SaaS業界は急成長中の業界! 有名企業や注目される理由も解説

この記事のアドバイザー

有名企業も紹介! 注目のSaaS業界は○○をする業界

目次

  1. SaaS業界は注目業界の一つ! 仕事内容や将来性を知って理解を深めよう
  2. SaaS業界とは? まずは概要をチェック!
  3. GmailやZoomなどのオンラインサービスを提供
  4. Slerとの違いは顧客ごとのカスタマイズが少ないこと
  5. なぜ注目されている? SaaS業界が社会に提供するサービスの価値
  6. 初期費用をかけずに最新のサービスを利用できる
  7. テレワークなどの多様な働き方に対応できる
  8. 成長性抜群! SaaS業界の将来性を徹底解説
  9. パッケージの自社保有型システムに比べると成長傾向にある
  10. 今後さらなる市場規模の拡大が期待できる
  11. さらに解像度を高めよう! SaaS業界で働く3つのメリット
  12. ①将来性のある業界でスキルを磨ける
  13. ②柔軟な働き方に対応している企業が多い
  14. ③外資系企業では年収1000万円以上を目指すことも可能
  15. サービスや特徴を比較! SaaS業界のおもな企業5社
  16. ①マネーフォワード
  17. ②フリー
  18. ③Adobe
  19. ④Zoom
  20. ⑤Salesforce
  21. 志望先選びに役立てよう! SaaS業界のおもな5つの職種と仕事内容
  22. ①インサイドセールス
  23. ②フィールドセールス
  24. ③マーケター
  25. ④エンジニア
  26. ⑤カスタマーサクセス
  27. どんなビジョンが描ける? SaaS業界の3つのキャリア
  28. ①プロダクトマネージャー:サービスの進捗管理や品質管理を担当
  29. ②ITコンサルタント:顧客に応じたIT戦略の企画立案を担当
  30. ③CRE:顧客サポートとエンジニアを兼任
  31. 今から伸ばしておこう! SaaS業界で求められる3つのスキル
  32. ①分析力
  33. ②プレゼンテーション力
  34. ③発想力
  35. 具体的にアピールすることが肝心! SaaS業界の志望動機例文3選
  36. ①インサイドセールス
  37. ②マーケター
  38. ③エンジニア
  39. SaaS業界についてのよくある質問に回答!
  40. 注目されるSaaS業界について理解を深め自分が働く姿をイメージしよう

SaaS業界は注目業界の一つ! 仕事内容や将来性を知って理解を深めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、

「SaaS業界は将来性が高いって本当ですか?」
「SlerとSaaSの違いを教えてください。」

といった質問が寄せられています。SaaS業界はIT業界の一つの分野ですが、普段の生活ではあまり耳にする機会がないだけに、どんな仕事をしているのかイメージしづらいかもしれませんね。

そこでこの記事では、SaaS業界の概要や働くメリット、具体的な仕事内容などを解説していきます。記事の最後では志望動機例文とよくある質問への回答も紹介するので、SaaS業界に興味がある人はぜひ参考にしてくださいね。

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SaaS業界とは? まずは概要をチェック!

SaaS業界とは
  • GmailやZoomなどのオンラインサービスを提供
  • Slerとの違いは顧客ごとのカスタマイズが少ないこと
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就活生

SaaSという言葉は知っているのですが、意味がよくわかっていません。

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キャリアアドバイザー

たしかに難しい言葉ですよね。ただ、実は身近なサービスも含まれますよ。たとえばGmailやZoomを使ったことはありますか?

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就活生

はい、就活でもよく使っています。

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キャリアアドバイザー

そういった、オンライン上のサービスを提供する業界がSaaS業界と呼ばれていますよ。

SaaSは正式名称で「Software as a Service」と言います。インターネットを介して、ソフトウェアやサービスを提供する業界がSaaS業界と呼ばれていますよ。

従来は、一度購入すれば期限の制限なく利用できる「自社保有型システム」が主流でした。一方SaaS業界ではそうした自社保有型システムではなく、継続的に利用してもらうオンラインサービスを提供しています。

具体的なサービス内容や混同されやすい「Sler」との違いから、SaaS業界についての理解を深めていきましょう。

GmailやZoomなどのオンラインサービスを提供

SaaSの代表的なサービスには、「Gmail」「Zoom」「Chatwork」などがあります。個人的に使用したことがあるという人も少なくないですよね。

従来は自社保有型システムとして提供されていたものが、インターネットを介したサービスに切り替わったことで、ユーザーは次のようなメリットを得られるようになりました。

SaaSのユーザーにとってのメリット
  • インターネット環境さえ整えれば場所や時間に縛られず利用できる
  • 自分の端末にソフトウェアをインストールする必要がない
  • スマホやタブレットからも利用できる
  • 複数ユーザーで同時にアクセスできる
  • 定期的なバージョンアップがある
  • 初期費用をあまり必要としない

