10例文|持続力=意志の強さアピール! 4指標で自分に合うか判断

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持続力 アイキャッチ

目次

  1. 持続力は魅力的な強み! 4つの特徴で自分に合うか見極めよう
  2. まず知っておこう! 持続力の正しい意味
  3. 今ある状態を保つ力を表す言葉
  4. 継続力との違いは力の発揮の仕方にある
  5. 自分に合った強みかチェック! 持続力があると言える4つの特徴
  6. ①やると決めたら最後まであきらめない
  7. ②簡単には折れない精神力がある
  8. ③困難なことがあっても粘り強く立ち向かえる
  9. ④探究心があり一つのことを深掘りしていくのが好き
  10. 持続力を志望企業に効果的にアピールするための準備4ステップ
  11. ステップ①持続力を発揮できたと感じた出来事を棚卸しする
  12. ステップ②結果や学びがともなった出来事をピックアップする
  13. ステップ③志望企業で求められる人物像をリサーチする
  14. ステップ④これまでの出来事と求められる人物像を結び付ける
  15. 持続力の自己PRを魅力的にする5段構成の伝え方とポイント
  16. ①結論|持続力を具体的に言い換えて伝える
  17. ②理由|持続力を発揮したエピソードを1つ伝える
  18. ③過程|志望企業での再現性の高い題材で伝える
  19. ④結果|数値を交えて具体的に結果を伝える
  20. ⑤学び|持続力を志望企業でどのように活かすか伝える
  21. 要注意! 持続力をアピールする際にチェックすべき2つのポイント
  22. ①続けて当たり前のことをアピールしている
  23. ②物事に取り組んだ期間が短すぎる
  24. 題材別! 持続力を効果的にアピールする自己PR例文7選
  25. ①学業
  26. ②ゼミ・研究
  27. ③サークル・部活動
  28. ④アルバイト
  29. ⑤資格取得
  30. ⑥インターンシップ
  31. ⑦日常生活
  32. こんな自己PRに要注意! 持続力を題材にしたNG例文3選
  33. ①続けられて当たり前のことに言及している
  34. ②持続力を発揮した成果がアピールできていない
  35. ③志望企業で再現しにくい内容になっている
  36. 持続力についてよくある質問に回答!
  37. 持続力はメンタルの強さをアピールできる! 4つの特徴から自分に合うか判断しよう

持続力は魅力的な強み! 4つの特徴で自分に合うか見極めよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「持続力はどうやってアピールすれば良いですか?」
「自分にとって持続力が最も良いアピールなのかわかりません。」

といった質問をよく受けます。持続力は企業へのアピールとして非常に魅力的な強みですが、似たような言葉があったり定義があいまいになりやすい強みです。意味をしっかりと理解し、あなたにぴったりな強みかどうか見極めることが大切です。

この記事では、持続力の意味や持続力がある人の特徴を解説します。あなた自身に当てはまるものかをチェックし、魅力をしっかりとアピールできる自己PRを作成して企業の心をつかみましょう。

まず知っておこう! 持続力の正しい意味

持続力の正しい意味
  • 今ある状態を保つ力を表す言葉
  • 継続力との違いは力の発揮の仕方にある
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就活生

自己PRの題材を持続力にしようと思っているのですが、どうでしょうか?

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キャリアアドバイザー

良いですね。ちなみに持続力がどのような意味の言葉なのかはきちんと理解できていますか?

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就活生

なんとなくは理解しているつもりですが……改めて考えるとはっきりとは答えられないかもしれません。

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キャリアアドバイザー

持続力は、精神力の強さを表す言葉でもあるのです。この先で詳しく解説しますね。

持続力は非常に魅力的な強みですが、「継続力」と混同しやすい言葉でもあります。自己PRを作成する前に、しっかりと意味を理解しておく必要がありますよ。まずは持続力が何を表す言葉なのかを知ることから始めましょう。

今ある状態を保つ力を表す言葉

持続力は「ある状態を保つための力」と定義されています。これを就活の際に強みとして使うなら、「困難があろうとも、物事をある一定の状態に保つために努力ができる」というような言い方ができますね

たとえば継続的に勉強をする必要があるものの、時間の制約があったり忙しくなってしまってなかなか続けることが難しい状況があるとします。このようなときでもなんとか時間を捻出し、「勉強する」という状態を持続させることが持続力を発揮している状態です。

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キャリアアドバイザー

持続力はメンタルの強さや、意思の強さを伝えることができます。特に精神力をアピールしたい人にぴったりな強みですね。

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

持続力は事務関連の仕事や技術職で効果的にアピールできる

持続力はさまざまな仕事で重要ですが、特に一般事務・営業事務・経理・広報・企画などの事務関連の仕事や、システムエンジニア、品質管理、機械設計、研究開発などの技術職で効果的にアピールできますよ。

