目次
- 趣味・特技も大切な評価基準の一つ
- 企業が趣味や特技を質問する理由
- アイスブレイクのため
- 人柄を判断するため
- 企業にメリットのある人材かどうかの判断をするため
- まずは趣味と特技の違いを押さえよう
- 趣味:好きなことや長く続けてきたこと
- 特技:人に教えられる程度に得意なこと
- ESや面接でアピールする「趣味」の選び方
- 話題に困らないくらい好きなもの
- ユニークで印象に残りやすいもの
- 業界や企業に結び付けられるものは優先
- ESや面接でアピールする「特技」の選び方
- 受賞歴などわかりやすい成果があるもの
- 具体的なエピソードがあるもの
- 仕事で活かせるもの
- 就活では趣味・特技はどう聞かれる?
- ESでは内容に一言エピソードを添える形式が基本
- 面接はESの内容の深掘りをされる
- アピールしよう! 面接で趣味・特技を伝える3ステップ
- ①最初に趣味・特技の内容を伝える
- ➁具体的なエピソードや成果を添える
- ③学んだことの仕事での活かし方を伝える
- 就活におすすめの「趣味」一覧
- 就活におすすめの「特技」一覧
- 要注意! ESや面接で避けたい趣味や特技とは
- ギャンブルや政治的な内容は避ける
- マイナーすぎる趣味の内容は共感を得にくい
- 面接での趣味の伝え方【例文12選】
- 【趣味】読書
- 【趣味】音楽鑑賞
- 【趣味】料理
- 【趣味】楽器
- 【趣味】サッカー
- 【趣味】ジョギング
- 【趣味】マンガ
- 【趣味】旅行
- 【趣味】カフェ巡り
- 【趣味】食べ歩き
- 【趣味】カメラ
- 【趣味】釣り
- 面接での特技の伝え方【例文12選】
- 【特技】英会話
- 【特技】プログラミング
- 【特技】書道
- 【特技】剣道
- 【特技】イラスト
- 【特技】早起き
- 【特技】人と仲良くなること
- 【特技】整理整頓
- 【特技】DIY
- 【特技】ダンス
- 【特技】ケンカの仲裁
- 【特技】バドミントン(入賞歴あり)
- 趣味・特技一覧を参考に効果的にアピールしよう
趣味・特技も大切な評価基準の一つ
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
趣味・特技にまつわる質問はESや面接でも頻出な質問ですが、実際のところ「趣味・特技なんて就職に関係ないのでは?」と思う学生も多いでしょう。
しかし、趣味・特技も大切な評価基準の一つです。「何も思いつかないから」とESの趣味・特技の欄を空白にしたり、面接で「特にないです」と回答したりするのは、せっかくのアピールのチャンスを無駄にすることになります。
そこで今回は、就活におすすめの趣味・特技を一覧にして紹介します。企業が趣味や特技を質問する理由やES・面接でアピールできる「趣味」の選び方、そして面接での趣味・特技の効果的な伝え方を例文付きで解説するので参考にしてみてください。
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企業が趣味や特技を質問する理由
「企業側が何を求めているのか」をしっかりと把握している学生は案外少ないものです。趣味や特技を質問する理由は企業によって異なります。そのため企業側の意図をチェックすることで、回答すべき内容がおのずと見えてくるでしょう。
それでは、企業が趣味や特技を質問する主な理由を3つ紹介します。
アイスブレイクのため
アイスブレイクとは、初対面の人同士の緊張をほぐすためのコミュニケーションを指します。
面接で緊張している学生の気分をほぐそうという、企業側の心遣いですね。アイスブレイクを挟むことで緊張をほぐし、その後の志望動機や自己PRなどの重要な内容について、より深い会話ができるようになることを狙っています。
アイスブレイクを目的としている場合は、基本的に面接の序盤で趣味や特技に関する質問を投げかけられます。あくまでもコミュニケーションを円滑にすることが目的なので、あまり深く考え込まずリラックスして回答しましょう。
人柄を判断するため
企業が趣味や特技を質問する2つ目の理由は、「人柄を判断するため」です。志望動機や企業選びの軸などの質問だけでは、学生の人柄はわかりません。
企業にとって、学生の業界への熱意や志望度の高さは大切ですが、いざ入社した後は一緒に仕事をする同僚となるため、ともにチームワークで働きながら切磋琢磨していける人柄も重要です。休日の過ごし方や得意なことなどの趣味・特技の質問からは、学生のプライベートでの様子や個性を垣間見ることができます。
キャリアアドバイザー
企業にメリットのある人材かどうかの判断をするため
「企業にメリットのある人材かどうか」の判断材料として、企業が趣味・特技を聞くケースもあります。
趣味や特技は人によってさまざまです。ただ、その中でもより社風や社員の雰囲気と合うような趣味・特技の人材なら、企業も安心して採用に踏み切れるでしょう。そのため、趣味がたくさんある人は、よりその会社に合うような趣味や特技を選ぶことが大切です。
・マーケティング系の会社の場合:「趣味は読書です。特にマーケティングの本を読むことが好きで、どんな本が売れているかということから、世の中で求められているものや傾向を考えています」
・ファッション系の会社の場合:「趣味は雑誌やYouTubeでLook Bookを見ることです。SNSではアメリカのファッションリーダーである〇〇や◎◎のスタイルをチェックしています」
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この場合は、アイスブレイクや人柄を知るためといった意図よりも質問の重要度が高いため、ビジネスに活かせるような趣味や特技を答えられると良いでしょう。
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まずは趣味と特技の違いを押さえよう
就活生
ところで、趣味と特技ってどう違うのでしょう?
