目次
- 部活の挫折経験の伝え方を解説!
- 題材別! 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①剣道部(大会成績の不振)】27卒 関西学院大学 教育業界
- 【内定者例文②バスケ部(選抜落ち)】26卒 浜松学院大学 セキュリティ業界
- 【内定者例文③卓球部(イップス)】26卒 神戸大学 アパレル業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①どれだけつらかったかに字数を使いすぎている
- ②解決策が「気合と根性」だけになっている
- ③他責思考が前面に出ている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
就活で聞かれることのある自身の「挫折経験」について。部活に所属していた人は、その活動のなかでのエピソードを話そうと考えることも多いと思います。
そこでこの記事では、実際に内定を獲得した26卒学生らの例文を紹介。部活動を通して自身の挫折経験を伝える際のポイント、注意点について詳しく解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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部活の挫折経験の伝え方を解説!
題材別! 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①剣道部(大会成績の不振)】
27卒 関西学院大学 教育業界
私の最大の挫折経験は、大学の体育会剣道部において、3年時の全国大会予選で早期敗退し、チームの目標であった「全国ベスト8」を逃したことです。
この悔しさを胸に、私は最終学年で主将として新チームを牽引することになりました。敗因を分析した結果、個々の技術力以前に、試合終盤でのスタミナ不足とメンタル面の崩れが課題であると気づきました。
そこで私は「背中で示すリーダーシップ」を意識し、誰よりも早く朝練に取り組み、実践を想定してスタミナを強化する稽古を導入しました。
当初は反発もあり、私自身も試合で結果が出ずスタメンを外れる悔しい時期もありました。
しかし、周囲への感謝と「結果で恩返しをしたい」という信念から泥臭く努力を継続し、部員との対話も重ねました。
その結果、チームのメンバーにも練習の意義を理解してもらうことができ、最後の大会では目標を上回る全国ベスト4を達成できました。
この経験から、困難な状況でも諦めずに課題と向き合い、自らの行動で周囲を巻き込む力を学びました。貴社においても、高い壁から逃げず、粘り強く目標達成に貢献します。
キャリアアドバイザーが読み解く!適切な施策で挫折を乗り越えている点が◎
「全国ベスト8を逃した」という挫折からただ落ち込むのではなく、スタミナ不足とメンタル面が原因と特定し、解決のための適切な施策を打てている点が素晴らしいです。高い課題解決能力を感じさせる内容に仕上がっています。
また、「大会で目標の成績に届かない」「主将でありながらスタメンを外される」と苦しい挫折を二度も経験しながら、腐らずに対話と努力を継続した姿勢も評価ポイント。
入社後も多少の失敗ではくじけず、泥臭く改善に向けてアクションしてくれそうなイメージを抱かせます。
【内定者例文②バスケ部(選抜落ち)】
26卒 浜松学院大学 セキュリティ業界
大学のバスケットボール部で、入部当初から長らくレギュラーに選ばれず、練習試合にすら出場できなかったことです。
60名以上の部員がひしめくなかで、当初は実力差に圧倒され、ただ漫然と全体練習をこなすだけの日々でした。
しかし、「このまま4年間を無駄にしたくない」と奮起し、現状を打破するための自己分析を徹底的におこないました。
自分にはフィジカルの強さはないものの、俊敏性には自信がありました。そこで、チーム内で不足していた「アウトサイドからのシュート精度」に特化して自身の武器にすることを決意しました。
全体練習後も毎日欠かさず自主練習をおこない、ただ本数を打つだけでなく、自身のシュートフォームを動画で撮影し、プロの動きと比較して修正を繰り返すなど、練習の質にもこだわりました。
その結果、徐々に得点源として認められるようになり、3年生の秋にはレギュラーメンバーに選出されました。
この経験を通じて、困難な状況でも客観的に現状を分析し、目標に向かって正しいアプローチで努力を継続する力を身につけました。社会人としても、自身の役割を見極め、粘り強く挑戦し続けます。