事務関連の仕事ではルーチン作業や繰り返しのタスクが多く、長期間にわたって粘り強く取り組む能力が求められます。また技術関連職では顧客の要求に応える商品やサービスを開発する過程で、困難に負けず目標に向かって努力し続けることが重要です。したがって持続力はどちらの業界や職種でも成果を上げるための強力な資質ですよ。

特に製造業やIT業界などの技術分野では、製品やシステムの開発に長期間を要することがあります。プロジェクトの途中での困難に打ち勝ち、計画通りに成果を上げるための持続力が求められますよ。

上記で紹介した仕事のうち、事務職に興味がある人はこちらの記事を参考にしてください。

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継続力との違いは力の発揮の仕方にある

持続力と混同されやすい言葉に「継続力」があります。継続力は「物事を続けるために必要とされる能力や資質」を表しますよ。たとえば継続的に勉強を続けられているとしたら、勉強し続ける行動そのものが継続力があるということになります。

持続力と継続力の違い
  • 持続力:困難に直面したときにそれを乗り越えていける力
  • 継続力:物事を続けていく力

持続力は精神面で力を発揮しているのに対し、継続力は行動面で力を発揮している点に違いがあります。つまり精神力をアピールしたいなら持続力、行動力をアピールしたいなら継続力ということになりますね

加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

持続力か継続力か迷ったときは志望企業の理念や文化から判断しよう

精神力の強さを表す「持続力」が求められる企業は、逆境に立ち向かいながらも挑戦する姿勢や、長期的な目標に向かって努力する文化が根付いていることが多いですよ。たとえば新しい技術やアイディアを追求する若い企業や、社会に影響を与えることを目指すスタートアップやベンチャー企業が当てはまります。

一方、行動力の高さを表す継続力を重視する企業は、定期的な業務やプロジェクトを着実に遂行することが求められる傾向にあります。長い歴史を持ち、定期的な製品やサービスの提供を重視する伝統ある企業が当てはまりますね。

企業の理念や文化、価値観に合わせて、持続力と継続力どちらをアピールするのかを考えてみてください。

自分の強みは継続力に該当するかも……と思った人は、こちらの記事を参考にどちらを強みとして押し出していくのが良いか判断してくださいね。

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自分に合った強みかチェック! 持続力があると言える4つの特徴

持続力があると言える4つの特徴
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就活生

持続力は精神力の強さをアピールできるんですね。知りませんでした……。

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キャリアアドバイザー

ぼんやりとは意味を理解していても、改めて言葉にしようと思うと難しいですよね。自己PRの題材にするなら、まずあなた自身が言葉の意味をきちんと理解している必要があります。

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就活生

そうなんですね。ただ、意味を知っても持続力がある人ってどんな人なのかいまいちイメージできなくて……。本当に自分に合っているのか不安になってきました。

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キャリアアドバイザー

持続力があるというのは、粘り強かったり、簡単にはあきらめない人を指すことが多いですよ。ここから詳しく解説します。

持続力が自分に合った強みなのかを見極めるには、どのような人が持続力があると言えるのかを理解することも必要です。ここからは持続力がある人の特徴を解説するので、あなたの普段の行動や考え方に当てはめて考えてみてくださいね。

①やると決めたら最後まであきらめない

持続力のある人は、目標達成を目指してストイックに努力することができる傾向にあります。困難に直面しても最後まであきらめずに打開策がないかを考え、時間がかかろうともやりきることができる人は持続力があると言えますよ

具体的な例
  • TOEIC200点台から800点という目標を掲げ果敢にチャレンジした
  • 期待どおりの結果が出なくてもあきらめずに研究を続けた

一度やると決めたことは曲げずに、打開策を探しながら努力を続けた経験がある人が当てはまりますね。

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キャリアアドバイザー

最後まであきらめない姿勢からは、一つの物事に熱中して取り組む集中力の高さを同時にアピールできる場合があります。

最後まであきらめずにやりきることができる姿勢を自己PRの題材に考えている人は、こちらの記事を参考に自己PRを作成してくださいね。

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②簡単には折れない精神力がある

困難や重圧があるなかでも強い意志を持って立ち向かうことができる人も、持続力があると言えます。つらい経験があったとしても、強い精神力を発揮して努力を続けた経験がある人に当てはまりますよ。