キャリアアドバイザー
たとえば英語が趣味である場合、特技になることもありますね。ただ、同じ意味ではありませんので、違いは押さえておいたほうが良いでしょう。
趣味と特技の違いがわからないままだと、趣味と特技の両方を聞かれたときにうまく答えられない可能性もあります。まずは趣味と特技のそれぞれの内容をチェックして、違いを押さえていきましょう。
趣味:好きなことや長く続けてきたこと
趣味とは、一般的に「好きなこと」「やっていて楽しいと思うこと」「長く続けてきたこと」を指します。
- ピアノ
- 絵画
- スポーツ
- 読書
- 映画鑑賞
ESや面接で趣味を質問されたときは、習い事でも独学でも「続けた年数」も一緒に答えましょう。何歳から始めて、どのぐらい上達したのかといった内容も含めて回答すると、より説得力が増しますし、趣味への熱意も伝わります。
- 週に何回、何年間趣味に取り組んでいるのか
- 1日に何時間取り組んでいるのか
- 具体的な実績
特技:人に教えられる程度に得意なこと
好きなことの中でも、「人に教えられる程度に得意なこと」は特技といえます。ただ単に「得意なこと」の場合、企業側に「どれぐらい得意なのか」「○○について詳しく教えてください」と深堀りされたときに、回答に詰まってしまう可能性があります。
そのため、ESや面接で答えるなら、ある程度の知識や経験があり、それについて語れる程度に得意なことを選びましょう。
- 料理
- パソコン操作
- 裁縫や手先を使った作業
- 幅広い年代層とのコミュニケーション
特技を伝えるときは、ほかの人との違いをアピールできるような具体的な要素を組み込むのがおすすめです。特技が料理なら「3つの材料で10種類の料理が作れます」、パソコンの操作だったら「MOSの資格を持っています」など、どれだけ得意なのかをアピールできるような内容を加えると説得力とインパクトが増すでしょう。
MOSの資格に興味のある学生は、こちらの記事にて詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ESや面接でアピールする「趣味」の選び方
「ESや面接で回答すべき趣味って何?」「趣味はあるけど、就職活動で活かせるかどうかわからない」と悩んでいる学生のために、ESや面接でアピールする「趣味」の選び方をピックアップしてみました。
優先させるべきものや趣味がないときの対処法などもまとめてチェックしてきましょう。
話題に困らないくらい好きなもの
ESや面接では、話題に困らないくらい好きな趣味を選びましょう。
- この趣味への熱意なら誰にも負けない!という趣味
- 1時間程度なら余裕で熱弁できる
- 詳細を質問されても答えられるほどの知識がある
上記のように、熱意だけでなく知識もあれば、ESや面接で答えに詰まる心配はありません。選考の場で回答に嘘や矛盾があると、それだけで印象がマイナスになってしまいます。
「好きなこと」であれば、すらすらと回答できますし、誠実さややる気もアピールできるのでおすすめです。
ユニークで印象に残りやすいもの
ほかの学生と差別化を測りたいなら、ユニークで印象に残りやすい趣味を選んでみましょう。
- スキューバーダイビング
- 染め物
- アクアリウム
- ジオキャッシング(宝探しゲーム)
もちろん嘘をつくのはNGです。ただ、本当に趣味が珍しいものであれば、思い切って答えてみましょう。あなたの個性や人柄がアピールできますよ。
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業界や企業に結び付けられるものは優先
「趣味がたくさんあって、どれを選べばいいかわからない」という人は、業界や企業に結び付けられるものを優先させて選びましょう。
- IT系の企業:プログラミング、ブログ制作など
- 食品系の企業:料理、食べ歩きなど
- 製造系の企業:機械いじり、プラモデル作りなど
選ぶときのポイントは「仕事で活かせるかどうか」です。志望先がIT系の企業なら、パソコンスキルや情報処理能力、Web上でのコンテンツ制作など、実際の業務にかかわるような趣味を挙げましょう。
趣味がないときは新しく始めてみるのもOK
ESや面接で語れるような趣味がない場合は、新しく始めてみるのも選択肢の一つです。選考が始まる前に、自分が興味のあることをいくつかピックアップしてみましょう。
迷ったときは、前述したような業界や企業に結び付けられる趣味から始めるのをおすすめします。最初は就職活動がきっかけでも、続けていくうちにのめり込めるようになるかもしれませんね。
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「趣味がなくて困っている」といった相談を受けることがありますが、「休日、何をして過ごしているのか」を考えてもらうと、大体の学生は浮かび上がってきますよ。料理など日常化しているものは、意外に気づかないかもしれませんね。
それでも何も思いつかないという人は、自分はインドア派かアウトドア派かを考えると、新しい趣味を探しやすくなるのではないでしょうか。たとえばインドア派であれば読書や絵を書くこと、アウトドア派であればカフェや公園巡りなど、特別なことではなく身近にできるや好きなことから始めてはいかがでしょうか。
採用担当者は、就活生に趣味があると休日の過ごし方をイメージすることができ、採用後もオンオフ切り替えて健康的に働いてくれそうなイメージを持つことでしょう。逆に「趣味がない」となると、人柄も把握しづらく不安感を持たれてしまうかもしれません。そのため応募書類や面接では、趣味を伝えられるようにしましょう。
ESや面接でアピールする「特技」の選び方
続いては、ESや面接でアピールする「特技」の選び方を解説します。特技を語るうえでのポイントや具体的な内容、特技が分からないときの対処法もあわせてチェックしていきましょう。
受賞歴などわかりやすい成果があるもの
特技を選ぶときは受賞歴をはじめ、わかりやすい成果があるものがおすすめです。
- ピアノの場合:ピアノコンクールで入賞
- 空手の場合:空手〇段
- パソコンの場合:情報処理検定〇級
賞や段位、資格や検定などがない場合は「10年間で○○回(個数)の実績があります」と、具体的に回数や個数を伝えたり、実際に成果物を見せたりするのも良いでしょう。
具体的なエピソードがあるもの
具体的なエピソードがある特技も好印象です。始めたきっかけや、特技を極める中で起こった出来事などを伝えれば、話により深みが出ます。
- 特技を極めるときに感じた嬉しいこと
- 周りから評価を得た経験
- 特技を活かした成功体験
特技にまつわる思い出や成功体験があれば、具体的に述べてみましょう。特技にまつわる挫折経験や、その挫折を乗り越えたエピソードを語れば、努力や向上心の高さが評価されますよ。
仕事で活かせるもの
企業への貢献度の高さをアピールするなら、仕事で活かせる特技を選びましょう。
- 事務系の仕事:マルチタスク能力、コツコツ取り組む作業
- 建築系の仕事:設計図製作、CAD、空間デザイン
- 接客系の仕事:コミュニケーション能力、マナー検定、サービス接遇検定
実務にそのまま活かせる特技や、実務とかかわりのある特技なら企業側に「仕事でも役立ってくれそうだ」と好印象も持ってもらえるでしょう。資格や検定があれば、さらにポイントアップです。
わからないときは周りの人に聞いてみるのもあり
自分の特技や得意なことがわからないときは、周りの人に聞いてみましょう。たとえば、誰にでも分け隔てなく接することができるコミュニケーション能力や、常に身の回りを整理できる整理整頓スキルなど、自分が「できて当然」「誇れるほど得意ではない」と思っていることも、周りの人から見ると評価の的である可能性があります。
これまでの人生の中で人から感謝されたことや、褒められたことを思い出しみるのもおすすめです。その中に特技が隠れているかもしれませんよ。
キャリアアドバイザー
「この程度で特技とは言えない!」と過小評価せずに、周りの人から客観的な意見をもらいましょう。
就活では趣味・特技はどう聞かれる?
