目次
- ゲーム業界への就職を目指すならまずは業界について理解しよう!
- なぜゲーム業界の選考は高難易度なのか? 2つの理由を解説
- 人気業界であり求人倍率が高い
- 即戦力がもとめられる傾向にある
- まずはゲーム業界の2つの要点を押さえよう!
- ゲーム業界の事業内容
- ゲーム業界の制作工程
- 職種が豊富! ゲーム業界の職種と仕事内容
- ゲームプランナー
- ゲームディレクター
- ゲームデザイナー
- ゲームエンジニア
- ゲームデバッガー
- ゲームシナリオライター
- サウンドクリエーター
- ゲーム業界を代表する大手企業5選
- ソニー
- 任天堂
- バンダイナムコ
- スクエアエニックス
- ネクソン
- ゲーム業界の就職におすすめな資格7選
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- Photoshop®クリエイター能力認定試験
- CGクリエイター検定
- ITパスポート
- Webクリエイター能力認定試験
- ゲーム業界の就職では語学力も必要なことが多い
- ゲーム業界でもとめられる人材の6つの特徴
- ①一から作り上げることが好きである
- ②物事を論理的に考えられる
- ③プログラミング知識がある
- ④チャレンジ精神がある
- ⑤情報収集能力がある
- ⑥コミュニケーション能力がある
- ゲーム業界の自己PRでアピールすべき3つのポイント
- ①ゲームに対する熱い思い
- ②自分の資格やスキル
- ③具体的な経験や成果
- ゲーム業界の志望動機で記入すべき3つのポイント
- ①なぜゲーム業界を志望しているのか
- ②なぜその企業を志望しているのか
- ③自分の強みをいかして入社後にどのように貢献していきたいのか
- 突破口を見つけよう! ゲーム業界の就職をグッと近づける方法とは
- 独学で専門知識を養う
- 専門学校に通う
- 通信講座を受ける
- ゲーム業界についてしっかり理解して効率的に就職を目指そう!
ゲーム業界への就職を目指すならまずは業界について理解しよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「なぜゲーム業界の就職は難しいとされるのですか?」
「どんな選考対策が必要ですか?」
といった質問を受けます。たしかに就職を目指すうえでゲーム業界がなぜ人気なのか、高難易度と言われているのかなど気になるところですよね。ゲーム業界への就職を目指すうえで、業界の特徴や仕組みなどを正しく理解することがとても重要になります。
この記事では、ゲーム業界の仕事内容やおすすめな資格、最後は高難易度と言われているゲーム業界の選考対策まで徹底解説していきます。業界についてさまざまなことを理解し、内定を獲得してゲーム業界へ就職しましょう。
なぜゲーム業界の選考は高難易度なのか? 2つの理由を解説
なぜゲーム業界の選考は高難易度なのか事前に理解しておくだけでも面接対策などもよりしやすく、面接までに自分が取り組むべきことが明確になります。ゲーム業界の選考で自分の力を最大限に発揮し、内定を獲得するためにもこれから説明する2つの理由についてそれぞれ押さえておきましょう。
人気業界であり求人倍率が高い
ゲーム業界は他の業界に比べて、比較的求人倍率が高く、特に大手企業ではその傾向が強いです。
理由としては、大手企業だと自分の小さいころからなじみのあるゲームや誰もが耳にしたことあるようなゲーム制作をおこなっており、企業の知名度が高いことも要因の一つに考えられます。
ゲームに対する熱意はもちろん大切ですが、職種によっては専門的な知識やスキルがある人が採用されやすい傾向にあります。
即戦力がもとめられる傾向にある
大手企業では学生時代のスキル経験がより重視されたり、中小企業やベンチャー企業では社員数が少なく業務幅が広いため即戦力がもとめられる傾向にあります。そのため、新卒採用を控えている企業も多く、即戦力となり得る人材をもとめる中途採用に力を入れているのが現状です。
まずはゲーム業界の2つの要点を押さえよう!