具体的な例
  • 何度怒られ落ち込んでも気持ちを持ち直して努力した
  • 大きな失敗をして落ち込んでもその経験を糧にしてより良い結果を残した

ただし伝え方を間違えると楽観的と受け止められる可能性もあるので、あくまでも指摘や困難をしっかりと自分のなかで受け止めたうえで乗り越えたことを伝えてくださいね。

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キャリアアドバイザー

折れない精神力は、伝え方によってはポジティブさや前向きさもアピールできます。

自己PRとして前向きさをアピールしたいと考えている人は、こちらの記事を参考に自己PRの内容を考えてみてください。

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③困難なことがあっても粘り強く立ち向かえる

持続力がある人は、目の前に立ちはだかる壁に粘り強く立ち向かい、乗り越えることができます。何か困難に突き当たった経験がある場合に、それを乗り越えた人や、乗り越えるにいたらなくとも強い気持ちで立ち向かうことのできた人に当てはまりますね。

具体的な例
  • 部活で怪我をしても全国大会出場をあきらめなかった
  • 資格試験の直前に体調を崩してもあきらめずにチャレンジした

もし結果として困難を乗り越えることができなかったとしても、チャレンジをした過程やそこから得た学びを伝えることで十分なアピールにできますよ。

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キャリアアドバイザー

粘り強さは、負けず嫌いな一面をアピールすることもできます。

強みとして粘り強さが当てはまる人は、こちらの記事もあわせて参考にしながら自己PRを考えてみてください。

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④探究心があり一つのことを深掘りしていくのが好き

持続力がある人は、探究心があり一つの物事に熱中することが多い傾向にあります。何かを深く掘り下げて考えたり研究した経験がある人に当てはまりますね。

具体的な例
  • ゼミの研究に熱心に取り組んだ
  • 少しでも疑問を持ったことを徹底的に調べ上げることができる

強い好奇心を持って物事に向き合い、多くの時間を費やして自分が納得するような結論を導き出すことができる人は持続力をアピールできますよ

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キャリアアドバイザー

探究心がある人は、知識欲の高さをアピールすることもできます。入社後も意欲的に勉強を続けられる印象につながりますよ。

自分には探究心があると思える人は、こちらの記事も参考にしながら自己PRを作成してみてくださいね。

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長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

当てはまると感じられるポイントに焦点を当ててアピールしよう

上記の持続力があると言える4つの特徴を見た時、当てはまる特徴があってもすべての状況でそうとは言えない場合もありますよね。ときにはうまく持続力を発揮できていないと感じるシーンもあるかもしれませんが、完璧に当てはまる必要はありません。

たとえば①の「やると決めたら最後まであきらめない」が当てはまると感じても、どんな状況でも当てはまるとは限りませんよね。大好きなサークル活動や大学のイベントの準備にかかわるときはやる気に満ち溢れているかもしれませんが、苦手な教科の勉強やゼミのプロジェクトに取り組むときは集中力を維持するのが難しいときもあるでしょう。

それでもあきらめずに最後まで打ち込める事柄が一つでもあるというのは、あなたの大きな強みになります。あえて該当しないシーンに注目せず、当てはまる場面があることにフォーカスして自信を持ってアピールしましょう。

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持続力を志望企業に効果的にアピールするための準備4ステップ

持続力を志望企業にアピールするための準備4ステップ
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就活生

4つの特徴のなかに自分に当てはまるものがありました! やはり持続力をアピールするのが良さそうです!

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キャリアアドバイザー

それは良かったです。では、ここからは持続力で自己PRを作成するための準備をしていきましょう。

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就活生

すぐにでも自己PRが書けそうなのですが、準備が必要なんですね。

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キャリアアドバイザー

そうですね。たとえばあなたを客観的に見ても持続力があると思えるようなエピソードを事前に見つけておく必要があります。ここからは、持続力をアピールするための4ステップの準備について解説しますよ。

企業にあなたの魅力である持続力を効果的にアピールするには、入念な準備をしておくことが大切です。ここからは自己PR作成前の準備を4ステップで解説するので、自己分析や企業研究をとおして、あなたの強みをどのように伝えるのがベストなのかを判断しましょう。

ステップ①持続力を発揮できたと感じた出来事を棚卸しする

まずはこれまでの経験を振り返り、持続力が発揮できていたと感じられる経験を洗い出してみましょう。あなたを客観的に見ても持続力があると思えるような具体的なエピソードがなければ説得力がなくなってしまうので、しっかり経験の棚卸しをしてくださいね。

持続力を発揮した経験を見つけるには、モチベーショングラフを使うのがおすすめです。モチベーションが下がっていた時期や上がる途中の時期を掘り下げてみることで、持続力を発揮した経験を見つけやすくなりますよ。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフの作成法や上手な活用法を、こちらの記事で解説しています。参考にしながら持続力が発揮できた経験を棚卸ししてみてくださいね。

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ステップ②結果や学びがともなった出来事をピックアップする

