目次
- 自己PRで趣味を扱うなら3つの要点を理解したうえで強みを示そう!
- まずは確認! 自己PRで趣味をテーマにする際に理解しておくべき2つのこと
- 趣味を自己PRのテーマにするのは問題ない
- 自己PRか趣味・特技として回答するかで答え方は変わる
- ほかの題材と差別化できる! 自己PRで趣味をテーマにする3つのメリット
- ①強みだけでなく人柄もアピールできる
- ②一般的な自己PRよりも印象に残りやすい
- ③面接で次の話題につながりやすい
- 押さえておこう! 趣味を自己PRの題材にする際に考えられる2つのデメリット
- 「好きなことだから頑張れたのではないか」と思われる可能性がある
- 題材によってはスキルが伝わりにくい場合がある
- どのように工夫すれば良い? 自己PRで趣味を伝える際の3つのポイント
- ①現在も取り組んでいる趣味を選ぶ
- ②趣味に熱中する過程を伝えて人柄をアピールする
- ③好きであることだけでなく培った強みも示す
- 趣味によってアピールポイントが異なる! 4つの系統別に打ち出しやすい強みを解説
- 家で過ごす系:集中力や発想力
- 外を散策する系:情報収集力や発見力
- 身体を動かす系:忍耐力や課題解決力
- 仲間と過ごす系:協調性や計画性
- 系統別に紹介! 趣味の自己PR例文13選
- 家で過ごす系①料理
- 家で過ごす系②読書
- 家で過ごす系③映画鑑賞
- 家で過ごす系④音楽鑑賞
- 外を散策する系⑤カフェ巡り
- 外を散策する系⑥美術館巡り
- 外を散策する系⑦カメラ・写真撮影
- 身体を動かす系⑧フィットネス・ヨガ
- 身体を動かす系⑨トレーニング
- 身体を動かす系⑩スポーツ
- 仲間と過ごす系⑪キャンプ
- 仲間と過ごす系⑫旅行
- 仲間と過ごす系⑬イベント巡り
- 勘違いされる可能性もある? 自己PRでは避けておきたい3つの趣味
- ①ギャンブル関連
- ②宗教や思想にかかわるもの
- ③法に触れる危険性のあるもの
- 趣味の自己PRに関してよくある質問に回答!
- 趣味をテーマに自己PRしても良いですか?
- 趣味をテーマに自己PRをする際の注意点を教えてください。
- 自己PRでの趣味は人柄も伝わる万能テーマ! 系統別の強みを打ち出して印象に残そう
自己PRで趣味を扱うなら3つの要点を理解したうえで強みを示そう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から、
「自己PRで趣味をテーマにしても大丈夫でしょうか?」
「自己PRのテーマを趣味にした場合、どうやってアピールすれば良いのか知りたいです。」
といった質問や相談をよく受けます。
自己PRでは部活やゼミ活動、アルバイトなどをテーマにすることが多いイメージがあり、趣味をテーマにして良いのか不安な人もいるのではないでしょうか。また、趣味をテーマに自己PRを作成したいけれど、作成の仕方がよくわからない人もいるでしょう。
趣味の自己PRは趣味の系統ごとに打ち出すべきアピールポイントが変わります。この記事では、自己PRで趣味をテーマにする魅力やアピールする際の3つの要点を解説したうえで、趣味の系統別に自己PR例文を紹介していきます。
趣味の系統ごとにアピールしやすい強みも紹介するので、趣味をテーマに自己PRを作成しようとしている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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まずは確認! 自己PRで趣味をテーマにする際に理解しておくべき2つのこと


就活生

キャリア
アドバイザー
自己PRはそもそも自分の強みや魅力をアピールするものです。趣味を題材とする際にも、自分を最大限アピールできるテーマを選ぶのがベストですよ。
自己PRで趣味をテーマにしようと考えている人のなかには「趣味を題材にして良いのか」「どうアピールしたら良いのか」と不安な人もいるのではないでしょうか。
趣味をテーマにする際は、特に注意しておいたほうが良いことがいくつかあります。まず最初にそれらを理解することから始めましょう。
趣味を自己PRのテーマにするのは問題ない
一般的ではないといった理由から、趣味を自己PRのテーマとすることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。しかし、趣味を題材に選ぶこと自体は問題ありませんよ。
自己PRは応募者の持つ強みや魅力を伝えるためのものであるため、自分の魅力を最大限に伝えられるテーマが趣味だと感じるのであれば、自信を持って趣味を選択しましょう。

キャリア
アドバイザー
無理に部活やゼミ、アルバイトなど大学や社会での経験などに関連するものを取り入れる必要はありません。
自己PRか趣味・特技として回答するかで答え方は変わる
就活で趣味が取り上げられるパターンは、大きく以下の2つです。同じ趣味というテーマについて述べることは変わりませんが、シチュエーションによって答え方が変わることを認識しておきましょう。
たとえば自己PRのテーマとして趣味を取り上げる場合、企業が聞きたいのは学生のアピールポイントです。そのため、あなたのスキルや強みが伝わるような答え方をすべきでしょう。
一方で面接中に趣味・特技を聞かれたというシチュエーションである場合、学生の緊張を緩和させたり、応募者の人柄を深掘りしたりすることが目的である場合が多いです。そのため、アピールというよりは人柄が伝わるような答え方をすることが期待されます。
- 自己PRのテーマとして趣味を取り上げる場合:応募者のアピールポイントを知りたい
- 趣味・特技を聞かれたときに回答する場合:面接の緊張緩和、応募者の人柄を知りたい
この2つを混同してしまうと、企業が聞きたい意図とは異なる回答をしてしまう可能性もあるので、注意しておきましょう。

