就活で把握しておきたい2つの「やばい」|失敗しないための企業選びも解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. まずは就活における「やばい」をパターン別に整理しよう
  2. こんな企業はやばい! 避けたい企業の特徴を解説
  3. 就活生に対する企業の態度が横柄
  4. 離職率が高い・口コミが悪い
  5. 赤字なのに中長期的な黒字化の目処がたっていない
  6. 古い慣習やビジネスモデルに固執している
  7. 企業選びで失敗しないための3つの対策
  8. ①IR資料から財務状況や展望を把握しておこう
  9. ②業界の最近の動向や展望を押さえておこう
  10. ③他社と比較をしながら就活を進めよう
  11. 企業にとってやばい学生の特徴4選
  12. ①遅刻をする
  13. ➁書類の誤字脱字が多い
  14. ③マナーができていない
  15. ④コミュニケーション能力が低い
  16. 対策はできる! やばい学生にならないためにすべきことは?
  17. 個性よりも最低限の常識を優先させよう
  18. 対策には他者の視点も借りよう
  19. 選考では協調性を大切にしよう
  20. 改善点は素直に受け入れよう
  21. 必要以上に不安にならずに適切な自己開示をしよう
  22. アフターコロナの就活市場ってやばい?
  23. 企業の採用枠は増加傾向にある
  24. 大卒の求人倍率はコロナ以前の数値に戻りつつある
  25. オンライン選考が主流になりつつある
  26. 油断禁物! アフターコロナだからこその就活対策が大事
  27. エントリー企業の数を増やそう
  28. オンライン面接の対策は準備から入念にチェックしよう
  29. 早期の動き出しが大切
  30. アフターコロナの「やばい」ケースもきちんと対策すれば緩和はできる!
  31. 就活の「やばい」は先回りの対処が肝心!

まずは就活における「やばい」をパターン別に整理しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「これから選考を受ける企業の口コミが良くないのですが、やばい企業ですかね」
「企業がやばいと思う学生の特徴ってありますか」

という質問を受けることがあります。就活における「やばい」の対象は主に2つ。1つ目は企業に何かしら問題があり、学生がそれを「やばい」と感じているパターン。2つ目は、常識を守れない学生に対して企業が「やばい」と感じているパターンです。

この記事では就活を取り巻く「やばい」を徹底解説。やばいを避けるように意識して選択や行動をすればあなたの就活は円滑に進むはずです。

「自分の受ける企業は当てはまらないかな」「自分は当てはまっていないかな」などと考えなら読み進めてくださいね。

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こんな企業はやばい! 避けたい企業の特徴を解説

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昨日のA社のオンライン説明会はどうでしたか?

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就活生

もともとA社が第一希望だったのですが、就活生の質問に対してちょっと投げやりな印象が残念でした。段取りも微妙だったし、正直、書類だそうか迷っています。

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キャリアアドバイザー

それはがっかりしてしまいますね。しかし、むしろ早めに気が付くことができて良かったのかもしれませんよ。

就活を進めていると、さまざまな企業との出会いがありますね。就活を進めていくうちに、実際の企業と接点を持ったことで企業への第一印象から変化があった学生もいるかもしれません。

良い変化であれば問題はありませんが、話の内容に一貫性がなかったり業績が芳しくない場合には不安になりますよね。まずは「企業がやばい」ケースを解説していきます。

就活生に対する企業の態度が横柄

企業が主催する説明会や座談会などでの、就活生に対する態度が横柄な企業は「やばい企業」である可能性が高いです。そのほかにも、メールや電話でのやり取りなどの普段のコミュニケーションが雑な場合も同様です。

就活の段階で、学生を粗雑に扱う企業が入社後に社員を大切にするとは考えにくいですよね。学生への横柄な態度は「やばい企業」の特徴の一つです。

横柄な企業がやりがちなコミュニケーションの例
  • 約束した日時を守らない
  • 連絡が返ってこない
  • 就活生の質問の回答が投げやり
  • 会話時の態度が高圧的