就職活動で趣味や特技を聞かれる際は、具体的にどのような場面でどのように質問されるのでしょうか?ESや面接、それぞれの場面での趣味・特技の聞かれ方や具体的なシチュエーションを解説します。
ESでは内容に一言エピソードを添える形式が基本
ESでは趣味・特技の内容にエピソードを一言添える形式が一般的です。
・趣味:プログラミング
在学中にJavaプログラミング能力認定試験3級に合格しました。
・趣味:自転車
自転車での沖縄一周に挑戦し、地元の人とのコミュニケーションを楽しみました。
・特技:マナー
テレアポのバイトで興味を持ち、ビジネス実務マナー検定に合格しました。
まずは一行目に「○○(趣味)」を書き込み、その下にエピソードを記入します。趣味を始めたきっかけや年数、実績、取得した資格や検定などを書きましょう。
長すぎる文章は読みにくいので、簡潔にまとめるのがポイントです。
面接はESの内容の深掘りをされる
面接ではESに書いた趣味や特技の内容を深掘りされるので、より詳細なエピソードを用意しておきましょう。具体的には趣味や特技の詳しい内容や頻度、成功体験などを聞かれるケースが多いようです。
そのため、何を質問されても答えられるように、質問内容を予測して回答を用意しておきましょう。
「熱中していること」を聞かれた場合、趣味や特技について回答することができます。こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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印象に残る「熱中していること」の例文を紹介! 回答の作り方
熱中していることの回答は事前の準備が必須 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「熱中していることって何を書けばいいんですか?」「どうやって答えたら好印象になるんでしょう?」 という質問をよく就活生から受けます。 […]
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自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!
自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
アピールしよう! 面接で趣味・特技を伝える3ステップ
面接で趣味や特技を伝えるときは、必要な内容を順序立てて話すことで、より相手に伝わりやすくなります。とはいえ「面接となると緊張して上手く話せない」「話すこと自体が苦手…」という人もいるでしょう。
そこで、面接で趣味・特技を伝えるときの3つのステップを解説します。ポイントに沿って回答する練習をしておくと、本番でもしっかりアピールできますよ。
①最初に趣味・特技の内容を伝える
面接で趣味や特技について質問されたときは、最初に趣味・特技の内容を伝えましょう。
私の趣味はピアノです。4歳から始めているので、継続年数は17年になります。平日に2時間、休みの日だと気が付くと4時間ほど弾いていることもあります。
まずは「趣味は〇〇です」と一言で伝えてから、その後に継続年数や頻度、具体的に取り組んでいる内容などを説明しましょう。珍しい趣味・特技の場合は、知らない人でもわかるように簡単な概要や、噛み砕いた説明を最初に話すのがポイントです。
➁具体的なエピソードや成果を添える
趣味・特技の内容の後に、具体的なエピソードや成果も添えましょう。
- 趣味を始めたきっかけ
- 特技に気付いたきっかけ
- 葛藤や失敗を乗り越えたエピソード
- 特技で周りに感謝されたエピソード
- 家族や友人、学校などの周囲からの評価
- 取得した資格や検定、賞などの成果
特に印象深いポジティブなエピソードを語りましょう。周りからの評価や、周りから感謝された、もしくは褒められた経験があれば、積極的に伝えるのがおすすめです。だらだらと話しすぎないように気を付けながら、要点を絞って伝えましょう。
客観的な意見や評価を取り入れることで、よりその趣味・特技への熱意や技術の高さをアピールできるでしょう。
③学んだことの仕事での活かし方を伝える
最後に趣味や特技で学んだことを加えると、趣味だけの話で終わることなく、人柄や強みを伝えられます。伸びしろのある人材として好印象を持ってもらえるでしょう。さらに、その学びをどう仕事で活かせるのかまで伝えられるとアピールにつながります。
面接だからこそ、直接自分をアピールできるチャンスです。趣味や特技の質問の中でも、積極的に入社意欲を伝えましょう。
最初は好きなだけで下手でしたが、趣味を10年以上続ける中で「継続すれば必ず上達する」ということを学びました。趣味で培った継続力を仕事へ生かし、どんなことでも粘り強く続けていきたいと思います。
学んだ内容が思いつかない場合は、自分の趣味や特技と仕事との共通点を見つけ、そこを重点的にアピールするようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる
「ステップ①最初に趣味・特技の内容を伝える」にもあるように、面接で趣味・特技を聞かれたときは、知らない人でもわかるように「最初」に具体的な説明をするようにしましょう。
人は物事を自分の体験や価値観でイメージすることが多く、たとえば就活生が「料理が好きです」とだけ伝えると、「多分、お弁当とか自分で作っているんだろうな」と勝手に思いこんだりすることがあります。もしかすると、お菓子作りかもしれないし、薬膳料理などに興味があるかもしれないですよね。
そのため目の前にいる採用担当者は、自分のことをまったく何も知らない赤の他人ということを踏まえて、「いつから・どこで・何を・どのような」趣味なのかを冒頭で詳しく説明するようにしましょう。また面接で趣味を話す時は、自分の好きなことを話すわけでもありますので、笑顔で楽しそうに話すと印象もよくなりますよ。
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就活におすすめの「趣味」一覧
趣味は特定のものでなければならないという決まりはありません。趣味そのものよりも、それについてどれだけ語ることができるか、どれだけアピールできることがあるかを考えましょう。以下の趣味と就活におすすめの「趣味」を参考にしてみてください。
趣味:読書
3年前からサブスクリプションに加入しており、1カ月で平均15冊読んでいます。
趣味:料理
両親が共働きで中学生のときから家族に料理をふるまっていました。最近はお菓子作りにも挑戦しています。
趣味:ピアノ
3歳からピアノを習い始め、ピアノ歴は18年です。全国コンクールで8位に入賞した経験もあります。
趣味:サッカー
中学生から始め、高校時代は大会にも出場しました。現在もサッカーサークルに所属しています。
趣味:音楽鑑賞
ポップスからロック、クラシックまでさまざまなジャンルの音楽を聴きます。これまでライブやコンサートに足を運んだ回数は30回以上です。
趣味:写真
鳥や蝶などの自然の生き物の写真を撮ることが好きです。生き物の動きや呼吸などを観察して撮影するしていくうちに、自然と観察力が付きました。
趣味:ジョギング
ダイエット目的でジョギングを始めましたが、今も継続しています。週末は近くの公園で2時間程度ジョギングしています。
趣味:旅行
国内は12都道府県、外国は5か国ほど訪れました。私はその土地の歴史や地元住民がおすすめする観光スポットとリサーチしてから旅行するうちに、リサーチ能力が身に付きました。
趣味:刺繍
小学生の頃に祖母から教わり、現在も週に一度は刺繍をしています。学生時代は体育祭の旗に刺繍を入れたり、刺繍をあしらった衣服を文化祭でフリーマーケットに出品したりしました。
趣味:ドライブ
高校卒業後に免許を取って以来、週に2~3回のペースでドライブしています。友人を誘って休日に遠出したり、きれいな景色を見たりすると気分転換になります。
ESに書き込む場合は、簡潔で見やすい文章を心がけましょう。詳しい内容や、文章の肉付けは面接時に語ればOKです。
就活におすすめの「特技」一覧
就活におすすめの「特技」を一覧にまとめてみました。
特技:英会話
英会話を習って10年で、英会話検定3級に合格した経験があります。
特技:プログラミング
プログラミング歴2年、最近はJavaプログラミング能力認定試験3級に合格しました。
特技:書道
10歳から習い始め、大学在学中に毛筆書写技能検定2級に合格しました。
特技:イラスト
デジタルイラストを始めて3年、WEB上で販売もおこなっており販売実績は100件以上あります。
特技:Webライティング
文章を書くのが好きで、大学1年生の頃から独学でWebライティングを学んでいます。これまで書いた記事の本数は200本以上で、現在もエンタメ系のサイトにコラムを入稿しています。
特技:水泳
小学1年生の頃から水泳を習い始め、現在も月に2~3回のペースでプールに通って泳いでいます。
特技:バドミントン
中学、高校とバドミントン部に所属していました。高校時代にシングルで全国大会に出場した経験もあります。
特技:茶道
中学、高校は茶道部に所属していました。丁寧な所作は、入社後の接客時にも心がけたいと思います。
特技:コミュニケーション
大学2年生の頃からショップ店員のアルバイトをしています。タイミングや距離感をつかみながら、積極的にコミュニケーションを図っています。
特技:整理整頓
在学中に事務のアシスタントのアルバイトをしていたのですが、そのときに机周りや棚を整理整頓したことで、社員の方から「以前よりも仕事がしやすくなった」褒めていただきました。
実績や成果、資格や検定などがあれば加えましょう。具体的なエピソードがあれば書ける範囲でいいので、簡潔にまとめて記載してみてください。
要注意! ESや面接で避けたい趣味や特技とは
就活生
自分が語れるくらい好きであれば、何でも良いですよね?
