目次
- 業務内容を理解して企業研究に役立てよう!
- 「業務内容」の意味とそのほかの似た用語との違い
- 業務内容の意味
- 事業内容との違い
- 職務内容との違い
- 部署と業務内容を具体的に知ろう
- 企画:商品やサービス、イベントの企画
- 開発:商品やシステムの開発
- 営業:商品やサービスの販売
- 販売:商品やサービスの販売
- 広報:自社商品や会社のPR
- 総務:書類作成、来客対応
- 人事:採用、評価基準作成
- 就活に欠かせない! 業務内容を知っておくべき2つの理由
- 自分がしたい仕事とのギャップをなくす
- 志望動機などの回答に具体性を持たせられる
- 企業研究に役立てよう! 業務内容の調べ方4選
- ①企業のホームページやSNSから業務内容を知る
- ②OB・OG訪問で担当している業務内容について詳しく聞く
- ③インターンシップに参加して各部署の業務内容を把握する
- ④企業説明会に参加して業務内容をリサーチする
- 業務内容の理解からミスマッチのない選択をして就活を成功させよう!
業務内容を理解して企業研究に役立てよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。企業研究をしている学生からこのような疑問が寄せられます。
「業務内容って何ですか?」
「どのような業務内容があるのでしょうか?」
就活が本格化する前に、早めに業界研究や企業研究をして志望企業の業務内容を理解しておきたいところです。また、似た意味である事業内容と職務内容も理解できていると、より良いですね。
業務内容、事業内容、職務内容の3つの違いを正しく知ることで、精度の高い業界・企業研究ができるようになります。業務内容を理解しないままエントリーシート(ES)や面接などの選考を受けても、合格率は上がらないでしょう。
この記事では、業務内容とは何か、事業内容と職務内容との違い、よくある業務内容一覧などを解説します。企業の全体像を知るには欠かせないので、業務内容の意味を正しく理解して、就活に役立てましょう。
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「業務内容」の意味とそのほかの似た用語との違い


就活生

キャリアアドバイザー
そうですよね。では、業務内容の意味を解説しますね。そのほかにも、事業内容と職務内容という似た言葉もあるので、違いを理解しておきましょう。
ここからは、業務内容の意味、事業内容や職務内容との違いを説明します。事業内容、業務内容、職務内容の意味と違いを知ることは、会社というものの骨組みを知るうえで欠かせません。業務内容の意味や理解を深めることにもつながりますよ。
それぞれの言葉が実際の会社ではどのように使われているのかも、例を紹介しながら説明するので、具体的に想像しながら確認してみてくださいね。
業務内容の意味
業務内容とは「会社の各部署が担当している仕事」です。会社の事業をスムーズに進めるために、仕事を細分化したものが業務内容だと考えるとイメージしやすいですよ。
たとえば、企業には「企画部」や「営業部」などさまざまな部署があります。部署で担当している「新商品の企画」「商品の営業」などが業務内容です。企業ごとに呼び方が違っていたり、その企業特有の部署もあったりします。
「業務と仕事の違いがわからない」という人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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事業内容との違い
事業内容とは、会社全体でどのようなビジネスをしているかのことです。事業内容は、「会社の仕事の方向性」で、業務内容は「事業を進めるための各部署の仕事」と考えるとわかりやすいでしょう。
百貨店の場合、以下のような事業内容と業務内容があります。
- 衣料品・食品・生活雑貨などの販売、イベントの開催など
- 販売部:
顧客対応、売り場での接客、商品の陳列、売上管理など - 企画部:
集客の戦略立案、イベントの企画など - 人事部:
採用活動、労務管理、社員研修など

キャリアアドバイザー
このように事業内容は「何をして売り上げを作っているか」、業務内容は「部署ごとの仕事内容」だとわかりますね。
事業内容についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて読んで、事業内容への理解も深めましょう。
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職務内容との違い
職務内容とは「業務内容のなかで、個人が担当する役割やタスク」です。所属している部署の仕事を、細かく分けたものが職務内容だと考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば、百貨店の「販売部」を例に考えてみましょう。
- 業務内容:接客、商品の陳列、レジ対応、売り上げの管理など
- 職務内容:Aさんは接客、Bさんは仕入れ担当、Cさんは在庫管理など

