目次
- 就活に失敗はないからこそ諦めずに行動を起こすことが大切!
- 覚えておこう! 就活に失敗はない2つの理由
- ①就活はいくらでもやり直せる
- ➁不合格はより自分に合った業界や企業に出会えるチャンス
- 多くの人が「就活に失敗した」と感じてしまう4つの状況
- 内定は出ているが納得できなかった場合
- 内定が出なかった場合
- 就活に失敗したと感じたときは次の行動が超重要!
- 状況①:第一志望の企業に受からなかった場合
- 状況②:内定が出ないまま就活シーズンが終わってしまった
- 状況③:卒業を前にしても興味のない企業からしか内定が出なかった
- 状況④:卒業までに内定が出なかった
- 避けておきたい! 就活に失敗したと感じたその後にやりがちな行動
- 内定が出ないことに焦ってミスマッチな企業に入社
- 誰にも相談せず一人で悩みを抱えてしまう
- 就活に失敗したと感じてもモチベーションを維持する方法
- 周りの状況を気にしすぎない
- 将来なりたい自分を想像する
- 就活以外の好きなことに没頭できる時間を作る
- 達成できそうな小さな目標を設定する
- 就活に失敗したと感じてもそれにとらわれず次の行動を始めよう!
就活に失敗はないからこそ諦めずに行動を起こすことが大切!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「就活に失敗したらどうなりますか?」
「就活に失敗したときはどうすればいいですか?」
就活に失敗してしまったと感じている就活生や、就活そのものに不安を感じている就活生からこのような相談を受けることがあります。多くの人が初めておこなう就活ですから、不安があるのは当たり前です。
しかし、仮に就活がうまくいっていない「失敗」と感じることがあっても、その後の行動で挽回は可能です。就活をする中で「失敗してしまった」という状況に陥ったときは、まずは原因を探し、次は何をするべきなのかを考えることが大切です。
さらにいえば、失敗を感じる状況をあらかじめ知っておけば、焦らず冷静に対処することもできますよ。
この記事では、多くの人が「就活に失敗した」と感じてしまう4つの状況とその対処法から、失敗にとらわれずモチベーションを維持するコツなどを解説しています。就活に不安を感じていたり、就活がうまくいかなかったときにどんな行動をすればいいのか知りたい人は、ぜひ確認しておきましょう。
覚えておこう! 就活に失敗はない2つの理由
- 就活はいくらでもやり直せる
- 不合格はより自分に合った業界や企業に出会えるチャンス
「就活に失敗したらどうしよう」と悩む就活生は非常に多いと思いますが、ぜひ覚えておいて欲しいのは、就活に失敗はないということです。
就活に失敗がない理由を理解できれば、就活を諦めてしまったり、就活のモチベーションが維持できなかったりといった状況を避けることができ、結果として就活の成功に一歩近づくことができます。
ここでは就活に失敗はない理由を2つにわけて解説していますので、内容を読んでしっかりと理解しておきましょう。
①就活はいくらでもやり直せる
第一志望の企業に落ちてしまったり、卒業までに内定が出なかったりと、就活が思うように進まなかったとしても「就活に失敗した」と落ち込む必要はありません。
就活自体は大学を卒業しようと継続することができますし、そのうえ国内には何百万という企業がありますから、その中には必ず自分に合った企業があります。どんな状況であろうと、就活はいくらでもやり直すことができるのです。
思うように就活が進まず、焦りばかりが募ってしまい、結果自分の望んでいない企業に入社してしまうことがあれば本末転倒です。そういった事態を避けるためにも、就活はいくらでもやり直せると意識しておきましょう。
➁不合格はより自分に合った業界や企業に出会えるチャンス
自身の志望していた企業、特に第一志望の企業に落ちてしまったときはだれであっても落ち込んでしまうものです。しかし、そんなときこそ意識しておきたいのは、自分に合った企業は他にも必ずあり、探していけばより自分に合った企業がいずれ見つかるということです。
事実これまで選考を受けてきたことで、業界や企業に対する知識も付いてきているはずなので、企業理念や事業内容、給与面や働き方といった、自身が企業に求める基準もその分より具体的になっているはずです。
そうなれば企業選びの精度も上がるため、より自身に合った企業が見つかる可能性は必然的に高くなるでしょう。
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内定の有無を「合否」と捉える人もいますが、それは違います。合否ではなく「その企業の価値観や社風に合うかどうか」で採用が決まると考えましょう。
そのため、優秀な人でも自分に合う企業を受けなければ、なかなか内定は獲得できません。また、仮に社風の合わない企業に入社をしてしまった場合、入社後に苦労することや辛いことが増え、早期離職につながる可能性も高いです。