自社保有型システムはインストールした端末でしか利用できませんが、SaaSの場合は会社から離れた場所でもアクセス可能です。こうした便利さと自由度の高さから、一般企業でもSaaSが主流となりつつあります。

Slerとの違いは顧客ごとのカスタマイズが少ないこと

IT業界には「System Integrator」を略した「SIer(エスアイヤー)」という用語があります。「S」から始まる用語かつ同じ4文字で、SaaSとよく似ていますが、SIerは顧客の要望をもとにソフトウェアを開発するビジネス形態です

SaaSとSIerとの違い
  • SaaS:完成されたソフトウェアを提供する(提供後もカスタマイズはおこなわない)
  • SIer:顧客の要望をもとにソフトウェアを開発して提供する(提供後のカスタマイズもおこなう)

つまり、SaaSはすでに出来上がったソフトウェアを提供し、SIerは顧客ごとにカスタマイズされたソフトウェアを提供しています。住宅で言うところの建売住宅がSaaS、注文住宅がSIer、と考えると理解しやすいかもしれませんね。

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キャリアアドバイザー

顧客のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる否かが、SaaSとSIerの大きな違いです。

SIerの業務内容や分類はこちらの記事で詳しく解説しています。

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根岸 佑莉子

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SaaS業界は業界の成長とともに採用も活発化している

SaaS業界は年々成長していることもあり、人材が不足しています。売上が伸びているため事業を拡大したいものの、人手が足りないと悩んでいる企業はたくさんあり、採用面も活発化しているのです。

SaaS業界といっても、大手からスタートアップまでさまざまな企業の規模があります。企業規模が大きければ大きいほど採用人数は多い傾向にあり、新卒の入社枠を設けている企業も多いです。もちろんスタートアップでも新卒を募集する企業はありますが、少ない人数で業務を回さなければならず経験者が優遇されるため、中途採用が多い傾向にあります。

現在、SaaS業界は就活生からの人気も高まっており、競争率も年々上がっている状況です。そのため、内定を獲得するには選考対策をしっかり重ねることが非常に重要といえます。特に「ほかの業界ではなくなぜSaaS業界を選ぶのか」「SaaS業界のなかでもなぜその企業なのか」といった志望動機は念入りに準備しましょう。また、SaaS業界は成長意欲の高い人材を採用する傾向にあるため、成長志向が強いことをアピールすることも効果的ですよ。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

なぜ注目されている? SaaS業界が社会に提供するサービスの価値

SaaS業界が社会に提供するサービスの価値
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就活生

SaaS業界は注目されているようなので、志望したいと思っています。

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キャリアアドバイザー

それは良いですね。ただ、注目されている理由もしっかり理解しておいたほうがいいですよ。

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就活生

そうですね。自分が使っていて良いサービスだと思うだけではだめですよね?

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キャリアアドバイザー

それも大切ですが、社会的にどう受け入れられ、評価されているのかまで理解しておきましょう。

SaaS業界は需要も高まっている注目業界ですが、志望するにあたっては「注目されているから」だけでなく、なぜ注目されているのかを明確にし、需要や将来性を見極めることが大切です。

ここからは従来の自社保有型システムと特徴を比較しつつ、SaaSが持つ独自の価値を確認していきましょう。

初期費用をかけずに最新のサービスを利用できる

SaaS業界が注目されている大きな要因は、初期費用をあまりかけずに利用できることです。提供者側で定期的にアップデートを実施するため、ユーザーはコストと手間をほとんどかけることなく最新のサービスを利用できます。

最新版のサービスを導入する際のSaaSと自社保有型サービスの違い
  • SaaS:新しいサービスを導入することなく、最新版を利用できる
  • 自社保有型:最新版を新たに購入し、導入する必要がある

従来の自社保有型システムは原則パソコン1台にしかインストールできず、企業全体で導入しようとすると数百万~数千万単位のコストがかかるケースが少なくありませんでした。

対してSaaSは、従量課金制や定額制など複数の料金モデルから選択できるため、初期費用をほとんど必要としません

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キャリアアドバイザー

わざわざインストールしなければならない時間的コストがかからず、さらには状況に合わせて柔軟にプランを変えられるのもSaaSの特徴です。

テレワークなどの多様な働き方に対応できる

自社保有型システムの場合、インストールした端末でしか利用できない点が大きな問題でした。

一方、SaaSはインターネットを介してサービスを利用できるため、端末や場所、時間に縛られず利用できます。サービスによっては「一つのアカウントにつき2端末まで」といった制限が設けられているケースもありますが、自社保有型システムよりも使い方の自由度が高いところが魅力です。

