目次
- 一次面接で聞かれることは事前準備で攻略できる
- 一次面接とは?
- 一次面接の目的
- 一次面接の形式
- 一次面接の面接官
- 一次面接で聞かれることの傾向
- 社会人としての素質があるかを問う質問が多い
- 回答への深掘りが少ない
- 一次面接で聞かれることの5つの評価ポイント
- ①自己分析がしっかりとできているか
- ②正しい言葉遣いや敬語で回答できているか
- ③回答が質問の答えになっているか
- ④会話のキャッチボールができるか
- ⑤回答に一貫性があるか
- 一次面接で聞かれることの対策方法
- ①質問の回答を事前に考えておく
- ②模擬面接をおこなう
- ③エントリーシートで書いた内容を復習する
- 一次面接で聞かれること14選と回答例
- ①自己紹介
- ②自己PR
- ③長所
- ④短所
- ⑤趣味・特技
- ⑥学生時代に力を入れたこと
- ⑦挫折経験
- ⑧周囲からの印象
- ⑨最近気になったニュース
- ⑩志望動機
- ⑪希望職種
- ⑫入社後にやりたいこと
- ⑬他社の選考状況
- ⑭逆質問
- 一次面接の対策方法について悩む学生からよくある質問に回答!
- 聞かれることを事前に対策して一次面接合格を勝ち取ろう
一次面接で聞かれることは事前準備で攻略できる
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。夏が近づいてくると早期選考が始まるため
「選考を受けたことがないので、一次面接を受けるのが怖いです」
「一次面接で聞かれることはどういうことでしょうか」
など、一次面接に関する不安や悩みの声が寄せられます。インターンシップの事前選考で面接を受けたという人は多いかもしれませんが、本選考の面接を受けた経験がある人は少ないのではないでしょうか。
そもそも就活の面接は、一次面接や二次面接、最終面接など、各段階で評価ポイントや聞かれることが全く違います。そのため、必然的に対策すべきことや事前に準備しておくことも変わってくるのです。
ここでは、一次面接の評価ポイントや対策方法について解説します。また、一次面接で聞かれることについて回答例を交えて解説するので、不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。
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一次面接とは?
先ほども述べたように、就活の面接は段階によって目的や形式、面接官などが違ってきます。こういった違いに気づくことができず、知らないまま面接に挑んでしまうと、厳しい評価を下されてしまう可能性があります。
そこでここからは、一次面接の目的や形式、面接官など、基本的な概要について解説していきます。一次面接を受けたことがない人は、必ず確認しておきましょう。
一次面接についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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一次面接の目的
一次面接の目的は大きく2つあります。まず、1つ目は「人数を絞ること」です。大企業や有名企業となると、募集人数の数倍、数十倍の学生が応募することもあります。書類選考である程度の人数に絞ってはいるものの、書類選考で合否を判断できなかった学生は一次面接で判断されることとなります。
2つ目は「問題のある学生を落とすこと」です。問題のある学生とは、振る舞いや言葉遣い、身だしなみなど社会人としての基本的なマナーができていない学生です。また、自己分析や企業分析不足、コミュニケーション能力の低さも不合格の原因となりえます。
一次面接は、面接の中でも最も多くの学生を面接しなければならないため、できるだけ短時間で素早く判断できるマナーや振る舞い、コミュニケーション能力など基本的な部分を見られているのです。
一次面接の形式
一次面接の形式は大きく分けて2つです。1つ目は個人面接です。個人面接は面接官1人に対して学生1人の面接をおこなうもので、時間は30分程度の場合が多いです。
2つ目は集団面接です。集団面接は、面接官数人に対して、複数の学生が一度に面接されるというものです。全体の時間が1時間ほど設けられていたとしても、1人あたりは約15分~20分程度の場合が多いです。
一次面接の面接官
そもそも就活の面接を担当する面接官は、二次面接、三次面接、最終面接と段階が上がっていくほどに役職が高い社員が面接官となる傾向があります。そのため、一次面接の面接官は、若手の社員であったり、人事部の採用担当者である場合が多いです。
企業によってはフランクな雰囲気で面接をおこなっていたりする場合もあります。ただ、一次面接は社会人としての基本的なマナーを見られていることが多いので、気を抜きすぎたり、砕けた話し方になってしまったりしないよう気をつけましょう。
三次面接の対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。よく聞かれる質問と回答のポイントについても紹介していますので、あわせて参考にしてみましょう。
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一次面接で聞かれることの傾向
一次面接では、さまざまなことを聞かれることになりますが、質問には決まった傾向や方向性があります。それらを把握し、理解しておくことで、どういった質問を聞かれるのかを予測しやすくなり、事前に万全の準備ができます。
そこでここからは、一次面接で聞かれることの傾向を2つ解説します。企業によって質問は違ってきますが、大きな方向性は同じであることが多いため、ぜひ知っておきましょう。
社会人としての素質があるかを問う質問が多い
先ほども述べた通り、一次面接の目的は、問題のある学生を落とし、数を絞ることです。そのため、社会人としての素質があるかどうかという、基本的な部分が問われるのです。