キャリアアドバイザー
業務内容と職務内容の違いが明確だと、「入社後にどんな仕事を担当し、どのように貢献できるか」まで伝えられるので、業務理解の深さが伝わり選考の通過率も高まりますよ。
以下の記事では、職務内容についてさらに説明しています。職務内容の具体例から志望動機まで解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
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キャリアアドバイザーが読み解く!業務内容を明確にしておくことのメリット
求められることを理解したうえで対策ができる
志望企業の業務内容を詳しく理解しておくと、選考において非常に有利です。企業側の目線が理解できて適切な対策をしやすくなるうえ、企業側に熱意のアピールをすることもできます。
また、業務内容において自分が苦手に感じそうな部分まで深く知っておくと、入社後のミスマッチも減らすことにもつながりますよ。
部署と業務内容を具体的に知ろう


就活生
業務内容、事業内容、職務内容の意味と違いがわかりました! ただ、具体的にどのような部署や業務があるのかイメージがつきません。

キャリアアドバイザー
そうですよね。ではよくある職種別に分けて、業務内容を見ていきましょう。
ここからは、どのような部署と業務内容があるのか例を紹介します。部署で求められる力も紹介するので、希望職種や志望動機を考えるときのヒントにしてみてくださいね。
企画:商品やサービス、イベントの企画
企画部は、新商品やサービスの企画がおもな業務内容です。商品企画という部分では、多くの企業が同じような業務をしています。
企業によっては企画・立案だけが企画部の仕事ではなく、マーケティング調査やシステムの設計図を作成することもあります。
求められる力
新たな商品を生み出すことになるので、0から1を生み出す想像力や、人が思いつかないようなものを考える豊かな発想力が必要です。ほかにも、市場を分析し消費者のニーズをつかむ力も良い商品を企画するのには欠かせません。
また、企画した商品を実際に作るのは開発部であり、実際に売るのは営業部です。商品を企画して終わりではなく、その商品が多くの人に届くよう、さまざまな部署とコミュニケーションを図る力も求められます。

キャリアアドバイザー
企業によっては、営業職と企画職が一緒になっているケースもありますよ。
企画職の仕事内容や企画営業職について、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
企画職の仕事内容
企画職の仕事は会社成長のために超重要! やりがいや志望動機例も紹介
企画営業とは
企画営業とは自社商品×アイディアで販促する職種|やりがいまで解説
開発:商品やシステムの開発
開発部は名前のとおり、商品の開発や生産がおもな業務内容です。たとえば、企画部が考えた商品を実際に形にしたり、クライアントに依頼されたシステムを作ったりするなどをしています。
企業によっては、開発だけが開発部の仕事ではなく、研究や品質管理も担当する場合があります。
開発職の仕事内容を知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
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求められる力
商品の開発には技術が必要なのはもちろんですが、ほかにも企画部やクライアントの提案を差異なく形にする力が求められます。相手の意図を正確に読み取る「傾聴力」がある人に向いているでしょう。
またアイデアを製品として具体的な形にして仕上げるため、物事を最後までやり切る責任感も必要とされています。

キャリアアドバイザー
開発職に興味がある人は、傾聴力や責任感をアピールできないか考えてみても良いですね。
傾聴力や責任感を強みとした自己PRの書き方は、以下の記事で解説しています。
傾聴力の自己PR
傾聴力は言い換えが大事! 自己PR作成のポイントや例文を紹介
責任感の自己PR
エピソード別例文8選! 自己PRで責任感を上手にアピールするには
営業:商品やサービスの販売
営業部は商品やサービスの販売がメインの業務内容です。販売という点では販売部と同じです。営業部ではおもに販売活動をおこない、顧客の購入意欲を上げ、商品やサービスの購入を促している点に違いがあります。
営業部の業務内容は非常に広く、営業相手が法人か個人か、また国内か海外かなどで細かく分類されます。「海外営業部」「国内営業部」のように部署で分かれていたり、同じ営業部のなかで個人の職務内容として分かれていたりする場合もあります。
求められる力
商品やサービスを売るのが仕事です。しかし、ただ話すだけではモノは売れません。モノを売るためにはまず顧客が求めていることを把握する力が必要です。顧客のニーズを的確に知るためにはヒアリングの能力も欠かせないでしょう。

