趣味がゲームはOK? 採用担当者の好印象を与えるコツを例文付きで解説

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目次

  1. 選考では趣味のゲームから得たことをアピールしよう
  2. 就活で「趣味はゲーム」と伝えること自体に問題はない
  3. 近年は企業が趣味のジャンル対して寛容になった
  4. プロゲーマーの登場でゲーム文化が社会に広く浸透した
  5. 採用担当者が趣味の質問をする意図を理解しよう
  6. アイスブレイクの一環として聞いている
  7. ストレス発散方法を知ろうとしている
  8. 物事に熱中できるかを把握したい
  9. 応募者の人柄や興味関心を知りたい
  10. 履歴書の趣味欄にゲームを記載する際の3つの注意点と対策
  11. ①役員世代からの評価が下がりやすいケースもある
  12. ②「コミュニケーション能力がない」という偏見を持たれやすい
  13. ③仕事とプライベートの切り替えができないと思われやすい
  14. 採用担当者の目に止まる! 趣味がゲームの履歴書・ESの書き方を伝授
  15. ①結論から書く
  16. ②好きなゲームのジャンルを記載するなど具体性を持たせる
  17. ③なぜゲームが趣味なのかを明確に伝える
  18. ④具体的なエピソードを添える
  19. 趣味のゲームで採用担当者に好印象を与えるための3つのポイント
  20. ゲームで成長した点を伝える
  21. ゲームを通じて体験できた素晴らしい体験を伝える
  22. ゲームによって芽生えた問題意識を伝える
  23. 趣味のゲームについて面接で聞かれた際の答え方の例文3選
  24. 例文①成長した点を伝える
  25. 例文②現実で役立った経験を伝える
  26. 例文③芽生えた問題意識を伝える
  27. 「ゲームが趣味」と伝えるのを避けた方が良い企業の特徴
  28. 年功序列で古くからの伝統を重んじる企業
  29. 積極的で活発な学生をとくに求めている企業
  30. 趣味のゲームが有利に働く業界・職種もある
  31. ゲーム以外のおすすめの趣味5選
  32. ①読書
  33. ②音楽鑑賞
  34. ③ランニング
  35. ④旅行
  36. ⑤カメラ
  37. こんな回答は注意! 面接でのNG例
  38. ゲーム以外の趣味で嘘をつく
  39. 好きなジャンルで「暴力系のゲーム」を挙げる
  40. ゲームを趣味としてアピールしたい学生からよくある質問に回答!
  41. 趣味のゲームは伝え方次第で好印象を与えられる!

選考では趣味のゲームから得たことをアピールしよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。選考を控えた就活生から

「面接や書類選考で趣味はゲームと答えて良いのでしょうか?」
「採用担当者に好印象を与える趣味の答え方はありますか?」

という声が寄せられています。面接や書類選考で趣味を聞かれて、ゲームと答えてマイナスな印象を抱かれないかを迷う学生も多いのではないでしょうか。

ゲームは娯楽性が強くアピールにならないと思われがちですが、伝え方次第で好印象を与えられます。その一方で、うまくアピールできないと「内向的な学生なのかもしれない」「自社では活躍できなさそう」などと判断されてしまいかねません。

ここでは、ゲームを趣味としてアピールする場合はどうしたら好印象を与えられるのかを解説します。趣味がゲームの就活生は自分に当てはめながら読み進めてくださいね。

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就活で「趣味はゲーム」と伝えること自体に問題はない

就活で趣味はゲームだと主張していいのか悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。TPOに合っていない発言と捉えられ、マイナスな評価がつくことを危惧している学生もいますよね。しかし就活で「趣味はゲーム」と伝えること自体に問題はありません。

確かに就活において趣味と伝えやすいテーマであるスポーツや読書に比べて、ゲームは娯楽性が強い印象に受け取られることもありますが、きちんと明確な理由をもってゲームを趣味と伝えることができれば評価は下がりにくいでしょう。

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近年は企業が趣味のジャンル対して寛容になった

もちろん企業の社風によって差異は今でもありますが、一昔前まではゲームをはじめとする娯楽性が高い趣味は「勉強や仕事の妨げになる」というネガティブな印象に紐づいてしまうケースもありました。しかし、近年は個人の多様性を重視する風潮により企業が趣味に対しても寛容になっている背景もあり、趣味としてゲームも広く受け入れられています

