につきます。

合格するとAI人材としてのプロフェッショナルとして認められるだけでなく、AIを使ってビジネスへの価値を提供できることの証明にもなるでしょう。

人工知能プロジェクトマネージャー試験に合格するような人材は、AI企業でマルチに活躍できるためどのポジションでも能力を発揮できるはずです

コンサルタント

コンサルタントとは、顧客の問題解決のために戦略を立てたり、改善案を出していくような仕事であり、AI業界においてはその役目をAIコンサルが担っています。

具体的にはどのようなAIを導入するべきか課題を抽出したうえで、顧客により良い提案をおこないます。そのため、本格的なAI企業のコンサルタントになりたいと思ったら、AIコンサルをおこなう会社に就職するのがおすすめです。

AIコンサルタントはコンサルティングについてのノウハウを保有していることはもちろん、AIについての知識も必要です。その2つのスキルを駆使して顧客の課題と向き合い、問題を解決していくのが仕事ですよ。

デザイナー

AIデザイナーはたとえば洋服のデザイナーなど、ほかのデザイナーとは違った特徴があります。それは、実際にデザインをするわけではないということです。AIデザイナーがAI企業で働くにあたって必要なのは、ほかの職種と違ってAIの知識や技術ではありません。

課題・作成・運用とAIのプロジェクト全体を把握し、どこにAIを導入して進めていくかを考えられる人材がAIデザイナーです。AI企業ではこのような現場でAIを駆使した開発やプログラミングができる人材だけでなく、全体が見れるような人も必要です

開発などに興味がなくても、今伸びているAI企業で働きたいと思っている人は、自分に合っていると思ったらAIデザイナーの仕事を選択してみても良いのではないでしょうか。

広報

他の業種、AI企業を問わず広報の仕事は社内向け広報、認知度向上やコーポレートブランド、企画や戦略の立案などをおこなう仕事です。イベントに向けてプランを立てたり、運営や進行などもおこないます。

また、広報はメディアとのやり取りをおこなったり、外部とのコミュニケーションを取ったり、プレスリリースの作成・配信も業務の1つです。

AIは今注目されている業界であり、新しい技術や製品が次々と登場しています。そして、その注目されたAIを使った新技術やサービスはメディアで記者会見をして発表することもあります。

メディアで発表をおこなう際に対応をおこなうのも広報の仕事で、社内のそれぞれの部門とも連携を図ります

酒井 栞里

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自分がしたいことをよく考えて企業選びをしよう

「AI企業ならどこでも良い」と自己分析や業界・企業研究が不十分なまま就活をすると、思うようにいかず苦戦してしまいます。AI企業が提供するサービスは各社それぞれに特色があり日々進化しているので、自分の希望に合う応募先をしっかりと見極めることが大切です。

またAI企業には多種多様な仕事があるので、入社後にどんな職種で活躍したいのかイメージすることも重要です。やはりメインとなるのは技術職でしょう。これまでにない画期的なサービスを生み出し、人々の暮らしを便利にすることができる仕事ですよ。

ほかにも技術職を支える部署も大切な仕事です。広報や人事、経理として最先端のAI企業に携わり、企業の急成長に貢献することができます。自分の得意分野を生かせる職種につくことで、活気ある企業をさらに盛り上げることができますよ。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

AI企業の主なサービス内容を紹介

AI企業の主なサービス内容

AI企業は幅広い業界に対応する製品を作り、顧客へとサービスを提供しています。顧客はそのようなAIを活用した製品によって、サービスや技術の向上を実現させているのです。

それでは、AI企業のサービスには主にどのようなものがあるのでしょうか。具体的な4つのサービスをもとにして、AIを使用することでどのようなことができるようになるかを紹介します。

さまざまなAIサービスを知って、どのようなサービスを提供しているAI企業に就職したいかを改めて考えてみてください。

①自社で開発したAIシステムの提供

AI企業では、自社で開発したAIシステムを提供しています。自社で開発するということは、既存のサービスを応用するのではなく、システムを新しく創り出すことを意味しています。

そのような自社で開発されたシステムが認知され、そのシステムを導入したいという企業や消費者に販売され、さらに幅広く普及していくのです。自社で開発したAIシステムによって、AI企業やAIシステムの認知度は高まります。

そして、新しい製品としての需要が広がって利便性が向上することにより、そのシステムを開発したAI企業の売上も伸びていきます。現在ではさまざまなAIシステムを生かした製品が次々と市場に出ていますが、まだAIではできないことも多いため、自社開発によるビジネスチャンスは大きいでしょう

②顧客の要望に沿ったAIシステムの開発

これまでのAIシステムを応用して顧客の要望に沿ったAIシステムを開発することで、売上を伸ばすとともに顧客満足度の高い製品を作ることが可能です。

単なるシステム開発とは異なり、顧客の要望に応えた独自AIシステムを開発することで他社と差別化することができます。

また、自社開発では自社の顕在化したニーズに沿ったAIシステムの開発には留まりやすくなりがちですが、AI企業に任せることで顕在化したニーズだけでなく潜在化ニーズも踏まえたAIシステムの開発ができる点がAI企業の強みといえるでしょう

③AI技術を用いたコンサルティング

データ分析や業務効率化、顧客体験の向上など、さまざまな分野でAI技術を活用することが可能です。AI技術を用いたコンサルティングでは、企業の課題を分析し、AI技術を活用した解決策を提案するなど、これまでコンサルタントがおこなっていた業務の一部をAIが担っています。

ただ、AIコンサルタントはすべてをAIの知見に任せるわけではありません。顧客が改善したいと思っている課題の分析や検討をおこない、その業務に合ったAIソリューションを導入することを提案します。

ヒアリングをして課題を明確にし、顧客の予算に合ったAIソリューションであるかも判断して最大限の効果を発揮できるようにするのがAIコンサルティングです

④AI人材の育成

AI人材とは、さまざまな知識をあわせ持ち、ITの知識のみでなく機械学習やディープラーニングなどAI企業で働くためには欠かせない知識も保有した人材です。AI企業ではそのようなAI人材の育成をおこなっており、AI人材の育成方法は自己学習のほか、研修も導入されています。

AI人材を育成するサービスをおこなっている企業に入社すれば、AI技術の基礎知識や実践的なスキルを身につけることができるだけでなく、AI業界でのキャリアアップにつながるのでおすすめです

必ず押さえておこう! AI企業の動向と将来性とは

AI企業の動向と将来性

AI企業に就職したいのであれば、業界の動向や将来性も押さえておくことが欠かせません。

AI企業は今急激に伸びており活用事例はますます広がりを見せています。今後もさまざまなものの利便性が高まっていくでしょう。そうした時代の流れもあり、現在ではAI技術による製品やサービスの導入を検討している段階の企業でも、今後導入されていくことが予測されます。

