目次
- 銀行員になるには仕事内容から現状の課題まで理解することが必須!
- まずは銀行員の仕事を理解しよう
- お金に関するさまざまな取引をサポートする仕事
- 銀行の三大業務
- 違いを知ろう! 銀行員の職種と特徴
- 総合職
- エリア総合職
- 一般職
- 銀行員を目指すなら知っておくべき採用傾向も解説
- 大卒からの新卒入社が一般的
- 金融や経済に関する学部出身者の採用が比較的多い
- 押さえておこう! 銀行の種類とビジネスモデル
- メガバンク
- 地方銀行
- 信託銀行・信用金庫
- ネット銀行
- 理解必須! 銀行の課題と将来性を把握しよう
- 課題①AIやFinTechの台頭によって仕事が減少
- 課題②少子高齢化で需要減
- 課題③ネットバンクの普及
- 将来性①仮想通貨やブロックチェーンなどの新たな技術の普及
- 将来性②積極的な海外進出
- 銀行員に向いている人の特徴3選
- ①几帳面でまじめな人
- ②責任感のある人
- ③経営に関心のある人
- 銀行員の仕事のやりがいを理解しよう
- 多くの企業・個人をお金の側面からサポートできる
- 地域事業に貢献できる
- 金融リテラシーを身に付けられる
- 銀行員としてキャリアアップする3つの方法
- ①ゼネラリストとして経験を積む
- ②特定分野のスペシャリストになる
- ③資格を取得をしてスキルを身に付ける
- 銀行員を目指す学生必見! 入行前の取得がおすすめの資格
- 銀行の種類別! 銀行員の志望動機例
- 例①メガバンク
- 例②地方銀行
- 例③信託銀行・信用金庫
- 例④ネット銀行
- 銀行員の仕事内容を知ろう! 必須スキルを理解して適切なアピール
銀行員になるには仕事内容から現状の課題まで理解することが必須!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「銀行員になるには、どうすればいいでしょうか……? 」
「銀行員の仕事やキャリアについて詳しく教えてください! 」
といった質問を受けます。銀行員に興味はあるけれど、実際の仕事内容やキャリアプランをイメージできないと悩んでいる人も多いでしょう。銀行は、私たちの生活と密接にかかわっていますが、実際に利用したことがあるのは窓口業務だけというケースも少なくありません。
銀行員を目指すには具体的な仕事内容やキャリアプランの他に、銀行の将来性や課題など業界に関する情報もおさえておくことが大切です。銀行や銀行員の理解を深め対策を練っていきましょう。
まずは銀行員の仕事を理解しよう
就活生
キャリアアドバイザー
まずは銀行員がどのような業務をおこなっているのか、仕事内容の理解が重要になります。銀行の役割についても解説しますので、確認していきましょう。
銀行員の仕事としてイメージしやすいのは、銀行での窓口業務でしょう。通帳を作ったりお金を預けたりした経験を持つ人も多いかもしれませんね。このような窓口業務も銀行員の仕事の1つですが、それが全てではありません。それでは銀行員の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは銀行員の仕事に対する理解を深めていきましょう。
お金に関するさまざまな取引をサポートする仕事
銀行員の仕事を一言で表すなら、「お金に関するさまざまな取引をサポートする仕事」です。お金を管理し回すことで、私たちの生活を支えたり、社会の経済活動を動かしたりする役割を担っています。そんな銀行の主な業務は以下の通りです。
- 預金業務
- 融資業務
- 為替業務
- 営業業務
- 金融商品の販売
営業業務では、企業や個人の顧客を訪問し金融商品や資産運用の提案をおこないます。企業や支店ごとに営業目標が設定されており、営業成績は昇格や昇給、ボーナスなどに反映されることが多いでしょう。
また、銀行では投資信託や損害保険、生命保険などの金融商品の販売もおこなっています。顧客のニーズを引き出し、適切な商品やプランを提案することが大切です。
ほかにも銀行が持つ情報や知見を活かし、地方自治体の施策の策定を依頼されることがあります。このように、銀行員の仕事は、私たちの生活や社会と密接にかかわっているのです。
銀行の三大業務
銀行の三大業務は、以下の3つです。
- 預金
- 貸付
- 為替
この3つは、銀行の主な窓口業務であり、実際に手続きをおこなったことがある人も多いかもしれませんね。銀行の窓口業務に配属された場合、必ずと言って良いほどかかわる仕事のため今のうちにおさえておきましょう。
預金
預金業務は、個人や企業の顧客から資金を預かる業務のことです。預金には普通預金や定期預金などの種類があり、その種類に応じて適切な対応をおこないます。
近年はATMの普及により、口座への預入や払出、送金などをATMでおこなえるようになりましたが、一定額を超える場合は窓口での手続きが必要です。また、ATMの操作に不慣れな顧客が窓口で手続きをおこなうこともあります。
