目次
- 明日面接で何もしてない人は要点を絞った対策がカギ! できる限りの準備をして臨もう
- ひとまず落ち着こう! 前日から直前までにできることはたくさんある
- 前日はこれだけでOK! 明日面接で何もしてない人でもできる4つの事前準備
- 準備① 面接の情報を整理し必要なものを用意する
- 面接の案内を読み込む
- 面接に必要な持ち物や服装を把握する
- 準備② 企業情報をインプットする
- 企業が求める人物像を理解する
- 企業の概要をひと通り読んでおく
- 企業の注力事業や商品・サービス名を見ておく
- 準備③ 自分と企業の共通点をピックアップする
- 就活の軸を見直す
- 企業の社風やビジョンとの共通点を見つける
- 準備④ 当日聞かれる質問への対策をする
- よく聞かれる5つの質問に回答できるようにしておく
- 逆質問例から自分が聞きたい質問を探す
- 事前準備だけでは不十分! 面接当日の心持ちと振る舞いが選考突破の重要要素
- 明日面接で何もしてない人は当日こそ気を引き締めよう! 意識すべき3つのこと
- ①基本の面接マナーを徹底する
- ②自分の発言に自信を持つ
- ③真摯に話を聞く姿勢をアピールする
- 次に活かそう! 今後「明日面接なのに何もしていない」状況にならないための3つの心掛け
- ①面接日程が決まったら少しでも準備に取り掛かるようにする
- ②今一度自己分析をして自己理解を深めておく
- ③日程調整では余裕を持ったスケジュールを組む
- 明日面接で何もしてないことで悩む学生からよくある質問に回答!
- 明日面接で何もしてない状態でも諦めないことが大切! 最大限の対策で選考突破しよう
明日面接で何もしてない人は要点を絞った対策がカギ! できる限りの準備をして臨もう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく
「明日面接で何も準備していないのですがどうすれば良いですか?」
「今日と明日でやっておくべきことを教えてください。」
といった質問や相談を受けます。
面接が明日で何もしていない状態だと何をしたら良いかわからず、不安になってしまいますよね。忙しいと準備を先延ばしにしていたら、いつの間にか面接が明日になっていた人もいるかもしれません。なかには急遽面接日が明日に変更になり焦っている人もいるでしょう。
この記事では、明日面接で何もしていない人が事前にしておくべき必須準備に絞って解説していきます。また、当日に意識すべきことや面接に挑む心持ちも紹介するので、この記事を参考にしながら最後まで諦めずに面接対策に取り組んでみてくださいね。
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ひとまず落ち着こう! 前日から直前までにできることはたくさんある
就活生
キャリアアドバイザー
そうなのですね。でも大丈夫です。ひとまず落ち着いて、一緒にやるべきことを整理してみましょう。
明日面接で何もしていない状態の人のなかには、何から手を付ければ良いかわからず不安な人もいるかと思いますが、まずは気持ちを落ち着けましょう。
焦った状態のままだと準備しようとしても手に付かず、企業の情報が頭に入らなかったり、質問への回答をうまく考えられなくなることもあります。まずは、気持ちを落ち着けて冷静に物事を考えられる頭と心にすることを意識してください。
面接が明日であるなら、今日と明日でやれることはまだたくさんあります。状況を整理してこの記事で解説することを一つずつ実行していきましょう。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
面接が明日となると、何をどう準備して良いかわからず、「今からでは時間がなく何をやっても無駄」と何も対策せずに面接に臨む人もいます。しかし、結局何もやっていないという不安が残るため、面接当日に自分に自信がなくなってしまうこともあるでしょう。
質問に対しては、「はい」か「いいえ」など表面的な受け答えが精一杯で、自分のことを面接官に理解してもらえないまま終わってしまう可能性があります。本来伝えられる魅力を伝えきれないのは、とてももったいないですよね。
また、その場で思いついたことばかり回答していると、一貫性のない回答になってしまいやすく、自分も面接官も混乱してしまいます。このような事態を避けるためにも、限られた時間のなかであっても最後まであきらめずにベストを尽くして、ある程度自信をもって臨めるようにしましょう。
前日はこれだけでOK! 明日面接で何もしてない人でもできる4つの事前準備
就活生
いったん気持ちを落ち着けました。ここから具体的に何をすれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
落ち着いたようで良かったです。これから必要な対策を絞って解説するので一つずつ確認して、準備していきましょう。
明日面接で何もしていない場合は必ずおこなうべき要点に絞って集中的に対策することが重要です。気持ちが落ち着いたら、まずはやるべきことを整理していきましょう。
ここでは大きく4つの準備に分けています。実行するときには準備①〜④までを順番通りに進めることがポイントです。
これから解説する4つの準備を完了させれば、何もしていない状態のまま面接に臨むよりも、選考を通過できる確率がぐんと上がりますよ。
キャリアアドバイザー
まずは、ひと通りの準備に目を通してみて、すでに完了しているものがあれば省略して取り組むのもOKです。自分の状態に合わせて効率的に対策を進めてくださいね。
準備① 面接の情報を整理し必要なものを用意する
就活生
まずは何から準備をすれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
最初は面接に臨むにあたって必要なことは何かを知り、抜け漏れのない状態で参加できるようにすることが大切になりますよ。
