就職が決まらない人の特徴とは|今すぐできる10の対策

この記事のアドバイザー

対処法10選を紹介!就職が決まらないのは〇〇が原因だった!

目次

  1. 就職が決まらないのには原因がある! 対処法を理解して行動に移そう
  2. 就職が決まらない人に当てはまりやすい10個の特徴と対処法
  3. ①自己分析が不十分
  4. ②業界探しをする際の視野が狭い
  5. ③企業への理解が浅い
  6. ④適性検査への対策が十分にできていない
  7. ⑤エントリーの戦略がうまく立てられていない
  8. ⑥書類対策が不十分
  9. ⑦段階に応じての面接対策ができていない
  10. ⑧面接マナーが理解できていない
  11. ⑨面接で緊張から自分の意思をうまく伝えられない
  12. ⑩面接の振り返りをしていない
  13. 就職が決まらないのはなぜ? 原因を理解するための3つの行動
  14. ①過去の選考通過状況を段階別で整理する
  15. ②面接官からのフィードバックを思い返す
  16. ③第三者にESの内容や面接での様子を確認してもらう
  17. どうしても就職が決まらないときに忘れないでほしい3つのこと
  18. ①就職が決まらないからといって自分を責める必要はない
  19. ②あきらめなければいつでも状況の打開はできる
  20. ③あなたを必要としている企業は必ずある
  21. 就職が決まらない原因がわからない! 一歩前進するために有効な3つの手段
  22. ①大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談する
  23. ②逆求人サイトを利用して企業からオファーをもらう
  24. ③選考直結型のイベントに参加する
  25. 就職が決まらない原因を理解して内定に一歩近づくためのステップにしよう

就職が決まらないのには原因がある! 対処法を理解して行動に移そう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「就職が決まらなくて、就活を続ける気力がありません……」
「どうすれば就職先が決まりますか」

といった相談をよく受けます。なかなか就職先が決まらないと、自分を責めてしまい気分が落ちこむこともありますよね。

しかしその状態のまま就活を続けてしまうと、自信のなさが態度に表れてなかなか内定獲得ができなかったり、内定をもらった企業にとりあえず就職をしてしまい、ミスマッチにつながったりするということが考えられます。

そのような事態を避けるためにも、就職先が決まらないときには冷静に原因を見極めて対策を立てることが大切です。一緒にこれまでの就活対策を振り返り、つらい現状を打開する方法を見つけましょう。

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就職が決まらない人に当てはまりやすい10個の特徴と対処法

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就活生

なかなか内定が出ず、就職先が決まらないのですが、なぜでしょうか……。

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キャリアアドバイザー

実は「就職が決まらない」というのも、人により状況が異なるんですよ。

就職先が決まらないと、就活自体に嫌気がさしてしまい、「頑張って就活を続けよう」という気持ちが薄れてきてしまいますよね。

そのような人に起こりがちなのは、「なぜ就職が決まらないかの理由がつかめていない」ことです。ここで、就職が決まらない人が当てはまりがちな10の特徴と対処法を解説するため、自分に当てはまるものがないか今一度確認してみてください。

①自己分析が不十分

「なんとなく自分の回答に自信が持てない」「面接で深掘りされたときにうまく答えられない」ということはありませんか。そのような人は、自己分析が不十分な可能性があります。

自己分析が不十分だと、エントリーシート(ES)での内容や、面接での回答に一貫性を持たせられず、自分を採用するメリットが面接官に伝わりにくくなってしまうのです

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自分のことがきちんとわかっていないと、ほかの学生との差別化もできずにありきたりな回答ばかりになってしまいかねません。

対処法:過去を振り返り未来への展望を明確にする  

自己分析の方法を振り返ってみると、「今」に焦点を絞って自分を分析していた、ということはありませんか。しかし、現在のあなたは過去の経験の蓄積によって構成されているはずです。

そのため、過去を振り返ったうえで、現在の自分にどのように過去の経験が活かされているのか、未来にどう活かしていきたいのかということを考えるようにしましょう。

過去の振り返り方
  • 1年ごとに自分史を作成してその年の大きな出来事や心情を書き出す
  • 過去の経験のなかから特に印象深い出来事を書き出し、現在の自分にどのような影響をもたらしているのかを考える
  • 成功体験と失敗体験を洗い出して、心情の違いや学んだことを書き出す
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過去を振り返れたらその内容を踏まえて未来にどのようにつなげたいのかも考えるようにしましょう。

