目次
- 施工管理の志望動機の作成法をマスターしよう!
- 施工管理のおもな仕事内容
- ①安全管理
- ②品質管理
- ③工程管理
- ④原価管理
- 施工管理のおもな業態
- ①スーパーゼネコン
- ②準大手・中堅ゼネコン
- ③サブコン(設備)
- ④ハウスメーカー
- ⑤プラントエンジニアリング
- ⑥アウトソーシング
- 施工管理の志望動機の作り方とポイント
- ①施工管理としてやりたいことを明確にする
- ②志望企業にしか言えない志望理由を伝える
- ③スキルの活かし方を明確にする
- 【業態別】施工管理の例文6選
- ①スーパーゼネコン
- ②準大手・中堅ゼネコン
- ③サブコン(設備)
- ④ハウスメーカー
- ⑤プラントエンジニアリング
- ⑥アウトソーシング
- 施工管理の志望動機でのNGケース
- ①「モノづくりが好き」だけで終わっている
- ②学びたい姿勢が強すぎる
- ③施工管理ならどこでも言える内容である
- 【Q&A】施工管理の志望動機でよくある質問に回答!
- Q.志望動機が「設計職に落ちたから」の場合はどう伝えるべき?
- Q.専門知識がまったくない場合はどう志望動機を書く?
- Q.文系でも企業に刺さる志望動機を作るには?
- Q.現場志向とオフィスワーク志向どちらを押し出すべき?
- Q.資格取得の意欲を押し出すと受け身に見える?
- 施工管理の志望動機は「どこで何をしたいか」を明確にしよう!
施工管理の志望動機の作成法をマスターしよう!
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こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

就活生
施工管理の仕事に興味がある学生から、このような相談を受けることがよくあります。
多くの就活支援をしてきた経験から、「施工管理の志望動機が書けない」と悩む学生は、仕事をよく知らないことが原因であることが多いです。
そのため、まずは施工管理の仕事を正しく理解するところから始めてみましょう。この記事では、施工管理のおもな仕事内容や業態、志望動機の作り方などについて解説していきます。
志望動機の作り方をおさらいしたい場合には、以下の記事を参考にしてみてください。
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施工管理のおもな仕事内容
| 業務区分 | 具体的な仕事内容 |
|---|---|
| ① 安全管理 | ・現場の清掃、危険箇所のチェック ・朝礼の補助、安全書類の整理 |
| ② 品質管理 | ・施工状況の写真撮影、記録 ・図面通りの寸法か確認、材料検査 |
| ③ 工程管理 | ・職人や資材の手配 ・数日〜週間単位のスケジュール調整 |
| ④ 原価管理 | ・予算(実行予算)の作成 ・協力会社との契約、コスト管理 |
施工管理の仕事は大きく「安全・品質・工程・原価」の4つに分かれ、それぞれが密接に関連しています。
どれも欠かせない仕事であり、すべてを正しく理解しておかなければ、説得力のある志望動機は作れません。
まずは、施工管理のおもな仕事内容について見ていきましょう。
①安全管理
安全管理は工事現場で事故が起きないよう、作業員の安全を把握・管理する仕事です。
工事現場は危険な作業が多く、作業員は常に危険と隣り合わせの状態で仕事をしています。
そのような作業員の安全を確保し、安心して働ける環境を整えることは施工管理の重要な仕事の一つです。
- 足場や高所からの落下
- 重機(パワーショベルやフォークリフトなど)との接触
- 土砂崩れや足場の崩壊
工事現場において、無事故・無災害は最優先事項です。
万が一事故が起きれば、工事の停止や企業の信用低下につながることもあるため、安全管理は施工管理のなかで最も重要な仕事と言っても過言ではありません。
②品質管理
品質管理は完成した建物の強度や仕上がりを担保するため、工程ごとに品質を検査・記録する仕事です。
完成した建物が設計書や仕様書で定められた品質基準を満たしていないと、発注者からのクレームにつながり、場合によっては訴訟にまで発展する可能性もあります。
そのため、施工管理者が責任を持って工程ごとの品質を検査する必要があり、品質管理は建物の安全性や耐久性に直結する重要な業務です。
実務では品質を検査した後に、その証拠を写真に残してから次の工程に移行します。
品質管理が終わらないと次の工程に移行できないため、実務においては滞りなく品質管理をおこなうことが求められます。