ポテンシャルで採用される新卒採用と異なり、転職ではスキルや実績を主に評価されます。もし経験や実績を積む前に離職になってしまうと、転職市場でも苦労することになってしまうでしょう。
焦らず時間をかけて自分に合った企業を探すことが重要
このように社会人になってから苦しむよりは、新卒としての就活で時間をかけてでも自分に合う企業を見つける方が、結果的に活き活きと働くことができるでしょう。またもし内定がもらえなくても、既卒として就活を続けることも可能ですし、内定を獲得できるチャンスはたくさんあります。
このように、就活を失敗だと感じてしまうのは捉え方の問題です。内定を早く獲得できることではなく、時間がかかっても自分が活き活きと働ける企業に入社することが何よりも重要です。焦らずに前向きに向き合いましょう。
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多くの人が「就活に失敗した」と感じてしまう4つの状況
就活に失敗はないという前提は理解しつつも、とはいえ志望企業に落ちてしまったときや、卒業まで内定が出なかったといったときは、多少なりとも「就活に失敗した」と感じるかもしれませんね。
ここではそういった「就活に失敗した」と感じてしまう状況を4つにわけて解説していますので、それぞれ具体的にどんな状況なのか把握しておきましょう。
内定は出ているが納得できなかった場合
就活に失敗したと多くの人が感じてしまうのは、「内定が出ない」という状況に限った話ではありません。仮に内定が出ていたとしても、第一志望の企業には受からなかったり、興味のない企業からしか内定が出ていないという状況となれば、納得して就活を終えられたとはえないでしょう。
ここではそういった内定は出ているものの、その結果に納得できないケースを2つ解説していますので、内容を確認してみましょう。
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そういった「就活に失敗した」と多くの人が感じてしまう状況がどんなものなのか事前に整理し理解しておけば、自身がその状況に陥ったとしても冷静に対処できますよ。
①第一志望の企業に受からなかった
業界研究から企業研究までを入念におこなったうえで第一志望に選んでいたからこそ、第一志望の企業に受からなかったという状況となれば、他の企業で内定が出ていたとしても、自身の状況に納得はできないでしょう。
加えて、第一志望の企業と同じように「この企業で働きたい」と思える企業にはもう出会えないかもしれないと、今後の就活そのものに不安を感じてしまい、結果的に「就活に失敗した」と感じてしまうのです。
②卒業を前にしても興味のない企業からしか内定が出なかった
本来であれば内定が出ている状況は喜ばしいものですが、内定の出ている企業が自身にとってまったく興味のない事業内容であったり、そもそも志望していない職種である場合、納得のいく形で就活を終えられなかったと感じてしまうのは当然でしょう。
また、卒業後はその企業に入社して働くことになります。納得のいく形で就活を終えることができなかった結果、今後の進路に対して不安を感じてしまう状況に陥ることで、「就活に失敗した」と感じてしまうのです。
内定が出なかった場合
就活をがんばって進めてきたのに、内定が出ないまま時間だけが過ぎてしまった……。このような状況に、多くの人は「就活に失敗した」と感じてしまうかもしれませんね。
この後では、内定が出なかったことで「就活に失敗した」と感じてしまう状況を2つのパターンに分けて解説していますので、詳細を確認しておきましょう。
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内定が出なかったことには必ず原因があり、原因を見つけて対策をすれば改善できます。そのためにも、まずは状況を具体的に把握しておくことが大切ですよ。
③内定が出ないまま就活シーズンが終わってしまった
春夏といった就活シーズンを終え、秋になっても内定がでていないことで焦ってしまったり、落ち込んでしまうといった状況に陥ることは誰しもに起こり得ます。
また、就活シーズン中に就活を終える就活生は多いため、自身の友人などが先に結果を出していることもあるでしょう。周囲の状況と自身の状況とにギャップによって「就活シーズンの間に内定がもらえなかった自分は就活に失敗したのではないか」と感じてしまうケースが非常に多いです。
④卒業までに内定が出なかった
特に「就活に失敗した」と感じてしまう人が多いのが「卒業までに内定が出なかった」という状況です。なかなか自身と相性の良い企業が見つけられなかったり、選考がうまくいかなかったりなどで、卒業を迎えても内定が出なかったという状況となれば、誰であってもその後の進路に不安を感じてしまうものです。
そして、その後は卒業か就職留年かといった進路の選択を迫られたり、新卒の肩書きを失ってしまうことなどから今後の就活に展望を見出すことができず、「就活に失敗した」と感じてしまうのです。
就活に失敗したと感じたときは次の行動が超重要!
