公務員から民間企業への転職は可能! 5つの必須対策とおすすめ業界

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おすすめ8業種も! 公務員からの転職は 〇〇が成功のカギ!

目次

  1. 公務員から転職は可能! 必要な準備を押さえて行動指針を立てよう
  2. 公務員から転職することは可能? 実態を徹底調査
  3. ①公務員から転職する人は一定数いる
  4. ②転職市場では若手人材に対する需要が高い
  5. ③公務員から転職する際は服務規律の確認が必須
  6. 何が魅力? 公務員から転職する4つのメリット
  7. ①今以上にキャリアップを狙いやすくなる可能性がある
  8. ②給与が上がる可能性がある
  9. ③働き方の柔軟性が高まる
  10. ④専門性を高めて選択肢を広げられる
  11. 押さえておきたい! 公務員から転職する4つのデメリット
  12. ①年功序列から成果主義に変わりプレッシャーを感じる可能性がある
  13. ②福利厚生を含めた待遇面が悪くなることがある
  14. ③労働時間が長くなることがある
  15. ④公務員と民間の風土の違いに戸惑うことがある
  16. 公務員から転職するための選考対策5ステップ!
  17. ステップ①転職理由を明確にしてポジティブな表現に言い換える
  18. ステップ②公務員経験で得た能力やスキルをリストアップする
  19. ステップ③その企業ならではの志望動機を作成する
  20. ステップ④目指す業界・職種でのキャリアビジョンを描く
  21. ステップ⑤面接での想定質問をイメージして回答を一通り用意する
  22. +αで安心! 公務員から転職するときに役立つ3つの準備
  23. ①OB・OG訪問をして仕事に対する理解を深める
  24. ②転職先の仕事につながる資格を取得する
  25. ③公務員の転職支援経験がある転職エージェントに相談する
  26. 公務員から転職する際のおすすめの業界8選
  27. ①金融業界
  28. ②人材業界
  29. ③コンサルタント業界
  30. ④不動産業界
  31. ⑤教育業界
  32. ⑥IT業界
  33. ⑦福祉・介護業界
  34. ⑧行政書士などの士業
  35. 公務員から転職する場合は企業側が抱く懸念を解消して自信を持って臨もう

公務員から転職は可能! 必要な準備を押さえて行動指針を立てよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの今井です。

公務員からの転職を検討している人からこのような相談を受けることがあります。

公務員から転職するには企業側の懸念の払拭が大切! 不安がなくなるまで準備しよう

アドバイザーとして言えることは、公務員から民間企業に転職することは十分に可能ということです。実際に転職を支援した経験も多くあります。

ただ、公務員は民間とは異なる面が多い職種です。その点を理解した対策をしないと苦戦しやすいことは事実。この記事で解説する公務員から民間に転職する流れや方法をしっかりチェックすれば、スムーズに転職を進められますよ。

公務員から転職することは可能? 実態を徹底調査

公務員から転職することは可能? 実態を徹底調査
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求職者

公務員からの転職は難しいと聞いたことがあるのですが、本当でしょうか。

本田 百合香

本田 百合香

必ずしも公務員の転職が難しいというわけではありませんよ。民間で公務員経験者のスキルを必要としている企業はたくさんあります。

ここからは、公務員からの転職の実態について解説していきます。先入観にとらわれず、公務員からの転職について冷静に判断できるように、まずは現状を把握することが大切です。

①公務員から転職する人は一定数いる

まず知っておきたいことは、公務員から転職する人は毎年一定数いるということです。

人事院が公表した2021年度の公務員白書によると、「一般職の国家公務員の任用状況調査」での離職率は全職員で7.0%となっています。それまでの5年間を見ても6〜7%で推移しています。

また、国際短期大学の砂原啓毅教授がまとめたデータによると、2013年度から21年度までの8年間で20代の地方公務員の年間退職者は2.33倍に増加しています

松下 建都

松下 建都

この退職した人すべてが民間に転職したわけではありません。しかし、これだけの人が公務員を辞めていることは、多くの人が民間に転職をしているとも考えられます。

キャリアアドバイザーが読み解く!公務員の種類によって転職できる人は変わる?