窓口業務に就く職員はテラーと呼ばれ、一般職の行員が担当するケースが多いとされています。銀行の顔でもあるため、ていねいな接客対応がもとめられるでしょう。
貸付
貸付業務は、個人や企業から預かった預金をお金を必要とする個人や企業に貸し付ける業務のことを指します。銀行はお金を貸し出す際に利息をつけ、その利息が銀行の利益となっているのです。
たとえばマイホームを購入したり、事業を拡大するなど多額のお金が必要な場合は、銀行から融資を受けることができます。ただし、融資先が倒産や自己破産すると貸し出したお金が返済されず、銀行側の損失となるため、貸し出す際は返済できるかをきちんと見極めることが重要です。
為替
為替業務とは、個人や企業などの依頼によってお金を送金したり、受け取ったりする業務のことを指します。為替業務には以下のようなものがあります。
- 給料の受け取り
- 年金の受け取り
- 電気代や水道代などの公共料金の支払い
遠方の個人や企業にお金を支払ったり、多額のお金を支払ったりする際に為替業務を利用すれば、お金を持ち運ぶ必要がなく、安全かつスピーディーに決済をおこなうことが可能です。
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ここまで銀行員の仕事について解説してきましたが、銀行員はこれらの業務をただ単純におこなっているのではありません。経済の成長や安全性を支える責任が大きい職業だということを忘れないようにしましょう。
たとえば資金を流動させるということは、企業の成長を促すということです。個人相手の業務も同じで、顧客のニーズを理解し、適切なサービスや製品を提供することで1人ひとりの生活を豊かなものにしていくことができます。
更に、資金の適切な運用や、悪用されないようにするリスク管理責任は銀行員の仕事を考えるときに切っても切れないものです。このように、銀行員という職業は社会全体の発展に関与する重要な職業であるといえるでしょう。
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違いを知ろう! 銀行員の職種と特徴
仕事内容が異なるだけでなくキャリアプランにも違いがでるため、銀行員を目指すなら事前に職種とその特徴をおさえておくことが重要です。
銀行によっては、途中で一般職から総合職へジョブチェンジできる場合もありますが、職種を変更するには厳しい試験に合格しなければならないこともあります。また、すべての銀行がジョブチェンジをおこなっているわけではないので選考を受ける際は注意しましょう。
基本的には就職した職種で働き続けると考え、応募する銀行や職種を決めた方が安心です。まずは、それぞれの職種の違いについて理解を深め、今後の参考にしましょう。
総合職
総合職の主な業務は、営業や渉外業務です。銀行の窓口業務に配属されることは少なく、基本的には営業部の所属になります。営業は主に「個人営業」と「法人営業」の2つに分けられます。
個人営業では、個人顧客に対して自行のサービスを提案するのが主な仕事です。顧客が抱える課題や悩みをていねいにヒアリングし、適切なサービスを提案しなければなりません。提案内容は、定期預金のプラン、証券商品や保険の紹介、融資の相談が多いようです。
法人営業は、企業に対して営業をおこないます。主に融資の相談や保険の提案が多く、扱う金額も個人営業と比較すると高額です。個人営業と法人営業とで、営業スタイルにはそれほど違いはありませんが、法人営業は、扱う金額が高額なので強いプレッシャーを感じる可能性があるでしょう。
特徴:幹部を目指してさまざまな業務に携わる
銀行の総合職は、いわば花形の職種です。出世コースを歩むケースも多く、一般職よりも高いレベルの業務がもとめられるでしょう。顧客が抱える課題や悩みに深くかかわるため、専門知識や課題解決能力、経験値など幅広いスキルが必要です。もちろん、営業目標も設定されているため強いプレッシャーもあるでしょう。
しかし、厳しい仕事である分、一般職よりも給料は高く設定されています。早い段階から役職につける可能性もあるため、出世コースを目指すなら総合職がおすすめです。
エリア総合職
エリア総合職とは、特定のエリア(地域)に勤務する総合職を指します。メガバンクや都市銀行は、全国各地に支店を持っているため転勤の可能性があるでしょう。しかし、エリア総合職であれば転勤せずに総合職としてのキャリアを積んでいけます。
ただし、総合職と同じ仕事内容であっても、総合職よりも給料が低かったり福利厚生が異なったりする可能性があるので、あらかじめ理解しておくことが大切です。入行後に不満を抱かないためにも、エリア総合職のデメリットもきちんとおさえておきましょう。
エリア総合職についてはこちらで詳しく解説しています。
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一般職