自己分析の方法はたくさんあるため、自分に合ったものを選択するのも成功への近道です。これらの記事から、自己分析の方法を学んでみてください。
自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ|活用例付き
簡単3ステップ! 自分史を使った自己分析で説得力をアップしよう

志望動機はツールを使えば自動で作成できます

「志望動機に時間がかかる……」と悩む就活生は多いでしょう。

そこで活用したいのが無料の「志望動機作成ツール」です。5つの質問に答えるだけAIがあなたらしい志望動機をあっという間に作成します

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②業界探しをする際の視野が狭い

業界を選ぶ際に「なんとなく稼げなさそうだから〇〇業界は選ばない」「絶対にこの業界でなければだめ」など、応募する企業の範囲を絞りすぎると、選択肢が狭まり、合う企業が見つけづらくなるかもしれません。

ここで視野を狭めていると、必然的に企業選びの選択肢も縮まり、本当に自分の強みが活かせる業界や、希望条件に合った企業に巡り合えなくなる可能性があります

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こだわりを持って業界を選定するのは良いことですが、こだわりを持ちすぎてしまうと、自らの可能性を狭めることにつながりかねません。

対処法:仕事への価値観を見直し興味を持てる業界の幅を広げる

まずは仕事に対しての価値観を見直し、「これならできそう」「やってみたい」と思える業界の幅を広げることが大切です。そのためには、一つひとつの業界に対しての理解を深めていきましょう。

業界について理解するために知っておきたいこと
  • その業界が社会のなかでどのような役割を果たしているのか
  • どのような職種があるのか
  • その業界にかかわることでどのような働き方ができるのか
  • その業界に将来性は期待できるか
  • その業界の現在のトレンドはどのようなものか

そもそも業界についてきちんと理解できていないと、自分のやりたいことができるのかどうかもわかりませんよね。興味・関心のある業界があるなら、まずはしっかりと理解を深めることから始めてみてください。

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業界への理解を深めることは、志望動機や自己PRを作成する際にも役立ちます。就活を始める前に入念に調べておいてくださいね。

業界研究の方法については、これらの記事でくわしく解説しています。今一度やり方を押さえて、自分のやりやすい方法を見つけましょう。
就職活動で失敗しない業界選び|8業界の特徴や適性を完全網羅
周りと差がつく業界研究ノートの作り方|状況別の活用法まで解説

③企業への理解が浅い

企業研究の際に、ホームページの内容だけを参考にしていたり、説明会に参加して終わっていたりしませんか。それだけでも企業研究ができていると言えますが、企業への理解が浅いままで終わってしまうかもしれません。

企業への理解が浅いと、志望動機に深みを持たせられなくなったり、面接官に自分の熱意が伝わりにくくなったりします。企業理解度が深い学生とも差を付けられ、内定獲得が遠ざかる原因になりかねません。

対処法:IR情報やOB・OG訪問からも情報を得る

企業情報は、ホームページだけでなく、株主向けの情報である「IR情報」からも得ることができます。また、OB・OG訪問をすれば、働いているイメージが湧きやすくなるでしょう。

実際に企業に出向いたり、そこで働いている人とコミュニケーションを取ることで、得られる情報の質がグッと上がります。企業の中身を理解することは、本当に自分に合う企業かどうかを判断するうえでも欠かせない要素の一つなので、企業の内側を見ることを意識してみてくださいね。

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職場環境や働いている社員の雰囲気を見るだけでも、企業への理解は深まります。入社後に満足度高く働くためにも、企業を深く理解することは重要ですよ。

とはいえ、企業探しをするのはなかなか難しいものです。これらの記事で企業探しについて解説しているので、悩んだときに参考にしてください。
​優良企業の探し方25選|就活ナビサイトだけじゃない情報収集術
中小企業の探し方って? 中小企業の特徴からおすすめサイトまで紹介
企業研究ノートは3ステップで作れる! コツや活用方法も解説

④適性検査への対策が十分にできていない

「適性検査はこれまでの知識で乗り越えられるだろう」「どうせ簡単なテストだから対策しなくても良いや」と考えている人もいるのではないでしょうか。適性検査はすべての企業でおこなっているものではないため、対策がおざなりになってしまうこともありますよね。