まず最初におこなうべきなのは、明日の面接の概要をしっかりと把握しておくことです。この部分で認識に齟齬があると必要な準備が不足したり、余計な時間を掛けてしまう場合があります。面接当日に慌てないためにも、参加する面接について整理することから始めましょう。
面接の案内を読み込む
一般的に面接を受ける場合は、面接の案内に概要が記載されています。準備に取り掛かる前に、この案内を読み込んで基本的な情報を把握しておくことが重要です。
ここを疎かにしてしまうと、面接当日までにやるべきことを見逃してしまったり、効果的な事前対策ができなくなる可能性があります。面接の案内に書かれている内容は企業が必ず確認してほしいと考えていることなので、抜け漏れなく確認しておきましょう。
- 面接の日時(受付時間も確認しておく)
- 面接の内容
- 面接場所と会場までのアクセスの仕方
- 必要な持ち物
- 担当者の連絡先
面接の開催場所やアクセスの仕方、準備必須の書類などは見間違いなどがないように必ずチェックしておき、当日慌てないようにしてくださいね。
キャリアアドバイザー
面接の案内に加えて、企業にエントリーした際の募集要項も確認しておくと良いですよ。採用したい人材像や企業の概要などがチェックできます。
こちらの記事ではWeb面接で準備すべきことをまとめています。Web面接を控えている人は参考にしてみてくださいね。
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面接に必要な持ち物や服装を把握する
面接の概要を把握できたら、次は面接の募集要項を見ながら当日に必要な持ち物や服装をチェックしていきましょう。当日の朝に準備しようと思うと、準備の時間が十分に取れずにバタバタする可能性があるので、前日に用意しておくのがベストです。
持ち物は企業や人によって異なる部分もありますが、基本的には以下を用意しておきましょう。用意しておくと良いものも紹介するので、状況を見て用意してくださいね。
- スマートフォン
- 筆記用具
- メモ帳
- 必要書類(履歴書やエントリーシート(ES)など指定されたもの)
- 財布(現金)
- エチケット系用品(ティッシュ、ハンカチなど)
- 印鑑(指定されたら持っていく)
- モバイルバッテリー
- くしやワックスなど身だしなみを整えるもの
- 折り畳み傘
- 水筒
また、服装は特に指定がなければリクルートスーツが基本です。ヨレや汚れがないかを事前に見ておき、シワにならないような場所に準備しておくことをおすすめします。
キャリアアドバイザー
Web面接の場合は、服装のチェックだけでなく、提示されたURLからスムーズにアクセスできるか、通信や画面設定は問題ないかなどを事前に確認しておきましょう。
就活の身だしなみや服装についてはこちらの記事で網羅的に解説しているので、不安な場合は確認しながら準備してくださいね。
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準備② 企業情報をインプットする
就活生
面接の基本的な準備はできました! 次は何をしたら良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
面接で面接官とスムーズに会話ができるように、企業の情報を頭に入れておくようにしましょう。企業の情報をある程度知っていれば「質問されても大丈夫」と考えられるようになり、気持ちにも余裕が生まれやすくなりますよ。
面接に参加するための最低限の準備、必要な持ち物や服装の用意ができたら、次は実際に面接対策をしていきましょう。一番最初におこなうのは受ける企業の情報のインプットです。受ける企業のことを理解しておかないと、質問されたときにズレた回答をしてしまう可能性があります。ここでピックアップしていることは必ず実行して面接に備えましょう。
こちらの記事では企業研究のやり方について解説しているので、あわせてチェックして実践してみてくださいね。
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企業が求める人物像を理解する
企業の情報のなかでも「企業が求める人物像」は必ずチェックしておくべき要素の一つです。企業はこの求める人物像を基準として、採用すべき人がどうかを検討しています。
そもそも企業が求める人物像とは、企業のカルチャーや価値観、目的を達成するためのスキルや特性に合う人材を示したものです。ここに合致しているほど人材として企業にマッチしている可能性が高くなり、選考も通過しやすくなります。
この企業が求める人物像は、基本的には採用ページに記載されていることが多いです。特に新卒の採用活動時期は新卒専用ページが設けられていることもあります。記載がない場合は、以下も確認してみましょう。
- 企業ホームページの代表者メッセージや理念・ビジョン
- 経営陣のインタビュー記事や書籍
- 企業発信のSNS
キャリアアドバイザー
面接では自分の軸を持ったうえで、企業の求める人物像にマッチした要素を押し出してみるのも一つの手ですよ。
企業の概要をひと通り読んでおく
企業が求める人物像がわかったら、どのような企業なのかを把握するために企業の概要にひと通り目を通しておきましょう。企業概要を知っておかないと自分と企業の共通点や志望動機を話すことが難しくなりますし、面接で話題に出たときに理解ができない可能性もあります。
また、面接で企業の基本的な情報について聞かれた場合に答えられないと、「本当にうちの会社に興味があるのかな」と疑念をもたれかねません。
基本的には企業のホームページに必要な情報はまとまっているので、特に以下の箇所を中心にチェックしておきましょう。
- 企業概要
- 企業の沿革や歴史
- 経営理念や企業理念
- 採用情報
- 代表者メッセージ
- ニュース欄の最新情報
キャリアアドバイザー
企業の歴史や成り立ち、現在の事業展開などの基本事項に加えて、最新ニュースやおすすめのコンテンツ、キャンペーンなども確認しておくと、最近力を入れている内容がわかりますよ。