キャリア
アドバイザー
エントリーシート(ES)でも「趣味・特技」を書く欄があることがありますが、これは面接での話題作りや人柄や性格を知りたいといった企業の意図が強い可能性があります。
ESで趣味・特技を書く場合についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ESで面接官の印象に残る「趣味・特技」の書き方|見つけ方も解説
また、自己紹介で趣味を話す場面もあります。話し方や対策についてこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
自己紹介で面接官から好感を得る趣味の話し方|NGな趣味や例文あり
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「趣味」を聞かれる状況別回答例
状況によって答え方を使い分けよう
自己PRで趣味を取り上げる際と、趣味・特技を聞かれたときの答え方には異なる特徴があります。
上記で述べているように、自己PRの場合は、企業側は学生の強みや培ってきた力を知りたいという意図があり、趣味・特技の場合は、どんな人なのか、人柄や性格を知りたいと思っています。それぞれの場合の回答例を紹介するので、自己PRを考える際の参考にしてくださいね。
自己PRで趣味を取り上げる場合の回答例
私の強みは「粘り強さ」です。子どもの頃から走ることが好きで、中学時代からは父の影響でランニングに夢中になりました。最初は、短い距離を走ることから始めましたが、徐々に長距離ランニングに挑戦したくなり、3年前からはマラソンなどのイベントにも参加しています。
最初はつらいと感じていた長距離もコツコツとトレーニングを重ねることで克服し、今は自分の限界に挑戦しています。ときには膝や足首の痛みに悩まされることもありますが、それを乗り越えるたびに成長を感じ、達成感を得ています。最近はマラソン大会に積極的に参加し、ランニング仲間たちとともに走る喜びを味わうまでになりました。
ランニングを通して、自分が決めた目標に向けて粘り強く取り組む忍耐力を養えたと自負しております。
面接中に趣味を聞かれた場合の回答例
私の趣味は「絵を描くこと」です。これは私にとっての大切なストレス解消法でもあります。子どもの頃から絵を描くことが好きで、今でも続けています。
キャンバスと絵の具を使って、風景や抽象的なアートを描いています。昨年から自分で描いた絵をSNSに投稿しはじめたのですが、共通の趣味を持つ人とつながりを持つことができ仲間も増えました。
これからも、絵の描き方や新しいテクニックを学びながら、より表現力豊かな作品を生み出すことに挑戦していきたいと思っています。
ほかの題材と差別化できる! 自己PRで趣味をテーマにする3つのメリット


就活生
趣味を自己PRのテーマにしても良いのですね。少し安心しました。ちなみに、趣味をテーマにするとどんな良いことがあるのでしょうか?

キャリア
アドバイザー
不安が和らいだようで良かったです。趣味をテーマとした自己PRには、3つのメリットがあります。今から解説する内容を意識して自分の魅力をしっかり伝える準備をしていきましょう。
趣味をテーマとした自己PRを作成することに不安を感じることがあると思いますが、趣味だからこそほかの題材と差別化できる部分もあります。
ここでは趣味ならではの魅力を3つ解説するので、これらの魅力を意識しながら趣味をテーマにした自己PRを作成してみてくださいね。
①強みだけでなく人柄もアピールできる
趣味を伝えることで「どんなことに興味を持つ人なのか」「どのような人間性なのか」など、強みだけでなく人柄もアピールできます。
よく自己PRの題材になるものとしてゼミやアルバイトがありますが、ほかの学生と題材が被りやすいために、自分らしさをアピールしにくい場合もあるでしょう。
一方で趣味であればユーモアのある話ができたり自分らしさを押し出したりしやすいため、自分の人柄を伝えることができます。

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アドバイザー
もちろん、趣味を極めていく過程で培ったスキルもアピールできるので、強みと普段の人柄を同時に企業に伝えられるのは、趣味をテーマにする魅力の一つといえます。
②一般的な自己PRよりも印象に残りやすい
先に述べているように、自己PRでは一般的にゼミやサークル、アルバイトなどがテーマとして取り上げられやすいです。そのため、趣味をテーマにすることで面接官の印象に残りやすくなる可能性があります。
もちろん、自己PRの内容が最も大事であり、採用担当者も内容を中心に見ます。ただし、一般的に取り上げられるテーマよりも珍しいため印象に残りやすいことは事実です。それだけで大きな差別化につながるといえます。

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特に特徴的な趣味をテーマにすることでより強い印象を残すことができます。もし熱中している趣味のなかで周りに浸透していないものがあれば積極的に取り上げると良いでしょう。
③面接で次の話題につながりやすい
趣味の話は内容を深掘りしやすいため、自己PRを聞かれたとき以外にも話を広げることができ、自分をアピールする機会を増やすことにつながります。
自己PRはガクチカや志望動機など定型的な質問と一緒に聞かれるのが一般的です。これらに答えるだけでは伝えきれない魅力もありますが、趣味を通じて話が広がれば魅力を伝える機会も増えます。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!趣味の自己PRは表現の工夫が必要
趣味の自己PRは「好きであることが前提」という点に注意しよう
自己PRで趣味をテーマにする場合、「自分が好きなことである」ことが前提にあるため「好きなものでないと力を発揮できないのではないか」と思われてしまう可能性がある点に注意しましょう。ポイントとして、趣味で自己PRをする際は「好きなことだから力を発揮できました」「好きなことだから継続できました」という表現は避けるのがおすすめです。
たとえば、継続できた理由を伝えたいならば「決めた目標に対しては、やり遂げたいという思いがあるから」「仲間と日々の成長を感じられることが喜びだから」などのように、表現を工夫できると良いですね。
押さえておこう! 趣味を自己PRの題材にする際に考えられる2つのデメリット
前述のように、自己PRの題材を趣味にすることの魅力は多くあります。ただし、趣味を取り上げるからこそ不安に思われやすい点もあることには留意が必要です。
不安視されやすい部分を事前に把握し、面接官の懸念を払拭できるよう準備しておきましょう。ここからは、趣味を自己PRの題材にする際に考えられる2つのデメリットについて解説していきます。
あなたの魅力を十分に伝えていくためにも、一緒に確認していきましょう。
「好きなことだから頑張れたのではないか」と思われる可能性がある
自己PRの題材として趣味を取り上げることのデメリットとして、「好きだから頑張れたのでは」と思われやすいことがあります。
そもそも趣味は自分の好きなことや得意なことである場合が多いため、熱心に取り組めるのはある意味当然であるとも考えられます。
一方で、仕事は好きでないことや不得意なことにも取り組む必要があります。面接官としては、好きではない仕事でも同じように熱心に取り組んでくれるのか心配になってしまうのです。
そのため趣味をテーマにした自己PRを作る場合は、好きなこと以外でも力を発揮できそうだと感じてもらえるようなアピールをすることが大切です。

