8例文|テレビ局の志望動機作成3ステップ! 取り入れたい最新動向

この記事のアドバイザー

例文8つで解説テレビ局の選考を突破する志望動機作成のコツは○○

目次

  1. テレビ局の志望動機は徹底的な仕事理解がカギになる!
  2. そもそもテレビ局とは? 3つの基礎知識を押さえよう
  3. ①テレビ局のビジネスモデル
  4. ②テレビ局で働く主な職種
  5. ③テレビ局で活躍する人の特徴
  6. 職種別に解説! テレビ局の志望動機例文
  7. 例文①編成
  8. 例文②制作
  9. 例文③技術
  10. 例文④記者
  11. 例文⑤アナウンサー
  12. 例文⑥事務
  13. テレビ局の志望動機は3ステップで伝えよう!
  14. ステップ①テレビ局のどの職種を志望しているのかを結論から伝える
  15. ステップ②志望先として選んだ理由をエピソードを交えて伝える
  16. ステップ③憧れだけではない貢献意欲を示してまとめる
  17. 志望動機で触れて差別化! テレビ業界の最新動向
  18. 業界は縮小気味だが学生人気は高い
  19. 配信チャネルの拡大
  20. 不動産やホテルなど周辺事業を強化
  21. テレビ局の志望動機を深掘りする3つのコツ
  22. ①番組を視聴して他局と志望先の違いを押さえる
  23. ②番組以外に取り組んでいる点にもフォーカスする
  24. ③インターンシップやOB・OG訪問で生の声を聞く
  25. これだけは避けよう! テレビ局の志望動機のNG例文
  26. NG例文①番組のファンであることだけに終始する
  27. NG例文②憧れだけが先行して入社後のビジョンがない
  28. テレビ局の志望動機でよくある疑問に回答!
  29. オリジナリティや独自の視点は必要?
  30. ユニークさやユーモアがあったほうがいい?
  31. 「テレビが好き」という志望動機はアリ?
  32. テレビ局の志望動機は徹底的に深掘りして差をつけよう

テレビ局の志望動機は徹底的な仕事理解がカギになる!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。テレビ局への就職を目指す学生から、

「テレビ局の志望動機は何を伝えればいいですか?」
「どんな志望動機ならテレビ局の選考を突破できますか?」

というような質問をよく受けます。テレビ業界は就活生からの人気が高く、志望動機は選考結果を大きく左右する重要な評価要素です。アドバイザーとしても、テレビ局を目指す学生には志望動機こそ重要とアドバイスをしています。

そこでこの記事では、テレビ局の最新動向や仕事内容、求められる人物像をふまえながら、採用担当者に熱意が伝わるテレビ局の志望動機の書き方を例文つきで解説します。テレビ業界で働きたいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

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そもそもテレビ局とは? 3つの基礎知識を押さえよう

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就活生

テレビ局ってなんとなく華やかなイメージがありますが、実際にはどんな仕事をしているんですか?

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キャリアアドバイザー

表に見える部分だけでなく、裏側では多くの人がさまざまな役割を担っています。まずは、テレビ局がどう成り立っているのか、基本を押さえることから始めましょう。

テレビ局の志望動機を考えるうえでは、「テレビ局とは何か」をきちんと理解することが第一歩です。

深い仕事理解は、それだけ志望動機に具体性を与えます。「しっかりと理解したうえで志望している」ということが伝われば、その熱意を高く評価してもらえる可能性もありますよ。

ここからは、テレビ局のビジネスモデル、主な職種、求められる人物像の3つの観点から基礎知識を解説します。

テレビ局の志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます

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①テレビ局のビジネスモデル

テレビ局は、主に「広告収入」を中心としたビジネスモデルで成り立っています。企業からスポンサー料を得て、CM(コマーシャル)を放送することで収益を上げる仕組みです。そのため、視聴率の高い番組をつくることが重要であり、視聴者のニーズを的確に捉える力が求められます。