ゲーム業界の選考を進めるうえで業界への理解を深めておく必要があります。なぜなら面接中などでも業界への理解が問われるような質問をされる可能性があるからです。選考での事前準備のためにもここではゲーム業界の事業内容や仕組みをそれぞれ解説していきます。
ゲーム業界の事業内容
ゲーム業界の事業内容というと皆さんはどのようなものを思い浮かべますか。ゲーム業界はゲームソフトやゲーム機の企画・開発から販売までをおこなうことが主な業務となります。
近年ではネットやスマートフォン(スマホ)の普及にともない、隙間時間で手軽に楽しめるようなスマホやタブレット用のゲーム開発にも注力しています。
ゲーム業界の制作工程
ゲーム業界は2つの制作工程に分かれており、企業もそれぞれどちらかの制作工程でゲームの制作がおこなわれています。就職をするうえでも自分がどんな分野に携わってどんなことがしたいのか明確にするためにも理解しておくと良いでしょう。
①ハードウェアメーカー
1つ目はハードウェアメーカーです。ハードウェアは家庭用または業務用のゲーム機などを指し、開発・製造から販売までしているメーカーです。
特徴としてどの企業も自社でゲームソフトの開発もおこなっています。また、近年ではVR端末など新たな技術を用いたゲームの開発や自社で保持しているコンテンツを活かしてスマホゲームなどにも進出を始めています。
- 任天堂(Nintendo Switch)
- SONY(PlayStation)
- Microsoft(Xbox)
②ソフトウェアメーカー
2つ目はソフトウェアメーカーです。ソフトウェアはゲームソフトの製作や販売にかかわる企業のことを指し、ゲームパブリッシャーとゲームデベロッパーの大きく2つに分かれます。それぞれゲームパブリッシャーは企画・販売をおこない、ゲームデベロッパーは開発のみをおこなうなどハードウェアメーカーとは違い分業制を引いてます。
- ゲームパブリッシャー
バンダイナムコ
スクエアエニックス(ドラゴンクエストシリーズ)
コナミ
カプコン - ゲームデベロッパー
トーセ
ディンプス
ゲームフリーク
ゲーム業界についてより詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください
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職種が豊富! ゲーム業界の職種と仕事内容
ゲーム業界の職種はさまざまありますが、ここでは特に押さえておきたい7つの職種と仕事内容について説明します。自分にはどんな職種が向いているのかや自分のやりたいことには一番どの職種が合っているかなど理解するためにも押さえておきましょう。
ゲームプランナー
ゲームプランナーはゲームの企画立案やプロジェクトの進行管理おこないながら、ディレクターやプロデューサーと連携し、さまざまな役職の人に指示を出す仕事です
そのため、ゲーム制作の理解やシステムの理解はもちろん、プロジェクトを円滑に進めるためにも頭の回転の速さや周囲とのコミュニケーションがもとめられます。自分が先頭に立って物事の進行していくのが得意な人には向いているでしょう。
ゲームディレクター
ゲームディレクターはゲーム制作現場をまとめるリーダー的な存在です。プロデューサーの指示のもと企画立案や、スタッフの管理、スケジュール調整など業務内容はさまざまです。
そのため、他の職種に比べてマネジメント力が問われる職種です。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーはゲームの背景や登場するキャラクター作りなどゲーム制作をおけるデザイン全般をおこないます。
- UI
UIとはユーザーインターフェースの略で、商品やサービスとユーザーを繋ぐ接点を意味し、ユーザーが視覚に触れるすべての情報のことを言います。 - UX
UXとはユーザーエクスペリエンスの略で、ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験のことを言います。デザインを考えるうえでUI、UXなどのゲームの操作性に必要な知識ももとめられます。ほかにも企画立案や進行管理などにもかかわることもあったりとデザイン以外にも業務はさまざまです。
ゲームエンジニア
ゲームエンジニアは主に家庭用ゲームやスマホゲームを開発することがメインの業務となります。