たとえば、長所や短所を聞く質問からは、自己分析ができているかを判断することができます。ほかにも、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)からは、人柄や物事の考え方が見ることができます。さらに、志望動機では、業界研究や企業分析ができているかを評価することがで切るのです。
回答への深掘りが少ない
一次面接は、二次面接や最終面接と比べて、学生の回答に対する深掘りをされることがあまりありません。理由としては、学生の基本的な部分を見ているということもありますが、面接をしなければならない学生が多く、1人1人に時間をかけていられないということもあります。
そのため、一次面接の対策をする際は、深掘りに対する対策よりも、幅広い質問に対してスムーズに回答できるように練習する方が得策と言えるでしょう。
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一次面接で聞かれることの5つの評価ポイント
ここまでの内容で、一次面接は社会人としてマナーや基本事項が問われるということはわかったかと思います。しかし、面接官はどういった部分を見て、評価をしているのでしょうか。
そこでここからは、一次面接で聞かれることの5つの評価ポイントについて解説します。この評価ポイントをクリアできるように、事前準備をおこなってみましょう。
①自己分析がしっかりとできているか
学生からすると「自己分析から何がわかるの?」「自己分析って意味あるの?」と思うかもしれません。しかし、自己分析は、自分を客観視する練習であると同時に、自分自身の価値観を知るための過程でもあり、社会人になる前にしっかりと深めておくべきことなのです。
そのため、一次面接では、質問に対する回答から自己分析ができているかどうかが判断されます。たとえば、志望動機に具体的なエピソードが入っているか、長所と短所をスムーズに答えられるかなどですね。
こちらの記事では「自分を一言で表すと?」という質問について詳しく解説しています。自己分析が重要になる質問になっていますのであわせて参考にしてみてくださいね。
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②正しい言葉遣いや敬語で回答できているか
正しい言葉遣いや敬語は社会人としての必須事項です。接客業や営業職でなくても、社内でのコミュニケーションがあるため、どんな職種であれ社会人には必要なことなのです。
特に気をつけたいのが、若者言葉です。語尾が「っす」となっていたり、「マジ」「ヤバイ」などの言葉を面接中に使っていると印象は悪くなってしまいます。ほかにも、尊敬語と謙譲語が逆になってしまい、相手に失礼な言葉使ってしまうのも、要注意です。
③回答が質問の答えになっているか
面接の事前準備がしっかりとできていないと、焦ってしまい質問の答えになっていないことを話してしまったりすることがあります。また、自分をアピールしようと前のめりになりすぎてしまうと、聞かれていないことを長々と話してしまうという場合もあります。
そのため、どんな質問であっても、結論から述べるようにしましょう。たとえば、長所を聞かれたのであれば、「私の長所は○○です。なぜなら~」というような順序が良いでしょう。はじめに結論を伝えておくと、自分自信も話やすくなるうえに、話の内容が聞き手に伝わりやすくなるので非常におすすめです。
④会話のキャッチボールができるか
いくら質問に一生懸命回答していたとしても、一方的に話し続けてしまい会話のキャッチボールができていないというのは、あまり印象がよくありません。また、事前に準備しておいた回答を思い出して読み上げてしまうと、無機質な印象を与えるだけでなくぎこちない印象も与えてしまいます。
そのため、事前に回答を準備していても、質問に答える際は、ごく普通に会話しているように話せるよう練習しておきましょう。
⑤回答に一貫性があるか
各質問に対してしっかりと回答することは大切ですが、全体を通して一貫性のある回答になるよう心掛けることも重要です。極端な例にはなりますが、長所の部分で「意志の強さ」と答えたにもかかわらず短所に関する質問で「優柔不断」と答えてしまうと、どちらが本当のあなたなのか面接官はわからなくなってしまいます。
一次面接ではあまり多くはありませんが、追加で質問をされたときに焦ってしまい、先に答えていた内容と真逆のことを言ってしまったりすることがあるので、注意しましょう。
こちらの記事では面接に受かる人の特徴について詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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面接に受かる人の特徴や、面接に受かる人がしている対策法について知りたい学生もいるでしょう。この記事ではキャリアアドバイザーが面接に受かる人が共通して持っている特徴や効果的な対策法について解説しています。面接対策の際に参考にしてくださいね。
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「そんなことは当たり前」と感じた人もいると思いますが、実は基本的なことができていない学生が多いので要注意です。
たとえば今紹介した例の「私の長所は〇〇です。なぜなら〜〜」についても、後半の「なぜなら〜〜」は質問をされてから答えた方が良いこともあります。強みを聞いた面接官によっては、「その強みは具体的にどういうことか」が先に気になる方もいるかもしれません。
気になっていること以外について話されてしまうとコミュニケーションがうまく取れないと判断されてしまいかねませんよね。高度なテクニックですが、幾度か面接を重ね、面接の雰囲気で「演説形式で語って良いか、コミュニケーションを取るパターンか」を判断できるようになるとより良いですね。