就活生
「就活に失敗した」と感じてしまう状況は理解できましたが、実際にそういった状況になったときは就活は諦めるしかないのでしょうか。
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「就活に失敗した」と感じたとしても、実際にはその後に取れる行動は無数にありますので、その後の行動次第で就活はいくらでも挽回できますよ。上手くいかなかったことにとらわれず、すぐに次の行動を起こすことが重要です。
ここでは多くの人が「就活に失敗した」と感じてしまう4つの状況ごとに、その後に起こすべき行動を解説していますので、ここでしっかりと内容を理解しておきましょう。
就活でやるべきことをおさらいしておきたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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状況①:第一志望の企業に受からなかった場合
- 第二志望の企業の選考に全力を注ぐ
- 同業他社で興味の持てそうな企業を他にも探してみる
第一志望の企業に受からなかった場合、落胆と不安で「就活に失敗した」と感じてしまう人が非常に多いですが、第一志望の企業に落ちたからといって、就活が終わってしまうわけではありません。選べる企業の数は膨大にあり、自分に合う企業は他にも必ずあるため、就活はいくらでもやり直すことができます。
第一志望の企業に受からなかった場合における、具体的に起こすべき行動はこの後でそれぞれ解説していますので、ここで事前に理解しておくと、仮に第一志望の企業に落ちてしまったとしても、迷いなく次に進めるようになりますよ。
第二志望の企業の選考に全力を注ぐ
基本的にほとんどの就活生は、第一志望だけでなく第二志望や第三志望の企業も選び、並行して就活を進めているでしょう。そこで第一志望の企業に落ちてしまったことにとらわれたままでは、他の志望企業の選考に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
終わったことは戻らないと割り切り、次の選考に全力を注げるよう頭を切り替えましょう。その際、なぜ第一志望の企業に落ちてしまったのか、自分なりに原因を探っておけば、次の選考にも活かすことができますよ。
- 就活のスタートが遅かった
- 自己分析が足りていなかった
- 業界・企業研究が浅かった
- 選考対策が甘かった
- 他の選考に落ちた後の振り返りが不十分だった
選考に落ちてしまったということは大切な経験です。その経験もしっかりと活かして、次につなげていくという意識を持っておきましょう。
なお第一志望以外の企業の選び方についてはこちらの記事が参考になりますよ。
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同業他社で興味の持てそうな企業を他にも探してみる
就活でエントリーできる企業は膨大にあり、自分に合う企業が志望企業のその一社だけということはありません。さまざまな企業を見ていけば必ず自分に合う企業が見つかるため、まずは志望していた企業と同じ業界の中から新たな志望先を探してみるのが良いでしょう。
第一志望の企業に落ちてしまったからといって、もう自分が働きたいと思える企業はないと就活を諦めてしまえば、そこで就活は終わってしまいます。自身の将来のためにも、落ち込んでしまう気持ちは抱えつつも、しっかりと就活を継続していくことが大切です。
なお企業選びのヒントを得たい人はこちらの記事を参考にしてください。
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状況②:内定が出ないまま就活シーズンが終わってしまった
- まだ採用を継続している企業の情報を集める
- 人手不足で通年採用をしている企業から志望先を選んでみる
内定が出ないまま就活シーズンが終わってしまったことで、自身の就活の進み具合と周囲の就活の進み具合の違いに焦りを感じてしまう人は非常に多いです。しかし、そもそも就活シーズン以外にも採用活動している企業は無数にあるため、焦りを感じる必要はありません。
内定が出ないまま就活シーズンが終わってしまった場合における、具体的に起こすべき次の行動はこの後で解説していますので、ここでしっかりと確認しておきましょう。
なお就活で内定がない状況からの挽回方法はこちらの記事も参考になりますよ。