こうした将来性や動向については、就活を進めていくうえでの大切な情報になるので、ここでしっかりチェックしておきましょう。

動向:DX化により右肩上がりに成長中

DXとは「デジタルトランスフォメーション」の略です。これは、デジタルの分野で社会に変化をもたらしていくことを意味しています。DX化とIT化はほとんど違いがなく、同じようなことを指します。

最近ではITの技術がどんどん進歩し、AI企業もDX化によって右肩上がりに業績が伸びています。そのため、AI企業の動向は今後も活発になって新しい技術が生まれていくでしょう。

このDX化は今後も止まることなくさまざまな企業がAI技術を取り入れることが予想されます。成長企業で働きたいと思う人にはAI企業はとてもおすすめで、最新の技術に触れることができる点も仕事のやりがいにつながるはずです

将来性:AIの企業導入率は低いため高い需要がある

AIを導入するのは大変で、現在のやり方を変えなければいけないうえに、導入までに費用や時間がかかります。そのため、現在のAIの企業導入率は決して高いとは言えません。AIを導入しているのは売上が好調な一部の企業のみで、中小企業などはまだ導入が進んでいません。

AIに魅力や可能性を感じている企業が多い一方でまだ導入が進んでいないという現状があるため、AI企業のビジネスチャンスは大きいといえます

今後企業の導入は加速する予想

現在ではまだ企業の導入率が高くないAIですが、これからの導入は加速することが予想されています。なぜなら、AIの製品やサービスが増え続けているのは、需要が高く利便性が上がっているからです。

これまで人間にしかできないと思われていたこともAI技術の進歩で可能となり、企業の業務効率化や安全性を高めることに役立っています。

これまでITの技術を企業が取り入れてきたように、AIも目的に適した製品やサービスが徐々に導入されていくことが予想されます。
導入する企業が増えれば増えるほど、その流行に乗ってAIを取り入れるという選択をする企業が増えるでしょう。

需要が増える一方で、AIに置き換わる仕事もあります。AI技術の活用のイメージがさらにつきやすくなるので、AIの発達で今後なくなる可能性のある仕事についてこちらの記事でもチェックしておきましょ。

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加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

AI技術が活用されるシーンは多いことを理解しておこう

AI技術には、画像認識、音声認識、データの分析・予測、学習機能による最適化提案などがあります。これらの技術をさまざまな業界の現場に導入し、人員の削減や業務の効率化を実現していますよ。

製造業では画像認識機能を使った製品検査、小売業では商品販売予測や顧客データに基づいた発注・在庫管理、教育業では生徒の習熟度に合わせたカリキュラム作成など、人間の勘や経験値でおこなっていた業務をAIで効率的に実施することができます。

少子高齢化が進む日本において、AIを活用して業務を効率化し人手不足を解消することはとても重要な課題になっています。これからもますますAI業界の必要性が高まっていきますよ。

どうしておすすめ? AI企業で働く3つのメリットを解説

AI企業で働くメリット

業績は景気に左右され、経済の状況が悪化すると業界全体が厳しくなることも少なくありません。しかしその中でも順調に業績を伸ばしている業界がIT業界で、近年はオンライン販売や在宅ワークの広がりもあり、よりITの需要は向上しました。

ITの進歩の先にAIがあり、業績が好調なAI企業で働きたいという人が増えています。そのAI企業で働く3つのメリットについて、ここからは解説します。

①今後の市場拡大が期待できる

AI企業は最近登場した業界であるため、話題にはなっているもののまだ市場そのものは狭いといえます。現在の市場は狭くても、最先端の技術であるために、AIを導入したいと考えている企業は非常に多いのが特徴です。

そうした背景もあり、AI市場は今後さらなる拡大が期待できます。市場が拡大していけばその分需要獲得にチャンスも広がり、業績向上にもつながることも予測できます。

そうした環境に身を置くことは、給与アップなどのチャンスに恵まれるだけでなく、大きな仕事にチャレンジしやすいなど、成長のしやすさという面でもたくさんのメリットがありますよ

②スキルを磨けば転職がしやすい

AI企業はまだ比較的新しい業界であるため、ノウハウやスキルの磨き方が確立されていません。業界の中でも試行錯誤して研究や試験が積み重ねられている現状があります。

そのため、AI企業に就職するために今必要なのは即戦力になれる知識やスキルではありません。もちろん、スキルがあると習得が早いというメリットもありますが、特に新卒の場合は企業は自社で育てるために今の段階のスキルは求められていません。

ただ、AI企業に入ってスキルを身につけ磨くことができれば、AI業界での市場価値を高めることはできるので、転職をする場合でも多くの選択肢を持てることでしょう

③国内だけでなく世界でも活躍できる

AI企業で得たスキルは世界中で生かせます。したがって、将来的に海外で活躍したいという人にとっても、AI企業はおすすめです。

AIを含めたITの知識は日本発でなく、国外で新技術が生まれることも多いです。したがって、日本でその知識をできるだけ早く自分のスキルにするためには、英語でその情報を読まなければいけないときもあります。

AI企業では英語のスキルは必須ではありませんが、英語力があればより多くの場面で有利に働きやすいことは事実です。将来的に技術が進んでいたり、その技術を生み出した海外の本社で働いたりしたいと思った人は、海外で活躍するための基礎をまず日本で積むのも良いでしょう

注意点も確認! AI企業で働く際に知っておくべき2つのポイント

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AI企業は将来性も高く、就職できたら将来安泰ですね! 志望度が上がりました!

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それはよかったです。ただし、AI企業にもほかの業種と同様に、AI企業で働きたいと思ったときに知っておかなければいけない注意点もあることを忘れてはいけませんよ。

良い点しか見ないで就職を決めてしまうと、理想と現実のギャップで挫折してしまうリスクもあるので気をつけてください。

AI技術はまだ新しい業界でありながら業務をこなすためには高い専門性が求められることから、市場がまだ不安定な業界でもあります。だからこそ、就職前に注意しなければいけない2つの点を紹介します。

AI企業に就職する前に知っておきたい注意点
  1. 高い専門性とスキルがもとめられ続ける
  2. 市場が変化する恐れがある

高い専門性とスキルがもとめられ続ける

AI企業で働くためには高い専門性とスキルがもとめられます。それは入社時だけでなく技術が発展すればその新技術についていくスキルをまた身につけなければなりません。

比較的変化が少ない業界・職種もありますが、AIは成長中の業界であるとともにさまざまな分野での活用や応用が可能です。そのため、これからも変化が激しいことが予想されるために求められるスキルが多く、変化に適応する能力が必要とされるでしょう

だからこそ、AI企業では変化についていけない、同じような仕事を続けていたい、新しい仕事を習得するのに時間がかかるような人材は不向きです。しかし、これらは努力によって身につくものでもあるので、苦手意識を持たずに取り組める人なら十分に適応できるでしょう。

市場が変化する恐れがある

AIは最近急激に伸びてきた市場であるため、まだ安定していません。だからこそ、その不安定な市場に飛び込んでいって大きな変化が起こったときに、きちんと対応できるかも試されます。