一般職の主な業務は、窓口業務や総合職のサポートです。支店に配属された場合は、口座開設や振込、貸付、為替などの顧客対応がメインの業務になります。また、バックオフィスでは書類の処理やデータ入力などの業務が多いようです。
一方、本部配属になった場合は、主に総合職のサポート業務をおこないます。支店配属よりも顧客とのやり取りが少なく、事務処理や書類の作成、会議準備、来客対応など、事務的業務が多いのが特徴です。
銀行では、顧客との癒着や不正を防ぐため定期的に転勤がありますが、一般職の場合は、転居を伴う転勤はほとんどなく、支店の移動がある場合も自宅から通勤できる範囲内であることが多いでしょう。
転勤や営業目標がない分、給料は総合職よりも低く設定されています。しかし、福利厚生がしっかりしているため長期的に働きやすい点にメリットを感じている人も多いようです。
特徴:窓口業務や総合職のサポート
一般職の主な業務は、窓口業務や総合職のサポートです。一部では営業活動を伴う場合もありますが、基本的には窓口での顧客対応や、総合職のサポートをおこなうことが多いでしょう。
銀行の窓口の営業時間は9〜15時と決まっているため、窓口が閉まってからは、書類のチェックやデータ照合などの業務をおこないます。書類やデータにミスがなければ定時に帰宅できることが多いですが、ミスがある場合は残業になることもあるでしょう。
銀行員を目指すなら知っておくべき採用傾向も解説
キャリアアドバイザー
銀行員ならではの採用の傾向もありますので、是非チェックしてくださいね。
銀行員になるためには、銀行の採用試験を突破しなければなりません。新卒採用の時期や採用試験のフロー、内容などは各銀行によって異なるため、情報が更新されていないか定期的にチェックしましょう。
こkでは銀行員にならではの採用傾向のポイントについて解説します。あくまで一般的な傾向となるため、例外もあることもしっかり理解しておいてくださいね。
総合職と一般職との違いはこちらを参考にしてみてください。
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大卒からの新卒入社が一般的
銀行員になるには、一般的に4年制大学から新卒採用試験を受験し、合格して就職をします。新卒採用試験を受けるのに必須資格はありませんが、金融や経済に関する知識を身につけておくと良いでしょう。
新卒採用の試験内容は、他業界の試験とそれほど変わらず、書類選考後、筆記試験、面接をおこなうケースが多いようです。筆記試験は一般教養を問われる問題が多く、専門知識を問うような問題は少ないでしょう。事前に対策をおこなっておけば、それほど難しくはありません。
短大や専門学校からでも就職は可能
銀行員になるには、必ず4年制大学を卒業しなければいけないわけではありません。銀行によっては、短大や専門学校卒業予定者を採用しているところもあり、募集職種も4年制大学と変わらず、総合職と一般職から選べることが多いようです。ただし、初任給は学歴に応じて変わる可能性があるため、募集内容をチェックしておきましょう。
一部の職種であれば高卒でも就職可能
銀行員の新卒採用は、基本的に4年制大学卒業者を想定していますが、一般職や事務系の職種であれば高卒でも採用している場合もあります。ただし、一般職は総合職のようにキャリアアップしないことが多く、昇給額が少ない点に注意しましょう。入行後にジョブチェンジできる銀行もあるため、理想とするキャリアプランと照らし合わせながら検討することが大切です。
金融や経済に関する学部出身者の採用が比較的多い
銀行の新卒採用を受験するのに必須資格やスキルはありませんが、経済学部や商学部、経営学部、法学部といった金融や経済に関係する学部出身者の採用が多い傾向にあります。
ただし、必ずしもこれらの学科や学部を卒業するからといって選考が有利になるというわけではありません。日本の大学で最も多い学問分野は「経営学・経営情報学・商学・会計学」のため、経済や経営に関する学部出身者が多いのは、そもそもの母数が多いからとも考えられます。
どの学部や学科を専攻していても、きちんと筆記試験や面接の対策をおこなうことが重要です。
こちらの記事では経済学部生におすすめの職種を紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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デジタル化の流れで理数系学部出身者の採用も増加
近年、多くの企業でデジタル化が推進されており銀行も例外ではありません。業務改善やセキュリティ向上のためさまざまな業務にIT技術が導入されるようになり、理数系学部出身者の採用も増加しています。
システムを管理する職種をピンポイントで募集しているわけではありませんが、これまで学んできた知識や技術を活かせる可能性もあるでしょう。
押さえておこう! 銀行の種類とビジネスモデル
- メガバンク
- 地方銀行
- 信託銀行・信用金庫
- ネット銀行