キャリア
アドバイザー
具体的にどのように工夫すれば良いのかについては「③好きであることだけでなく培った強みも示す」で解説していますよ。
題材によってはスキルが伝わりにくい場合がある
仕事に活かせるスキルがあるのかが伝わりにくい場合があることも、趣味を自己PRとする際のデメリットです。
たとえば、「陶芸が趣味で大学1年生から毎月一つ作品を制作しています。だから自分は継続力があります」というような内容であった場合、単なる趣味の活動をしているに過ぎない印象を受け、仕事に使えるようなスキルや経験であると感じにくいです。
そのため、趣味のなかでも「仕事としてのスキルにつながる経験ができた趣味」を選ぶことが大切ですよ。
どのように工夫すれば良い? 自己PRで趣味を伝える際の3つのポイント


キャリア
アドバイザー
趣味を自己PRのテーマにすることの魅力とデメリット、両方とも理解できましたか?

就活生
はい。ただ、どうすれば上手く伝えられるのかがよくわかりません……。

キャリア
アドバイザー
それでは、次は自己PRで趣味を述べるときの伝え方について確認していきましょう。
趣味を自己PRのテーマにしてアピールする際は、意識しておくべきポイントが3つあります。これらのポイントを押さえておくことで、より自信をもって自分の魅力をアピールすることができるので、ぜひ頭に入れておいてください。
①現在も取り組んでいる趣味を選ぶ
自己PRで取り上げる趣味を選定する際には、魅力を最大限伝えるために、なるべく今も継続して取り組んでいる趣味を選びましょう。
- 志望業界に関連しているもの
- 趣味を継続するなかで資格や検定を取得したもの
- 積み重ねた結果や今後の成長の余地を示しやすいもの
今はまったくやっていない趣味だと、熱量を持って話すことや課題に対してどのように乗り越えようとしているのかを示しづらくなってしまいます。
また、企業の採用担当者も「一度興味を持ってもすぐに辞めてしまうのではないか」と不安になってしまうこともあるでしょう。
②趣味に熱中する過程を伝えて人柄をアピールする
趣味をテーマとした自己PRを作成する際は、趣味に熱中した過程や経緯を述べることも大切です。特に「趣味になったきっかけ」や「どのように熱中していったか」を述べることで自分の人柄も伝えることができるでしょう。
企業側は自己PRを通して、物事に取り組む過程で身に付けた力や強み、取り組んでいるときの考え方など、その人の特徴を見極めようとします。その際に、趣味への自分なりの思いや熱量を伝えることができれば、説得力も高まりますよ。

キャリア
アドバイザー
どのようなときに魅力を感じたり熱量が上がるのかがわかると、成果を出しやすいパターンがわかります。企業側も「この人はこの部署で活躍できそうな人材だな」と採用理由を見出しやすくなるでしょう。
③好きであることだけでなく培った強みも示す
趣味は言い換えれば「好きで取り組んでいること」です。好きな趣味を語るだけでは自分の魅力を伝えることは難しいため、趣味に熱中するなかで培った強みを示すことを忘れないようにしましょう。
好きである趣味は比較的集中しやすく取り組みやすい傾向にあるので「好きなことでなかったら取り組めないのでは?」と採用担当者に思われてしまう場合もあります。
もちろん、好きなことに取り組むのは良いことですが、就活の自己PRでは企業にどのように貢献できるかや、仕事にどのように活かせるのかを示すことが必要です。

キャリア
アドバイザー
好きであることを前提として、経験から得た強みや身に付けたスキルもしっかりと伝えるように意識しましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!趣味の自己PRで逆効果になる場合
個人的な楽しみの範囲を出ない内容は避けるのが望ましい
趣味を題材とした自己PRのなかでも評価につながりにくいのは、「ギターが好きで弾いています」「料理を作るのが趣味です」といった個人的な楽しみの範囲を出ない内容です。
企業側が自己PRを通して知りたいのは、「入社後にどのように活躍してくれるか」「困難な状況にどう対応できるか」といった点です。
そのため「自分の好きな空間で、のびのびと楽しみました」というようなストレスがかからない状況でのエピソードは、仕事の場面で求められる「やり遂げる力」や「課題解決能力」を示すものとしては弱く、アピールとして効果が薄いことが多いですね。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
趣味によってアピールポイントが異なる! 4つの系統別に打ち出しやすい強みを解説


就活生
伝え方を工夫すれば趣味で自分の魅力をより示すことができるのですね。伝え方のポイントはわかったのですが、実は趣味がたくさんあってどれにしようか迷っています。