本田 百合香

キャリアアドバイザー

本田 百合香

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公務員の種類によって転職のしやすさが変わることはほとんどない

公務員には、国家公務員の総合職や一般職、地方公務員の地方上級など、さまざまな種類がありますが、転職のしやすさについては一概に決められません。特に若手公務員では実務経験が限られるため、企業側の評価は、経験やスキル、ポテンシャル次第といえるでしょう。そのため種類の違いに過度にこだわる必要はありません。

企業が注目するのは、その公務員職を選んだ理由や実際の業務内容、さらにその経験が応募先の仕事にどのように活かせるかという点です。たとえば地方公務員として一般事務を経験した場合、「地方公務員を志望した理由」「担当した業務内容や成果」「事務処理能力はどの程度なのか」などを整理しておくといいでしょう。これらを応募先企業の求める人材像と結びつけて説明することで、自身の経験がどのように役立つかを明確に伝えられます。

このように、自分のスキルや強みが応募先の業務にどう活かせるかを具体的に示すことで、企業に前向きな印象を与えることができます。

②転職市場では若手人材に対する需要が高い

公務員からの転職を検討する際に理解しておきたいのは、転職市場で若手人材に対する需要が高いという点です。企業も採用に積極的なので、良い条件の企業が見つかる可能性もあります

日本経済は少子高齢化や団塊世代の退職に伴い、労働力人口が減少する課題を抱えています。そのため、どの企業も若手人材を確保したい思惑があり、初任給を上げて若手にとっての魅力を高めようとする動きも見られます。

米田 有希

米田 有希

転職も含めて労働市場では若手を確保するための企業間の競争が激しくなっています。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!早期離職からの転職が不安な人へ

本田 百合香

キャリアアドバイザー

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若手の場合はスキル・経験のなさを伸びしろでカバーできる

既卒や第二新卒などの若手が公務員から一般企業への転職を目指す際、スキル不足や忍耐力のなさを不安に思うこともあるかもしれません。しかし、多くの企業は若手に将来性や成長の可能性を期待しており、特に伸びしろの大きさを重視する傾向があります。

たしかに、実務経験や具体的なスキルがある方が望ましいですが、経験が少なくても熱意や積極性をアピールすることで評価は大きく変わります。

面接では、公務員時代に培った社会人としてのスキルを具体例とともに伝えることが効果的です。企業側に「この人は成長できる」という印象を与えられるようにしましょう。諦めずに自分の可能性を信じ、前向きな姿勢で臨むことが転職を成功させるためのカギとなります。

③公務員から転職する際は服務規律の確認が必須

公務員から転職する際は、服務規律は事前に確認しておきましょう。決められた手続きを怠ると、求職規制違反となるケースがあるからです。

たとえば、国家公務員の場合、在職中の職員が転職(再就職)について内定を得た場合は、1週間以内を目安に届け出なければなりません。また、退職後の職員についても2年以内に再就職した場合は届出の義務があります。

職務と利害関係のある企業や団体へ直接転職を依頼することや、他の職員やOB・OGを通じて頼むことも規制されているため注意が必要です

松下 建都

松下 建都

規制には主に退職者の天下りを防ぐ目的がありますが、自分の選択が規律に違反したものでないか、事前にしっかり確認しましょう。

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何が魅力? 公務員から転職する4つのメリット

何が魅力? 公務員から転職する4つのメリット
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求職者

転職をしたいという気持ちはあるのですが、公務員という安定性を手放すのに不安があるのも事実です……。公務員から転職することにメリットはあるのでしょうか。

米田 有希

米田 有希

たとえば民間の方が勤務時間については柔軟性が高いです。公務員から民間に転職するメリットをいくつか紹介しますね。

ここからは、公務員から民間企業に転職する4つのメリットについて解説していきます。自分が働くうえでどのポイントを重視するか、考えながら見ていきましょう。

①今以上にキャリアップを狙いやすくなる可能性がある

公務員から民間企業に転職すると、今以上にキャリアアップを狙いやすくなるメリットがあります。

公務員から民間よりも、民間から民間の方が転職が活発な傾向があり、転職を重ねて希望の仕事を選んでいくことも可能だからです。

公務員は定期異動で部署が変わることがよくあります。長く同じ部署で勤務すると、特定の企業との関係が深まる可能性があるため、不正を防ぎ、公平性を保つ観点から異動が実施されます。