キャリアアドバイザー
ヒアリング後は顧客の課題発見もおこなうので、課題を的確に見つけ出し、改善方法を提案していく力も求められますよ。
営業職の志望動機の書き方は、以下の記事を読んでおきましょう。
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販売:商品やサービスの販売
販売部も営業部と同じく、商品やサービスの販売が業務内容です。営業部とは、すでに購入意欲のある顧客に対して販売活動をしたり、サポートをする点で異なります。
販売に関する業務すべてを販売部が担っているケースが多いため、在庫や従業員の管理などの業務も担当する場合があります。
販売職の業務内容を知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてくださいね。
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求められる力
販売部は人と接する機会が多く、顧客が感じる印象がそのまま企業のイメージや、売上につながります。顧客のニーズを理解したり、気持ちの良い接客をしたりするためには、コミュニケーション能力が欠かせません。

キャリアアドバイザー
正しい言葉遣いやマナーなど、好感度の高い立ち居振る舞いも求められます。販売の仕事に興味がある人は、今のうちからビジネスシーンでの言葉遣いやマナーを勉強しておきましょう。
就活でのマナーについては、以下の記事で解説しています。
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広報:自社商品や会社のPR
広報部では、企業のことを周囲に広く知らせる仕事をしています。具体的な業務内容は企業によって違っていることも多く、商品やサービスのPRなどを担当したり、会社そのものを社会にPRしたりすることが業務内容のケースもあります。
企業ごとに業務内容が異なるので、「この企業の広報部は、何を何のために報じているのか」を調べてみると、違いがわかりやすいですよ。
求められる力
広報部の基本的な仕事は「伝える」ことです。何を知らせるにしても、まず求められる力は文章力といえます。さらに、商品やサービス、そして自社などの魅力を人に知ってもらうために、魅力をわかりやすい言葉にする言語化能力も必要です。

キャリアアドバイザー
アピールしたいモノの魅力を余すことなく伝えるためには、プレゼンの能力も大切になるでしょう。
総務:書類作成、来客対応
総務部は、事務的な仕事を担当します。会社の運営やほかの社員の業務がスムーズに進むようにサポートをする部署です。
そのため、総務部の仕事は非常に多く細かく分かれています。たとえば、備品の発注、書類の作成、郵送物の発送、来客対応などが挙げられます。企業によっては経理や法務、人事などを兼任している場合や、逆に業務が細分化されて部署が分かれている場合もあります。

キャリアアドバイザー
同じ総務部でも、会社ごとに業務内容に違いがあります。さらに総務部としての業務内容と個人でおこなっている職務内容に違いがある場合も多いので、言葉の使い分けには注意が必要ですよ。
求められる力
総務は非常に多くの細かな仕事をこなしているのに加えて、企業によっては、秘書・人事・経理・法務などの仕事も兼任することがあります。
多岐にわたって果てしなく業務があるともいえるので、マニュアルどおりに仕事が進まない場合も多くあります。そのため、状況に応じて臨機応変に対応する能力が必要です。
総務部を志望している人は、以下の記事を参考に臨機応変さをアピールしてみても良いですね。
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人事:採用、評価基準作成
人事部は、従業員の育成、採用、評価などが業務内容です。人事部と聞くと採用をするだけの部署という印象を持っている人も多いですが、それだけが業務内容ではありません。
入社・退社の手続きや育成、会社の評価基準の作成なども人事部が担当しているケースが大半です。総務部と同じく内容の幅が非常に広いので、業務内容をしっかり理解しておきましょう。
求められる力
人事部は、企業の従業員に関することが業務内容になる以上、経営と深くかかわる部署だといえます。そのため、経営に関する知識や感覚は持っておくべきでしょう。
人事部は社内外問わず、さまざまな人とかかわる機会が多くあります。採用活動では学生に企業の魅力を伝えたり、社内では従業員の声に耳を傾けて働き方を改善するなど、コミュニケーション能力も求められます。