SaaSと自社保有型システムの使われ方の違い
  • SaaS:いつでもどこでもPCやモバイル端末で作業できる
  • 自社保有型:インストールした端末でしか利用できず、会社の端末にインストールした場合は少しの作業でも出社が必要

テレワークやフレックスタイム制など、多様な働き方が登場している現代に合ったサービスといえますね。

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キャリアアドバイザー

SaaSを活用すれば、営業のように社外で働く時間が長い職種でも、一つの作業のために一度会社に戻る、といった手間を省けますよ。

フレックスタイム制度の仕組みについてはこちらの記事を参照してください。

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あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

適職診断 適職診断

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

成長性抜群! SaaS業界の将来性を徹底解説

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就活生

SaaSは今の時代に合ったサービスなのですね!

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キャリアアドバイザー

そうですね。SaaS業界が提供するサービスから、私たちも多くのメリットを得ています。時代のニーズに合った技術だからこそ、今後も成長傾向にあると予測されていますyp。

長く安定して働くためには、志望業界の将来性が気になるところですよね。注目が高まっているSaaS業界ですが、10年先や20年先といった長い目で見た場合に成長を見込めるのかどうか、具体的なデータを確認しながら見ていきましょう。

パッケージの自社保有型システムに比べると成長傾向にある

結論からいえば、SaaS業界は今後も成長傾向にあるといえます。

総務省の「情報通信白書 令和4年版」によると、世界のSaaSの市場規模は2017年の618億ドルから2020年の1223億ドル、2024年の予測が2337億ドルと、年々伸びています。

SaaSはスピードが求められる時代に即したサービスといえ、今後は生成AI(人工知能)の普及によってさらに成長することが見込まれています

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キャリアアドバイザー

自社保有型システム市場と比較して市場規模が大きく拡大しているため、SaaS市場は今後の成長にも期待できますよ。

今後さらなる市場規模の拡大が期待できる

SaaS業界の成長は一時的なものではなく、今後も安定した需要をもとに市場規模の拡大が期待できます。その要因は以下の通りです。

SaaS業界の成長を期待できるおもな理由
  • 社会全体でデジタル化の流れが加速している
  • 自分でプランや利用期間を選べるスタイルが、変化の激しい現代に合っている
  • テレワークを導入する企業や、オフィスを持たない企業が増えている

SaaS業界は一度サービスを提供して終わりではなく、カスタマーサポートやアフターフォローも重要な業務としています

継続的にサポートする役割があるため、多くの企業で自社保有型システムからSaaSへの移行が完了したとしても、SaaS業界の需要がなくなる心配はありませんよ。

長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

成長性の高い業界で働くメリットは「年収アップ」と「出世スピードの早さ」

将来性の高い業界でキャリアをスタートすることで、まず年収アップが期待できます。成長する業界では売上の高さが給与に還元されやすく、結果的に社員の年収が上がりやすくなります。同じ仕事量でも、成長している業界と成長が停滞している業界では、給与水準が大きく変わるものです。

また、SaaS業界の特徴の一つとして、年功序列ではなく実力主義な面が強いため、仕事で実績を出せば出世するスピードが早いことが挙げられます。出世するほど給与がアップし、若いうちからさまざまなキャリアを積むことができるのもメリットといえますね。将来的に転職を考えている場合、成長しているSaaS業界で働いていたこと自体がプラスになることはもちろん、若いうちから多くの経験を積んだことで評価されやすくなるでしょう。

一方で、将来性の高い業界に身をおくことによるデメリットもないわけではありません。成長して事業を拡大すると、社員の業務量が必然的に増えていきます。多くの人材を採用できていれば問題ないですが、人手不足が続いている企業の場合は社員の業務負担が大きくなってしまうでしょう。残業が増えてしまい、身体的・精神的に疲弊してしまうケースもゼロではないため、注意が必要です。

さらに解像度を高めよう! SaaS業界で働く3つのメリット

新卒者がSaaS業界で働く3つのメリット
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就活生

SaaS業界には将来性があるので、働くメリットも大きいですよね。

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キャリアアドバイザー

そうですね。漠然とでなく、どんなメリットがあるのか具体的に整理しておくといいですよ。

働くメリットも、SaaS業界を志望するうえで気になるポイントですよね。SaaS業界には今後の成長を見込める以外にも、さまざまな魅力がありますよ。

SaaS業界で働くメリットを知り、自分が仕事に求めるものや、描きたいキャリアに合っているか確認してみましょう。

①将来性のある業界でスキルを磨ける

デジタル化や業務効率化を背景に、SaaS業界は著しい成長を見せています。今後も継続的な成長を見込める業界で、スキルを磨けることが働くメリットになりますよ。職種にもよりますが、SaaS業界では以下のようなスキルが身に付きます。