キャリア
アドバイザー
たくさんの趣味があるのは良いことですね! 自己PRで取り上げる趣味を選ぶ際は系統別に趣味を分けて、自分の魅力をアピールしやすいものを選ぶと良いですよ。
自己PRで取り上げる趣味を選ぶ際は、趣味によってアピールポイントが異なることを意識しておくことが重要です。
ここでは、趣味を系統別に分けて系統ごとのアピールしやすい強みをピックアップしました。自分の趣味がどの系統に区分されるのかを想像しながら、確認してみてください。
こちらの記事で趣味・特技を一覧で紹介しています。自己PRで何の趣味を取り上げようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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就活で役立つ趣味・特技を一覧でまとめました。今回は就活で役立つ趣味・特技を見ていくとともに、企業が趣味や特技を質問する理由をキャリアアドバイザーが解説します。また、趣味・特技の選び方や効果的にアピールするための伝え方を紹介していきます。
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家で過ごす系:集中力や発想力
比較的取り掛かりやすい趣味が、家で過ごす系の趣味ではないでしょうか。この系統の趣味では、集中力や発想力をアピールしやすい傾向にあります。
代表的な趣味としては、以下のような趣味が考えられますね。
- 料理
- 読書
- 映画鑑賞
- 音楽鑑賞
- 裁縫
上記の趣味の共通点は、比較的一人で取り組みやすいことや、集中力が必要なことです。たとえば読書であれば一つの本を読み続けるには少なくとも数時間集中することが必要です。
また、自分自身の想像力や発想力を使う機会が多いことも共通しています。読書は文字から情景や場面を想像しながら読み進めないと内容をつかみ切れません。ほかにも料理ではクリエイティビティを発揮する場面も多いでしょう。
こういった高い集中力や創造力、発想力は仕事においても求められる機会が多くあるため、自己PRとして十分アピール可能だと考えられます。
外を散策する系:情報収集力や発見力
外を散策する系の趣味も自己PRで強みをアピールしやすいですよ。特に、情報収集力や発見力などの強みを示しやすいでしょう。
外を散策する系の趣味には、以下のようなものが挙げられます。
- カフェ巡り
- 美術館巡り
- 写真撮影
- 街歩き
- ウィンドウショッピング
どれも家の外に出かける趣味であり、必然的に家の中では触れられない情報に触れるため、目に入る情報が多く新たな発見をしやすいという共通点があります。
仕事では何か新しい事業やプロジェクトを始めるときには情報収集が必要です。また、トレンドを先取りするには物事の新たな魅力に気づく力も必要になるでしょう。
そのため、自己PRでは、外を散策することで培われる、情報を吸収したり新しい発見ができる力を押し出せると良いですね。
身体を動かす系:忍耐力や課題解決力
身体を動かす系の趣味は、精神的にも肉体的にもアピールする要素がありますね。趣味にもよりますが、特に忍耐力や課題解決力を押し出しやすいでしょう。
身体を動かす系の趣味には、以下のようなものがあります。
- フィットネス・ヨガ
- トレーニング
- スポーツ
上記の趣味は、取り組んでいる瞬間だけでなく長期的なスパンで自分にある課題を解決しようとしている点が共通しています。
たとえば、トレーニングでは体力が衰えないように筋トレをします。スポーツもその競技で勝てるようになることやスキルを上達させることを目的に練習をすることが多いでしょう。
仕事では長期的な目標を立てたうえで、その目標達成のために力を尽くすことが多いです。その際に、これらの趣味で身に付くような苦しいときでも耐えて乗り越える力や課題を自分なりに解決していく力が役立つでしょう。
仲間と過ごす系:協調性や計画性
ここまでは比較的一人でおこなうことのできる趣味が多い系統でしたが、仲間と過ごす系の趣味もありますよね。この系統の趣味では、特に協調性や計画性などをアピールしやすいでしょう。
仲間と過ごす系の趣味には、以下のようなものが挙げられます。
- キャンプ
- 旅行
- イベント巡り
これらの趣味は、複数人で事前に予定を合わせたり、計画を練ることが必要です。たとえば旅行に出かける際は、仲間と日程を調整したり移動手段や宿泊先を決めなければなりません。当日から逆算して必要なものを準備しておく必要もあるでしょう。
また、一人で行動するわけではないため、仲間の気持ちや事情、意見を汲み取りながら皆が楽しめるように工夫する必要もあります。そういったときに皆のことを考え適切に対応する協調性も必要になりますね。
仕事はチームで動くことも多いため、計画性や協調性は必要不可欠な力です。説得力のあるエピソードを盛り込みながら、アピールしましょう。

キャリア
アドバイザー
旅行を充実したものにするために、ときには念入りに下調べをすることもあるでしょう。そのため、リサーチ力などもアピールするのも良いかもしれません。
キャリアアドバイザーが読み解く!題材となる趣味を選ぶ際に意識すべきこと
取り組んだ背景や得られた強みを伝えやすいものを選ぶ
上記では趣味の系統ごとに打ち出しやすい強みを紹介していますが、アピールポイントは上述したものでなくても問題ありません。同じ趣味を持っていたとしても、取り組み方やどの部分が良いと思っているのかは人それぞれ異なりますよね。
採用担当者は自己PRにおいて、あなたがその趣味に取り組んだきっかけや動機、夢中になった背景、趣味を通じて得られた強みや学びについて、具体的に知りたいと思っています。これらについて自身の経験やエピソードをもとに、自分自身の言葉で伝えることが大切ですよ。
系統別に紹介! 趣味の自己PR例文13選

