目次
- 「銀行に就職はやめとけ」は自分に当てはまる? 性格や価値観をもとに判断しよう
- 銀行への就職が「やめとけ」と言われる6つの理由
- ①営業ノルマが厳しくプレッシャーが大きい
- ②頻繁な転勤や勤務地の制約がある
- ③長時間労働や休日出勤の可能性がある
- ④将来性に不安がある
- ⑤顧客対応やクレーム対応でストレスが溜まりやすい
- ⑥固定的なキャリアパスになりやすい
- 判断材料にしよう! 銀行に向いている人・向いていない人の特徴
- 銀行に向いている人の特徴
- 銀行に向いていない人の特徴
- 後悔しないために! 銀行への就職を判断する4ステップ
- ステップ①「なぜ銀行で働きたいのか」を言語化する
- ステップ②ライフプランや価値観をもとに仕事に求める条件を書き出す
- ステップ③他業界と比較検討する
- ステップ④キャリアプランを考え将来のキャリアにつながるスキルを確認する
- 「銀行への就職はやめとけ」を鵜呑みにせず冷静な判断をして希望の未来をつかもう
「銀行に就職はやめとけ」は自分に当てはまる? 性格や価値観をもとに判断しよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。銀行への就職を考えている学生から、
「銀行って安定しているイメージですが、やめとけって本当ですか?」
「実際に向いている人ってどのようなタイプなのでしょうか?」
という相談をよくもらいます。安定した就職先として人気がある一方、近年は人口削減の傾向が見られるなどの理由から将来性を不安視されている銀行。ほかにもノルマや転勤などの面から不安に思ったり「やめとけ」と言われたりすることもあるでしょう。
不安になったとき一番に考えたいのは、その情報が「自分にも当てはまるかどうか」。たとえ厳しい環境であっても向いている人にとってはやりがいのある職場になり得ますし、逆に周囲が勧める業界でも自分の価値観と合わなければ長続きしない可能性もあります。
この記事では、銀行の仕事に対する向き不向きを見極める方法を紹介します。周囲の意見に流されすぎず、自分らしいキャリア選択をするためのヒントを一緒に探していきましょう。
銀行への就職が「やめとけ」と言われる6つの理由

就活生

キャリアアドバイザー
そう感じる人がいるのは事実ですが、すべての人に当てはまるわけではありません。ただ、銀行特有の厳しさや制度が向いていない人にとってはつらく感じやすいのは事実です。

就活生
具体的には、どのような点が「やめとけ」と言われる理由なのでしょうか?

キャリアアドバイザー
たとえば、営業ノルマのプレッシャーや、全国転勤の頻度、長時間労働などですね。ほかにもいくつかの理由があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
銀行は確かに社会的信用が高く、安定した企業が多い業界ですが、その一方で「やめとけ」と言われるようなマイナス面があるのも事実です。
ここからは、銀行への就職が「やめとけ」と言われる理由を6つ紹介します。自分にとって許容できるかどうか、一つずつチェックしてみてください。
①営業ノルマが厳しくプレッシャーが大きい
銀行業務の多くは、預金や融資、投資信託、保険商品の販売といった営業活動に支えられています。特に新卒で入行した場合、まず配属されるのが営業店で、個人・法人問わずノルマ(目標数字)が課せられるのが一般的です。
このノルマは、達成できなければ上司から注意を受ける場面もあり、精神的なプレッシャーになるケースが多く見られます。また、売り上げと顧客のどちらを優先すべきか葛藤するシーンもあるかもしれません。

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ノルマを課せられることが重荷に感じるタイプの人にとっては、ストレスを感じる原因となる可能性があります。
ノルマがない仕事に就きたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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②頻繁な転勤や勤務地の制約がある
銀行、特に都市銀行や大手地方銀行は転勤が多い傾向にあります。入行から数年で複数の支店を異動することもあり、引っ越しをともなう転勤も頻繁に発生する可能性がありますよ。
勤務地の希望が必ずしも通るとは限らず、場合によっては私生活に影響が出ることもあります。特に総合職では全国転勤を前提とする企業も多いですよ。
一方で、最近では社員のライフスタイルに配慮し、希望を考慮する「地域限定職」などの制度や柔軟な運用を導入する動きも見られます。

