目次
- 自分のセールスポイントを知って魅力的に伝えよう
- セールスポイントとは:自分を企業に売り込むポイント
- 就活でセールスポイントが必要な場面は?
- ESや面接で自己PRとして使う
- 自分のなにがセールスポイントになる? 2つの切り口を紹介
- 価値観・性格
- スキル
- 自分のセールスポイントを見つける3つのステップ
- ①自己分析で強みを整理する
- ②他己分析で客観的に特徴を教えてもらう
- ③企業が求める長所から逆算して考える
- 魅力的なセールスポイントをつくる3つの秘訣
- ①ポイントを一つに絞ってコンパクトにまとめる
- ②キャッチコピーの感覚で考えてみる
- ③言い換え表現を考えてみる
- どんなセールスポイントの例がある? 能力別に紹介
- コミュニケーション能力が高い
- リーダーシップがある
- 笑顔でいつも明るい
- 責任感がある
- 負けず嫌い
- 協調性がある
- セールスポイントリスト
- 選考でセールスポイントをアピールする際のポイント
- 3つのステップで構成しよう
- 実績よりもポテンシャルを伝えよう
- 「再現性があるか」も重要
- 面接では笑顔で自信を持ってアピールする
- セールスポイントについてよくある質問に回答!
- セールスポイントを自己PRに盛り込んで印象アップしよう
自分のセールスポイントを知って魅力的に伝えよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
セールスポイントをエントリーシート(ES)・履歴書や面接で伝えるにしても
「自分のセールスポイントが分からない」
「どのようなセールスポイントが企業に求められているんだろう…」
と悩みや不安を感じている就活生も少なくないでしょう。ESや履歴書、面接で自分の魅力を上手く伝えるには、セールスポイントを正しく把握することが必要です。
この記事では、セールスポイントの見つけ方や魅力的なセールスポイントを作る秘訣を紹介した上で、具体的な例文や、履歴書と面接それぞれでの伝え方などを紹介していきます。選考で自分の魅力を最大限アピールするための参考にしてくださいね。
こちらの記事では履歴書での「自覚している性格」の例文を紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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セールスポイントとは:自分を企業に売り込むポイント
就活生
キャリアアドバイザー
直接的に「セールスポイントは?」と聞かれることはあまりないですね。
就活生
どうして必要なんでしょうか?
キャリアアドバイザー
企業は「学生を採用するメリットは何か」ということを考えながら学生を評価しています。ですので、 自分を売り込む意識は非常に大切なんです。詳しく見ていきましょう。
就活におけるセールスポイントとは、自分を企業へ売り込むためのアピールポイントです。セールスポイントを伝えることで、自分が企業へどのようなメリットを与えられるのかをアピールできます。
長所とセールスポイントには違いがあります。長所は、企業へのメリットとは関係がないものも含んだ自分の強みです。セールスポイントは、長所の中でも企業にメリットがあるものを絞って伝える売り込みポイントです。
企業側から「セールスポイントは?」と聞かれることは少なく、自己PRなどで話す要素の一つといえます。アピールポイントと意味は非常に似ていますが、ニュアンスとしては言葉の通り「売り込む」です。自分の魅力を企業に売り込むことを意識した自己PRにしたい場合は、セールスポイントを意識しましょう。
面接でセールスポイントを伝える方法!伝え方のコツは○○です
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(リーダーシップが強みの場合)
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
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「セールス=売り込む」ことなので、セールスポイントを伝えるということは、自分の強みをアピールして企業に「この学生は採用する価値がある」と感じてもらうことです。
そのためには、セールスポイントはあなたが受ける企業で確実に活かせるものであることが重要です。たとえば、新しいスマートフォンを買うとします。「バッテリーの持ち時間が長い」や「カメラの性能が良い」など、メリットは機種によって異なりますし、どのメリットが刺さるかも買い手によって異なりますよね。就活もこの例と同じで、業界、職種、企業単位で魅力に感じる就活生のセールスポイントが異なるので、受ける企業ごとに調整すると良いでしょう。
しかし、あなたの実際のセールスポイントと企業が求める人物像が大きく異なる場合、もし入社してもミスマッチが生じて辛くなるかもしれません。合わないと感じた企業を無理やり受けるのはやめて、あなたの本当のセールスポイントを評価してくれる企業を選ぶことが大切です。
就活でセールスポイントが必要な場面は?