銀行と一口に言っても、銀行にはさまざまな種類があります。銀行の種類によって仕事内容やキャリアプランが変わってくるため、銀行員を目指すなら採用試験を受ける前に、銀行の種類とビジネスモデルの違いについておさえておいた方が良いでしょう。
同じように見えても、実はそれぞれの銀行が担っている役割が異なるので、その違いにも注目してみてください。
メガバンク
「メガバンク」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。メガバンクと呼ぶ法的な定義はなく、日本では、一般的に以下の3つの銀行を指します。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
この3つの銀行は、東京と大阪に本店を構え、日本全国の主要都市に支店を持つ「都市銀行」です。さらに同じく都市銀行の「りそな銀行」「三井住友トラスト・ホールディングス」を加えたものを「大手5行」、さらに「あおぞら銀行」「新生銀行」を加えると「大手7行」と呼びます。
地方銀行
地方銀行とは、特定の地域を中心に営業活動をおこなっている銀行のことです。たとえば、関東地方には「横浜銀行」「千葉銀行」「足利銀行」、近畿地方には「京都銀行」「関西みらい銀行」などがあります。
メガバンクのように大きな規模ではありませんが、地域経済に大きな影響力を持っている銀行です。地方銀行の中には、人口増加を目指し県外からの移住者や地元で住宅を購入する人に対して、住宅ローン金利を優遇する取り組みをおこなっているケースも見られます。
このように、地方銀行は地域に根付いた営業活動を得意としており、ときには地方自治体とタッグを組んで地域活性化に関する取り組みをおこなうこともあります。
地方銀行に向いている人についてはこちらを参考にしてみてください。
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信託銀行・信用金庫
信託銀行と信用金庫は、どちらも銀行と同じように預金や融資、為替などを取り扱っていますが、銀行とは異なる業務や形態を持っています。信用銀行と信用金庫の大きな特徴は以下の通りです。
- 信託銀行 信託業務と併営業務をおこなっている銀行
- 信用金庫 地域の発展を目的とする非営利組織
信託業務とは、個人や企業が持つ財産を信託の設定により受託者に移動させ、その財産を管理・運用することを指します。また併営業務とは、遺言書の保管や遺言執行業務などの相続関連業務、不動産の売買仲介業務などのことです。これらの業務は信託兼営金融機関にのみ認められています。
信用金庫は、その地域に住む人が会員となり、相互扶助を目的とした非営利組織です。そのため、融資は原則として会員を対象としています。この点が利益の最大化を目的とする銀行とは大きく異なるポイントです。
ネット銀行
ネット銀行とは、実店舗を持たずインターネット上で取引をおこなう銀行のことです。店舗を持たないため、人件費や店舗の賃料がかからない分「振込やATM手数料が安い」「金利が高い」というメリットがあります。
主なネット銀行は、以下の通りです。
- auじぶん銀行
- ソニー銀行
- 楽天銀行
- イオン銀行
このように、金融業界以外からネット銀行へ参入している企業も多く、既存のビジネスと組み合わせながらユーザーの獲得をおこなっています。
たとえば、auじぶん銀行はPontaポイント、楽天銀行は楽天ポイント、イオン銀行はWAONポイントを獲得できるなど独自のブランドと組み合わせて他社との差別化を図っているのです。
理解必須! 銀行の課題と将来性を把握しよう
銀行員を目指すには、銀行の課題と将来性を正しく把握することが大切です。昔から銀行員は安定した仕事というイメージが強く、安定性をもとめて銀行員を目指している人もいるでしょう。
しかし、近年は社会状況が変わり、必ずしも安定している職業とは言い切れなくなっています。業界研究や企業研究としてだけではなく、今後のキャリアや活躍するイメージを形成するためにも銀行の課題と将来性について考えてみましょう。
課題①AIやFinTechの台頭によって仕事が減少
近年はデジタル化の推進により、さまざまな業務がデジタル化されてきています。特に銀行の業務は、AIやFineTechの台頭により、多くの業務がAIやFineTechに置き換わり、人員数が減少してきているのです。
- 金融(finance)と技術(technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたものを指す。金融に特化した技術も開発されており、今後も機械化が進んでいくと予想されている
もちろん、すべてを機械化することは難しいですが、人件費削減への動きはすぐそこまで迫ってきています。銀行員として順調にキャリアを積んでいくには、自分にしかできない付加価値が必要です。
課題②少子高齢化で需要減