離職率が高い・口コミが悪い

社員の離職率が高いことも避けるべき企業の特徴です。企業が学生に渡している募集要項の労働条件と実際の業務の環境が異なっている場合があるからです。

また募集要項だけではわからない企業独特の社風やタスクに対する高すぎるノルマがあったりするケースもありますね。こういった企業の内部の問題点については就活サイトの口コミに掲示されている場合があります。昔の口コミの難点が現状では改善されているケースもあるので情報の鮮度にも着目しましょう

離職率の求め方
  • 「一定期間内の離職者数」÷「1月1日現在の常用労働者数」×100

離職率の調べ方についてはこちらで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

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計算式に入れる数字は、求人票や企業HPから確認できます。また企業によっては四季報でも離職率を確認できますよ。口コミに絶対的な信頼を寄せてしまうのは問題がありますが、あまりに批判的な意見が多い場合には「やばい企業」である可能性が高いです。

赤字なのに中長期的な黒字化の目処がたっていない

企業の赤字が続くと、経営が傾きいずれ働いている社員に給料を出せなくなります。なかには、業界そのものが斜陽産業であり、苦戦を強いられている企業もあります。しかし、赤字にもかかわらず中長期的な黒字化の目処がたっていない企業だと企業で長く働いてキャリアステップを踏んでいくことは難しいかも知れません

最悪の場合は事業縮小や倒産・廃業によって、転職をせざるを得ない状況になることも考えられます。このように、財政の問題点の改善を怠っている企業も「やばい企業」であると言えるでしょう。

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ただし、収益化できていないフェーズのスタートアップ企業や新規事業に積極的な企業は、将来的な黒字化をみこして赤字を許容しているケースも。「中長期的には黒字化を目指しているか」という点はIR資料や中期経営計画などで公表されているので、チェックしてみましょう。

古い慣習やビジネスモデルに固執している

古い慣習やビジネスモデルに固執している企業は、業務に対しての姿勢もチャレンジ精神に欠けているケースがあります。業界の最新の動きに対応しきれていなかったり、新卒社員の活躍の場が少なかったりすることも考えられますよ。

極度に保守的で風通しが悪かったり、社内の中で派閥や極端な縦割りが組織の循環に悪影響を与えるようなチームとしての古い慣習にとらわれすぎている企業も避けたいですね

吉田 実遊

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残業過多やパワハラもやばい企業の特徴

やばい企業の特徴は他にも「残業が多い」「パワハラがある」「労災が頻繁」「過労自殺」などがあります。これらは世間であまり報道されませんが、大手有名企業で発生していることもめずらしくありません。

志望している企業がこれらの問題を抱えているかを知る方法は、その企業と同じ業界で働いている方に確認すると分かることもありますよ。また年に1回、厚生労働省が労働基準法に反した企業を「労働基準関係法令違反に係る公表事案」という書類にまとめてネット上で公開しているので、それを見るのもひとつの方法です。

労災の理由が業務上のうっかりミスなのか、パワハラによる精神疾患かで意味合いも変わってきます。ただ、やばい企業の見極めとして労災の有無は有効ですが、本当にやばい企業は労災を認めず表面化までに時間がかかるということも意識しておきましょう。

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企業選びで失敗しないための3つの対策

企業選びで失敗しないための3つの対策

慎重に企業選びをしているつもりでも、「やばい企業」になかなか気づけないケースもありますよね。「内定をもらった企業がやばい企業だったことをあとから知った」ということがないように、ここでは企業選びで失敗しないための3つの対策を解説します。

①IR資料から財務状況や展望を把握しておこう

企業の業務内容や募集条件は押さえていても、財務状況まで確認できている学生は少ないかも知れません。そんなときに役に立つのが、IR情報です。

IR情報とは、企業が投資家に対して発表する経営や財務の情報を指します。企業公式HPから確認できるので積極的に活用しましょう

売上高の総額

IR情報では売上高の総額が財務状況を把握するヒントになることもあります。売上高とは、一定期間に企業が商品やサービスを販売した総額です

直近数年の数字の推移が増加傾向にあれば問題ありませんが、過度に数字が落ち込んでいて上がる見込みがない場合には、危険なサインかもしれません。

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売上高の推移を重視していない企業もあるので一概に売上高だけでは判断しきれない場合もありますが、現状を判断する要素にはなりうるでしょう。