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まだ採用を継続している企業の情報を集める。
就活シーズンは採用活動をしている企業が多いため自分に合った企業を見つけやすいというだけであって、就活シーズン以外にも採用活動をしている企業は無数にあります。
内定が出ないまま就活シーズンが終わったしまったときこそ、焦ってミスマッチな企業に入社してしまわないよう、周囲の就活の進行度などに惑わされず、自分に合った企業を自分なりに探していくことが大切です。
とはいえ、就活シーズンに比べれば採用情報が少なくなること自体は事実としてありますので、そこで効率的に情報を集められる方法を事前に把握しておくと、「採用情報が少なくて自分に合った企業が見つからない」といった事態を避けることができるでしょう。効率的な情報の集め方については以下のリストを参考が参考になりますよ。
- 就活エージェントに相談する
- 大学のキャリアセンターに相談する
- オファー型の就活サービスに登録しておく
キャリアパーク就職エージェントでは、就活生一人一人にエージェントが付き、就活の進め方から効果的な選考対策の相談まで、トータルサポートをしています。効率的に採用情報などを集めたい人もぜひ相談してみましょう。
通年採用をしている企業から志望先を選んでみる
さらに効率的に企業を探す方法としては、秋採用や冬採用をしている企業だけに絞らず、通年採用をしている企業からも選んでみるのが良いでしょう。通年採用とは時期を限定せず一年を通して採用活動をしていることを差し、主にはベンチャー企業などが取り入れることの多い採用方法です。
通年採用はいつからでもエントリーできるという特徴から、自身のスケジュールの調整がしやすく、また「エントリーをしようと思ったら既に採用は締め切られていた」といった、時間を無駄にしてしまうような事態を避けることもできます。
通年採用をしている企業は以下のリストにまとめましたが、他にも通年採用をしている企業は多くありますので、他にもどんな企業があるのか知りたい場合は自身で調べてみましょう。なお調べる際には就職エージェントに相談をしてみたり、大学のキャリアセンターに相談をしてみると効率的に調べることができますよ。
- サイバーエージェント
- 楽天
- メルカリ
- ユニクロ
- サイボウズ
- ガイアックス
通年採用企業の仕組みを知りたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。
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状況③:卒業を前にしても興味のない企業からしか内定が出なかった
- まずは働いてみて興味のある職種などを目指してみる
- 内定辞退をして次年度も就活を継続する
就活を進めてきた結果、卒業を前にしても興味のない企業からしか内定が出なかったという状況に陥ることは大いにあり得ます。そういった状況となれば卒業後の進路に不安を感じてしまい、「就活に失敗した」と感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、状況を整理し、その後の対処法を理解しておけばいくらでも挽回できるため、心配する必要はありません。
「卒業を前にしても興味のない企業からしか内定が出なかった」という状況に対して具体的にどんな対応をすればいいのかは、この後で2つに分けて解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
まずは働いてみて興味のある職種などを目指してみる
興味のない企業だったとしても、実際に働いてみたら自分の能力や資質が活かすことができ、いつのまにか興味を持って意欲的に働けるようになっていたという事例は多くあります。
そもそも企業は「自社で働いて欲しい」と強い魅力を感じたからこそ内定を出しています。そのため、潜在的にはマッチ度が高い可能性がありますから、まずは働いてみて、それから今後のことを判断してみるのも良いでしょう。
とはいえ、明らかに自身とマッチしていない企業であるならば、注意が必要です。働き方や給与面などに納得ができないまま入社をしてしまえば、早期離職の恐れがありますので、内定を承諾するまえに必ずその企業についてよく調べるようにしましょう。
- 企業理念
- 事業内容
- 配属予定の職種
- 福利厚生
- 休日日数
