【例文13選】「入社後に挑戦したいこと」の回答のコツを解説!

この記事のアドバイザー

挑戦 したい こと

目次

  1. 挑戦したいことは質問意図を把握して答えよう
  2. 「入社後に挑戦したいこと」を聞かれたら何を答えればいい?
  3. 挑戦したいことと実現したいことを回答する
  4. 将来の夢よりも具体的な内容を回答する
  5. 志望動機とは異なる希望を回答する
  6. 入社後に挑戦したいことが聞かれる3つの理由
  7. 働くイメージを持っているか確かめるため
  8. 志望度の高さを図るため
  9. ミスマッチを防ぐため
  10. 仕事へ向き合う姿勢や価値観を知るため
  11. 挑戦したいことを見つける5つの方法
  12. ①強みを活かせること考える
  13. ②自分の理想像から逆算する
  14. ③合同説明会に参加する
  15. ④志望企業の理念を調べる
  16. ⑤OB・OG訪問をする
  17. 挑戦したいことの回答内容で重視される7つの評価ポイント
  18. ①企業のビジョンと方向性が一致しているか
  19. ②企業の事業と方向性が一致しているか
  20. ③仕事と向き合う姿勢がマッチしているか
  21. ④挑戦したい仕事内容が伝えられるか
  22. ⑤実現に向けて努力しているか
  23. ⑥収益化に繋がることをアピールしているか
  24. ⑦挑戦したいことが社会の問題を解決するか
  25. 4ステップで簡単! 挑戦したいことの作成法
  26. ①挑戦したいことを端的に述べる
  27. ➁理由・きっかけを詳しく盛り込む
  28. ③入社後は何に・どのように挑戦したいかを述べる
  29. ④挑戦した結果どうなりたいかで締める
  30. 挑戦したいことの例文8選
  31. 例文①営業職
  32. 例文②企画職
  33. 例文③事務職
  34. 例文④コンサルティング業界
  35. 例文⑤商社
  36. 例文⑥金融業界
  37. 例文⑦広告・マスコミ業界
  38. 例文⑧メーカー業界
  39. 挑戦したいことNG例文5選
  40. NG例文①企業理念・ビジョンとずれている
  41. NG例文②きっかけが抽象的でわかりづらい
  42. NG例文③他の企業でも実現できる
  43. NG例文④自分の希望だけで語られている
  44. NG例文⑤いつでも実現できる
  45. 挑戦したいことと向き合い他の就活生と差をつけよう

挑戦したいことは質問意図を把握して答えよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「挑戦したいことが聞かれたときにはどのように答えれば良いのでしょうか? 」
「仕事を通じて実現したいことはどのように準備をすれば良いのでしょうか? 」

就活生からこのような質問をされることがあります。たしかに、まだ社会人として働いていない就活生が、仕事で挑戦したいことを考えることはハードルが高く感じますよね。

このように悩む就活生は、まず採用担当者が質問をしている背景を把握することがポイントです。質問の意図を把握することで、何を準備すれば採用担当者に評価してもらえるのかを理解することができますよね。

この記事では、入社後に挑戦したいことの質問で回答すべき内容や背景、見つけ方、評価ポイント、例文を網羅的に紹介します。何度も読み返して採用担当者から評価される「挑戦したいこと」を考えましょう。

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「入社後に挑戦したいこと」を聞かれたら何を答えればいい?

「入社後に挑戦したいこと」を聞かれた際に答えるべきこと

そもそも挑戦したいことを聞かれたときに、何を答えれば良いかイメージが湧かない就活生も多いと思います。中には、挑戦したいことを書き始めたら志望動機と同じような内容になってしまい迷っている就活生もいるでしょう。

このように回答の作成に迷わないためには、まずは就職後に挑戦したことを聞かれた際に何を答えるべきなのかを理解することが重要になります。詳しく説明しますので、確認してみましょう。

挑戦したいことと実現したいことを回答する

挑戦したいことを質問されたときには、仕事においてどのようなことにチャレンジしたいかを答えましょう。しかし、興味があることを答えるだけでは残念ながら不十分です。

「挑戦したいこと」はただ興味があることに関する質問ではありませんし、興味があるという理由だけでは、利益を追求する企業にとって採用の決め手にはなりませんよね。そのため、挑戦したいことだけでなく、挑戦をすることで何を実現したいかも併せて回答することがポイントとなります。