少子高齢化によって、需要が減少しているのも大きな課題です。利息や金融商品の販売によって利益を得ている銀行は、お金を預けたり借りたりする人が減れば、当然利益も減ってしまいます。
特にお金を借りる若い世代が減少すれば、利息による収入が減るため、大きなマイナスになってしまうでしょう。
課題③ネットバンクの普及
近年は、実店舗を持たないネットバンクの普及が進んでいます。ネットバンクは、さまざまな手続きをインターネット上でおこなえるため、銀行に行く時間がない人や近くに銀行がない人にとって非常に便利なサービスです。
また、メガバンクと比べ、振込手数料やATM手数料が安かったり、普通預金金利や定期預金金利が高かったりするメリットもあります。このような利便性の高さから、ネットバンクの普及による顧客離れが課題となっているのです。
将来性①仮想通貨やブロックチェーンなどの新たな技術の普及
まず、ブロックチェーンとは「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」のことで、データの改ざんや破壊が極めて困難なため、銀行業務に大きな変革をもたらすと期待されている技術です。
仮想通貨やブロックチェーンなどの新しい技術の普及することで、支払いや決済をよりスムーズにしたり、ローンやクレジットを簡単かつ安全性の高い融資を低金利で提供できるようにしたりするなど、新しい取り組みがおこなえるようになります。金融に関する利便性が高まることは、銀行にとっても大きなメリットになるでしょう。
将来性②積極的な海外進出
日本の銀行は、社会情勢の変化を受け、積極的に海外展開をおこなっています。これまでもヨーロッパや中国を中心に海外展開をおこなっていましたが、ヨーロッパ経済の低迷や中国の人件費高騰などの煽りを受け、基盤が崩れてしまいました。
そこで多くの銀行は経済成長率が高く、市場の成長が見込めるアジア進出を進めています。アジアの基盤を作ることで、強い地位を確立し、欧米企業との取引を促進させることが狙いといえますね。
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
本文でお伝えした通り、現代の銀行業界は急速なデジタル化や国際化が進んでいます。こうした変化は顧客の価値観や行動にも影響を与えるため、それらに応えるための新たなサービスやシステムの開発がもとめられています。
ただし、ただ闇雲にサービスを開発すればいいわけではありません。金融という機密性の高い情報に対するリスク管理も不可欠であるため、これまで以上に多面的な視点を持つ力がもとめられます。
銀行業界は変革の時期にありにあるからこそ、従来からもとめられていた几帳面さや真面目さのほかに、新しいことに挑むチャレンジ精神など、多角的なスキルがもとめられることを覚えておきましょう。
銀行員に向いている人の特徴3選
- 几帳面でまじめな人
- 責任感のある人
- 経営に関心のある人
銀行員は、安定しているイメージがあり学生に人気の職種ですが、職種によって向いている人と向いていない人がいます。たとえば総合職の場合は、営業を断られても諦めず、何度もアタックする根性や強い精神力が必要です。
また一般職の場合は、顧客のニーズを迅速に把握し、ていねいに対応するスキルがもとめられるでしょう。職種によってもとめられる能力や向いている人の特徴は異なりますが、どの職種にも向いているといえる3つの特徴があります。自分に当てはまるか確認してみましょう。
①几帳面でまじめな人
銀行の業務は、どの職種においてもお金と数字を扱います。書類の記入やデータ入力では、「数字に間違いがないか」「桁が間違っていないか」「単位が間違っていないか」など徹底的にチェックしなければなりません。数字が一桁ズレていたり、単位が間違っていたりすれば大問題に発展する可能性もあるため、慎重かつていねいな仕事がもとめられます。
また、不正を防ぐために顧客本人に書類を記入してもらったり、書類に間違いがある場合は訂正印をもらったりと細かいルールがあり、それらをきちんと守らなければなりません。銀行員の仕事を正確に遂行するには、几帳面でまじめな人が向いているでしょう。
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②責任感のある人
銀行員の仕事は、顧客の大切なお金を預かり、それを運用することです。お金を自由に扱える職業だからこそ、責任感を持って仕事に臨まなければなりません。
お金を不正に運用したり、顧客を騙すような営業をしたりすれば、顧客や銀行に多大な損害を与えてしまう可能性があります。正しい運用や営業をおこなうためには、高い営業スキルや専門知識も必要ですが、何よりも責任感を持って仕事をおこなう人間性や気持ちが重要です。
責任感をアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。
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③経営に関心のある人