近年は、YouTubeや動画配信サービスの台頭により、テレビ局もインターネット展開を強化しています。テレビ放送とオンライン配信を組み合わせたハイブリッドなビジネスモデルに移行しつつあるのが現状です。

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キャリアアドバイザー

テレビ局は単に「テレビ番組を作る会社」ではなく、「メディアビジネス全体を構築する企業」へと進化しているのです。

テレビ業界についてもっと詳しく知りたいという場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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②テレビ局で働く主な職種

テレビ局の主な仕事

テレビ局では、さまざまな役割のプロフェッショナルが働いています。自分がどのような仕事にかかわりたいかを考えることで、より具体的な志望動機を組み立てやすくなりますよ。

テレビ局の主な仕事
  • 編成:視聴者のニーズや視聴率データをもとに放送する番組のスケジュールを組み立てる
  • 制作:バラエティ・ドラマ・ドキュメンタリーなどの番組そのものを企画・演出・撮影・編集する
  • 技術:カメラや音響・映像編集・放送システムなどを担当する
  • 記者:ニュースの取材・原稿作成・リポートをおこなう
  • アナウンサー:ニュースや番組で情報を伝える
  • 事務:総務・人事・経理など、番組制作以外の業務を担う

③テレビ局で活躍する人の特徴

テレビ局は変化が激しく、スピード感が求められる現場です。そのため、知識やスキル以上に「どのような人物か」が重視される傾向があります。

テレビ局で求められる人物像
  • コミュニケーション力が高い人
  • 情報を正確かつ迅速に伝えられる人
  • 臨機応変な対応ができる人

これらの特徴に自分がどの程度あてはまるかを振り返ることで、志望動機で押し出すべきポイントが見えてきますよ。

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キャリアアドバイザー

適性があるかどうかも志望動機では見られています。その観点で、あらかじめ求められる素質を押さえて志望動機を作れたら、アピールにもつなげやすいですよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!テレビ局を志望するうえで知っておくべきこと

北浦 ひより

キャリアアドバイザー

北浦 ひより

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高倍率のテレビ局と並行してリスクヘッジを進めるのが大切

まず、テレビ局を志望するうえで知っておいてほしいことは、テレビ局の就活は非常に高倍率で難易度が高いということです。そのため、近年の就活の早期化を踏まえると、テレビ局だけに絞って就活を進めることはリスクが高いと言えます。そのため、視野を広げてさまざまな業界や職種に目を向け、テレビ局と並行して就活を進めることが得策です。

たとえば、テレビを通して人々を笑顔にしたいという思いがあるなら、同じ目的を達成できる広告業界なども並行して見てみましょう。また、「セカンドキャリアでテレビ局を目指す」という長期的な視点を持つこともおすすめです。そのために、ファーストキャリアでどのようなスキルを身に付けるべきか考えてみましょう。

具体的には、まずは休日を確保しやすい業界に就職し、そこで働きながらテレビ局への転職に向けた準備や勉強の時間を確保するという方法も有効ですよ。

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職種別に解説! テレビ局の志望動機例文

テレビ局の志望動機例文
  1. 編成
  2. 制作
  3. 技術
  4. 記者
  5. アナウンサー
  6. 事務
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就活生

志望動機を書こうと思っているのですが、文章にするのが苦手で……。

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キャリアアドバイザー

まずは例文を見てみましょう。いろいろなパターンを知っておくことで、自分なりにアレンジしやすくなりますよ。

ここからは、職種ごとにテレビ局の志望動機の例文を解説していきます。基本的な文章の構成や盛り込むべきポイントは同じなので、自分が志望する職種以外の例文も参考にしてみてくださいね。

例文①編成

例文

私が貴社の編成部を志望したのは、番組編成を通して、貴社の番組を最大限視聴者の方々に楽しんでもらいたいと考えたからです。

テレビでは決まった時間に決まった番組が放送されるので、放送する曜日・時間帯次第で番組がより良いものになったり、良さが伝わりにくくなったりします。そのような点が面白いと思い、テレビ業界を志望するようになりました。