SaaS業界で身に付くスキル
  • コミュニケーション能力
  • プレゼンテーション能力
  • 課題解決力
  • ITの専門知識
  • 開発スキル

コミュニケーション能力のような目に見えないスキルに限らず、開発スキルのような目に見えるスキルも磨けるのがSaaS業界の特徴です。目に見えるスキルは客観的に評価しやすいので、キャリアアップしやすい点も魅力ですね。

コミュニケーション力を効果的にアピールするための言い換え表現はこちらの記事で解説しています。

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②柔軟な働き方に対応している企業が多い

SaaS業界にはインターネット環境さえ整えれば業務に従事できる職種が多いため、柔軟な働き方にも対応している企業が多い傾向にあります。自分の体調に合った働き方、家庭事情を考慮した働き方を選択しやすい点が魅力です

たとえば、クラウド型会計ソフトで有名なマネーフォワードは、全従業員がテレワークで働ける環境を整えています。オフィス出勤は原則週2日で、出勤と自宅勤務をバランスよく取り入れている働き方が特徴です。

同じくクラウド型会計ソフトで有名なフリーでは、年次有給休暇とは別に休暇・休業制度が豊富に用意されています。

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キャリアアドバイザー

SaaS業界には成長企業が多く、優秀な人材の獲得に注力しているため、福利厚生が充実しているケースも多いです。柔軟な働き方を選べる企業が多く見られますよ。

一般的な正社員の働き方や正社員以外の働き方についてはこちらの記事で解説しています。

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あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

③外資系企業では年収1000万円以上を目指すことも可能

SaaS業界の外資系企業であれば、年収1000万円以上を目指すことも可能です。SaaSは世界的に急成長している業界であり、専門性が求められる分、年収1000万円を超えるような高収入を期待できる点が働く魅力ですね。

日系企業では年功序列の社風が一部で見られるなか、外資系企業の場合は年齢より実力で評価する傾向にあります。

実力があれば年齢にかかわらず活躍できることが、高年収を目指しやすい要因です。専門的なスキルを磨くことにより、SaaS業界で活躍して高年収を目指すことが可能です。

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キャリアアドバイザー

ただ、必ずしも「外資系企業に入社すれば誰でも高年収を得られる」というわけではない点に注意してくださいね。大切なのは入社後の行動です。

サービスや特徴を比較! SaaS業界のおもな企業5社

同じSaaS業界の企業でも、提供するサービスが違えば仕事内容も異なります。名前は良く知っていても特徴は知らないことも多いので、志望先を考えるうえでは整理しておくことも肝心です。

ここからはSaaS業界のおもな企業5社を紹介するので、SaaS業界のどの企業が自分の能力や性格に合うのかを見極めるため、それぞれの特徴を抑えておきましょう。

①マネーフォワード

マネーフォワードは、お金にかかわるシステムやサービスを法人・個人向けに提供している企業です。代表的なサービスに、「クラウド型会計ソフト」「請求書作成ソフト」「債務管理システム」などがありますよ。

【基本情報】
  • 企業名:マネーフォワード
  • 本社:東京都港区
  • 代表者:代表取締役社長CEO 辻 庸介
  • 設立:2012年
  • 特徴:クラウド型会計ソフトなどを法人・個人向けに提供

マネーフォワードの新卒採用では、「ビジネス職」「エンジニア職」「デザイナー職」の3種類を募集しています。職種区分ごとにインターンシップが開催されているので、興味がある人はぜひ参加を検討してみてくださいね。

②フリー

フリーは、法人・個人向けのクラウドサービスを提供している企業で、クラウド型会計ソフトの「freee会計」が代表的です。個人向けには、開業手続きをサポートするサービスも提供していますよ。

【基本情報】
  • 企業名:フリー
  • 本社:東京都品川区
  • 代表者:代表取締役社長CEO 佐々木 大輔
  • 設立:2012年
  • 特徴:クラウド型会計ソフトなどの法人・個人向けのサービスを提供

新卒採用の募集職種は、「ビジネス職」と「エンジニア職」の2種類です。エンジニア職のインターンでは経験に応じたコースが複数用意されており、未経験からでも目指しやすい点が魅力的です

③Adobe

Adobe(アドビ)は、デザインツールやビデオ編集ツールを提供するアメリカの企業です。代表的なツールに「Illustrator」「Photoshop」などがあるため、デザインに興味がある人は実際に利用した経験があるかもしれませんね。