銀行は個人や企業に対して融資をおこない、その利息で利益を得ています。返済が見込めない場合、銀行の損失になるため、融資をする際は返済能力があるかを慎重に判断しなければなりません。
融資の有無を決定する際には、財務表や今後の業績見込みの資料をチェックしたり、実際に企業へ足を運び、経営状況を確認したりして判断材料を集めます。
企業にとって、融資の有無は、今後の事業展開を左右する重要なポイントです。企業の将来を左右するので責任は重大ですが、経営や経済に関心がある人にとっては知識を活かせるかもしれません。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
銀行員を目指す場合には、コミュニケーション力は重要な要素となります。個人顧客を対象にした業務をおこなう際には特に重要になるといえるでしょう。
資産運用の相談に来る顧客にフォーカスするだけでも、リスクを取って資産運用をしたい人や金融の知識が乏しくゼロから学びたい人などさまざまなニーズが存在します。銀行員は、こうした個々のニーズを理解して適切な金融を提案するために、顧客とのコミュニケーションが不可欠です。そのためには、丁寧な傾聴力と相手に合わせた言葉遣いによる話し方がもとめられます。
また、単に商品の説明をするだけではなく継続的な付き合いをするためには信頼関係を築く必要もあります。顧客が安心して金融サービスを利用するため、誠実さや信頼性が伝わる立ち振る舞いができる能力も重要ですよ。
AIを活用して志望動機を自動作成してみませんか?
銀行員の仕事のやりがいを理解しよう
- 多くの企業・個人をお金の側面からサポートできる
- 地域事業に貢献できる
- 金融リテラシーを身に付けられる
銀行は、私たちの生活と密接にかかわっており、生活の基盤や便利な社会を支えています。また、将来性のある企業に融資をし、資金提供を通じて社会経済を支えている存在ともいえるでしょう。
さらに、営利組織でありながら公共性も高く、安定感のある働き方が望めるのは、銀行員の魅力の1つです。特に総合職は、営業目標や転勤が多いなど厳しい側面もありますが、さまざまな経験を積みながらキャリアアップを目指せるのは、自己成長を望む人にとって大きなやりがいになるでしょう。
このように、銀行員にはさまざまなやりがいがあります。次はどの職種にも共通する仕事のやりがいについて詳しく解説しますので参考にしてみてくださいね。
多くの企業・個人をお金の側面からサポートできる
お金は私たちの生活と切っても切り離せない存在です。お金を使うには、銀行に振り込まれた給料をATMや窓口で引き落とさなければいけませんし、家賃や光熱費などの支払いも銀行を通じておこなわれます。銀行は営利組織でありながら私たちのライフラインにもなっているのです。
お金を通じて企業や個人をサポートできる点は、銀行員の大きなやりがいにつながっています。人をサポートすることにやりがいを感じる人にとっては、ぴったりな職業でしょう。
お金を必要としない企業・個人は存在しない
世の中にお金を必要としない企業や個人は存在しません。社会で生活する以上、必ずお金は必要になります。特に、住宅や車など高額な買い物をするときや新規事業を立ち上げたり、事業を拡大したりするときは、多額のお金が必要になり、銀行に融資をお願いしなければなりません。
銀行は融資を通じ、私たちの生活や企業を豊かにするサポートをおこなっています。ただ融資をするだけでなく、ライフプランや事業プランの相談に乗ることも多く、お金以外の側面からもサポートしてくれるでしょう。
地域事業に貢献できる
日本のほとんどの企業は中小企業で、地域に根付いた経営を展開しています。その中小企業の経営を支えているのが地方銀行です。銀行の融資担当者は、企業の事業計画や業績、将来のビジョン、経営者の人間性などから融資の有無を判断します。
小さな企業であっても、融資担当者の調査によって将来性が見出せられれば多額の融資をおこなうこともあり、それがきっかけで飛躍的に業績を伸ばすケースも少なくありません。
融資を受けた企業が、人気商品を開発したり観光資源を生み出したりすれば、地域に新たな雇用を生み出したり観光客を誘致したりと地域活性化にもつながります。
金融リテラシーを身に付けられる
銀行員として活躍するには、お金に関するさまざまな知識や資格を身につけなければなりません。実際に顧客に説明をするためには、ただ用語を暗記するだけでなく、相手にわかりやすく説明できるほど、知識を自分のものにする必要があるでしょう。身につけるのは大変ですが、苦労して得た知識やスキルは、自分の財産になります。
たとえば、資産運用の知識や保険、住宅ローンの知識は、自分の生活にも深くかかわっているため、どのように資産を増やし守っていくかを働きながら学べるのは魅力的といえますね。