開発するためには企画を考えるゲームクリエイターと打ち合わせし、どのような内容にするのかや仕組み、仕様を決め、方向性を決めていきます。
一見、人とかかわり合いのない仕事のように思われがちですが、ゲーム制作をするためには社内の人や外部の人などさまざまな人とのコミュニケーションが必要となっていきます。
ゲームデバッガー
デバッガーはゲームのプレイ中に不具合が生じないか確認し、不具合があるときは修正作業をおこなうことが仕事です。
そのためユーザーが安全かつ快適にゲームをプレイするためにも開発段階から大切な役割のひとつとなっています。比較的単純作業ですが、きめ細かなさがもとめられるため、根気強さが必要になります。
ゲームシナリオライター
ゲームシナリオライターはゲームのストーリーや展開を制作するライターのことを言い、実際のストーリーやキャラクターのセリフなどを執筆していきます。基本的な文章力や、ストーリーを考える想像力がもとめられるといえますね。
また、近年ではスマートフォンゲームのストーリー構成や執筆なども多く、シナリオライターの需要は高くなっています。
こちらの記事ではライターのなり方について解説しています。ぜひ併せて参考にしてくださいね。
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サウンドクリエーター
サウンドクリエーターはゲーム内のテーマ曲や効果音を考え、作成します。ゲームサウンドは作品の雰囲気に大きく印象を与えるため、ゲームのストーリーやイメージなどから曲や音声を考える必要があります。
そのため、自分のイメージだけで作成するのではなく、プロデューサーやプランナーなどと話し合い作成していくことが重要です。
ゲーム業界を代表する大手企業5選
ゲーム業界に限らず就職するうえで志望する業界にどんな企業があるのか知っておくと企業選びの選択肢が広がります。自分にあった仕事内容や働き方をするためにもそれぞれの企業の特徴を押さえておきましょう。
ソニー
ソニーは家庭用ゲーム機やソフトの開発、販売をおこなっている企業で、業界でも最大手企業です。プレイステーションシリーズをはじめ、さまざまな人気ゲーム機を開発、販売していることから日本のみならず、世界でも知らない人がいないくらいの人気企業に成長を遂げています。
また、他の企業と異なる点としてゲームだけでなく、ソニーミュージックでおなじみの音楽事業やソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの映画事業の運営などにも注力しています。
- 企業名:ソニー株式会社(Sony Corporation)
- 代表:槙 公雄
- 設立:1946年5月7日
- 売上高:8.999兆円
- 主な代表ゲーム機:プレイステーション
任天堂
任天堂もソニー同様に家庭用ゲーム機とソフトの開発、販売をおこなっている企業です。また、ゲームキャラクターをモチーフにした玩具の製造、販売にも力を入れているのも特徴です。日本でも知名度が非常に高く、ゲームソフトでは「マリオ」や「どうぶつの森」が幅広い層に長年楽しんでもらっています。
- 企業名:任天堂株式会社
- 代表者:古川 俊太郎
- 設立:1889年9月23日
- 売上高:1.759兆円
- 主な代表ゲーム機:ニンテンドーDSSwitch
バンダイナムコ
バンダイナムコエンターテインメントは、家庭用ゲームソフトの制作や開発を行っているゲーム企業です。ゲーム制作だけでなく、玩具や映像、音楽にも力を入れており「ドラゴンボール」や「ウルトラマン」、「仮面ライダー」などの代表作を生んでいます。
- 企業名:株式会社バンダイナムコホールディングス
- 代表者:川口 勝
- 設立:2005年9月29日
- 売上高:8893億円
- 主な代表作:太鼓の達人、機動戦士ガンダム
スクエアエニックス
主にゲームソフトの開発、販売をおこなっている企業です。ほかにも漫画雑誌などの出版やアミューズメント施設「タイトーステーション」などのアミューズメント施設運営事業、自社保有のIP展開など多岐にわたる事業を展開しています。
また、理念でもある「物語の提供を通じて幸福への貢献」を軸に業界のなかでも多くの有名作品のモバイル化に挑戦し、成功を収めており、モバイル業界にも参入していっています。