将来の夢よりも具体的な内容を回答する

挑戦したいことの回答に併せて答えるべき「実現したいこと」と「将来の夢」は一緒ではないかと疑問に感じる学生もいるでしょう。たしかに似ていますが、「挑戦したいこと」の質問の方がより具体的な回答をもとめられているという違いがあります。

将来の夢は「現実ではない理想の姿」も意味に含まれますが、今回の回答で答える「実現したいこと」は、現実で達成したいことの意味合いがより強いため、実現方法なども含めて具体的に答えることがもとめられています

志望動機とは異なる希望を回答する

「志望動機」と「挑戦したいこと」の違いを考えるときには、それぞれの伝える目的を把握すると違いが明確になります。

志望動機は「企業へ入社する」という目的にあわせて自分の強みをアピールしますよね。一方で、挑戦したいことは「自分が挑戦したいこと」という目的にあわせて企業への入社したいことをアピールすることが目的となります

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キャリアアドバイザー

それぞれ最も伝えたいことが「企業を志望する動機なのか」と「自分が何を実現したいか」で異なるということですね!

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入社後に挑戦したいことが聞かれる3つの理由

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就活生

そもそも社会人として働いたことがないのに、なぜ挑戦したいことを質問するのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

採用担当者は「挑戦したいこと」の質問を通じて、入社後に活躍できるかを図っていますよ。

社会人として働いたことがない就活生にとっては、入社後に何が実現できるのかイメージが湧きづらいですよね。しかし、何に挑戦したいかを考えるハードルが高いからこそ、働くことに対してしっかりと考えられているのか、学生の本気度を評価しやすい質問となります。

ここからは「挑戦したいこと」で採用担当者が質問をする4つの意図を解説します。この質問する意図をきちんと把握することで、他の学生と差をつけるポイントを具体的に把握することができますよ。

質問の回答を考える前に、必ず採用担当者の質問意図を理解しましょう。

働くイメージを持っているか確かめるため

「社会人になって挑戦したいこと」という質問は、そもそも働くイメージを持っていないと回答ができませんよね。社会人になって働く意識があるかどうかを確かめるために、このような質問をおこなっています。

社会人になるとお金を払って学ぶ学生とは異なり、社会の課題や問題点を解決して報酬を得なければなりません。そのため、社会のどのようなことに課題意識を持っているかどうかをアピールできると良いですね

志望度の高さを図るため

就職後に挑戦したいことをアピールするためには、エントリーした企業でどのような仕事を担当するのか把握していなければなりません。つまり採用担当者は「当社についてきちんと調べているか」という観点で志望度の高さを図っています

そのため、志望度の高さをアピールするために、入社後は具体的にどのような仕事を担当することになるのかをリサーチする必要があります。働いたことがない就活生であっても、インターネットで調べたり、実際に社会人へインタビューしたりすると、仕事のイメージを持つことができますよね。そのような事前準備をきちんとすることがポイントです。

ミスマッチを防ぐため

説明したとおり、「挑戦したいこと」の回答は志望動機とは異なり、自分が実現したいことを伝える質問です。企業によっては就活生がチャレンジしたいと考えている機会を提供できないこともあります。まだ一般に公開していない情報で、事業領域が変わることもありますよね。

就活生の想いと企業が提供できる機会に乖離があると、就職した後にミスマッチとなってしまい、早期離職につながってしまいます。このようなミスマッチを防ぐためにも「挑戦したいこと」を質問していますよ。

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仕事へ向き合う姿勢や価値観を知るため

挑戦したいことの対象によってどのような価値観があるのか知ることができますよね。たとえば、「人助けをしたい」という志向であれば、社会性があるタイプですよね。一方で、「高い目標を達成をしたい」という志向であれば、上昇志向があるタイプです。このように、どのような価値観があるのかを質問を通じて図っています

仕事へ向き合う姿勢を確認することで、自己PRや志望動機と志向が一致しているかどうか確かめたり、入社後に活躍できるかを判断したりしています。自己PRや志望動機と志向が異なると一貫性がないと判断されてしまうことがあるので注意が必要ですね。また、価値観を知ることでより活躍できる部署に配属することができますよね。そのため、選考の合否判断だけでなく、就職後の配属を見据えて質問していることもあるのです。

長尾 美慧

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ときには配属先を検討するケースもあります

企業の中には「配属先を検討するため」にこの質問をすることもあります。企業規模にもよりますが、1つの部署に1人しか新入社員を配属させないこともあるでしょう。その場合、選考段階で特定の部署を希望する人ばかりに絞ってしまうと、その後の配属で混乱が生じてしまいます。