キャリアアドバイザー
基本的には自由ですが、何でも良いと思っていると危険です。避けたい趣味や特技についても押さえておきましょう。
選考では「趣味や特技なら何でも答えてOK」というわけではありません。もちろん、嘘はよくありませんが、選考で答えるべきではない趣味や特技が存在するのも事実です。
「どんな趣味や特技が悪印象になるの?」と疑問に思う人のために、ESや面接で避けたい趣味や特技を一覧にまとめてみました。
・パチンコ
・競馬
・宗教活動
・政治活動
・ハッキング
・動物の狩猟、解剖や標本作り
・(関連のない業界で)ゲームやアニメ、マンガ
それでは上記の趣味・特技のどこがNGポイントなのか、チェックしていきましょう。
ギャンブルや政治的な内容は避ける
パチンコや競馬などのギャンブル的な趣味は、企業に「お金にルーズなのでは?」という印象を持たれてしまいます。もちろん、お金の使い道は人の自由ですが、あまりにもお金使いが荒いと考えものです。社会的な信頼が得られない趣味を答えるのは控えましょう。
また、政治活動や宗教活動などの趣味もNGです。言論の自由や信仰の自由はありますが、人によっては嫌悪を示す場合もあるので避けたほうが良いでしょう。
キャリアアドバイザー
政治活動などは企業と意思が一致しない場合、印象が下がってしまう可能性があります。
マイナーすぎる趣味の内容は共感を得にくい
就職活動の場ではマイナーすぎる趣味も避けましょう。特にゲームやアニメ、マンガなどの日本文化にまつわる企業を除いて、マニアックすぎる趣味の内容は共感を得にくい場合があります。
ゲームやアニメ、マンガが趣味で面接で伝える際は、語りすぎず、簡単に説明するなどして共通してわかるような話にするように心掛けましょう。もしくは「ゲームやアニメ、マンガの影響でデジタルイラストの制作を始めました」といった別の回答を用意するのがおすすめです。
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他の就活生と差別化を図りたい気持ちから、無理に変わった趣味を伝えようとする人がまれにいますがこれは要注意です。採用担当者が趣味・特技を質問する理由は、先ほどもお伝えしたようにアイスブレイクや人柄を知りたいからですよね。ウケねらいなど安易な気持ちで趣味や特技を話してしまうと、その場の空気がしらけた雰囲気になってしまうかもしれませんよ。趣味や特技を伝えるときは、相手がどのように受け止めるかを考えて伝えるようにしましょう。
採用担当者は、面接全体を通して一緒に働きたい人物かどうかを評価をしています。そのため趣味や特技が特異すぎるものは「クセがありそうだな」「ちょっと変わってるけど、うちの会社になじめるかな」と不安を持たれてしまう可能性があることは押さえておきましょう。
とはいえ、もちろん大切なのは趣味・特技の中身ではなくそれをしっかり相手に語れるかどうか。自分の趣味や特技を話してもよいのか迷ったときは、自分が本当に打ち込んでいて語れるものであればぜひアピールしてみてくださいね。
パチンコ業界に興味のある学生は、こちらの記事を参考にすると良いでしょう。
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パチンコ業界ってどんな業界? 就職の難易度や今後の動向を徹底解説
パチンコ業界を正しく理解して就活に臨もう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。パチンコ業界に興味を持つ学生から、 「パチンコ業界ってどんな業界なのですか」「どんな職種があるのか教えてください」 といった悩みが多く […]
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面接での趣味の伝え方【例文12選】
ESと違い、面接では趣味についてエピソードとともにしっかり伝える必要があります。趣味の内容だけでなく、その伝え方によって企業に与える印象は大きく変わります。
12つの趣味ごとに、伝えるときのポイントをチェックしていきましょう。
【趣味】読書
読書が趣味というと、ありきたりすぎてつまらないのでは、と思うかもしれません。確かに、「何でも読みます」では印象が薄くなりがちですが、読書をどのように楽しんでいるのかを伝えることで、人柄をアピールすることができます。
趣味は読書です。小さい頃から本が好きで、毎日のように読んでいました。現在は電子書籍が読めるサブスクリプションサービスに加入しており、月20冊以上読んでいます。最近はマーケティング関連の本を読むことが多いので、ここで得た知識をマーケティング業務に活かしたいと思っています。
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「サブスクリプションへの加入」「月20冊」など、具体的なキーワードを含んでいるのが特徴ですね。志望する業界に関連する本を読んでいるのも大きなポイントです。
読書を趣味として答える際はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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刺さる「趣味は読書」の答え方|ジャンル別の印象と選考別の例文6選
趣味が読書の場合、自分の人柄や志向・個性を伝える準備をしておくとよく理解してもらえますよ! この記事では趣味を聞く理由、履歴書に書くポイント、魅力的な伝え方、想定問答などをキャリアアドバイザーが解説します。 例文も参考に、強力にアピールをしてくださいね。
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【趣味】音楽鑑賞
音楽鑑賞は趣味の中でもポピュラーなものです。だからこそ、「自分と音楽の関係」「自分が音楽に対してどんな魅力を感じているのか」をより具体に語ることで、オリジナリティのある回答に仕上げられます。
趣味は音楽鑑賞です。ポップスからロック、クラシックまでさまざまなジャンルの音楽を聞きます。これまでライブやコンサートに足を運んだ回数は30回以上です。音楽を聴くと異なる感性に触れることで自分の視野が広がるような気がします。音楽鑑賞で培った吸収力を仕事でも活かしていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
「音楽鑑賞」だけだと抽象的なので、「好きな音楽のジャンル」「ライブやコンサートに通った回数」を挙げてより具体性を持たせることが大切です。
音楽鑑賞を趣味として伝えたい人にはこちらの記事もおすすめです。
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趣味が音楽鑑賞はジャンルで変わる! 企業にアピールするコツ
音楽鑑賞が趣味の場合、アピールポイントがジャンルで変わります。クラシックではリラックス方法をアピールしたり、洋楽では語学への関心をアピールすることができるのです。今回はジャンル別の例文を紹介するとともに、キャリアアドバイザーが担当者の目に留まるESの書き方も伝授します!