- 企業名:株式会社スクウェア・エニックス
- 代表者:松田 洋祐
- 設立:2008年10月1日
- 売上高:3653億円
- 主な代表作:ドラゴンクエスト、キングダムハーツ
ネクソン
パソコンやスマホ向けのオンラインゲームを開発、配信などをしている企業です。業界のなかでもPCゲームを先駆ける立ち位置の企業で中国と韓国を中心とした全世界に独創的なコンテンツを配信し続けています。
また、他の企業に比べて海外にも拠点をもっていることから、日本での新卒採用にはあまり力を入れていないようです。しかし、グローバルで働きたい学生にはとても働きがいのある企業のひとつといえるでしょう。
- 企業名:株式会社ネクソン
- 代表者:オーウェン・マホニー
- 設立:2002年12月18日
- 売上高:2537億円
- 主な代表作:FIFAシリーズ、メイプルストーリー
ゲーム業界の就職におすすめな資格7選
ゲーム業界では即戦力がもとめられる傾向にあるので、即戦力をアピールするためにも積極的に資格取得を目指しましょう。ここではゲーム業界で必要となる知識や技術を有する証明となるような7つのおすすめ資格を紹介します。
基本情報技術者
基本情報技術者は「情報処理の促進に関する法律第29条第1項」に基づいて経済産業大臣がおこなう国家試験で、システムエンジニア、プログラマーなど、ITエンジニアが共通して理解しておくべき基礎知識が問われます。
そのため、ITエンジニアの登竜門とも言われており、人気が高く取得することでITに関連する基本的な知識・技術を身につけていることの証明となる資格です。また、同じ情報処理技術者試験のITパスポートと異なる点として、プログラムに関する専門的な内容がもとめられます。
キャリアアドバイザー
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応用情報技術者
独立行政法人「情報処理推進機構」が主催している試験で、基本情報技術者の応用といった形で難易度も高くなります。
試験内容もシステム開発全般にかかわる業務知識の基礎がもとめられるため、より実践的な内容が問われます。ゲーム業界で即戦力として働きたい方にはおすすめの資格だといえるでしょう。
キャリアアドバイザー
応用情報技術者は特にゲームプランナー、ゲームエンジニア、ゲームデバッガーを志望する学生におすすめな資格です。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験はアドビ社が提供するソフト「Illustrator」のオペレーティング能力を認定する資格です。
「スタンダード」と「エキスパート」という2つに分かれており、難易度も異なります。「スタンダード」はIllustratorを使って指示通りの作業が正確におこえるかなど基礎基本が主な出題内容になる一方、「エキスパート」はクラインアントのニーズに沿ってコンテンツ制作ができるかなど高い課題が与えられ、より実践的な出題内容となっています。
キャリアアドバイザー
Illustrator®クリエイター能力認定試験は特にゲームデザイナーを志望する学生におすすめな資格です。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験もIllustrator®クリエイター能力認定試験同様にアドビ社が提供するソフト「Photoshop」のオペレーティング能力を認定する資格で、「スタンダード」と「エキスパート」という2つに分かれています。
試験内容もIllustrator®と差ほど変わりないですが、Photoshop®はIllustrator®に比べてラスター画像を使用することによって、画像解像度にブレが生じやすいという特徴があるので、画像解像度を問うような出題もされます。
キャリアアドバイザー
Photoshop®は特にゲームデザイナーを志望する学生におすすめな資格です。
CGクリエイター検定
CGクリエイター検定はCG-ARTS協会主催の民間資格で2次元CGや3次元CGの制作の基礎知識などが問われる試験です。
- 2次元CG
紙に描いた絵をコンピュータで表現すること - 3次元CG
フィギュアなどの立体物をコンピュータで表現すること
CGクリエイター検定はVRやARを活用したゲーム制作には必須スキルとされているため、特にゲーム業界では近年需要が高まっています。