そのため挑戦したいことをあらかじめ聞くことで、多様な部署に配属ができるようにバランスを考えた内定を出すことがあります。

もちろん、内定が欲しいからと言って自分がやりたくない事業内容に挑戦したいと嘘をつくことはご法度です。入社後のギャップをなくすためにも、本当に自分が挑戦したいことは何なのかを自己分析しながら考えるようにしましょう。

挑戦したいことを見つける5つの方法

挑戦したいことを見つける方法
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就活生

「挑戦したいこと」の質問の意図はわかりましたが、挑戦したいことが見つかりません。

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キャリアアドバイザー

挑戦したいことがない就活生でも、これから紹介する方法を実践すると見つかるようになりますよ。

やはり働いたことがない就活生が、いきなり社会人になって実現したいことを見つけるのはハードルが高いです。しかし、「挑戦したいこと」を見つける方法はいくつかあり、自分に合った方法を実践すると見つけることができますよ。

ここでは、挑戦したいことを見つける5つの方法を紹介しますね。

①強みを活かせること考える

社会人として仕事をする上で、実は弱みを克服することよりも、強みを活かすことの方が大切と言われています。実際に、ほとんどの企業の面接で「自己PR」が問われますよね。この強みをどのように活かすかを考えることで、挑戦したいことを見つけることにつながりますよ

たとえば、コミュニケーションが得意な人であれば、社会人になって社内や社外のお客様とのやりとりでコミュニケーション能力を活かすことができますよね。そのため、挑戦したいことは「どんな顧客であっても潜在的なニーズを引き出す」とアピールすることができます。また、実現したいことは「クライアントからの信頼が得られる人材になる」などが考えられますね。

自分の強みがわからない学生はこちらの記事で見つける方法を解説していますよ。

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②自分の理想像から逆算する

強みから考えてもイメージが湧かない就活生は、「どのような社会人になりたいか」という理想から逆算して考える方法もおすすめです。理想の社会人になるために今の自分に足りないことを考え、その足りないことを「挑戦したいこと」に設定すると、採用担当者がもとめる回答をすることができますよ

また、自分にとっての理想がイメージできないときには、尊敬する人から考える方法もおすすめです。理想の人に近づくためにすべきことを「社会人になって挑戦したいこと」に置き換えることで、スムーズに回答を見つけることができます。

尊敬する人について考えるポイントはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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③合同説明会に参加する

就活生によっては、まだ志望企業が定まっていない人もいますよね。そのような就活生は、さまざまな事業や企業の理念を知るために、合同説明会に参加することもおすすめです。さまざまな企業の話を聞くことで、共感できる理念や事業が見つかります。そのような企業や事業が見つかったら、その企業が実現したいことを自分に置き換えて説明すれば実現したいことに回答できますよ。

また、合同説明会だけでなく、学校によっては学内説明会を実施していることもあります。学内で実施されている説明会の方が、より詳しい情報を収集することができますよ。学内説明会について詳しく知りたい人は、こちらで紹介しているので参考にしてください。

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④志望企業の理念を調べる

企業の理念へ共感したことが理由でエントリーしている就活生も多いのではないでしょうか。そのような学生は、志望企業で実現できることを「挑戦したいこと」にしてアピールすることができますよ。また、その挑戦をすることで自分がどうなるのかもイメージが湧きやすくなります。

たとえば、日本を代表する企業のひとつであるトヨタの企業理念に「グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす」があります。この理念に共感した学生の場合は「グローバルなプロジェクトに参画すること」「グローバルに活躍できる人材になる」などの回答をすることができるでしょう。

⑤OB・OG訪問をする

挑戦したいことを見つける最もハードルが低い方法は、すでに社会人が挑戦していることを知ることです。やはり、知らないことをイメージすることは難しいですが、社会人がどのようなことにチャレンジしているのかを知ることで、自分も参考にすることができますよね。そのためには、すでに社会人として活躍している方へOB・OG訪問することがおすすめですよ

OB・OG訪問については、こちらの記事で攻略方法を解説しているので参考にしてくださいね。

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加藤 大智

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IR資料を読み解くことにもチャレンジしてみましょう

IR情報を提示している企業であれば、資料の読み込みをするのも企業情報を集めるのにはおすすめです。ときには事業実績など少々難しい単語が出てくる可能性もあるかもしれません。しかし大切なことは、緻密な分析ではなくまず全体の概要をつかむことです。