また、どんなに準備をしても予想していなかった質問も、質問内容を把握し考えて答えるように注意が必要です。きちんと考えずに答えると、回答がずれてしまいマイナス評価をされてしまいかねません。そのため、すぐに答えられないときには、「考えるお時間をいただけますでしょうか」など面接官とコミュニケーションをとりきちんと回答することも重要になりますよ。
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一次面接で聞かれることの対策方法
ここまで何度も述べてきた通り、一次面接は事前に対策をおこなっておくことが、何よりも大切です。また、ほとんどの学生がしっかりと対策をおこなったうえで一次面接に挑んでいるため、対策をしないまま挑むのはかなり無謀なことです。
そこでここからは、一次面接で聞かれることの対策方法を3つ紹介します。一次面接が近づいて不安を感じている人は、ぜひこれから紹介する方法を実践して自信をつけて、面接に挑んでください。
①質問の回答を事前に考えておく
一次面接は回答の内容も見られていますが、質問に対してきちんと答えられているかについても見られているため、スムーズに答えられなかったり「わかりません」などと答えてしまっていては、合格が遠のいてしまいます。
また、一次面接では基本的な質問をされることが多いため、予測しやすく対策もしやすいので手を抜かずにしっかりと回答を準備しておくことが大切です。
②模擬面接をおこなう
回答内容を考えておくだけでは、事前準備としては不十分です。なぜなら、本番は練習以上に緊張するので、選考中に頭の中が真っ白になってしまったり、スムーズに思い出せないということが考えられるからです。
そのため、面接と同じくらいの緊張感を感じられる模擬面接をおこないましょう。たとえば、友達同士で練習するだけではなく、大学の教授や先輩に手伝ってもらい、緊張感を感じられる環境を作りましょう。また、企業によっては会社説明会やインターンシップの中で、面接対策セミナーなどをおこなっている場合もあるので、そういったものに参加してみるものおすすめです。
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また、質問にきちんと答えられているか以外にも、言葉遣いや振る舞いなども問題ないか、チェックしてもらうようにしましょう。
③エントリーシートで書いた内容を復習する
面接直前には、エントリーシート(ES)に何を書いたか確認しておくことが大切です。なぜなら、面接官は、面接中ESを見ており、追加の質問はESに書かれている部分を聞かれる場合があるからです。
また、ESに書いていることととまったく違うことを答えてしまうと、「価値観が定まっていないな」「自己分析が浅い」などと印象が悪くなってしまう可能性があります。そのため、ESを提出する前には必ずコピーを残しておき、復習できるようにしておきましょう。
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一次面接であれば長い時間を取られることも少ないため、ESをもとに質問をされることがほとんどです。そのため、紹介した対策方法の中では、「ESの復習」が最も重要と言っても過言ではありません。自分が書いた強みやガクチカに対して深堀りの質問をされたときに答えられるように準備しておきましょう。
面接までに余裕があれば、字数制限なしで改めてES作成をすることがおすすめです。ESを提出するときには文字数制限があることがほとんどですよね。書いてみるとわかるとおり、400字では強みのエピソードなどを詳細に書くことができません。
そのため、具体的な説明をすべて加えたESを完成させておくと、質問に対する回答の引き出しが増えた状態になるためぜひ実践してみてください。また、深く自分のエピソードを振り返っておくことで、他の経験との混同を避けることができるので、「違うことを答えてしまう」ことの対策にもなりますね。
一次面接で聞かれること14選と回答例
- 「自己紹介をお願いします」
- 「自己PRをお願いします」
- 「あなたの長所を教えてください」
- 「あなたの短所を教えてください」
- 「趣味や特技はありますか」
- 「学生時代に力を入れたことを教えてください」
- 「挫折経験はありますか」
- 「あなたは周囲からどのような人だと思われていますか」
- 「最近気になったニュースを教えてください」
- 「志望動機を教えてください」
- 「希望する職種は何ですか」
- 「入社後はどういったことをやりたいと考えていますか」
- 「他社の選考状況を教えてください」
- 「何か聞きたいことはありませんか」
面接の回答を事前に準備しようと思っても、いざ考え始めるとなかなか言葉が出てこず、回答を作れないという状態になってしまう人もいると思います。また、自分で作った回答に自信を持てないという人も少なくないと思います。
そこでここからは、一次面接で聞かれることを14個を紹介し、回答例を交えて解説していきます。回答が作れないと悩んでいる人は、回答例を参考に考えてみてください。既に回答ができあがっている人は、自分の回答と照らし合わせながら目を通してみてください。
①自己紹介
自己紹介で伝えるべき情報は、主に名前と大学・学部学科の2つです。それらを述べた後に、「本日はよろしくお願いいたします。」と一言添えると良いでしょう。
また、自己紹介で自分自身をアピールするような内容を入れようと考える人もいるかもしれませんが、自己紹介では、基本的に自己PRは必要ありません。
ただ、自己紹介の後に面接官から「もう少し伝えたいことはありませんか?」「他に言っておきたいことはありませんか?」などと言われた場合は、自己PRなどを簡潔に述べると良いでしょう。
面接での自己紹介の答え方はこちらの記事でも詳しく解説しています。
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回答例