ただ、異動によってせっかく覚えた仕事が途絶えてしまうため、キャリアアップという点では民間企業の方が同じ仕事を続けてスキルを高められる機会が多いです

本田 百合香

本田 百合香

実力で上を目指したい人にとっては成果主義を取り入れている民間企業の方が向いているかもしれません。

②給与が上がる可能性がある

公務員から民間に転職すると、給与が上がる可能性があります。

公務員の給与は規定に基づいて支給されるため、急にアップすることは難しいですが、民間の場合は成果を出せば高い報酬を得ることも可能です

公務員から民間に転職して給与が上がる例
  • 営業で好成績を挙げて給与が上がる
  • 時間外手当が公務員より割高で給与総額が上がる
  • 会社の業績に連動してボーナスがアップする
松下 建都

松下 建都

公務員は副業が原則的に禁止されていますが、民間では認められているところもあるため、副業で収入を増やすという選択肢もあります。

③働き方の柔軟性が高まる

公務員はカレンダー通り、就業時間が規則的ということが多いですが、民間の場合は働き方を自分で選べる会社が増えてきています

民間の柔軟な働き方の例
  • フレキシブル勤務
  • 週休3日や4日制の勤務
  • リモートワーク
米田 有希

米田 有希

公務員でも週休3日制ができるように制度が改正されるなど、働き方改革の動きはありますが、規則の改正が伴うため先進的な取り組みは民間の方がしやすいです。

週四日勤務についてはこちらの記事で解説しています。

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④専門性を高めて選択肢を広げられる

公務員から民間に転職することで、専門性を高めてキャリアの選択肢を広げられるのはメリットです。

転職先でスキルアップして、さらに次の会社へというようにキャリアアップを狙うこともできます。

公務員は部署異動があるため、専門性を高めづらい面があります。民間の方が長期的に同じ仕事に取り組める可能性が高く、知識を増やしたり、スキルを高めたりしていくことができます

民間の方が独自の研修制度や資格取得の補助制度を設けているところがあるという点で、公務員とは異なるスキルアップの機会があるのもメリットです。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージこの先のキャリアをどうすればいいか悩むあなたへ

松下 建都

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将来が見えていなくても焦らず経験を積むことを考えよう

一般企業でも、将来的にスペシャリストとゼネラリストのどちらを目指すべきか、キャリアを考える際に迷うことはよくあります。この選択は、自分の目指す方向性や職務経験によって変わりますが、現時点で明確に決められない場合は、まず業務経験を積むことを優先するのがおすすめです。

日々の仕事の経験を通じて、自分の得意分野や興味のある分野が見えてくることは多いです。その後、自分が築きたいキャリアビジョンを具体的に描き、それに必要なスキルや知識を見極めることで進むべき道が自然と明確になります。

今の時点でキャリアプランが決まっていなくても、焦らずに経験を積みながら、自分に合った働き方を探していくことが、長期的なキャリアの構築につながります。

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押さえておきたい! 公務員から転職する4つのデメリット

公務員として得たスキルの例
  • 年功序列から成果主義に変わりプレッシャーを感じる可能性がある
  • 福利厚生を含めた待遇面が悪くなることがある
  • 労働時間が長くなることがある
  • 公務員と民間の風土の違いに戸惑うことがある
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求職者

公務員から転職するデメリットはありますか?