就活ではどのような場面でセールスポイントが必要になるのでしょうか。どこで必要になるかを理解しておけば、事前に準備しておくことができますよね。
また、面接ではどのように質問されるのかもシミュレーションしておきましょう。ここでは、セールスポイントを聞かれるタイミングや、どのようなシーンで必要になるのかなどを紹介します。
ESや面接で自己PRとして使う
セールスポイントは主に、ESや面接で自己PRとして使うことになります。しかし、直接「あなたのセールスポイントはなんですか?」と聞かれることは少なく、自己PRの一部として盛り込むことがほとんどです。
自分を企業に売り込むセールスポイントは、自己PRや長所の表現として盛り込む必要があります。早めに自分のセールスポイントを固めておくことが成功の鍵です。
いずれにしても、就活を始めたらすぐ自分のセールスポイントについて把握しておく必要があります。自分は企業にどのような貢献ができるのか、自分の強みは何なのか、積極的にESや面接でアピールしましょう。
自分のなにがセールスポイントになる? 2つの切り口を紹介
セールスポイントが重要といっても「自分には売り込めることなんてありません……」と悩む人も少なくないでしょう。まずは、どのようなことが企業にアピールできるセールスポイントなのかを理解する必要があります。
就活でセールスポイントとなるのは、大きく分けて「価値観・性格」「スキル」の2つです。それぞれ詳しく説明します。
価値観・性格
セールスポイントはスキルと捉えられがちですが、価値観や性格もセールスポイントになります。価値観とは、仕事や人間関係に対する考え方や捉え方などです。
たとえば、「行動力がある性格」といっても、「与えられた仕事しかやりたくない価値観」となれば、性格は企業にとって有用な人材ですが価値観がマッチしないと判断されます。しかし、「行動力を活かして仕事にも積極的にかかわりたい」となれば、行動力を発揮できる人材といえるのです。
このように、性格をアピールした上で、それを仕事や人間関係へ柔軟に対応できる価値観があるかどうかがセールスポイントになります。
スキル
仕事に活かせるスキルもセールスポイントになります。仕事の流れやルールなどは入社してから学ぶものです。しかし「最低限このスキルがなければ、すぐに仕事を教えられない」というスキルも企業によってはあるでしょう。
たとえば、チームワークやコミュニケーション能力も重要です。自ら伝えたり他人の意見を聞いたりできなければ、仕事を覚えることやかかわることができません。また、会社では社内外さまざまな人と仕事をします。協調性や自分への責任感、他人への気配りなどもポイントになるでしょう。
また、語学力も大きなセールスポイントです。企業の国際化が進んでいるため、読めるだけではなく外国語を理解して話せる人材が求められています。「英語で会話するのが得意で、海外旅行に行くと現地で友達ができます」など、外国語を使えることをアピールするのも有効です。
自分のセールスポイントを見つける3つのステップ
自分の売り込み要素を見つけるのは簡単なことではありません。意外と自分の強みを把握していない人も多く見受けられます。また、自分が考えていることと客観的な意見は違う可能性もあります。では、どのように自分のセールスポイントを見つけるべきなのでしょうか。
自分のセールスポイントを見つける主な方法は「自己分析」「他己分析」「企業研究」の3つです。それぞれ詳しく説明します。
①自己分析で強みを整理する
まずは自己分析によって自分の強みを洗い出しましょう。自分の強みは何なのかを把握していなければ、ESや面接でセールスポイントをアピールできません。
自己分析をする場合、自分のスキルや経験などを思い起こし、紙などに書き出してみましょう。ここでは「入社したい企業が求めるスキル・人物像」に対して、自分は「ニーズに応えるために何ができるのか」を考えます。
たとえば、学生時代の学校や部活動、アルバイトなどの経験、免許や資格なども強みになります。コミュニケーション能力や協調性などを重視する企業もあるのでアピールになるでしょう。
自己分析の方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
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②他己分析で客観的に特徴を教えてもらう
家族や友人に他己分析してもらうこともおすすめです。自分では気づけなかった強みや弱みなどを知ることができますよ。
家族や友人に「自分を紹介するなら、どう伝えるか教えてほしい」と聞いてみましょう。その答えが、客観的な自分の分析です。強みや弱み、気づかなかった能力やコミュニケーションの良し悪しなどを知れるかもしれません。これらは、セールスポイントを考える上で、かなり有用な意見になります。
また、他己分析が難しいなら、過去の他人からの言葉を思い出してみるのもいいでしょう。家族や先生、同級生や先輩からの言葉を思い出し、そこからセールスポイントのヒントを見つけます。嫌な指摘もあれば、嬉しかった言葉もあるはずです。何に対して言われたのかを思い出し客観的に分析しましょう。