就活生
私は旅行が趣味なのですが、協調性や計画性がアピールしやすいのですね! 志望業界との親和性も高そうなので、さっそくこれで自己PRを作ってみようと思います。

キャリア
アドバイザー
行動が早くて良いですね。ぜひ取り組んでみてください。……あれ、手が動いていませんね。

就活生
いざ自分で作ろうとすると、いろいろと迷ってしまって……。

キャリア
アドバイザー
そういった場合は、ほかの人の内容を参考にしてみると良いですよ。
いざ自己PRを作ろうと思っても、一から考えるとなかなか思い浮かばない、ということも多いですよね。そういった場合は、ほかの人が作った自己PRの内容を参考にしてみましょう。
構成の仕方やどの程度細かくエピソードを説明すれば良いのかを理解できれば、悩む時間も減らせますよ。ここからは、系統別の趣味の自己PR例文を13個紹介していきます。自己PRの作成イメージを鮮明にするためにも、一緒に確認していきましょう。
家で過ごす系①料理
私には「異なる要素を組み合わせて新たなものを作り上げる想像力」があります。
私は高校時代に母が入院した際、自分で料理を作り始めたのをきっかけに5年間趣味で毎日欠かさず料理を作っています。それまではあまり料理をしたことがなかったのですが、家族に「〇〇が作る料理は本当に美味しいよ」と褒めてもらえたり、食材が料理する前とはまったく異なる味や見た目になることに楽しさを感じて、頻繁に取り組むようになりました。
1年前からはレシピを見ずに冷蔵庫にあるもので自分で一からレシピを考えて「創作料理」を作っています。今目の前にあるものをどのように使えばバランスの良い組み合わせになるのか、自分の今までの経験から培った想像力をもとに試行錯誤しながら作っていきます。
そうして、自分で考えた新しい料理が食べてもらった人に喜んでもらえたときは、何にも代えがたい幸福な気持ちになります。
この趣味を通じて、私は異なる要素でも自分の頭で想像して組み合わせを考えることで、新しいものを生み出す力を身に付けることができていると自負しています。貴社に入社後も、この力を生かして新しいものを生み出せるように頑張りたいです。

キャリア
アドバイザー
料理の特性を的確に説明したうえで、身に付けた力をしっかりとアピールできていますね。料理が趣味になったきっかけから人柄も伝わってくる良い例文です。
家で過ごす系②読書
私には「一つの物事を徹底して深掘りする集中力」があります。
私は読書を趣味としており、休みの日に気づいたら10時間経っていたということもありました。もともとは気が散ってしまうこともある性格だったのですが、自分が興味のある本を読み続けていたら、いつの間にか一つのことに集中できるようになっていました。
本を読むと幅広い知識が身に付くイメージが一般的かと思いますが、個人的には一つのジャンルを深掘りし突き詰めることが醍醐味だと思っています。その過程でわからない部分があれば、また別の本でさらに深掘りしていくことを繰り返します。それを継続した結果、一つの物事を徹底的に探求する集中力を身に付けることができました。
貴社は出版業界のなかでも、徹底的に事実を追い求め、正しいことを発信していくメディアを運営されています。貴社に入社後は、この趣味を通じて身に付けた一つの物事を徹底的に深掘りする集中力を活用して、真実を追い求められる人材として成長していきたいと思います。

キャリア
アドバイザー
自分自身が変化した経験を根拠にし身に付けた集中力を強みとして押し出すことで、説得力のある自己PRになっています。業界で必要な力ともリンクしている点も良いですね。
趣味で読書について述べる際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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刺さる「趣味は読書」の答え方|ジャンル別の印象と選考別の例文6選
趣味が読書の場合、自分の人柄や志向・個性を伝える準備をしておくとよく理解してもらえますよ! この記事では趣味を聞く理由、履歴書に書くポイント、魅力的な伝え方、想定問答などをキャリアアドバイザーが解説します。 例文も参考に、強力にアピールをしてくださいね。
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家で過ごす系③映画鑑賞
私には「抽象度を高めてあらゆる問題を解決する想像力」があると自負しています。
映画鑑賞が趣味の私は、何か息詰まったときに映画の内容を抽象化し自分の問題に当てはめて解決策を模索することで、現実の問題に対処してきました。多いときは1日に5〜6本の映画を見たり、一つの映画について1日中深掘りして考えることもあります。
映画では現実の自分では体験できないことを疑似体験できるので、その瞬間を楽しむ映画ももちろん好きですが、私は現実にありそうなドキュメンタリーを編集した映画が特に好きです。悩んだときは映画を見て「なぜ主人公は〇〇の場面で〇〇な行動を取ったのか」や「この映画の〇〇だったらこう考えるだろう」と想像し、自分自身に置き換えることで問題を解決してきました。
私は、この映画鑑賞という趣味を通じて、問題を一度抽象化して自分の問題に当てはめることで解決策を導き出す想像力を身に付けることができたと自負しています。
貴社に入社後は、この力を活かしてあらゆる場面に対応できる人材になりたいと思います。

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アドバイザー
悩みや課題と向き合い解決するために映画を見ていますね。想像力以外にも、目の前にある課題をなんとかして乗り越えようと頑張る人柄も伝わってくる良い例文です。
こちらの記事でも趣味の映画鑑賞でアピールするコツについて解説しているので、興味のある人はぜひあわせて読んでみてください。
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家で過ごす系④音楽鑑賞
私には「些細な感情の機微を読み取る想像力」があります。
私は音楽鑑賞を趣味としており、特にR&BやJ-POPのジャンルを好んで聞いています。小学6年生のときにミュージシャンの弾き語りを目の前で聞いて「音楽ってこんなにストレートに心に響くものなんだ」と感動したことがきっかけでした。
それから毎日音楽を聞いているうちに、歌詞はもちろん、音の小さな変化からアーティストが伝えたい感情や思いを読み取れるようになりました。このように、些細な音の変化から表現したいものがわかるようになったのは、五感を通して身体で身に付けた感覚だからだと思っています。
貴社での接客の仕事は、お客様と言葉で対話するだけでなく、些細なしぐさや行動の変化から感情の動きを読み取り適切なサービスを提供する必要があると考えています。貴社に入社後は、この趣味を通じて培った想像力を働かせ、お客様を満足させられるような仕事をしていきたいです。