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「第一志望以外の企業だと、志望動機がなかなか思い浮かばない......」と悩む就活生は多くいます。
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・志望動機がなかなか思い浮かばない人
銀行員としてキャリアアップする3つの方法
銀行員としてキャリアアップするには、あらゆる経験を積まなければなりません。特に将来の幹部候補である総合職は、転勤を通じてさまざまな経験を積む必要があります。なぜなら、地域によって中小企業が多い地域、農業が盛んな地域などの特色があり、それぞれ抱えている課題が異なるからです。
あらゆるケースを経験することで、金融のプロとしてのスキルを磨けるようになります。次は銀行員としてキャリアアップする3つの方法について解説していきましょう。
①ゼネラリストとして経験を積む
ゼネラリストとは、広範囲な知識や技術、経験を持つ人のことです。ゼネラリストは、豊富な知識と経験から多面的な切り口で物事をとらえて判断することが可能で、新しい解決方法を見出したり、斬新な提案をおこなったりすることができます。
特に総合職は、入行後は営業部に配属され、3年ほどで異動するケースが多いです。さまざまなエリアを経験し、企画部や審査部などの部署を回りながら、どんどん経験を積んでいきます。一般的な総合職は、多様な経験を積んだ後に、ゼネラリストとしてのキャリアを築いていくことが多いようです。
②特定分野のスペシャリストになる
ゼネラリストとは反対に、特定分野に特化したスペシャリストを目指すことも可能です。最初は総合職として、さまざまな経験を積んでいくところまでは同じですが、これまでの経験で培った知識や経験をもとに、M&Aアドバイザーやファイナンシャルプランナーなど、特定分野に特化して活躍することもできます。
スペシャリストを目指す場合は、特定の分野に特化した部署へ異動したり、実際の案件を担当しながら知識と経験を磨いたりするのが良いでしょう。
③資格を取得をしてスキルを身に付ける
銀行員は、お金のプロとして、金融に関する高い知識と経験がもとめられます。採用試験を受ける段階では、特定の資格取得はもとめられませんが、入行後はあらゆる資格取得をもとめられるため、資格取得の勉強を通じさまざまな知識を身につけられるでしょう。
銀行員としてキャリアアップを目指すには、豊富な知識と資格取得が欠かせません。知識がなければ、顧客に対して正しい提案や案内ができず、仕事にならないでしょう。どの方向にキャリアアップするにしても、まずは知識と資格の取得が必須になります。
入行後もとめられる資格
銀行員が入行後にもとめられる資格は、以下の通りです。
- ファイナンシャルプランナー技能士(FP)
- 証券外務員
- 生命保険・損害保険募集人
特に証券外務員は、証券会社で金融商品を取り扱うために必要な資格です。また、生命保険・損害保険募集人は、生命保険や損害保険を販売するためには欠かせない資格になります。それぞれ業務に応じて資格の取得することがもとめられるでしょう。
また、銀行員としてキャリアアップを目指す場合、以下の資格を取得するのもおすすめです。
- 銀行業務検定
- 証券アナリスト
- 宅地建物取引士
- 中小企業診断士
- 内部管理責任者
自分が目指すキャリアに応じて、資格取得を目指してみましょう。
銀行員を目指す学生必見! 入行前の取得がおすすめの資格
銀行員になるために、必ず取得しなければならない資格はありません。しかし、銀行員は常に最新の金融情報や知識を学び続ける必要があるため、基本的な金融知識や学びに対する意欲をアピールするために、金融に関する資格を取得しておくのも良いでしょう。
入行前に取得しておくと良い資格は、以下の通りです。
- 普通自動車免許
- 簿記検定2級・3級
- TOEIC700点以上
地方に配属される場合、営業車で移動することが多いため、自動車免許は入行前に取得しておくと良いでしょう。また、海外に支店を持っていたり、海外進出を進めていたりする銀行も多いため、TOEICの点数を上げておくと、グローバル人材としてアピールすることができます。
就職に有利な資格についてはこちらを参考にしてみてください。
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銀行の種類別! 銀行員の志望動機例
銀行員になるためには、まず書類選考を突破しなければなりません。近年、金融業界は以前よりも下火になりつつありますが、依然として人気の高い職種です。志望動機を考える際は、以下の3つのポイントをおさえ、他の学生と差をつけましょう。
- なぜその職種を志望しているのか
- 銀行員として活かせる強み・長所
- なぜその銀行を志望しているのか
銀行の新卒採用では、高い専門知識や特別な資格は重要視されていません。もちろん資格を持っているに越したことはありませんが、資格を取得していることよりも取得までの努力や工夫などを評価されることの方が多いでしょう。志望動機では、志望している理由に加え、銀行員として活かせる強みや長所もきちんとアピールすることが大切です。
