目次
- 「過去の印象的なエピソード」の答え方を解説!
- 題材別! 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文①ケガからの再起】27卒 専修大学 教育業界
- 【内定者例文②部活の立ち上げ】25卒 名古屋学芸大学 建設業界
- 【内定者例文③海外でのサバイバル】27卒 駒澤大学 コンサル業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①ただの観客として感動した話を書く
- ②「まぐれ」や「運」で乗り切った体験を語る
- ③「印象的=奇抜」と勘違いしている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
就活で「過去の印象的なエピソード」を聞かれた経験はないでしょうか。採用担当者がどのような意図を持って質問しているのか、どう答えれば高評価を得られるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、実際に内定を獲得した27卒学生らの例文を紹介。採用担当者の視点や高評価を得るコツについて詳しく解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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「過去の印象的なエピソード」の答え方を解説!
題材別! 内定者の例文3選|アドバイザー解説付き
【内定者例文①ケガからの再起】
27卒 専修大学 教育業界
私が過去に最も印象的だったエピソードは、高校時代に直面した大きなケガと、そこからの再起の経験です。
私は小学生から長年野球を続け、代表選手に選ばれるなど主力として活動していました。しかし高校入学後、深刻な投球障害と腰のケガという大きな挫折に直面し、長期間プレーができない状況に陥りました。
最初は絶望しましたが、「今、自分にできることから始める」という姿勢に切り替え、リハビリから一歩ずつ努力を重ねました。
また、選手として復帰できない期間はマネージャーや応援団長としてチームを裏から支える役割を担いました。
その結果、最終的には選手としての復帰を果たし、応援団長としても数十名の部員全員が一体となった応援体制を築くことに成功しました。
この経験を通じて、私は「予期せぬ困難にも逃げずに向き合う力」と「状況に応じて役割を変え、組織に貢献する対応力」を学びました。
貴社においても、困難な壁に直面した際は粘り強く取り組み、チームに柔軟に貢献できる人材として成長してまいります。
キャリアアドバイザーが読み解く!挫折から立ち上がった経験は評価されやすい!
印象的なエピソードとして、自身の挫折から立ち上がった経験を語るのは非常に有効な戦略です。企業に入社した後は、必ず一つや二つ困難に直面することがあります。だからこそ、そういった困難に立ち向かい克服した経験を語る学生に、採用担当者は好印象を抱きます。
この例文であれば、怪我という大きな挫折に直面したなかで、ただ腐るのではなく今自分にできることを模索し、地道なリハビリと応援団長として活躍した経験を語れていますよね。
このように、困難な状況のなかで自ら能動的に行動を起こし成果に結びつけた経験は、業界職種問わず評価されるので、積極的にアピールするようにしましょう。
就活で自身の挫折経験を効果的に伝える方法については、以下の記事を参考にしてください。
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【内定者例文②部活の立ち上げ】
25卒 名古屋学芸大学 建設業界
私の印象的なエピソードは、高校時代に転校先の学校で、自らゼロから部活動を立ち上げた経験です。
私は高校3年の夏に転校を経験し、それまで打ち込んでいた演劇部がない環境に身を置くことになりました。
どうしてもその活動を継続したいという思いから、転校先でできた友人に声をかけ、冬に公演をおこなうことを目標に、8名で新たな部を創設しました。
創部にあたっては、友人や教師と交渉して部員を集めただけでなく、基礎練習のためのマニュアルを自ら作成し、メンバーに指導をおこないました。
限られた時間のなかで計画を立てて行動し続けた結果、創部からわずか数カ月後の文化祭で複数回の公演を成功させ、多くの好評を得ることができました。
この経験から、環境がないなら自ら創り出すという「行動力」と、仲間を巻き込んで目標を達成する「継続力」の大切さを学びました。
貴社においても、現状に満足せず新しい試みに挑戦し、周囲と協力しながら事業の成長に貢献していきたいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!チャレンジの裏にある論理的なアプローチを語ろう
転校先というアウェイな環境でも決してひるまず、ゼロから自分のやりたいことを実現させた経験が光ります。
また自分の目標の実現に向けて、ただ闇雲に動くのではなく「友人や教師への交渉」「基礎マニュアルの作成」といった論理的なアプローチをともなっている点も高評価です。