たとえば、今「AIに人間の仕事が奪われる」と言われていますが、それはAI企業の中でも同じことが言えます。そして、そうなったときに社会問題となったり、AIが悪用される危険性もあります。

AI企業は確かに今最も成長している業種の1つですが、だからこそ競合が出てきたり就職で倍率が高まったりするなど、今後どうなるかは未知数です。そうした背景があるからこそ、変化を恐れないで提案していける人材が向いているといえます。

AI企業に向いている人の3つの特徴

AI企業に向いている人の特徴

それでは、AI企業に向いている人はどのような人材なのでしょうか。一言でAI企業といっても、さまざまな職種があるために、職種によっても向いているかどうかは変わります。

しかし、どの職種であっても自身が働く企業の商品やサービスについて深く理解をしていることが重要であるので、これから紹介する3つの特徴があれば、どんな職種でも活躍していけるでしょう。

反対にこの3つがクリアできていない場合でも、これからできるようになろうという意識があれば問題ありませんよ。

①数字に抵抗がない人

AIは数字の画像認識や数値予測をおこなうため、数字と向き合わなければいけない仕事も多くあります。数字を見ただけで抵抗を感じてしまう人はAI企業の中で働くのはつらいかもしれません。

また、開発だけでなく経理や人事など管理部の仕事においても数字を見なければいけないため、数字を避けることはできません。

しかし、数字は実務で毎日見ていると見慣れるものであるため、今数字が苦手でもAI企業に就職したいという強い気持ちがあるなら、数字に慣れるために意識的に触れる機会を作るなど、対策を始めていきましょう

②論理的思考力がある人

AI企業で必要とされる能力の1つに、論理的な思考力が挙げられます。人間にAIが覚えさせたいのは人間が持つ知的な思考力です。そのため、作業を作業としておこなうだけでなく、物事を根拠から論理立てて考えられる人がAI企業では求められています。

AIは数値データから学ぶだけでなく、人間の知恵をもとに作られているものである点からも、それを作る人材に論理的思考力が必要とされることがわかります。論理推論は機械学習にも役立ち、その期間を短縮できるものです。

このような論理的思考を今持っていなくても、論理的思考を持つための訓練をしようと考えている人ならAI企業への就職も問題ありません。プログラミングを学ぶことも、論理的思考を身につける方法の1つとされていますよ。

③新しい知識やスキルを常にアップデートできる人

AI企業では、日々新しい技術が生まれ、その開発や運用に携わっている人もその都度新しい知識やスキルをアップデートしていかなければいけません。

つまり、AI企業で働く人は古いやり方やマニュアルに固執する人ではなく、新しいことに挑戦してそれに適応できる人材である必要があります。

もちろん、ほかの人が考えた新しい技術やスキルを自分のものにする能力も必要ですが、それだけでは足りません。最初は覚えることが大切ですが、スキルを身につけたら自分の能力を生かし、新しい知識をアップデートさせる側になる必要があります。

日々新しい技術がアップデートされているAI企業の中で新しい知識をもたらすことによって、社会に役立つ製品やサービスを生み出すための提案ができるでしょう

石川 愛

キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる

入念な企業研究をして冷静に自分に向いている企業か見極めよう

AI業界はこれからも日々進化し続けます。常に新しい知識を仕入れ柔軟に対応できるなど、変化を楽しめる人がこの業界に向いていますよ。反対に安定感や現状維持をもとめる人が実力を発揮するのは難しい業界といえます。

実力を発揮しにくい環境下では社風や職場の雰囲気になじめず、仕事をするうえでも苦労をする可能性可能性がありますよ。また無理に周囲に合わせようとすれば精神的な負担につながり、仕事を楽しむことが難しくなってしまいます。

自分の適性や個性をAI企業の中で活かすことができるか、一度冷静にイメージしてみましょう。憧れだけで就職先を選ぶと入社後にストレスを抱えてしまう場合があるので、無理や背伸びをすることなく働けるかどうかを意識してみてください。

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【国内企業14選】有名AI企業を一覧で解説!

AI企業は国内・海外ともに新技術を生み出していて、人間とAIが共存する社会に役立っています。AIは人間の目に届かない部分にまで人の代わりとなる細かいサポートや技術で利便性を高め、セキュリティやサービスの向上につなげています。

また1つの製品が1つの技術にしか役立たないわけではなく、幅広いジャンルに応用が効くのが特徴です。これまでもさまざまな技術を提供し続けてきた14の国内の企業と、それぞれの企業が販売しているAIの製品について紹介します。

AI企業一覧
  • Appier Group:AIを駆使した「フルファネルマーケティング」の提供
  • PKSHA Technology:ディープラーニングなどの技術を活用したアルゴリズムソリューションを提供
  • ブレインパッド:データ分析とAI技術を活用したデータ活用ソリューションを提供
  • Preferred Networks:AI技術を活用した製品やサービスの研究開発・販売
  • FRONTEO:独自開発のAIエンジン「KIBIT」を用いて、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業
  • ダブルスタンダード:ビッグデータ処理やデータクレンジング、OCRなどの技術を活用したサービスを提供
  • ウェルスナビ:AIを活用した資産運用サービス「WealthNavi」を提供
  • メタリアル:自動翻訳による言語フリーサービスや、生活VRサービスを手掛ける
  • ALBERT:AIやビッグデータの活用に向けたコンサルティングや製品の提案をおこなう
  • エクサウィザーズ:独自開発のAIアルゴリズムとAIサービスを開発・提供することで社会課題を図る
  • アドバンスト・メディア:さまざまな業界・分野で音声認識技術を活用したソリューションを提供
  • AI inside:独自のAI技術を活用したさまざまなサービスの提供
  • ENECHANGE:エネルギーデータの解析技術やデジタル技術を活用したさまざまなサービスを展開
  • ニューラルポケット:端末(エッジ)にAIの処理機能を搭載することで、低コスト、低遅延、低消費電力でAIを活用できる技術を活用したサービスを提供

Appier Group

企業名Appier Group
設立2018年4月
HPhttps://www.appier.com/ja-jp/
特徴企業の販促など経営課題の解決を支援するAI搭載の
プラットフォームを提供

Appier Group(アップリアー グループ)は「AIをもっとシンプルに ソフトウェアはよりスマートに」をビジョンに掲げているSaaS企業です。2022年には創業10周年を迎え、1,440社以上の企業がAppierのサービスを導入した実績があります。

マーケティング領域のスタートアップ企業でもあるAppier Groupでは、AIを使って消費者の全体の行動を考えた行動の施策である「フルファネルマーケティング」の提供を強みとしています。

現在ではグローバル企業として、AIとSaaSをかけ合わせたサービスをおこない、マーケティングDXを推進した事業展開をしているのが特徴です。AIを活用し、法人の販売促進などに幅広く役立つサービスを提案しています。

SaaS業界については知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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PKSHA Technology