他己分析の方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
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③企業が求める長所から逆算して考える
自己分析や他己分析で自分の強みが分かったら、次は企業研究で自分がマッチするセールスポイントを見つけましょう。企業研究とは、自分のスキルや経験、性格などが、企業とマッチするかを調べるために、企業について研究することです。
応募する企業がどのような人材を求めているのか把握できれば、効果的なアピールが可能です。たとえば、営業など接客が多い仕事ならコミュニケーション能力や交渉力、経理ならパソコンツールの理解度やスキルなど、さまざま業務内容によってマッチする能力は違います。
また、企業が展開している商品やサービスなどを調べるのも重要です。それらに知識があったり、専攻していたりするならアピールできます。このように、自分の長所などが企業の求める人材なのかを調べた上で、セールスポイントを導き出す方法も効果的です。
社会人基礎力を参考にする
社会人基礎力を参考にセールスポイントを考えてみることもおすすめします。社会人基礎力とは、社会人として身につけておくべき能力水準や求められている能力など、経済産業省が提唱している概念です。
社会人基礎力は、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と、それにかかわる12の能力要素から構成されています。
これらの能力要素から応募した企業が求めている人材を考え、自分の強みと照らし合わせてセールスポイントを考えてみましょう。
- 主体性:物事に進んで取り組む力
- 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
- 実行力:目的を設定し確実に行動する力
- 課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
- 計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
- 創造力:新しい価値を生み出す力
- 発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力
- 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
- 柔軟性:意見の違いや相手の立場を理解する力
- 状況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
- 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
- ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力
状況把握力をアピールしたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。状況把握力の説明や好印象を狙える自己PRの構成についても詳しく紹介しています。
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キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
セールスポイントを企業から評価され入社した場合、それが配属先決定の材料になるなど入社後にも影響することがあります。就活で使う上辺だけのセールスポイントではなく、せっかくなら本質的なセールスポイントを見つけたいですよね。
そのようなセールスポイントを見つけるには「自分で得意だと思うこと」と「人から褒められること」の2軸で考えることをおすすめします。この2軸が揃っていると、仕事を楽しみながら、かつ周囲からも評価されるという環境を作りやすくなります。
まず「自分で得意だと思うこと」は、長い時間取り組んでいても苦痛にならず、能力を発揮しやすいものです。しかし、自分では得意と思っていても他者から見るとそうではない場合もあります。趣味だったら問題ないですが、仕事では評価が付きものです。そこで、「人から褒められること」という軸も加えましょう。自分で得意だと思えること、かつ人から褒められることであれば、他者から見ても得意であると判断できるので、実際に職場でも評価されやすい傾向にあります。この2軸が掛け合わさったセールスポイントを見つけて、自信をもって企業にアピールしてくださいね。
自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
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自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう!