営業利益

次に注目すべきなのは、営業利益です。商品を販売するために発生する仕入れ原価を差し引いた売上高の総額から、販売費や管理費などのコストを差し引いたもので、企業が本業として得た利益を指します


営業利益からはその会社がメインの事業本業でどれぐらい利益を出しているのかを知ることができますよ。赤字続きになっている企業は、事業が傾いている可能性があるので注意しましょう。

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また、最終の儲けといわれる純利益だけで判断してしまうと、事業売却など本業以外の損益が含まれているケースがあるので営業利益は確認しておきたいところです。

②業界の最近の動向や展望を押さえておこう

業界の最近の動向や展望は積極的に調べましょう。業界紙・専門誌などを活用して、常に市場の状況や最新のトレンドを学ぼうとする姿勢が必要です。官公庁などがインターネットで公式に発表している統計データやレポートも貴重な情報源ですね。

「やばい企業」に出会ったときにしっかりと判別がつくように、将来の方向性も含めて希望の業界研究を徹底する必要があるでしょう。

③他社と比較をしながら就活を進めよう

就活生にとって最も「やばい企業」を見分けやすくするための対策は、他社と比較をしながら就活を進めることです。

企業にとって、新卒採用はいわば新たな仲間を探すための機会です。前提として「学生を歓迎する姿勢」がない企業は避けたいところですが、社会人と普段接する機会の少ない学生にとっては見極めることが難しい場合もありますよね

複数の企業を比較しながら就活を進めることによって些細な違和感に気付いたり、気になる点が出てくることもあるでしょう。特に同じ業界の他社との比較はマストです。

企業にとってやばい学生の特徴4選

企業にとってやばい学生の特徴4選

学生目線から見た「やばい企業」については、今までより少し理解が深まったはずです。ここからは、企業から見て「やばい学生」の特徴4つを解説します。

一見「当たり前のことだ」と感じるようなことができない学生は、意外と多いものです。すでに問題がないと感じている学生も、自分では気が付けていない落とし穴がある場合もありますよ。就活シーンでの自分の振る舞いを思い返しながら、読んでみてくださいね。

①遅刻をする

本選考での遅刻はもってのほかですが、オンラインでの説明会や企業イベントでも遅刻はあり得ません。仮にあなたが社会人で、相手が取引先の担当者だった場合にも同じことが言えますよね

就活で遅刻をするということは、選考の前に企業からの信頼を大きく損なうということです。

➁書類の誤字脱字が多い

書類の誤字脱字が過度に多いのも、「やばい学生」の特徴です。相手への誠意を込めて書類を作成するのであれば、相手が読みやすいように丁寧に心を込めて作成するべきでしょう

誤字脱字が多いと、書類の信憑性が下がりますし、責任感がない学生だと捉えられてしまう可能性もあります。些細なことではありますが、その小さなミスが「やばい学生」と印象づけてしまうかもしれません。

こちらの記事では履歴書の誤字脱字に気が付いたときの対処法について解説しています。

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③マナーができていない

「やばい学生」は自分が人からどう見られているか、と言う意識が欠けている傾向にあります。就活マナーが身に付いていない学生がその例に挙げられますね。

その場のシーンにあった行動や身なりを選ぶことは社会人としての常識です。マナーを守れず、常識を破ってしまうのは「やばい学生」が持ち合わせている特徴ですね

就活マナーに不安がある学生は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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④コミュニケーション能力が低い

コミュニケーション能力の低さも、「やばい学生」の特徴です。コミュニケーション能力が低いというのは、「内気」「人見知り」などの個々のもともとの性格ではなく努力で改善が見込める学生の印象に影響を及ぼす要素を指します

コミュニケーション能力が低く、スムーズに言葉のキャッチボールができない学生や入社後のイメージに不安を抱かせるような学生は「やばい学生」と認知されてしまう可能性があります。