どんなに面接の答えやESの内容が完璧でも、適性検査ができていないと、「企業の求める学力に達していない」と、足切りの対象にされてしまう可能性もあるのです

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つい書類選考や面接に意識が向きがちですが、適性検査がある場合はしっかりと準備をしたうえで挑まなければ選考通過が難しくなってしまいますよ。

対処法:1冊の対策本を繰り返して解く

とは言っても、適性検査の本や情報が多くあり、どのようなことから手を付ければ良いか迷ってしまいますよね。そのようなときは、1冊の本を繰り返して解くことをおすすめします。

SPIを導入している企業が多いため、まずはこの形式から着手して、適性検査に慣れると良いかもしれません。そうすることで、基礎知識が定着しやすくなったり、1問にかける時間の短縮が図れたりします。

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企業によってどの適性検査が出題されるかが異なります。前年度はどの適性検査を使用していたのかを調べ、事前の対策に役立ててくださいね。

毎回この適性検査で落ちてしまう人は、対策の仕方に問題があるのかもしれません。詳しい対策法は以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
適性検査で落ちる人が絶対やるべき6つの対策|原因や回答法も解説
SPIと一般常識問題は別物! 6つの必須対策を例題付きで徹底解説
玉手箱の言語問題を解くコツ|特徴を掴めば攻略は可能

⑤エントリーの戦略がうまく立てられていない

就活を進めているうちに「エントリーする企業の数がやたらと増えてしまった」「周りと比べるとエントリー企業数が少ない気がする」と不安になったことはありませんか。

エントリーする企業が多すぎると、一つひとつの企業対策に手が回らなくなることが考えられます。反対に、少なすぎると単純に挑戦の機会が減るため、なかなか就職が決まらないという事態に陥りやすくなります。

対処法:受けたい企業の優先順位を付けてエントリーをする

手当たり次第にエントリーする、エントリーに慎重になりすぎるというのではなく、興味のある企業のなかで優先順位をつけ、エントリーの有無を決めることが大切です。

企業間で優先順位が決まれば、必然的に選考対策をする企業の優先順位も付き、志望度の高い企業に対して時間を割きやすくなります。

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1カ月間のスケジュールを確認したうえで無理なく対応できる企業数にエントリーするようにしてくださいね。

ほかの人がどの程度エントリーしているものなのかも気になるところですよね。こちらの記事で就活のエントリー数について解説しているので参考にしてください。

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⑥書類対策が不十分

「いつも書類選考の段階で落ちてしまう」という場合は、書類対策が不十分である可能性が高いです。

応募書類は単純にあなたに関する情報共有をするものではなく、面接と同様にあなたの魅力を伝えて企業に興味を持ってもらうための書類です。この意識が欠けていると、書類の段階での準備不足が面接官に伝わってしまうかもしれません。

対処法:伝わりづらい文章になっていないか構成を見直す

面接で話すときと同じように書類を書いていると、かえって見づらくなることも考えられます。そのため、相手が読みやすい文章になっているか、構成を見返してみてください。

読みやすい文章かを確認する方法
  • 文章構成がPREP法に基づいているかを確認する
  • 内容を音読する
  • 第三者に自分の作成したESを読んでもらう
  • 文章読み上げツールなどを使用してES内容を客観的に聞く
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せっかく魅力的な内容であっても、読みづらい文章構成になっているだけで企業からの印象が一気に落ちる場合があるので注意が必要です。

書類選考がうまくいかない人は、こちらの記事を参考にして対策を固めてください。

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⑦段階に応じての面接対策ができていない

「毎回一次面接で落ちてしまう」「最終面接だけがどうしても通過できない」というように、毎回決まったところで面接に落ちてしまうということはありませんか。

対策が不十分であると、毎回決まった段階で落ちてしまい、その原因がわからないまま時間だけが過ぎていくという展開になりかねません

対処法:各面接の目的と評価ポイントを理解する

一次面接、二次面接、最終面接といったように、各段階の面接にはそれぞれ評価のポイントがあります。

各段階の面接のポイント
  • 一次面接:ハキハキとした受け答えができるか、良い印象を与えられているか
  • 二次面接:自己理解と企業理解がうまく結びついているか
  • 最終面接:入社意欲がどのくらい高いのか、本当にその企業とマッチする人柄なのか