企業が評価するのは「行き当たりばったりで行動する人」ではなく、「論理的な仮説と行動を元にチャレンジする人」です。
そのため、なにかをゼロから生み出した経験を語るのであれば、そういった論理的なプロセスに焦点を当てて語れると、評価されやすいでしょう。
【内定者例文③海外でのサバイバル】
27卒 駒澤大学 コンサル業界
私の印象的だったエピソードは、海外での生活において、職を失うピンチから自力で再就職を果たした経験です。
私は海外生活において、積極的に異文化に飛び込み、現地のカフェやレストランで接客スキルを磨いていました。
しかし、冬の閑散期に入ったことでシフトを削られ、実質的にすべての職を失い、再就職活動を余儀なくされるという壁に直面しました。
最初は語学力の壁もあり、思うようにアピールができず苦労しました。
しかし、落ち込んでいる暇はないと考え、履歴書を数十件の店舗に直接配り歩き、拙い言葉でも熱意を持ってコミュニケーションを図り続けました。その結果、新たな職を勝ち取ることができました。
この経験を通じて、どれほどアウェイな環境や困難に直面しても、足を止めずに泥臭く挑戦し続けることの重要性を強く学びました。
貴社に入社後も、想定外の事態に直面した際には決して諦めず、自らアクションを起こして打開策を見つけ出す粘り強さを発揮します。
キャリアアドバイザーが読み解く!慣れない環境で成果を出した経験が光る!
この例文は、言語も文化も日本とは違う過酷な環境で、泥臭く行動して成果に結び付けた経験が素晴らしいです。
企業に入社後は、これまでの学生生活とはまったく違う環境で一からスキルを身につけたり、成果を挙げることが求められます。
だからこそ、慣れ親しんだ環境ではないアウェイな環境で困難を乗り越えた経験は、就活において非常に評価されやすいです。
「異文化を学びました」「語学力が上がりました」といったありきたりな内容ではなく、そこから一歩踏み込んで「どう環境に適応したか」を語れると採用担当者に刺さりやすくなりますよ。
留学経験を魅力的に選考で伝える方法については、以下の記事で詳しく掘り下げて解説しています。
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NG例文|アドバイザー添削付き
①ただの観客として感動した話を書く
私が最も印象的だったエピソードは、大学時代に見たプロスポーツの決勝戦です。
私は昔からそのスポーツのファンで、ずっとスタジアムで観戦したいと思っていました。念願かなってチケットを手に入れ、実際に現地で観戦したときの会場の熱気と一体感は今でも忘れられません。
特に、劣勢だった地元チームが、最終ピリオドで劇的な逆転勝利を収めた瞬間には、思わず涙が出ました。選手たちが最後まで諦めずにボールを追う姿を見て、私自身も何事にも諦めずに取り組むことの大切さを学びました。
貴社に入社してからも、このとき選手たちからもらった感動と勇気を胸に、どんなに困難な仕事であっても最後まで諦めずに取り組んでいきたいと考えています。
主体的な行動を示せると◎
「スポーツを見て心動かされた」といったエピソードは、決して悪くはないのですが、場合によっては当事者意識に欠ける印象につながるケースも。
「観客として感動した」という体験を語るのであれば、そこからなにか影響を受けて自ら主体的に行動を起こしたエピソードを語れると、より採用担当者に評価される内容になるでしょう。
私が最も印象的だったエピソードは、スポーツ観戦での感動をきっかけに、自ら地域のスポーツボランティアの運営に参画した経験です。
プロの試合を観戦した際、選手だけでなく、裏方として大会を支えるスタッフの姿に強く感銘を受けました。
そこで私は「見る側」から「支える側」になりたいと考え、地域のスポーツ大会の運営ボランティアに応募しました。
最初は右も左もわかりませんでしたが、来場者の動線整理やトラブル対応など、周囲の状況を見て自分にできる仕事を見つけ、積極的に動きました。
この経験から、一つのプロジェクトを成功させるには、目立つ役割だけでなく、裏方としての細やかな気配りと行動力が不可欠であると学びました。
貴社においても、チームの目標達成のために、見えない部分でも泥臭く貢献できる人材として尽力します。
②「まぐれ」や「運」で乗り切った体験を語る
私が最も印象的だったエピソードは、初めての一人旅で財布を落としたときの経験です。
旅行先で気付いたときには財布がなく、スマートフォンも充電切れ間近で、見知らぬ土地で本当に途方に暮れてしまいました。
パニックになりながら駅前で座り込んでいると、偶然通りかかった地元の人が事情を察して声をかけてくれました。
その方は私を交番まで案内してくれただけでなく、帰りの交通費まで貸してくださいました。後日、無事にお金を返しにお礼に伺い、その人とは今でも交流があります。
この経験から、人の温かさと助け合いの精神の素晴らしさを深く学びました。
貴社に入社後も、この感謝の気持ちを忘れず、周囲の人たちに優しく接し、温かい人間関係を築いていきたいです。
論理的思考力が伝わる内容にしよう!