企業名PKSHA Technology
設立2012年10月
HPhttps://www.pkshatech.com/
特徴ディープラーニングなどの技術を活用した
アルゴリズムソリューションを提供

PKSHA Technology(ピーケーシャテクノロジー)は「人とソフトウエアの共進化」をビジョンとし、顧客の課題をソフトウエアを使って解決していくような事業を展開しています。

2021年10月時点で導入企業数は2,354社、165のアルゴリズムの導入、1日930万以上のユーザー数と好調な業績の企業です。自社開発の「AIチャットボット」は顧客からの問い合わせ対応に役立ち、国内シェアNo.1です。

これは、ビジネスで顧客からの問い合わせ対応ができるほど、日本語精度が高いという特徴があります。これまでの人間がおこなう問い合わせ対応では、メールの返信や電話が殺到したときなど顧客を待たせることもありました。

しかし、簡単な問い合わせはチャットで解決できるようにすることによって、顧客満足度を高め、自社の負担も軽減することに成功しています

ブレインパッド

企業名ブレインパッド
設立2004年
HPhttps://www.brainpad.co.jp/
特徴データ分析とAI技術を活用したデータ活用ソリューションを提供

ブレインパッドは「データ活用」を強みに、ビジネスに取り入れる提案をおこなう企業です。現在、ブレインパッドでは主に2つのサービスを軸として、データ活用を支援しています。

具体的には、データ活用を設計し実装へと役立てる「プロフェッショナル・サービス」とデータ活用を日常化するSaaSプロダクトの「プロダクト・サービス」の2種類です。

ブレインパッドのデータサイエンティストは150名を超え、さまざまな業界で800社以上に人工知能を使ったビジネスをデータサイエンスを用いて提供してきました

その支援実績のなかでは、機械学習やディープラーニングが活用され、顧客の中には大手有名企業も入っています。データ活用は3%程度しかされていないと言われており、ブレインパッドではそれを加速するビジネスを提供しています。

Preferred Networks

企業名Preferred Networks
設立2014年3月
HPhttps://www.preferred.jp/ja/
特徴AI技術の研究開発だけでなく、AI技術を活用した製品や
サービスの開発・販売も

Preferred Networks(プリファードネットワークス)では深層学習やロボティクス技術を始めとし、幅広くさまざまな分野で研究や開発をおこなっているのが特徴です。

さらに、Preferred Networksはこれらを単体の技術として提供するのみでなく、複数の分野の技術を組み合わせた最先端の研究もおこなっています。

たとえば、業務効率化に役立つロボットの活用、自動運転でぶつからないようにして事故を減らしてくれるような車、医用画像解析や化合物解析などが挙げられます。これは、生活をより便利に人にとってより良いものにしてくれる技術です。

それに留まらず、深層学習をイラストやアニメーションにも応用する技術も生み出しています。最近話題のこの技術は、工程を減らすことでクリエイターの負荷を減らすことに役立っているのです。

FRONTEO

企業名FRONTEO
設立2003年8月
HPhttps://www.fronteo.com/
特徴独自開発のAIエンジン「KIBIT」を用いて、ビッグデータなどの情報解析を
支援するデータ解析企業

FRONTEO(フロンテオ)の自社開発AIである「KIBIT」は人間の持つあいまいさを数学的アプローチで解析するとされている、CPUレベルの検索エンジンです。

FRONTEOの製品はライフサイエンスAI・ビジネスインテリジェンス・リーガルテックAIの3つがあります。AIのすごいところは、これまで従来の構造化データでは難しかった分析も、自社のAI検索エンジンの導入によって解析に成功しています。

そのほかにも、ビジネスで企業の各部門で作業効率化を図るためのソリューションを提供したり、メールやチャットの監視、独自開発のAIによる経営戦略の策定に至るまで、KIBITは数学的アプローチから企業の活動におけるさまざまな役割を担っているのです

ダブルスタンダード

企業名ダブルスタンダード
設立2012年6月
HPhttps://double-std.com/
特徴ビッグデータ処理やデータクレンジング、
OCRなどの技術を活用したサービスを提供

ダブルスタンダードは独自の基盤技術を構築し、その大手企業などから培ったビッグデータからビジネスプランを組み合わせ、企業の新たなサービスを創出する「企画開発プロバイダー」とされています。

ビジネスを加速させる事業を多数おこなっているのが特徴です。技術を組み合わせ、サービス企画開発力で実現しているのが「サービス企画開発事業」です。

これは、本人確認や請求書などの処理を効率化する帳票処理エンジン、音声や位置情報などをデータベース化したデータ解析サポート、さらにデータに高い付加価値を高めるデータクレンジングシステムなどがあります。

ビッグデータの活用では、HTMLやデータベースの活用のほか、アナログ媒体のデジタル化を支援するアナログ媒体活用にも役立てています

ウェルスナビ

企業名ウェルスナビ
設立2015年4月
HPhttps://www.wealthnavi.com/
特徴AIを活用した資産運用サービス「WealthNavi」を提供

ウェルスナビはロボアドバイザーNo.1とされる全自動の資産運用サービスを提供している企業です。現在では、運用者数は36万人以上・預かり資産は8,500億円を突破しました。

ウェルスナビは投資を始めたくても失敗が怖いという人たちの声に応え、データで見える化をおこなっています。1万円から自動で資産運用をできる点が魅力です。

将来的なシミュレーションをすることも可能で、リスク許容度3の場合には7年間で資産は約1.5倍にまで成長するとされています。もちろん、全期間を通してプラスになるわけではなく、最初の2年目くらいまではマイナスとなるかもしれません。

諦めずに継続し、長期・積立・分散をおこなうことによって、ウェルスナビでの資産運用は成功するのです。

メタリアル

企業名メタリアル
設立2004年2月
HPhttps://www.metareal.jp/
特徴自動翻訳による言語フリーサービスや、生活VRサービスを手掛ける

メタリアルはAIとメタバースを軸とした企業で、世界中の人々の言語フリーを目指し、AI自動翻訳や生成AI、音声翻訳といった製品を開発しています。

また、便利なサービスだけでなく、VR空間で世界中を旅する、非日常を体感できるサービスも人気です。このサービスでは自社で提供しているAI自動翻訳を組み合わせて、現地の人からの案内も受けられます。

さらに、AI自動翻訳では母国語が違う人同士でも会話が成立するように、話した言葉と訳がスマホやパソコンに表示されるようになっています。

メタリアルの製品を使えば母国語が違う複数の人が会話をしたとしても困ることはなく、言葉の壁が取り払われて会話が成立するようになっているのです

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

ALBERT

企業名ALBERT(現・アクセンチュア)
※2023年6月1日にアクセンチュアが買収のため同社と合併。
設立2005年7月
HPhttps://www.accenture.com/jp-ja
特徴AIやビッグデータの活用に向けたコンサルティングや製品の提案をおこなう