事実、株式会社アスマークの趣味に関するアンケート調査によると、2021年の男性の趣味ランキング1位はゲームでした。コロナ禍による外出自粛と昨今のゲームブームがランクアップの主な要因ですね。

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キャリアアドバイザー

採用担当者の中にも趣味がゲームの人もいます。無理に取り繕った趣味を伝えるより、正直に「趣味はゲーム」と回答した方が印象が良くなるケースもありますよ。

プロゲーマーの登場でゲーム文化が社会に広く浸透した

プロゲーマーの登場でゲーム文化が社会に広く浸透したことも大きな要因でしょう。最近はゲームをプレイすることで収入源につながるケースもある時代です。

たとえば、eスポーツがオリンピックの正式種目に追加されたことがニューストピックになったり、動画サイトで広告収入を得られるようになったりしています。

このような背景もあって採用の場でも「ゲームをプレイする=娯楽としての側面が強い」という認識が変わり始めている傾向があることを覚えておきましょう

採用担当者が趣味の質問をする意図を理解しよう

採用担当者が趣味の質問をする意図を理解しよう

そもそも選考において趣味を聞く意図はどこにあるのでしょうか。趣味をアピールにつなげたいなら、企業側が質問する意図も押さえておきましょう。

アイスブレイクの一環として聞いている

  • アイスブレイク:初対面の緊張感をやわらげて、打ち解けるきっかけを作る手法

採用担当者が趣味の質問をする意図は、アイスブレイクの一環として聞いているためです。面接ではいきなり本題に入ると就活生が緊張してしまい、本来の人柄について知ることができません。

趣味の話題は雑談として最適です。学校生活でも普段話すのが苦手な人が趣味の話になると、急に饒舌になる場合もありますよね。アイスブレイクにより緊張が解けたり、上手く話せるようになったりするため、面接では趣味の話題を取り入れています

ストレス発散方法を知ろうとしている

どんな仕事でも多少のストレスは付き物です。そこで採用担当者は学生が自分に合ったストレス発散方法を持っているかを知ろうとしています。

ストレスを溜めてしまうと心身に悪影響が出たり、仕事のプレッシャーに耐えきれなかったりして短期離職してしまう可能性があります

下記のようにジャンルによって得られる快感が違うのもゲームの魅力ですね。ゲームは日頃のストレスの発散になりやすい傾向があります。

ストレス発散につながるゲームジャンルの例
  • FPS/アクション:敵を倒す爽快感
  • RPG:目標に到達した達成感
  • 戦略系:他のプレイヤーと協力して戦略を遂行する一体感

物事に熱中できるかを把握したい

仕事に対してモチベーションが高い社員の方が、モチベーションの低い社員より成果を出してくれそうですよね。

たとえば、ゲームと同等のモチベーションで仕事に取り組めるようになったら、効率良く業務を覚えるために情報収集をしたり、対策を練ったりできるかもしれません。

夢中になるものへのベクトルを仕事に向けられる可能性があるので、採用担当者は趣味に関する質問を通して、学生がひとつの物事に対して熱中できるかを把握したいと考えています

「熱中していること」の質問についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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応募者の人柄や興味関心を知りたい

基本的に自己PRや志望動機で学生は自分を良く見せるために試行錯誤を重ねてきますが、趣味の内容はあまり重要視されていない傾向があり、企業にとっても学生の素の一面が見れる機会です

趣味から学生の性格を完全に把握することは難しいかもしれませんが、たとえば「趣味の話題で学生の趣味嗜好の一面を捉え、配属先のメンバーとの相性を連想する」というようなケースもあるかもしれません。

企業は応募者の興味関心のアンテナを趣味に関する質問から知りたいと考えています。

時には「興味があることは? 」と聞かれることもあるでしょう。こちらの記事で回答の仕方を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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履歴書の趣味欄にゲームを記載する際の3つの注意点と対策

趣味欄にゲームを記載する際の3つの注意点と対策

ゲームを趣味だと思っている人は多いですが、面接の場では隠している人が多いのも事実です。趣味が原因で第一志望の企業から採用を見送られるくらいなら、趣味を隠した方が良いと考える学生もいるかもしれません。

