目次
- 「インターンシップで学びたいこと」の作り方を解説!
- 志望業界別! 選考通過者の例文4選|アドバイザー解説付き
- 【インターン選考通過者例文①】広告業界
- 【インターン選考通過者例文②】ITコンサル業界
- 【インターン選考通過者例文③】食品メーカー業界
- 【インターン選考通過者例文④】不動産業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①「教えてもらう」といった受け身の姿勢
- ②企業サイトや説明会でわかることを挙げている
- ③同業他社にも当てはまる汎用的な内容
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。インターンシップの選考で、「今回のインターンを通して学びたいことは何ですか?」という質問を受けた経験はないでしょうか。
企業が求めているのは、明確な目的意識を持ってインターンに参加してくれる学生です。そのため、この質問に対する回答が曖昧だと、選考を突破するのは難しくなってしまいます。
そこでこの記事では、実際にインターン選考を突破した学生による「インターンで学びたいこと」の例文を紹介。選考を勝ち抜くために重要なポイントやNG例について解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
インターンの選考対策については、以下の記事も参考にしてください。
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「インターンシップで学びたいこと」の作り方を解説!
「このインターンでしか学べないこと」を考えるうえでは、入念な企業研究が必要不可欠です。企業研究の詳しいやり方については以下の記事で解説しています。
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志望業界別! 選考通過者の例文4選|アドバイザー解説付き
【インターン選考通過者例文①】広告業界
貴社の「生活者の立場に立つ」という理念についての理解をより深めたいです。
観光動画制作コンテストに参加した際は、企画、撮影、編集を一貫しておこない、見た人にその県を訪れたいと思ってもらえるような構成を考えました。 また、プログラミングスキルを活かして近隣の飲食店の集客課題に向き合い、顧客の立場に立って来店数を増加させる施策を実行したこともあります。
これらの経験は貴社の「生活者の立場に立つ」という理念に通じるものがあると感じています。
今後、グローバル化が進むにあたり生活者の心情はより把握しにくくなると考えています。だからこそ、今回のインターンを通して、自身と貴社の「生活者の立場に立つ」ことへの考え方の違いを認識し、日本のみならず世界でも事業を展開している貴社の考え方を実践的に学びたいです。
さらに、グループワークでは動画編集で培った経験を活かし、さまざまな仲間たちと共に人の心を動かす過程を経験し、貴社で働く第一歩としたいです。
キャリアアドバイザーが読み解く!理念と実体験を結びつけて語れている点が◎
「生活者の立場に立つ」という理念への理解を深めたいという、「このインターンでしか学べない理由」が明確に示せていてわかりやすい内容になっていますね。自身が過去におこなってきた「観光動画制作」や「飲食店の課題解決」の経験を、理念と結びつけて語れているのも秀逸です。
また、「グローバル化が進むことで生活者のことが理解しにくくなる」という自身の仮説を述べられていることで、「生活者の立場に立つ」という理念をより深く理解したいという目的への納得感がさらに増しています。
広告業界を志望する学生は、「面白いものを作りたい」といった抽象的な目的を語りがちです。しかし、それでは数多くいるライバルたちのなかに埋もれてしまいます。自分だけの独自の視点や経験を盛り込み、差別化を図ることを意識してくださいね。
広告業界への志望動機の書き方を学びたい人は、あわせて以下の記事を読んでみてください。
広告業界で評価される志望動機の作り方|業態・職種別例文も紹介
【インターン選考通過者例文②】ITコンサル業界
私は貴社のインターンシップにおいて、全方位的な課題解決能力とITのスキルを実践的に学びたいと考えています。
生成AIの導入には、技術的な知識だけでなく、コンプライアンスやセキュリティリスクの管理、データ保護、人材育成など、全方位的な課題解決能力が求められます。