持続力を発揮したと思える経験が複数見つかったら、次はそのなかから特に結果が出たことや、今後に活かせるような大きな学びを得た出来事をピックアップしましょう。

この時、結果や学びをできるだけ具体的に言葉にすることが大切です。特に結果に関しては数値で表したり周りからの客観的な評価を取り入れることで、説得力ある内容にできますよ

ステップ③志望企業で求められる人物像をリサーチする

自己PR内で取り上げるエピソードをピックアップできたら、次に志望企業についてリサーチをしましょう。特に志望企業ではどのような人材が求められるのか、どのような人が活躍しているのかをリサーチしてくださいね。

志望企業で求められる人物像のリサーチ法
  • 採用ページに言及がないか確認する
  • 社員インタビューを参考にする
  • 公式SNSをチェックする
  • OB・OG訪問で聞いてみる

志望企業で活躍できる人物像を明確にすることで「探究心を押した方が効果的だな」「粘り強さのある人材が求められそうだな」といったようにどのように持続力をアピールするのが効果的かわかりますよ

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キャリアアドバイザー

変化の激しい会社や瞬発力が求められる企業では、場合によってはそもそも持続力があまり大きなアピールにはならないこともあります。企業風土もよく確認しておきましょう。

OB・OG訪問をしようと思っている人は、こちらの記事を参考にOB・OG訪問の時間を有意義なものにできるよう対策を立ててくださいね。

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社風について調べたいと思ったときは、こちらの記事を参考にしながら調べましょう。

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ステップ④これまでの出来事と求められる人物像を結び付ける

自己分析と企業研究ができたら、最後にあなたがアピールしたいエピソードと志望企業で求められる人物像の間にある共通点を探しましょう。

エピソードと求められる人物像が共通している例
  • エピソード:資格取得に粘り強く取り組み、試験に合格することができた
  • 人物像:最後まであきらめずに顧客の要望に応えられる人
  • 共通点:あきらめない姿勢、妥協のなさ

これまでの出来事と求められる人物像との間にある共通点を押し出すことで、入社後の活躍イメージを明確にすることができます。将来性の高さをアピールできるので、企業側からの好印象につながりやすいですよ。

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持続力の自己PRを魅力的にする5段構成の伝え方とポイント

持続力の自己PRの5段構成の伝え方とポイント
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就活生

4ステップの準備ができたので、自己PRを作ってみようと思います!

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キャリアアドバイザー

では、自己PRをさらに魅力的にするための伝え方も知っておきましょう。

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就活生

そんな伝え方があるんですね!

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キャリアアドバイザー

もちろんです。構成を意識して相手が理解しやすい伝え方をすることで、自己PRをグッと魅力的にできます。ここからは具体的な5段階の構成を解説しますね。

伝える内容がどんなに魅力的だったとしても、それが相手にしっかりと伝わらなければあなたの強みを効果的にアピールするのは難しいでしょう。

大切なのは聞き手が理解しやすい構成を意識し、簡潔に伝えることです。ここからは、自己PRがさらに魅力的になる5段構成について解説します。

自己PRの構成については、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。

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①結論|持続力を具体的に言い換えて伝える

聞き手が理解しやすい構成の基本は「結論ファースト」です。まずはあなたの強みが持続力であることを伝えましょう

このときのポイントは、ただ「私の強みは持続力です」と伝えるのではなく、エピソードに合わせて具体的な表現に言い換えることです。魅力がアピールしやすくなるほか、聞き手もただ「持続力」とだけ聞くよりもあなたの強みを理解しやすくなりますよ。

持続力の言い換え例
  • 最後まであきらめない精神力
  • コツコツ努力を積み重ねて結果を出せること
  • 困難があっても前向きに取り組む姿勢

②理由|持続力を発揮したエピソードを1つ伝える

結論の後は、根拠となる理由を伝えましょう。準備の段階でピックアップした「持続力が発揮できたエピソード」を伝えることで、あなたの強みに説得力を持たせることができますよ

このとき伝えるエピソードは、1つに絞るのがポイントです。複数のエピソードを挙げると伝える内容が多すぎて間延びした印象になったり、最終的に何を伝えたいのかという話の軸がぶれやすくなります。

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キャリアアドバイザー

アピールしたいエピソードが複数あるときは、もっとも企業にアピールしやすいエピソードをピックアップするのがおすすめです。

③過程|志望企業での再現性の高い題材で伝える

理由となるエピソードのなかでは、まずあなたが持続力を発揮して物事に取り組んだ過程から説明していきましょう。その際には、志望企業でも活かせる題材を選ぶのがポイントですよ。

志望企業での再現性が高い事柄の例
  • 受ける職種:研究職
  • 求められる力:高い集中力、粘り強さ
  • 伝えるエピソード:ゼミの研究に長期間妥協せずに取り組んだ