キャリアアドバイザー
CGクリエイター検定は特にゲームプランナー、ゲームエンジニア、ゲームデザイナーを志望する学生におすすめな資格です。
ITパスポート
ITパスポートは独立行政法人である情報処理推進機構が主催している資格で、情報処理技術者試験の中でも特にITに関する基礎知識を証明できる試験です。
ゲーム業界では、ゲームの企画、開発の過程でITスキルがどの職種にももとめられるため、ゲーム業界への就職を目指す学生には必須資格だといえるでしょう。
キャリアアドバイザー
ITパスポートは特にゲームプランナー、ゲームエンジニア、ゲームデバッガーを志望する学生におすすめな資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験はサーティファイ認定試験事務局が主催している資格で、Webコンテンツ制作に必要なHTMLなどの基礎知識などが問われる試験です。
特にWebクリエイター能力認定試験は他の資格に比べて実技がメインになるため、ゲーム開発においての必要な知識や技術などを実践的に学ぶことができます。
キャリアアドバイザー
Webクリエイター能力認定試験は特にゲームプランナー、ゲームエンジニア、ゲームデザイナーを志望する学生におすすめな資格です。
ゲーム業界の就職では語学力も必要なことが多い
ゲーム制作に必要不可欠なプログラミング言語などはすべて英語表記です。そのため、ゲーム業界では英語力がもとめられることが多く、英語が得意な人はアピールのチャンスです。特にゲームエンジニアやゲームデバッガーはプログラミング言語に触れることが多い職種なので、他の職種より英語力がもとめられます。
また、英語力があることで入社当初からゲームの制作工程などにかかわることができたり、海外でおこなわれるゲームイベントへの参加など業務の幅も広げることができます。
選考や入社後に他の学生と差をつけるためにも、今からTOIECでの点数や英検などの資格取得にもチャレンジし、アピールできることを増やしていきましょう。
就活に必要な英語力についてもこちらの記事で押さえておきましょう。
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ゲーム業界の仕事でどのようなシーンで英語を使うのかイメージが湧いていない人もいるのではないでしょうか。紹介されているとおりプログラミングは英語がベースになっています。
プログラミング以外でも、技術系ノウハウの有益情報は海外が発信していることが多く、まだ日本語に訳されていない情報もあります。また、ゲーム業界はグローバルなので、海外のゲーム業界のトレンド情報を収集する時にも英語は必要になりますね。
このように情報収集をするときに、英語のサイトが読めるようになることが重要です。まずはTOEIC500点以上を目指そうメインは海外情報の収集なので、そのレベルを証明するためにはTOEIC500点を目指しましょう。
ただし、海外プロジェクトへの参画や海外へのプレゼンをしたいという人は、700点以上のスコアが求められています。もちろん企業によって英語力が求められていないこともあります。自分がゲーム業界でやりたい内容や、企業が求めているスキルにあわせて英語学習を進めるようにしましょう。
ゲーム業界でもとめられる人材の6つの特徴
ここではゲーム業界でもとめられる人材の6つの特徴について紹介します。選考に合格し、就職するうえでもとめられる人材を把握しておくことはもっとも重要です。
選考対策や入社前にもとめられる人材の特徴を理解しておくことで自分に足りない素質を補うことができまする。自分が選考や入社後の評価を優位に進めるためにもしっかりと押さえておきましょう。
①一から作り上げることが好きである
ゲーム業界では企画、開発などゲームを制作するにもさまざまな過程を踏んで完成を目指すため、一から作りあげていくことが好きな人には向いているでしょう。
また、ゲーム制作はユーザーのことを考え、より細部までこだわりを持って制作するため、自分やチームでより考え、試行錯誤しながら取り組む必要があります。そのため、一から製品を作り上げるための思考力や創造力などもあるとなお良いでしょう。
②物事を論理的に考えられる