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生活の安定を重視したい人や、ライフプランに基づいてキャリアを築きたい人にとっては、転勤や勤務地の制約は不安材料になりがちです。
こちらの記事では、銀行のように全国転勤のある仕事のメリット・デメリットを解説しています。あわせてチェックしておきましょう。
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③長時間労働や休日出勤の可能性がある
「銀行=定時で帰れる」といったイメージを持つ人もいますが、実際は業務量が多く、長時間労働になりやすいのが現実です。
- 日中:窓口対応や顧客訪問の対応
- 夕方以降:書類作成などのデスクワーク
平日の会議や研修が業務後に予定されることもあり、想像以上にハードな働き方になることも少なくありません。また、営業成績が伸び悩んでいると、土日祝に自主的に顧客訪問をおこなうケースもあります。

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近年は業種問わず働き方改革も進んでいますが、すべての銀行がすぐに働き方を変えられるわけではないため、プライベートとの両立を重視したい人にとってはストレスになるかもしれません。
④将来性に不安がある
かつては「一度入れば一生安泰」と言われていた銀行業界ですが、今やそれは崩れつつあります。
- 少子高齢化によって顧客数が減少している
- フィンテック企業が増えている
- AI(人工知能)によって業務が自動化されている
このように、環境の変化によって、銀行業界そのものの仕組みが大きく変わっているのが現状です。実際に、多くの銀行が人員削減や店舗統廃合を進めており、若手に対しても早期退職制度を導入する例も見られるようになりました。

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「安定した業界に入りたい」だけの動機で銀行を選ぶと、入行後にギャップを感じることもあるでしょう。業界の変化に柔軟に対応しながら、自らのスキルや経験を活かしてキャリアを切り開く意識が求められます。
安定性の高い仕事に就きたい場合には、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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⑤顧客対応やクレーム対応でストレスが溜まりやすい
銀行業務では、日々多くの顧客と接することになります。窓口業務や営業訪問においては、ときに厳しい態度の顧客の対応をしなければならなかったり、理不尽な要求をされるケースもあります。
- 説明を何度も求められる
- 制度の変更に対する不満をぶつけられる
- 「押し売り」と誤解されてしまうことがある
こうした対人ストレスが積み重なると、メンタル面に大きな影響を及ぼすことも。対人関係に気を使いやすい性格の人や、自分を責めてしまいがちな人は、日々の業務が負担に感じやすいかもしれません。

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すべてを一人で抱え込まず、同僚や上司に早めに相談したり、感情を切り替える習慣を持つことがストレスを軽減するうえで重要です。
⑥固定的なキャリアパスになりやすい
銀行では年功序列の体制を敷いているところがあり、数年ごとに異動しながら定型的なルートを進むキャリアパスが一般的です。
本人の希望や得意分野よりも組織の都合で配置が決まる傾向が強く、「自分の意志でキャリアを築きたい」という人には物足りなさを感じることもあります。
また、銀行では管理職に昇進するために、融資や審査といった決まったポジションを順番に経験していかなければならないケースもあります。
こうした階段式のキャリア形成が基本となるため、自ら専門性を深めたりキャリアを自由に選択したりするスタイルは、他業界に比べて取りづらい傾向があります。

キャリアアドバイザー
柔軟な働き方や、主体的なキャリア設計を重視する学生にとってはやや古い組織構造に感じられることも多く、「長期的に働くイメージが湧かない」といった声も聞きます。
判断材料にしよう! 銀行に向いている人・向いていない人の特徴
銀行への就職を考えるうえで、「自分に合っているかどうか」を見極めることはとても重要です。安定性や世間的なイメージだけで選んでしまうと、入社後にギャップを感じて早期離職につながる可能性もあります。
ここからは、銀行に向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ紹介します。就活の判断材料として、ぜひ自分自身に当てはまるか照らし合わせてみてください。
銀行に向いている人の特徴
- 数字に対して意識が高い人
- 几帳面で正確な作業が得意な人
- 礼儀正しく誠実な対応ができる人
- 組織のルールを守って動ける人
- 安定志向で長く働きたい人
銀行の仕事は、信頼と正確さが何よりも重要視されます。顧客の資産を扱う業務である以上ミスは許されないほか、日々の業務を着実にこなす力が求められます。また、融資・保険・投資信託などの営業では、数字に対する責任感や達成意欲も大切です。
さらに銀行は大組織であり、役職やルールに厳しい縦社会的な文化も残っています。そのため、自由な発想や裁量よりも誠実にルールを守ってコツコツ取り組める人が活躍しやすい環境です。