そこでここでは、履歴書の趣味欄にゲームを記載する際の注意点と対策を把握しておきましょう。

①役員世代からの評価が下がりやすいケースもある

役員世代からの評価が下がりやすいケースもあるかもしれません。なぜなら、年の離れた面接官の場合「ゲームは遊び」という認識が根付いてしまっているケースも考えられるためです

役員世代の人の中には仕事一筋で出世した人もいます。ゲームへの価値観がアップデートされていなかったり、身近な環境にゲームを趣味とする人がいなかったりなどで趣味として理解を示してもらえない場合もあることは前提として押さえておきましょう。

対策:複数の趣味+ゲームによって身につく能力の事例を挙げる

趣味がゲームしかないと役員世代からは厳しい目で見られてしまうかもしれません。そこで複数の趣味+ゲームが役立つ興味深い事例を用意しておく対策がおすすめです。

複数の趣味の中にゲームを挙げれば、多趣味である印象の方が強くなります。加えて、ゲームによって身につく能力の事例を挙げるのも有効ですね。

  • 頭の中で物体や空間を把握し、思い描く力が身につく
  • 敵からの攻撃に気が付くための注意力や迅速な情報処理能力が身につく
  • ゲーム内のミッションをクリアするための過程で課題解決能力が身につく

②「コミュニケーション能力がない」という偏見を持たれやすい

場合によってはゲームを趣味に挙げることで、コミュニケーション能力の不足を連想されてしまう場合があります。

なぜなら、誇張されたメディアの報道により、ゲーム好き=対人コミュニケーションが苦手という印象が根付いている場合もあるためです。

大半の採用担当者は趣味で決めつけることはありませんが、自信がなさそうに話したり、リーダー経験がなかったりするとコミュニケーション能力がないというイメージがついてしまうかもしれません

対策:明るい表情でハキハキ話す+積極的な行動をアピールする

コミュニケーション能力がないと判断されると、「同僚とうまくやっていけなそう……」と採用を見送られてしまうかもしれません。

面接では明るい表情でハキハキ話しましょう。また積極的な行動をアピールして印象をリカバリーするのも手です。積極的な行動の例としては以下のような課外活動のアピールがおすすめですよ。

  • 被災地への災害ボランティア
  • 企業の長期インターン
  • 海外留学
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課外活動は主体的に情報収集したり、周りとコミュニケーションを取らないといけません。そのため、消極的なイメージを払拭できる可能性が上がりますよ!

③仕事とプライベートの切り替えができないと思われやすい

ゲームを趣味に挙げると、仕事とプライベートの切り替えができないかもしれないと思われやすい側面もあります。

ゲームに馴染みのない面接官の場合、徹夜でゲームしてしまったり、ソーシャルゲームに過度な課金をしてプレイしたりというイメージを持っているケースも考えられます。

前述した通り、採用担当者は趣味を聞く意図には「物事に対して熱中できるか」がありますが、新卒社員を採用する一番の目的は将来的に業績へ貢献してもらうことです。そのため、勤務時間内に集中力散漫になったり、業務に支障が出る趣味だと判断されないように気をつけましょう

対策:時間を決めてプレイするなど自己管理できることを伝える

対策としては自己管理できることを具体的に伝えましょう。業務やライフスタイルに影響が出ない範囲での趣味であれば、企業側の懸念点になることはないでしょう

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就活生A

私はゲームをプレイする時間帯を決めています。

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就活生B

私は最低限のルールとしてテスト期間中はゲームを禁止していました。

ゲームが生活の中心になっていないことがわかれば、採用担当者も安心して内定を出せますね。

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採用担当者の目に止まる! 趣味がゲームの履歴書・ESの書き方を伝授

趣味がゲームの履歴書・ESの書き方のポイント

趣味を聞く企業の意図や履歴書の趣味欄にゲームを記載する際の注意点と対策について理解できたと思います。とはいえ、実際にどのように履歴書・エントリーシート(ES)を書けば、採用担当者の印象に残るのかわかりませんよね。