ゲーム制作をするうえで論理的に考えることは重要です。なぜなら、実際にゲームを楽しむのはユーザーであり、自分自身ではないからです。どういったユーザーに向けて制作するのか、ユーザーのニーズに応えるためにはどんな構成にすべきかなど論理的に物事を考え、制作していく必要があります。
そのためにも、自分がユーザーの身になってゲームした場合に自分がどのように感じるか確認し、実際にユーザーがどう感じているのか考えると、より論理的に制作できるかもしれませんね。
③プログラミング知識がある
ゲーム制作にはプログラミング知識が必要です。特にゲームエンジニアは必須スキルとなります。その他の職種においてもプログラムを理解していないとゲームの構成や構造を理解するにも困難が生じる場合があります。
そのため、ゲーム業界ではプログラミングの知識や経験は選考で優遇される傾向にあり、即戦力としてもアピールできる大きな要素です。プログラミングの知識や経験がある学生は積極的にアピールすると選考を有利に進めることができるかもしれませんね。
④チャレンジ精神がある
ゲーム制作において、まずは制作から逆算しながら考え、その考えをもとに失敗を恐れずトライするチャレンジ精神がもとめられます。
たとえば開発においていくら自分にアイデアがあってもそれを実行しないことには実際にどのように動作するかなどわかりませんよね。また、販売においてもより多くのユーザーに自分たちのアイデアが共感してもらえるか、楽しんでもらえるかは販売し、多くのユーザーに使ってもらわないことにはわかりません。
そのため、より良いものを作るにはどんどんチャレンジし、多くのユーザーの声をもとに試行錯誤していく必要があるのです。
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⑤情報収集能力がある
ゲームを制作するにはトレンドやユーザーのニーズを理解するための情報収集が必要不可欠です。特にゲーム業界ではトレンドは移り変わりが早く、常に人気がでるようなゲーム制作を心掛けなくてはなりません。
そのためにも日頃からゲームに触れたり、ゲームにまつわる情報サイトやメディアで情報収集をする習慣をつけておくと良いでしょう。
⑥コミュニケーション能力がある
ゲーム業界では職種問わずコミュニケーション能力がもとめられます。なぜならゲームの制作はひとりでおこなわずさまざまな職種の人と協力し、完成を目指すからです。
そのため、基本的な会話のキャッチボールもそうですが、より良いゲームを制作するためにも相談や意見交換、現状報告など多岐にわたるコミュニケーションがもとめられるでしょう。
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ゲーム業界の自己PRでアピールすべき3つのポイント
自己PRはその人の第一印象が決まるため、自分自身を存分にアピールする必要があります。ゲーム業界の自己PRではどのようなことをアピールするのが面接官に良い印象を与えるのか理解するためにも、これから説明するそれぞれのポイントを押さえ、自己PRを作成しましょう。
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①ゲームに対する熱い思い
ゲームを制作し、ユーザーに使ってもらうためにも制作する本人のゲームへの熱い思いは仕事をするうえで欠かせません。
まず自己PRではゲームへの自分なりの思いを盛り込みましょう。また、面接官も学生の思いや考えを聞いて、その学生が入社後のどのような思いでゲーム制作に携わってくれるのか、会社やユーザーにどう貢献してくれるのかを見ます。
そのため、ゲームが好きという思いも大事ですが、ここではより自分がゲームを制作する目線でゲームへの思いを考えましょう。
②自分の資格やスキル
ゲーム業界は即戦力が採用される傾向にあるため、アピールできる資格やスキルがある学生は自己PRで伝えましょう。また、冒頭で資格やスキルをアピールすることでその後の面接官の質問内容もより実践的な質問や業務的なまつわるような質問に変わっていく可能性があります。
このような質問は入社後のことを想定した質問に近い部分があるので、自分の資格やスキルを早い段階でアピールすると面接を優位に進めることができます。
③具体的な経験や成果
資格やスキル同様に具体的な経験や成果がある学生は、ゲーム業界で即戦力として働けることが期待できます。一番わかりやすいのはアプリゲームなどを自分で企画、開発し、一定のユーザーにダウンロードしてもらった経験や成果です。