△△大学社会学部社会学科所属の■■○○(名前)と申します。本日はよろしくお願いいたします。
キャリアアドバイザー
自己紹介は必要最小限の情報に留め、端的にまとめましょう。
②自己PR
自己PRでは、自分自身の人柄がわかる内容になるように意識しましょう。また、人柄を述べるだけでは説得力に欠けるため、その人柄を発揮することができた経験やエピソードを添えるようにしましょう。
また、話す順番は、「私の強みは○○です。」と結論から述べましょう。そして、そのあとに、自分自身が経験したことやエピソードについて話すと伝わりやすいです。そして、最後は「強みをどう活かしていきたいか」を述べて占めると良いでしょう。
また、個別面接か集団面接かによって、話せる時間の長さが変わってくると思うので、エピソードは様々な長さで話せるよう、練習しておきましょう。
面接での自己PRの答え方についてはこちらの記事でも解説していますよ。
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回答例
私の強みは、柔軟性です。
大学時代に4年間、個別指導塾でアルバイトをしていたのですが、私が担当していた多くの生徒たちは勉強が嫌いで、宿題をほとんどやってこないという状況が続いていました。宿題をしてこない理由は「学校の宿題が多いから」「宿題を忘れていた」などさまざまでした。
「同じやり方をしていても何も変わらない」と考え、宿題の量が多いと言っていた生徒には、毎日15分ずつ勉強できるよう細かく宿題を出したり、宿題を忘れてしまう生徒には、連絡帳や電話を使って保護者の方と協力したりするなど、生徒1人ひとりに合わせてさまざまな方法を試しました。その結果、少しずつ宿題をしてくる生徒が増えるようになりました。さらに、「先生に宿題の進め方を考えてほしい」と自ら声をかけてくれる生徒も出てきました。
私はこの柔軟性を活かして、お客様一人ひとりののニーズに寄り添った、最適な商品を提案していきたいと考えております。また、将来的には、商品企画にも携わりたいと考えており、既存の商品にとらわれない商品を生み出していきたいと考えております。
キャリアアドバイザー
個別指導塾のアルバイトでの実際の経験が主張の具体性につながっていますね!
③長所
長所を述べる際は、自己PRと同様に、「私の長所は○○です。」と結論を述べ、そのあとに、長所を活かすことができたエピソードを述べるようにしましょう。そして、最後には、その強みをどのように活かしたいかを述べます。
また、自分自身の長所を考えるとなると、なかなか思いつかず、苦戦する人もたくさんいると思います。長所を聞かれる質問では、「自己分析ができているか」「自分を客観視できているか」を見られています。そのため、中途半端なことを言ってしまうと、評価は厳しくなってしまうので、しっかりと準備しておく必要があります。
考え方としては、良い結果が出た経験や物事がうまくいった経験などについて思い出し、その要因が自分の人柄に関係していないかを考えていくと良いでしょう。また、どうしても、自分では見つけられない場合は、仲の良い友人や家族に聞いてみるというのおすすめです。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
自分以外の人による自分の評価に納得できる場合は、もちろんその内容を長所として面接でアピールするようにしましょう。
ただし、もし納得ができない内容のときは、自分で考えた長所を優先するようにしてください。一概には言えないですが、他人の評価は「他の人と比べてできる」という理由で強みとしていることが多いです。そのため、自分自身が就職後に長所として活かせることではないことも正直あります。
長所を分析する理由は、就職後に企業へ貢献するだけでなく自分が仕事で行き詰まったときに活かす拠り所のような意味合いもあります。たとえば、「長所は粘り強さ」と自分で認識していたら、仕事で悩んでいるときに強みを再認識して困難を乗り越えることができますね。そのため他の人が評価する長所よりも、自分で考えた長所を納得感持ってアピールする方が就職後にも役立つのです。
このように採用担当者へアピールするだけでなく、困難を乗り越えるための自己認識という目的もあることを意識しておきましょう。
回答例
私の長所は、学ぶ姿勢です。
私は、大学1年生の頃からボランティアサークルに所属しており、主に高齢化が進んでいる市町村に出向き、活動をおこなっていました。大学3年生の時に、ある町から「町のお年寄りたちを元気づけるイベントをしてほしい」という依頼を受けました。
当時の私は、イベントの企画や運営をおこなった経験はなく、その町についてもあまり知らない状態でした。しかし、「わざわざ自分たちを選んで依頼をしてくれたのだから、しっかりと気持ちにこたえたい!」と思い、イベントの企画・運営方法はもちろん、その町の特産品や伝統工芸など、さまざまな側面から学んでいきました。
最終的にはイベントは大成功し、「すごく懐かしい雰囲気のイベントで楽しかった」「自分たちの町の魅力について再発見できた」などの声をいただきました。また、このイベントは毎年おこなわれるようになり、毎年少しずつ規模が拡大していっています。
私が貴社に入社することができた際には、強みである学ぶ姿勢を活かして、さまざまな面からお客様の悩みに寄り添える販売員になりたいと考えております。
キャリアアドバイザー
行動を起こした結果、周囲の反応がどうだったのかまでしっかり話せている点が評価されるでしょう。
長所を答える際はぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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④短所
短所の答え方も、「私の短所は○○です。」と結論から始めましょう。そのあとは、具体的なエピソードを述べます。エピソードの後は、その短所を改善できるよう、努力していることや意識していることについて述べると、向上心や成長意欲をアピールできるのでおすすめです。