キャリアアドバイザー
「人のために行動することが好き」「コミュニケーションスキルを活かしたい」という人は、人事が向いているかもしれませんよ。
人事を志望している人は、以下の記事を参考に志望動機を作成してみてくださいね。
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人事の志望動機を書く際には、人事の業務内容をしっかりと知っておく必要があります。今回は人事を目指す学生のために、キャリアアドバイザーが人事にもとめられるスキルや適性を解説します。面接官に響くポイントを解説しながら例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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キャリアアドバイザーが読み解く!そのほかの部署の業務内容についても押さえておこう
編集部には発想力やクリエイティブ力が求められる
このほかには「編集部」「システム部」「カスタマーサポート」などの部署があります。たとえば編集部は、雑誌やWebサイトページの編集をするのがおもな仕事です。編集部の規模にもよりますが、会社によっては企画立案や取材・執筆もおこなっています。
なお、原稿の制作や校正は関連会社や編集プロダクションに外注している会社もあるため、「この雑誌が作りたいからこの出版社に入りたい」と考えて入社をしても、実際の制作は他社がしていることも少なくないことも覚えておきましょう。
編集部では、発想力やクリエイティブな能力が求められます。出版物でなくパンフレットなどの制作を担う編集部の場合だと、クライアントとの商談に同席することがあります。その場合は発想力だけでなくビジネスマナーなども求められますね。
就活に欠かせない! 業務内容を知っておくべき2つの理由
業務内容を知っておくということは、企業の理解を深めることに直結します。
企業理解が深まれば、自分で企業を選ぶ際の判断材料にもなりますし、企業に自分をアピールすることにも有効です。では業務内容はどのように就活に活かせるのか、詳しく解説します。
自分がしたい仕事とのギャップをなくす
自分がしたい仕事とのギャップをなくすためには、業務内容を理解してやりたい仕事と照らし合わせる必要があります。業界や企業をイメージだけで選んでしまうと、入社後に「思っていた仕事内容と違った」となりかねません。
特に、百貨店やメーカーなどの業務範囲が広い企業では、希望しなかった部署に配属されるケースもあります。
たとえば「販売の仕事がしたくて百貨店を志望したのに、在庫管理やバイヤー補助などの裏方業務に配属された」などもあり得ます。業務内容を深く理解していれば、やりたいことを実現できるか見極められるでしょう。

キャリアアドバイザー
「楽しそう」「有名だから」などの理由で、志望企業を選ぶのはリスクがあります。企業ごとの業務内容を理解して、「やりたいことに携われるか」を確認してください。OB・OG訪問をしてみて、リアルな業務内容を聞くこともおすすめですよ。
志望動機などの回答に具体性を持たせられる
業務内容を理解していれば、志望動機などの回答に具体性を持たせられます。
自動車メーカーを例に考えてみましょう。自動車メーカーは、製造だけが業務内容ではありません。品質管理、企画、営業、販売などあらゆる業務内容があります。
製造部のほかにどんな部署があるかを知っていれば、いくつかの部署があるなかから製造部を志望したと伝えられるので、発言に説得力が生まれます。志望動機の説得力がグンと上がれば、選考の通過率も高まるでしょう。
志望動機の書き方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
志望動機の書き方
印象に残る履歴書の志望動機の書き方|新卒の就活生必見!
志望動機の締め方
熱意が伝わる志望動機の締め方|作り方・伝え方を例文付きで解説
キャリアアドバイザーが読み解く!業務内容をよく理解するメリット
業務内容は自己PRにも活かして高評価につなげよう
業務内容を知っておくことは、就活の自己PRを考えるときにも役立ちます。自己PRでは、応募企業が求めているスキルを伝えたほうが高評価につながるからです。
たとえば「営業部は商品の販売業務をしているからクライアントのニーズを正確にヒアリングする人材を求めている」ということを知れば、「私の長所はヒアリング力が高いことです」と自己PRできますよね。
営業部が何の仕事をしていてどんなスキルが求められるかを知らないと、自己PRは自己満足で終わってしまいかねません。「良い子なんだけどうちには必要ないかな」と判断されてしまいます。
「この子はうちに必要だ」と思ってもらうために、応募企業の業務内容を知り、求めている人材像を把握しましょう。
企業研究に役立てよう! 業務内容の調べ方4選

就活生
業務内容を知ることが企業研究で大事なのですね! ですが、業務内容は事業内容と違って企業のホームページには記載されていないので、調べ方がわかりません。

キャリアアドバイザー
そうですよね。業務内容をネット上だけで調べるのには、限界があります。業務内容には、いくつかのリサーチ方法があるので紹介しますね。
ここからは、業務内容を調べる4つのやり方を解説します。企業研究に役立ててくださいね。
①企業のホームページやSNSから業務内容を知る
企業のホームページやSNSを見れば、業務内容を調べられます。ホームページやSNSなら手軽にアクセスでき、企業が主体的に発信している信頼性の高い情報を得られます。
たとえば、以下のような部分をチェックしてみましょう。
- ホームページの「採用情報」「社員紹介」:部署ごとの業務内容、1日のスケジュール、仕事の流れ
- SNS:企業の社内イベント、現場で働くリアルな仕事の風景
会社概要を見るだけでは、どんな社員がどのような仕事をしているかわかりづらいですよね。まずは気軽に調べられるホームページやSNSを見て、業務内容のイメージをつかんでみましょう。