③工程管理
工程管理は工期内に工事が完成するよう、スケジュールの管理や人員・資材・重機の調整などをおこなう仕事です。
工事は工期を守ることが大前提です。万が一完成が遅れれば、企業の信用低下につながるだけでなく、発注者から違約金を請求されることもあります。
期間内に全工程を完了できるよう、誰が見てもわかるような工程表を作成して、全体の進捗を管理するのが工程管理です。
常に進捗を管理していたとしても、工事中は悪天候や機材トラブルなどの不測の事態によって作業が遅れることも少なくありません。
その際にどのようにリカバリーを図るのかは、施工管理の真価が問われる場面の一つとも言えます。
④原価管理
原価管理は予算内で工事が完成するよう、工事にかかるコストを管理する仕事です。
当然ながら、工事にかかった総コストが受注金額を上回れば赤字工事となり、企業の経営に重大な影響を及ぼします。
そのような事態を防ぐために、予算と実績(実際にかかった費用)を比較・分析し、コストの超過を防いだり削減を図ったりして黒字化を目指すのが原価管理です。
完成物は一定の品質を保つ必要があるため、ただ単にコストを下げれば良いわけではありません。
原価管理においては、コスト削減と品質維持のバランスが重要となってきます。
施工管理のおもな業態
| 種類 | おもな役割・特徴 | 代表的な企業例 |
|---|---|---|
| ① スーパーゼネコン ▶ 例文を見る | 売上1兆円超の5社。国家レベルの巨大プロジェクト(ダム、超高層ビル)を統括 | ・鹿島建設 ・大林組 ・清水建設 ・大成建設 ・竹中工務店 |
| ② 準大手・中堅ゼネコン ▶ 例文を見る | 全国展開、または特定地域に根ざした事業。マンションから公共施設まで幅広く手掛ける | ・長谷工コーポレーション ・戸田建設 ・前田建設工業 |
| ③ サブコン(設備) ▶ 例文を見る | 電気、空調、衛生などの特定の専門工事に特化。ゼネコンから受注 | ・きんでん ・関電工 ・クラフティア ・高砂熱学工業 ・三機工業 ・ダイダン ・大気社 |
| ④ ハウスメーカー ▶ 例文を見る | 戸建住宅に特化。発注者(一般消費者)との距離が最も近い | ・積水ハウス ・大和ハウス工業 ・一条工務店 ・住友林業 |
| ⑤ プラントエンジニアリング ▶ 例文を見る | 工場や発電所などの産業施設を専門とする。機械・電気・配管などの高い専門知識が必要 | ・日揮ホールディングス ・千代田化工建設 ・東洋エンジニアリング |
| ⑥ アウトソーシング ▶ 例文を見る | 派遣としてさまざまな現場に出向き施工管理を担う。研修が非常に手厚い | ・オープンアップコンストラクション ・BREXA Engineering ・コプロ・ホールディングス ・ワールドコーポレーション ・ウィルオブ・コンストラクション |
施工管理のおもな業態は、表の6つに分類されます。それぞれ役割や特徴は異なるため、業態についても正しく理解していないと、的はずれな志望動機になる可能性がありますよ。
ここからは、施工管理のおもな業態について見ていきましょう。
①スーパーゼネコン
ゼネコン(ゼネラル・コントラクター)とは、ビルやダムなどの大規模工事を一括で請け負う総合建設業者のことです。
そのなかでも、年間売上高が1兆円を超える企業はスーパーゼネコンと呼ばれ、おもに超高層ビルや大型商業施設、ダムや空港などの大規模プロジェクトを手掛けています。
・国家レベルの巨大プロジェクトに携われる
・教育・研修制度が非常に充実している
・高年収で安定している
・納期が短く激務になりやすい
・転勤や海外赴任が多い
なお、基本的にゼネコンの仕事は設計や施工管理が中心で、工事そのものは専門の業者に発注するのが一般的です。
特にスーパーゼネコンは現場の規模が非常に大きいため分業体制になっている場合が多く、施工管理として担当できる範囲が限られることが多いことは覚えておきましょう。
ゼネコンについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
4職種別に解説! ゼネコンの志望動機に必須の3つの要素|例文付き
②準大手・中堅ゼネコン
準大手・中堅ゼネコンはその名の通り、スーパーゼネコンに次ぐ規模の総合建設業者のことです。
スーパーゼネコンに匹敵する高い技術力を持ち、おもに地域密着や特定の分野(鉄道や医療など)で強みを発揮しています。
・若手のうちから裁量権を持ちやすい
・幅広い業務にかかわれる
・地域密着型で働ける企業が多い
・人手不足で業務負担が大きい場合もある