見ているポイントは企業により異なりますが、大まかな点は同じです。これらを意識したうえで、練習を重ねたり、本番の受け答えを変化させてみたりしてください。

各面接のポイントは、これらの記事で解説しています。詳しい内容を押さえたうえで、すべきことを意識してみましょう。
選考突破に重要な一次面接と二次面接の違い|評価基準や質問例など
最終面接前の就活生必見|面接官のチェックポイントとやるべきこと
面接対策|就活の基本マナーやよくある質問5つの回答例文

⑧面接マナーが理解できていない

面接時は、受け答えがしっかりしていれば良いと思ってはいませんか。それはもちろんですが、面接マナーも重要となるのです。

面接マナーが理解できていないと、「社会人としての最低限のことを守れない人なのでは」と思われる可能性が上がってしまいます

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案外細かな点まで面接官は見ているため、マナーの側面もないがしろにしないようにしましょう。

対処法:流れと各場面での基本的なマナーを理解する

マナーが頭に入っていないのは、面接の流れがきちんとつかめていない証拠かもしれません。面接の流れが頭に入っていれば、流れに沿ってどのような行動を取れば良いかも必然的にわかってくるはずです。

面接の実践練習をする際には、回答の内容だけに目を向けず、本番を想定した行動までできるとベストですよ。

マナーを守る重要性や状況別の面接マナーについては以下の記事で詳しく解説しています。

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⑨面接で緊張から自分の意思をうまく伝えられない

「緊張してしまい、伝えたかったことがすべて飛んでしまった」という経験はありませんか。

面接で緊張してしまうと、うまく自分の実力を発揮しきれずに、不完全燃焼の状態で面接を終えるという結果になりかねないのです

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自分の実力が発揮できないと、後悔につながり、つらい気持ちも募るばかりですよね。

対処法:練習や本番の面接の機会を重ねて雰囲気に慣れる

面接で緊張をしてしまうのならば、本番想定の練習の機会を増やして慣れていくのが一番の近道です。

一歩進んだ面接対策をする方法
  • キャリアアドバイザーなど、第三者と模擬面接をする
  • 複数人で集団面接対策をする
  • 目の前にカメラを置いて自分の練習風景を撮影し見返す
  • キャリアセンターで面接対策のセミナーに参加する

また、実践を繰り返して「初めて会う大人との面接」に慣れることも良い対策になります。

面接対策を徹底することで自信がつき、緊張の緩和にもつながるため、一切の不安なく面接に挑める状態にしておくのが理想です。

面接練習に関しては、これらの記事で解説しています。さまざまなシチュエーションに備え、いろいろな練習法を試してみましょう。
面接練習は一人から始めよう! 練習の準備物と練習方法も紹介
面接を練習しないのは絶対NG! 練習する意味や対処法まで徹底解説

⑩面接の振り返りをしていない

面接を終えたら、その時点でスイッチが切れてしまうこともありますよね。しかし、その次のステップへ進むためには、面接の振り返りは必要不可欠なのです。

面接の振り返りができていないと、自分の発言の良し悪しがわからず、悪い状態のまま選考を進めてしまっているということも起こりかねません

対処法:面接ノートを作成しその日のうちに少しでも振り返る

一社選考を終えたら、記憶が新しいうちに聞かれたことや回答内容、回答した際の面接官の反応について振り返りをしましょう。

選考結果の振り返り方
  • 選考を終えたらすぐに感想をノートに書く
  • 苦手な質問や得意な質問を整理する
  • 質問に回答した際の面接官の反応を振り返る
  • 苦手な質問や面接官の反応が良くなかった回答について見直す

面接の場は就活の一環であるとともに、これまで自分がしてきた就活対策に対する一番のフィードバックの場でもあります。ここで得た情報を活かしていくことで、就職先の決定へ着実に駒を進めていくことにつながりますよ。

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選考結果の振り返りをする際には、就活ノートが役立ちます。うまく活用することで効率的に就活を進めていくことができますよ。