企業の過去、現在、そして未来にどのようなことに挑戦しようとしているのかを自分なりに言語化できればひとまず上出来です。投資する数字が大きかったり、資料のさまざまなところに同じキーワードが散りばめられていたりしたら、その事業に力を入れようとしていることが明確になるでしょう。このようにしてIR資料を読み解き、企業ごとの傾向を掴むことでイメージを膨らませてくださいね。

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挑戦したいことの回答内容で重視される7つの評価ポイント

挑戦したいことの回答内容で重視される7つの評価ポイント
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就活生

挑戦したいことの見つけ方はわかりましたが、企業から評価されるかまだ不安です。

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キャリアアドバイザー

たしかに、働いたことがない就活生にとっては答え合わせができませんし不安になりますよね。
これから紹介する採用担当者が重視するポイントを押さえると高評価が得られますよ。

企業の質問意図はすでに紹介しましたが、具体的にどのような点を評価対象にしているかイメージが湧いていない就活生も多いですよね。実は、企業が重視しているポイントは限られているため、ポイントを押さえて「挑戦したいこと」を考えれば、きちんと評価をしてもらえます。

ここでは、挑戦したいことの回答で企業が重視する7つのポイントを解説します。すでに挑戦したいことを作成している就活生は、ポイントが押さえられているかをチェックしながら読み進めてくださいね。

①企業のビジョンと方向性が一致しているか

企業によって経営理念やミッションとは別に企業ビジョンを掲げています。企業ビジョンとは、企業が実現したい未来を意味するものです。この企業が実現したい未来と就活生が実現したい未来に大きな乖離があると、マイナス評価になる可能性があるので注意が必要ですよ

たとえば、トヨタであればビジョンのひとつに「一人ひとりが高い品質を造りこむ」があります。一方、学生の実現したいことが「質よりも量をこなせる人材になる」だった場合、企業のビジョンとは異なりますよね。プラス評価を得るためには、企業のビジョンを確認して、方向性が一致しているかどうかを必ず確認しましょう。

ビジョンに似ている言葉で、ミッションやバリューなどがあります。これらの違いを把握していない就活生は、こちらの記事で紹介しているので参考にしてください・

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②企業の事業と方向性が一致しているか

方向性が一致しているか確認することはビジョンだけではありません。事業展開とも方向性が一致しているかどうか確認しましょう。事業の特徴を確認するためには、業界の将来性を知る必要があります。そのため、応募している企業の事業について理解を深めるだけでなく、業界研究が必要ということですね

飲料業界を例に考えてみましょう。飲料業界は人口減少やビール離れなどによって国内の市場は縮小している傾向があり、東南アジアへ進出する企業が増えています。このような業界の将来性を把握すると、挑戦したいこととして「グローバルに活躍したい」などが評価されることが分かります。

業界研究について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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③仕事と向き合う姿勢がマッチしているか

事業内容やビジョンだけでなく、企業と就活生の価値観が一致しているかどうかも企業は重視していますよ。仕事への向き合い方が企業にマッチしないと、優秀な就活生であっても活躍するハードルが高くなってしまいます。たとえば、着実に実績を積みたいと考えている就活生にとっては、上昇志向の人が多い職場だとミスマッチになってしまいますよね。

このようなミスマッチが生まれないように、企業でどのような人が活躍しているのかを事前に把握することがポイントです。

④挑戦したい仕事内容が伝えられるか

実現したいことがあれば、どのような挑戦をするば叶うのか、方法を調べるでしょうか。就職後に「挑戦したいこと」と「実現したいこと」も同じで、本当に実現したいと思っていたら必要な経験やスキルを考えているはずです。そのため、採用担当者は必要なスキルが得られたり経験ができたりする仕事内容を調べているかを重視しています

挑戦したい仕事内容が具体的に答えられないと、「実現したいこと」に対する熱意がないと感じられてしまうこともあります。マイナス評価をされないためにも、仕事を経験することで得られるスキルや経験まで分析するようにしましょう。

⑤実現に向けて努力しているか

挑戦したいことに対する熱意が高ければ、社会人になってからでなく今からチャレンジすることもできますよね。より熱意ある就活生を採用したいと考えている企業では、挑戦したいことの実現に向けた現在の取り組みも判断しています

もちろん就活生のうちにできることは限られています。そのため、リサーチをするなどの行動でも十分アピールにつながりますよ。少しでも行動につなげている人は積極的にアピールしましょう。