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アドバイザー
ただ受け身で音楽を聞くだけでなく、自ら主体的に想像力を働かせていることがわかりますね。自分が身に付けた力に確固たる自信があることや感受性が豊かな人柄も伝わってくる良い例文です。
こちらの記事でも趣味の音楽鑑賞で自分をアピールするコツについて解説しているので、興味のある人はぜひあわせて読んでみてください。
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趣味が音楽鑑賞はジャンルで変わる! 企業にアピールするコツ
音楽鑑賞が趣味の場合、アピールポイントがジャンルで変わります。クラシックではリラックス方法をアピールしたり、洋楽では語学への関心をアピールすることができるのです。今回はジャンル別の例文を紹介するとともに、キャリアアドバイザーが担当者の目に留まるESの書き方も伝授します!
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外を散策する系⑤カフェ巡り
私は「流行やトレンドを察知する情報収集力」があります。
カフェ巡りが趣味の私は、平日大学に行く前と帰宅前、そして休日にいろいろなカフェで時間を過ごしています。4年前に地方に旅行に行った際ふらっと立ち寄ったカフェの居心地が良く、そこから都内でも多くのカフェを巡るようになりました。
平日はおもに大学の勉強の予復習をおこなうため、決まったカフェに通っています。毎日通っていると些細な変化にも気づきます。同じお店でも店内の装飾が変わっていたりメニューが新しくなったりと、一つのお店を見続けるからこそ世の中のトレンドの変化を追うことができるのでおもしろいです。
一方で休日は、遠くまで足を伸ばしSNSなどで取り上げられているお店に行き、流行を調査します。そこに集まる人々の特性や待ち時間、特徴的なサービスなど何が人々のニーズをつかんでいるのかを分析しています。これが趣味になってからは、友人に「カフェのことなら〇〇に聞くのが一番だよね」と言われるまでになりました。
貴社に入社後は、この趣味で培った流行やトレンドを察知する情報収集力を生かし、新商品や新メニューの開発、新サービスの導入などで力を発揮したいと考えています。

キャリア
アドバイザー
自分の好きなことを続けるなかで趣味となり、その趣味を通じて培った力や知識が周りの人から頼られる強みになっていることが伝わる良い自己PRですね。職種によっては仕事でもすぐに活かせそうです。
外を散策する系⑥美術館巡り
私には「新しい価値や物事の本質を発見する力」があります。
私は美術館巡りを趣味としており、都内の美術館はもちろん、旅行先に美術館があれば必ず立ち寄って作品を見るようにしています。1週間前に行った美術館の数は100を超えました。何度も通っている美術館もあるので訪問数はもっと多いです。
美術のなかでも特に好んで見るのが現代アートです。現代アートの作品は抽象的なものが多いですが、必ず制作者の表現したい訴えや伝えたい感情を具現化しています。私は作品を通して伝えたい何かを読み取ろうとするなかで、現代アートならではの新しい価値観や物事の本質を発見する力を養うことができました。
どれだけ遠くても訪れるのは、自分のなかで考えているだけでは到底気づけない発見が各地の美術館にいくと得られるからです。
貴社の仕事では、ゼロから新しいものを生み出すことが価値になると考えています。引き続きこの趣味を続けながら新しい価値を発見する力を磨き、貴社の仕事に還元できるように頑張りたいと思います。

キャリア
アドバイザー
なぜその趣味を継続しているのか、その趣味からどのような力が身に付くのかがしっかりと説明されています。仕事で活かせる力ともリンクしていて良いですね。
※自己PRが思いつかない人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
「自己PR作成ツール」を試してみる
外を散策する系⑦カメラ・写真撮影
私は「物事や物体の新たな魅力を導き出す力」があると自負しています。
カメラを片手に散歩をしながら写真撮影をするのが趣味な私は、休日は必ず外に出かけます。写真が趣味になったきっかけは〇〇という写真家の個展での作品を見たことでした。その人の作品はすべて同じ物体を被写体にしていたのですが、撮る角度や位置、明度や彩度を変えることでその物体のまったく違う魅力が引き出されていました。
それから、写真を撮るうちにどうやったら目の前にある景色や物体の魅力が一番引き出されるかを常に考えるようになりました。周りの人々が一側面だけを見て魅力を見過ごしがちな物事でも、多角的に考えることで本来の魅力を発見する力を身に付けられたと感じています。
貴社に入社後は、この力を活かして物事の持つ魅力を最大限引き出し、ニーズにマッチしたモノやサービスを届けたいと考えています。

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趣味に至るまでのきっかけが具体的でイメージしやすいですね。また、外に出る趣味だからこそ身に付けられた力になっており、説得力のある自己PRになっています。
身体を動かす系⑧フィットネス・ヨガ
私には「長期的な視点を持って課題を解決する力」があります。
4年前に食生活や運動不足が原因で病気になったことをきっかけに、「このままではまずい」と思った私はフィットネス・ヨガに通いはじめ、今では趣味となりました。病気は1日や1週間で解決できるものではなく、長い時間を掛けて習慣や体質を少しずつ改善していかなければならないもので、継続的なケアが必要だったためです。
フィットネス・ヨガは継続して効果が出るものであることもあり、長期目線で目標を立て、必要なプログラムを毎週決まったタイミングで継続的におこなうようにしました。毎回測定と振り返りをすることで進捗を管理し、現在では当初より病状がかなり改善しています。
この趣味を通じて、課題を計画的に解決する力を身に付けました。貴社に入社後は、未来から逆算して課題を解決できる計画を立て、継続的に実行していくことで成果を出していきたいと思います。

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フィットネス・ヨガ自体の魅力や効果を伝えながら、自らの課題解決力をアピールできていますね。特に長期的な目線での課題解決は難しい人も多いので、重宝される力だといえます。
身体を動かす系⑨トレーニング
私には「自分の限界を超えるために耐え忍ぶ力」があります。
私はトレーニングを趣味としており、毎日欠かさずジムに通っています。きっかけは、知り合いのボディービルダーが自分で高い目標を掲げ、前日の自分を超えようとひたすら努力する姿に感銘を受けたからです。
それから私も前日の自分を超えるために目標を掲げ、トレーニングを継続的におこなっています。具体的には、前日よりも負荷を掛けたり回数を増やしたトレーニングをおこない、自分の限界を超えるよう頑張っています。毎回つらいと感じますが、そのつらさを耐えた先にある達成感は自分にしか味わえないものだと思っています。
今後はボディービルの大会への出場も考えており、就職活動と並行してよりいっそう自分に負荷をかけたトレーニングを続けようと考えています。
トレーニングの趣味で身に付けた自分の限界を超える力は、仕事で追い込まれたときにも役立つと思うので、この力を活かして常に自分の壁を超えていきたいと思います。