本田 百合香

本田 百合香

そうですね、人によるところも多いですがいくつか考えられるものもあります。デメリットも理解して転職するかどうかの判断をすることが大切ですよ。

ここからは、公務員から民間企業に転職することのデメリットについて解説していきます。転職してから後悔しないように、事前にしっかり把握しておきましょう。

①年功序列から成果主義に変わりプレッシャーを感じる可能性がある

公務員から民間企業に転職すると、年功序列から成果主義に変わりプレッシャーを感じる可能性があります。

他人との比較やノルマに追われることが苦手な人にとっては、特に大きなデメリットとなる可能性が高いです

年功序列から成果主義に変わるデメリット
  • 年下に役職で追い抜かれる可能性がある
  • 給与変動をふまえて生活設計する必要がある
  • 周りがライバルのなか職場の雰囲気が合わないことがある
米田 有希

米田 有希

自分が成果主義に適応できるかどうかは、適職診断テストなどを活用して性格的に合うかを客観的にみるのも一つの手段です。

②福利厚生を含めた待遇面が悪くなることがある

公務員から民間企業に転職すると、福利厚生を含めた待遇が悪くなることがあります。退職金や年金については、公務員と民間で制度が異なるので注意が必要です

民間と公務員の福利厚生の違い
  • 退職金がない民間企業があるが、公務員は支給される
  • 企業年金がない会社もあるが、公務員は年金払い退職給付がある
  • 特別休暇についてボランティア休暇など公務員独自の制度がある

ただ、民間で退職金がない場合、老後資金を蓄えるために個人型確定拠出年金や、非課税の投資などで対策することができることは覚えておきましょう。

本田 百合香

本田 百合香

公務員も確定拠出型年金は利用可能ですが、限度額が設けられている、民間は企業が掛金を出す企業型を利用できるなどの点で違いがあります。

福利厚生の重要性については、こちらの記事でも解説しているので参考にしてください。

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③労働時間が長くなることがある

公務員から民間企業に転職すると、労働時間が長くなるケースがあります。長時間労働は健康にも影響することがあるので注意が必要です。

公務員は市民が行政サービスを利用しやすい午前から夕方の決められた時間の勤務というのが基本です

労働時間は1日7時間45分と定められているため、午前8時から9時の間に始業して、午後5時から6時に終業します。

民間の場合はその日の業務の進捗状況や売上などによって勤務時間に差があり、残業が発生するケースもあります。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!公務員から転職する場合の転職先の見極め方

米田 有希

キャリアアドバイザー

米田 有希

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ブラック企業を避けるために気をつけるべきポイント

労働時間が長い企業はブラック企業の懸念もあると思います。転職活動をする際、ブラック企業に入らないための対策は非常に重要です。まず、企業選びの段階で年間休日数や平均労働時間、残業の実態など、具体的な労働条件を確認しましょう。可能であれば離職率も調べることで、企業の働きやすさを把握することができます。

また、口コミサイトや転職エージェントの情報を活用し、企業の評判を確認するのも有効です。ただし、口コミは一部の意見に偏る場合もあるため、参考程度にしましょう。さらに、面接時に職場環境や働き方について具体的な質問をすることで、労働環境の理解を深めることができます。

十分な情報収集をおこない、自分に合った企業かどうかを冷静に判断することが、後悔のない転職の実現につながりますよ。

④公務員と民間の風土の違いに戸惑うことがある

公務員から民間企業に転職すると、両者の風土の違いに戸惑うことがあります。

公務員は利益を目的とせず公共性を重視するのに対し、民間企業は利益を求めるのが一般的です

公務員のときは丁寧な仕事が評価されていたとしても、民間だと仕事が遅いと別の見方をされてしまうこともあります。

公務員から民間に転職した場合に戸惑いやすい点
  • お金の損得を考えなければいけない機会が増える
  • ノルマなど数字の目標を明確に設定される
  • 前例踏襲よりも変化や新しいアイデアを求められることがある
松下 建都

松下 建都

公務員でもより良い仕事や業務の改善は必要ですが、民間の方が売上がいくら伸びた、業務のどこが効率化されたというように具体的な成果を求められることが多いです。

特別な動機がなくても、ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます

「第一志望以外の企業だと、志望動機がなかなか思い浮かばない......」と悩む就活生は多くいます。

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公務員から転職するための選考対策5ステップ!