就活ノートの作成方法はこちらの記事を参考にしてください。書くべき内容を参考にしながら、あなたなりのノートを作成してみましょう。

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就職が決まらない人の特徴とは|今すぐできる10の対策

キャリアアドバイザーが読み解く!視野の狭さや準備不足に悩む学生が多い

吉川 智也

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一歩踏み込んだ戦略立てが不足しがち

「就職が決まらない人に当てはまりやすい10個の特徴」のなかでは、特に「②業界探しをする際の視野が狭い」、「⑤エントリーの戦略がうまく立てられていない」、「⑦段階に応じての面接対策ができていない」に当てはまる学生が多い印象です。

「視野が狭い」という学生は、業界探しの軸が一つしかないケースがよく見られます。たとえば「人を楽しませたい」という理由でエンタメ業界だけを見ているという形です。もっと視野を広げれば多くの選択肢があるにもかかわらず、掘り下げが浅いことがあります。

「エントリーの戦略が練られていない」という点では、スケジュール管理ができていないことがネックになっている学生が多いです。「一社受けて落ちたら、新たに一社探す」というような進め方では、気付いたときにはエントリー期間が終わっているという事態が発生しかねません。つまり、選考スパンを考慮した逆算思考ができていないのです。

面接段階ごとに見られるポイントを押さえることが大事

「段階に応じての面接対策ができていない」という点では、各選考段階において求められている回答が理解できていない学生が多いように感じます。

たとえば最終選考では、入社意欲の高さが見られることが多いです。せっかくそこまで進んでいるのに、たとえば面接終盤に「最後に質問はありますか」と聞かれた際、「特にありません」と意欲が見えない回答をしてしまうと、「自社への入社意欲が低い」とみなされて不合格になるケースも。面接段階ごとに見られるポイントや位置づけを理解することが重要です。

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就職が決まらないのはなぜ? 原因を理解するための3つの行動

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就活生

そもそもなぜ就職が決まらないのか、その原因がわかっていない気がします。

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キャリアアドバイザー

それでは、今から伝える方法に沿って就職が決まらない原因を紐解いていきましょう。

「考えても就職が決まらない理由がよくわからない」ということもありますよね。そのようなときは、順序に沿ってその原因を理解することが大切です。

ここでは、就職が決まらない原因を理解する3つの方法について解説します。これらの方法を試したうえで、原因を理解し、次に何をすべきなのかを押さえられるようにしましょう。

①過去の選考通過状況を段階別で整理する

就職が決まらない原因が理解できていない人の特徴として、「どの段階で面接に落ちてしまうのか」がわかっていない人が多いです

このことを理解するには、過去の選考通過状況を段階別で整理してみると良いでしょう。

過去の選考通過状況を段階別で整理する方法

株式会社A:二次面接まで
株式会社B:書類選考まで
株式会社C:最終面接まで
株式会社D:二次面接まで
➡二次面接を苦手としていると考えられる

これらのように、企業によってどこまで選考が続いたのかをリスト化することにより、自分が苦手としているタイミングを理解することができます。そうすることでおのずとすべき対策も明確になってきますよ。

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自分の苦手なタイミングがわかったら、「就職が決まらない人に当てはまりやすい10個の特徴と対処法」から対策法を学びましょう。

②面接官からのフィードバックを思い返す

面接後に、面接官から選考結果に対してのフィードバックをもらったことはありませんか。「少し暗い人なのかもという印象を受けた」「志望度が伝わってこなかった」など、漠然とした内容かもしれませんが、面接に対するフィードバックをもらえる機会もあるのです。

これらのことを思い出せると、面接官から見て自分自身の態度や話す内容が良いのか、悪いのかを知ることができます。そのうえで面接時のことを思い出し、「具体的にどこが良くなかったのか」「どのような態度をきっかけにこのようなフィードバックを受けてしまったのか」という振り返りができるとベストです。

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キャリアアドバイザー

振り返りをもとに次にすべき行動を理解し、実践できるとさらに良くなりますよ。

③第三者にESの内容や面接での様子を確認してもらう

選考のことを自分のなかで振り返っても、明確に「決まらない」原因がわからないのなら、第三者に自分の様子を見てもらうと良いでしょう。

客観的な視点が入ることで、今まで気が付かなかった悪い部分や、直すべき部分が見えてくることがあります

実際に企業に送ったESを見てもらったり、本番に近い面接を実践してもらったりして、なるべく選考時が再現できている環境で自分の様子を確認してもらいましょう。

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一人で進めていると、どうしても視野が狭くなりがちです。恥ずかしがらずに自分の見え方を聞いてみましょう。