また、短所を考える際はに気をつけたいのが、社会人として致命的な短所を選ばないことです。通常、短所は裏を返せば、長所になるようなものが多いです。たとえば、「優柔不断」という短所であれば、「慎重・思慮深い」など長所に言い換えることができます。
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しかし、「時間を守れない」「ミスを繰り返してしまう」「スケジュール管理ができない」などは、裏を返すことができないうえに、社会人として致命的です。そのため、短所を考える際は、長所としても捉えることができる短所を考えるようにしましょう。
短所の答え方はこちらの記事でも解説しています。
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短所をプラスの印象に変える自己PRの答え方|例文・NG例文
「短所がある=落ちる」というわけではありません。自己PRにて短所を効果的にアピールできればプラスの評価を得ることができますよ。 この記事では、短所を質問する意図やNG回答、伝えるポイントや例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考にして、短所で高評価を狙いましょう。
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回答例
私の短所は、自分の意見を強く言えない所です。
幼少期の頃から、他人の目を気にしてしまう性格で、周りの人の表情や発言が気になり、自分の意見が言えませんでした。大学生の頃にも、話し合いの場面では、参加者の意見を引き出したり、話をまとめたりすることは得意なのですが、「結局あなたはどう思っているの?」と聞かれると、答えられなくなってしまったことがありました。
この経験をきっかけに「自分を変えたい」と思い、どんな小さなことでも自分の意見を口に出すように心掛けるようになりました。また、未だに周りの視線を気にして、直接意見を伝えられないことがあるので、そういった時はメールなどを使って、相手に考えや気持ちを伝えるようにしています。
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短所をカバーするために気を付けていることまでしっかりと書けている点が良いですね!
⑤趣味・特技
趣味や特技の質問は、他の質問と比べて、気が抜けてしまうという人もいるかもしれません。しかし、趣味や特技についても、伝える内容によっては好印象につながるので、しっかりと考えておく必要があります。
好印象を与えられる趣味とは、自分の長所やスキルアピールできるもの、志望している業種や職種に活かすことができるようなものです。たとえば、海外の映画の鑑賞や小説を読むことであれば、語学力をアピールできます。ほかにも、動画撮影や動画編集などであれば、業種によっては非常に有効なアピールとなるでしょう。
また、趣味や特技だけを伝えて終わるのではなく、それらを通して身についたことや学んだことについても述べるようにしましょう。
回答例
私の趣味は、神社仏閣巡りです。
大学時代は日本各地を回り、50以上の神社仏閣を訪問しました。私はもともとインドア派でしたが、この趣味をきっかけに、さまざまな場所を訪れる楽しさと、行動力が身に付きました。
また、地元の方におすすめの神社仏閣やお店を積極的に聞いていたこともあり、コミュニケーション能力を磨くことができたと感じています。
キャリアアドバイザー
まずは難しく考えずに、職種や業務内容に照らし合わせながら自分のプライベートの過ごし方をさかのぼってみましょう。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
趣味と言えるほど興味があること・取り組んでいることがないときには、少しでも好きなこと・得意なことを趣味として書くようにしましょう。費やした時間や興味の度合いは、選考で重視していないことがほとんどなので安心してください。趣味・特技で書かなければ「まったく興味がない」という状態と一緒になってしまうので、ハードルを下げて書くことが大切です。
趣味や特技を求められる理由はいくつかありますが、代表的な背景として「どのようなことに興味があるのかを知るため」というものが挙げられます。また採用担当者は興味について知ることで、仕事へのスタンスなどを知ろうとしていることもあります。
これは一次選考で落とすためではなく、マッチングするポイントを一つでも多く探しているようなイメージです。少しでも採用担当者に自分のイメージを与えられるように、書いてみてください。
⑥学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れたことは、学業やアルバイト、サークル活動、部活、趣味などどんなことでも構いませんが、学びを得て成長実感があった経験を選ぶようにしましょう。
また、成功体験だけでなく、失敗体験から学んだことであっても問題ありませんので、積極的に独自のエピソードを話せるように準備しておきましょう。
話す順番としては、学生時代に力を入れたことを簡潔に述べた後に、具体的なエピソード、その経験から得たこと、得たことを社会に出てどう活かすか、の順に述べていくと、スムーズな流れになるでしょう。
学生時代に力を入れたことを効果的に伝える方法はこちらの記事でも解説していますよ。
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「学生時代に最も打ち込んだこと」は面接で頻出なので、高評価を得るには題材選びが重要です。 この業界では学生時代に最も打ち込んだことの見つけ方、伝え方、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 念入りな対策で面接官の心を掴みましょう!