- ここ数年の離職率
- 平均的な残業時間
事業内容についての解説はこちらの記事を参考にしてください。
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福利厚生にについて調べたい人はこちらの記事も確認しておきましょう。
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内定辞退をして次年度も就活を継続する
卒業後も就活は継続しておこなうことができますので、どうしても就活の結果に納得がいかない場合は、出されている内定を辞退し、次年度も就活を継続するという手段が取れます。
昨年度なぜ就活を終えなかったのかをしっかりと説明できるように準備しておく必要がありますが、就活についての基礎知識が備わっている状態で再スタートできるため、就活自体はスムーズに進められるでしょう。
なお内定を辞退する場合は必ずその企業に連絡をしましょう。特に連絡もせず黙って内定を辞退することは大変迷惑をかけてしまうこととになります。内定辞退の連絡についてはこちらの記事を確認しておきましょう。
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状況④:卒業までに内定が出なかった
- 次の就活シーズンに向けて準備を始める
- 大学を卒業するかどうか決める
卒業後の進路が決まらなかったことに落ち込んでしまい、その後の人生まで悲観してしまう人もいますが、就活自体は大学を卒業しても続けられるため、企業に入社をして働くチャンスを失ったわけではありません。
「卒業までに内定が出なかった」という状況になった時、具体的にどんな行動をすればいいのかはこの後で2つ解説しているので、自分がこの状況になったとき落ち着いて対処できるよう、ここでしっかりと確認しておきましょう。
次の就活シーズンに向けて準備を始める
卒業は3月になりますので、その後すぐに就活シーズンを迎えることになります。そのため、そのまま継続して就活を続ける場合はすぐに準備を始める必要があります。エントリーする業界・企業選びから選考対策までしっかりと準備を進めておきましょう。
なお、提出する履歴書などに関しては学歴欄に変更点があるため、書類を作り直す必要があります。細かい準備はできるだけ早めに終えて、スムーズに就活の再スタートを切れるようにしておきましょう。
履歴書の書き方についてはこちらの記事でまとめられていますので、ぜひ参考にしてください。
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大学を卒業するかどうか決める
- 就職浪人:就職せずに卒業をし、次年度も就活を継続すること
- 就職留年: 卒業せず留年し、大学に籍を置いたまま次年度も就活を継続すること
大学を卒業する段階になっても内定がない場合、その後は「就職浪人」「就職留年」の2つの選択肢があります。それぞれの大きな違いは「卒業をするか」という点にありますが、どちらの選択肢を選んだとしても就活を続けることはできます。
「就職浪人」を選択すれば、そのまま大学を卒業し就活に再チャレンジすることになります。しかし、その場合は「新卒」ではなく「既卒」扱いになるため、志望企業が新卒採用以外にも採用活動をしているのか、あらかじめ確認しておく必要があります。
「就職留年」を選択すれば、大学を卒業せず籍を置いたまま就活に再チャレンジすることができます。そのため新卒の肩書きを保持したまま就活に挑めるというメリットがありますが、大学を留年するためその分の学費を準備しておく必要があるため注意が必要です。
就職浪人についてはこちらの記事も参考になりますよ。
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避けておきたい! 就活に失敗したと感じたその後にやりがちな行動
「就活に失敗した」と感じてしまえば、なんとかその状況を抜け出そうと、冷静に判断ができないまま行動を起こしてしまう可能性があります。そうなればかえって逆効果な行動をしてしまうこともあるでしょう。
ここではそういった「就活に失敗した」と感じたその後にやりがちな、なるべく避けておきたい行動を2つ解説しています。これらの行動を取ってしまわないよう、あらかじめ把握しておきましょう。
内定が出ないことに焦ってミスマッチな企業に入社