ここでは、趣味がゲームの履歴書・ESの書き方のポイントを4つを伝授します。採用担当者の目に止まりやすくなるので、実践してみましょう。

ESの趣味欄の書き方について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてください。

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ESで面接官の印象に残る「趣味・特技」の書き方|見つけ方も解説

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趣味の自己PRは系統別に対策しよう|アピール方法を例文付きで解説

①結論から書く

履歴書やESを書く際は結論から書きましょう。なぜなら、倍率が高い企業の場合は採用担当者1人で多くの枚数のエントリーシートをチェックするためです。

たとえば、一文が長かったり、理由から説明されたりしているエントリーシートはそもそも読まれないかもしれません。また、趣味欄が特技とセットの場合はより簡潔にまとめる必要がありますね。

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キャリアアドバイザー

実際、結論から書いた方が印象に残りやすくなります。そのため、結論から記載して、そのあとに補足情報を付け足してみてくださいね。

②好きなゲームのジャンルを記載するなど具体性を持たせる

「趣味はゲーム」と結論を述べるだけでは他の就活生と差別化が図れません。そこで採用担当者の印象に残るためには、補足情報に具体性を持たせましょう。

具体性を持たせる例として、好きなゲームのジャンルやゲームタイトルを書いてみてください。あなたの好みや熱中する内容について採用担当者がイメージを持ちやすくなります

補足情報に具体性を持たせ、あなたの素に近い人柄を理解してもらえる履歴書・ESを作成しましょう。

③なぜゲームが趣味なのかを明確に伝える

なぜゲームが趣味なのかを明確に伝えることも履歴書・ESでは大切なポイントです。なぜなら、趣味である理由を明確にすれば、ゲームの付き合い方や得意な業務を予想できる場合があるためです

趣味である理由と採用担当者の評価
  • ストレスの発散になる:仕事で嫌なことがあっても切り替えられる
  • クリアまでの過程が楽しい:PDCAサイクルを回せる
  • ゲームからさまざまなことを知ることができる:興味の関心の幅が広く、多種多様な案件を任せられる

上記のような理由を書く際は採用担当者の評価も気にしてみましょう。

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キャリアアドバイザー

しかし、履歴書やESの趣味の欄が小さい場合は無理に理由まで書く必要はありません。結論と補足情報がメインなので、理由は面接で聞かれた場合に答えてくださいね。

④具体的なエピソードを添える

履歴書やESの趣味の欄が大きい場合は具体的なエピソードを添えましょう。あなたの体験した話をイメージしやすくなります。

具体的なエピソードを添える際のポイントは、趣味のゲームによって得られた成果を記載することです

たとえば、「オンライン対戦で外国人と交流した結果、語学力がアップした」などがわかりやすいですね。履歴書やESの趣味の欄に余裕がある場合は具体的なエピソードで魅力を伝えましょう。

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趣味のゲームで採用担当者に好印象を与えるための3つのポイント

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就活生

ESの書き方のポイントはわかったけど、趣味のゲームでアピールできるんでしょうか。

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キャリアアドバイザー

できますよ。ゲームをプレイしたことで得られた経験をアピールしましょう。

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就活生

そうなんですね! ゲームの攻略法っていろんなことに応用できると思うんですけど、これもアピールにできますか?

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キャリアアドバイザー

はい! ゲームから得た経験やスキルの再現性をアピールできれば、選考突破に近づけるはずです。

採用担当者に好印象を与えるためにはゲームから得られた経験をアピールできるかが鍵を握ります。

ここでは、趣味のゲームで採用担当者の心をつかむためのポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ゲームで成長した点を伝える

趣味のゲームで採用担当者に好印象を与えるには、ゲームで成長した点を伝えましょう。なぜなら、ゲームの攻略の話は「問題解決能力がある」と判断されやすいためです

話の流れとしては以下の通りです。

  • ゲームで直面したクリアできないステージ(課題)
  • クリアするために足りない点を洗い出す・練習する(工夫した点)
  • 得られた成果(成功体験)
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ゲームから得られる経験も十分なアピール材料になります。ほかの学生がサークル活動やボランティア活動を話す中で差別化を図れるかもしれませんよ!