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「第一志望以外の企業だと、志望動機がなかなか思い浮かばない......」と悩む就活生は多くいます。

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どうしても就職が決まらないときに忘れないでほしい3つのこと

どうしても就職が決まらないときに忘れないでほしい3つのこと
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就活生

どうしても就職が決まらないなんて、私はダメなのでしょうか……。

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キャリアアドバイザー

そんなことはありませんよ。大切なのはまず焦る気持ちを落ち着けて、就活に集中して臨める状態を作ることです。ここからはそのために覚えておいてほしいことを解説していきます。

就職が決まらない状態から抜け出すには、まず冷静になることが大切です。その第一歩として、自分を責めるような考え方やあきらめたくなる気持ちを払拭しましょう。

ここからは就職が決まらないときに覚えておいてほしいことを解説していきます。しっかりと確認して、まずは冷静に状況を見つめるためのマインドセットをしてくださいね。

①就職が決まらないからといって自分を責める必要はない

就職が決まらないと「自分には魅力がない」「努力が足りないせい」と考えてしまうこともありますよね。しかし、不採用になってしまう原因のすべてがあなたの実力不足にあるというわけではありません。

就職が決まらない理由の例
  • 企業との相性が良くなかった
  • 人柄に魅力はあるものの社風になじむ可能性が低い
  • アピールした能力を活かせる環境がない
  • 募集枠がいっぱいになってしまった

就職が決まらないのは、運やタイミングのように、あなた自身ではどうにもできない要素が関係していることも少なくありません。不採用になったからといって自分を責める必要はないですよ

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「相性が合わなかっただけ」「もっと自分に合う企業が見つかる」とできるだけ前向きに考える習慣をつけるだけでも、気持ちが楽になりますよ。

②あきらめなければいつでも状況の打開はできる

就活をするうえで重要なのは、あきらめずに行動を続けることです。あきらめてしまえばその時点で就職が決まる可能性はなくなってしまいますが、少しずつでも行動を続ければあなたに合った企業を見つけられる可能性はいくらでもあります。

仮に就職先がなかなか決まらなかったとしても、そこで行動をやめてしまうのではなく、小さな行動だけでも続けていきましょう。

モチベーションが下がっていても続けやすい就活対策
  • 企業に関する情報収集
  • 就職エージェントへの相談
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つらいなかでもあきらめずに就活を続けた経験は、決して無駄になることはありません。それを忘れないでいてくださいね。

③あなたを必要としている企業は必ずある

社会には多くの企業があり、就活の間に選考を受けるのはそのほんの一部です。仮に今就職が決まらなかったとしても、あなたを必要としている企業に出会えていないだけである可能性が高いですよ

就活をするにしても、本当に自分が活躍できる、求められる企業に入社できたほうがその後働いていくうえでの満足度も上がりますよね。そのような企業は必ずあるので、あきらめずに探し続けることが大切です。

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「自分は必要とされていない」といったように考えるのはやめましょう。就活だけであなたの価値が決まるわけではないので、自分自身に問題があるととらえないようにしてくださいね。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ目の前のことに取り組めば必ず合う企業が見つかる

成瀬 遼

キャリアアドバイザー

成瀬 遼

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焦らずに今できることに取り組もう

私自身も大学4年生の卒業2カ月前に内定が取り消しになり、そこから就活を再開しました。卒業間近のタイミングで内定がなく、とても不安になったことを覚えています。

キャリアアドバイザーに相談したところ、状況を理解し、卒業間近にもかかわらず、親身になって就活をサポートしてくれました。

その結果、採用を募集している企業のなかから、合う企業を見つけてもらい、無事就職活動を終えられたため、そのときできる最善のことにしっかり取り組んで良かったなと感じています。

まずは焦らず、今できることを実行してみてください。たとえば自分のできること、得意なことは比較的見つけやすいでしょう。身近なことから着手すれば、行動へのハードルが下がります。少しずつ動くことで、自分に合う企業が見つかるはずです。「就職が決まらない」ということをあまり思い詰めずに、自分のペースで就活を進めていきましょう。

志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!