そのなかでも私は特に貴社の番組に日々癒しや原動力をもらってきました。

朝一番には半分寝ぼけた頭にも優しいミニ情報を織り交ぜながら必要なニュースを過不足なく伝え、昼には学校が休みの日にぴったりな時間をかけて観たいドラマ、アルバイト後の疲れた夜には何も考えずに笑える番組と、貴社の編成は不思議なほどに私自身の生活に寄り添ってくれました。

そんな貴社の番組の魅力をより多くの人に実感してもらうべく、編成として働きたいと思いました。

大学で学んだマーケティングの知識を生かしながら、「この番組がこの曜日・時間に放送されるなんて最高だな」と視聴者に思わせる編成をしたいと思います。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

テレビならではの良さを挙げることで、テレビ業界で働きたいと思った理由が明確になっています。自分が働くことでどのような価値を提供したいのかがよくわかり、熱意や意気込みが伝わる点もポイントです。

例文②制作

例文

私が貴社の制作部を志望したのは、世間の流れを素早く察知し番組に反映させていく貴社の姿勢に感銘を受けたからです。

近年、テレビ番組には動画配信サービスとのシェア争いや、コンプライアンスに関する世間の厳しい目、予算の低下といった課題があり、番組の質の低下も指摘されていますが、貴社はそれを逆手にとったユニークな番組作成をされています。

さまざまな制限・障害があるなかで言い訳せず創意工夫していく貴社の姿勢に感銘を受けました。

私は幼いころからテレビっ子で、海外も含めたさまざまなバラエティ番組・ドラマなどを観てきました。海外のアニメの副音声で学んだ英語力にも自信があります。そうした経験をすべて活かし、チャレンジ精神あふれる貴社で周りをあっと言わせる面白い番組を作りたいです。

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キャリアアドバイザー

厳しい状況にあるからこそ頑張りたいという前向きな姿勢は、採用側にとっても非常に魅力的です。テレビ局が置かれた現状を踏まえたうえで志望しており、入社後のミスマッチも少なそうだと判断できます。

チャレンジ精神の言い換え表現や自己PR例文はこちらの記事で解説しています。

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例文③技術

例文

私が貴社の技術部を志望したきっかけは、自然の美しさを多くの人に届けたいと思ったからです。

私は幼いころから緑の少ない地域で過ごしてきました。自然の素晴らしさや自然による癒しの力を知らず、知る必要性すら感じていなかったある時、貴社の番組で壮大な自然を目にして圧倒されました。

その後、自発的に山や川に出向くようになり、自然の素晴らしさを知るとともに自然を守りたいという気持ちも強まり、人生が豊かになったように思います。

貴社はこうした自然の素晴らしさを伝える番組を多く放送しており、自然をダイナミックかつ美しく映す非常に高い技術を持っておられると感じています。そうした貴社の環境のなかで、山岳部で培った知識・体力を生かしながら技術力を磨き、多くの人々に自然のすばらしさを伝えたいと思いました。

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キャリアアドバイザー

テレビから受けた影響の大きさを挙げることで、テレビ局で技術部として働くことに対する熱意が伝わってきます。技術職として働くうえで必要な基本的な適性があることもアピールできています。

例文④記者

例文

私が貴社の記者を志望したのは、貴社で働く記者の方々に強い憧れを持ったからです。

私は昔から人に状況を説明したり人から情報を聞き出したりすることが得意でした。しかし、文字のみでの情報伝達には制限があります。そこで災害や事件などが起きた時、現場からリアルタイムで様子を伝えることができるテレビの記者として働きたいと思っていました。

なかでも貴社の報道番組で見る記者の方々はどなたも非常に理路整然とわかりやすくお話をされますし、話し方もスムーズではきはきとしていて聞き取りやすいのが魅力です。

その特性は、視聴者の不安や恐怖を和らげ正しい情報を伝えるために非常に重要なスキルだと思います。

私も貴社において先輩方からご指導をいただきつつ、記者として成長したいと思い志望いたしました。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