⑥収益化に繋がることをアピールしているか

挑戦したいことが素晴らしい内容であっても、収益を生み出す企業へ就職する以上は収益化をすることがもとめられます。もちろん、起業家ではないため、細かいビジネスプランを用意する必要がありませんが、会社の事業に貢献したいという姿勢をアピールすることが重要となります

アピールするためには、企業のビジョンに当てはまるかを考えることがポイントです。企業が掲げているビジョンは、収益化をするためにあるべき姿を表しています。そのため、ビジョンに一致するかどうかでセルフチェックをしましょう。

⑦挑戦したいことが社会の問題を解決するか

企業の収益につながることも大切ですが、そもそもビジネスは社会の問題を解決するためにおこなっています。そのため、チャレンジしたいことが自己満足の挑戦になっていないかを採用担当者はチェックしていますよ。やはりボランティアとは異なるため、「社会に貢献する」という意識があるかどうかは、働く上で重要なポイントです。

石川 愛

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さまざまな意見を読みながら自分の視点を照らし合わせてみましょう

企業や業界の今後を知るためには、まずはその企業の公式資料を読むことを第一優先としていきましょう。それでもまだ余裕がある場合には、さまざまなメディアや書籍にも触れてみるのがおすすめです。

全部を鵜呑みにすることは少々危険が伴いますが、異なる観点に立つ人の知見を見てみると、違う意見があることにも気づけるかもしれません。たとえばサービス業に対して「これからは機械化がどんどん進む」と考える人もいるかもしれませんし、「ホスピタリティをもっと大切にしていくべきだ」と考える人もいるでしょう。

それらの意見を読みながら、自分はどのような姿勢に共感できるかというように「自分」の視点を常に持ちながら分析を進めていってください。

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4ステップで簡単! 挑戦したいことの作成法

4ステップで簡単! 挑戦したいことの作成法
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就活生

挑戦したいことのポイントは理解してきましたが、作成するとなると難しそうです。

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キャリアアドバイザー

志望動機や自己PRと同じように型があるので、たった4ステップでつくれますよ。

オリジナルの型で文章を書きたくなる就活生がいるかもしれません。しかし、ESや面接で採用担当者に伝えやすいフォーマットはすでに使われているため、活用するだけで誰でも簡単に「挑戦したいこと」が作れるのです。

ここからは、挑戦したいことを作成する4ステップを紹介します。

①挑戦したいことを端的に述べる

まずは、何に挑戦をしたいのか結論から述べましょう。結論から述べることで、採用担当者の興味を惹きつけることができますよ。

逆に、結論から述べず説明から始めてしまうと、採用担当者としては「挑戦したいことは何ですか」の質問の回答が気になってしまい、内容を理解できなくなってしまうのです。採用担当者の立場に立って、まずは質問に答えることを意識しましょう。

➁理由・きっかけを詳しく盛り込む

結論を述べた後に採用担当者は「なぜ◯◯に挑戦をしたいのか」という疑問を抱きます。その疑問を先読みして、理由やきっかけを詳しく伝えましょう。

理由やきっかけのエピソードを詳しく語ることで、挑戦したいことに対する熱意をアピールすることができます。たとえば、「授業で習って興味を持ったから」と「ボランティアに参加して強い課題感を感じた」であれば、後者の方が熱意が伝わりますよね。もちろん、より詳しく伝える必要はありますが、具体的なエピソードを交えて「挑戦したいと思う理由・きっかけ」を伝えましょう。

③入社後は何に・どのように挑戦したいかを述べる

ここまでに解説した挑戦したいことを実現するために、入社後はどのような仕事に挑戦したいのかをアピールすることが次のステップです。このステップで重要なポイントは、入社後に「どのような仕事を経験することができるのか」と「仕事を通じてどのようなスキルが得られるのか」を把握していることです

今までに経験をしたことがない仕事をする就活生がほとんどですよね。そのため、ネットでリサーチをしたり社会人にインタビューをしたりして仕事に対する理解を深めなければなりません。インプットした情報と挑戦したいことを結びつけて、チャレンジしたい具体的な仕事を伝えましょう。

④挑戦した結果どうなりたいかで締める

最後のステップでは、実現したいことを伝えましょう。挑戦をした結果に得られることは自己成長だけではありません。企業や社会への貢献もできますよね。自分が挑戦することで「どのような変化を実現することができるのか」をアピールして締めくくりましょう

「実現したいこと」となると大きな成果を上げなければならないと感じるかもしれません。しかし、採用担当者は実現したいことの大小の評価はしていません。たとえ自分にとって小さな実現したいことと感じても、挑戦したいことの延長にある内容であれば熱意を伝えることができます。