・企業によって教育・研修制度に差がある
準大手・中堅ゼネコンは現場での実務が多く、スーパーゼネコンに比べて現場との距離が近い傾向にあります。
そのため、現場での実務経験を重視するのであれば、スーパーゼネコンよりも準大手・中堅ゼネコンのほうが適していると言えますよ。
③サブコン(設備)
サブコンは、電気・空調・衛生などの専門的な設備工事を担う業態のことです。
サブコンはサブ・コントラクター(下請け業者)の略称で、ゼネコンから部分的な工事を請け負うのが一般的ですが、なかにはゼネコンを挟まず、発注者から直接工事を請け負うところもあります。
・専門の技術や知識が身に付く
・スペシャリストとして将来的に独立も目指せる
・ゼネコンより立場が弱くなりやすい
・専門分野以外の経験は積みにくい
ゼネコンは全体を統括するのに対し、サブコンは特定の分野に特化した工事をおこないます。
サブコンを目指すのであれば両者の役割の違いを理解したうえで、「専門職としてどのようなキャリアを目指したいか」を明確にしておきましょう。
④ハウスメーカー
ハウスメーカーとは、住宅の施行・販売をおこなう業態のことです。
戸建住宅や低層マンションの施行・販売がメイン事業ですが、企業によってはリフォームや建て替え、マンション賃貸・分譲の事業をおこなっているところもあります。
・顧客との距離が近く、反応を直に感じられる
・複数案件を同時に担当でき、実務経験を積みやすい
・顧客からのクレーム対応も必要となる
・高層マンションなどの大規模工事には基本的に携われない
ハウスメーカーは発注者(一般消費者)との距離が近いため、顧客への対応力も求められます。
そのためハウスメーカーを目指す際は住宅への興味や熱意だけでなく、顧客目線が持てるかも重要ですよ。
ハウスメーカーについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
ハウスメーカーの志望動機で差をつけよう!例文付きで作り方を解説
⑤プラントエンジニアリング
プラントエンジニアリングとは、石油・化学・発電などの産業施設(プラント)の建設や保守などを手掛ける業態のことです。
プラントエンジニアリングは単に建設するだけでなく、設備の保守・メンテナンスまで一貫して手掛ける点が特徴です。
・社会貢献度が高く、やりがいを感じやすい
・大規模なプロジェクトに携われる
・高年収を実現しやすい
・海外への長期出張や駐在が多い
・高い専門性が求められる
プラントエンジニアリングは、建設後も定期的なメンテナンスによって事故を防ぐ必要があるため、より高度な専門性が求められます。
また、海外への長期出張や駐在も多いため、海外志向があるとより歓迎される傾向にあります。
プラント業界を志望していたり海外で働きたい人は、以下のコラムも参考になりますよ。
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⑥アウトソーシング
アウトソーシングとは、施工管理人材を各工事現場に派遣する業態のことです。
雇用主はアウトソーシング会社(人材会社)となり、そこからさまざまな工事現場に派遣して施工管理をおこないます。
・さまざまな現場を体験できる
・短期間で実務経験を積める
・キャリアに一貫性を持たせにくい
・景気の影響を受けやすく、安定性に欠ける可能性がある
アウトソーシングは多種多様な現場を体験できる反面、受け身な姿勢ではキャリアがブレやすくなります。
アウトソーシングを目指すのであれば、長期キャリアをどうするかについて早い段階で考えておきましょう。
人材派遣業界についてより詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
【例文7選】人材派遣業界の志望動機は業務理解の深度が差別化のカギ
また、キャリア形成について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
キャリア形成とはなりたい自分に近づくためのステップ! 考え方を徹底解説
キャリアアドバイザーが読み解く!「安定=自分にとっての正解」とは限らない
企業選びは「自分が求めるもの」に立ち返ろう
施工管理を目指す人のなかには、「ぜひとも大手に行きたい」と考えている人もいるかと思います。
特にスーパーゼネコンは誰もが知る有名企業ばかりで、研修制度や福利厚生も充実しているため、非常に魅力的に映りますよね。
ただ、キャリアアドバイザーの視点からお伝えしたいのは、安定が必ずしも自分にとっての正解とは限らないということです。