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【趣味】料理
料理と一口に言っても、得意なジャンルやスキルは人それぞれです。家庭料理やお菓子、創作料理など、自分が得意な料理を挙げるとともに「〇分で〇品作れる」といった料理スキルもアピールしましょう。
趣味は料理です。両親が共働きで、中学生の頃から家族に料理をふるまっていました。これまで作った料理は100品以上です。3つの材料で5つのおかずを作ることもあります。料理をする中で「料理はスピードとマルチタスクが大切」と学びました。料理で培ったマルチタスク能力を仕事でも活かせたらと思います。
キャリアアドバイザー
「マルチタスク」というビジネスでなじみの深いキーワードを含めているので、趣味への熱量だけでなく、仕事への意欲も伝えられます。
【趣味】楽器
楽器を趣味として紹介する場合は、得意な楽器や継続年数は必ず盛り込むのがポイントです。また、楽器演奏にまつわるエピソードがあれば、積極的に語りましょう。
趣味は楽器です。これまでピアノやギター、ドラムなどのさまざまな楽器を演奏してきました。ピアノは3歳から始めているので継続年数は18年以上です。ギターやドラムは大学生から始めましたが、大学の文化祭やバンドのコンテストなどの人前で演奏できるまで成長しました。
さまざまな楽器に触れる中で、楽器の特徴や鳴らし方のコツを瞬時に捉えるスキルが身に付きました。このスキルを活かしながら、仕事の際も初めての作業や操作をすぐに習得できるよう、努めてまいります。
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趣味が楽器でも、アピールできるような突出した部分がなければ、複数の楽器を紹介するのがおすすめです。受賞歴や目立った実績がなくても、人前で演奏した経験があればアピールポイントになります。
【趣味】サッカー
サッカーを趣味として語るときは、始めた時期やチーム内でどんな活躍をしたのかを具体的に挙げましょう。部長やリーダーなどを任された場合は、その役割を通して学んだことを語ると、話に深みが増します。
趣味はサッカーです。小学1年生から習い始めて、高校時代はサッカー部の部長を努めていました。県内で20以上のチームが集まる大会にも出場して決勝まで進みました。サッカーや部長の役割を通じて、コミュニケーション能力や「全体を見る力」が身に付きました。仕事でも同僚とのコミュニケーションや俯瞰力を大切にしたいと思います。
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大会での成績や、部活での役割を含めている点、学んだことをビジネスに絡めている点がポイントです。
【趣味】ジョギング
ジョギングは習慣として取り入れている人は、「趣味」として語るのが難しいと感じることもあるでしょう。そんなときはジョギングを始めたきっかけや、ジョギングを通して学んだことを伝えるのがおすすめです。
趣味はジョギングです。ダイエット目的でジョギングを始めましたが、今も継続しています。週末は近くの公園で2時間程度ジョギングしています。始めたては慣れずにつらかったのですが、根気強く続けていくことで楽しさを感じるようになりました。仕事も根気強く取り組んでまいります。
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頻度はあまり多くなくても、継続していればそれだけで「強み」になります。どんどんアピールしていきましょう。
【趣味】マンガ
関連のない業界でマンガを趣味として語るのはNGです。ただ、関連のある業界であればで積極的に語りましょう。どのようにマンガを楽しんでいるのか、またマンガにまつわるエピソードなどを伝えると、マンガに対する想いが伝わりやすくなります。
趣味はマンガを読むことです。大学在学中に留学した際も、日本のアニメ・マンガ文化に興味のある留学生と交流することができ、友人も増えました。現在は語学力向上のために、子ども向けのマンガを英語で読んでいます。趣味で培った話題性や、コミュニケーション能力、語学力を仕事でも活かしたいと思います。
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アニメやマンガなどの趣味は「一人で完結できる趣味」というイメージがありますが、他者と交流したエピソードを盛り込むことで、協調性の高さを伝えられます。
【趣味】旅行
旅行を趣味として挙げるときは、訪れた都道府県、国の数やどんなスポットへ行くことが多いのかを伝えましょう。また、旅行を通じて学んだことを語るのもポイントです。
趣味は旅行です。国内は12都道府県、外国は5か国ほど訪れました。私はその土地の歴史や地元住民がおすすめする観光スポットとリサーチしてから旅行します。そのため次第にリサーチ能力が身に付くようになりました。趣味で培ったリサーチ能力を仕事でも活かしていければ幸いです。
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旅行といっても、人によって旅行の過程や「何に重きを置くのか」は異なります。自分流の旅行の楽しみ方や、旅行するうえで心掛けていることを語りましょう。
【趣味】カフェ巡り
カフェ巡りは基本的に気分転換や店の雰囲気を楽しむのを目的なので、技術面や精神面を磨くスポーツや音楽と比べて、趣味としてアピールするのが難しいと感じている人も多いでしょう。しかし、「本当に好きなこと」は大きな強みになります。カフェ巡りの頻度や魅力を伝えて、趣味への想いをアピールしましょう。
趣味はカフェ巡りです。都心部や郊外のカフェへ、週に1回のペースで通っています。温かいコーヒーを飲みながら、おしゃれな店内を眺めているだけで、気分が落ち着きます。御社へ入社した後も、カフェ巡りをしてONとOFFの切り替えをして、テキパキと業務に取り組みたいと思っています。
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直接業務につながる趣味ではなくても「ONとOFFの切り替え」「気分転換」といったキーワードを含むだけで、仕事への再現性を十分にアピールできます。
【趣味】食べ歩き
食べ歩きは「街で食べ物を歩きながら食べる」という意味で使われていますが、本来は「各地に訪れて郷土料理を食べる」という意味です。どちらを使ってもさほど問題はありませんが、正確性を高めるために本来の意味で話した方がよいでしょう。
趣味は食べ歩きです。近隣の他県に足を運んで、ご当地の料理を食べまわっています。これまで立ち寄った店の数は100以上あります。今まで行ったことがない場所や食べたことがない料理を食べるのが好きです。この新しいものにチャレンジする力や好奇心、探求心を仕事でも活かせればと思います。