企業の注力事業や商品・サービス名を見ておく
企業の概要がひと通り頭に入ったら、企業が特に力を入れている商品やサービス、注力している事業を見ておきましょう。これらは企業が特に費用や労力を掛けているものであり、利益を生み出すもとになっているものでもあります。
- 商品やサービス、注力事業や新プロジェクトなどの名称
- 企業側が商品やサービスで押し出しているポイント
- 商品やサービスができあがるまでの企業努力の過程
その企業で働くことになった際は、これらをどのように市場に広めて利益を出していくかを考えることが重要な仕事になるため、入社前に必ず知っておくべきことだといえるでしょう。
また、ベストセラー商品や定番商品、長い間広く活用されているサービスなども企業の思い入れが強いものです。どういう過程や企業努力があってその商品やサービスが軌道に乗ったのかを確認しておくと、企業理解の幅も広がるでしょう。
キャリアアドバイザー
この際、自分が少しでも興味を持った内容や取り組みがあれば、どんなところに興味を持ったのかやポイントを書き留めておくと、面接で聞かれたときに話しやすいですよ。
面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
準備③ 自分と企業の共通点をピックアップする
就活生
志望企業については基本的には企業ホームページを網羅的に確認すれば良いのですね。企業について理解できたら、次は何をすれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
次は理解した企業の内容を頭に置いたうえで、自分についても理解を深めていきましょう。自分と企業の共通点に着目してピックアップしていくことがポイントです。
自分についてはすでによくわかっていると考える人もいるかもしれません。しかし、面接する企業に対して、自分をアピールするために何を押し出すべきか、どのように伝えるべきかを言語化できていない人もいるのではないでしょうか。
ここでは、自分と企業のマッチ度の高さを示すための方法を解説するので、再度企業と自分を照らし合わせながら考えてみてください。
就活の軸を見直す
企業との共通点を見つけるには、まず自分を見つめ直してみましょう。特に「就活の軸」を今一度見直すことが効果的です。
- 就職先を選ぶ際に決め手となる要素や価値観であり、就活を進める際に指針となるもの
- 自分の価値観や特性をポイントを絞って明確にすることで、企業選びや面接での質問に一貫性を持たせられる
就活の軸が定まっていない人は、以下の3つの属性において、自分が大事にしていることは何かを考えてみてください。その大事にしていることが、就活で大事にしたい価値観につながりやすいですよ。
- 事業や仕事内容(need):社会で求められていること
- 将来の目的やビジョン(want):自分がやりたいこと
- 強みや適性(can):自分が得意なこと
また、どうしても思い浮かばない人は例を参考にしてみるのも良いでしょう。たとえば以下のような軸がありますよ。
- モノづくりを通じて人々に豊かな日常を届けたい
- 心と身体を癒す存在として人々を支えたい
- ゼロから新しいものを生み出す仕事に就きたい
- 探求心を活かせるような仕事で活躍したい
こちらの記事では就活の軸を100個一覧で紹介しているので、なかなか就活の軸が定まらない人は参考にしてみてください。
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【100選】就活の軸を一覧で紹介! 企業にも刺さる軸の選び方とは
就活の軸に迷ったときは一覧から探すことも1つの手段です。この記事ではキャリアアドバイザーが、就活の軸の必要性を踏まえて一覧から自分に適した軸を見つける方法などを解説します。職種別に例文も掲載しているのぜひ参考にしてくださいね。
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また、就活の軸の定め方についてはこちらの記事でも解説しているので、あわせて参考にしてくださいね。
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企業の社風やビジョンとの共通点を見つける
就活の軸が明確になったら、企業の社風やビジョンと照らし合わせて共通点を見つけてみましょう。ここで見つけた共通点が、志望動機や自己PRを答える際にも役立ちます。
- 自分の就活の軸と同じワードや文章をピックアップする
- 社風やビジョンから企業の特徴を想像して、自分の性格や人柄と合うか照らし合わせる
企業側は面接でいろいろな視点から、自社と応募者とのマッチ度を確かめようとしています。その際に自分と企業の特性を理解し共通する部分がわかっていれば、的確に自分と企業がマッチしていることをアピールできますよ。
もしどうしても共通点が見つからない場合は、以下の方法で対処してみると良いでしょう。
- 表現や言葉を言い換えて共通する箇所がないか考えてみる
- 魅力に感じた部分をピックアップして自分が近づく努力をすることを伝える
キャリアアドバイザー
企業との共通点が見つからないからといって、共感していない理念やビジョンに無理やり自分を寄せる必要はありません。小さなことでも良いのでしっかり共感できる部分をピックアップしましょう。
こちらの記事では、企業理念を志望動機に活かす方法を解説しているので、志望動機を作る際に参考にしてみてください。
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準備④ 当日聞かれる質問への対策をする
就活生
徐々に企業と自分について理解できてきました。なんだか面接でもいろいろと話せる気がします!
キャリアアドバイザー
それは良かったです。そのうえで何を質問されそうか、そしてその質問に対する回答は用意できていますか?