ゼネコンの規模による働き方の違い
たとえば、大手ゼネコンは企業の財政面では安定していますが、規模が大きい分担当範囲が限定されるため、成長スピードの面では中堅に劣るとも言えます。
一方、中堅のゼネコンは財政面では大手ほどの安定性はないものの、規模が小さいぶん裁量権が大きく現場での実務経験を多く積めるため、大手よりも成長スピードが速くなります。
スキルを身に付けて「どこでも通用する施工管理」を目指すことも一つの安定。企業選びで迷ったときは自身の安定の定義を再確認したうえで、それを軸に選んでいくと悔いのない選択ができますよ。
施工管理の志望動機の作り方とポイント
施工管理の仕事内容や業態について理解すれば、自分が働くイメージも湧いてきたのではないでしょうか。
とはいえ、それだけでは魅力的な志望動機を作ることはできません。
そこでここからは、施工管理の志望動機の作り方を3ステップで解説します。この手順に沿っていけば、魅力的な志望動機を作れるようになりますよ。
①施工管理としてやりたいことを明確にする
志望動機を作るにあたって、まずは施工管理としてやりたいことを明確にしましょう。
「モノづくりがしたい」「管理業務がしたい」といった漠然とした意気込みでは、採用担当者から「大工のほうが良いのでは?」「ほかの職種でも良いのでは?」と思われてしまいます。
魅力的な志望動機にするには、施工管理としてやりたいことを明確に示し、「施工管理でなければならない」熱意をアピールすることが重要です。
- なぜ現場を動かす立場が良いのか?
- 現場を動かす立場で何を実現したいのか?
- 管理業務(安全・品質・工程・原価)のなかで、特に興味があるのはどれか?
建設工事には設計をおこなう人や実際に作業に従事する人など、さまざまな職種の人が携わっています。
そのため、ほかの職種と施工管理との違いを説明し、そのうえで「施工管理がやりたい」と伝えるのも効果的ですよ。
やりたいことを明確にする際は、「自分史」や「モチベーショングラフ」を作成するのも効果的です。
自分史やモチベーショングラフの作成方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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②志望企業にしか言えない志望理由を伝える
続いて、志望企業を選んだ理由を明確にしましょう。
当然ながら、他社にも当てはまるような志望理由ではなかなか熱意は伝わりません。
採用担当者に刺さる志望動機にするには、「なぜその企業で施工管理がしたいのか」という、志望企業にしか言えない志望理由を伝えることが重要です。
- 競合他社と比べて何を強みとしているのか?
- その企業でなければ実現できないことは何か?
- その企業だからこそ活かせる自分の強みは何か?
志望企業にしか言えない志望理由にするには、競合他社との差別化が特に重要です。
志望先だけでなく競合他社の研究も進めておき、「○○(競合他社)ではなく、なぜ自社なのか?」と聞かれた際も、自信を持って回答できるようにしておきましょう。
企業研究のやり方や競合他社の調べ方については、以下でまとめています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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③スキルの活かし方を明確にする
最後に、スキルの活かし方を明確にしましょう。
志望動機は熱意を伝えるだけでは不十分です。企業側からすれば採用は投資でもあるため、自分を採用するメリットもセットでアピールする必要があります。
これまでの経験で得たスキルを洗い出し、施工管理の仕事で活かせるものがないか探してみましょう。
- 協調性:多くの人と連携しながら仕事を進める必要があるため
- リーダーシップ:現場を動かす立場であるため
- 臨機応変さ:急なトラブルが多いため
- 計画性:納期までに工事を終わらせる必要があるため
なお、建設系を専攻していた人は、大学で学んできたことも積極的にアピールしましょう。
未経験者が多数の施工管理において、建築系の技術や知識がある学生は歓迎されやすいですよ。
「協調性」「リーダーシップ」「臨機応変さ」「計画性」のアピールのコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
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【業態別】施工管理の例文6選