【基本情報】
  • 企業名:Adobe
  • 本社:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンノゼ
  • 設立:1982年
  • 特徴:「Illustrator」「Photoshop」などのデザイン系のサービスを提供

国内で働く場合はAdobeの日本法人が就職先となりますが、インターンや新卒採用の時期が定まっていません。実力重視の外資系企業なだけあって、新卒で入社するにはハードルが高い点に注意してくださいね。

④Zoom

Zoom Video Communicationsは、オンラインで使用できるコミュニケーションソフトウェアを提供するアメリカの企業です。代表的なサービスのWeb会議システム「Zoom」は、就活の面接でも使われる機会が多いだけに、なじみ深い人も多いでしょう。

【基本情報】
  • 企業名:Zoom Video Communications
  • 本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ
  • 設立:2011年
  • 特徴:Web会議システム「Zoom」などのサービスを提供

国内で働きたい場合は、日本法人のZVC JAPANが選択肢になります。こちらも外資系企業のため選考スケジュールが定まっておらず、志望するうえでは定期的に採用情報をチェックする必要がありますよ

⑤Salesforce

Salesforceは、「顧客管理プラットフォーム」を提供するアメリカの企業です。社名にもなっているセールスフォースには、顧客情報の管理・共有、営業プロセスの自動化など、営業活動に必要な機能が複数搭載されています。

【基本情報】
  • 企業名:Salesforce
  • 本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
  • 設立:1999年
  • 特徴:顧客管理プラットフォームサービスの提供

日本法人としてセールスフォース・ジャパンがあり、東京・名古屋・大阪・広島・白浜(和歌山)・福岡の国内6箇所に拠点を持っています。2014年から新卒採用をスタートしており、過去には「内勤営業」「技術営業」「サポート・活用支援」「総合職」の4区分で募集がありました。

募集時期や人数は変則的なため、気になる人は公式ホームページやSNSを定期的にチェックしてみてくださいね

志望先選びに役立てよう! SaaS業界のおもな5つの職種と仕事内容

SaaS業界のおもな5つの職種と仕事内容

自社サービスを顧客に売り込み、継続的なサポートをしていくのがSaaS業界の大まかな仕事の流れです。その過程には、さまざまな職種が携わっています。

ITの知識がなくても目指しやすい職種もあるので、SaaS業界のおもな仕事内容を詳しく見ていきましょう。

①インサイドセールス

インサイドセールスは電話やメール、Web会議システムなどの手段を用いて営業をかける職種です。顧客と直接顔を合わせるのではなく、非対面の方法で効率的に関係を構築していきます。

インサイドセールスのおもな仕事内容
  • アプローチ先の決定
  • トークスクリプトの作成
  • 自社サービスの説明
  • フィールドセールスやマーケターとの連携

アプローチ先の業界・企業の特徴やトレンドを把握しておく必要があり、業務を通して幅広い知識を付けられる点がインサイドセールスの魅力です

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キャリアアドバイザー

SaaS業界のような最新技術を使う業界でのインサイドセールスとなれば、一層業界知識や技術への理解が求められることになりますよ。

②フィールドセールス

フィールドセールスは、顧客と直接顔を合わせて営業をかける職種です。インサイドセールス以上に、臨機応変な対応力やプレゼンテーション力が必要になりますよ。

フィールドセールスのおもな仕事内容
  • 自社サービスの提案
  • ヒアリング業務
  • クロージング
  • インサイドセールスやマーケターとの連携

インサイドセールスは「商談の機会を増やすこと」を目的にしているのに対し、フィールドセールスは「契約に結び付けること」を目的にしています。そのため、実践的な営業スキルを磨きたい人や、契約という形で企業に貢献したい人に向いていますよ。

③マーケター

マーケターは、見込み顧客の発掘や、自社サービスのPRをする職種です。似たようなサービスが多いSaaS業界では他企業との差別化が重要になるため、独自の販売戦略を練るマーケターが活躍していますよ

マーケターのおもな仕事内容
  • 市場動向の調査
  • イベントの企画、運営
  • SNS集客
  • 広告の出稿や運用

マーケターに向いているのは、物事を論理的に考えるのが得意な人や、新しいことが好きな人です。新しいサービスが続々と登場しているSaaS業界は変化が激しいため、最新の情報をいち早くキャッチする姿勢が求められます。

マーケティング職の選考を突破するコツはこちらの記事で解説しています。

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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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④エンジニア

エンジニアは新しいサービスを開発したり、既存サービスをより使いやすく改善させたりする職種です。SaaS業界では顧客に継続的に利用してもらうことが重要となるため、エンジニアの業務にもサービス改善が含まれています。

おもなエンジニアの種類
  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • アプリ開発エンジニア
  • インフラエンジニア