就活生
いや、それはまだちょっと……。急に聞かれたら答えられないかもしれません。
キャリアアドバイザー
企業と自分のことを理解できたら、実際にそれらの内容を活用して質問に答える練習をしておくことが選考突破のカギになります。ここまで手を抜かずにしっかり対策しておきましょう。
面接はただ企業の社員と話す場ではなく、その企業で仕事ができる人材かどうかが見極められる場です。そのため、企業と自分の共通点を理解したうえで、具体的な質問に合わせて自分の思いや考えを伝えられるようにしておく必要があります。
ここで解説するよく聞かれる質問を把握しておき、しっかり答えられるようにしておきましょう。また逆質問例も紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
よく聞かれる5つの質問に回答できるようにしておく
面接ではよく聞かれる質問があり、企業はこれらの質問を通じて自社に合った人材かを見極めています。
これらの質問に答える際に重要なのは、一貫性と信憑性があるかどうかです。このときに自分で定めた就活の軸をもとに回答を考えることで、自然と説得力のある自分らしい回答を作ることができます。
ここでは、具体的にどのように考えれば良いか、5つの頻出質問をピックアップしてその答え方のポイントを解説します。例文も紹介するので自分の回答を考えるときの参考にしてくださいね。
- 「志望動機を教えてください」
- 「自己PRをお願いします」
- 「学生時代に頑張ったことを教えてください」
- 「将来のキャリアプランはありますか?」
- 「あなたの長所と短所を教えてください」
①「志望動機を教えてください」
志望動機はほとんどの企業で聞かれる質問です。多くの企業は費用や労力をかけて採用した人材がすぐに辞めてしまわないように、できるだけ志望度の高い人を採用したいと考えています。そのため、志望動機で「なぜうちの会社に興味をもったのか」「入社意欲はどのくらいか」を確認するのです。
志望動機を作るときには、ただ企業の魅力や興味をもった部分を伝えるだけでなく、自分と企業の共通点や企業で自分が活躍できることもあわせて述べるように意識しましょう。そうすることで「なぜうちの会社なのか」という企業側の気持ちに対して、自分ならではの説得力を持った回答を示すことができます。
- 結論:なぜ志望しているのかを端的に伝える
- 具体的な理由:結論で述べた内容を説明する具体例を述べる
- 展望:入社後にどのように活躍したいかを示す
実際には以下のように論理立てて話せるようにしておくと良いですよ。
私は将来「人々の暮らしをあらゆる側面から支えられる人材になりたい」という軸をもって、就職活動に取り組んでいます。大きく次の2点から、御社ではこれを体現できると考えて志望しています。
一つは、衣・食・住のすべての商品を扱っており、どの分野においても業界をリードする商品クオリティとしっかりとした生産体制が整っていることです。各分野において高いクオリティをもつ企業は存在しますが、全分野をカバーしている企業は多くはありません。人々の暮らしをあらゆる側面から支える基盤を持ち合わせていると感じています。
また、御社は全商品の基盤となる軸が明確にあるため、ユーザーの不便を解消するだけでなく、その世界観で心も含めた暮らしを豊かにしていると思っています。世の中に効率や利便性を重視した商品は多くありますが、生活に取り入れることで心も満たす商品を届けている御社は、人々の暮らしを根底から支えているとお見受けします。
私も人々の生活の不便を取り除くだけでなく、人々の暮らしを豊かにしている御社の一員となり、さまざまな側面から人々の暮らしを支えたいと思い、御社を強く志望します。
キャリアアドバイザー
「就活の軸」と「企業の特性」の共通点を示し、その企業でなければならない理由が述べられており、説得力がありますね。文章も段落で整理されており伝わりやすくなっています。
志望動機の基本的な作り方はこちらも参考にしてみてください。
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人事に響く志望動機の作り方を徹底解説! 業界・職種ごとの例文付き
志望動機の重要性 選考突破に向けて志望動機は非常に重要です。リクルートがおこなった就職活動・採用活動に関する振り返り調査によると、8割近くの企業が選考で重視する項目に「自社への熱意」を挙げています。 志望動機の内容によっ […]
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②「自己PRをお願いします」
自己PRも面接では頻出の質問です。企業は入社後に自社で活躍できる人材を採用したいと思っているため、その人が自社に合った強みやスキルを持っているのかを、自己PRを通じて確かめたいと思っています。
特に新卒採用では、実務で使えるスキルや能力ではなく、入社後に活躍する可能性があるかという「ポテンシャル」を見極めています。その企業で活かせると思う自分の強みをピックアップしてアピールしましょう。
この際、アピールする強みに説得力を持たせるため、強みを培った背景をエピソードを交えて伝えることがポイントです。以下の構成と例を参考に考えてみてください。
- 結論:強みを端的にアピールする
- 根拠:強みを裏付けるエピソードで課題や乗り越えた背景を伝える
- 結果:経験から得た学びや強みを述べる
- 展望:入社後に強みをどう生かせるか示す
私には「できるまで諦めず努力する継続力」があります。
大学1年生~3年生までの間、アパレルの販売員としてアルバイトをしていました。それまで一度も接客業に携わったことがなかった私は、働き始めた際は右も左もわからず、何から手を付ければ良いのかも不明確な状態でした。
しかし、そこで諦めずに「次の出勤日にはこれだけは完璧にする」と決め、メモした内容を家で振り返りながら何度も練習をしました。これを繰り返すうちに、できることが着実に増えていき、1年後には一人でお店を任せてもらえるまでに成長することができました。
この経験から、できるまで粘り強く努力を積み重ねることで着実に成長できるのだと身をもって知りました。
御社に入社後も、学生時代に培ったこの強みを活かして自分にできる範囲を広げ、責任ある立場として御社の事業を引っ張っていける人材になりたいです。
キャリアアドバイザー
最初に自分の強みを明確に示したあとで、根拠となるエピソードや実際の仕事での活かし方を述べており、伝わりやすい自己PRになっていますね。