ここまで施工管理の志望動機の作り方について解説してきましたが、なかには例文も参考にしながら作成したい人もいるかと思います。
そこでここからは、施工管理の志望動機例文を業態別に6パターン紹介します。
①スーパーゼネコン
私は多くの関係者と協力しながら安全・品質・工程を統括し、現場全体を動かす立場として建設工事を完成に導く仕事がしたいと考え、施工管理を志望しました。
なかでも貴社は、国内外で数多くの大規模プロジェクトを手掛け、高い技術力と総合力で社会基盤を支えており、その点に強い魅力を感じています。
私は大学時代、ゼミ活動の共同研究において進行役を担い、意見調整やスケジュール管理に取り組んできました。
この経験で培った調整力と計画性を活かし、現場において関係者と信頼関係を築きながら、円滑な施工を実現したいと考えております。
入社後は知識と経験を積みながら、工程・安全・品質を高い水準で管理できる施工管理者を目指し、貴社の業績と社会に貢献していきたいです。
施工管理の仕事内容を正しく理解した内容となっており、施工管理としてやりたいことを明確に伝えているため、非常に説得力のある志望動機となっていますね。
ただ、「大規模プロジェクトを手掛けている」「高い技術力がある」という理由はどこのスーパーゼネコンにも当てはまるため、志望先ならではの特徴に踏み込んだ内容にすれば、さらに良くなりますよ。
②準大手・中堅ゼネコン
私は安全・品質・工程を自らの判断で管理し、工事現場を動かす役割に大きなやりがいを感じ、施工管理を志望しました。
貴社を志望した理由は、地域に根ざした多様なプロジェクトを手掛けており、若いうちから裁量権を持って現場の中心として活躍できる点に魅力を感じたからです。
私は大学時代のアルバイトにおいて、バイトリーダーとしてメンバーの役割分担や進捗管理をおこない、チーム全体をまとめてきました。
この経験で培った調整力と主体性を活かし、現場の顔として関係者と信頼関係を築きながら、円滑な施工に貢献したいと考えております。
入社後は責任ある立場で経験を積み、地域社会を支える工事を担う施工管理者を目指してまいります。
主体性を軸にした志望動機になっており、裁量権を持って幅広い業務にかかわることの多い準大手・中堅ゼネコンの特徴とうまくマッチしていますね。
バイトリーダーとしてどのようにチームをまとめたのかについて、もう少し具体的に説明すればさらに完成度が高まるでしょう。
③サブコン(設備)
電気や空調といった設備は建物の快適性や安全性を左右する重要な要素であり、その品質を現場で支える仕事に魅力を感じ、施工管理を志望しました。
なかでも貴社は高い技術力と豊富な施工実績を有し、オフィスビルや商業施設、公共施設など幅広い分野の設備工事を手掛けている点に強く惹かれています。
また、貴社は設計から施工まで一貫してかかわれる体制となっており、より高度な専門性を身に付けられる環境であると感じ、志望しました。
大学時代のゼミのグループワークでは、メンバー間の意見を整理しながら円滑に物事を進める役割を担い、調整力を培ってきました。
この強みを活かし、関係者と連携しながら高品質な設備施工を実現したいと考えております。
入社後は専門知識と技術力を磨き、建物に命を吹き込むプロとして唯一無二の存在へと成長していきたいです。
「建物に命を吹き込むプロ」という表現がサブコンらしく、ほかの施工管理とうまく差別化できていますね。
また、志望先を選んだ理由を「実績」と「体制」の複数の視点で説明している点も、企業理解の深さと志望度の高さが伝わり高評価です。
④ハウスメーカー
住宅は人生に長く寄り添うものであり、その品質と安全を現場で担う役割を果たしたいと考え、施工管理を志望しました。
貴社を志望する理由は、設計から施工、アフターサービスまで一貫してかかわる体制を強みとし、お客様一人ひとりの希望に寄り添った住まいづくりを実現している点に魅力を感じたからです。
大学時代は接客のアルバイトをしており、そこではお客様のニーズを汲み取り、信頼関係を築くことを常に意識して行動してきました。
この経験で培った傾聴力と対応力を活かし、現場でもお客様や関係者と密に連携しながら、高品質な住まいづくりに貢献したいと考えております。
入社後はお客様の夢をいちばん近くで支え、一生残る住まいを自分の手で形にできる施工管理者を目指してまいります。
冒頭の「住宅は人生に長く寄り添うもの」という表現が、ハウスメーカーならではの価値に言及できています。