ゲームを通じて体験できた素晴らしい体験を伝える

ゲームには複数人と協力するゲームがあったり、1対1で対戦するゲームがあったりとさまざまな種類がありますよね。

そこでゲームを通じて体験できた素晴らしい体験を伝えましょう。対人でおこなう中でエピソードが生まれる可能性もありますね。

  • よく対戦でマッチする人と友人になった
  • オンライン対戦で外国人と交流した
  • ゲームのオフ会を計画した

上記のような経験の中にはオンラインだからこそ可能なものもありますよね。貴重な経験をうまくアピールできれば、採用担当者にユニークな人材だと思ってもらえる場合もありますよ

ゲームによって芽生えた問題意識を伝える

趣味のゲームで採用担当者に好印象を与えるために、ゲームによって芽生えた問題意識を伝えてみるのも手です。

たとえば、ゲームによっては現実の社会問題を想起させるような展開があったり、道徳心に訴えかけるようなセリフが存在していたりします。具体的なゲームのストーリーを抽象化して、現実問題に結びつけられることは仕事で潜在的なニーズを見つけるときに役立つ場合もあるでしょう。

娯楽性が強いゲームから現実の問題に目を向けられると、同じくゲームを趣味とするライバルとも一味違った印象を残すことができるかもしれません

趣味のゲームについて面接で聞かれた際の答え方の例文3選

ここでは実際に趣味のゲームについて、面接で聞かれた際の答え方の例文を紹介します。自分の経験に近い内容を参考にしてみてくださいね。

例文①成長した点を伝える

例文

私の趣味はゲームです。好きなジャンルはアクションゲームです。なぜなら、アクションゲームはクリアまでの過程で工夫するのが面白いためです。

たとえば、ゲームで倒せないボスがいた際は、まず攻撃パターンを覚えます。そして、攻略に足りない自分のスキルや苦手なプレイを洗い出して、反復を繰り返しています。

結果的に大抵の敵なら倒せるようになりました。戦略を立てたり、反復してコツを覚えたりするのが学業や事業で成果を出すのに似ているため、私はアクションゲームが好きです。

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戦略を立てる→反復するプレイスタイルは学業や事業に活かせますね。自己理解ができている印象があるため、会社でも自分に足りない部分は他部署や先輩を頼りながら、スキルアップしていけるかもしれません。

例文②現実で役立った経験を伝える

例文

私の趣味はゲームです。中でもMMORPGというジャンルが好きです。理由としては、国内外のプレイヤーと協力プレイをしたり、交流できたりするためです。

以前、私はイギリス人の方とオンラインで意気投合しました。何度も話す間に英語を教えてもらう代わりに、私が日本語を教えるギブ&テイクの関係性に発展しています。

このように現実世界でも役立つような魅力的な交流の時間が生まれるため、私はゲームの中でもMMORPGが一番好きです。

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コミュニケーション能力が光る例文ですね。趣味がゲームの学生の印象を見事にリカバリーしています。ゲームを学びにつなげる姿勢から、どんな状況でも仕事を獲得する優秀な人材になるビジョンが見えるかもしれません。

例文③芽生えた問題意識を伝える

例文

私の趣味はゲームです。好きなジャンルはノベルゲームです。一人称視点で小説よりもストーリーを追体験できる点に魅力を感じました。

以前プレイしたゲームに仮想世界での誤解が物語内の日常に影響を及ぼす場面がありました。仮想世界にも価値があり、私たちの住むリアルな世界と同等に扱われる状況はSNSでの炎上が想起させられました。

仮にもゲーム内の物語とはいえ、すべての言動には責任が伴うことをに改めて気づかされました。以後、現実世界でも発言する際は踏みとどまって相手の気持ちを再度考えたり、不特定多数に向ける場合にはしっかりとした情報ソースを調べてから発信するようにしています。

そのように問題意識が芽生えるようなストーリーがあるため、私はゲームの中でもノベルゲームが好きです。

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現実問題を想起させられただけで終わらずに、今後はどんなことに留意していくかまで考えています。得た経験を自分事化して活かす能力は、社会人として重宝されますね。