さらに、既存のシステムやデータへのAI技術の統合には高度なITのスキルが必要です。
豊富な実績とノウハウを持つ貴社の現場での実務体験を通じて、これらのスキルを身につけたいです。そして、将来は企業のAI活用を包括的に支援できるコンサルタントとして成長するための基盤を構築したいと考えています。
キャリアアドバイザーが読み解く!学んだ技術をどう活かすかという目的意識が重要
単に「ITのスキルを学びたいです」という抽象的な伝え方ではなく、「将来的に貴社でAI活用を支援できるコンサルタントになりたい。だから、コンプライアンスやデータ保護、人材育成など幅広く学びたい」という目的と、そのために必要な具体的なスキルまで解像度高く伝えられている点が素晴らしいです。
IT業界のインターンでの学びたいことは、「最新技術を学びたいです!」といったプログラミングスクール感覚になってしまっているケースが散見されます。しかし、企業はあなた個人のスキルアップのためにインターンを開催しているわけではありません。
そこでの学びを将来的に入社後どのように活かすかという視点を盛り込むことで、採用担当者に評価される内容に仕上がりますよ。
IT業界やコンサル業界を目指す人は、以下の関連記事もぜひ確認してください。
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【インターン選考通過者例文③】食品メーカー業界
食品メーカー業界および貴社への解像度を高めるためです。
私は、ホテル業や飲食業において重視されている「ホスピタリティ」の振興財団で活動し、地方代表を務めた経験から、「食」が心の豊かさに与える影響の大きさを実感しました。
その経験から、将来の予測が極めて困難な現代社会で、変化に常に適応し「食」を通じて次世代により良い社会を提供したいと考えています。
そこで、革新性と創造性により未来創造を体現し、経済的価値だけでなく社会的価値創出の両立を目指す貴社で、独自のイノベーションを体感し、社員の方々との懇親会などを通じて社風を深く理解し、貴社で働く自分のイメージを明確にしたいと考えます。
また、大学での化学および生物学の研究生活で培った専門知識を活かすノウハウや、現場での仕事に取り組む姿勢を学びたいと考え、貴社のインターンシップにて研究コースへの参加を志望します。
キャリアアドバイザーが読み解く!「ファン目線」の学びたいことになっていないか注意!
メーカー、特に知名度が高い企業への「学びたいこと」を考える際は、一消費者の視点から抜け出した目的を語ることを意識してください。この例文であれば、「食を通じて次世代により良い社会を提供する」という、実際に自分が社員になった際にどのようなことを成し遂げたいかを語れていますよね。
「貴社の製品が好きだから製品のことをもっと知りたいです」といった、ファン目線での「学びたいこと」を語ってしまうと、実際に自分が製品を届ける側に移った際の当事者意識に欠けるという印象につながってしまいかねないので注意してください。
また、「振興財団での活動のなかで食の重要性を実感した」という具体的な原体験まで語れている点も高評価。あなたの背景が明確に伝わるため、納得感のある内容に仕上がっています。
食品業界を志望しようと考えている人には、以下の記事もおすすめです。
食品業界の志望動機は個性が重要! 深掘りのコツを例文付きで解説
【インターン選考通過者例文④】不動産業界
貴社の業務について深く理解し、自分が働いているイメージを具体化すること、そして現場ならではの視点を学ぶことが目標です。
そのために、インターン参加者の誰よりも多く社員様に質問をし、自分の考えを伝えながら対話をしたいと考えています。
私は過去に災害で実家が半壊し、さらには電力供給が一時的に遮断されるという経験をしました。高層ビルから離れるように指示をされ、皆が携帯の充電を消費しないためにラジオを振りかざしていたことを今でも鮮明に覚えています。
この経験から、貴社グループの持つ技術を活かして緊急時の事業継続に注力している点や、大規模複合ビルを起点とした防災機能の高い都市開発をおこなっている点に強く興味を持ちました。 そこで、そのような地域の人々に愛され必要とされる都市開発の考え方やプロセスを最前線で学びたいと考えました。
社員様との対話を通して貴社の考え方や雰囲気を肌で感じ、災害に強い街づくりに取り組む姿勢を深く学びたいです。
キャリアアドバイザーが読み解く!憧れの裏にある泥臭い作業にフォーカス!