吉川 智也

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結論と根拠をはっきりさせて話せるようにしましょう

どの質問に対してもそうですが、挑戦したいことを聞かれた際にもだらだらと話すのではなく、結論ファーストで相手に物事を伝えられるように努めましょう。

まだ働いたこともない人が挑戦したいことをだらだらと話してしまうと、「夢物語ばかりだけ」という印象を持たれてしまうリスクがあります。そのため、下手をするとこの人は本当にそれをおこなう覚悟はあるのだろうか、またそれを実現するスキルがあるのだろうかといった穿った見方をされてしまう可能性もあります。

もし話が長くなってしまいそうな場合には、その理由や裏付けるエピソードをきちんと話せるように準備をしておきましょう。

挑戦したいことの例文8選

ここまでに紹介したポイントを押さえれば、採用担当者に評価される志望動機をつくることができます。しかし、どのような挑戦したいことの文章が評価をされるのか、具体的なイメージが湧いていない学生もいますよね。

ここからは、職種や業界別に挑戦したいことの例文を紹介します。これまでに紹介したポイントがどのように使われているのかをチェックしながら読み進めましょう。

例文①営業職

例文

わたしは貴社の営業の仕事を通じて、オーガニック商品を飲食店へ広める一助になりたいと考えています。

学生時代にオーストラリア留学をした経験があります。オーストラリアで食品を購入するときに、オーガニック食品が品薄になっていることや、オーガニック食品である認証チェック制度があることに衝撃を受けました。このときから、日本にも環境意識の高いオーガニック食品を流通させたいという思いが強くなりました。貴社は大手食品会社で、オーガニック食品も多数取り扱っており、販売にかかわれることに魅力を感じています。

入社後にはオーガニック食品を扱う部署で、クライアントの開拓に貢献したいと考えています。そして、将来的には貴社の海外営業で英語力を活かしてグローバルに活躍できる人材になりたいです。

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キャリアアドバイザー

経験が具体的に書かれているだけでなく、どのような部署があるのかリサーチできていることが高評価につながる例文です。企業のリサーチをした上で挑戦したいことをアピールすることが重要なことが分かりますね。

営業職の志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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例文②企画職

例文

わたしは貴社の企画職として新規事業開発にかかわり、新たなマーケットの開拓に挑戦したいと考えています。

大学3年生のとき、企画立案をするインターンへ参加した経験があります。わたしは新しいニッチな分野を市場開拓する企画を立案し、インターン参加者から表彰されることができました。この経験から、企画立案をする楽しさと市場開拓をする重要性を強く感じました。

貴社はいくつも新規事業を立ち上げています。入社後には新規事業開発にかかわり、インターンを通じて得た知識を活かして、新しい市場を作り出すことに挑戦したいと考えています。そして、この挑戦を通して将来的にはブランドマネージャーを目指し、貴社の事業に貢献したいです。

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キャリアアドバイザー

挑戦したいことが具体的に書かれているだけでなく、実現したいことまで具体的に書かれていることが高評価につながります。キャリアアップするとブランドマネージャーを目指せることを職種分析していることが伝わる例文ですね。

企画職の仕事内容やもとめられるスキルについてはこちらで詳しく解説しています。

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例文③事務職

例文

わたしは貴社の事務職の仕事を通じて、サポートする営業職の生産性アップに貢献したいと考えています。

学生時代にサッカー部のマネージャーを担当しており、主にスケジュール管理をおこなっています。当部は年間に40回以上の練習試合があります。このスケジュールを見やすくまとめることで、試合メンバーが各試合の目標を立てることがスムーズになったという声をもらいました。このようにサポートすることで、パフォーマンスが変わることを実感しました。

貴社は営業力に定評があり、競合に比べると多くの営業職が活躍しています。入社後は営業職をサポートする事務職として、営業職の成果をあげる一助になりたいと考えています。そして、将来的にはマネジメントを担い、事務職の生産性アップにも貢献したいです。

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キャリアアドバイザー

一見すると他の企業に当てはまる内容に感じますが、「競合に比べると」という表現が入っており、業界分析したことが伝わる例文です。このように、業界の中での立ち位置を把握して、入社後に何へチャレンジできるかを考えることもポイントですね。