また、顧客との距離が近いハウスメーカーの特徴を理解して、顧客優先の姿勢をアピールしている点も的確で素晴らしいですね。
⑤プラントエンジニアリング
私はエネルギーや産業を支える大規模施設の建設に強い関心があり、そのなかでも高度な技術を現場で具現化しながらプロジェクトを完成へ導く仕事がしたいと考え、施工管理を志望しました。
私は貴社が掲げる「社会課題の解決を通じて持続可能な社会の実現に貢献する」という企業理念に深く共感し、自らもその一員として価値創出に携わりたいと思っています。
大学のグループ研究においては、チームリーダーとしてメンバーの役割分担や進捗管理をおこない、チームをまとめて目標達成に導いてきました。
この経験で培ったリーダーシップを活かし、現場において多様な関係者をまとめながら、円滑な施工を実現したいと考えております。
入社後は専門知識と技術力を高め、高度な技術力で地球規模のインフラを支え、社会の根幹に貢献できる施工管理者へと成長していきたいです。
志望領域を明確にしたうえで企業理念への共感を示しているため、非常に説得力のある内容となっていますね。
プラントエンジニアリングでは高い専門性が求められるため、関連する知識やスキルがある場合には積極的にアピールしていくことをおすすめします。
⑥アウトソーシング
私は安全・品質・工程を自らの判断で管理し、工事現場を動かす役割に大きなやりがいを感じ、施工管理を志望しました。
貴社を志望した理由は、地域に根ざした多様なプロジェクトを手掛けており、若いうちから裁量権を持って現場の中心として活躍できる点に魅力を感じたからです。
私は大学時代のアルバイトにおいて、バイトリーダーとしてメンバーの役割分担や進捗管理をおこない、チーム全体をまとめてきました。
この経験で培った調整力と主体性を活かし、現場の顔として関係者と信頼関係を築きながら、円滑な施工に貢献したいと考えております。
入社後は責任ある立場で経験を積み、地域社会を支える工事を担う施工管理者を目指してまいります。
成長意欲を示しつつ、実務で求められるスキルと自身の強みに一貫性を持たせている点が高評価です。
ただ、「教育体制が整っている」「市場価値の高い人材を目指す」といった表現はやや自分目線寄りな印象が残るため、志望先への貢献の観点も取り入れるとさらに良くなりますよ。
施工管理の志望動機でのNGケース
施工管理の志望動機は内容や伝え方を間違えると、熱意がうまく伝わらなかったり、受け身な印象を抱かれたりする可能性があります。
ここからは、施工管理の志望動機でのNGケースを3つ紹介するので、自分の作成した志望動機がこれらのケースに当てはまっていないか、一度確認してみてください。
もし自分の作成した志望動機に不安がある場合には、第三者に添削してもらうのがおすすめです。
キャリアパーク就職エージェントでは志望動機の添削もおこなっているため、不安な人はぜひ一度相談にきてみてください。
①「モノづくりが好き」だけで終わっている

学生
モノづくりが好きなので施工管理を志望しました!

面接官
モノづくりがしたいなら設計や大工でも良いのでは?
「モノづくりが好き」は設計や大工などの職種でも言える理由であり、なぜ施工管理なのかが不明確です。
熱意の伝わる志望動機にするには、施工管理としてやりたいことを伝えたうえで、「施工管理でなければならない理由」を明確に示すようにしましょう。
私は昔からモノづくりが好きで、建設にかかわる仕事がしたいと考えていました。
なかでも、安全や工程を管理しながら現場全体を動かし、工事を完成へ導く役割に強いやりがいを感じ、施工管理を志望しました。
②学びたい姿勢が強すぎる

学生
現場での経験を通じて多くのことを学び、自分自身を成長させたいと考え、施工管理を志望しました!

面接官
職場を学校のように捉えているのでは?
学ぼうとする姿勢は重要ですが、企業側が求めているのは入社後に活躍してくれる人材です。
学びたい姿勢が強すぎると育ててもらう前提に見えてしまい、企業側からすれば採用するメリットを見出しづらくなってしまいます。
志望動機においては「企業にどう貢献できるか?」という点に重きを置き、学びはあくまで手段として位置付けるようにしましょう。
私は安全・品質・工程を自らの判断で管理し、工事現場を動かす役割に大きなやりがいを感じ、施工管理を志望しました。
入社後は実務を通じて知識や技術を高めつつ、なるべく早く施工管理士の資格を取得することで、早期の戦力化を目指してまいります。
③施工管理ならどこでも言える内容である

学生
関係者をまとめながら建設工事を完成へと導く点に魅力を感じ、施工管理を志望しました!