自己PRの書き方について基礎から知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみましょう。。
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また、こちらの記事では面接で自己PRを伝えるときのコツを解説しているので、あわせて読んでみてください。
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③「学生時代に頑張ったことを教えてください」
学生時代に頑張ったことは、企業が学生の経験してきたことから強みや人柄を読み取るためによく質問されます。学生時代に力を入れたことは人それぞれ異なるため、取り上げるテーマは何でも構いません。
伝える際に重要なのは、何を頑張ったかよりも「どう頑張ったのか」というプロセスです。そのため、必ずしも良い結果を得たものを選ぶ必要はありません。どのような課題があり、それをどのように乗り越えたのか、を伝えましょう。
また、この課題への取り組み方から、仕事ではどのように行動するか「再現性」も見極めています。そのため、最後に課題を乗り越えた経験を仕事でどう活かすのかまで伝えられると良いですね。以下の構成と例を参考にして自分なりのガクチカを考えてみてください。
- 結論:学生時代に何を頑張ったかを端的に伝える
- 裏付けるエピソード:どのように頑張ったのか経緯を述べる
- 結果:頑張ったことで結果どうなったのか、何が得られたのかを伝える
- 展望:入社後に経験から得られた学びや強みをどう活かせるかを示す
私が学生時代に力を入れたことはダンスサークルでの活動です。リーダーとしてチームをまとめることの大変さとやりがいを学びました。
サークルには合計70名近くのメンバーがおり、それぞれユニットに分かれて活動していました。大学2年生のときに一つのユニットのリーダーとなり、次の発表会に向けて練習を重ねていたのですが、一部のメンバー同士の意見の食い違いからサークル内全体に亀裂が入り、練習がうまく進まない状態になりました。
そこで私は、当時のサークルの代表に一度一人ひとりの意見に耳を傾ける場を設けたらどうかと提案し、自分がその役割を担いました。人数が多かったこともあり、今まで各ユニットのリーダーから情報を伝達していたことで、一人ひとりの声を聞けていなかったことが原因だと思ったからです。
時間を掛けて意見を聞いた結果、伝達ミスだったことがわかりました。これを受けて1カ月に一度メンバー全員の声を聞く場を設けたことで、その後同じ問題は起きなくなりました。私は、この取り組みを評価され、次の年にはこのサークルの代表を任せてもらえるまでになりました。
この経験から、自分が気付いたことを提案する力とリーダーとして大事なことを身に付けることができたと自負しています。御社に入社後もこのリーダーシップ力を活かして、チームをケアしつつ仕事で成果を出していきたいです。
キャリアアドバイザー
学生時代のエピソードと経験から得られた学びや力をしっかりと示せていますね。具体的に述べられているので、働く姿もイメージしやすくなっています。
こちらの記事ではガクチカを効果的に伝える方法を解説しているので、作成する際にあわせて読んでみてくださいね。
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また、学生時代に頑張ったことがすぐに思いつかない人はこちらの記事を参考にしてみてください。
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④「将来のキャリアプランはありますか?」
将来のキャリアプランは、企業が今後進む方向性とマッチしているか、今後長く働いてくれる人材かを見極めるためによく聞かれる質問です。
将来のキャリアプランが明確になっていないと、その企業の志望動機への説得力が弱くなってしまう場合があります。また、入社することが目的になっていてその後のことをしっかりと考えられていないのではないかと思われてしまう可能性もありますよ。
以下のステップで考えるとキャリアプランを立てやすいので参考にしてくださいね。
- 就活の軸をもとにして最終的になりたい自分像を明確にする
- その自分像に近づくために必要なことを洗い出す
- 面接を受ける企業でどのような段階を踏んだら到達できるか考える
また、以下の例も参考にして自分なりの回答を用意してみてください。
私は将来、「〇〇事業のことなら〇〇に聞けば間違いない」と言われる存在になりたいと思っています。
このような存在になるために、まずは業界を牽引する御社で3年間はどんな仕事にでも取り組み、業界の基礎となる部分を網羅的に身に付けたいと思っています。その後は、その基盤となる知識と知見を活かして、新規プロジェクトのメンバーとして実力を付け、最終的には自ら新しい事業を立ち上げるリーダーとなり、業界にインパクトを与えたいと考えています。
キャリアアドバイザー
最初にどのような存在になりたいかを明示したうえで、そこまでのプランを述べることで伝わりやすくなっていますね。具体的な道筋を示しているので入社後のプロセスもイメージしやすいです。
キャリアプランについて悩んだときには、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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また、キャリアプランについて考える際は、キャリア形成についても理解しておくと良いです。キャリア形成についてはこちらの記事を確認してみてください。
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⑤「あなたの長所と短所を教えてください」
長所と短所に関する質問をする企業も多いです。企業はこの質問で、自分のことをしっかり把握できているかや、自社で活躍できる人材かを見極めています。
仕事ではさまざまな業務をおこなうことがありますが、その人の得意なことや苦手なことがわかっていると、担当業務の振り分けや時間配分がしやすくなるのです。また、入社時にミスマッチを防ぐ判断要素になります。
長所と短所を伝えるときは以下を意識すると良いですよ。
- 長所:企業が求める人物像にマッチした強みをピックアップして伝える
- 短所:ただ弱みを伝えるだけでなく、改善するために心掛けていることも述べる
以下の例も参考にして自分の長所と短所の伝え方を考えてみてくださいね。