ALBERT(アルバート)はアクセンチュアと合併する以前は、世界をつなぐデータサイエンスを強みとし、ビッグデータの分析やAIアルゴリズムの構築からシステム開発までを手掛けていました。

2023年6月からALBERTはAIやメタバース、クラウド、マーケティング、ビジネスの業務効率化など幅広いサービスを展開するアクセンチュアに買収されました。

アクセンチュアでは、まだAIが人間の代わりになるとは考えていません。AIと人間がそれぞれの得意分野をおこなうことで、より良いサービス向上の提案ができるというのがアクセンチュアの考えです

ALBERTがこれまで培ってきた技術はアクセンチュアの中でも生かされ、より高度な技術を顧客へ提供できるでしょう。

エクサウィザーズ

企業名エクサウィザーズ
設立2016年2月
HPhttps://exawizards.com/
特徴独自開発のAIアルゴリズムと、さまざまな業界や業務に関する知見を
組み合わせたAIサービスを開発・提供することで社会課題を図る

エクサウィザーズは、AIサービスの開発やDXでの人材育成をおこなっています。エクサウィザーズのAIとDXを用いたプラットフォームは国内最大級で、AIアルゴリズムやソフトウェアなどを始めとした、100以上の技術が搭載されています

他社との共同での開発も積極的におこない、最近では関西電力グループと取り組む分散型エネルギー運用事業、つまりはAIを蓄電池・太陽光などに用いてそれぞれに適した取引市場で電気を売買する事業がメディアにも取り上げられるなど、注目を集めています。

アドバンスト・メディア

企業名アドバンスト・メディア
設立1997年12月
HPhttps://www.advanced-media.co.jp/
特徴音声認識技術のリーディングカンパニーとして、さまざまな業界・
分野で音声認識技術を活用したソリューションを提供

アドバンスト・メディアは音声認識のサービスで、ソフトウェア市場・クラウドサービス市場でNo.1を獲得している企業です。声で話したり、声で動かすなど幅広い音声認識にAIを活用しています。

機械学習によって自然な話し言葉を実現するとともに、強力なノイズ除去をする耐防音性能もあり、議事録や商談の記録、AI対話、医療などさまざまな分野に応用可能です

AI inside

企業名AI inside
設立2015年8月
HPhttps://inside.ai/
特徴独自のAI技術を活用したさまざまなサービスの提供により
企業の業務効率化や生産性向上、社会課題の解決に貢献

AI inside(エーアイ インサイド)は独自の統合基盤の活用によって、企業や団体のDXを支援するAIソリューションやプロフェッショナルサービスを提供しています。AI insideはヒトやモノにAIを届けることによって、未来に向けたサービスでグローバル化を目指している企業です。

企業に向けたDXでバックオフィスの効率化を図ることはもちろん、社会問題に取り組んだり環境に配慮した再生可能エネルギーの活用、自社開発のハードウェアの再資源化率も高めています

ENECHANGE

企業名ENECHANGE
設立2015年4月
HPhttps://enechange.co.jp/
特徴エネルギーデータの解析技術やデジタル技術を活用したさまざまなサービスを展開

ENECHANGE(エネチェンジ)は「エネルギーの未来をつくる」をミッションとした、エネルギーの企業です。ENECHANGEは、「エネルギーを変革する」を意味する社名がつけられた、イギリス生まれ・日本育ちの企業です。

ケンブリッジ大学での電力データ解析から始まり、現在ではさまざまなエネルギーデータ事業によって、電力・ガス会社向けクラウド型DXサービスを展開しています。

そのサービスによって、電力・ガス料金のシミュレーションができたり、クラウドでのEV充電モバイルアプリの開発、充電スポットAPIの提供などをおこなっています。

ほかにも、法人向けのエネルギー切り替えサービスや、ネットワークとデータ解析技術など、さまざまな技術の開発が現在でも進められ、サービスの数はかなりの数だといえるでしょう

ニューラルポケット

企業名ニューラルグループ
※2023年6月1日よりニューラルポケットから社名変更
設立2018年1月
HPhttps://www.neural-group.com/index.html
特徴端末(エッジ)にAIの処理機能を搭載することで、低コスト、
低遅延、低消費電力でAIを活用できる技術を活用したサービスを提供

ニューラルグループは、社会課題の解決に貢献する独自AIライブラリを組み合わせたサービスを展開し、都市・産業の抱える問題を明確にして空間をデータ化してそれを解決するような提案をおこなう企業です。

それらの技術は、施設の利用状況や人の流れ、危険感知、混雑状況を知るためにも役立っています。サービスの「デジフロー」は、そういったあらゆる状況や情報の把握に便利なサービスです。

ただ混雑状況が「見える化」するだけでなく、エンドユーザに伝えたり駐車場の混雑状況を知るなど、ビジネス面だけでなく消費者にも待ち時間を減らし時間を有効活用するなど、役立つサービスが多いでしょう

見える化を価値にするのがニューラルグループのサービスの特徴です。

【海外企業10選】有名AI企業を一覧で解説!

AI企業は国内だけでなく世界中にあります。その中でも特にグローバルに事業を展開している企業は日本でもおなじみの会社が並んでいます。AIそのものはまだ新しい技術ですが、現在AI技術を提供している海外の企業の中には、歴史ある企業もあります。

ここからは知名度の高い、AIを活用している海外企業を10社紹介していくので、どのような技術が活用されているのかをという視点でもしっかりとチェックしておきましょう。

AI企業一覧
  • Google:検索エンジンをはじめ、クラウドコンピューティング、人工知能、モバイル端末などを提供
  • Amazon:世界最大のEコマース企業
  • Facebook:Facebook、Instagram、WhatsAppなどのソーシャルメディアを運営
  • Apple:iPhoneやMacなど練されたデザインと革新的な製品を開発
  • Microsoft:WindowsやOfficeなどのソフトウェアを始め、クラウドサービスやハードウェアなど、さまざまなIT製品やサービスを提供
  • Salesforce:クラウド型のCRM(顧客関係管理)システムを提供する企業
  • Intel:CPU(中央処理装置)やチップセットなどの半導体を製造・販売する企業
  • Baidu:中国最大の検索エンジンを運営する企業
  • Dyson:イギリスの掃除機メーカーであり、サイクロン式掃除機を世界で初めて開発
  • KUKA:ドイツの産業用ロボットメーカーであり、世界最大級の産業用ロボットメーカー

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Google

企業名Google LLC
設立1998年9月
HPhttps://www.google.co.jp/
特徴検索エンジンをはじめ、クラウドコンピューティング、
人工知能、モバイル端末など、さまざまな情報技術の分野で
革新的なサービスを提供

Google(グーグル)は検索サービスで有名な、インターネットに関連するサービスを展開しているグローバル企業です。Google検索で上位に表示される企業や記事は多くの人から認知されやすく、それが今話題の「SEO対策」の企業ともなっています。

Googleではさまざまな研究がおこなわれ、多くの便利なツールが開発されています。機械学習もその1つで、Googleの翻訳は入力するだけでなく、現在では画像から何語かを判別して翻訳の精度も高まっているのです。