事務職の志望動機についてはこちらも読んでおきましょう。

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例文④コンサルティング業界

例文

わたしは貴社のコンサルティング事業を通じて、企業のIT化をサポートしたいと考えています。

大学でプログラミングを専攻しており、企業との共同研究で社内システムの開発をおこなっています。システムを導入したことで事務処理の生産性が上がったという報告があり、IT化の重要性を認識しました。一方で、システムの知識がある人材がいなければ、効果があるシステム開発をするハードルが高いことを認識しました。

この経験を活かして入社後は、客先常駐のコンサルタントとして現場の課題を把握し、1社でも多くの企業のシステム化支援に携わりたいと考えています。そして、将来的には海外経験を積み、海外のIT技術を輸入して日本に欠かせないIT人材になりたいです。

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キャリアアドバイザー

学生時代の経験を活かす内容の挑戦したいことで、具体的なイメージが湧きやすいですね。この例文のように成功体験や課題に感じたことを理由にまとめることもおすすめです。

コンサル業界の志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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例文⑤商社

例文

わたしは貴社の事業投資の仕事を通じて、魅力ある中小企業やベンチャー企業の発掘に挑戦したいと考えています。

大学3年生のときに、食品を扱うベンチャー企業へインターンに参加した経験があります。インターンで社員へインタビューをした際に、貴社からの事業投資を受けたおかげで経営ができてるだけでなく、食品を届けることができていると知りました。貴社は商社として事業投資をおこなっており、中小企業の支援をおこなっていることに魅力を感じています。

入社をした後には事業投資にかかわる人材として、多くの中小企業に話を聞き、中小企業やベンチャー企業の発掘にチャレンジしたいと考えています。そして、将来的には事業投資をするだけでなく、企業経営にアドバイスをできるような経営人材になりたいです。

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キャリアアドバイザー

商社のビジネスモデルをきちんと理解していること、エピソードの中で企業との接点が説明されていることが他の企業に当てはまらない「挑戦したいこと」にまとまっています。

商社の志望動機についてはこちらも読んでおきましょう。

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例文⑥金融業界

例文

わたしは貴社の融資担当者として、◯◯地域の中小企業を活性化させることに挑戦したいです。

わたしは幼少期から◯◯市に住んでいますが、少子高齢化によって商店街の過疎化を目の当たりにしました。観光地が豊富なことや伝統工芸品があることから、この街の活性化にかかわりたいと考えるようになりました。そして、貴社では◯◯市の企業へ融資事業をおこなっており、地域活性化に貢献できることを魅力に感じています。

入社後は営業経験を積んだ後に、融資担当として企業支援に挑戦したいと考えています。また、将来的には◯◯市を活性化させるために、新規プロジェクトを担える人材になりたいです。

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キャリアアドバイザー

企業の特徴だけでなく地域の特徴をリサーチすることで、応募した企業でしか挑戦ができない内容になっています。

事業内容を詳しく調べると、この例文のように他の就活生と差別化ができますよ。

金融業界の志望動機はこちらを確認しておきましょう。

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例文⑦広告・マスコミ業界

例文

わたしは貴社の新規事業を通じて、海外のトレンドをいち早く日本へ広めることに挑戦したいです。

現在、SNS運用をおこなっており海外情報を収集しているのですが、海外トレンドが日本へ流入するまでに一定の期間があると感じています。海外ですでに使われている便利な商品やサービスが日本へすぐに流行しないことに課題があると感じました。貴社は広告事業でSNSなどのインターネット広告を手がけており、事業内容に魅力を感じています。

入社後はSNS運用の経験を活かして、広告主との折衝にチャレンジしたいと考えています。そしてさまざまな経験を積み、将来的にはプロジェクトをマネジメントできる人材になりたいです。

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キャリアアドバイザー

この例文のように、挑戦したい理由やきっかけは趣味の内容でも問題ありません。部活やアルバイトに限らず、具体的な内容を伝えられることが大切ですね。

広告業界の志望動機についてはこちらを参考にしてくださいね。

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例文⑧メーカー業界

例文

わたしは貴社の営業を通じて、VRデバイスの軽量化に取り組みたいと考えています。

大学でeスポーツサークルに所属しており、活動の一環でVRデバイスを使用しています。プレーの幅は広がるもののデバイス自体が重いため、長時間プレーできない課題を感じています。貴社は、VRデバイスの部品の製造をおこなっており、開発にかかわれることへ魅力を感じています。

入社後は、VRデバイスに限らず最先端のデバイスにかかわる企画職として貢献したいと考えています。そして、将来的には他社との共同プロジェクトを担う人材になりたいです。