銀行の志望動機のポイントはこちらを参考にしてみてください。
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例①メガバンク
私は、仕事を通じて日本経済を支え、活気ある社会に貢献したいという思いから銀行員を志望しています。
その中でも、貴行を志望志望する理由は、日本全国、世界各国に拠点があり、海外進出にも力を入れているからです。日本経済を活性化するには、国内だけでなく、世界に目を向けることも重要だと考えてます。
貴行に入行すれば、さまざまなフィールドで経験を積み、金融のプロとして活躍できると思い志望しました。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリア
アドバイザー
メガバンクを志望する場合、メガバンクでしか成し遂げられない点について触れてみましょう。達成したい目標と合わせると考えやすいですよ。
例②地方銀行
私は、生まれ育った地域の活性化に貢献したいと思い、地域に根付いた貴行を志望しました。
私が子供の頃は、地元の商店街はいつも活気付いていました。母と買い物に行くのが楽しみでしたが、高校に進学した頃には多くのお店が閉店してしまい、以前のような活気はなくなってしまいました。
また昔のような活気ある町になって欲しいという気持ちから、銀行員を志すようになりました。入行後は、顧客に寄り添ったサービスや提案を心がけ、地域活性化に貢献したいと思います。
キャリア
アドバイザー
地方銀行の場合は、その地域にまつわるエピソードがあると、採用担当者もイメージを持ちやすいでしょう。特に地元の銀行を志望する際は、地元に対する思い入れもアピールするのがおすすめです。
例③信託銀行・信用金庫
私が信託銀行を志望する理由は、お客様の広いニーズに応えられる銀行員を目指しているからです。信託銀行は一般的な銀行と比べ、扱う商品や提案できる幅が広いため、金融を通じ、お客様の生活や人生を支えられると感じました。
私はアパレルで4年間アルバイトをしていました。アルバイトで培ったヒアリング力や提案力を貴行での仕事に活かしたいと思います。
キャリア
アドバイザー
信託銀行や信用金庫の志望動機では、一般的な銀行との違いに触れると良いでしょう。なぜ信託銀行や信用金庫を志望するのか、理由づけを考えやすくなります。
例④ネット銀行
私がネット銀行を志望する理由は、大学で専攻していた情報工学の知識や経験を活かせると思ったからです。スマートフォンの普及により、ネット銀行はより便利に利用できるようになり、今後も私たちの生活を支えるツールとして発展していくと考えています。
特に貴行は、既存のサービスや商品と組み合わせ、さまざまなアプローチをおこなっているところに魅力を感じました。貴行に入社した際は、大学で学んだことを活かし、より安全で便利なサービスを提供したいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリア
アドバイザー
ネット銀行では、システム関連の知識を持っていると歓迎されることがあります。大学で専攻していたり、学んだ経験があったりする場合は、アピールしてみましょう。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
志望動機を伝える際には、銀行ごとの特徴や強みを理解し、それらが自分の価値観と接点を持っているということを明確に伝えることが重要です。
たとえば、みずほ銀行は総合金融グループとして、個人顧客から大企業まで幅広い金融サービスを提供しています。更に、ベンチャー企業への投資活動や国際的なビジネスの展開も積極的に進めていることが特徴です。そのため、多様な顧客と接することで幅広い視野を得たいという人に向いているといえるでしょう。また、ゆうちょ銀行の場合、日本全国に広がるネットワークと地域社会への関与が強みです。地域社会の発展や社会貢献を果たしたいという人に向いているでしょう。
このほかにもネット銀行や希望銀行ごとの特徴があるため、その銀行に対する理解を深めたうえで志望する理由を考えていってくださいね。
銀行員の仕事内容を知ろう! 必須スキルを理解して適切なアピール
「銀行員になるには、特別な知識や資格が必要なのでは? 」と心配になるかもしれませんが、新卒採用では特別な知識や資格をもとめられないケースがほとんどです。特に資格は、持っていて損はありませんが、資格を取得するための努力など、取得までの過程に興味を持たれる可能性が高いでしょう。
そのため、銀行員になるには、他の企業と同様に、書類対策や面接対策が重要です。志望動機やキャリアプランを明確にするためにも、今回紹介した内容をもとに、きちんと業界研究を進めていきましょう。
銀行員を目指すうえで、大切なことは何ですか?