たとえば試験運用中の「Bard」では予測をし、アイデアを創出したり何かをするときのコツを教えてくれたり、持ち物リストを作ってくれるなど、人間のように次々と知恵を使って効率的なアイデアを提供してくれます

Amazon

企業名Amazon.com, Inc.
設立1994年7月
HPhttps://www.aboutamazon.jp/
特徴世界最大のEコマース企業

Amazon(アマゾン)は物流が有名で、オンラインショップで気軽に商品を購入できます。Amazonといえばネット販売が有名ですが、それ以外にもたくさんのサービスを提供している大手企業です。

AWS(Amazon Web Services)もその1つで、世界中の大手企業からスタートアップ企業、政府機関などさまざまな企業からの需要があり、何百万ものユーザーがいます。

AWSの製品やサービスは豊富で、機械学習や分析、データベースなど、さまざまな製品を多彩な分野に提供し、厳しい要件にも対応できる設計となっています

顧客の事業を促進させる幅広いサービスを提案し、法人・個人ともに顧客満足度を高めている企業といえますね。

Meta

企業名Meta Platforms, Inc.
※2021年にFacebook, Inc.から社名変更
設立2004年2月
HPhttps://about.meta.com/ja/
特徴Facebook、Instagram、WhatsAppなどのソーシャルメディアを運営

Facebook(フェイスブック)は世界中の多くの人々が利用しているSNSで、本名で友達とつながれるサービスを展開しています。日本では少し利用している層が縮小したものの、まだまだFacebookの利用者は多いのが実情です。

現在のFacebookは社名変更をおこない、「Meta Platforms, Inc.」として事業をおこなっています。Meta はさまざまなソーシャル体験を提供し、3Dで未来をつなげるサービスを提供し、顧客を楽しませる工夫をしています

たとえば、仮想現実や拡張現実がそれにあたるでしょう。テクノロジーは人と人が遠くなることをイメージさせますが、実はMeta のサービスでは人を近づけるような方法を開発しているのです。

Apple

企業名Apple Inc.
設立1976年4月
HPhttps://www.apple.com/jp/
特徴iPhoneやMacなど練されたデザインと革新的な製品を開発

グローバル企業であるApple(アップル)は、日本でもiPhoneを始めとしたいろいろな製品が使われている有名企業です。Appleは高度な技術でさまざまな体験を顧客にさせてくれる企業で、その技術はどんどんアップデートされています。

Appleの製品には機械学習が組み込まれるとともに、ディープラーニングや自然言語処理、音声技術、コンピュータビジョン、応用技術までがおこなわれています

現在ではAppleで新技術や製品が発表されると日本でも話題になるほど、ブランディングに成功しているといえるでしょう。音声認識AIである「Siri」は今でも使われていて、その手軽さと便利さで使用している人も多いですよね。

Microsoft

企業名Microsoft Corporation
設立1975年4月
HPhttps://www.microsoft.com/ja-jp
特徴WindowsやOfficeなどのソフトウェア、Azureなどのクラウドサービス、
Xboxなどのハードウェアなど、さまざまなIT製品やサービスを提供

Microsoft(マイクロソフト)は1975年に設立された歴史ある企業です。そのMicrosoftもAIの時代が訪れるとともに、生産性をさらに向上させるようなAIの技術を取り入れるようになりました。

Microsoftで使用するAIは脅威を素早く発見し、難しいデータの回答を得たり、数十の言語のコーディングをしたり、仕事を効率化させるのに成功しています

Microsoftは顧客が安心して使い続けられるように、サイバーセキュリティの研究や開発に年間10億ドルという高額な費用を投資しています。さらに、データセキュリティやプライバシーの専門家は3,500名と多くのエキスパートにMicrosoftは支えられているのです。

Salesforce

企業名Salesforce, Inc.
設立1999年2月
HPhttps://www.salesforce.com/jp/
特徴クラウド型のCRM(顧客関係管理)システムを提供する企業

Salesforce(セールスフォース)は世界シェアNo.1の顧客管理システムを持ち、顧客中心型の概念である「Salesforce Customer 360」を提供しています。これは、非常に便利な製品で、リアルタイムに社内の共有ができるだけでなく、世界最高レベルのクラウドセキュリティで安全性も高く、企業によってカスタマイズも可能です。

この製品は一貫性のあるビジネスのサポートが可能で、営業からマーケティング、カスタマーサポートに至るまで、さまざまな業務環境で高い結果を生み出しています。

AI技術の予測や学習による結果がよく反映されていて、アフターサポートまでが充実しているのが魅力の1つです

Intel

企業名Intel Corporation
設立1968年7月
HPhttps://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html
特徴CPU(中央処理装置)やチップセットなどの半導体を製造・販売する企業

Intel(インテル)の掲げる目標の中の1つに、「AIの民主化」が挙げられます。今、グローバル企業であるIntelにとって、日本への注目度が上がっていることがメディアでも取り上げられています。

Intelではデータベース拡充にも注力をしており、そのうえでAI技術を市場へ送り出すまでの時間を短縮しています。ワークフローは簡素化しながらも効率化したサービスを提供する点からも、Intelはエンドユーザーにも使いやすいサービスを提供しているといえます

Baidu

企業名百度(バイドゥ)
設立2000年1月
HPhttps://www.baidu.jp/
特徴中国最大の検索エンジンを運営する企業

Baidu(バイドゥ)はテクノロジーの複雑さをなくし、世界を見すえてユーザーにシンプルさを提供する企業です。中国最大のポータルサイトであり、Baiduを利用することで中国の会社へWebマーケティングをおこなうことも可能です

Baiduは中国では最も利用者が多い検索エンジンですが、世界的に見てもGoogle、Yahoo! に続く第3位となっています。

また、中国ではSNSなどの規制が多く、今話題のchatGPTも規制をされているものの1つです。そのため、Baiduではそれに代わる対話型のAIサービスである「文心一言」を発表しています。Baiduはこの自社製品を使い、今後検索エンジンなどの性能を高めるのに役立てる予定です。

Dyson

企業名Dyson Limited
設立1991年7月
HPhttps://www.dyson.co.jp/
特徴イギリスの掃除機メーカーであり、サイクロン式掃除機を世界で初めて開発

Dyson(ダイソン)はグローバルテクノロジー企業であり、シンガポールや英国、フィリピンに拠点があります。Dysonは電気機器メーカーで掃除機やヘアケア用品、照明などを通販で販売している企業です。

Dysonは先進的な製造拠点を2023年中に倍増することを目標としています。家庭で使用する製品の製造だけでなく、現在は新技術を用いた研究や製造能力の強化を図っています。

そして、新技術によって独自のバッテリー製造工場を新設し、製品の製造にはソフトウェアやAIを積極的に活用しています。

Dysonではテクノロジーの研究開発に27億5,000万ポンドもの高額な投資をし、さまざまな技術の開発とともにエンジニアや科学者などそれぞれの分野の専門家が協力し、新技術の開発をおこなっているのです