「その会社で働く人」を志望動機として挙げると、なぜそのテレビ局で働きたいのかといった部分が明確になります。入社後どのような記者になりたいのかといった点も読み取れますね。

例文⑤アナウンサー

例文

私が貴社のアナウンサーを志望したのは、この地域の活気に貢献したいと思ったからです。

私は言葉で人に情報を伝える力を信じ、人々の生活に欠かせないニュースを届けるアナウンサーを志望していました。

ある時、スーパーで年配の方々が「ローカルニュースのアナウンサーさんが孫のようで毎日楽しみ」「若い子が一生懸命ニュースを読んでいると自分も頑張ろうと思える」と話しているのを聞き、高齢化が進むこの地域において、地元局のアナウンサーにはそんな存在意義もあるのだと衝撃を受けました。

高齢化で寂しい地域と言われがちなこの地域ですが、ここで生まれ育った人間として、皆さんに日々のニュースを届けつつ、活気の源にもなりたいと思い、志望しました。

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キャリアアドバイザー

志望するテレビ局の地域性を志望動機に取り入れ、そのテレビ局に入りたい理由を明確に説明できています。入社後どんなアナウンサーに成長するのか想像しやすい点もポイントです。

例文⑥事務

例文

私が貴社の事務職を志望したのは、大好きな番組を多く制作・放送されている貴社に、自分の強みを生かして貢献したいと思ったからです。

私は昔から貴社の番組が大好きで、こんな面白い番組を作れる人たちとともに働き、学びたいと思うようになりました。しかし、OB訪問で制作の方々と会うたびに、面白いアイディアを出す力やさまざまな方面にアンテナを張り巡らせる力が必要な制作の仕事に自分が向いているとは思えないと考えるようになりました。

私の強みは誠実に、着実に物事に取り組めることです。大好きな番組制作を手掛ける同僚たちをサポートする事務職であれば、自分の強みを生かしながら貴社に貢献できると確信し、志望しました。

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キャリアアドバイザー

そのテレビ局で働きたいという熱い思いと、どうすればもっともそのテレビ局に貢献できるのかといった冷静な考えがうまく盛り込まれており、誠実で責任感のある人物像が伝わってきます。

事務職の仕事内容や志望動機例文はこちらの記事でも紹介しています。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!テレビ局のおすすめの選考対策

加藤 大智

キャリアアドバイザー

加藤 大智

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小さなことからコツコツと事前準備を進めよう

技術職やアナウンサーは、入社後すぐに現場で活躍することを求められます。そのため、就活の段階である程度その道の知識やスキルを身に付けておけるとベストでしょう。しかし、いきなり高額の費用を払って勉強しようと焦りすぎず、まずは本当に自分に向いているかどうか見極めるためにも、自分でアナウンサーの真似をして録画する、技術関係のアルバイトをする、などできそうなことから始めてみましょう。

また、記者職の場合は選考で筆記テストなどが課される場合もあります。こうしたテストは1日で対策できるものではありません。日頃から自分の意見を明確にする練習をしたり、どんなテーマが問われたとしても対応できるようにさまざまな情報に触れたりしておきましょう。

テレビ局の志望動機は3ステップで伝えよう!

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就活生

テレビ局に入りたい気持ちは強いんですが、いざ志望動機を書こうとすると、なんだか伝わりにくい内容になっている気がして……。

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キャリアアドバイザー

「なぜその職種を選び」「なぜその局を志望し」「どう貢献したいのか」を論理的に伝えることを意識すると、説得力のある内容に仕上がりますよ。

テレビ局は人気業界であるだけに、採用担当者も多くの応募書類を目にしています。そのなかで印象に残るためには、自分の想いだけでなく、採用側が求めている「貢献意欲」や「適性」を的確に伝える必要があります。

ここからは、採用担当者に刺さる志望動機を作るための3ステップを解説していきます。

テレビ局の志望動機は3ステップで伝えよう!
  1. テレビ局のどの職種を志望しているのかを結論から伝える
  2. 志望先として選んだ理由をエピソードを交えて伝える
  3. 憧れだけではない貢献意欲を示してまとめる