キャリアアドバイザー
銀行で働くうえで必要なのは、誠実さや継続力といった人柄です。特に、「自分の成長を数字で実感したい」「社会的に信頼される仕事がしたい」という人には非常に合っている業界ですよ。
銀行に向いていない人の特徴
- 営業ノルマやプレッシャーに弱い人
- 自分でキャリアを切り開きたい人
- 対人ストレスに敏感な人
- 決まったルールや手順に縛られるのが苦手な人
- 転勤や異動をできるだけ避けたい人
銀行の仕事には、数字のノルマや組織の厳格なルール、対人ストレスなど、特有のハードルが存在します。特に総合職では、数年おきに転勤があるのが当たり前で、キャリアの柔軟性を求める人には不向きな環境かもしれません。
また、自由度の高い仕事や、自分の裁量で働ける職場を望んでいる人にとっては、マニュアルに沿った働き方や階層構造のある組織は窮屈に感じられることも。人間関係に敏感でクレーム対応が苦手な人にとっても、日々の業務が大きなストレスになり得ます。

キャリアアドバイザー
向いていないと感じる要素が多ければ、別の業界を検討するのも立派な選択です。無理に合わせようとするよりも自分の価値観や働き方を大切にしたほうが、長期的に見て満足度の高いキャリアが築けますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!今後の銀行業界で求められる人材とは?
営業力とデジタルスキルの高い人材が必要とされる!
IT化やDX化が進んでいる現代、銀行業界を見ていると時代に合わせて求められる人材像も大きく変わってきているように感じます。特に窓口業務などの単純な作業は今後自動化されていく傾向にあるため、代わりに営業職が非常に重要になってきますね。
これはよく学生にも伝えることですが、銀行の営業職の特徴は高いストレス耐性を求められること。課される目標の水準が高い傾向にあるので、それに応えられる人材が非常に重宝されています。
また、IT化が進むなかで、システム開発やデータ分析といったデジタルスキルを持つ人材の需要も高まっています。新卒では少ないかもしれませんが、もし高度なデジタルスキルを持っていれば非常に大きな武器となるでしょう。
後悔しないために! 銀行への就職を判断する4ステップ


就活生
銀行への就職が自分に向いているかどうかはどう判断すれば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
ポイントは、自分の価値観と照らし合わせながら業界の特徴を分析することです。判断を誤らないために、4つのステップに分けて考えてみましょう。
ここからは、あなたに銀行への就職が合っているかどうかを判断する方法を4つのステップで紹介します。周囲の意見や先入観に左右されず、自分自身の軸で選べるように準備を進めていきましょう。
ステップ①「なぜ銀行で働きたいのか」を言語化する
就活の軸を明確にする第一歩は、「なぜその業界・企業で働きたいのか」を自分の言葉で説明できるようにすることです。
銀行は「安定している」「社会的信用がある」といった漠然としたイメージで語られることが多いですが、それだけでは選考でも説得力に欠け、自分自身も後から迷いが生じやすくなります。大切なのは、具体的な関心や価値観に紐づいた理由を明確にすることです。
- 地域の中小企業支援を通じて地元経済を活性化させたい
- お金に関する知識を活かして、多様な顧客の課題を解決したい

キャリアアドバイザー
「なぜ銀行で働きたいのか」を言語化することは、面接対策としても欠かせません。実際に面接を受ける際に自分の意志をしっかり語れるよう、早めに言語化しておきましょう。
「なぜ銀行で働きたいのか」、つまり銀行の志望動機についてはこちらの記事でも紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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15例文|銀行の志望動機は4ステップで完成! 刺さる伝え方も伝授
銀行の志望動機で差別化するためには業界や企業への理解度が重要です。今回はキャリアアドバイザーが銀行の種類や仕事内容を徹底解説するとともに、志望動機を考える際の4ステップも紹介。銀行の種類と仕事内容別の例文10選も合わせて紹介するので、参考にしてくださいね。
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ステップ②ライフプランや価値観をもとに仕事に求める条件を書き出す
就職先を選ぶときに大切なのは、「どのような働き方をしたいか」「人生のなかで何を優先したいか」という価値観をはっきりさせることです。
- 全国転勤があってもキャリアアップを優先したい
- 土日休みでプライベートを大事にしたい
- 人とかかわる仕事がしたい
上記はあくまでも一例で、理想の働き方は人それぞれ異なります。
銀行は、比較的待遇が安定している一方で、ノルマや転勤など一定のハードさもある業界です。だからこそ、自分の大切にしたい条件と銀行の環境が一致するのかを事前に確認しておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