自身の災害の経験と、災害対策に注力しているという志望企業の強みに紐づけて語れている点が素晴らしいです。誰もが納得する強力な説得力を持っています。
また、単なる憧れを語るのではなく「現場ならではの視点を学びたい」という現実的な視点を語れている点も評価ポイント。不動産開発業は、「華やかな街づくりにかかわれる」といった楽しいイメージばかりを抱いている学生も多いですが、その裏には権利者との調整などの泥臭い作業が数多く存在します。
漠然とした憧れだけでなく、そういった裏側の業務の解像度を上げたいと語る学生に、採用担当者は好印象を抱くことが多いですよ。
不動産業界の志望動機を作る際の注意点やコツを学びたい人は、以下の記事を参考にしてください。
不動産業界の志望動機の伝え方|差別化のコツと絶対に避けたいNG例
NG例文|アドバイザー添削付き
①「教えてもらう」といった受け身の姿勢
私はIT業界に興味があり、プログラミングやシステム開発の基礎を貴社のインターンシップで一から教えていただきたいと考えています。
大学の授業では触れていない実践的なスキルを、優秀な社員の方々から手取り足取り学ばせていただき、自分のスキルアップにつなげたいです。
インターンは無料のスクールではない
企業は学生にスキルを教えるためではなく、自社の利益に貢献してくれる優秀な人材を見つけるためにインターンを開催しています。
「教えてもらいたいです!」といった完全なる受け身の姿勢では、主体的な貢献意欲に欠けると判断されてしまう可能性が高いです。能動的に学びに動く姿勢を盛り込みましょう。
私はIT業界におけるシステム開発の現場で、実践的な課題解決プロセスを学びたいと考えています。
現在、独学でプログラミング言語を学習し簡単なアプリケーションを作成していますが、実務レベルでのチーム開発や要件定義の進め方について知見を深めたいです。
特に貴社は、〇〇業界において大規模かつ社会基盤となるシステムを数多く手掛けています。単なる機能実装に留まらず、高い信頼性が求められる〇〇分野特有の業務要件を、いかにして堅牢なシステム設計に落とし込んでいるのか、そのプロセスを肌で感じたいと考えています。
貴社のインターンシップを通じて現場のノウハウを能動的に吸収し、将来貴社で活躍するシステムエンジニアとしての成長基盤を構築したいと考えています。
②企業サイトや説明会でわかることを挙げている
貴社のインターンシップでは、貴社がどのような事業を展開しているのか、またどのような製品を扱っているのかを学びたいです。
ホームページを見てさまざまな事業があることはわかりましたが、それぞれの部署が何をしているのか詳しく知りたいと考えて志望しました。
現場でないと学べない経験に焦点を当てよう
企業サイトなどを見ればすぐにわかる情報を「学びたい」と語るのは、企業研究の浅さを感じさせ、熱意に欠けると判断されてしまいます。
企業理念や事業内容は把握したうえで、現場でなければわからないことを学びたいという姿勢を伝えましょう。
私は貴社のインターンシップを通じて、新規事業立ち上げにおける顧客ニーズの分析手法や、現場での意思決定のプロセスを具体的に学びたいと考えています。
貴社のIR情報や説明会から、現在〇〇事業に注力されていることは理解しました。しかし、実際にその事業を推進するうえで現場の社員の方々がどのような課題に直面し、どのような基準で戦略を練っているのかという「リアルな思考プロセス」は、現場でなければ学べないと考えています。
生の現場の温度感を体感し、より解像度の高いビジネス視点を養いたいです。
③同業他社にも当てはまる汎用的な内容
私は人々の生活を豊かにするメーカー業界に興味があります。
そのなかでも優れた製品を作っている貴社のインターンシップで、モノづくりの面白さやメーカーにおける営業の役割について学びたいと考えています。
業界全体への興味を示すだけでは不十分
この内容では、メーカーであればどの企業のインターンであっても当てはまる内容になってしまいます。「うちの会社じゃなくても良くない?」と思われてしまう伝え方では、選考を突破することは難しいです。
「なぜこの会社のインターンでなければ学べないのか」ということを、可能な限り具体的に伝えましょう。
私は貴社のインターンシップで、貴社独自の「〇〇技術」を活かした製品開発のプロセスと、それを市場に展開するマーケティング手法を深く学びたいです。
元々、人々の生活を豊かにするメーカー業界に興味を抱いていました。そんななか、大学で環境負荷の低減について研究していたこともあり、他社にはない貴社のサステナブルな製品設計アプローチに強く惹かれました。
同業他社がコストを優先するなかで、あえて品質と環境配慮を両立させる貴社ならではの現場の苦労や、顧客への価値提供のこだわりを実務を通じて体感したいと考えています。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「このインターンでなければ学べないこと」を伝えよう
キャリアアドバイザー
北浦 ひより
プロフィールをみる企業はこの質問を通して、学生がインターンに参加するうえで明確な目的意識を持っているかを測ろうとしています。インターンというのは、企業の業務の解像度を上げたり、業務のなかでの実践的なスキルを身につけたりと、大きく成長できる貴重な機会です。
そのため、ただ「選考を有利に進めるため」といった漠然とした動機ではなく、「○○を学ぶためにきました」という目標を持つ学生に、優先して参加してほしいと考えているのです。
構成としては、まず端的に自分が学びたいことを伝えます。ここがほかのインターンにも当てはまってしまうようなありきたりな内容ではなく、しっかりと企業研究をおこなったうえで、「このインターンでなければ学べないこと」を述べるようにしましょう
次になぜそれを学びたいと思ったのか、自身の原体験や動機を盛り込みましょう。意外と忘れられがちな要素ですが、ここの部分の解像度が低いと、「適当に思い付きで書いているだけなのでは」と疑念を抱かれる要因になるので、必ず言及するよう意識してくださいね。