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回答例
私が学生時代に力を入れたことは、学業です。
私は、大学入学時に「大学卒業までに2か国語をマスターする」という目標を立てていました。1つの言語は留学先の言語だったので、たくさんの友人を作ることで、比較的早くマスターできました。しかし、もう1つの言語は、留学中に身につけることができなかったため、どのように習得しようかと悩んでいました。
しかし、その悩みを留学中の友達に相談をしたら、「私が中国語を教えてあげる」と、週に1回オンラインでレッスンをしてもらえることになりました。はじめは、なかなか勉強が進まず挫折しそうになることもありましたが、友人のサポートにより中国語を習得することができました。
私は、この経験から、目標設定をし、諦めずに努力し続けることの大切さを学びました。また、習得した英語と中国語、そして母国語である日本語を使って、さまざまな人とコミュニケーションをとり、多様な価値観を理解できる人材になっていきたいと考えております。
キャリアアドバイザー
学業は他の学生と被りやすいテーマではありますが、語学というポイントでしっかり深掘りをして差別化を図っていますね。
学業に力を入れていたという人はこちらの記事もぜひ読んでみてください。
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⑦挫折経験
挫折経験については、「こんなものを話したら印象が悪くなるかも」「どのように話せば好印象につながるのかがわからない」と思う人も多いかと思います。
しかし、挫折経験は「この学生は失敗から学ぶことができるか」を見られているので、挫折経験がネガティブに評価されることはほとんどないので、安心してください。
挫折経験を述べる際は、簡潔に挫折経験を述べ、その後具体的なエピソードに入りましょう。そして、その経験から学んだことや気づかされたことなどについて述べ、最後はその学びをどう生かしていくについて伝えましょう。
回答例
私の挫折経験は、大学受験で第一志望校に落ちてしまい、結果的にあまり志望度の高くない大学に進学せざるを得なくなってしまったことです。
高校生の頃の私は、勉強があまり好きではありませんでしたが、点数や偏差値が上がっていくことに達成感を感じ、勉強に取り組んでいました。しかし、一時期まったく成績が伸びなくなりました。今思えば、ただの停滞期であっただけなのですが、当時の私は焦りを感じ、睡眠時間を削って勉強をするようになりました。
その結果、受験勉強の追い込み時期に体調を崩してしまい、まったく勉強ができなくなり、結果的に第一志望の大学に受かることができませんでした。
私はこの経験から、体調管理の重要性はもちろん、自分に合った努力の方法を探し、実践することの大切さを学びました、御社に入社することができたら、どんな部署であっても、自分にとっての最適な努力方法を探しだし、結果を出していきたいと考えております。
キャリアアドバイザー
マイナスな姿勢で締めくくらずに、学んだことまで書けてこそ挫折経験がアピールにつながることは念頭おいておきましょう。
挫折経験と似た質問に「失敗談」があります。答え方についてはこちらの記事で説明していますよ。
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⑧周囲からの印象
学生に周囲からの印象について質問する意図は、学生の性格を理解するためであったり、周りからの評価と自己評価にずれがなく、自己分析がきちんとできているかを確認するためです。
そのため、事前に友人や家族から自分自身の印象を聞いておくことはもちろん、自己分析を深めておくことが重要です。
また、回答の仕方については、周囲からの印象を簡潔に述べた後に、どういった人からの評価なのか、どうしてそのような印象をを与えているのかなどについて述べるようにしましょう。
回答例
私の周囲からの印象は「真面目過ぎて心配」と言われることが多いです。
家族や友人、アルバイト先の先輩や社員の方など、さまざまな人からそのように言われた経験があります。真面目過ぎる印象を与えてしまう理由としては、私はさまざまな物事に対して完璧を求めてしまう部分があり、周りの人からすると「そこまでやらなくてもいいのに」と思わせてしまっているからだと思っています。
キャリアアドバイザー
ポジティブな印象については、自分から長々と話してしまうと自慢げな印象になってしまうので、ほどほどの長さに抑えるようにしましょう。
⑨最近気になったニュース
最近気になったニュースを聞かれる理由としては、学生がニュースや新聞をチェックしているか、業界分析や企業分析がしっかりとできているかを見るためです。そのため、この質問では、可能であれば面接を受けている企業が所属する業界に関するニュースについて話すことをおすすめします。
また、気になったニュースを述べれば良いというわけではありません。そのニュースを知って、自分自身が思ったことや考えたことを述べることが大切です。
最近気になるニュースを答える際はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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回答例
私が最近気になったニュースは、外国人労働者の労働環境問題に関するニュースです。
報道では、具体的な労働環境について、伝えられてはいませんでしたが、こういった事実があり、報道されることは、少子高齢化が進む日本にとって非常に致命的であり、早急に解決すべき問題だと考えています。
また、海外から労働力を確保するためには、外国人労働者の人材紹介をおこなっている企業が、顧客となる企業の労働環境や雇用条件の実態をしっかりと調査することが重要であると考えています。
キャリアアドバイザー
ニュースアプリを活用すると通学のすきま時間にも対策ができるのでお勧めですよ。
⑩志望動機
志望動機は、最も力を入れて考えるべき質問と言っても過言ではありません。なぜなら、面接官はさまざまな学生の志望動機を聞いているので、内容が浅かったり、ありきたりな内容だと、印象に残らず、厳しい評価をされる可能性が高いからです。そのため、自分自身の経験を具体的に盛り込むことが大切です。