キャリアアドバイザー
自分の考えを整理する際は、紙に書き出してみるのがおすすめです。頭のなかで考えるだけよりも、優先順位が見えやすくなったり客観的に判断できたりしますよ。
仕事に対する価値観がうまくイメージできないという場合には、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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仕事に対する価値観を定めることは、就活をスムーズに進めることや入社後のやりがいにつながます。 この記事では、価値観を定めるメリットや見つけ方、面接で価値観を問われる理由などをキャリアアドバイザーが解説します。 就活で悩んでいる人にも参考になりますよ。
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ステップ③他業界と比較検討する
志望業界がある程度定まってきた段階で必ずやっておきたいのが、他業界との比較です。銀行業界は、金融・営業・人材育成・リスクマネジメントなど多様なスキルが得られる場ですが、それらのスキルは以下のような業界でも身に付けることができます。
- 証券会社
- 保険会社
- コンサル
- IT
- 行政(公務員)
「銀行じゃないとダメ」という思い込みがあると視野が狭まり、本当はもっと合っている業界があるのに見逃してしまうことも。逆に、他業界と比較したうえで「やっぱり銀行だ」と思えたなら、その決断には納得感と覚悟が生まれます。

キャリアアドバイザー
他業界と比較する際には、職種内容、成長機会、働き方など、複数の観点で比較検討することが大切です。
ここで紹介した業種それぞれについてさらに詳しく知りたいという場合には、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
証券業界:
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生命保険業界ってどんな業界? 職種から志望動機の書き方まで網羅
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有名企業27選|コンサルティング業界への就職をかなえる5段階対策
IT業界:
IT業界は情報技術で生活を豊かにする業界! 構成する5業種を紹介
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公務員の種類は7分類とさまざま! 仕事内容から選び方まで徹底解説
ステップ④キャリアプランを考え将来のキャリアにつながるスキルを確認する
就活は「内定を取ること」がゴールではなく、「入社後にどのように成長し、どんなキャリアを築いていくか」を考えるためのスタート地点です。
銀行で得られるスキルや経験が、自分の「こんなふうに働きたい」という将来のイメージと合っているかを考えることが、納得できる就職先を選ぶヒントになります。
たとえば、

就活生
将来的に経営者や起業家として資金調達に強くなりたい

就活生
お金の専門家として個人のライフプランをサポートしたい
などの目標がある場合、銀行で得られる金融リテラシーや交渉力、顧客対応力が強みになる可能性があります。反対に、

就活生
自分の専門性を深めて技術職や研究職として働きたい

就活生
自由な働き方や裁量をもって働ける環境を重視したい
といったタイプの人は、銀行よりも専門分野に特化できる企業や、柔軟なキャリア設計が可能なベンチャー・外資系企業などのほうが、自分らしい働き方を実現しやすいかもしれません。

キャリアアドバイザー
「銀行に入ること」ではなく、「銀行で何を得て、どんな未来を描くのか」を軸に考えることで、進路選択に対する迷いはぐっと減っていきます。
キャリアプランをうまくイメージできない場合には、こちらの記事も参考にしてみてください。
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例文11選付き|キャリアプランが思いつかないときの5つの対処法
就活にてキャリアプランが思いつかないという学生も少なくないでしょう。キャリアプランを考えるためには、自己分析と企業の質問の意図を知る必要があります。キャリアアドバイザーが詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ銀行業界への就職はやめたほうが良い?
銀行で働きたい明確な理由があるならば迷う必要はない
現代の銀行業界の傾向を見て「銀行業界はやめたほうが良いのでは」と不安に感じる人もいます。そんな人へ必ず伝えているのが、業界の傾向よりも自分の希望がかなうかを冷静に見るべきということ。
まずなぜあなたが銀行業界を志望するのかを明確に言語化してみてください。そして、その思いをかなえられる業界や職種がほかにないかを幅広く調べてみましょう。
私がサポートする学生さんには、やりがい・給与・勤務地・お休みなど働くうえで大切にしたいことを4つほど挙げ、それらの優先順位を決めてもらいます。そのように自分の本当に求めていることと向き合い、それが銀行業界でならかなえられるというのならば、迷う必要はないと思いますよ。
「銀行への就職はやめとけ」を鵜呑みにせず冷静な判断をして希望の未来をつかもう
銀行への就職を検討しているなかで「やめとけ」という言葉を目にすると、不安になってしまうのは当然です。
しかし、それがすべての人に当てはまるわけではありません。大切なのは、他人の意見だけに流されるのではなく、自分自身の性格・価値観・キャリアビジョンと照らし合わせて判断することです。
銀行で働くことで得られるスキルや経験は、将来のキャリアにとって大きな武器になる場合もあります。一方で、「自分には合わないかもしれない」と感じたなら、それも立派な気づきです。
就職は人生の大きな選択だからこそ、情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えて決断することが何より大切です。この記事で紹介した内容を活用しながら、あなた自身にとって納得のいく選択をし、希望する未来を手に入れてください。
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SNSやインターネットで「銀行はやめとけ」という意見をよく見かけるのですが、やはり大変なのでしょうか。