SaaS業界のエンジニアには、一つの顧客が求めるものを作るのとは違い、より幅広い顧客の視点に立ち、どうすれば問題解決ができるのかを顧客側とプロダクト側の両方から考えられるスキルが必要です

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⑤カスタマーサクセス

カスタマーサクセスは、契約を結んだ顧客へのアフターフォローを担当する職種です。トラブル対応のほか、サービスを活用して業務効率化や売上アップにつなげるアドバイスをします。

カスタマーサクセスのおもな仕事内容
  • 導入サポート
  • トラブル対応
  • 操作方法を説明するコンテンツの作成
  • 運用方法に関するセミナーの開催

顧客に寄り添い、自社サービスをうまく活用してもらうのがカスタマーサクセスの役割です。人に何かを教えるのが好きな人や、悩みを解決するのが得意な人に向いていますよ。

どんなビジョンが描ける? SaaS業界の3つのキャリア

SaaS業界の3つのキャリア
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就活生

SaaS業界ではどんなキャリアステップが考えられるのですか。

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キャリアアドバイザー

プロダクトマネージャーやITコンサルタントなどが考えられますよ。職種にかかわらず目指せるステップもあるため、事前に理解しておくことが大切です。

志望業界を決める際は、その業界に就職した場合にどんなキャリアを描けるのかを把握しておくことが大切です。

ここからはSaaS業界で実現できるおもなキャリアを3つ紹介するので、自分のビジョンと照らし合わせながら確認してみましょう。

①プロダクトマネージャー:サービスの進捗管理や品質管理を担当

自社サービスに対して全体的な責任と、決定権を持つのがプロダクトマネージャーです。どんなサービスを扱うかによって細かな違いがありますが、おもに次のような仕事をしています。

プロダクトマネージャーのおもな仕事内容
  • 市場動向や自社サービスの課題分析
  • 自社サービスの進捗管理、品質管理
  • コストの検討
  • 顧客と関係を強化する手法の立案

プロダクトマネージャーには、市場でどんなサービスが求められているのかというマーケティングはもちろん、コスト管理や開発技術にも配慮しながらプロダクトを作り上げ、品質管理をおこなう幅広い視点が必要です。

そのため、「この職種を経験しないとなれない」という制限はなく、マーケターやエンジニアなどさまざまな職種から目指せますよ

②ITコンサルタント:顧客に応じたIT戦略の企画立案を担当

ITコンサルタントは、ITと経営の両方の視点から顧客の課題を解決していく職種です。顧客へのヒアリングによって課題を洗い出し、企業の社内環境に合った最適なSaaSを提案していきます。

ITコンサルタントのおもな仕事内容
  • ヒアリング業務
  • IT戦略の策定
  • SaaSの導入サポート

ITコンサルタントはエンジニアの上位職に位置付けられます。IT戦略の策定段階から、SaaS導入後のサポートまで長く顧客に携わっていくため、エンジニアの経験とスキルを磨いておくと目指しやすくなりますよ

ITコンサルの詳しい仕事内容はこちらの記事でチェックしてください。

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③CRE:顧客サポートとエンジニアを兼任

CREは、カスタマーサクセスとエンジニアを組み合わせたような職種です。正式には「Customer Reliability Engineering」と言い、直訳すると「顧客信頼性エンジニアリング」という意味になります。

CREのおもな仕事内容
  • ・顧客への技術的な説明
  • ・SaaSの導入サポート、保守運用
  • ・開発チームへのフィードバック

カスタマーサクセス、もしくはエンジニアとして経験を積んだのちに目指すキャリアが一般的です。

現時点で専門知識がなくても、自社サービスの知識やプログラミングスキルを身に付けていきながらCREを目指す方法もありますよ

塩田 健斗

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SaaS業界では職種や業界に限定せず「幅広いキャリア」を積むことができる

SaaS業界はIT業界の括りになるため、IT関連のほかのサービスに従事することも可能です。また、ITは「不動産テック」など、ITと他業界と掛け合わせたサービスも多く存在します。不動産のほかにも、農業、医療、福祉、食品などさまざまです。SaaS業界で得たITの知識を活かしながら、ほかの分野にも幅広く携わることができるのは魅力的だといえますね。

また、SaaS業界内で転職をする人も多いです。理由はさまざまですが、より自分の興味に沿ったサービスを展開している企業に入社したり、職種を変えるために転職をするケースが多いです。SaaS業界では、在籍している企業と転職先が異なるサービスを展開していても、SaaSならではの知識や経験をもっていれば、サービスのジャンル・職種問わず転職しやすい傾向にあります。