また、企業分析が甘くなってしまうと「同じ業界ならどの会社でも良いのではないか」と思われてしまう可能性があるので、その企業の独自性をしっかりとつかみ志望動機の中で述べるようにしましょう。
面接での志望動機の答え方はこちらの記事で詳しく解説しています。
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回答例
私が御社を志望した理由は、1人1人のお客様に対して最適なオリジナルのホームページを制作しているからです。
私の実家は自営業をしており、10年前に集客を目的にホームページを作るということがありました。はじめに依頼した会社は、フォーマットが決まっており、商品の魅力が伝わりづらく、結果的にホームページから集客をおこなうことはできませんでした。
しかし、3年前に依頼をしたホームページ会社はゼロからホームページ制作をおこなっており、商品の魅力を存分に引き出したホームページを制作してくれました。その結果、ホームページからの注文が増え、今ではネット販売の売上は店舗の売上を超えるほどになりました。
この経験から、オリジナルのホームページを制作したいと言う目標を抱くようになりました。また、御社のスローガンである「集客できなければホームページではない」という言葉にも非常に感銘を受けました。
御社に入社することができた際には、お客様の商品やサービスの魅力を存分に伝えられるホームページ制作をおこなうことはもちろん、ホームページによってお客様の売上にも貢献できるようなエディターになりたいと考えております。
キャリアアドバイザー
伝える順番としては、簡潔に志望動機を述べた後に、その思いを抱くようになったきっかけや経験、入社後のどのように活躍したいかを述べていきましょう。
⑪希望職種
企業によっては職種ごとに選考を分けていたりする場合もあるので、希望職種について質問されないこともありましが、企業側が適性を見て職種を決定する場合は、希望職種については聞かれるので、きちんと考えておきましょう。
答え方としては、冒頭で簡潔に希望する職種を述べます。そして、そのあとにその職種を希望する理由やエピソード、最後に入社後どのように活躍・貢献していきたいかということを述べます。
回答例
私の希望職種は、営業職です。
私は、大学1年生の頃からバレーボールサークルに所属していました。私は大学生になるまでバレーボールをほとんどしたことがなかったので、入ったばかりの頃はあまりサークルに馴染めませんでした。しかし、猛練習を重ね、大学2年生の秋には、試合にレギュラーとして出られるほどになりました。そして、その努力が認められ、3年生からキャプテンを任せられるようになりました。
私は、自分自身の経験を活かし、バレーボール未経験のメンバーも活躍しやすい環境づくりをおこない、昨年度の1.5倍もの新入生がサークルに入ってくれることになりました。
御社の営業はチームでおこなっていると会社説明会の際にお聞きし、バレーボールサークルで培った継続力やリーダーシップを活かせるのではないかと考えております。また御社に入社できた際には、営業チームの売上に貢献することはもちろん、営業力を磨き、周りの社員の方を引っ張っていけるような存在になりたいと考えています。
キャリアアドバイザー
数字を使ったわかりやすい昨年度との結果の比較が良いですね!
⑫入社後にやりたいこと
企業が入社後にやりたいことを学生に聞く理由は主に2つです。1つ目は、自己分析をおこない、自分自身の働く姿を想像できているかを知るため、2つ目は、企業分析をしっかりとおこない、企業のビジョンや事業内容を正しく理解できているかということを確認するためです。
答え方としては、他の質問と同じように結論から述べます。入社後にやりたいことを簡潔に述べ、その思いを抱いたきっかけや背景など具体的なエピソードを述べます。そして、最後に自分自身の強みを踏まえて、どのように企業に貢献できるかについて伝えましょう。
回答例
私が御社に入社することができた際には、御社の商品をより多くの人に知ってもらうため、海外で営業をおこなっていきたいと考えております。
御社は、数年前からアジア圏の国々に進出していると企業説明会でお聞きしました。御社の商品は、商品を使用する人に対する心遣いが施されているものばかりなので、より多くの人々に必要なものであり、人々の生活を豊かにすることができる可能性を秘めていると考えています。
そのため、私が御社に入社することができた際には、留学経験で培った英語やフランス語を活かして、アメリカやヨーロッパで営業をおこない、御社の売り上げに貢献したいと考えております。
キャリアアドバイザー
自分の夢や目標を語るだけでなく、その夢や目標が「その企業に所属しているからこそできること」や「企業が目指す方向性に合っていること」が大切ですよ。
⑬他社の選考状況
企業が他社の選考状況を聞く理由は、自社に対する学生の志望度を測るためです。たとえば、入社してほしいと思うような学生であっても、他の企業から内定が出ている状況でそこに入社しようと考えている雰囲気が感じられた場合は、選考を辞退されてしまう可能性が高いため不合格にするという場合もあります。
つまり、この質問の答え方によって選考の結果に大きく影響してしまう可能性があるということです。しかし、どの企業にも「御社が第一志望です。」などと言ってしまうと、内定辞退をする際に、辞退しづらくなるので注意しましょう。
回答例
私は、人々の成長や挑戦に貢献したいという思いから、教育業界と人材業界の企業を数社ずつ選考を受けています。どの企業も選考が始まったばかりで、一次面接を控えている状況です。
私は、学習ボランティアをおこなっていた経験から、お客様1人ひとりに対して寄り添えるサービスをおこなっているかということやそういったことができる社内体制になっているかという部分を軸に見させていただいております。
キャリアアドバイザー
最も重要なポイントは、就活状況については簡単に説明し、就活軸について話すことを意識するということです。
「第一志望です」と答える場合の対応方法はこちらの記事で説明しています。
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選考状況を聞かれたときには、嘘偽りなく答えるようにしましょう。