企業の懸念を払拭するためにやっておきたい選考対策5ステップ
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求職者

転職活動の選考対策はどのようにすれば良いですか。

松下 建都

松下 建都

志望動機は書類や面接で問われることが多いので、自分なりの志望動機を作って準備することが大切ですよ。

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就活生

うまくまとめられるかどうか不安です……。

松下 建都

松下 建都

段階を踏んで作れるように手順を説明しますね。

ここからは、公務員から民間企業に転職するときの選考対策の5ステップについて解説していきます。

公務員が前職の求職者に対して、企業は「自社でやっていけるのか」「民間でも大乗なのか」など少なからず不安を感じます。その不安を取りのぞくことが、公務員から転職するうえでの欠かせないポイントです。

ステップ①転職理由を明確にしてポジティブな表現に言い換える

公務員から民間企業に転職する際は、まず転職理由を明確にしてポジティブな表現に言い換えることが大切です。

公務員の仕事が合わなかった、といった表現だと企業から「ただ公務員の仕事が嫌で、働く企業はどこでも良いのでは」といった疑問を持たれる可能性があります。

マイナスな言葉は避けて、前向きな伝え方を心掛けましょう

公務員からの転職理由をポジティブ変換する例
  • 公務員の仕事が退屈→変化の大きい民間で自分も企業と共に成長していきたい
  • 年功序列に疑問を持った→成果主義で努力が正当に評価される民間で挑戦したい
  • スキルが身に付かない→民間で長く一つの職種に携わり専門性を高めたい
本田 百合香

本田 百合香

ポジティブに変換するためには、「成長」「挑戦」といった前向きなワードを使えないか考えるのがポイントです。

そもそも理由が思いつかないときはこちらの記事を参考にしてください。

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ステップ②公務員経験で得た能力やスキルをリストアップする

次に公務員として働くなかで得た能力やスキルをリストアップしていきましょう。企業に自分が何をできるかわかりやすく伝えるためにも重要なポイントです

思いつくものからノートやスマートフォン、パソコンのメモに書き出していくのがおすすめです。文章にすることで可視化されて思考が整理しやすくなります。

公務員として得たスキルの例
  • 窓口業務などで培ったコミュニケーション能力
  • 正確に書類を作るなどの事務処理能力
  • 政策立案などで磨いた論理的思考力
  • 規律や法令に対する意識高く仕事を進める力
松下 建都

松下 建都

具体的にどのような業務で能力やスキルが身に付いたのか、取り組みの内容や量を書きとめておくと志望動機作りにもつながりますよ。

うまく自分の強みが掘り下げられないなら、こちらの分析方法を試してみましょう。

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ステップ③その企業ならではの志望動機を作成する

そして公務員から民間に転職を希望するその企業ならではの志望動機を作りましょう。

他の企業にも当てはまる志望動機だと、企業から「他の企業でも良いのでは」と思われてしまう可能性があるので、「なぜその企業なのか」を明確にすることが大切です

志望動機作成のポイント
  • その企業と出会い興味を持ったきっかけなど自分だけのエピソードを盛り込む
  • 公務員で培ったスキルとその企業の仕事内容を結びつける
  • 自分の強みやスキルをどのように活かして企業に貢献するかを伝える
  • 企業理念や経営方針と自分の価値観の共通点を盛り込む
米田 有希

米田 有希

その企業ならではの志望動機を作るためには、企業理念や最近のニュースをチェックするなど、企業研究を深めることも大切です。

志望動機への企業理念の盛り込み方は、こちらの記事を参考にしてください。

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ステップ④目指す業界・職種でのキャリアビジョンを描く

次に公務員から民間に転職を希望する職種でのキャリアビジョンを描きましょう。

将来のキャリアについては面接で問われることもあり、具体的に伝えられた方が企業から「長く働く意思がある」という評価を得られる可能性があります

特に公務員からの転職だと、民間で働くことがミスマッチではないかと不安に思われやすいです。その点を払拭するような、具体的なビジョンを話せるとぐっと内定に近づきますよ。