魅力的なセールスポイントをつくる3つの秘訣
自分のセールスポイントを把握できても、しっかりと相手に伝わらなければ意味がありません。また、ただわかりやすく伝えるのではなく、魅力的に伝えるほうが効果的です。
では、魅力的に伝わりやすいセールスポイントはどのようにつくるべきなのでしょうか。
①ポイントを一つに絞ってコンパクトにまとめる
セールスポイントをつくる際は、ひとつに絞ってコンパクトにまとめましょう。もっとも企業に有用だと考えるセールスポイントだけを選択し、まとめることが重要です。
ESや履歴書を書くにしても面接で答えるにしても、多くのセールスポイントを伝えたい気持ちはあるでしょう。しかし、すべてを伝えるには書くスペースも話す時間もありません。
また、多くをアピールしようとすると内容が薄まって伝わりづらくなります。セールスポイントは、応募する企業にもっともマッチするひとつに絞ってコンパクトにまとめましょう。
②キャッチコピーの感覚で考えてみる
セールスポイントをコンパクトにまとめるためにも、キャッチコピー感覚で考えるようにしましょう。面接では「あなたのキャッチコピーはなんですか?」という質問も少なくないため、準備しておくことでスムーズに答えられます。
しかし、自分のキャッチコピーを考えるのも簡単なことではありません。コツは、応募する企業にもっともマッチする自分の強みから選んで考えることです。キャッチコピーにエピソードをつけ加えることで、さらに伝わりやすく強い印象を与えられます。
また、誰にでも理解できる内容にするよう心がけましょう。自分では上手く作れたと思っていても、他人が理解できなければ意味がありません。聞いただけで想像できる、誰もが知っている言葉を使ったシンプルなキャッチコピーが必要です。
- 短い文章でシンプルに伝えたいことを表現する
- できれば比喩表現を用いてみる
- 具体的に数字や経験を入れてみる
- 逆の表現や言葉を組み合わせてみる
- 映画や広告のキャッチコピーを参考にしてみる
キャッチコピーの作り方はこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
③言い換え表現を考えてみる
セールスポイントを考える際は、同じ強みでも表現を言い換えてみるのも効果的です。キャッチコピーを考える方法と似ていますが、応募する企業や業界にマッチした表現に言い換えてみるなど工夫してみましょう。
たとえば、企業研究で得た商品やサービスの情報などで、それにたとえてセールスポイントの表現を変えてみたり、セールスポイントの会話に盛り込んだりすればインパクトを与えられます。企業を調べたこともアピールできるでしょう。
また、自分の性格を職種によって言い換えることもできます。たとえば、外回りする営業職なら「コミュニケーション能力があります」、内勤の事務職なら「誰とでも柔軟な人付き合いができます」と、表現を言い換えることもできるのです。表現を変えるだけで、職種にマッチした人材だとアピールできます。
セールスポイントを考える際は、企業や職種によってアピールする表現を言い換えることも意識してみましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
セールスポイントは周囲の人と被ってしまう場合も多いので、先ほど紹介したように「言い換え表現を考える」ことは大切です。そのために企業研究をおこないますが、その際に「その企業がよく使用しているワードやフレーズ」を見つけ、セールスポイントに盛り込むのも一つの技です。これは心理学で有名な「ミラーリング」を利用する方法で、ミラーリングとは「自分と同じような仕草や行動をする相手に好感を抱く効果」のことを指します。
就活に置き換えて考えてみましょう。営業職を受けている人の多くが「課題解決型営業」というワードを耳にするかと思いますが、企業によって若干表現が変化します。特にIT企業では「ソリューション型営業」と言われることが多いです。意味は同じなのでどちらを使用しても問題はありません。しかし上述したミラー効果を応用し、その企業が多用しているワードを使った方が、企業が無意識的に好印象を抱く確率が高くなります。
企業が好んで使うワードやフレーズは、企業のホームページや説明会などで見つけられるでしょう。せっかくの企業研究なので、このことも頭に入れながら進めてみてくださいね。
どんなセールスポイントの例がある? 能力別に紹介
具体的なセールスポイントの例を紹介します。それぞれ企業にどのような印象を持たれるかも解説しているので、自分の強みと志望企業の求めるスキルを照らし合わせつつ、具体的に考えみましょう。
こちらの記事では長所になる性格の一覧を紹介しているので、セールスポイントを考える際の参考にもなりますよ。