もし他社の選考が不合格続きであったとしても、「優秀な学生ではない」というマイナス評価をされることはありませんので安心してください。他社の選考状況を聞く目的は、優秀であるかどうかを判断するためではなく、他にどのような企業を受けているかを把握し志望度を図るためです。
企業によっては、他社の選考状況に合わせて選考スケジュールを組んでくれることもあります。そのため、内定承諾の期限がある場合なども素直に伝えることがおすすめです。
素直に答えることで志望度の高さをアピールできることもあります。たとえば、「次回は二次選考を控えているが選考を進めるかどうか悩んでいる」と伝えれば、他社よりも志望度が高いと感じて直接伝えなくても感じ取ってもらえますよね。
このように選考の状況を素直に伝えることはメリットも大きいので、選考状況をあえて隠す必要はありませんよ。
⑭逆質問
面接の最後に「最後に何か聞きたいことはありませんか?」と聞かれることがありますが、これは面接官の学生に対する配慮でおこなっていることではなく、これも一つの評価ポイントです。
どういった部分が評価されているかというと、企業分析ができているかという部分が主になります。企業分析をしていると、社内の人に聞かないとわからないような細かいことやネットではわからないようなことに対して疑問を抱くようになります。そういったことを、逆質問で質問すれば良いのです。
そのため、逆質問の際に「特にありません。」と答えてしまうと「この学生は企業分析ができていないのか」「あまりうちには興味がないのか」というような印象を与えてしまうので、注意しましょう。
キャリアアドバイザー
また、「御社で働くために、学生の間に身につけておくべきスキルや知識はありますか?」というようなことを聞けば、志望度の高さや熱意をアピールすることもできるので、志望度の高い企業に対しては積極的に質問してみましょう。
逆質問をする際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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こちらの記事では、一次面接の逆質問について詳しく解説しています。逆質問の考え方なども紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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回答例
企業分析をしていて1点気になったのですが、売上や拠点の場所などから、御社は他社と比べて国内事業に力を入れているように感じたのですが、それはどういった意図があるのでしょうか。また、今後海外展開をされることは考えられているのでしょうか。
一次面接の対策方法について悩む学生からよくある質問に回答!
一次面接で聞かれることを知りたい学生や、一次面接で聞かれる内容の対策方法を知りたい学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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一次面接ではどのようなことが聞かれますか?
ほとんどの企業が一次面接で尋ねる定番の質問は、自己紹介、自己PR、学生時代に力を入れていたこと、長所・短所、企業と職種に対する志望動機、最近気になるニュース、逆質問です。それ以外に、〇年後のあなたは何をやっているか、今までで一番の失敗は、あなたは人からどう見られているか、弊社の新商品(ホームページ、CM)をどう思うか、ほかにどんな企業を受けているか、弊社の志望順位は、自分を色(車、動物、自社製品)に例えると何か、などの質問も頻出されています。また、各々の回答に対する理由も必ず聞かれますよ。企業によって独自の質問もありますので、調べておくといいでしょう。
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一次面接で聞かれることの対策方法を教えてください。
まずは一次面接で想定される質問の回答を原稿に起こし、推敲を重ねましょう。その内容を暗記するのではなく、おおよその内容を頭の中に入れたら、面接の練習をしましょう。必ずフィードバックをもらい、自分の課題が解ったら、修正をして再び面接練習をするといいですよ。
特に緊張しやすい人は、複数回練習をすることで、場慣れしますし、自信にも繋がります。動画を撮って、他人の目にはどう映るのか、自分の話し方がどう聞こえるのかを自分自身でもチェックするのもおすすめです。
聞かれることを事前に対策して一次面接合格を勝ち取ろう
一次面接は、聞かれることを事前に準備をして挑むことが選考通過への近道です。また、さまざまな質問を予測し、回答を準備していれば、他の企業の面接でも応用できるため、一次面接の事前準備をしっかりとおこなうことは、就活全体を通してプラスになるでしょう。会社説明会やインターンシップに参加することで忙しい人も、きちんと対策をおこない、一次面接合格を勝ち取りましょう。
あなたは何点取れる?
一次面接前にあなたの面接力を診断してみよう
面接に対して不安を抱いている人は多いです。「他の就活生より準備不足じゃないかな」と気になりませんか。
そんな時は、あなたの面接偏差値を診断できる「面接力診断」がおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで自分の弱みとその対策を解説付きで把握できます。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
キャリアアドバイザーコメント柴崎 拓也プロフィールをみる
一次面接は、その企業で働くうえで最も大切にしているスキルやスタンスが備わっているかどうかが判断されています。最も大切にしていることなので、最低限満たしていてほしい条件と捉えるとわかりやすいですね。
たとえば、求職者とのかかわりがある人材業界ではコミュニケーション能力は最低限必要な能力と考えられますよね。そのため、コミュニケーションがきちんと取れるかどうかが見られるのです。
ここでの注意点は一次面接の応対を作り込みすぎないようにすることです。面接に臨むために自己PRや志望動機を考える準備は必要ですが、作り込みすぎて本来の自分がアピールできないと不本意な選考落ちにもつながりかねません。そのため、面接のマナーは意識しつつ等身大としての自分をアピールすることが重要ですね。