中途入社の社員も多く、転職に対しても柔軟な考えをもつ企業がほとんどのため、転職を機に自分の望むキャリアに一歩踏み出しやすいといえるでしょう。

今から伸ばしておこう! SaaS業界で求められる3つのスキル

 SaaS業界で求められる3つのスキル

SaaS業界では、実務経験や専門知識以外にもアピールできるスキルがあります。SaaS業界で求められる3つのスキルを紹介するので、自分が持つスキルと照らし合わせてみてくださいね。

現時点でそのスキルが自分に足りないと感じたら、学業やアルバイトなどを通して伸ばしていくことで、選考で差を付けられる魅力的なアピールポイントになりますよ。

①分析力

SaaS業界の仕事で大切なのは、顧客のニーズに沿ったサービスを提供することです。ニーズを理解しないままでは継続して利用してもらうのが難しいため、「どんなサービスが求められているのか」「どこを改善すべきなのか」を分析する能力が求められますよ

分析力が特に求められる職種はマーケターです。マーケターには市場動向と顧客のニーズを分析する役割があり、実際にサービスを利用してもらえるかは、ここで決まるといっても過言ではありません。

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最新の情報に敏感であるのはもちろん、自分なりの視点からデータを分析する能力が必要です。

分析力の自己PR例文はこちらの記事で解説しています。

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②プレゼンテーション力

顧客のニーズに沿ったサービスを開発しても、うまく売り込まないことには自社の利益につながりません。自社サービスがどんなもので、利用するとどんなメリットがあるのかを顧客に説明するプレゼンテーション力が求められます

プレゼンテーション力が特に必要とされる職種は、フィールドセールスです。フィールドセールスは直接顧客と顔を合わせて商談に臨むポジションであり、上手な提案ができるかどうかが会社の売上に直結します。

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ただ話術に長けているだけでなく、ニーズを汲み取る力や、相手に合わせてわかりやすく伝える力など、総合的なプレゼンテーション力が求められますよ。

③発想力

SaaS業界の仕事には発想力も欠かせません。SaaSの代表例にクラウド型会計ソフトがありますが、ほかの企業と似たようなものでは、数ある製品のなかからわざわざ自社製品を顧客に選んでもらうのは難しいですよね。
このように競合他社がいるなかで収益をあげていくには、「自社製品ならではの強み」「これまでになかった機能」を考える発想力が必要です。マーケターのほか、エンジニアやカスタマーサクセスでも発想力が求められます。

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SaaS業界では複数の職種が協力しながら製品の開発・改善に努めていくため、あらゆる職種で発想力が役立ちます。

発想力をアピールしたいときのエピソードの選び方はこちらの記事で解説しています。

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発想力は企業から見ても魅力的な強みなので、自己PRとしてはうってつけのテーマです。ただ、だからこそ多くの学生が自己PRに選んでいるため、印象づけるためには差別化の工夫が必須です。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、発想力をアピールするためのテクニックから、職種別の自己PR例文を11個用意。発想力を就活で押し出すなら必見の内容なので、ぜひチェックしてくださいね。

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成瀬 遼

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SaaS業界で必要とされるスキルは就職前から伸ばしておくのがベスト

SaaS業界は変化が早く、実力主義の傾向が強い環境です。新卒として入社した場合でも、研修終了後は即戦力になるべく、いち早くスキルアップすることが求められるケースも多いです。なかには、研修期間を設けず、現場で先輩につきながら学ぶような企業もあります。

だからこそ、スピード感をもって成長することを求められるSaaS業界でキャリアを積むには、入社前から必要とされるスキルを少しでも身に付けておくと安心です。周囲の同期と差をつけられるのはもちろん、SaaS業界では実績があれば入社して数年でマネージャーになれたり、給与アップにつながる企業が多く、昇進や昇給にも大きく影響するでしょう。

入社前からSaaS業界で求められるスキルを伸ばしておくことは、短期的な視点でも長期的な視点でもメリットが大きいので、余裕があれば実践しておきましょう。

具体的にアピールすることが肝心! SaaS業界の志望動機例文3選

SaaS業界を志望する気持ちは強いものの、その理由を言葉にしようとすると自分でもうまく説明できない人は多いかもしれませんね。

ここからはSaaS業界の志望動機例文を職種別に紹介するので、伝え方を参考にしながらオリジナルの志望動機を考えてみてください。

①インサイドセールス

例文

ビジネスの変革の真っ最中にあるSaaS業界に惹かれて志望しました。

なかでも興味があるのはインサイドセールスの仕事です。SaaS業界は日々進化し続けており、新しい製品やサービスが続々と登場しています。常に最新の知識を習得する姿勢が求められるインサイドセールスの特徴が、自分の知らない知識を吸収するのが好きな私の性格に合っていると感じました。