内定がでないこと焦ってしまい、とにかく入社できればどこでもいいやと良く考えず適当に企業を選び入社をしてしまえば、「この仕事は自分に向いていないかもしれない」「この給与では納得できない」など、入社後にミスマッチであることに気づいてしまう可能性があります。
そうなれば早期離職を引き起こしてしまい、その後の転職活動にも影響が及んでしまう可能性があります。就活とは内定を手に入れることだけでなく、自身が本当に働きたいと思える企業を見つけ、そこで働けるように行動をしていくことが大切であると意識しておきましょう。
誰にも相談せず一人で悩みを抱えてしまう
内定がなかなか出ないといった、就活がうまくいっていないネガティブな状況は相談しにくいものです。とはいえ、悩みを1人で抱え続けていれば、やがて就活のモチベーションに悪影響を及ぼしてしまい、その結果さらに就活がうまくいかなくなるといった悪循環に陥ってしまう可能性があります。
友人などには相談がしにくいのであれば、就職エージェントや大学のキャリアセンターなどに相談してみましょう。アドバイスを貰う目的ではなく、ただ話を聞いてもらうだけでも気が楽になりますよ。
就活について悩みを抱えている場合は、こちらの記事を参考に相談できる人をさがしてみましょう。
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キャリアアドバイザーコメント柴崎 拓也プロフィールをみる
就活に失敗したと感じた後にやりがちな行動として、自分に合った企業を探すのではなく、企業が求める人物像に自分を合わせてしまうことも挙げられます。
たとえば、もともと内向的な性格でデスクワークが向いているにもかかわらず、受ける企業が「フットワークが軽く誰とでも打ち解けられるような人物」を求めているため、内定が欲しいばかりにその人物像に寄せる、といった学生を見かけます。
就活に失敗したと感じてしまい、そうして焦れば焦るほど「早く内定を獲得したい」という気持ちが大きくなり、目先の企業に受かるために企業から評価される人物像をつくりあげてしまうのです。
しかし、本来の自分の性格で評価を受け内定を獲得しないと入社後に苦しみますし、そもそも面接の時点で本当の性格ではないと見抜かれることも多いです。結果的に内定を獲得できるチャンスはなくなってしまい、本末転倒になってしまいます。
本来の自分の性格を評価してくれる企業は必ずあります。偽りの性格をつくりだすのではなく、素の自分を最大限にアピールできるようなエピソードの伝え方や振る舞い方を研究することが内定への近道となります。また、素の自分を評価してくれる企業や職業はどういったものか、今一度考えてみることも重要ですよ。
就活に失敗したと感じてもモチベーションを維持する方法
就活に失敗はないとしても、思うように就活が上手くいかないときは誰でも落ち込んでしまったり、やるきが出なくなってしまったりするものです。
そんなときこそ、この後で解説しているモチベーションを維持する方法を参考にして、就活を継続していけるようモチベーションを維持できるようにしましょう。
就活がつらいと感じるのであればこちらの記事を参考にしてくださいね。
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就活のやる気が出なくなってしまったときはこちらの記事を参考にしてやる気を取り戻しましょう。
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周りの状況を気にしすぎない
「自分のこの就活の進め方であっているのか」「他の人はもう内定を貰っているのか」など、ついつい他の人の就活状況が気になってしまうものです。とはいえ、周囲の人の就活状況ばかりを気にしていては、焦ってしまったり、自分だけ内定がまだ貰えていないといったことで自信を失ってしまう可能性があります。
周りの状況から情報を集めて、自身の就活の進め方の参考にするのは良いですが、周りの状況ばかりを気にしすぎてしまうのは避けましょう。就活は周りの状況に合わせるのではなく、自分なりに進めていくことが大切ですよ。
将来なりたい自分を想像する
就活のモチベーションを維持するには、将来なりたい自分を想像してみるのも効果的です。「将来は金融業界を代表するような営業マンになりたい」という目標があるのであれば、「まず金融業界の企業では働く必要がある」と想像できます。
さらに「金融業界で働くためには金融業界ならではの選考対策をする必要がある」と深掘りをしてみれば、その将来を現実にするためには今何をすればいいのかを分析することができ、逆算して行動指針を立てることができます。