私の長所は何事にも前向きに取り組むことです。学生時代に周りの人から見たら「これはもうどうにもならないね」や「これは災難だったね」ということでも、前向きに捉えることで新しい自分の力を身に付けるための糧に変換してきました。起きた事実は同じでも、その捉え方をポジティブにすることで、次に進める力を持っていると自負しています。
一方で私の短所は、思い立ったらすぐに行動に移してしまうことです。やりたいと感じたことは深くリサーチせずにすぐに手を付けてしまうので、行動してから「ああしておけば良かった」と思うこともあります。そのため、最近は思い立ったら一度立ち止まり、ある程度情報を集めてから行動するように心掛けています。
キャリアアドバイザー
長所も短所も伝え方や表現の仕方で残る印象が変わるので、自分なりに魅力を最大限伝えられるように工夫してみてくださいね。
自分の長所や短所がわからない人は、こちらの記事を参考に見つけてみましょう。
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キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
よく聞かれる質問は答えの準備がしやすいですが、なかにはどれだけ準備しても答えられない質問や答えにくい質問もあります。そのような質問をされた場合は、決して慌てず、一呼吸置いてから回答すると良いでしょう。
特に面接序盤は緊張で頭が真っ白になって、すぐに答えることができないことも少なくありません。そのようなときは「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と数秒から10秒ほどの時間をもらって、気持ちを落ち着けてから答えると良いですよ。
また、知識を持っていない質問にはどんなに考えても答えるのは難しいので、正直に「申し訳ございません、勉強不足でお答えすることができません」と伝えるようにしましょう。ある学生は「帰ってからすぐに調べます」と一言添えたことによって、逆に誠実さを評価されたこともあるそうです。誠実に向き合う姿勢を見せることで、面接官に好印象を持ってもらえる場合もあるので、ごまかさずに対応することを意識してみてくださいね。
逆質問例から自分が聞きたい質問を探す
面接では、企業から質問されるだけではありません。特に面接の最後には「何か聞いておきたいことはありますか?」という形で、逆質問の場が設けられることがほとんどです。
企業側としては、学生に疑問点や不安を残さないために逆質問をする意図もありますが、「しっかりと自社のことを調べて来ているか」や「入社意欲がどのくらいあるか」を確かめたいと思っている場合もあります。
逆質問がないと「うちの会社にあまり興味がないのかな」と志望度が低い学生だと思われてしまうこともあるので、事前に聞きたいことを用意しておきましょう。
ここでは4つの系統の逆質問例を紹介するので、このなかから自分が聞きたい質問をピックアップしてみてください。
- 〇〇の事業について、今課題と感じることがあれば教えていただきたいです。
- 今後考えている新規事業はありますか?
- 御社の社風として〇〇があるかと思いますが、実際に社内で意識して実施しているイベントや取り組みはありますか?
- 競合他社と比較して、〇〇様が御社の強みだと感じている部分があれば教えていただきたいです。
- 〇〇様の一日のスケジュールを教えていただきたいです。
- 御社にはどのような性格の人が多いですか?
- 部署間の交流はどのくらいありますか?
- 入社後一年間の仕事内容はどのような業務がありますか?
- 新入社員には入社後にどのようなことを期待していますか?
- 若手のうちから裁量権をもった役職について仕事をしたいと思っているのですが、実力次第でかなえられるでしょうか?
- 御社の業務で語学力を活かせる場面はあるでしょうか?
- 御社の業務を円滑に進めるにあたって、取得しておくと便利な資格やスキルはありますか?
- 内定をいただけた場合、入社前にやっておいたほうが良いことはありますか?
- 新入社員の研修が終了したら、配属先はどのように決定しますか?
- 将来的に御社の〇〇の事業に携わりたいと考えているのですが、機会はありますか?
キャリアアドバイザー
逆質問では事前に企業ホームページで調べられることは避けましょう。また、逆質問した内容から自分の魅力をアピールしたり入社意欲を示すこともできるので、これらを意識しながら考えてみてくださいね。
逆質問についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にして考えてみてくださいね。
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事前準備だけでは不十分! 面接当日の心持ちと振る舞いが選考突破の重要要素
就活生
事前に準備すべきポイントがわかって、頭が整理されました。
キャリアアドバイザー
それは良かったです。ただ、面接は事前準備だけがすべてではありません。面接当日の意識も選考を突破するためには重要ですよ。
面接の事前準備はもちろん大事ですが、面接当日に本来の力が発揮できないと選考を通過することは難しくなります。事前準備を終えたら、当日に力を発揮できるような体制を整えましょう。
面接当日は少なからず誰でも緊張するものです。ただ、その緊張をどう受け止めるか、自分の心持ち次第で面接での発言や行動が変わってきます。準備する時間が限られていたとしても、「今できることはやりきった」と気持ちを切り替えて自分に自信を持って面接に臨むことが大切ですよ。
また、面接時に意識すべき振る舞いを知っておくことで、不安や緊張はある程度和らぎます。意識すべきことはこの後に解説するので、ポイントを理解して好印象を獲得してくださいね。
キャリアアドバイザー
当日体調不良でキャンセルとならないように、体調を整えることも面接対策の一つです。前日に最低限準備ができたと思ったら、早めに寝て当日に備えましょう。
明日面接で何もしてない人は当日こそ気を引き締めよう! 意識すべき3つのこと
就活生
やることを絞って最低限の準備はできましたが、もっと早くやっておけばよかったと少し後悔しています。明日うまくいくかなんだか不安になってきました……。
キャリアアドバイザー
まだやり残したことがあるのではないかと考えると不安になりますよね。でも、だからこそ当日は気を引き締めて面接に臨むことが大事ですよ。
明日面接で何もしていない、もしくは少ししか準備ができていないと不安になる人もいるでしょう。ただ、しっかり準備した人と差をつけられないためには、当日の振る舞いがとても重要になります。