しかし、なかなかそのような経験や成果をもっている学生は少ないでしょう。そのため、ここで意識してもらいたい点は、ゲーム業界で活きる経験やスキルを考える、ということです。
たとえば、プログラミング言語を用いてとある企業のLPの制作をしたことで問い合わせ向上につながったなどはゲーム業界の開発においても活きる経験と成果といえます。
このようにゲーム業界でも活きる経験や成果でも十分に即戦力として働ける見込みがあると思われる可能性があります。また、面接官は経験だけでなく、その経験から生じた成果も見ていることがあるので、必ず経験だけでなく、どんな成果があがったのかも合わせて伝えるように心掛けましょう。
具体的な経験や成果を考えるためにもまずは学生時代に頑張ったことを振り返りましょう。
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キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる
ゲーム業界で働きたい学生の中には、強みをアピールするエピソードを考えるときにゲームにかかわる経験を探していませんか。もちろん、ゲームに携わった経験で強みを発揮しているのであれば問題ありません。ですが、強みを発揮できていないのであれば、無理にゲームに携わったエピソードでなくても問題ありませんよ。
やはり自己PRで重要なことは「強みをアピールすること」ですよね。そのため、ゲームに縛られてしまい自分の強みがアピールできなくなってしまうと、ミスマッチになってしまう可能性があります。自分が有している強みを最大限に発揮したエピソードで強みを語るようにしましょう。ゲーム業界への熱量は志望動機で答えられば問題ないので、強みと志望動機が混同しないように注意してくださいね。
ゲーム業界の志望動機で記入すべき3つのポイント
内定を獲得するためにも志望動機では「何を、どのように話すか」を意識して面接官に伝えられると良いでしょう。ここではより良い志望動機を作成するために何を志望動機の中に記入すべきか3つのポイントから解説します。
①なぜゲーム業界を志望しているのか
まずは業界を志望している理由について簡潔に答えましょう。どの業界にも共通して面接官は「なぜ」その業界を選んだのかを重視していますが、ゲーム業界は特に業界自体がゲームを制作することに特化していることが多いため、なぜゲームなのか、ゲームについての思いや考えを述べる必要があります。
私は幼少期からゲームが常に生活の一部にあり、ゲームを通じて生活の楽しみが増えたり、感動をもらうことが多かったです。そのため、次は自分の感性や考えを形にして多くの人に楽しんでもらいたいです。
キャリアアドバイザー
ゲーム業界ならではの内容を書くことを意識しつつ、自分の主張に対しての背景をしっかり伝えることがポイントです。
②なぜその企業を志望しているのか
なぜその企業なのかは志望動機のなかでも合否を分けるような重要な項目のひとつです。なぜならゲーム業界のなかでも企業は数多く存在し、それにより学生は取捨選択が自由なため、企業側もなぜうちで働きたいのか聞くことで志望度を図っているからです。
数あるゲーム会社の中で私が貴社を志望する理由はどの企業よりも最先端な技術を取り入れているからです。最近ではVRやARのゲーム制作にも力を入れていると思います。最先端の技術をいち早く取り入れたり、トレンドをつかむことはユーザーの満足度向上にもつながると思うので、まずは貴社のゲーム制作を十分に理解し、世間的に大ヒットを生めるようなゲームを制作したいです。
キャリアアドバイザー
企業の特色に触れることがポイントです。特色を志望理由に盛り込むことで、他社もしっかり研究したうえで自社への理解が深いと評価され、面接官に良い印象を与えることが期待できます。
③自分の強みをいかして入社後にどのように貢献していきたいのか
入社したい気持ちや入社後の展望はそう思うようになったきっかけや理由が何かしらあるはずです。ゲーム業界であれば冒頭で話した幼少期のゲームとの接点やそこで感じたことをさらに深堀り、自分の強みと結びつけて話せると良いでしょう。
私は幼少期に好きなアニメのゲームに熱中していた一方で漢字など国語力を補うためにもゲームを通じて学んでいて、それが今すごく役に立っているため学習ゲームやアプリに関心があります。