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コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力は、自分の考えを伝えるだけでなく他人の意見も理解し、人間関係を構築するためにも必要な能力です。会社組織では他人との協力なしで仕事はできません。そのため、コミュニケーション能力をアピールすることは重要です。
しかし、単に「コミュニケーション能力があります」と言うだけでは実態が伝わりません。コミュニケーション能力とはなにか、自分の言葉で具体的に説明する必要があります。
- 周りを巻き込む力
- 課題をくみ取る力
- わかりやすく伝える力
- 親しみやすさ
- 働きかける力
- 話を理解する力
- 周りに気を配れる力
- 調整力
- 傾聴力
- 交渉力
- 協調性
「周りを巻き込む力」としてコミュニケーション能力をアピールしたい人は、こちらの記事も読んでみると良いでしょう。
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コミュニケーション能力をセールスポイントとした例文
コミュニケーション能力の高さが私のセールスポイントです。大学時代は4年間アルバイトで接客の仕事をしていました。その仕事を通じて学んだのは、顧客に合わせたコミュニケーションです。顧客に耳を傾けることで何を求めているかを理解し、端的に対応することを学べました。
また、顧客の状況を考慮して、提案内容や伝える方法を変えることも大切にしています。こうした姿勢が結果として、顧客との信頼関係を築けるきっかけになりました。顧客それぞれの状況に配慮したコミュニケーション経験は、どんな職種においても活かすことができると考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
「顧客それぞれに合わせたコミュニケーションができる」という結論から伝え、「顧客との信頼関係を築けるきっかけなった」という具体的な情報も入っています。それによって、どんな職種でも活かすことができることと結論づけているまとまった文章です。
リーダーシップがある
自ら積極的にかかわる行動力、周りのモチベーションを高める力、トラブルにも率先して対応するなどリーダーシップにはさまざまな要素があります。
企業では役職に関係なく、周囲が業務を進めやすい環境をつくれる人材が必要です。
- 自ら積極的にかかわる行動力
- 目標達成のための展望を示す力
- 周りが行動しやすい環境をつくる力
- 周りのモチベーションを高める力
- 大切な場面での決断力
- 冷静で客観的な判断力
- 周りの能力を引き出す力
- 人間関係を構築する力
- 周りの意見を聞き入れ反映できる力
- 周りを引っ張る力
リーダーシップをセールスポイントとした例文
私のセールスポイントはリーダーシップがあることです。大学ではゼミ長、高校では野球部のキャプテンをやっていた経験があります。意識したポイントは、個々が能力を発揮しやすい環境づくりです。
細かいことを一つひとつ伝えるのではなく、目的と意図を共有させることで、それぞれが自身で考えて行動しやすい環境をつくるようにしました。その結果、目的を達成することができました。
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どのようにリーダーシップを発揮したのか具体的に説明できています。目標を達成できたという成果も盛り込まれているので、伝わりやすい例文ですね。
笑顔でいつも明るい
「明るい」「笑顔を絶やさない」など性格については見過ごされがちですが、十分なセールスポイントになります。元気に挨拶することや笑顔でいることなどの性格は、オフィスを明るくできるスキルです。若い社員が元気に振る舞うことで、明るい雰囲気で仕事がしやすい職場にすることが期待できます。
明るさの詳しいアピール方法はこちらの記事を参考にしてください。
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明るいことは長所になる? 自分らしさが伝わる自己PRのコツと例文
長所で明るいところをアピールする際には、具体的な表現を補足することでより効果的にアピールすることができます!今回は長所で明るいところをアピールする際に企業にわかりやすく伝える構成や、説得力を与えるコツを、キャリアアドバイザーが例文付きで解説していきます。
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- ポジティブ
- 社交性がある
- どんなときでも笑顔を絶やさない
- ムードメーカー
- 初対面でも懐に飛び込む
- 諦めないでチャレンジする