ここでは、面接当日に意識すべきことを3つお伝えするので、準備不足を後悔するよりも、その場の振る舞いを意識して面接に臨んでくださいね。
①基本の面接マナーを徹底する
面接では、質問への回答だけでなく、面接を受けるうえでの基本的なマナーも見られています。社会人として仕事をするようになると、仕事で成果を上げることだけでなく、顧客にどのような印象を持たれるかも企業の信頼性にかかわってくるためです。
以下を参考にして、当日はマナーを押さえた状態で面接に臨みましょう。特に身だしなみや質問の答え方は印象を左右するので必ずチェックしてくださいね。
- 服にシワや汚れがないか確認し清潔感を意識する
- 服装が過度に派手な印象になっていないかチェックする
- 髪の毛が乱れていないか確認する
- 専門用語は避けてわかりやすい単語や表現を使う
- 砕けすぎた言葉遣いにならないように気を付ける
- 過剰な敬語表現は避ける
面接準備に不安を感じている人こそ、面接でのマナーや振る舞いに意識を向けて良い印象を残せるようにしてくださいね。
就活のマナーについてこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて目を通してみると良いでしょう。
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②自分の発言に自信を持つ
面接準備が万全でないと、自分の発言に自信が持てない人もいるかもしれません。しかし、自信なさげに見えてしまうと、面接官に「面接の準備をしてきてないのかな」と思われてしまいかねません。
自信のなさは声や目線、表情などに現れます。面接官は発言内容だけでなく、どういう気持ちで発言しているのかや、どのくらい発言に説得力があるかも見極めていることを意識しておきましょう。変に自信過剰になる必要はないですが、発言に信頼性を持たせることは大事ですよ。
どうしても自分の発言に自信が持てないときは、以下のことを実践してみてくださいね。
- 「やれるだけのことはやった」と準備した自分を励ます
- 過去に何かを乗り切った経験を振り返って「今回も大丈夫」と考える
③真摯に話を聞く姿勢をアピールする
話すのが上手な人は、聞くのも上手だと聞いたことがある人もいるかもしれません。面接の事前準備があまりできず発言内容に自信が持てない場合は、聞く姿勢で誠実さをアピールしましょう。
具体的には、面接官の話を聞く際にしっかりと聞いていることを示せる動作や発言をすると効果的です。たとえば、以下のことを意識してみましょう。
- あいづちを適度に打つ
- 「そうなのですね」や「おっしゃるとおりですね」など言葉にして聞いていることを示す
- 共感する部分があった際は「それはこういうことですね」などと自分の言葉に変換して反応する
話を熱心に聞く姿勢は、仕事をするうえでも重要になります。特に顧客のニーズを把握したり、本音を話してもらえる環境を作ることは顧客の需要に応えた商品やサービスを提供しやすくなるので、評価されやすいでしょう。面接では自分が話すときだけでなく、話を聞くときにも気を遣ってみてくださいね。
キャリアアドバイザー
話をしっかり聞こうとする意識を持つと、自分も話を理解しやすくなりますよ。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
面接に臨む際は、どんなに準備をしても緊張や不安があるものです。準備や練習時間があまりとれなかったという人は、なおさらでしょう。
しかし、面接はスピーチコンテストではありません。人柄の良さや入社後の可能性を感じられる人であれば、少し答えられない質問やぎこちない部分があったとしても、それだけで落ちることはほとんどないので、過度に緊張する必要はありませんよ。
緊張状態は必ずしも悪いものではなく、横柄な態度にならないことや集中力が高まるといった良さもあるので、ポジティブなマインドで面接に挑むようにしましょう。緊張していることを面接官に伝えることで落ち着く場合もあるので、緊張でどうしようもないときは試してみてくださいね。
また、自己紹介や自己PRに「本日は緊張もありますが、どうぞよろしくお願いします」と一言添えれば、相手に理解してもらえた安心感から不思議と心が落ち着いたという事例もあります。
ほかにも、入室の前に大きく深呼吸したり、「自分らしさを大切にして臨もう」と言い聞かせることで緊張が和らぐ場合もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
次に活かそう! 今後「明日面接なのに何もしていない」状況にならないための3つの心掛け
就活生
事前準備も当日の対策もひと通り終えることができ、ほっとしています。ただ、もうこのように直前に焦ることは避けたいので、今後意識しておくべきことがあれば教えていただきたいです。
キャリアアドバイザー
次に活かそうとする意識、素晴らしいです。それでは、今後このような状況を防ぐために心掛けるべきことを解説していきますね。
今回、明日面接で何もしていない状況を乗り越えられたとしても、直前に準備できることが限られてしまうことは否めません。今後は直前になって慌てないように、前もってしっかりと準備しておく必要があります。
ここでお伝えすることを心掛けて、次回からは余裕を持った準備ができるようにしてくださいね。
①面接日程が決まったら少しでも準備に取り掛かるようにする
一般的に、面接日が決まってから当日までは少し期間があることが多いです。そのため、面接日程が決まり次第、少しでも良いので準備に取り掛かるようにしてみてください。
時間に余裕があるときほど、「まだ先だから今はやらなくても大丈夫」と気を緩めてしまいやすいです。しかし、何も手を付けていないと後々対応が難しくなる場合もあります。
たとえば、面接日までに急に別の面接が入ったり、やらなければならないことが急に発生する場合もあるでしょう。また、募集要項を読んでみたら、前日では準備が間に合わない内容があるかもしれません。
以下のことは比較的取り掛かりやすいので、少しでも手を付けておきましょう。
- 募集要項を確認する
- 面接日が近づいたらやるべきことを整理しておく
- やるべきことから逆算して取り掛かる日を決めておく
②今一度自己分析をして自己理解を深めておく
就活は自分に合った就職先に入社することが大きな目的です。そのためには、そもそも自分が何がしたいのか、自分はどういう特性を持った人間なのかを深く理解しておかないと、自分に合う就職先を探し出すことはできません。