本田 百合香

本田 百合香

転職する前だと民間で働くことをイメージしづらいかもしれません。そういったときは友人などに話を聞いてみると材料が集まりやすいですよ。

キャリアビジョンの作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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ステップ⑤面接での想定質問をイメージして回答を一通り用意する

最後に面接での質問を一通りイメージして、想定問答を用意しましょう。面接では緊張することもありますが、答えを準備して練習を繰り返すことでスムーズに受け答えができるようになります。

公務員から民間に転職する際によく聞かれる質問例
  • なぜ公務員から民間に転職したいのか
  • 弊社のどこに魅力を感じたのか
  • 現職で最も力を入れて取り組んだことは何か
  • 中長期的なキャリアの目標を教えてください

転職エージェントなどを利用して、模擬面接で実際の雰囲気に近い環境で練習するのも一つの手段です。模擬面接は一部無料で利用できるサービスもあります。

松下 建都

松下 建都

模擬面接を受ける時間がないときは、想定問答の受け答えを動画で撮影して、自分の表情や声の大きさ、話し方などに改善点がないかチェックする方法もありますよ。

面接で緊張しない方法については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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+αで安心! 公務員から転職するときに役立つ3つの準備

+αで安心! 公務員から転職するときに役立つ3つの準備
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求職者

公務員からの転職で「これをやると有利」というようなことはありますか。

米田 有希

米田 有希

必ず有利になるとは言えませんが、できる限りの準備をすることは大切です。プラスになると思われるものがいくつかあるので説明していきますね。

ここからは、公務員から転職するときに役立つ3つの準備について解説していきます。他の人より少しのリードを作るためにも検討してみてください。

①OB・OG訪問をして仕事に対する理解を深める

公務員から民間に転職するときの準備として、OB・OG訪問をして仕事に対する理解を深めるということが挙げられます。

実際に民間で働いている人の生の声を聞くことで、自分が働く姿をイメージしやすくなります

OB・OG訪問先を探す方法
  • 大学のゼミやサークルの先輩を頼る
  • 大学のキャリアセンターに相談する
  • SNSや知人のつてをたどる

大学のキャリアセンター(就職課)は、学校によっては卒業生でも利用できることがあります。名簿を閲覧できてOB・OG訪問のきっかけになる可能性もあるので、一度相談してみるのがおすすめです。

本田 百合香

本田 百合香

OB・OG訪問の際は企業の良い部分ばかりではなく、改善点なども確認するのがおすすめです。

②転職先の仕事につながる資格を取得する

公務員から転職するときは、民間の転職先の仕事につながる資格を取得すると転職活動でプラスになる可能性があります。

具体的なスキルがあると「そこまでやるんだ」という点で志望動機の説得力がアップするためです

転職時に役立つ資格の例
米田 有希

米田 有希

IT系やビジネス系の資格のほか、英語を使う仕事の場合はTOEICのスコアを上げたり、英検の上位級を取得するのもアピール要素になりますよ。

③公務員の転職支援経験がある転職エージェントに相談する

公務員から転職を希望する場合、民間への転職支援経験がある転職エージェントに相談するのも一つの方法です。

転職エージェントは初めての転職で不安な場合でも、二人三脚で支えてくれるのがメリットです。

転職エージェントは企業探しから志望動機の作成、書類の添削、面接対策など、転職活動を一貫してサポートしてくれますよ

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!転職エージェントの担当者と相性が合わない場合は?

松下 建都

キャリアアドバイザー

松下 建都

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変更を申し出ても問題ない

公務員からの転職にあたってエージェントを利用する際、担当者との相性の良し悪しもあると思います。たとえば、希望条件を十分に理解してもらえない、話を丁寧に聞いてもらえない、コミュニケーションが取りづらいなど、相性が合わないと感じることもあるでしょう。

こうした場合は、まず自分の希望や不満点を整理し、担当者に直接伝えることが大切です。改善の余地があれば、お互いの認識を一致させたり、お互いの理解を深めることで関係が良くなることもあります。それでも解決しない場合は、エージェントに担当者の交代を依頼しても問題ありません。