元気がない

元気がない学生は、「メンタル面で不調にあるのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。面接時の声に覇気がなかったり笑顔が少ないと、チームで働く事が難しかったり、せっかく内定を出しても長く仕事が続かないのではないかと思われてしまう場合もありますね

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初対面の相手に対して元気よく、明るく話すことができない学生をコミュニケーション能力が不足していると判断する面接官もいるでしょう。

話が長い

話が長い人は企業に対して伝えたい情報を意識しすぎて、言わなくてもいい情報まで盛り込んでいる傾向があります。採用に必要な面接の時間であるとはいえ、貴重な相手の時間をもらっていることを忘れてはいけません

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話が長いと、自己中心的で相手の立場に立ってコミュニケーションを円滑にとることができない学生だと捉えられてしまう可能性があります。

他の就活生を受け入れられない

自分が目立ちたいあまりに、グループディスカッションや集団面接で他の就活生を受け入れられない学生も「やばい学生」に当たります。個人プレーで力を発揮することもちろん必要ですが、会社で働く上での協調性は重視される項目の一つです。

他の就活生を受け入れられない学生は、企業でも上司や同僚と良好な関係を築くことが難しいのではと認識されてしまうでしょう

またこちらの記事では就活に失敗する学生の特徴について解説しているので読んでみてくださいね。

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上村 京久

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常識の範囲内からはみ出さないように注意

他にやばい学生の特徴は「常識の範囲内のことができていない」です。たとえば挨拶がきちんとできなかったり清潔感のある身だしなみになっていなかったりします。常識は面接の時だけでなく、受付や待合室でチェックされていますよ。

面接中はある程度取り繕うことができても、受付時や待合室での待機中はつい気が緩んで普段の自分が出てしまいやすいものです。受付の担当者にもチェックシートが渡されていて、学生の態度を確認している企業があります。常識的な態度を身につけ、企業の最寄り駅を降りた瞬間から「面接は開始された」と思って気合をいれましょう。

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対策はできる! やばい学生にならないためにすべきことは?

やばい学生にならないための対策

「企業からの内定が欲しい」という思いは就活生みな同じです。選考で高評価を得たいが故に、緊張して空回りしてしまってはもったいないですよね。企業にとって「やばい学生」にならないために、事前にやっておくべきことや必要な心構えをお伝えします。

個性よりも最低限の常識を優先させよう

就活に大切なのは、「個性よりも最低限の常識」です。もちろんテンプレート化された就活の回答では他の就活生と差をつけることができないので、工夫は必要になります。

しかし他の就活生よりも個性で目立つことが目標になってしまうと、場の空気を壊してしまったり、あなたの本当の良さが表れにくくなってしまいます。まずは自分の個性をアピールする前に、面接官や他の就活生を含め周囲の人を気遣う気持ちや就活時のビジネスマナーを大切にしましょう。

就活時に最終チェックすべき項目
  • 言葉遣い
  • 身だしなみ
  • 態度
  • 書類の抜け漏れ
  • 待ち合わせの時間

対策には他者の視点も借りよう

就活の対策には他者の視点も借りましょう。自分ひとりで対策をしていると、どうしても対策の落とし穴に気がつけない場合があるからです。身近に就活を経験した先輩や社会人が見つからない場合は、エージェントやキャリアセンターも力になりますよ。

ES

エントリーシート(ES)の誤字や脱字になかなか自分で気がつくのは難しいですよね。また、ESは選考中もブラッシュアップしてより良い形で次の企業へと送りたいところです

文字のやりとりでの受け手の印象は自分の想像だけではわかりません。一度他の人に読んでもらい、改善点を洗い出しながら最高のESを作りましょう。

ESのブラッシュアップのポイント
  • 志望理由に企業独自の要素を盛り込む
  • エピソードの内容を見直す
  • 自己分析の結果が反映されているかをもう一度確認する

面接

面接では話す内容以外に、話し方や言葉遣い、身だしなみなども重要です。自分が他者の目線からどう映っているのか、率直な感想を聞いてみましょう。実際にスーツを着て、入室からの一連の流れを再現してみるのもいいですね。