たしかに印象的なエピソードではありますが、解決の方法が「たまたま通りかかった親切な人」では完全に運によるものなので、ビジネスでの再現性に欠けますよね。
就活で語るのであれば、「自分がどう思考し、どう動いて解決したか」という論理的思考力の高さを示せるようなエピソードを選べると良いでしょう。
私が最も印象的だったエピソードは、初めての一人旅で財布を紛失した際、冷静に状況を分析し、自力で帰宅ルートを確保した経験です。
見知らぬ土地で所持金がないことに気づいた際、一瞬パニックになりました。
しかし、「今あるリソースでどう解決するか」へと思考を切り替えました。まず、スマートフォンの残り少ない充電を利用して最寄りの交番と自身の口座状況を確認し、キャッシュレス決済で交通機関のチケットを手配できる手段を探しました。
結果的に、電子マネーと現地でのポイントサービスを駆使して、誰にも頼ることなく無事に帰宅することができました。
この経験から、不測の事態においても感情的にならず、現状を冷静に把握し、持っている手札で最適解を導き出す危機対応能力を学びました。
貴社での業務におけるトラブル時にも、この冷静な対処力を活かします。
③「印象的=奇抜」と勘違いしている
私の印象的なエピソードは、「言葉を一切発さずに、ファミレスで注文を成功させる」という独自の実験をおこなったことです。
私は非言語コミュニケーションの限界に挑むため、毎日同じファミレスに通い、ジェスチャーと目線だけでハンバーグ定食を頼み続けました。
最初は店員さんに不審な顔をされましたが、通い詰めるうちに私の意図を汲み取ってくれるようになり、20日目にはついに無言でハンバーグが運ばれてきました。
この経験で、「言葉の壁を越えて相手に思いを伝える情熱」を学びました。
無理に奇抜なエピソードを選ぶ必要はない
「印象的」という言葉に引っ張られて、無理に奇抜すぎるエピソードを話すのは危険です。エピソードの内容によっては「常識がない」「TPOをわきまえられない」といった印象につながるリスクも秘めています。
一般的な内容であっても、あなたの価値観や行動の指針が見える内容であれば十分採用担当者には評価してもらえます。力を入れるポイントを見誤らないようにしてください。
私が最も印象的だったエピソードは、大学のサークル活動において、新入生歓迎会の企画責任者として、参加者の定着率を前年比1.5倍に向上させた経験です。
当初、新入生同士のコミュニケーションが希薄で、イベントごとの離脱率が高いことが課題でした。
そこで私は、単なる飲み会ではなく、共通の目的を持って取り組める「チーム対抗の謎解きゲーム」を企画しました。
企画段階では、内向的な学生でも発言しやすいよう、ゲームの難易度やチーム編成に細心の注意を払いました。当日は自らファシリテーターとして各チームを回り、会話のきっかけ作りをサポートしました。
この経験から、組織の課題を分析し、周囲の特性を理解したうえで適切な環境を設計する「巻き込み力」を学びました。
貴社においても、現状の課題を的確にとらえ、周囲と協調しながら解決に導く力を発揮します。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自分の価値観や人柄を示せるエピソードを語ろう
キャリアアドバイザー
川﨑 瑛久
プロフィールをみる企業は「過去の印象的なエピソード」から、「学生の価値観や強み」を測ろうと考えています。
たとえば、怪我から再起したエピソードを語る学生からは、「困難にもくじけない不屈さ」を感じますよね。ゼロからサークルを立ち上げたエピソードを語る学生には「チャレンジ精神」を感じるでしょう。
このように、ただ楽しかった思い出話や驚いた経験を語るのではなく、自身がどのような価値観・強みを持っているのかを示せるエピソードを選ぶことによって、自己PRの補強のような形でこの質問を活用することができますよ。