- 協調性があるため人間関係を円滑にできる
笑顔でいつも明るいことをセールスポイントとした例文
どんなときでも笑顔を絶やさないことが私のセールスポイントです。小学校から大学卒業まで運動部に所属していました。高校時代は強豪校だったため練習が厳しく退部する先輩も多かったのですが、私がキャプテンを任された代では退部者を出すことなく終えることができました。
キャプテンとして、同級生や後輩に笑顔を絶やさぬようにいつも明るく接して、部員が過ごしやすい雰囲気づくりを心がけたからだと思います。キャプテンの私が明るく接することで、部員も毎日のつらい練習に笑顔を取り戻してくれていました。私の明るい性格は、逆境も乗り越えられる武器だと自信を持っています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
「自分は自他ともに認める明るさがある」と結論を伝え、それにより退部者が多かった高校時代の運動部で「自分がキャプテンの代は退部者が出なかった」という具体的な成功例を出しています。そのうえで、自分の明るさは武器だとアピールできている例文です。
責任感がある
企業では責任感のある人材を求めています。企業にとって責任感のない人材を採用するのは、生産性を低下させることにつながります。
責任感がなければ、ひとつの業務を完了させられない、適当に業務をおこない完了としてしまう、など企業へさまざまな損害を与える人材になりかねません。
責任感のアピール方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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エピソード別例文8選! 自己PRで責任感を上手にアピールするには
責任感の自己PRは、責任感の具体的内容、根拠、企業に与えるメリットを伝えることで高評価を獲得できます。 この記事では、自己PRで責任感をアピールする際のポイント、PR例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画もあるのでぜひ参考にしてください!
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- 最後まで責任を持ってやり遂げる
- 問題を解決する方法を考えて取り組み続けられる
- ひとつのことを成功させるために自分がすべきことを考えられる
- 有言実行
- 使命感がある
責任感があることをセールスポイントとした例文
私には、物事を最後までやり遂げる責任感があります。私は大学時代4年間ラーメン屋でアルバイトをしていました。店長が何気なく「もっと売り上げが上がる方法はないかな」と私に言ったことがきっかけで、自分なりに真面目に考えたことがあります。そして、キッチンカーを使ってラーメンの出張販売をすることを思いつき店長に相談しました。
準備までに半年かかりましたが、ご高齢の方が多い地域を中心にキッチンカーで回り売り上げを2倍にできました。店舗まで出向く手段がなかったご高齢の方にも喜ばれ、私がアルバイトを辞めた現在でも継続されているようです。店舗の立地が悪く売上に悩んでいた店長の何気ないひと言だったのですが、私は相談されたことに責任感を持って考え実行できたと思っています。このことから、私は何事も考えるだけでなく実行しやり遂げられる責任感があると自負しています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
責任感と行動力をアピールできる、具体的で分かりやすい成功例が盛り込まれています。自分の責任感がラーメン店と顧客双方に大きな好影響を与えたという結果からも、組織に貢献できることの良いアピールになっていますね。
負けず嫌い
負けず嫌いは「逆境に強い」「成長が見込める」などを期待できるため企業にとって評価されやすい人材です。しかし、伝え方によっては闘争心や競争心が強すぎるととらえられるので注意しましょう。企業の一員として、ほかの社員と共に働くことを意識して伝えるのがポイントです。
負けず嫌いを効果的にアピールする方法はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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【例文10選】負けず嫌いの自己PRで企業をうならせるには?
負けず嫌いを自己PRでアピールする場合は、ただ自分の性格を伝えるだけではNGです。 この記事では、面接官が見るポイント、企業が求める負けず嫌いの特徴、表現のコツなどをキャリアアドバイザーが解説します。 自己PR例文や解説動画も参考に魅力的なアピールをしましょう!