鴨川 未奈

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ゲームから身についたスキルは積極的にアピールしよう

これらの例文の他にも、ゲームから学んだスキルをアピールすることもおすすめです。たとえばゲームから「情報収集力が身についた」という人もいます。ゲームの世界は新商品やバージョンアップなど、目まぐるしく進化し続けています。そのため、常に最新の情報を得たいとの思いから、インターネットで調べたり、友人から情報を得たりと積極的に情報収集するのではないでしょうか。ある地方学生は、「首都圏へ足を運び、オフ会で仲間と情報交換してきたよ」と話し、情報収集力を感じさせました。

苦い経験を活かしたり、自然と身についたりしたスキルがあることも

また「計画的に物事を進める力が身についた」という人もいます。プレイする中で「最短でクリアするには」とゲーム自体で身につくこともありますが、時間管理を意識できるようになった人もいるのではないでしょうか。趣味がゲームの学生からよく聞かれるのは「ゲームに没頭するあまり、ほかのやるべきことを後回しにしてしまい痛い目にあった」との失敗談です。

この苦い経験から、あらかじめ時間を設定したり、テストが終わってから思いっきりプレイするなど、マイルールを作り計画的に物事を進めることができるようになった人が多くいます。ゲームから得られるスキルは、意外と無意識に備わっていることも多くありそうですよ。ぜひ選考で伝えられるスキルがないか考えてみてください。

「ゲームが趣味」と伝えるのを避けた方が良い企業の特徴

「ゲームが趣味」と答えるのを避けたほうが良い企業

「ゲームが趣味」と伝えることで企業が求める人物像とマッチしなくなるかもしれません。そのため、これから紹介する特徴の企業では「ゲームは趣味」と伝えるのを避けた方が良い可能性があります。

年功序列で古くからの伝統を重んじる企業

年功序列で古くからの伝統を重んじる企業では、「ゲームが趣味」と伝えるのを避けた方が無難でしょう。

なぜなら、採用担当につく役員の年齢層が高い傾向があるためです。もちろんすべての年配の役員がゲームに対してマイナスな印象があるわけではありませんが、古くからの価値観によりなかなかゲームを趣味として理解してもらえないケースがあることは押さえておきましょう。

古くからの伝統を重んじる企業が多い業界の例
  • 金融
  • インフラ
  • 電気・機械メーカー

そのため、年功序列で古くからの伝統を重んじる企業では「ゲームが趣味」と伝えるのはおすすめできません

積極的で活発な学生をとくに求めている企業

人によっては趣味がゲームの学生ヘのイメージはインドアであったり、消極的だったりすることがあります

飛び込み営業や厳しいノルマが課せられている場合、消極的な学生では業務への適性がないと判断されてしまう可能性もあるでしょう。特に新規開拓をおこなう営業部に配属されやすい企業は、対人関係を得意とする積極的で活発な学生を求めている傾向があります。

そのため、積極的で活発な学生をとくに求めている企業に入りたい場合は誤解されないように「ゲームが趣味」と伝えるのを避けた方が良いかもしれません。

趣味のゲームが有利に働く業界・職種もある

趣味がゲームだと不利になる企業の傾向がわかりましたね。一方、趣味のゲームが有利に働く業界・職種します。

たとえば下記の業界・職種の業務では趣味のゲームが役立つ場合が多いですよ。

ゲームが有利に働く可能性のある業界・職種
  • ゲーム業界
  • デザイナー職
  • エンジニア職

ゲーム業界では多くのゲームタイトルをプレイしていた方が職種問わず、引き出しが増えるため、仕事で有利になるかもしれません。

また、デザイナー職やエンジニア職は黙々と個人作業をこなす時間がほとんどです。趣味がゲームの場合は長時間集中できる人が多く、デスクワークに向いている傾向があります

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アピールポイントになるゲーム業界はもちろん、職種への適性が見抜ける可能性があるので趣味のゲームが有利になるかもしれません。

ゲーム業界に興味がある方は、こちらの記事を参考にしてみましょう。

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酒井 栞里

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ゲームと共通点のある業界の就活でも有利になる可能性がある

情報・通信業界も趣味のゲームが優遇される可能性が高いですよ。なぜなら情報・通信業はインターネットに付随したサービスを提供する点でゲームと似通っているからです。ゲームが好きな学生はネット環境に詳しかったり、常に最新のIT機器やアプリに興味を抱いたりと、業界が求める人物像とマッチングすることが多く、選考で高く評価される人もいます。