ステップ①テレビ局のどの職種を志望しているのかを結論から伝える

志望動機の冒頭では、「私は◯◯職を志望しています」と、まず自分が希望する職種をはっきりと伝えることが大切です。テレビ局には多くの職種があるため、まず前提を明確にしなければ、読み手・聞き手はあなたがどの立場で何を目指しているのかわかりません。

たとえば、制作職を志望する場合は、「私は制作職を志望しております。自ら企画を立て、視聴者に新たな価値を届ける番組作りに携わりたいと考えています」といったように、志望職種と簡単な志望理由をセットで述べましょう

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キャリアアドバイザー

結論から話す姿勢は、社会人としても非常に重視されるビジネススキルです。明確な立ち位置を示すことで、「話が整理できる人」という印象も持ってもらえます。

ステップ②志望先として選んだ理由をエピソードを交えて伝える

次に、なぜそのテレビ局を志望するのか、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。「テレビが好き」「昔から観ていた」だけでは説得力に欠けます。その局の番組、姿勢、あるいは報道方針などに自分の価値観や経験が重なった瞬間を掘り下げるのがポイントです。

たとえば、「高校時代にその局のドキュメンタリーを観て、自分の進路を見直した経験がある」「震災の報道を通して、情報の力を肌で感じた」といった実体験を交えると、あなた自身の考え方や価値観が伝わりやすくなります

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キャリアアドバイザー

その局を選んだ理由は、他局との差別化にもつながります。入り口は「その番組が好き」で大丈夫ですが、「なぜ惹かれたのか」「それが自分にどう影響したか」は意識して伝えましょう。

ステップ③憧れだけではない貢献意欲を示してまとめる

最後にまとめとして、「自分がどのようにそのテレビ局で活躍し、貢献していきたいか」を明確にしましょう。ここで必要なのは、入社後のビジョンと自分の強みを結びつけることです。

たとえば、「大学で培った情報分析力を活かして、視聴者のニーズを捉えた番組企画に挑戦したい」「アルバイトで鍛えた現場対応力を、緊急報道の現場で役立てたい」といったように、これまでの経験と職種の特性をリンクさせてください。

志望動機が「御社で働きたいです!」という一方的な熱意に終わらず、「私には◯◯ができるから、御社に貢献できます」という相互的な提案になることが、最終的な差別化になります

志望動機で触れて差別化! テレビ業界の最新動向

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就活生

テレビ局ってずっと人気の業界ですけど、最近は「厳しい」「やめとけ」っていう声も聞きますよね。志望動機でそういうことにも触れたほうがいいんでしょうか?

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キャリアアドバイザー

実はそこが差になるポイントです。業界の現状を理解したうえで「それでも志望する理由」を語れる学生は、確実に印象に残りますよ。

テレビ業界を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化しています。業界全体としては厳しい局面もありますが、そのなかで新たなチャレンジを進めている局も数多く存在します。

ここからは、志望動機にリアリティと説得力を持たせるために知っておきたい、テレビ業界の最新動向を紹介します。

「テレビ業界はやめとけ」と言われている理由についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になる場合はぜひチェックしてみてください。

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テレビ局への就職はやめとけと言われる5つの理由|適性確認が最重要

業界は縮小気味だが学生人気は高い

テレビ業界は広告主、いわゆるスポンサーに広告枠を買ってもらい、広告費を得ることで売り上げを立てています。しかし、視聴者が動画配信サービスやインターネットに流れている今、広告の出稿先もそうした別媒体に取って代わられ、広告収入は減少傾向にあります。

ただ、業界動向サーチによる2022年度の業界規模を見てみると約2.4兆円、平均年収は998万円と、依然として高水準を保っています。コンテンツの質や視聴者数においてテレビにしか実現できないことも多く、まだまだ学生人気は高いのが現状です

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キャリアアドバイザー

特に日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京の在京キー局の就職難易度はトップクラスです。採用人数も多くないため、念入りな対策が必要です。