「この仕事に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを上手く説明できないと悩む就活生は多くいます。

そんな時は無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう!5つの質問に答えるだけで、AIがあなたの志望動機を言語化します

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就職が決まらない原因がわからない! 一歩前進するために有効な3つの手段

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就活生

いまいち選考で落ちてしまう原因がつかめないのですが、就活を少しでも前に進める方法はないのでしょうか?

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もちろんあります。そのようなときに頼れる先についてここから解説していくので、就活に取り入れてみてください。

就職が決まらないまま時間ばかりが過ぎると、焦る気持ちも出てきますよね。就活をするうえで焦りは禁物ですが、これまでの就活対策とは違った行動をしてみるだけでも前進できる可能性があります。

ここからは、就活を一歩進めるために有効な3つの手段について解説します。就職が決まらない状況を打開するためにも、積極的に取り組んでみてくださいね。

①大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談する

就職が決まらずに悩んだときは、就職エージェントや大学のキャリアセンターのスタッフに相談してみましょう。知見のある人に頼ることによって、これまでの経験をもとに有効なアドバイスをくれる可能性が高いですよ。

大学のキャリアセンターや就職エージェントに相談するメリット
  • 同じ大学を卒業した先輩が抱えていた悩みの解決策をもとにアドバイスをくれる
  • 求人を紹介してもらえる場合がある
  • 自分の持つ課題に合わせた対策セミナーを受講できる場合がある

キャリアセンターは授業の合間や授業終わりに気軽に利用できるので、隙間時間をうまく活用しながらこまめに相談しにおこなってみましょう

②逆求人サイトを利用して企業からオファーをもらう

逆求人サイトとは企業が気になる学生へ「自社の面接を受けないか」とオファーをする形式の求人サイトです。自分の能力値を一定数評価してくれている企業からのオファーのため、選考通過の可能性が上がることも考えられます。

逆求人サイトのメリット
  • 企業側が「自社に合う可能性がある」と判断したうえでオファーが来るため選考通過率が高い場合がある
  • 自分で企業探しをする手間を削減できる
  • オファーをもらうことで自己肯定感が上がることもある

逆求人サイトで多くの企業からオファーをもらうには、自分のプロフィールや強み、これまでの経験を詳しく記載して登録しておくことが大切です。強みが多いほどたくさんの企業が魅力を感じるため、オファーの機会が増えやすくなります。

おすすめの逆求人サイト
  • OfferBox:1万社以上の企業が登録しており幅広い企業からオファーがもらえる
  • キミスカ:オファーの種類が分けられており企業の本気度がわかりやすい
  • dodaキャンパス:早期の段階からオファーが届きやすい
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キャリアアドバイザー

ただし、オファーをもらったとしても必ず面接に合格するわけではありません。マッチ度や入社後に活躍できる人材かどうかはしっかりと見られるので、対策は入念にしておきましょう。

③選考直結型のイベントに参加する

選考直結型イベントとは、説明会の後にそのまま選考を受けられる形式のイベントです。一度に複数の企業が参加するので、情報収集にも役立てることができます。

選考直結型イベントのメリット
  • 1日のうちに説明会への参加と選考両方を進めることができる
  • 複数の企業が参加するため幅広い情報収集ができる
  • 複数の企業に一度に応募できる場合がある

説明会への参加と選考を同時に進めることができるので、就活をスムーズに進めたいと思った時には非常に役立ちます。参加できるものがあれば積極的に活用してみてくださいね。

おすすめの選考直結型イベント
  • Meets Company:座談会形式の説明会イベント
  • ジョブトラ:グループワークへの参加をとおして今の自分の実力を人事に見てもらうイベント
  • DEiBA Company:グループディスカッション形式の説明会イベント
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キャリアアドバイザー

イベントによってはキャリアアドバイザーやリクルーターから選考のサポートを受けられる場合もありますよ。

就職が決まらない原因を理解して内定に一歩近づくためのステップにしよう

ここまで、就職が決まらない理由や理由別の対策法を解説してきました。

就職先が決まらない状況を打開するには、落ち着いてその原因となっている部分を理解して、対処法を実践してみることが大切です。何ができていて何ができていないのかを整理すれば今するべきことが明確になり、一歩ずつ着実に内定獲得に近づけます。

あきらめずに対策を続けていけば、あなたを求めている企業に必ず出会うことができます。一緒に今のあなたがするべきことを見極め、内定獲得へ向けて前進していきましょう。

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