そして、この自己分析は本来短時間でできるものではなく、じっくり自分の過去や現在、そして未来と向き合うことで徐々に理解していくものです。自分について深く知っておくだけで、面接の対策に費やす時間も大きく削減できるので、時間に余裕があるときに今一度自己理解を深めておくことをおすすめします。
たとえば、以下のようなことは自己理解を深めるのに効果的ですよ。
- 自分史を書いて、過去の出来事や経験から自分の特性を把握する
- モチベーショングラフを使って、自分のモチベーションが上がるときや興味のあることを洗い出す
- 他己分析をして客観的に自分を見てみる
キャリアアドバイザー
日ごろから気付いたことや感じたことをメモしておくと、自分の特徴が把握しやすくなるので、自己分析する際にも役立ちますよ。
自分史を使った自己分析の方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
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また、モチベーショングラフを作成する際は、こちらの記事を読んでみましょう。
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他己分析については、こちらの記事を参考にしながら進めてみてくださいね。
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③日程調整では余裕を持ったスケジュールを組む
そもそも面接日を調整する際に、事前準備する時間もふまえたうえで余裕を持ったスケジュールを組むことも大事です。
面接は当日その場に行って受ければ良いというものではありません。受ける企業にあわせて、ある程度の時間を使って準備をする必要があります。その時間を考慮せずに「この時間ちょうど空いているから入れてしまおう」と、面接の時間だけ確保する形でスケジュールを決めてしまうと、面接当日に困ってしまうでしょう。
以下のことを参考にして、余裕を持ったスケジュールを組んでくださいね。
- 面接当日までに急な予定が入っても対応できるように、3~4日は空けておく
- 面接当日にも余裕を持って対応できるように、面接の前後は2~3時間は空けておく
キャリアアドバイザー
何度か面接を受けていると、自分がどの準備にどれくらいの時間が必要なのかがわかってくるので、その予測をもとに自分なりにスケジュール調整できると良いですね。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
明日面接で何もしていない人のなかには、何らかの理由で就活へのやる気自体がなくなっている人はいませんか。応募書類の作成で力尽きてしまったり、これまでの面接に連続で落ちてしまい「次もダメかも」と消極的になって、面接準備に取り掛かれないという人もいるかもしれません。
そのようなときは、思いきって休息をとったほうがうまくいく場合もあります。一度休むことで心がリフレッシュされ、応募先の企業と向き合えることもあるでしょう。就活はストレスを抱えることもあるため、美味しいものを食べたり、好きな音楽を聞いてリラックスする時間も大切ですよ。
また、就活のスケジュールが詰まっていてやることが重なり過ぎている人は、スケジュールや方向性を考え直して余裕をつくることも大切です。ときには大学のキャリアアドバイザーや専門家に相談して客観的なアドバイスをもらいながら、自分に合ったペースで就活を進めてくださいね。
明日面接で何もしてないことで悩む学生からよくある質問に回答!
明日面接で何もしてない状態だと疑問に思うことや不安なこともありますよね。ここではキャリアアドバイザーが明日面接で何もしてない学生の悩みや質問に回答するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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明日面接で何もしてない場合は何から始めるべきですか?
明日面接で何もしてない場合は、まずいったん落ち着いて状況を整理しましょう。何をしたら良いのかわからない不安な状態や、どうしようと焦っている状態で準備に取り掛かったとしても何も手に付きません。一度やらなければならないことを洗い出して、対策する準備を整えましょう。
気持ちが落ち着き状況を整理できたら、順を追って準備をしていきます。まずは面接の募集要項を読んで必要なものや情報をピックアップしましょう。当日の面接で最低限必要なものを準備しておくことで、大きなミスがなくなります。
その後は、実際の面接対策をしていきます。具体的には、企業ホームページを中心に企業の基本的な情報を確認し、その企業の情報をもとに自分と企業の共通点を見つけてみましょう。ここをしっかりとやっておくことで、企業の質問に一貫性をもって答えやすくなります。
そして最後に、頻出質問を把握して自分なりの回答をある程度用意しておくと良いでしょう。企業から質問されることにも共通しているものがあります。事前に回答を用意しておくことで、当日の不安や緊張も抑えられますよ。
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明日面接で何もしてない場合は面接日程を変更しても良いですか?
面接の準備を何もしていないことを理由に、面接日程を変更するのは避けたほうが良いです。企業側は忙しい時間を割いて面接の日程を決めています。そのなかで前日に面接をキャンセルし、再度日程調整をするとなると大きな負担がかかってしまう可能性があります。
準備をしていないと不安になる気持ちもわかりますが、自分への印象にも影響するので避けるのが無難です。面接が明日であってもやれることはまだあります。今できる最善を尽くして面接に臨みましょう。
明日面接で何もしてない状態でも諦めないことが大切! 最大限の対策で選考突破しよう
明日面接で何もしてないと何をしたら良いかわからず、焦って何も手を付けられない状態になることも少なくありません。しかし、前日からでもやれることはまだたくさんあります。何もせずに面接に臨むことが最も避けるべきことなので、要点を絞って本質を押さえた準備をしておきましょう。
また、大事なのは事前準備だけではありません。準備が十分にできていないと思っている人こそ、当日の心持ちや振る舞いに意識を向けることが重要です。面接官が何を見極めているのかを理解して、自信をもって面接に臨みましょう。
明日面接なのですが、忙しくて何もできないまま前日になってしまいました。何かすべきなのはわかっているのですが、どうしたら良いかわからずとても焦っています……。