時代の変遷により、教育関連の企業もゲームが評価される可能性がある

ほかにも学習塾や学習教材を扱う教育関連の企業も、趣味のゲームが優遇される可能性があります。現在、学習教材にはゲームなどのe教材が多く取り入れられていることもあり、企業が扱う商品やサービスに適応しやすいイメージを持たれることが見受けられます。

また、直接子どもを支援する仕事の場合、選考時に「この人だったら、子どもと話が合いそうだな」と好意的に思われるケースもありますよ。

ゲーム以外のおすすめの趣味5選

ゲーム以外のおすすめの趣味5選

就活シーンにおける「趣味がゲーム」への受け取り方はさまざまです。幅広い業界を視野に入れて就職活動を進めたい学生は、趣味がゲームしかない場合、ほかの趣味も記載した方が良いかもしれません。

そこでここでは、ゲーム以外のおすすめの趣味を5つ紹介します。初心者の状態でも記載できるので、自分に合っていそうな趣味を試してみてくださいね。

①読書

読書は履歴書に記載されるもっともポピュラーな趣味のため、あえて避けている学生も多いのはないでしょうか。

しかし、読書は好きなジャンルなどであなたの知的好奇心が強そうなイメージにつながるというメリットがあります

  • 小説など純文学
  • 推理小説などミステリー
  • 自己啓発本などビジネス

また、好きな本が一緒なら最適なアイスブレイクになるかもしれません。そのため、好きなジャンルや作家の小説や実用書がある場合は趣味に書いてみるのも良いですね。

趣味を読書でアピールしたい学生はこちらも読んでみてください。

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②音楽鑑賞

音楽鑑賞も就活シーンで挙げるには適した趣味でしょう。

音楽鑑賞で企業が持つ印象の例
  • ストレスコントロールができる
  • 感受性が豊か
  • 行動力がある

音楽にはリラックス効果があるため、ストレスコントロールができる印象を抱いてもらえるかもしれません。また、歌詞は比喩表現や描写などを用いている場合が多いです。音楽を聞く人は相手の言いたいことを読み取る力に長けている傾向があります。

好きなアーティストのライブに行く人も多いので、バイタリティがあると考えてくれる可能性もあるのではないでしょうか。

趣味が音楽鑑賞の企業の印象について詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてください。

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③ランニング

ランニングはジャージとランニングシューズさえあれば始められる手軽な趣味です。始めたばかりの場合は今後の構想を語りましょう。

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就活生

現在は5キロのランニングですが、来年には〇〇ハーフマラソンに挑戦してみたいと思っています!

このように、次の目標を語れば、向上心の高さをアピールできるかもしれません。さらに企業によってはランニングをサークル活動でおこなっています。人間関係の構築にも役立つので、ランニングはおすすめの趣味ですね。

④旅行

旅行はアウトドアなイメージがつきやすく、好奇心旺盛で行動力があることもアピールできます。アルバイトでお金を貯めて長期休みに行ったことがない場所へ旅行に出かけてみるのもおすすめです。

旅行から読み取れる強み
  • 好奇心旺盛
  • 行動力
  • 計画性
  • コミュニケーション能力

自分で旅費を捻出したり、スケジュールを決めたりする計画性も感じ取ってもらえるかもしれません。また、一人旅で知らない人と交流したエピソードが話せると、コミュニケーション能力をアピールできますね。

旅行のアピール方法はこちらの記事からもヒントを得られますよ。

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⑤カメラ

カメラを趣味にすると言っても、いきなり高価な一眼レフカメラを購入する必要はありません。最近はスマホのカメラでも高画質な写真が撮れたり、ポートレート機能がついていたりします。レトロな加工が施せるアプリも登場しており、スマホでも十分楽しめます。

加えて、カメラは被写体を探して外に出る機会も多い印象なので、バイタリティがある印象に直結するかもしれません

アップロードした画像


キャリアアドバイザー

「入社後にお金を貯めて本格的なカメラを買いたい」などと伝えると、即席で用意した趣味でも、これからどんどんハマりたいという意欲に信憑性も出てきますね。

こんな回答は注意! 面接でのNG例

ゲームを趣味として挙げる場合、面接で注意した方が良い点があります。今まで良い評価を受けてきたのに、NGな回答で採用を見送られるケースもあるので、気をつけましょう。