面接官
それだったら、別に自社でなくても良いのでは?
「関係者をまとめながら建設工事を完成へと導く」という表現は、どこの施工管理にも当てはまる内容であり、差別化ができていません。
魅力的な志望動機にするには、志望先の特徴と結び付けたうえで、「その企業の施工管理でなければならない理由」をしっかりと示すようにしましょう。
私は安全・品質・工程を自らの判断で管理し、工事現場を動かす役割に大きなやりがいを感じ、施工管理を志望しました。
なかでも貴社は地域に密着し、多様な建築物を手掛けながら若手にも現場を任せる風土がある点に魅力を感じ、志望しました。
【Q&A】施工管理の志望動機でよくある質問に回答!
最後に参考として、施工管理の志望動機についてのよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
気になる質問があれば、ぜひチェックしてみてください。
Q.志望動機が「設計職に落ちたから」の場合はどう伝えるべき?
A.「設計職に落ちたから」という部分には触れず、施工管理に絞った志望動機を考えましょう。
実際私が支援してきた学生のなかでも、このパターンで落ちてしまう人がいました。
その学生は当初企画職を希望していたものの不合格が続いたため、企画・マーケティングに強い企業の営業職に応募することに決めました。
しかし面接で「入社後は企画をやりたい」とアピールしたところ、不合格になってしまったのです。
施工管理も同じです。まずは施工管理で頑張るという決意を伝えられないと、高評価は得られません。
設計に行けるコースがあるにせよ、まずは施工管理としてどんな価値を提供していきたいかを軸に志望動機を作りましょう。
Q.専門知識がまったくない場合はどう志望動機を書く?
A.施工管理の役割や魅力への理解を示して、適性をアピールするのが効果的です。
たとえば「自分の強みを施工管理の○○の場面で活かしたい」など強みからのアピールをすれば、適性がある人材として専門知識がなくても十分に評価されます。
そのうえで「入社までに○○を勉強する」といった主体的に学ぶ姿勢も示せば、成長意欲の高さもアピールできますよ。
Q.文系でも企業に刺さる志望動機を作るには?
A.文系の場合は「業務のなかで活かせそうな強み」をベースに考えてみましょう。
たとえば施工管理ではチームで動くことが求められるため、「調整力」や「巻き込み力」といった強みがあると有利です。
こういった強みを裏付ける経験として、「年齢層の異なるスタッフの調整役として成果を上げた経験」や「チームで一つの物事をやり遂げたエピソード」が盛り込めるとベストですね。
個人で何かを成し遂げたことよりも「チームでの経験」をアピールするようにしましょう。
Q.現場志向とオフィスワーク志向どちらを押し出すべき?
A.両方とも特に押し出す必要はありません。
そもそも施工管理は、現場とオフィスどちらの業務も必ず発生する仕事です。
その比率は企業が決めることであって、個々人が選べるものではありません。
伝えたところで仕事内容が変わらないのであれば、こだわりを伝えてマイナス評価になるより「何でもやります」という姿勢をアピールしたほうが高評価を得やすいですよ。
Q.資格取得の意欲を押し出すと受け身に見える?
A.そのまま伝えると受け身に見えることもあるため、伝え方には工夫が必要です。
資格取得の意欲を示すこと自体は特に問題ありませんが、伝え方によっては「職場を学校のように考えているのでは?」といった受け身な印象が強くなる可能性があります。
資格取得の意欲をアピールする場合は、資格取得を「目的」とするのではなく、企業に貢献するための「手段」として伝えるようにしましょう。
たとえば、「資格取得によって現場での判断力を高め、早期の戦力化を目指したい」といった伝え方をすれば、自身の成長と企業への貢献の両方の意欲をアピールできます。
施工管理の志望動機は「どこで何をしたいか」を明確にしよう!
施工管理の志望動機がうまく書けないときは、まずは施工管理の仕事への理解を深め、自分が働くイメージをつかむようにしてください。
そのうえで「施工管理として自分がやりたいこと」を明確にし、それを志望先の特徴と結び付ければ、魅力的な志望動機になります。
今回解説した内容を参考にしながら、企業に刺さる施工管理の志望動機を作成して、選考の突破につなげていきましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
施工管理の志望動機がうまく書けません……。