キャリアアドバイザーが読み解く!練習のなかでの工夫について伝えよう
「部活でレギュラーになれなかった」というエピソードを語る学生にありがちなのが、「とにかく練習して頑張りました」というような内容。しかし、採用担当者に刺さる内容に仕上げるためには、日々の練習のなかでの工夫や思考をしっかり盛り込むことが大切です。
この例文であれば、「自身のシュートフォームを動画で撮影し、プロの動きと比較して修正を繰り返した」と、ただ漠然と練習を繰り返すだけでなく、頭を使って改善に努められていることが伝わりますよね。
ここまで自身の工夫を解像度高く伝えることで、高い論理的思考力をアピールできるだけでなく、ほかの学生とのエピソードの差別化を図ることができますよ。
【内定者例文③卓球部(イップス)】
26卒 神戸大学 アパレル業界
私が人生で一番失敗したと感じているのは、大学の卓球部の公式戦でサーブミスを連発し、チームを敗退の危機に陥らせてしまったことです。
中学から卓球を続けてきましたが、大学の重要な試合でのプレッシャーからイップスのような状態になり、得意だったサーブがまったく入らなくなってしまいました。
その結果、団体メンバーから外れ、一時は競技自体を辞めたいとまで思い詰めました。
しかし、「このまま逃げたくない」という思いから、自分と向き合う決意をしました。プレッシャーのかかる場面でも確実に入れられるよう、スピードや回転といった威力ではなく、コースやタイミングを工夫する新しいサーブをゼロから研究しました。
過去のフォームの動画を徹底的に分析し、毎日反復練習をおこなった結果、以前とは異なる戦術を確立し、再びレギュラーに復帰することができました。
この挫折と挑戦から、困難な壁にぶつかっても、アプローチを変えて粘り強く試行錯誤すれば道は開けるということを学びました。
キャリアアドバイザーが読み解く!柔軟な対応力を示せると高評価につながる
イップスというつらい挫折を解決するため、一から新しい方法を考えるという柔軟な思考を示せている点が素晴らしいです。
仕事においても、思わぬアクシデントや環境の変化でこれまでの方法が通用しなくなるということは珍しくありません。そんなとき、以前のやり方に固執するのではなく、新しい切り口から改善へアプローチできる学生に企業は好印象を抱きます。
また、「過去のフォームの動画を徹底的に分析した」と改善方法について具体的に語れている点も高評価。ただ闇雲に取り組むのではなく、しっかりと論理的なプロセスで改善を図れる学生は企業から見ても心強いです。
就活において、自身の「柔軟性」を押し出そうと考えている人は以下の記事も参考にしてください。
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NG例文|アドバイザー添削付き
①どれだけつらかったかに字数を使いすぎている
私の最大の挫折は、大学のサッカー部で膝の靭帯を断裂する大怪我をしたことです。
プロを目指して毎日厳しい練習に耐えてきたため、医師から「復帰には1年以上かかる」と告げられたときは目の前が真っ暗になりました。
毎日リハビリに通いながら、グラウンドで楽しくボールを蹴るチームメイトを見るのは本当につらく、何度も家で一人で泣きました。
周囲からの励ましも素直に受け取れず、自暴自棄になりかけた時期もありましたが、家族の支えもあってなんとかつらいリハビリを乗り越え、最後の引退試合に5分だけ出場することができました。
このつらい経験を忘れず、貴社でも頑張ります。
企業が知りたいのは「感情」ではなく「行動」
企業が知りたいのは「どれだけつらかったか」ではなく、その逆境のなかで「どう動いたか」です。
自身の感情に関する描写は最低限にとどめ、立ち上がるまでの過程を掘り下げましょう。
私の最大の挫折は、大学のサッカー部で全治1年の大怪我を負い、選手としての目標を絶たれたことです。
一時は落ち込みましたが、チームの目標達成のために「ピッチ外からできる貢献は何か」を考え、戦術分析と対戦相手のスカウティング役を自ら買って出ました。
過去の試合映像を100試合以上分析し、相手チームの弱点や傾向をデータ化して監督とメンバーに共有しました。
また、自身の過酷なリハビリ経験を活かし、怪我をした後輩のメンタルケアやフィジカル強化のサポートもおこないました。
結果として、チームはリーグ昇格を果たし、私自身もリハビリを乗り越え、最後の引退試合に5分だけ出場することができました。この経験から、置かれた状況で最善を尽くし、組織に貢献する力を身につけました。
②解決策が「気合と根性」だけになっている
私の挫折経験は、大学のテニス部でレギュラーになれなかったことです。