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「食べること」は共感を得やすいので、趣味として取り上げるにはおすすめです。「一番印象的だった店はどこですか?」と深堀りされることもあるので、あらかじめ何店かブラッシュアップしておきましょう。
【趣味】カメラ
カメラの楽しみ方は人それぞれです。人物や建物、動物や景色などの好きな対象物や、撮影の醍醐味や心掛けていることを語って、あなたなりのカメラの楽しみ方を伝えましょう。
趣味はカメラです。鳥や蝶などの自然の生き物を撮影するのが好きです。生き物の動きや呼吸などを観察して撮影するので、自然と観察力が付きました。趣味で習得した観察力と撮影スキルを仕事でも役立てたいと思っています。
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ホームページ制作や映像制作などの業務がある会社なら、撮影スキルは大いに強みになります。
【趣味】釣り
趣味として釣りを回答する場合は、頻度や釣りのコツなどを具体的に語りましょう。専門用語や難しい表現を避けて、釣りに詳しくない人にもわかるように話すのがコツです。
趣味は釣りです。釣り好きな父の影響で大学1年から始めて、月に2回程度釣りをしています。同じ場所でも時間帯や季節、潮回りによって釣れる日とそうでない日があるので、なかなか難しいのですが、そこで試行錯誤を繰り返し、その時々に合った臨機応変な対応を心がけることで、以前よりも多く釣れるようになりました。これは仕事にも通ずることだと思いますので、仕事にも活かしていきたいと思います。
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「うまくいかなかった経験」を乗り越えたこと、乗り越えるためにおこなった工夫などを語ると、よりエピソードに深みが増します。
面接での特技の伝え方【例文12選】
面接での特技の伝え方を例文付きで解説します。
- 英会話
- プログラミング
- 書道
- 剣道
- イラスト
- 早起き
- 人と仲良くなること
- 整理整頓
- DIY
- ダンス
- ケンカの仲裁
- バドミントン(入賞歴あり)
12つの特技ごとに、伝えるときのポイントをチェックしていきましょう。
【特技】英会話
英会話を特技として挙げるときは英会話を学んだ期間や、英会話を活かした経験、また英会話を今後どのように生かそうと考えているのかを伝えましょう。ビジネスの場において英会話スキルは重宝されるものなので、仕事と関連させた内容に仕上げれば好印象を持ってもらえるはずです。
特技は英会話です。英会話を習い始めて10年経ちます。英会話を習っていたおかげで在学中にアメリカへ短期留学したときも、通訳なしで現地の方々と英語でやりとりできました。
英会話検定3級に合格、TOEIC800点を取得した経験もあります。この語学力をビジネスの場でも活かして、ゆくゆくは海外の部署で働きたいと考えています。
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キャリアアドバイザー
検定や留学経験など、特技を裏付けるものがあれば積極的に伝えましょう。「海外の部署で働きたい」といった将来のビジョンを加えるのも良いですね。
【特技】プログラミング
近年はプログラミングを学ぶ人が増えているので、どれだけ周りと差をつけられるかが面接で好印象を残すカギです。勉強期間や合格した検定など、プログラミングの知識やスキルをアピールできることはしっかりとアピールしましょう。
特技はプログラミングです。大学の必修科目でしたが、プライベートでもプログラミングに取り組むようになり、在学中にJavaプログラミング能力認定試験3級に合格しました。卒業研究ではアプリ開発に取り組んでいます。このスキルを生かして、人々がわくわくするようなアプリを開発できるプログラマーになりたいと思っています。
キャリアアドバイザー
大学で学んだこと、大学での研究・論文もアピールポイントです。「将来どんな人になりたいのか」を語るのも印象アップにつながりますよ。
【特技】書道
学生時代に書道を習ったことがある人はたくさんいますが、継続している人はなかなかいません。その継続力は大きな強みになります。継続期間や合格した検定を語って、書道のスキルをアピールしましょう。
特技は書道です。10歳から習い始め、大学在学中に毛筆書写技能検定2級に合格しました。学生時代は部活や委員会などで書記を務めており、周りから「字がきれいだね」と褒めていただくことがたくさんありました。仕事で文字を書く機会があれば、ぜひともお任せください。
キャリアアドバイザー
周りから褒められたエピソードを加えることで、より客観性と信頼性が増します。
【特技】剣道
剣道を特技として話すときはほかのスポーツと同様に、始めた時期や功績などを伝えましょう。大会に出場した経験があれば、積極的に話してください。
特技は剣道です。中学から高校まで剣道部に所属していました。高校時代は地域の大会へ出場し、決勝まで進みました。大学でも剣道サークルに所属しています。練習を重ねるうちに集中力がより高まりました。剣道で培った集中力を仕事でも役立てたいと思います。
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スポーツは「体力」「精神力」などがフォーカスされがちですが、「集中力」も十分にアピールポイントになります。
【特技】イラスト
イラストを趣味として挙げるときは、具体的にどのように学んだのか、そしてどんなイラストを描いているのかを話しましょう。面接官がイメージしやすいように、デジタルかアナログか、人や図解など、イラスト制作について詳しく伝えるのがポイントです。
特技はイラストです。本や動画を参考に、独学で学びました。基本的にはデジタルイラストを描いています。WEB上で販売もおこなっており販売実績は100件以上あります。WEB記事のイラスト解説や図解などの依頼を頂くことがありますので、御社でもそういった機会があればぜひお任せください。
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WEB制作系や広告系の会社なら、イラストのスキルは大いに喜ばれるでしょう。販売実績があると、信頼性がより高まります。
【特技】早起き
特技としてアピールできるのは、スポーツや芸術だけではありません。早起きも立派な特技です。早起きを特技として紹介すれば「入社後も遅刻をしない、勤勉な人柄」とアピールできます。
特技は早起きです。大学1年から2年まで、早朝のアルバイトをしていたので、朝5時に起きる癖がつきました。現在もその名残があり、どんなに遅く寝ても必ず早起きできます。学校やアルバイトでも一度も遅刻をしたことがありません。社会人になっても早起きを続けて、余裕を持って仕事に取り組みたいと思います。
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一見当たり前のように感じる「早起き」も、継続すれば立派な特技として紹介できます。早起きで得したエピソードがあれば、付け加えてみましょう。