転職活動は自身のキャリアにかかわることなので、納得できるサポートを受けられる環境を整えることが大切です。まずは担当者と円滑なコミュニケーションを取れることが、転職成功への近道となります。

公務員から転職する際のおすすめの業界8選

公務員から転職する際のおすすめの業界8選
  1. 金融業界
  2. 人材業界
  3. コンサルタント業界
  4. 不動産業界
  5. 教育業界
  6. IT業界
  7. 福祉・介護業界
  8. 行政書士などの士業
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求職者

公務員から民間に転職する場合におすすめの仕事はありますか。

本田 百合香

本田 百合香

公務員は仕事を正確、丁寧にこなす必要があるので、そういった経験を活かせるものが良いのではないでしょうか。

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求職者

どのようなものがあるか知りたいです。

本田 百合香

本田 百合香

では業界ごとに公務員の経験を活かせそうなものを紹介します。

ここからは、公務員から転職する際のおすすめの業界8選を紹介していきます。興味があるものが見つかったら、企業研究を深めたり、自分に向いているか考えたりするきっかけにしてください。

①金融業界

金融業界は銀行の窓口対応やお金の管理で正確な仕事を求められるといった点で公務員と共通する点があり、おすすめの業界です

他人のお金や資産を扱う機会もあり、ルールを守る意識の高さも役立つといえます。

金融業界で活かせる公務員のスキル
  • 窓口対応で身に付けたコミュニケーション能力
  • 書類作成やデータ処理などの事務能力
  • 予算案の作成などお金にかかわる業務で学んだ知識
米田 有希

米田 有希

公務員のなかでも主税や財務などお金にかかわることが多い部署もあり、そのような業務経験があれば金融業界に転職した場合はスムーズになじめそうです。

金融業界については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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公務員から民間企業への転職は可能! 5つの必須対策とおすすめ業界

公務員から民間に転職することは可能です。公務員としての経験を活かせる環境は多いですよ。ただ、通常の転職と比較してすべき対策が変わるため、この記事でキャリアアドバイザーが解説する公務員の転職対策をチェックしましょう。

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公務員から民間企業への転職は可能! 5つの必須対策とおすすめ業界

②人材業界

人材業界は求職者と企業というように、人と人をつなぐ役割をすることが多く、公務員としての交渉力や調整力を活かしやすい業界です

公務員は市民の相談に応じる機会もあり、そこで培ったスキルを仕事の紹介や、キャリアの相談といった場面に役立てることもできます。

人材業界で活かせる公務員のスキル
  • 窓口で人の相談に応じたコミュニケーション能力
  • 新規事業立案の交渉で人と人の間で仕事をしてきた調整力
本田 百合香

本田 百合香

地方公務員で役所に勤務している場合、その土地の企業と仕事をするケースもあるので蓄積された地域の情報を人材業界で活かすことも可能です。

人材業界の志望動機の作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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③コンサルタント業界

公務員は政策の立案や行政課題の解決など、分析力や企画力が求められる業務もあり、そのような経験があるとコンサルタント業界の仕事に活かすことができます

コンサルは企業の課題を分析して、解決へと導くのが主な業務です。

コンサルに活かせる公務員のスキル
  • 議会対応などさまざまな人とかかわってきたコミュニケーション能力
  • 行政課題解決に向けた事業に関する調査で身に付けた分析力

コンサルは企業の経営に限らず、専門分野に特化した企業もあります。

たとえば、公共事業の受注に関する土木コンサルがあり、公務員として発注する立場でかかわった経験があれば、今度はそれを分析してサポートするコンサル業務に活かすことが可能です。

松下 建都

松下 建都

社会保障や農林水産業振興、地方の観光資源活用といった公共領域のコンサルタントは、地方活性化のためにも重要度が増している仕事ともいえます。

コンサルタントの仕事については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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④不動産業界