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忍耐力に加えて常に高みを目指している人柄が見て取れますね。他者と比べるのではなく、自分自身の限界を超えるという意識を持っていることも魅力的です。
身体を動かす系⑩スポーツ
私には「自分の課題点を分析し改善する力」があります。
私はバドミントンを趣味としており、社会人に混じってクラブチームで大会に出ています。大学に入ってからやってみたいという気持ちがあったのですが、学内でおこなうよりも、学外のクラブに参加したほうが自分の可能性がより広がるのではないかと思い、参加しました。
実際に取り組んでみると、緻密に戦略を練ることや身体をスムーズに動かすためのトレーニングを継続的におこなうことが必須だとわかりました。チームの足手まといになりたくないと思った私は、バドミントンに関する本や動画を見て自分の課題点を見つけたり、試合を振り返り苦手な動作や弱点を分析したりしました。その努力が実を結び、最近では試合にも勝てるようになってきています。
この趣味を通じて身に付けた「自分の課題点を分析し改善する力」は貴社の仕事でも役立つものだと自負しています。貴社に入社後は自分の課題を自分で明らかにし、改善しながら成長していきたいと考えています。

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自分の可能性をあきらめない姿が印象に残る自己PRですね。随所に趣味を通じて感じた自身の気持ちや考え方が述べられており、強みとあわせて人柄も伝わってきます。
仲間と過ごす系⑪キャンプ
私には「周りと協力して物事を円滑に進める力」があります。
私は、毎週末仲間とキャンプに行くことを一番の趣味としております。友人と山登りをした帰りに、山登りの途中で出会った人たちに誘われてキャンプをしたのがきっかけです。
キャンプでは自分たちで必要なものを準備し、作業をする必要があります。テントや必要設備の設置、火起こしから料理に至るまでを役割分担して進めるのですが、順番が異なったり一人ひとりが役割を果たさないと円滑に進みません。
私はキャンプを始めた当初、一人で何でもやってしまった結果自分は作業だけに追われ、仲間はやれることがなくなり、お互いに不満を抱えてしまっていた苦い経験があります。そのため、まずはすべての工程を把握して適切な人員を振り分けることで、仲間と一緒に楽しく作業をし皆でゆっくり過ごす時間を多く持てるようになりました。
この趣味での活動を通じて、一人で突っ走ることの危険性と周りと協力することの大切さを学んでいます。仕事も一人では完結できないものだと思うので、貴社に入社後も周りと協力できる体制を整えて、プロジェクトなどを円滑に進めていきたいと思います。

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仕事で重要な力をアピールできており、活躍を期待できそうな人材だという印象を伝えられています。
仲間と過ごす系⑫旅行
私には「未来から逆算して準備・調整する計画力」があります。
私は旅行が趣味で、特に仲間とレンタカーを借りて遠出することが多くあります。もともとは日帰りで出かけることが多かったのですが、私が二泊三日の旅行プランを立てて誘ったところ「ぜひ行きたいね」と共感してもらえ、そこからはよく泊まりがけで旅行するようになりました。
当日を充実した日にするため、自主的に計画を立て皆に共有するようにしています。特に当日から逆算して事前準備をおこなう際は、宿の選定や予約、移動手段の検討、日程調整などはすべて私が引き受けておこなっています。また、当日の観光スケジュールも私が立てることが多く、旅のしおりを作ったこともありました。
続けていくうちに「〇〇はもう私たちのツアーガイドだよね」と褒めてもらえるまでになりました。自分自身が計画しているときも楽しいので任されることは苦ではなく、皆が旅行を楽しんでいる表情を見るととてもうれしくなります。
この趣味を通じて培った計画力は、貴社でプロジェクトを進行する際にも役立つ力だと自負しています。貴社に入社したらこの力を活かして、仕事を抜かりなく迅速に進められるように尽力したいです。

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自主的に物事に取り組む姿勢や何に充実感を感じるのかなどの人柄もわかる良い例文ですね。
この例文以外にも旅行をテーマにして自己PRできることは多くあります。こちらの記事でアピールのコツを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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仲間と過ごす系⑬イベント巡り
私には「周りの状況を鑑みて柔軟に対応する力」があります。
私は仲間と全国各地のさまざまなイベントを巡ることを趣味としています。珍しい文化やイベントに触れて新しい刺激を得ることが好きで、自主的にコミュニティを作り2週間に一回ほどのペースで皆でイベントに参加します。
しかし皆が同じイベントに参加したいと思わないときもあり、意見が割れることも少なくありません。その際に、当日の天候や移動距離、そのほか皆の意見を鑑みながらベストな選択を導き出せるように心掛けています。特に、自分の意見を押し出すのではなく全員が納得してイベントに参加し、当日皆が楽しめるような状況作りをするよう努めています。
イベントは多種多様で選択肢が広い分皆の好みも分かれやすいです。この趣味での経験を通じて、周りのあらゆる状況を鑑みて柔軟に対応する力を身に付けました。
貴社に入社後はこの「柔軟に対応する力」を活かし、異なる意見が出たときやプロジェクトの方向性に迷いが出たときでも全員が納得できるような最適な結論を導き出したいと思います。

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趣味のエピソードから仕事をするうえで重要な力をアピールできていますね。また、イベント巡りが趣味になったきっかけから、新しいことへの好奇心が強い人柄だということも伝わってきます。
勘違いされる可能性もある? 自己PRでは避けておきたい3つの趣味