KUKA

企業名KUKA
設立1898年
HPhttps://www.kuka.com/ja-jp
特徴ドイツの産業用ロボットメーカーであり、世界最大級の産業用ロボットメーカー

KUKA(クーカ)は1898年の創業と、非常に歴史の長い企業です。KUKAが始まったときには、住宅と街路灯を扱っていました。しかし、現在では時代に合わせ産業ロボットやファクトリーオートメーション関連機器の製造メーカーです。

KUKAの扱う産業ロボットは自動車や医療、食品などの各分野で活用でき、完璧なカスタマーサービスを実現できるような努力をしています。さらに、KUKAは世界中で事業展開をしているなど、グローバルな広がりにも注力をしています。

国産AI7選! AI企業が開発した製品を理解しておこう

国産AI7選
  • NEC the WISE
  • FUJITSU Human Centric AI Zinrai
  • corevo
  • Hitachi AI Technology/H
  • KIBIT
  • SENSY
  • Chainer

AI技術は海外の方が進んでいる印象がありますが、国産AIにも人々の生活に役立ち、ビジネスを加速させるような製品やサービスが登場しています。「国産」の製品は安全性が高いような印象もあり、幅広く活用されています。

国産の製品を知って、「こんな技術を持った企業で働きたい」という就職の参考にするのも良いでしょう。まずは、日本で作られた製品やサービスを知って、国内のAI技術についてしっかりと理解を深めてください。

NEC the WISE

NEC the WISE(エヌイーシー ザ ワイズ)はNECが作ったAI技術です。社名と一緒に製品名となっている「the WISE」は、「賢者たち」を意味します。AIらしい賢さが伝わってくる名前が特徴で、人とAI技術が共同で顧客の課題を高度な技術で解決していくようなイメージとなっています。

この技術はさまざまな分野で応用可能で、実世界をデータ化して「見える化」をおこなう技術です。たとえば、ノイズの除去や解像度の向上、夜間や靄がかかる天候などの悪条件から見える化をおこない、広範囲の監視にも役立てています。

さらに、指紋認証などの五感による識別・認証、意味や意図の理解、分析、高度な将来の予測を立てるところまで、あらゆる場面で使えます。

NEC the WISE
  • 製作企業:NEC
  • できること:実世界をデータ化して「見える化」をおこなう技術

FUJITSU Human Centric AI Zinrai

FUJITSU Human Centric AI Zinrai(フジツウ ヒューマン セントリック エーアイ ジンライ)は、疾風迅雷を語源とする製品で、スピーディーなサポートで企業や社会にダイナミックな変革をもたらすことをイメージしてつけられた名前です。

企業や社会に貢献するサービスはカテゴリーを分けただけでも16種類もあり、顧客からの問い合わせ件数は600を超えています。その活用方法はサイバー攻撃を検知し都市を監視する社会インフラから車の自動運転、高齢者の見守り、在庫適正化、コールセンターでの自動応答など多岐に渡ります。

これらのAI技術は世界トップクラスであり、人間よりもAIの方が適合性が高かったり、人間の負担を減らす領域で使用するのが特徴です。さまざまな現場に対応しやすいAI技術で効率化を図り、顧客満足度を高めています。

  • 製作企業:富士通
  • できること:サイバー攻撃を検知し都市を監視する社会インフラから車の自動運転、高齢者の見守り、在庫適正化、コールセンターでの自動応答など

corevo

corevo(コレボ)はNTTグループによるAIです。外部とのコラボレーションをすることでより良い技術を生み出すことを目標とした「co-revolution(コラボレーション)」により、一緒に革新を起こすことを見すえ名づけられました。

corevoを構成するAI技術は4種類とされています。Agent-AIやHeart-Touchingは人間の感情や意図の理解、スポーツの上達などの人間らしさをAIがあらわします。

そして、Ambient-AIはヒトやモノ、環境の予測・制御をおこない、Network-AIは複数のAI技術がつながった巨大システムが社会システムの全体を最適化してくれるシステムです

corevoはこれらの技術が集結した技術を提供しているのです。

  • 製作企業:NTTグループ
  • できること:自然言語処理と機械学習の技術を組み合わせて開発されており、自然言語処理技術により、テキストや音声を理解し、機械学習技術により、生成や翻訳、要約、質問への回答などのタスクを学習することが可能

Hitachi AI Technology/H

Hitachi AI Technology/H(ヒタチエーアイテクノロジーエイチ)は、簡単に言えば業務改革サービスのことを意味しています。これは、顧客の持つビッグデータから顧客自身が持つ経営課題を分析します。

その分析には、日立の人工知能である「Hitachi AI Technology/H」が使われ、顧客の施策を検討・検証していくのです。このサービスは、専門家でも思いつかないような仮説を立てられるなどクオリティの高さが特徴です

2万点から選ばれて2016年日経優秀製品・サービス賞、優秀賞、日経産業新聞賞を受賞した製品で、製造で品質のばらつきをなくしたり、鉄道の消費電力を低下するなどの効果を得られます。そのほかにも、マーケティングや物流など幅広い業界で活用されています。

  • 製作企業:日立製作所
  • できること:顧客の持つビッグデータから顧客自身が持つ経営課題を分析

KIBIT

KIBIT(キビット)は「言葉に隠れた人間の機微を数学的アプローチから見つけ出す」という考えから開発されたことを意味する名前です。テキスト解析が得意なだけでなく、言語とそれ以外のデータを一緒に解析できます。

専門性の高いテキストデータから、大量の学習データまで素早くデータを抽出して計算処理を軽くしていきます。多くのデータを扱う人ほど利便性の高いサービスです。

医療の分野にも技術が反映され、情報を自動分類したり臨床研究・臨床試験の共同研究者の選定までができます。そのほか、会話型認知症診断支援AIプログラムや転倒転落予測AIシステムなど、高齢化社会に役立つAI技術も提供しています。

  • 製作企業:FRONTEO
  • できること:膨大なテキストデータの中から重要な情報を抽出することが可能

SENSY

SENSY(センシ)は「Follow your Sense(感性のまま自分らしく)」という言葉をビジョンとして、知りたい言葉にたどり着き、必要なモノが必要なときに人々に行き届くような製品を展開しているAI技術です。

SENSYは画像解析・自然言語処理などの複数の技術を組み合わせたうえで、一人ひとりの感性までを解析していくディープラーニング技術です。

SENSYはライフスタイルのカテゴリーでその技術が幅広く使われ、ファッションや美容などでもマーケティングの需要の予測、レコメンドエンジン、接客エンジンの提供をおこなっています