【特技】人と仲良くなること
特技が思い浮かばない人は、対人関係に目を向けてみましょう。すぐに人と仲良くなれるのは、コミュニケーション能力が高い証拠です。アルバイトやインターンなどでコミュニケーション能力を磨いた経験があれば積極的に語りましょう。
特技は人と仲よくなることです。在学中はアパレルショップや化粧品売り場、飲食店のホールなどのアルバイトをしていました。
最初は初対面の人と話すのが苦手でしたが、お客様の笑顔を見るのが楽しくなり、次第にどんな人に対しても明るく接することができるようになりました。その結果、常連のお客様が増え、店長からもお褒めの言葉をいただきました。入社後もお客様に笑顔が届けられるような接客を心掛けたいと思います。
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「人と仲良くなること」という特技は、接客業やサービス業では大きな強みになります。具体的なエピソードを含めて、コミュニケーション能力の高さや人当たりのよさをアピールしましょう。
【特技】整理整頓
特技を整理整頓と回答する場合は「片付けが得意です」という抽象的な文章ではなく、何を目的として片付けているのか、片付けの極意などを含めた文章を心掛けましょう。周りから褒められた経験があるなら、エピソードを交えて伝えてみてください。
特技は整理整頓です。在学中に事務のアシスタントのアルバイトをしていたのですが、そのときに机周りや棚を整理整頓したことで、社員の方から「以前よりも仕事がしやすくなった」褒めていただきました。普段も「どこになにがあると効率よく作業ができるのか」を判断して、整理整頓を心がけています。この几帳面さと取捨選択能力を仕事でも活かしたいと思います。
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「整理整頓」は几帳面さだけでなく、ビジネスでも求められる「取捨選択能力」もアピールできます。
【特技】DIY
人によってDIYの規模感やスキルは異なります。どんな物をどれくらい作ってきたのかを話すと、面接官側にDIYのレベルを伝えられるでしょう。DIYで心掛けているポイントがあれば、ぜひ説明してみてください。
特技はDIYです。これまで椅子や棚、机などを含む50点以上のものをDIYしてきました。「一定の価格内で、どれだけ機能性・デザイン性に長けた家具が作れるか」を重視して、家具作りに取り組んでいます。手先の器用さはもちろん「限られたコストの中でいかに成果を出すか」は仕事でも活かせることですので、この特技を存分に発揮して会社の利益につなげていきたいと考えています。
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手先の器用さだけでなく、計画性やデザイン力もアピールしてきましょう。
【特技】ダンス
特技をダンスと回答する場合は、どこにフォーカスするのかを決めてから話しましょう。ダンスのスキル、協調性、チームで一丸になって取り組むこと、継続力など、特にアピールしたいポイントをいくつか絞って語ると、まとまりのある回答に仕上がります。
特技はダンスです。ダンス歴は10年です。ダンスチームの仲間とアメリカでダンスパフォーマンスショーに出演した経験もあります。ダンスは全体を把握する力と、仲間の動きに合わせるスキルが非常に大切です。ダンスで培った全体把握能力と協調性を仕事でも役立ててきたいと思います。
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実績だけでなく、チームでダンスをしていて学んだことを取り入れているのがポイントです。全体把握能力と協調性は職場のチームワークに必要なスキルなので、積極的に伝えましょう。
【特技】ケンカの仲裁
人と人との間に入って円滑に話し合いを進めることは、仕事にも活かせるスキルです。チームのまとめ役や、聞き手役として期待されることもあります。これまでどのようにケンカを仲裁してきたのか、具体的な例を挙げながら伝えましょう。
特技はケンカの仲裁です。私には弟が二人いるのですが、小さい頃は弟二人のケンカを仲裁することがよくありました。その後、小学校や中学校、高校でも友人のケンカを仲裁したり、人間関係のトラブルを解決したりする機会がたくさんありました。
ケンカの仲裁では「両者の言い分をじっくりと聞いて、共感する」「客観的な視点で簡潔に話をまとめる」この2つを心掛けています。入社後もお客様やチーム内でトラブルがあった際もこの特技を生かして円滑な関係を築きたいと思います。
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人間関係にまつわる特技は、人とかかわる職種であれば好印象につながります。「ケンカの仲裁で心がけていること」を含めて、これまでの経験を語っているのもポイントです。
【特技】バドミントン(入賞歴あり)
バドミントンで入賞歴があれば、バドミントンへの熱意や頑張ってきたことをアピールできます。挫折体験を含めれば、ドラマチックな要素が加わって、強い印象を残せるでしょう。入賞した大会でのエピソードを交えながら、その後の生かし方も語ってみてくださいね。
特技はバドミントンです。中学、高校とバドミントン部に所属していました。高校時代にシングルで全国大会に出場した経験もあります。現在は高校時代の元部員たちと3カ月に一度集まって、バドミントンをしています。
あいにく全国大会ではよい結果は残せませんでしたが、「悔しい」という気持ちをバネにして、さらに練習へ取り組み、その後の地域の小さな大会で優勝しました。この負けず嫌いな特性や、向上心の高さを仕事でも役立てたいと思います。
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苦い経験も成長への糧として語れば、「努力家」「向上心が高い」という印象を持ってもらえるでしょう。
高校時代の内容をアピールしたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみましょう。
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趣味・特技一覧を参考に効果的にアピールしよう
趣味・特技一覧を紹介しました。人によって好きなことや得意なことは違いますが、どんなことでも「好き」という気持ちや継続年数があれば立派なアピールポイントになります。
今回ご紹介した、趣味や特技をESや面接で答えるときのポイントや例文を参考にして、選考に臨んでみてください。
趣味・特技を就活でアピールするときのコツ!ESや面接で役立つ例文を一覧で紹介【就活】
この意味では、趣味・特技の質問は企業に人柄を把握してもらい「この学生のことをもっと知りたい」と興味を持ってもらうためのチャンスだといえますね。