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配信チャネルの拡大

テレビ業界が現状を打開するためにおこなっている取り組みの1つに、配信チャネルの拡大があります。

以前はテレビを通してしか見られなかったテレビ番組が、今ではスマホアプリやインターネット上でも見られるようになりました。これは、好きな時間に、いつでも手軽に見られるという動画配信サービスの利点を取り入れた取り組みです。

テレビ局としてのYouTubeチャンネル開設も、配信チャネルの拡大といえます。

また、放送法の改正によりテレビとネットでの同時配信が可能になったことで、NHKが同時配信を開始したことも画期的な取り組みです

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キャリアアドバイザー

今後もテレビとインターネット配信を取り巻く状況はスピード感を持って変化していくと考えられます。

キャリアアドバイザーが読み解く!テレビ業界の動向を押さえる際の注意点

北浦 ひより

キャリアアドバイザー

北浦 ひより

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テレビに関心を持ち企業の事業内容を「線」でとらえることが大切

不動産事業など幅広い業務をおこなうテレビ業界では、最近の就活傾向として「テレビにあまり関心がないけれど、不動産事業をやりたいから受けてみよう」という学生も増えてきています。

しかし、業界が複雑化しているけれどもあくまでも事業の根底には「テレビ」があることを忘れてはなりません。そのため、面接の場ではテレビに関する自分の見解を伝える場面も多々あるでしょう。そのときに「テレビには興味がない」と正直に伝えてしまうと、ネガティブな印象を持たれるリスクもあります。

テレビ局を志望する際は、「なぜこの会社がこの事業をおこなっているのだろうか」「そのためにはどのようなグループ会社や取引先があるのだろうか」「それぞれの事業収支のバランスはどうなっているのだろうか」という疑問を常に持ち、事業を個別の「点」ではなく「線」としてとらえられるようにしましょう。

不動産やホテルなど周辺事業を強化

減少している広告費をカバーするため、テレビ業界は不動産やホテルなどの周辺事業も強化しています。実はテレビ業界は、テレビ番組に関する事業のみならず、さまざまな事業をおこなっています。

テレビ局による周辺事業の例
  • フジテレビ:オフィスビルの開発・賃貸業、ホテル・リゾート事業、レストラン運営
  • テレビ朝日:サイバーエージェントとの共同展開事業であるAbemaTVの展開
  • 日本テレビ:美術館・映画館・テーマパーク事業、不動産事業
  • TBS:映画・イベント事業、不動産事業

今後、配信チャネルを増やすなどの対策をおこなっても、テレビが以前ほどの視聴者数を取り戻せるかは不透明です。そうした中でも安定した収益を上げられるよう、事業の多角化を図り、収入源を分散しているのです。

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テレビ局の志望動機を深掘りする3つのコツ

テレビ局の志望動機を深掘りする3つのコツ
  1. 番組を視聴して他局と志望先の違いを押さえる
  2. 番組以外に取り組んでいる点にもフォーカスする
  3. インターンシップやOB・OG訪問で生の声を聞く
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就活生

テレビ局ってどこも魅力的で、正直どこを志望しているのか、自分でもまだ曖昧なんです……。

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キャリアアドバイザー

その気持ち、よくわかります。でも、だからこそ「なぜこの局なのか」を言語化できると、選考では大きなアドバンテージになりますよ。

志望動機をただ「テレビが好きだから」や「番組に感動したから」で終わらせてしまうと、他の就活生との差別化は難しくなります。志望先への理解を深め、自分の言葉で語れるようになるためには、視野を広げて企業研究を深めることが大切です。

ここからは、テレビ局を志望する学生に向けて、志望動機の深掘りに役立つ3つの視点を紹介します。

①番組を視聴して他局と志望先の違いを押さえる

まず取り組みたいのは、テレビ局が実際に手がけている番組を比較しながら視聴することです。ニュース・バラエティ・ドキュメンタリー・ドラマなどジャンルを問わず、複数の局の番組を見比べてみましょう。