売上や消費者の志向に合わせたマーケティングに、優秀なAIソリューションが使われています。

  • 製作企業:DeNA
  • できること:画像解析・自然言語処理などの複数の技術を組み合わせたうえで、一人ひとりの感性までを解析していくディープラーニング技術

Chainer

Chainer(チェイナー)では、AI技術に必要不可欠なディープラーニングの基礎が学べます。AI企業で働きたい人が多い中で苦手で挫折してしまう人が多い数学の基礎、AI技術に必須な機械学習・ディープラーニング理論の基礎・IT企業では必要なコーディングまでを解説する入門ツールといえるでしょう。

チュートリアルを学ぶために初心者の挫折しにくさにもこだわり、IT業界が初めてだという人にも安心な工夫がされたフレームワークで、数学・プログラミングも基礎から学べます

ディープラーニングは幅広く応用され、試行錯誤を重ねいくつかの段階を踏みながらレベルを上げていきます。そして、いろいろな分野で応用し、実用化できるスキルを身につけられるでしょう。

  • 製作企業:Preferred Networks
  • できること:シンプルなコードでニューラルネットワークを構築することが可能

未経験でも大丈夫! AI企業に就職するための2つの方法

AI企業で実務をこなすにはかなりの専門知識とスキルが必要とされ、実務をこなすレベルにまで成長するには時間がかかることからも、未経験では難しいのではないかと不安になっている人も多いでしょう。

確かにAI企業で戦力になるまでには学ばなければいけないことが多いですが、未経験でも十分内定を狙うことは可能です。

企業は新卒の学生に対して高いスキルは求めていませんが、即戦力となれることをアピールするために、これから解説する対策をぜひチェックしておきましょう。

①大学や大学院で専門知識を学ぶ

最近は、大学や大学院でも時代に合ったAIを学ぶ機会が増えています。今の大学生は以前と違い、IT企業に就職するための知識を身につけられるだけでなく、AI技術や知識も学べます。

ITの技術を学べる学部を選んだ学生はもちろん、別の学部でもITを学ぶための授業を履修できる機会はまったくないわけではありません。

もちろん、AI企業では新卒の学生は即戦力とされていないため、就職してから少しずつその会社の技術やAI技術・ITのスキルについて学ぶことも可能です。

しかし、少しでも学生時代の時間を有意義に使ってAI技術についての知識を得れば、就職してからの知識の吸収力も早く、実務に活かせるでしょう

②インターンシップに参加する

大学や大学院では知識を学ぶことはできても、実務を経験することはできません。だからこそ、学生のうちから実務を経験しておきたい、そしてAI企業で就職したときのギャップを減らしたいと思うなら、実際にAI技術を活用している企業でのインターンがおすすめです

インターンに参加できるのは学生の特権であり、企業も学生の受け入れに積極的です。企業から学校に募集が来ていてインターンを受けられる企業もあるため、その中にAI企業があれば応募してみましょう。

インターンに参加した企業に応募し、内定をもらう学生も少なくありません。

AI企業のインターンなら長期インターンを検討してみましょう。

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塩田 健斗

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新卒で入社できなくても希望を叶えるチャンスはあることを知っておこう

多くのAI企業では、積極的に中途採用を実施しています。仮に新卒採用時に希望のAI企業に入社できなかったとしても、あきらめる必要はないですよ。本気で志望する企業であれば、転職での入社も視野に入れることができます。とくにAI企業は若手人材が不足しがちな企業もあるため、積極的な中途採用をおこなっている企業も多いですよ。

ただし希望を実現するには目標を持って学び続ける必要があります。これまでもお伝えしてきたとおり、AI企業の進化は早く常に情報をアップデートしていかないとあっという間に取り残されてしまう可能性があるのです。

中途採用でAI企業を目指すのはハードルが高いかもしれませんが、あきらめない気持ちが大切です。新卒での入社が叶わなかったとしても、ほかの企業でスキルや経験値を身につけてから第二新卒枠でチャレンジすることも可能です。目標意識を大切に、着実に希望の実現へ進んでいきましょう。

AI企業について学生から良くある質問に回答

AI企業はまだ新しい業界であることから、「AI企業に就職するにはどうすれば良いのか?」と疑問に思う学生も少なくありません。そのような学生が就職するための対策をおこなうために、AI企業で求められる人材の特徴を知りたいと思う人も多いでしょう。

ここからは、AI企業について学生から良くある3つの質問に回答していくので、参考にしてください。この3つの回答をしっかりと押さえ、AI企業の特性について理解するとともに、就職するためのコツをつかみましょう。

  • AI業界のトレンドは何ですか?

    全体的なAI業界のトレンドで言うと、画像認識や音声認識、検索エンジン、予測などがAI業界のトレンドだといえます。そのような認識や予測によって業務効率化やアイデアを創出すること、監視によって安全性を高めること、予測によって混雑などを予想することなどがトレンドです。そして、それらを組み合わせることでもAIの活用方法は広がっています。

    ただし、AI業界のトレンドといっても、それはAIの利用方法によって異なります。AIは業界に合わせた使い方ができるため、業界によってもトレンドは違うので、業界を絞って活用事例を調べてみましょう。

  • AI企業の将来の展望は?

    AI企業は新しい技術で始まったばかりであるため、将来の展望は明るいといえます。AIだからこそできることが多いだけでなく、まだAIにもできない技術もあるでしょう。したがって、AIには可能性があり今後も新技術が生み出されることが予想されています。

    AI企業の将来は、ほかの企業とのコラボレーションによってさらに新しい技術が生まれる楽しみもあります。そして、2023年にも複数の企業のコラボレーションによって便利な新サービスが多数誕生し続けているのです。現在では、AI技術を取り入れている企業はまだ少なく全体の5%に留まっています。

    しかし、今後はAI技術を導入する企業が増え、売上もさらに好調になっていく見通しも立っています。

  • AI企業に就職する方法を教えてください

    AI企業ではプログラミングスキルやAIに関する知識・経験がもとめられるため、深い知識ではなくともスキルアップをしておきましょう。また、AI企業へのインターンに参加することで実務経験をつむこともおすすめです。
    学生であれば知識や技術はあまり必要なく、やる気が重要です。しかし、できるだけそれに関連した授業を履修したり、独学や講座を受講するなどしてAIへの知識を深めておくと良いでしょう。

    また、就職活動が上手くいかないからといって、将来的にAI企業に就職したいのにほかの業種・職種に進むことはやめましょう。なぜなら、転職は経験者が優先されるために、AI企業に就職するのに不利になってしまうからです。

注目のAI企業への就職を目指そう! まずはそれぞれの強みと特徴を理解から

AI企業の技術はまだ一部の業界でしか利用されていないため、ビジネスにもエンドユーザーである消費者にも便利なものであるため、これから浸透することは間違いありません。

したがって、成長企業で働きたい方や専門的な技術を身につけたい方、社会貢献できる企業で働きたい方にはおすすめな企業です。最新技術に触れられるAI企業には、やりがいもあるでしょう。

就職する企業に迷っている方を始めとして、世界でも注目される業界でチームワークを通して達成感を得たい方はぜひ、AI企業での就職を目指してみてください。

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