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- 逆境に強い
- 粘り強い
- 努力を惜しまない
- 向上心がある
- 問題を乗り越えられる
- 成長を続けられる
負けず嫌いをセールスポイントとした例文
私の強みは「不利になるほど負けたくない」という負けず嫌いなところです。中学から大学まで、運動部に所属していました。中学では未経験でしたが「経験者に負けたくない」という思いから、誰よりも練習し3年生ではレギュラーの座を勝ち取れました。私の練習姿につられ、ほかの部員も自主練習するようになりチーム力も底上げされました。
高校時代にはライバル校に勝つため練習メニューを増やす提案をしました。当然反対する部員もいましたが、続けているうちのみんなのモチベーションが上がり団結力も手に入れることができました。結果、ライバル校を倒して全国大会に出場しました。私の負けず嫌いの性格が、チーム力の底上げや団結につながったのだと自負しています。御社に入社した際には、負けず嫌いな性格を活かし成績トップを狙っていきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
負けず嫌いの性格が、自分の周りを良い方向に巻き込んだという具体的な内容です。また、「負けず嫌いの性格と活かしトップを狙う」という具体的な目標を掲げることで、「会社を活性化させられるのでは? 」と企業側にアピールすることもできています。
協調性がある
企業では社内外の多くの人と進めていく仕事がほとんどです。そのため、ほかの社員と円滑に仕事を進められる協調性もアピールポイントになります。
しかし、他人の意見に流されてしまうのは、協調性ではなく短所ととらえられる可能性もあるので注意しましょう。
協調性のアピール方法はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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協調性を魅力的に自己PRするには|エピソード別の例文で徹底解説
協調性をアピールする際は、企業が求める主体性や能動的な能力をアピールすると好評価を得られますよ。 この記事では、協調性の意味、好評価を得るポイント、自己PR例文をキャリアアドバイザーが解説します。 動画や例文も参考にポイントを押さえてアピールしてくださいね。
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- 協力し取り組める
- サポートを惜しまない
- リーダーシップ
- 周囲を説得しながら目標達成を目指す力
- 個人よりもチームを重視できる
協調性があることをセールスポイントとした例文
協調性の高さが私のセールスポイントです。私は仲間を積極的にサポートしてきた経験があります。大学時代、ゼミのプレゼンに向け準備に取り組んでいました。ゼミ全体で取り組む内容のため、自分の分だけ考えるのではなく、周囲にも気を配りながら進めることを心がけていました。
たとえば、準備の進み具合を見ながら自分の役割を考え、忙しそうな仲間がいればサポートに徹していました。こうした経験から、自分のことだけではなく、職場の業務全体を意識したサポートもできる協調性があると考えています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
自分の役割をこなしつつ、仲間にも気を配れる協調性が伝わります。入社してからどのように業務へかかわるのかも具体的に説明できている例文です。
紹介したもののほかにも言い換え表現のできるものをこちらの記事で紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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ムードメーカーの言い換え表現10選! 長所としてアピールするコツ
ムードメーカーは言い換えることでより効果的にアピールできます。この記事ではキャリアアドバイザーがムードメーカーを言い換える重要性や言い換え表現10選を紹介します。ムードメーカーを言い換えた例文も解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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セールスポイントリスト
ここでは、セールスポイントに使えそうな項目を紹介するので参考にしてください。セールスポイントにエピソードなどを加え、簡潔にわかりやすく伝えられるように準備しましょう。
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 性格が明るい
- 責任感
- 負けず嫌い
- 協調性
- 行動力
- 継続力
- 対人関係力
- 問題解決力
- 几帳面
- 調整力
- 課題発見力
- 計画力
- 創造力
- 発信力
- 傾聴力
- 柔軟性
- 状況把握力
- 規律性
- ストレスコントロール力
選考でセールスポイントをアピールする際のポイント
自分のセールスポイントが固まったところで、次に重要なのは伝え方です。セールスポイントはそもそも自分を売り込むこと。どんなに良い商品でも営業がうまくなければ、その魅力が伝わりません。魅力ある伝え方をみてみましょう。