企業が知りたいのは持続力を発揮したエピソードそのものではなく、その強みを活かしてどのように企業に貢献してくれるかという点です。だからこそ持続力の高さが入社後の業務にどう活かせるかを伝えることが大切ですよ

④結果|数値を交えて具体的に結果を伝える

次に、持続力を発揮したことで得られた結果を伝えましょう。ここでは数値や周囲の客観的な評価を交え、できるだけ具体的に伝えるのがポイントです。

具体的な結果例
  • 売上を前月よりも20%アップさせることに成功した
  • 教授から「今回のゼミの発表で一番良い研究発表だった」と褒めてもらった

持続力があるというアピールにとどまらず結果を伝えることで、自己PRに説得力を持たせることができます。仕事をするうえではどのような結果を出すかが重視されるので、しっかりと結果にもこだわることができる人材であることをアピールしましょう

⑤学び|持続力を志望企業でどのように活かすか伝える

最後に、得られた結果がどのような学びにつながったのかを伝えましょう。このときただ「〇〇ということを学びました」で終わるのではなく、その学びを入社後にどう活かしていくかまで伝えることが大切です。

学びの伝え方例
  • 学び:あきらめないことの大切さを学んだ
  • 活かし方:あきらめないことの大切さを学んだ経験を活かし、商談の成立に向けてあきらめずにアプローチを続け売上に貢献したい

学びを伝えるときは、実際に入社後に任される可能性のある業務に言及できると良いですよ。強みを活かして企業に貢献できることに説得力を持たせることができます

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要注意! 持続力をアピールする際にチェックすべき2つのポイント

持続力をアピールする際にチェックすべき2つのポイント
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就活生

5段構成を参考に自己PRを作成してみました。これでどうでしょうか?

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キャリアアドバイザー

構成は問題ないですが、この自己PRではうまくあなたの魅力がアピールできていないかもしれませんね。

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就活生

そうなんですね。具体的にはどこがだめなのでしょうか……?

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キャリアアドバイザー

たとえば続けて当たり前のことを題材にしていたり、持続力のアピールにしては続けた期間が短すぎるところです。この点について詳しく解説するので、もう一度自己PRを見直してみましょう。

持続力をアピールする際に気を付けたいのが、それが本当に持続力を効果的にアピールする内容になっているのかどうかです。選ぶ題材や物事に取り組んだ期間によっては、あまり説得力のある内容にできていない可能性もあります。

ここからは持続力をアピールする際に気を付けたいポイントについて解説していくので、出来上がった自己PRを改めて読み直して該当しないかチェックしてくださいね。

①続けて当たり前のことをアピールしている

持続力を自己PRの題材にする際にまず気を付けたいのが、選んだエピソードが持続力がなくても続けられるような当たり前のことになっていないかどうかです。

アピールになりにくいエピソード例
  • 毎日授業に出席している
  • すれ違う先生に欠かさず挨拶するのを小学校の頃から続けている

強みとしてアピールするなら、ほかの人にはなかなかできないような、持続力があるからこそできることを題材にしましょう。続けるのがあまりにも簡単なものだったり、むしろ続けていなければ違和感のあるようなことだったりすると、あなたの魅力が伝わりにくくなりますよ。

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アピールにつながるエピソードかどうか確認するには、誰かに聞いてもらうのがおすすめです。

②物事に取り組んだ期間が短すぎる

自己PRの内容にもよりますが、持続力をアピールするならどの程度の期間その物事に取り組んでいたのかも重要になります。

自己PRのなかでどれくらいの期間取り組んでいたのかという点に必ずしも言及しなければいけないわけではないものの、あまりにも短期間での出来事の場合は持続力でない別の強みとして押し出した方が良いこともありますよ

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あくまで目安ですが、半年以上続けて取り組んだ物事をエピソードにするのがおすすめです。

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

企業文化によっては持続力+αの能力をアピールするのがおすすめ

企業へ持続力をアピールする際には、いくつかの懸念点が考えられます。たとえば持続力を強調しすぎると「一つのことにこだわりすぎるのではないか」「頑固なところがあるのかも」と思われる可能性がありますよ。

また持続力は物事に長期的に取り組み続けることができる精神力を表しますが、押し出しすぎると「今目の前にある課題や突発的な問題に対応するのが苦手なのかも」と不安に思われてしまう可能性があります。

これらの懸念を解消するためには、持続力だけでなく柔軟性、成長性、そして臨機応変に対応できる力など、ほかのスキルや価値観があることを合わせてアピールできるように準備しておくのがおすすめです。特にスピード感や柔軟性を持つ人材を求める企業では、変化に適応し成長し続ける能力も持っていることを示すことも大切ですね。懸念をカバーする必要があるかどうか、志望企業の社風や文化を見て考えてみてください。