2年生の秋の大会で、後輩にポジションを奪われてしまい、非常に悔しい思いをしました。このままではいけないと思い、私は誰よりも努力をすることを決意しました。
それまでは1日2時間だった自主練習の時間を4時間に増やし、休みの日は朝から晩まで壁打ちをしました。
また、ランニングの距離も2倍にし、絶対に負けないという強い気持ちで毎日ラケットを振り続けました。
その結果、努力が実を結び、3年生の春には再びレギュラーの座を奪還することができました。
この圧倒的な体力と根性を活かして、貴社の営業職でも泥臭く数字を追っていきたいです。
論理的に思考したプロセスを語ろう
「時間や距離を倍にする」といったアプローチは、生産性や効率化の視点に欠けていると判断される可能性が高いです。
「なぜレギュラーから落ちたのか、改善のためにはどんな施策を打てば良いのか」をしっかり思考したプロセスを盛り込むようにしましょう。
私の挫折経験は、大学のテニス部で後輩にレギュラーを奪われたことです。
悔しさをバネに自身の敗因を分析した結果、相手のパワープレーに対するレシーブの精度と、長期戦におけるフットワークの低下が課題であると気づきました。
そこで、やみくもに練習量を増やすのではなく、練習メニューの抜本的な見直しをおこないました。
具体的には、大学の強豪選手の試合動画を分析して予測のステップを研究し、さらに専門のトレーナーに相談して、下半身の持久力向上に特化した筋力トレーニングを取り入れました。
課題を明確にし、効率的にアプローチした結果、半年後にはレギュラーに復帰できました。貴社でも、気合だけでなく、課題を分析して最適解を導き出す姿勢で業務に取り組みます。
③他責思考が前面に出ている
大学の吹奏楽部で、全国大会出場の目標を逃したことが挫折経験です。
私はパートリーダーとして、コンクールに向けて熱心に指導をおこなっていましたが、一部の部員が練習に遅刻したり、自主練習をサボったりとモチベーションが低く、全体の士気が上がらない状態が続いていました。
また、顧問の先生も古い指導方針に固執しており、私の提案する新しい練習メニューをなかなか採用してくれませんでした。
環境に恵まれないなかで、私はなんとか自分のパートだけでも完璧にしようと一人で必死に練習しましたが、結果的に本番ではチーム全体の調和が乱れ、予選敗退となりました。
この悔しさを活かし、貴社では意識の高い環境で成果を出したいです。
自分にできることを模索した経験が刺さる
失敗の原因を自分以外の環境のせいにするのは避けましょう。企業に入社後も「自身の失敗を他人のせいにするのでは」という印象につながりかねません。
たとえ、環境が悪かったとしても、そんななかで自分にできることを模索し行動に移した経験を伝えるようにしてくださいね。
大学の吹奏楽部で、全国大会出場を逃したことが挫折経験です。
私はパートリーダーとして技術向上を急ぐあまり、厳しい要求ばかりを突きつけてしまい、結果として部員のモチベーション低下とチームの分裂を招いてしまいました。
予選敗退という結果を受け、私は自身のリーダーシップのあり方を猛省しました。相手の立場や感情を理解しようとせず、自分の理想を押し付けていたことが原因だと気づきました。
その後は、部員一人ひとりと個別に面談を実施し、それぞれの課題や悩みに耳を傾けました。
そして、トップダウンの指導ではなく、共通の目標設定と段階的な練習メニューをともに作り上げるボトムアップの組織運営へと切り替えました。
この経験から、独りよがりではなく、対話を通じて周囲と信頼関係を築き、協調して目標に向かう重要性を学びました。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「立ち上がったプロセス」に焦点を当てて語ろう
キャリアアドバイザー
北浦 ひより
プロフィールをみる部活での挫折経験を語る際にありがちなのが、「怪我をしてこんなにつらかった」「レギュラーに上がれず悔しかった」といった感情ばかりを語ってしまっているもの。しかし、企業側が知りたいと思っているのは挫折そのものではなく、そこから立ち上がったプロセスです。
企業に入社後も失敗や苦労というのは必ず存在します。だからこそ、企業は挫折経験から、そういった場面に直面した際に学生がどのような行動を起こすのかを測ろうとしています。
そこで重要なのが、論理的な施策で挫折を乗り越えた経験に焦点を当てて語ること。気合や根性ではなく、入社後も活かせる再現性の高い施策で解決した学生に対して、企業は「入社後も困難を適切な施策で乗り越えてくれそう」という印象を抱きますよ。