3つのステップで構成しよう
セールスポイントを伝えるポイントは、以下のように構成を考えることが重要です。まずは結論から伝えること。「私は〇〇をしていたのでコミュニケーションに自信があります」など、最初に結論から伝えましょう。相手が話の内容を理解しやすくなります。
次に具体的な情報を盛り込むこと。「〇〇したことで、顧客に満足いただけ固定客が〇〇人増えました」など、自分のセールスポイントによって、どのような成功体験があったのかなど具体的に伝えましょう。具体例を盛り込むことで説得力が増します。
最後の一押しとして③入社後に活かせることに触れることです。具体的な情報のあとに、その経験を入社後どのように活かせるかも伝えましょう。
実績よりもポテンシャルを伝えよう
自分を売り込みたくても、説得材料になる実績が足りなくて悩んでいる人もいるでしょう。しかし、就活では実績よりもポテンシャルを伝えることがポイントです。新卒や既卒、第二新卒などの若い世代の就活では、ポテンシャル採用の傾向が高まっています。
ポテンシャル採用とは、就活生の潜在的な可能性や能力に期待して採用する方法です。スキルやこれまでの実績だけでなく、今後の社員教育によって自社にマッチする人材へ成長しそうかどうかを重視します。
「再現性があるか」も重要
面接官は学生のセールスポイントについて「入社後に再現性があるかどうか」も見ています。学生時代に経験したことや成果などが「入社後どう活かせるか」を判断材料として重視しているのです。
たとえば、「接客アルバイトの経験で、人前でも積極的に発言できるようになった」「運動部のキャプテンをしていた経験でコミュニケーション能力がつき、アルバイト先での営業に活かせた」など、違う場所でも知識を応用できた経験が人それぞれあるものです。
このように、ひとつの学びから別のことへ活かして成果を上げたエピソードや、入社後の活躍が想像できるエピソードは好印象につながります。学生時代の経験や学びを、仕事へ幅広く活かせる人材であるかを企業は重要視しています。
面接では笑顔で自信を持ってアピールする
面接でセールスポイントを伝えるときは、笑顔で自信を持ってアピールしましょう。自信を持ってアピールすることで、前向きな気持ちなどを面接官に伝えられます。
セールスポイントで話す内容は自分の長所や強みです。自信がなさそうに話す場面ではありません。セールスポイントによっては、内容と態度が矛盾していると捉えられてしまいます。
また、前述したように企業ではポテンシャル採用の傾向が高まっています。そのため、自信がなさそうに話していては、面接官に自分のポテンシャルをアピールすることはできません。
たとえば、自信がありそうな人となさそうな人では、どちらが積極的に仕事へかかわる印象があるでしょうか。自分から仕事にかかわろうとしない人は、積極的な人よりも仕事を覚えるチャンスも逃してしまいますね。
面接では、入社後の積極的な自分を伝えるためにも、セールスポイントは笑顔で自信を持ってアピールすべきです。
セールスポイントについてよくある質問に回答!
就活でアピールするためのセールスポイントは何が適切か、逆にマイナスな印象につながってしまうセールスポイントはあるのか知りたいと考える人も多いですよね。ここでは、そのような学生からの質問にキャリアアドバイザーが回答していきます。
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就活でアピールできるセールスポイントの例が知りたいです。
企業は「採用するメリットはどこにあるか」といった視点をもって選考します。そのため、受ける企業がもとめる人物像と合致したセールスポイントをアピールすることが重要です。たとえば、営業職を受ける場合は「目標達成のために計画を立てて遂行できる」といったセールスポイントは魅力的に映ることが多い傾向にあります。
営業職は課された目標数値を達成することがもとめられるため、強みとしてアピールできると「入社後に活躍してくれそう」とプラスの印象をもってもらえるでしょう。
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就活で示すセールスポイントのNG例が知りたいです。
就活で示すセールスポイントでは、受ける企業や職種にマッチしないものをアピールするのは避けましょう。たとえば、状況に応じて柔軟に対応することがもとめられる営業職の選考で「いわれたことはミスをせず的確にこなせます」などとアピールしても、入社後に活躍するイメージが湧かず、面接官の心には響きません。
また、セールスポイントの裏付けとなるエピソードが弱くならないように気をつけたいですね。誰もが納得するようなエピソードがないと「口でいっているだけではないか」と疑われてしまいかねないので注意しましょう。
セールスポイントを自己PRに盛り込んで印象アップしよう
魅力的なセールスポイントを作るためには、自分の強みを理解することが大切です。自己分析や他己分析をして、アピールできるポイントを探りましょう。
また、自分のセールスポイントが企業にとって、将来的にどのように役立つのかを伝えられるかがポイントです。企業にマッチしたセールスポイントを準備して、どのように貢献できるかをアピールしましょう。
セールスポイントって何ですか? 就活で使う場面はありますか?