公務員として土木職の経験があると、建物や土地、工事にかかわる業務で不動産業界に通じる部分があり、スキルを活かすことができます

公営住宅の管理や入居者の対応など、不動産会社と同様の業務をこなしているケースもあります。

民間の不動産会社で活かせる公務員の経験
  • 公共施設の新規建設に携わった調整力
  • 公営住宅の仲介をしたコミュニケーション能力
  • 道路や橋の整備にかかわった計画性と実行力
  • 都市計画で土地取引をした交渉力
米田 有希

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土木関連は民間と協力しながら進めるケースが多いため、民間の働き方をイメージしやすい面もあります。

不動産業界の志望動機の作り方については、こちらの記事を参考にしてください。

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⑤教育業界

教育行政に携わった経験がある場合は、教育業界への転職が比較的スムーズに進められる可能性が高いです。

教師以外にも教育委員会で事務方として学校の運営をサポートした経験は、教育関連の民間企業でも役立ちます

教育業界に活かせる公務員のスキル
  • 市民や民間業者など多くの人とかかわって身に付けたコミュニケーション能力
  • 市民のわからないことを教えてきた問題解決能力
本田 百合香

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教育行政の経験がなくても、市民の相談に応じて疑問を解決してきた経験やコミュニケーションスキルは教育業界で活かせる場面があります。

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⑥IT業界

公務員として毎日パソコンと向き合い、正確なデータ処理をしてきた経験はIT業界で活かすことができます。ITは成長分野でもあるため、求人が多いという魅力もあります

IT業界に活かせる公務員のスキル
  • 市政の課題と向き合ってきた課題解決力
  • 事務作業などにコツコツ取り組める継続力

プログラミングを学んでエンジニアを目指す道もあります。前提として、公務員になるためには採用試験があり、それを突破するにはコツコツ対策を進める必要がありますよね。

その過程で身に付いた真面目に取り組める力を活かせば、未経験からでもスキルを身に付けることは可能ですよ。

IT系の職種については、こちらの記事で詳しく解説していますよ。

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⑦福祉・介護業界

市民のために働いてきた公務員にとって、福祉・介護業界は人の役に立つという共通点でおすすめです

高齢者福祉や障害者福祉などの部署で働いた経験があると、民間企業でも戦力として期待されるでしょう。高齢化に人材育成が追いつかず、人手不足な状況が続いている現状もあります。

福祉・介護業界に活かせる公務員のスキル
  • 市民の相談に乗ってきたコミュニケーション能力
  • 誰かのためと社会貢献のために働いてきた人間力
松下 建都

松下 建都

自治体によっては採用試験の際に、社会福祉士や保育士の保有を条件としているところもあり、転職する場合はその資格を活かせる仕事を探すのも選択肢です。

福祉業界については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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⑧行政書士などの士業

行政書士などの士業は書類を扱うことが多い、真面目な人が多い公務員と親和性が高い点で向いている職業といえます

ただ、資格取得のための勉強時間を確保する必要があり、在職中から勉強を始めるか、一度退職してまとまった勉強時間を確保するかはよく考える必要があります。

主要8士業
  • 弁護士
  • 司法書士
  • 弁理士
  • 社会保険労務士
  • 税理士
  • 行政書士
  • 土地家屋調査士
  • 海事代理士
士業に活かせる公務員のスキル
  • 日々の業務で培った公文書作成能力
  • 仕事を正確に進める力
  • 窓口で市民の相談に応じてきたコミュニケーション能力
米田 有希

米田 有希

士業のなかでは、行政書士が官公庁へ提出する書類を作成するのが主な業務という点で公務員の仕事に近いです。

行政書士については、こちらの記事を参考にしてください。

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公務員から転職する場合は企業側が抱く懸念を解消して自信を持って臨もう

公務員から民間企業に転職する場合は、「なぜ民間で働きたいのか」ということを明確にすることが大切です。企業が抱く懸念を解消して、会社に貢献できる人材であるとアピールするのが内定をつかむカギとなります。

なぜ民間に転職するのか、なぜその企業なのかを整理し、自分の強みを活かせることを志望動機に盛り込みましょう。しっかり準備ができれば、自信を持って転職活動に臨めるはずです。

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