就活生
系統別にアピールしやすい強みを把握したうえで例文を見れたので、趣味をテーマにした自己PRの解像度が上がりました! 今なら自分で自己PRを作れそうです。

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それは良かったです。ただ、就活でアピールしにくい趣味もあります。今から紹介する趣味を題材にするのは避けるようにしましょう。
趣味だとしても就活の自己PRに取り上げるのは避けたほうが良いものもあります。それらの趣味について熱量高く伝えたり身に付いた強みがあったりしても、趣味のイメージが先行してしまい間違った解釈をされてしまう可能性があるためです。
特に、これから紹介する3つの趣味は避けたほうが良いので、把握しておきましょう。
①ギャンブル関連
志望業界や職種による部分もありますが、一般的に健全でないイメージを持たれやすい賭け事やギャンブル関連の趣味は避けたほうが良いでしょう。
具体的には以下のような趣味が挙げられます。
- パチンコ
- ボートレース
- カジノ
- 麻雀
これらの趣味でも培える力はあるでしょう。しかし、「努力もせずに一発逆転を狙う人」といった悪いイメージを持たれやすいことには注意が必要です。また、熱中するほど多くのお金を使ってしまい抜け出せなくなるのではないかと思う人もいるでしょう。
実際にはプロとして真剣に取り組む人もいるので一概には言えませんが、就活で取り上げる際には、趣味に対する世間のイメージもふまえたうえで選定しましょう。

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これらの趣味に関して個人的におこなうこと自体はまったく問題ありません。ただし、就活で強みをアピールする題材としては、お金にだらしない印象が残ってしまうこともあるので控えることをおすすめします。
②宗教や思想にかかわるもの
一般的にどのような宗教を信仰し、どのような思想を持つかは自由に選択できるものです。ただし、特定の宗教や思想を自己PRする趣味として取り上げるのは避けたほうが無難です。
宗教や思想に関することは、人によって解釈違いが起きやすい傾向にあります。ものによっては、採用担当者から偏った考え方を持っているかもしれないと思われてしまうこともあるでしょう。
また、企業は特定の宗教や思想に関して深くたずねることができないため、話を展開しづらくなってしまうことも考えられます。

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関連する趣味として寺院や神社、教会、パワースポットを巡ることなどがありますが、これらの趣味は取り上げても問題ありません。強みをどのようにアピールするかにもよるので工夫して伝えるようにしましょう。
③法に触れる危険性のあるもの
当然ですが、法に触れる危険性のあるものを取り上げるのは避けるべきです。そもそも日常生活でもおこなわないように気を付けましょう。
たとえば、システム関連の操作に詳しい人は、コンピューターに不正アクセスするハッキングやデータを改ざんするクラッキングなどができる能力を持っていたりしますが、犯罪を連想させるため取り上げないのが無難です。
- ハッキング
- グッズなどの転売

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アドバイザー
会社は世間や株主などとの信頼関係のうえに成り立っているため、犯罪を起こしかねない人を採用したいとは思いません。企業側に懸念が残るようなタイプの趣味はやめておきましょう。
趣味の自己PRに関してよくある質問に回答!
趣味をテーマに自己PRを作成しようと思っている人は、いろいろと調べていくなかで疑問に思うことや不安になることもあるのではないでしょうか。ここではそのような人たちの質問にキャリアアドバイザーが回答するので、ぜひ参考にしてくださいね。
趣味をテーマに自己PRしても良いですか?
趣味をテーマに自己PRすることに不安がある人もいるかと思いますが、まったく問題ありません。自己PRでは部活やゼミ、アルバイトやサークル、課外活動やボランティアなど大学や社会とのかかわりが多いものがテーマとして取り上げられやすい傾向にありますが、自分の持つ魅力や強みをアピールできるのであれば、自己PRのテーマとして取り上げても大丈夫です。
たしかに、上記のテーマは頑張りやスキルをアピールしやすいですが、趣味にはそれだけではなく人柄がより伝わりやすくなったりエピソードが差別化されて印象に残りやすいといった魅力があります。
趣味に熱中する過程で培った強みをしっかりと説明できるように準備し、自信をもって自分の魅力を伝えましょう。
趣味をテーマに自己PRをする際の注意点を教えてください。
趣味をテーマに自己PRする際には、好きであることだけでなく培った強みをしっかりと伝えるように意識しましょう。
趣味は好きで取り組んでいることであるため熱量高く話すことができますが、採用担当者が聞きたいのは趣味の魅力ではなく、その趣味からどのような力や強みを身に付け、今後はどのように活かして仕事ができるのかということです。自己PRであることを忘れずに自分の強みをアピールしましょう。
また、取り上げる趣味は今も継続して取り組んでいる趣味がベストです。過去に夢中になった趣味でも今は取り組んでいないとなると、「飽きてしまう傾向が強いからうちの会社もすぐに辞めてしまうのではないか」と採用担当者も不安になってしまいます。今取り組んでいる趣味のなかから強みをアピールできるものを選びましょう。
自己PRでの趣味は人柄も伝わる万能テーマ! 系統別の強みを打ち出して印象に残そう
自己PRで趣味をテーマにすることにためらっている人もいるかもしれませんが、趣味をテーマにすることで人柄をより伝えやすくなったり、ほかのテーマよりも印象に残りやすくなるといった効果もあります。
ただ、趣味をテーマにすることの魅力を最大限発揮するためには、伝え方を工夫する必要があります。趣味によってアピールしやすい強みも異なるので、まずは自分の趣味がどの系統なのかを考え、アピールすべき強みを導き出しましょう。
趣味をテーマに自己PRする際は、強みと一緒に自分の個性や人間性を示して、自分自身の魅力を伝えられるようにしてくださいね。
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自己PRを作ろうとしているのですが、アピールする題材が思いつかず困っています。長く熱中している趣味はあるのですが、自己PRのテーマが趣味でも大丈夫なのか不安です……。