選考では協調性を大切にしよう

選考では、他の就活生と協力できるかどうかもみられています。グループワークやディスカッションではチームを率いた学生だけでなく、場を取りもったりサポート役に回った学生も評価される可能性がありますよ

集団面接

集団面接では、他の就活生が話しているときの態度も評価されます。学生が主体として行動することになる逆質問では企業によって「積極的にアピールのチャンスを作る学生」「場の空気を読んで立ち回る機転のきく学生」など求める人材像が異なるので、周りのペースをよく見て行動することが重要です

にこやかにうなずいて話を聞くなどして、協調性をアピールしましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションでもチーム内で協力して議論を進めることが重要です。つい議論に集中しすぎて、相手の意見に対して否定的な態度を取ってしまったり、周りの人のことを置き去りにしてしまうとマイナスな評価につながりかねません。

他の人の意見を正面から否定するのではなく、受け入れながら妥協点を探っていくなどが協調性に優れた姿勢を面接官に見せましょう

グループディスカッションではそれぞれの役割が重要になります。毎回どう立ち振る舞ってで選考を乗り切ればいいのか悩んでいる人もいますよね。よくあるトラブルの対処法も解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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改善点は素直に受け入れよう

「やばい学生」にならないために、指摘された改善点は素直に受け入れましょう。長らく自分の方法で就活を進めてきた学生はやり方を変えることに抵抗を感じるかもしれません

しかし現状結果がでていないときには、改善を試みるべきなのも事実。自分をよりよく見せるための助言であると心得て、アドバイスに耳を傾けましょう。

必要以上に不安にならずに適切な自己開示をしよう

「もしかしたら自分はやばい学生だったのかもしれない」「他の就活生との差別化ばかり気にしすぎていた」という学生もいるかもしれませんね。

選考で大切なのは、企業に自分を知ってもらうことです。必要以上に見栄を張って大きく見せることはありませんし、面接官にも見透かされます。そもそもポテンシャル採用が中心の新卒採用で、面接官は即戦力になるスキルや能力を期待していません。元気、笑顔などのフレッシュさやあなたの人柄を含む内面が大切なのです。

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不安になる必要はありません。肩の力を抜いて、就活マナーに則って適切な自己開示をしましょう。

他に悩みを抱えている場合は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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吉川 智也

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テンプレ回答より自分らしさを優先しよう

不安のあまり就活のテンプレート回答をそのまま流用するのはよくないですよ。採用担当者は数多くの学生と接しているので、テンプレート回答に聞きなれてしまっています。「またテンプレート学生か」とがっかりされかねませんし、ありきたりな回答は印象に残りません。

基本的なマナーをおさえて、自分らしさをプラスするように意識しましょう。自分らしさは、自分の人柄やスキルが伝わるオリジナルエピソードで伝えることができます。自分ならではの体験や考えを話すことで、やばい学生にならないうえに他の学生との差別化がはかれますよ。

アフターコロナの就活市場ってやばい?

新型コロナウイルス感染症の影響によって、昨今の就活市場に不安を抱いている学生もいるでしょう。たしかに新型コロナウイルス感染症が蔓延したことにより、採用を控える企業が増えたり、採用形式も変化しました。

ただし、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行を受けてコロナ渦の就活市場から変化していることも事実です。現状の就活市場についての理解を深めて、アフターコロナの就活を乗り越えましょう。

企業の採用枠は増加傾向にある

2024年卒者の新卒採用見通し(大学生・大学院生)

リクルートワークスの「採用見通し調査(新卒:2024年卒)」によると2024年に卒業予定の大学生の新卒採用の数について、前年よりも「増える」と答えた企業が11.9%にのぼり、2年連続で採用数を増やす企業のほうが多くなる結果となりました

2020年の新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、一時期は採用数を減らす企業も増えていましたが、新型コロナウイルス感染症が5類感染症移行したことも影響し、採用数は増加傾向にあるのが現状です。

大卒の求人倍率はコロナ以前の数値に戻りつつある

リクルートワークスの「第40回ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)」によると、2024年の大卒求人数は1.71と、新型コロナウイルス感染症が蔓延する2021年度以前の数値に近しい数値まで戻っています。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて一時期は採用を控える企業が増えましたが、2年連続で求人倍率は増加傾向にありますよ