「○○局は挑戦的な企画が多い」「○○局は地域密着型で温かい番組が多い」など、それぞれの色や伝え方の違いが見えてくるはずです。そのなかで「なぜ自分がこの局に惹かれたのか」を掘り下げていくと、説得力のある志望動機につながりますよ

②番組以外に取り組んでいる点にもフォーカスする

テレビ局の魅力は、放送される番組だけにとどまりません。以下のような、テレビ番組以外の企業としての取り組みにも注目してみましょう。

テレビ局が番組以外に取り組んでいることの例
  • 地方創生プロジェクトへの参画
  • 地域との共創イベント
  • 海外へのコンテンツ展開

番組以外に力を入れている事業や社会的な役割を理解することは、会社全体の理念やビジョンへの共感につながります。「番組のファン」ではなく「この企業の一員として働きたい」というメッセージを伝えることができるため、採用担当者にも響きやすくなります

③インターンシップやOB・OG訪問で生の声を聞く

テレビ局は現場主義の業界です。台本や計画どおりに進まない現場で、どれだけ瞬発力を発揮できるかが問われるため、実際に働く人の話を聞くことが非常に有効です。

特に、インターンやOB・OG訪問では「どんなときにやりがいを感じるのか」「どんな苦労があるのか」「テレビ局ならではの働き方や空気感」など、就活サイトでは得られないリアルな情報を収集できます。

また、制作現場のスピード感や緊張感、放送に間に合わせる責任感など、「テレビ局だからこその特性」に触れられる点も大きなポイントです。そこで得た体験や学びは、志望動機を深く、リアルなものにしてくれますよ

テレビ局のインターンについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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これだけは避けよう! テレビ局の志望動機のNG例文

テレビ局の志望動機のNG例文
  1. 番組のファンであることだけに終始する
  2. 憧れだけが先行して入社後のビジョンがない
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就活生

志望動機って、「番組が好き」という気持ちだけではダメなのでしょうか。熱意なら誰にも負けない自信があるのですが……。

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キャリアアドバイザー

その気持ちはとても大切ですが、それだけでは視聴者のままに見えてしまう可能性があります。志望動機には、「働く立場としての視点」が求められているんです。

テレビ局への憧れや番組への共感は、志望動機のきっかけとして大事な要素です。しかし、それをどう伝えるかによって、評価は大きく変わります。ただのファン目線やイメージだけの内容に留まってしまうと、採用担当者に「入社後のイメージができていない」と受け取られかねません。

ここからは、特に注意しておきたいテレビ局の志望動機に関するNG例文を2つご紹介します。

NG例文①番組のファンであることだけに終始する

例文

小学生の頃から貴局のバラエティ番組が大好きで、毎週家族と一緒に楽しみにしていました。特に○○という番組は、出演者の個性が活かされていて見ていて元気をもらえます。

自分も、そんな笑顔や感動を届ける番組づくりにかかわりたいと思い、貴局を志望いたしました。いつか自分がかかわった番組が多くの人に楽しんでもらえることを夢見ています。

※選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

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キャリアアドバイザー

「番組が好き」という想いは伝わってきますが、これでは単なるファンのコメントです。「自分がなぜその局で働きたいのか」「どんな職種でどうかかわりたいのか」「どんなスキルを活かせるのか」といった、働く側としての視点が欠けています。

NG例文②憧れだけが先行して入社後のビジョンがない

例文

私は幼い頃からアナウンサーという職業に強い憧れを持っていました。ニュース番組で活躍する姿や、スポーツ実況で会場の熱気を伝える姿を見て、自分もテレビの前の誰かに影響を与えられる存在になりたいと考えるようになりました。

学生時代も人前で話す経験を多く積み、人に伝える喜びを感じています。アナウンサーとしてテレビに出ることが私の夢であり、その夢を叶えるために貴社を志望いたします。

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キャリアアドバイザー

夢や憧れだけで志望動機が終わってしまっていて、入社後にどのように活躍したいか、どんな努力をしてきたかといった「現実的な展望」や「主体的な姿勢」が不足しています。実際の仕事内容やスキルの理解に基づいたアピールが必要です。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージテレビ局の選考における注意点