しかし、最近ではそういったゲームも減少傾向に感じています。このネットやスマホが普及し、動画などで勉強する人も多い現代だからこそ、持ち前の分析力を活かして過去の学習ゲームの口コミ参考にしたり、今のユーザーのニーズを理解してゲームを通じた学習をもっと普及させていきたいと考えいます。
キャリアアドバイザー
具体的な過去の経験からどのようなことをして貢献していきたいのか伝えることがポイントです。志望動機の答え方を詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
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突破口を見つけよう! ゲーム業界の就職をグッと近づける方法とは
ゲーム業界は高難易度だし、内定をもらって就職するためにはどうすれば良いのかと頭をかかえる学生もいるのではないでしょうか。
結論、そのためには即戦力として働けるような人材に自分自身がなるのが手っ取り早いといえます。それぞれどのような方法で必要な知識やスキルを補うべきか参考にしながら就職を見すえて早めに取り組んでいきましょう。
独学で専門知識を養う
まずは独学で勉強する方法です。今の時代参考書だけでなくYouTubeなどで動画を使って勉強するなど、やり方はさまざまです。
また、独学で勉強するときは何から手をつけて良いのか迷ってしまい、さまざま手をつけすぎてどれも中途半端にならないように注意しましょう。
そのためにも独学で勉強するときは、まずは自分の希望する職種で一番必要性の高い資格取得に向け勉強していくようにしましょう。ほかにもゲームサイトやメディアを通じて知識をつけていくのが面接対策においてもおすすめです。
専門学校に通う
専門学校に通うと基礎知識から就職に必要な知識まで幅広く学ぶことができます。専門学校は2〜4年制のところが多いのですが、中には夜間部もあるため、大学に通いながら両立することも可能です。
また、就職実績も豊富なところが多く、何より人から直接的に学べるのが最大のメリットなので、就職を目指している学生には最適な方法といえる反面、数百万円と費用も莫大にかかるため自分自身でもよく考え、親にも相談して決めましょう。
通信講座を受ける
通信講座は独学で学ぶよりも専門的なことが学べて、専門学校より費用もお手頃なので、おすすめです。
ただし、自分で勉強のスケジュールなどを管理する必要があるため、より計画的におこなう必要があります。スケジュール管理も自分の自身でおこなえて、費用を抑えて、質の高い内容を吸収したい人は通信講座で勉強を進めていきましょう。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
即戦力としてゲーム業界で活躍できることをアピールするためには、簡単なものであっても形にすることが大切です。たとえば、プログラミングであれば四則演算などの簡単な計算プログラムであっても作成をしてみましょう。
形にすることで達成感が感じられ、その達成感やモチベーションの高さを面接でアピールすることで業界に対する志望度が伝えられますよね。また、形になっているものがあれば就活でアピールできる材料にもなります。
勉強をすることも大切ですが、やはり実際に手を動かさないと自分が向いているかどうかも分からないですし、成果がないと企業にアピールもしづらいですよね。他の学生と差をつけてゲーム業界の就職を勝ち取りたい人は、まずは手を動かして成果をつくることを意識しましょう。
ゲーム業界についてしっかり理解して効率的に就職を目指そう!
ゲーム業界に就職するにはゲームが好きという気持ちだけでなく、業界の理解や面接対策などの事前準備が必要です。
たとえばゲーム制作に欠かせない英語力をあげるための努力や面接の志望動機で志望度をよりアピールするためにその企業のゲーム制作におけるコンセプトやゲームの内容を理解するなど、事前準備を入念におこなうことでより内定獲得にも近づき、効率的な就職につながります。
しっかりと業界の特徴を理解して自分がやることが明確になったら行動に移し、ゲーム業界の就職を目指しましょう。
基本情報技術者は特にゲームプランナー、ゲームエンジニア、ゲームデバッガー、ゲームデザイナーを志望する学生におすすめな資格です。