オンライン選考が主流になりつつある

新型コロナウイルスの感染症の拡大防止の観点から、Zoomや Skypeなどを使用したオンライン選考を実施する企業が増えました。マイナビが実施した「2023年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」によると、ライブ形式のオンライン面接を受けたことがある割合は87.5%、対面式の面接を受けたことがある割合は75.6%とオンライン面接を受けたことがある学生のほうが多くなっています。

オンラインでの選考は場所を選ばないなどの一部利点もあるものの、直接的なコミュニケーションに比べて苦手だと感じる学生も多いようですね

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ただし、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行を受けて、対面面接を導入する企業も増えているので、選考フローをよく確認するようにしましょう。

油断禁物! アフターコロナだからこその就活対策が大事

上述したとおり、新型コロナウイルス感染症が5類感染症移行を受けて採用数は増加傾向にありますが、コロナ以前とは変わった部分もあります。

コロナ流行前と同じ就活対策ではうまくいかない部分が出てくる可能性があるので、アフターコロナだからこその就活対策をおこない、選考の突破を目指しましょう。

エントリー企業の数を増やそう

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行以降も、オンラインでの選考を実施する企業は多くあります。オンラインでの説明会や面接を実施する企業が増えているからこそ、志望企業数を増やすのがおすすめです。

オンラインでの選考は移動時間を短縮することができるため、1日に複数の企業の説明会や面接に参加することも可能です。さまざまな業界や企業の選考に参加することで、自分に合う企業を見つけることができるので、オンラインだからこその利点をうまく活用しましょう。

オンライン面接の対策は準備から入念にチェックしよう

オンライン面接だからこそ、チェックすべきことや注意すべき点があるので、対策は念入りにおこないましょう。

オンライン面接でチェックすべきことの例
  • インターネット環境は問題ないか
  • 部屋は整理整頓されているか
  • 背景に余計なものが映っていないか
  • カメラと目線の高さはあっているか
  • 表情がしっかり見えるか

オンライン面接ならではの注意点の1つとして、ネット回線の準備が上げられます。どんなに大きめのリアクションやハキハキとした声でアピールをしたとしても、回線が悪く音声や映像に乱れがあっては元も子もありませんよね。家のインターネット環境で指定のURLからログインができるか、最終チェックまで抜かりなくおこないましょう。

こちらの記事ではWeb面接の対策について解説しています。

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またWeb面接の中でもよく使われるZoom面接についてもこちらで説明しています。

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早期の動き出しが大切

就職活動の開始時期(2023年卒者)

就職みらい研究所の「就活白書2023」によると、2023年卒学生のうち卒業する前年の6月以前から就活を始めていた人の割合は42.2%と前年度の27.0%から大きく増加しています。さらに、2023年卒の実質就職活動期間は平均8.36カ月と、新型コロナ感染症が流行する2020年卒学生の6.38カ月を約2か月上回る結果となりました

ほかの就活生に遅れを取らないためにも、アフターコロナの就活ではなるべく早くスタートすることが重要といえますね。

出遅れたと感じる人はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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アフターコロナの「やばい」ケースもきちんと対策すれば緩和はできる!

「やばい」現状を緩和し内定を勝ち取るために、今の環境でできる最善の努力をしましょう。たとえばオンライン面接も試行錯誤を繰り返しながら練習を重ねれば、オンラインでも熱量の伝わる自己PRができるようになりますね。

新型コロナウイルス感染症の影響によって、以前とは違うアプローチがもとめられるようになったのはほかの就活生も同じです。アフターコロナの「やばい」ケースでも、きちんと対策をすることで事態を少しでも良い方向に転換することはできますよ。

就活の「やばい」は先回りの対処が肝心!

就活の「やばい」を解消するには先回りの対処が肝心です。中にはすぐに解決が難しい問題もありますが、「やばい」の種類を分析して対策を講じることでリスクを減らすことはできます。少しでも不安な点や気になることがあれば事前にきちんと解消して、自分の100パーセントの力で就活に臨める環境を整えましょう。

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