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キャリアアドバイザー

学生時代の経験と企業の事業領域が一致しており、説得力がある「挑戦したいこと」がアピールできていますね。

このように、関連性を見つけてアピールすると入社したい熱意が伝わる内容になります。

メーカーの志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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挑戦したいことNG例文5選

ここからは、就活生が陥りがちなNG例文を5つ紹介します。すでに「挑戦したいこと」のESを作成した就活生は、5つのNG例文の注意点に当てはまっていないかをチェックしながら読み進めてくださいね。

NG例文①企業理念・ビジョンとずれている

例文

わたしは貴社の人材紹介事業を通じて、中高年のキャリア支援に貢献したいと考えています。

学生時代に40代の父親が転職をしたのですが、転職先が6ヶ月以上も決まらずに転職活動に苦戦している姿を見てきました。そのときから、中高年のキャリア支援にかかわりたいと感じるようになりました。そして、貴社ビジョンである「雇用を通じて地域社会に貢献する」に感銘を受け、入社して働くことに魅力を感じています。

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キャリアアドバイザー

挑戦したいことである「中高年のキャリア支援」と企業のビジョンである「地域社会に貢献」は少し内容がズレています。この例文ではビジョンを書いていますが、経営理念やビジョンを書かない文章の場合でも、採用担当者は違和感を感じることがあるので注意してくださいね。

NG例文②きっかけが抽象的でわかりづらい

例文

わたしは、さまざまな企業のコンサルティングに挑戦したいと考えています。

日々、さまざまな企業が設立されている一方で、倒産している企業も一定数あります。そのような企業を救いたいと思い、コンサルティング事業をおこなう貴社に魅力を感じています。

入社後は、コンサルティング営業として企業に一番近い立場で支援をすることに挑戦し、将来的にはマネジメントを担う人材として貢献したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

内容に一貫性がありますが、具体的な挑戦が書かれていません。

また、「挑戦したい理由・きっかけ」の説明も抽象的で、熱意が伝わらない文章になってしまっています。誰が聞いてもイメージがしやすいように、具体的に書くことを意識しましょう。

NG例文③他の企業でも実現できる

例文

わたしは貴社の営業職として、新規顧客の開拓に挑戦したいと考えています。

大学2年生のときに、飲食店のアルバイトで新規顧客を獲得するために、新しく広告を活用したことがありました。その結果、お店の売り上げが上がったという報告があり、新規のお客様を獲得する重要性を感じました。貴社の商品は大手から中小まで幅広い企業に使われており、顧客の幅が広く活動の幅が広いことに魅力を感じています。

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キャリアアドバイザー

エピソードは具体的でイメージが湧きやすい内容ですが、残念ながら新規顧客の開拓はどの企業でもおこなっています。エピソードの中でも特定の商材に触れていないため、特定の企業以外でも実現できる内容になっています。

他の企業では実現できない挑戦になるように、企業の特徴と過去のエピソードに関連性を持たせましょう。

NG例文④自分の希望だけで語られている

例文

わたしは貴社の事務職の仕事を通じて、パソコンスキルの向上に挑戦したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

この例文は「パソコンスキルを向上したい」という自分の希望だけを伝える内容です。

このような文章だと「スキルアップしたら離職してしまう」と捉えられてしまうため、社会や企業への貢献という側面で挑戦したいことをアピールしましょう。

NG例文⑤いつでも実現できる

例文

わたしは貴社の商品販売を通じて、顧客を笑顔にさせるような接客に挑戦したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

説得力がある「挑戦したいこと」に感じますが、接客や販売のアルバイトとの違いが伝わらない内容ですよね。そのため、採用担当者からは「いつでも実現できる」と判断されてしまいます。

また、いつでもできるようなことを挑戦したいことにすると、行動力がない就活生とマイナス評価をされる可能性もあるので注意してくださいね。

挑戦したいことと向き合い他の就活生と差をつけよう

採用担当者の意図を把握すると、考えるべきポイントは意外にもシンプルなことがわかったのではないでしょうか。この質問意図を把握して挑戦したいことを考えるだけで、周囲の学生と差をつけることができます。質問の回答を考えることに焦らず、採用担当者がもとめる回答を考えてくださいね。

また、就活生のうちに「入社後に挑戦したこと」を考えると、入社後の仕事のモチベーションが上がり、社会人として活躍するきっかけにもなります。そのため、就活のためだけでなく、社会人になって活躍するためにも、きちんと自分と向き合い「挑戦したいこと」を考え、就活へ臨みましょう。

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