辻 華菜子

キャリアアドバイザー

辻 華菜子

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最低限のマナーと倫理観を忘れないように使用

「面接官の印象に残りたい」「バラエティ番組を作るのだから自分もおもしろい人間であることをアピールしたい」といった理由から、ユーモアを交えて志望動機などを伝える学生がいます。これら自体は必ずしも悪いことではありませんが、度が過ぎて痛々しく見えたり、悪ノリととらえられてしまったりする行動は避けてください。

ビジネスの場では、最低限のマナーが不可欠です。加えて、近年では企業のコンプライアンスや倫理観が非常に厳しく問われるようになっています。学生同士の内輪で話す分には問題がなくても、公の場で発信した場合に批判を受けてしまう内容もゼロではありません。度を越えたユーモアは、そうした道徳観がないと見なされてしまう恐れもあります。第三者に志望動機を見てもらいながら、相手がどのような印象を持つかアドバイスをもらいながら準備を進めてください。

テレビ局の志望動機でよくある疑問に回答!

テレビ局の選考に挑むうえで、志望動機の書き方に悩む就活生は多くいます。「他の学生と差別化したいけれど、どうすればいい?」「自分らしさを出すにはどうすればいい?」といった声もよく聞かれます。

ここからは、テレビ局ならではの志望動機の疑問について、ひとつずつ丁寧に解説していきます。

オリジナリティや独自の視点は必要?

結論からいうと、テレビ局の志望理由を書く際、オリジナリティや独自の視点があれば積極的に取り入れましょう。

テレビ局への就職は倍率が高く、採用側は多くの学生の志望動機を見ているので、オリジナリティがなく当たり障りのない内容だと、印象に残らない可能性があるからです

ただし、オリジナリティや独自性を意識するあまり、肝心の志望動機があいまいになったり、社会性・協調性などが疑われる内容になったりすることは避けなければなりません。

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キャリアアドバイザー

テレビ業界の現状について独自の視点で批判することも悪くはありませんが、単なる批判に留まるのではなく、自分ならどう変えていきたいかという前向きな内容を盛り込むようにしましょう。

ユニークさやユーモアがあったほうがいい?

バラエティ番組などエンタメ系の番組に関わりたい場合は、志望動機にユニークさやユーモアを入れるのも一つの手です。堅すぎる内容を書くよりも適性があると判断される可能性があります。

ただし、あまりにもユーモアを入れ過ぎるとふざけていると捉えられ、本気度が伝わらない恐れがあります。また、昨今の世論を鑑みてふさわしくないユーモアを入れることも避けましょう。

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キャリアアドバイザー

最近のテレビ番組ではモラルやコンプライアンスが問題視されることも多いので、不謹慎なユーモアに違和感を持たない学生だと判断されると、採用で不利になる可能性があります。

「テレビが好き」という志望動機はアリ?

志望動機として「テレビが好き」ということを挙げても問題はありません。実際にテレビ局で働く人の中にはテレビが好きだという人も多いですし、良い番組作りのためにも、「テレビが好き」という情熱は重要だからです

ただし、テレビ局の仕事は「好き」という気持ちだけで務まるものではありませんし、テレビが好きな人は世の中にたくさんいます。どのような番組を作っていきたいのか、テレビ局の職員としてどんな風に会社や社会に貢献していきたいのかといった制作側視点の志望理由も盛り込むようにしましょう。

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テレビ局の志望動機は徹底的に深掘りして差をつけよう

テレビ局の志望動機では、なぜテレビ業界やそのテレビ局で働きたいのかを述べるとともに、自分の強みをどう生かすのかを具体的に盛り込むことが重要です。

他の学生のなかに埋もれないオリジナリティも意識しつつ、「テレビが好き」に終始せず、この記事で解説したポイントを参考に、採用担当者に「一緒に働きたい」と思わせる説得力のある志望動機を作りましょう。

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