柔軟性をアピールしたい場合は、こちらの記事を参考に自己PRの内容を考えてみてください。

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題材別! 持続力を効果的にアピールする自己PR例文7選

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就活生

持続力を自己PRの題材としてアピールする以上は、持続力があるからこそできたことをアピールする必要があるんですね。

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キャリアアドバイザー

そのとおりです。ほかの人にはないあなただけの強みをアピールするのが自己PRなので、エピソードも説得力のあるものを選ぶことが大切ですよ。

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就活生

わかりました、作り直してみます。ただ、何か例のようなものを参考にしたいです……。

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キャリアアドバイザー

確かに例文があれば魅力的な自己PRをイメージしやすくなりますよね。では、ここからは持続力を効果的にアピールできている自己PR例文を紹介します。

自己PRを作成する際に例文を参考にすれば、完成イメージがわき自己PRを作成しやすくなりますよね。またどうすれば持続力が効果的にアピールできるのかがわかるので、あなたの自己PRをより魅力的なものにすることができます。

ここからは持続力をアピールする自己PR例文を題材別に紹介するので、あなたの場合はどのようにアピールするのが良いかを考えながら見てみてくださいね。

①学業

例文

私の強みはどんなときも自己目標を設定し、達成できるように行動をルーティン化できることです。

この強みを最も発揮したのは、大学での勉強です。首席で卒業して家族に大学時代の努力した結果を残すという目標を掲げ、1週間のうち4日間は必ず3時間かけて復習と予習をし、毎時間の授業動画を必ず2回は視聴、レポート課題は1,000字以上書くというルールを自らに課しました。また実行する際は自分のモチベーションに左右されたり、体調不良でできない状態にならないように、取り組むうえでの環境を整えることにも注意を払いました。

その結果、これまでの学生生活では自らに課したルールを守ることができ、現在首席を競い合える順位に付くことができております。まだ結果はでておりませんが、この経験から入社後も日進月歩の心を忘れずに自己スキル向上に取り組んでまいります。

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キャリアアドバイザー

半期の期末試験を目標とせず、長期目標を掲げて達成に向けて勉強という行動をアピールしているのが良いですね。勤勉さだけでなく実直な性格も伝わりとても好感が持てます。

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②ゼミ・研究

例文

私の強みは、どんなことも柔軟に受け入れて成長につなげられるところです。

この強みを最も発揮したのは、所属しているマーケティングゼミの討論会のときです。私のゼミでは半年に1回、プレゼンテーション対決をして多数決で勝敗を決めるという討論会をしています。営業職に就きたいと考えていた私は、この討論会で優勝することを目標に参加していました。

優勝するためには圧倒的なプレゼンテーション技術が必須だと感じ、まずは書籍や自己啓発動画から技術やコツについての情報を徹底的に収集し、自身の発表に取り入れていきました。さらに発表が上手な先輩の過去のビデオも何本も視聴したり、何度も勝利している先輩のスライドの作り方も取り入れて準備をしました。

このように分析と修正、改善を図ったことで優勝を果たすことができました。入社後はこの経験と学びを活かし、同期入社した社員のなかで営業成績トップを目指してまいります。

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キャリアアドバイザー

経験だけをアピールするのではなく、「優勝」や「営業成績トップ」など向上心の高さを伝えながら、自身の成長と目標達成への強いこだわりを感じられますね。

ゼミでの出来事を自己PRの題材にする場合は、こちらの記事も参考にしてください。より魅力の伝わるアピール法がわかりますよ。

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③サークル・部活動

例文

私の強みは、常に自分自身を客観的に捉え、自己成長につながるように行動できることです。

書道部の部活動では書道の段位を上げるためにはどうしたら良いのか、今の自分と上手い人の相違点を探した結果、作品に対する時間の掛け方が異なることに気が付きました。素早く書いて枚数をこなすのではなく、量が少なくとも一枚一枚に時間を掛けることで作品のクオリティを高め続けたことで、先日ようやく目標としていた八段の段位を取得することができました。

この経験から、目標を達成するためにはがむしゃらに量をこなす前に、達成するために必要な要素を考えてから行動に移すことが一番の近道になるということを学びました。

今後はこの経験と学びを活かし、成長することや結果を残すことに焦ることなく、着実に一歩ずつ成長を重ねていき、貴社に貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

強みだけでなく経験から得た価値観でもアピールできている良い例文ですね。

自己PRのエピソードとしてサークルでの出来事を取り上げる場合に意識しておきたいことは、こちらの記事で解説しています。

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④アルバイト

例文

私の強みは、経験や学びを得るために挑戦と行動を重ねられることです。

将来は結婚式に携わる仕事がしたいと考え、高校生のころから結婚式場でのアルバイトを始めました。さらに自分の憧れが詰まった空間でも働きたいと思い、大学入学後はドレスショップでのアルバイトも始めました。