貴社が提供する顧客管理システムは、大企業だけでなく中小企業のDX化にも大きく貢献するものであり、大変価値のあるものだと感じています。

大学在学中には2年ほどコールセンターのアルバイトを経験しました。お互いの顔が見えないコミュニケーションのなかで培った対応力と傾聴力を、インサイドセールスの仕事にも活かしていきたいです。

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入社後の業務に活かせるような経験をアピールできている点が好印象ですね。インサイドセールスを選んだ理由だけでなく、志望企業を選んだ理由にも触れられるとより根拠のある志望動機になりますよ。

②マーケター

例文

マーケティング職を志望した理由としては、自分の提案やアイデアにより、プロダクトに別の付加価値を与えられることに魅力を感じた点にあります。

継続的なビジネスを前提としているSaaS業界では、いかに自社サービスを顧客に長く利用してもらうかを考えなければなりません。長期的な目線で顧客のニーズに応えることで、大きな達成感を得られる点が、SaaS業界のマーケティング職ならではの働く魅力だと思います。

なかでも貴社は、全従業員がテレワークで働ける環境を整えています。出勤と自宅勤務をうまく使い分けることで、ライフステージや環境によらず、効率的に自己研鑽を重ねながら長く貢献していけると考え、志望先に選びました。

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SaaS業界とほかの業界のマーケティング職の違いを明確にできている例文ですね。「テレワークで働けるから」と自分本位の話で終わらず、「出勤と自宅勤務を使い分けることでモチベーションを維持できる」と、企業にとってのメリットに置き換えてアピールしている点も好印象です。

③エンジニア

例文

SaaSを通して、スモールビジネスに従事する人たちが抱える悩みを解決したいと思い、エンジニア職を志望しました。

SaaS業界に興味を持ったのは、父が経営する飲食店での出来事がきっかけです。Excelを使って苦労しながら勤怠管理や給与計算をしている父の姿を目の当たりにし、ITの勉強をして助けになりたいと思うようになりました。

貴社は、ユーザーが自分でお金を効率的に管理できるサービスを提供しており、特に個人事業主向けの会計ソフトでは業界トップのシェアを誇っています。そんな貴社の一員として、自分でも新しい価値を持つソフトを開発してみたいと考えています。

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実体験を交えながら、SaaS業界のエンジニア職に興味を持った理由を説明できていますね。SaaS業界の志望動機では、お金にまつわるエピソードや、実際にSaaSに触れてみたエピソードを伝えると、企業に興味を持ってもらいやすいですよ。

SaaS業界についてのよくある質問に回答!

日常生活ではあまりSaaS業界に接する機会がないため、まだまだ疑問が尽きない人も多いかもしれませんね。

そうした学生からのよくある質問にキャリアアドバイザーが答えていくので、SaaS業界への理解を深めることに役立ててくださいね。

  • SaaS業界の企業に新卒入社することは可能ですか?

    新卒からでもSaaS業界の企業に入社できます。SaaS業界はまだ発展途上の業界であり、経験豊富な人材はそれほど多くないのが実情です。しっかりと教育していく方針の企業が多く見られるため、新卒からでもそれほど入社のハードルは高くありません。

    ただし、外資系企業のように、SaaS業界の一部企業では新卒入社が難しい場合があります。新卒の採用人数や募集職種は企業によって異なるため、SaaS業界のどんな企業でどんな職種に就きたいのかを明確にしておいてくださいね。

  • SasS業界に就職するためにどんなスキルを磨くと良いですか?

    どんな職種を目指すにしても、ITの基本的な知識が必要になります。たとえばインサイドセールスのような営業職でも、顧客に説明する際には、自分自身がまず自社サービスについて正しく理解しておく必要がありますよね。ITの基本的な知識があるのとないのとでは、仕事を覚えるまでの期間に大きな差が生まれます。知識があれば入社後の業務に適応しやすくなるので、ぜひ意識的に身に付けるようにしてくださいね。

    ITパスポート試験のような専門資格の取得を指針にすると、勉強のモチベーションを保ちやすいうえ、選考でも自分の能力を客観的に証明できますよ。

注目されるSaaS業界について理解を深め自分が働く姿をイメージしよう

IT業界の一つの分野に含まれるSaaS業界では、GmailやZoomなどのオンラインサービスを提供しています。デジタル化や働き方の多様化を背景に、今後も成長していくと予想されるため、発展途上の業界で働きたい人はぜひ注目して就活を進めてみてくださいね。

SaaS業界にはおもに、「インサイドセールス」「フィールドセールス」「マーケター」「エンジニア」「カスタマーサクセス」などの職種があります。職種ごとに働く魅力が異なるため、それぞれの仕事内容を把握して自分が働く姿をイメージしてみましょう。

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