将来なりたい自分になるための具体的な行動指針を立てることができれば、モチベーションを維持して取り組むことができますよ。
将来なりたい自分を明確にイメージするには、こちらの記事も参考になります。
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就活以外の好きなことに没頭できる時間を作る
就活に集中して取り組むことは非常に大切ですが、ずっと就活ばかりでは体力も気力も持ちません。ときには就活以外の好きなことに没頭できる時間を作り、体と心を休める時間をつくることがモチベーションを維持していくうえでは重要です。
- 友人と遊ぶ
- 家族に会う
- 音楽を聴く
- 読書をする
- 映画を見る
- 運動をする
- おいしいご飯を食べに行く
- 趣味に没頭する
集中しやすい人や、うまく休む時間を取り入れられない人は、まずは一週間のスケジュールを立ててみて、その中で「週一日は就活を休む日を作る」「一日のうち3時間は必ず趣味の時間を作る」など、あらかじめ就活以外の時間を設定しておくと効果的に休むことができますよ。
達成できそうな小さな目標を設定する
就活は結果が出るまでに時間がかかり、加えて努力をしても結果が出ないこともあります。そのためモチベーションを維持することが難しいと感じてしまう人が多いのですが、そういった人こそ、日々の就活の中で達成できそうな小さな目標を立ててみましょう。
「〇日までにエントリーシートを提出する」「興味のある企業を3つ新たに見つける」など、達成できそうな目標を細かに設定していくことで、日々の積み重ねが可視化され、「自分はしっかり頑張っている」と自覚することができ、モチベーションの維持につながります。
小さな成功体験は自分に自信がつくので、何事も前向きに進めることができますね。
成功体験についてはこちらの記事で解説しています。
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成功体験がない場合はハードルを下げて考えることが重要です。この記事ではキャリアアドバイザーが成功体験がない学生の特徴や対処法などを解説します。成功体験アピールできる自己PRの例も紹介しているので、成功体験がないと感じる学生は参考にしてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
就活に失敗したと感じてもモチベーションを維持するために、難易度の低い企業でまずは内定を獲得するという方法もあります。入社するかどうかは置いておき、内定が1つあるだけでも安心材料になるでしょう。心に余裕ができ、その後の選考も自信をもって挑めるようになりますよ。
加えて、面接で他社選考の状況を聞かれたときに、内定があると企業に伝えると印象が良くなることがあります。内定があると、その内定先から評価を受けたという証明にもなるため、他の企業からの印象が必然的に上がるのです。
採用人数の多い企業や BtoB企業が狙い目
では、内定獲得のためにどのような企業を受けたらいいのでしょうか。おすすめは、採用人数が多い企業です。人数が多い分、多種多様な学生を採用する傾向にあり、採用人数が少ない企業に比べて内定を獲得できるチャンスが多いのが特徴です。
他にも、BtoB企業を視野に入れていなかった場合はそちらもおすすめです。BtoC企業は知名度があるため倍率が高くなりますが、BtoB企業は比較的知名度が少なく、かつ優良企業が多いのが特徴です。このような企業にも視野を広げることでまずは内定を獲得し、自信をつけてモチベーションを上げていきましょう。
就活に失敗したと感じてもそれにとらわれず次の行動を始めよう!
就活が思うようにうまくいかず、「就活に失敗した」と感じたとしても、就活はいくらでもやり直すことができるため、反省はしても落ちこむ必要はありません。
大切なのは、自身の状況を冷静に分析し、次は何をすべきなのかを考え、すぐに行動を起こすことです。そのことを意識し、諦めずに取り組んでいけば、例え就活に行き詰ってしまったとしても必ず挽回することができますよ。
むしろ選考に通らなかった企業に関しては、その企業と自分がマッチしていなかったとも考えられます。志望企業に落ちてしまったときこそ、「自分に合わない企業だった」「より自分に合った業界や企業に出会えるチャンス」と前向きに捉えましょう。