キャリアアドバイザー
さらに深く業務内容を知りたいとき、このあと紹介する調べ方も取り入れてみてくださいね。
②OB・OG訪問で担当している業務内容について詳しく聞く
OB・OG訪問をすることで、その企業にある部署や業務内容が知れます。ホームページや求人情報だけではわかりにくい、リアルな仕事内容や雰囲気を直接知れるでしょう。
配属先が未定の総合職の場合、複数の部署を経験することがあります。OB・OG訪問をして、特定部署だけではなく、複数部署の業務内容を理解しておけると安心ですよ。

キャリアアドバイザー
どんな部署があり、どのような業務を担当しているかをざっくりとでも把握しておきましょう。入社後の自分がどのように働いているか、イメージしやすくなりますよ。
OB・OG訪問については以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
OB・OG訪問での質問内容
OB・OG訪問では何を質問すべき? 目的や注意点についても解説
OB・OG訪問に最適な時期
OB・OG訪問の時期は何月だと遅い? ベストな時期・時間帯を確認
③インターンシップに参加して各部署の業務内容を把握する
インターンシップは実際に社員の一員として働けるため、業務内容を体験できます。実際に働いてみることで、情報を聞くだけではわからない仕事内容の流れ、職場の雰囲気、部署ごとの役割分担がわかります。
限られた期間でも、どの部署が何を担当しているのかを肌で感じて経験すれば、ほかの就活生よりも深く業務内容を把握できるでしょう。

キャリアアドバイザー
インターンでは「業務内容」「かかわった社員」「得た学び」を記録しておくと良いですよ。本選考のときに「〇〇部署で△△の業務を体験し、△◯部署とかかわるなかで志望度が高まりました」などとアピールすれば、説得力のある志望動機を考えられます。
インターンに参加するための選考対策は、以下の記事で解説しています。
インターンの準備方法
インターンの成功は事前の準備で決まる! 充実させるコツを徹底解説
インターンのESの書き方
意欲が伝わるインターンシップのESの書き方|例文付き
④企業説明会に参加して業務内容をリサーチする
業務内容をリサーチするなら、企業説明会に参加する方法もおすすめです。
企業説明会では、業務内容や各部署の仕事内容を、企業の担当者から直接聞けます。「手軽かつ、短時間で業務内容を知りたい」「複数の企業を比較したい」人におすすめのリサーチ方法です。
企業説明会によっては、若手社員が登壇することもあります。入社後にどのような部署でどんな業務をしているのか、リアルな意見を知れるでしょう。

キャリアアドバイザー
企業説明会でQ&Aの時間があるなら、積極的に質問してみましょう。たとえば「△△さんは、〇〇部署ではどんな仕事をしていますか」と聞くだけでも、ネット上では得られない有益な情報が手に入りますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!説明会や座談会を活用するポイント
積極的に質問してみよう
業務内容を知る方法は、ほかにも「合同説明会」や「社員座談会」などがあります。特に社員座談会は会社説明会よりリラックスした雰囲気なので、よりリアルな業務内容を知ることができますよ。どちらも学生側から質問できるチャンスがあるので、わからないことは積極的に聞いて疑問を解消しておくと良いでしょう。
なお、ベンチャー企業などの一部の企業ではこういった座談会が実質上の選考になっていることもあるため、入社への意欲を感じさせる態度も大切です。
座談会や質問例は、以下の記事で解説しています。
座談会とは
座談会とは| 当日の流れから具体的な質問例まで完全網羅
座談会での質問例
座談会質問20選! 企業理解が一気に深まる聞き方やNG例も一挙紹介
業務内容の理解からミスマッチのない選択をして就活を成功させよう!
事業内容とは、企業全体で取り組んでいるビジネスのことです。業務内容とは、企業の部署が担当している仕事のことです。事業内容が「企業の大枠の仕事」で、業務内容が「部署ごとの仕事」と覚えておくとわかりやすいでしょう。
業務内容を深く理解できているほど、説得力のある志望動機をアピールできるようになります。入社後に「思っていた業務内容と違っていた」と後悔しないためにも、業務内容を理解することが大切です。ミスマッチのない選択をして、就活を成功させましょう。
そもそも、業務内容の意味が何なのかわかりません。