それぞれのアルバイトにおいて、自分の知識やスキル向上につなげるために多くの業務に挑戦しながら、レポートを残してきました。その知識を仕事で活かすことでお客様にいっそう喜んでいただくことができ、私自身のやりがいにもつながりました。

この経験から、仕事を作業として捉えるのではなく、全てのお客様を自分の大切な人のように思い、心を込めて全力を尽くすことが大切だと気付くことができました。これからもあらゆることに妥協せず、昨日よりも今日、今日よりも明日と成長できるように行動を続けてまいります。

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キャリアアドバイザー

アルバイトの話は就活生が強みのエピソードを話すときに選ばれやすいため、どうやって差を付けるかを考える必要があります。今回の場合は挑戦と行動を重ねて成長し続けるという持続性がアピールできていますね。

アルバイトでの経験を題材に自己PRを作成する予定の人には、こちらの記事がおすすめです。

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⑤資格取得

例文

私の強みは、目標達成のために計画を立て、力を尽くし続けることができるところです。

学生時代に自分の将来のためにITスキルを向上させたいと考え、国家資格であるITパスポートの取得に挑戦しました。授業後には学校に残って過去問題を解き続け、さらに自宅で最低1時間は復習と予習に取り組みました。またわからないところがあったときはその日の内に先生に質問して解決を図り、次の授業に進むように取り組みました。

その結果ITパスポートを取得するだけでなく、900点という高得点を出すことができました。この経験から日々の小さな継続が大きな結果に変わるということを改めて学びました。

今後もこの経験と学びを活かし、どんなに高い壁でも日々行動を積み重ね、乗り越えてまいります。

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キャリアアドバイザー

資格を取得するためにどれだけの時間を勉強に費やし、またどのように勉強したかが具体的に表現できていています。持続性だけでなく目標達成力や向上心の強さも伝わる文章になっていますね。

ITパスポートの取得を考えている人はこちらの記事を参考にしてください。

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⑥インターンシップ

例文

私の強みは、どんなときも自分にできることやすべきことを考え、全力で取り組むことができることです。

昨年の夏休みにインターンに参加しホテルのフロントスタッフとして働いた際、少しでも接客経験を積みたいと考え積極的にお客様とお話することを目標にしておりました。働くなかでお客様との会話からお誕生日の方がいらっしゃると知り、社員の方に相談して特別にケーキを用意していただきました。ほかのスタッフを巻き込んでお祝いしたところ、とても喜んでいただくことができました。後日、感謝状までいただくことができ、よりホテリエになりたいと強く思うようになりました。

この経験から、入社後どんなときもホスピタリティの心を常に忘れず、お客様の思い出作りに携わってまいります。

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キャリアアドバイザー

持続力だけでなく、顧客を思い行動したという点から、ホスピタリティの高さもアピールできている点が素晴らしいですね。

⑦日常生活

例文

私の強みは、飽くなき知識欲を満たすためにセルフマネジメントができることです。

私はこれまでの学校生活のなかで、新しいことを知ったときやできなかったことができるようになったときに強い喜びを得るタイプであることを自覚し、大学生になってからはビジネス書や自己啓発書本を月に5冊は読み切ることを1年間の目標として定めました。この目標を達成するために月曜日と水曜日、金曜日は朝早く起きて2時間は読書をする朝活を始めました。

定めた曜日はいつもよりも早く起床しなければならなかったため、その前日はいつもより早く就寝できるように学校の課題やアルバイト、家事などを事前にスケジューリングして実行に移し続けました。その結果、無事にこの目標を達成し今までになかった知見を得ることができました。

入社後も同様に自分のタスクやモチベーションをコントロールし、自分の役割や責任を果たしながら貴社に貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

日常生活でも自ら取り組んだことであれば、十分にアピールできるエピソードを作ることができるという良い事例ですね。目標を達成する過程で、持続力だけでなくセルフマネジメント力もあることが示されています。

こんな自己PRに要注意! 持続力を題材にしたNG例文3選

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就活生

例文を参考にすることでイメージがわきました! これで自己PRを作成できそうです!