ゲーム以外の趣味で嘘をつく

全く興味のない趣味は面接官から質問を深掘りされた際に嘘がバレてしまうため、嘘をつくのはやめましょう。ほかの趣味を併用して挙げるとしても、多少なりとも興味があることを趣味に選ぶべきです。

また深掘りに対応できず、いくら始めたばかりでもほとんど知識がないのはおかしいと感じ、嘘だと判定されてしまうかもしれません。

前述した通り、企業側は採用活動で一緒に働く人を探しています。面接という大切な場面で嘘をつく人を信用することはできないですよね。そのため、ほかの趣味がなかったとしても、ゲーム以外の趣味で嘘をつくのはやめておきましょう。

就活で嘘をつくリスクについて詳しく知りたい学生はこちらの記事も参考にしてください。

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好きなジャンルで「暴力系のゲーム」を挙げる

面接では好きなジャンルで「暴力系のゲーム」を挙げるのはやめておきましょう。趣味を語るにあたって、大前提として就活の選考の一環として人間性に懸念点を持たれるような要素は露呈させない方が無難です

暴力性の高いゲームはどんなに面白い内容の補足説明をしたり、素晴らしい成功体験を話したりしても、人間性に不安を持たれる可能性があります。

そのため、採用担当者がゲームのタイトルを調べた際に、「この人を採用して本当に大丈夫かな」と懸念を抱くようなゲームは避けた方が良いかもしれません。

加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

面接はあくまでも仕事ができる人かどうかを見定めている場

面接でゲームの話をする際には、相手が興味を持ってたずねているのか、それとも形式的な質問なのかを見極める必要があります。たまたま面接官もゲームが好きで話が盛り上がったという話もありますが、中には面接官が形式的に趣味を尋ねているだけなのに、自分本意で延々と話しすぎてしまう学生がいます。

好きなものはいくらでも話したくなるものですが、面接の場は仕事ができる人かどうかを見定めている場になります。そのためビジネス感が求められることから、娯楽のイメージが強いゲームの話は、相手の興味関心度を踏まえて話をするよう気をつけましょう。

グレーゾーンな話は避けたほうが無難

また、面接でゲームの動画配信について話した学生が、面接官から「それって違法じゃないですか?」と突っ込まれた話も聞いたことがあります。配信だけにかかわらずですが、ガイドラインをしっかり守ったうえでおこない、面接で聞かれたときはルールや法律を守ってゲームや配信をしていることを伝えられるようにすると良いでしょう。

ゲームを趣味としてアピールしたい学生からよくある質問に回答!

ゲームを趣味として伝えていいのか不安な学生や、趣味でゲームを伝える際の注意点を知りたい学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • ゲームを趣味として伝えても大丈夫ですか?

    昨今ではeスポーツが盛り上がりを見せるなど、ゲームは立派な競技として世界的に認知されるようになっているので、趣味として伝えても問題ありません。ただし、人によっては「遊んでばかり」「社交的ではない」というネガティブな印象を持たれることもまだまだあります。

    こうしたリスクを回避するために、「ゲーム」という単語だけではなく、問題解決能力や戦略的思考などゲームを通じて得られたポジティブな側面を伝えることができれば立派なアピールに繋げられるでしょう。

  • ゲームを趣味として伝える際の注意点を教えてください。

    ゲームを趣味として伝える際には、ただゲームの内容やおもしろさを話すのではなく、得られた知識やそれらを日常生活でもいかせたエピソードを説明することが重要です。またゲームを通じて成長したことや、芽生えた問題意識についてもあわせて伝えると良いでしょう。

    さらに、ゲームをあまりやらない人にもわかりやすい言葉や比喩表現を使うことが大切ですよ。

趣味のゲームは伝え方次第で好印象を与えられる!

「面接や書類選考で趣味はゲームと答えて良いのか?」と迷っている学生もいるかもしれませんが、伝えても問題ありません。伝え方次第では採用担当者に好印象を与えられます。

趣味のゲームから得たことをアピールするには、事前準備と伝え方の流れを把握しておくのが大切です。今回紹介した方法を参考にして、アピールできる内容を考えてみてください。

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