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キャリアアドバイザー

それは良かったです。例文を参考にすることで文章の流れもイメージできるので、自己PRを作りやすくなりますよね。

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就活生

そうですね。ただ、自分の作る自己PRがさっきのようにうまく魅力をアピールできていないものになっていないかが不安です……。

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キャリアアドバイザー

確かに、アピールが不十分な自己PRがどのようなものかも知っておいた方が自己PRを作成しやすいですよね。ではこの先で解説していきます。

持続力の自己PRを魅力的にするためには、「これだけは避けたい」といったような事例も知っておくことが大切です。ここからは3つのNG例文を紹介するので、あなたが作成した自己PRが該当していないかを確認してみてくださいね。

①続けられて当たり前のことに言及している

例文

私の強みは、最後まであきらめない精神力があることです。この強みを最も発揮したのは、コンビニエンスストアでのアルバイトのときです。

初めてのアルバイトということもあり緊張しているなか、研修が始まりました。普段何気なく利用していたため気が付かなかったのですが、店員側になると覚えなければいけない業務の多さに驚きました。しかし一度始めたからには簡単に投げ出すまいと、覚えなければいけない業務を全て覚え、自分一人でできるようになろうと思い、辞めることなく働き続けております。

今では全ての業務を覚えることができました。これから社会人になると、もっと覚えなければいけないことは多くなると思いますが、このアルバイトで培った折れない心を活かして頑張ります。

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キャリアアドバイザー

仕事内容を一通りのことを覚えるのはほかの人もおこなっていると想定されるため、アピールとしては弱い印象になってしまっています。強みを考える際は持続力がある自分だからこそできたという経験をピックアップしましょう。

②持続力を発揮した成果がアピールできていない

例文

私の強みは、コツコツ努力を積み重ねて結果を出せることです。

将来旅行業界で働くうえで必要な国家資格を学生の間に取得したいと考え、大学で開かれる特別対策講座の受講を決断しました。講座は月曜から金曜日まで放課後の時間帯に2時間開かれるため毎日出席することができず、アルバイトのない火曜日のみ参加して勉強に取り組みました。

残念ながら合格はできませんでしたが、これまで学んだことがなかったことを学ぶことができ、講座を受ける前よりも成長することができました。これからもコツコツと努力を積み重ね、結果を残して貴社に貢献していきたいと考えております。

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キャリアアドバイザー

持続力がアピールできていないほか、結果も出ていない点でアピールとしては弱くなってしまっています。持続力をアピールするならしっかり続けられたこと、結果が出たことをエピソードに選びましょう。

③志望企業で再現しにくい内容になっている

例文

私の強みは、次から次へと新しいことに挑戦できることです。この強みは、自分の人生を豊かにするための趣味を増やしたときに発揮できました。

幼いころからゲームや漫画が好きで、今も変わらず多くの時間を費やしています。ゲームは携帯ゲームにとどまらずゲーム機を数種類購入しており、これまでにプレイしたゲームソフトは100種類に及びます。また漫画は少年コミックを中心に歴史もの、ファンタジー、SF、アクションと幅広いジャンルのものを読んでいます。最近はプラモデルやフィギュアの収集など、興味を持ったものには制限をかけずに取り組むようにしています。

このような私の挑戦心や行動力を貴社でも活かして、貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

趣味の話が仕事に結び付いておらず、再現性がありません。エピソードを選ぶ際は成長につながった事実があるものや、志望企業で活かせるような経験にしましょう。

持続力についてよくある質問に回答!

持続力を題材にした自己PRを作成する際、継続力との違いや持続力を効果的にアピールするためのポイントについて気になる学生も多いですよね。そのような学生の疑問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 持続力と継続力の違いは何ですか?

    持続力と継続力の違いは、力の発揮の仕方にありますよ。持続力は「今ある状態を保つ力」を指します。就活で強みとして伝えるなら「困難なことを乗り越えるための精神力の強さ」をアピールするものですね。一方、継続力は「物事を続けていく力」を指します。就活の強みとしては「1つのことに継続的に取り組む行動力の高さ」をアピールできますよ。

    つまり持続力は精神力、継続力は行動力として力が発揮されます。似た意味を持つ言葉ですがそれぞれにアピールできることは変わるので、しっかりと確認しておきましょう。

  • 持続力をアピールするには何を意識すれば良いですか?

    持続力をアピールするうえで意識しておきたいのは、自己PRの構成です。どんなに魅力的な内容であったとしても、相手に正確に伝わらなければもったいないですよね。持続力をアピールするうえでは内容だけでなく、どういった構成で伝えるかも重要ですよ。具体的には結論、理由、過程、結果、学びの5段階の構成を意識して自己PRを作成してください。この順に伝えることで、一番伝えたいことが相手に正確に伝わりやすくなります。

持続力はメンタルの強さをアピールできる! 4つの特徴から自分に合うか判断しよう

持続力は「今ある状態を保つ力」を指します。困難があっても乗り越えながら一定の状態を保つことができるという点で、強い精神力をアピールすることができますよ。

とはいえ継続力のように似た意味の言葉もあるので、持続力の意味をしっかりと理解したうえでアピールすることが大切です。持続力がある人の4つの特徴を参考にしてあなたの魅力を表すものとして適した強みなのかを見極め、企業に刺さる自己PRを作成しましょう。

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