目次
- 魅力的な自己PRの作文で書類選考を突破しよう
- なぜ企業は自己PRを求めるの?
- 自己分析ができているかを確認するため
- 企業にマッチしている人材かを確認するため
- 志望度の高さを確認するため
- 自己PRの作文を書くときの基本の流れ
- アピールする強みはひとつに絞る
- 伝えたい内容を冒頭に書く
- 具体的なエピソードを盛り込む
- 仕事への活かし方を書く
- 自己PRの作文を書くときの注意点
- あいまいな表現は避ける
- ネガティブな内容は避ける
- ダラダラと長い文章を書かない
- 4ステップで簡単! 読みやすい自己PRの作文を書いてみよう
- ①だいたいの文字数を決める
- ②構成を考える
- ③構成に沿って作文する
- ④推敲する
- 自己PRの作文では読みやすさが命! 見栄えにも気を配ろう
- 文字の大きさや間隔を揃えるときれいな見栄えになる
- 適度に改行すると読みやすくなる
- 応用編! タイトルをつけると目を惹きやすい
- アピールポイント別自己PRの作文例
- リーダーシップ
- 真面目・責任感
- 忍耐力・継続力
- 計画性・行動力
- チャレンジ精神・好奇心
- 明るさ・笑顔
- 大学で学んだ専門知識
- 負けず嫌い
- 提案力・企画力
- ポジティブさ
- 読みやすい自己PRの作文で自分の強みをアピールしよう
魅力的な自己PRの作文で書類選考を突破しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「自己PRの作文ってどんなことを書くんですか?」
「作文が苦手で困っています」
といった相談を受けることがあります。
文章を書くことに慣れていない人にとっては、就活での作文は難しく感じることでしょう。しかし、自己PRの作文はコツを掴めば難しいものではありません。
この記事では、自己PRの作文を書くときのポイントや例文を紹介します。わかりやすく魅力的な作文を書くことができれば選考もスムーズに突破できるでしょう。
なぜ企業は自己PRを求めるの?
自己PRの作文を書く前に知っておきたいのが、なぜ企業は自己PRの作文を求めるのかということです。これを理解しておかなければ、せっかく頑張って作文を書いても自分の強みが伝わらず良い印象を与えられないでしょう。
では、なぜ企業は就活で自己PRを求めるのでしょうか?ここではその理由について詳しく解説します。
自己分析ができているかを確認するため
企業は自己PRを通して自己分析ができているかどうかを確認しようとしています。自己分析とは、これまでの経験や思考を整理し自分の強みや短所、今後の在り方などを理解することです。なぜ就活で自己分析が必要なのかというと、自分の特性を理解した上で企業を選ぶと入社後のギャップを最小限にできるからです。
また、仕事をする上では物事を正確に分析する能力が求められます。自己分析は自分を客観的に理解するためにおこなうので、「自己分析ができている=分析力がある」と企業は評価してくれるでしょう。
自己分析の方法について詳しく知りたい人はこちらも読んでくださいね。
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企業にマッチしている人材かを確認するため
採用時に多くの企業が重視するのは、自社にマッチした人材かどうかです。というのも、仕事への価値観や人柄が企業と合っていなければ入社したとしても早期退職につながるからです。
たとえば、「負けず嫌いで若いうちから出世したい」と考える就活生は、年功序列の風土が強い企業では不満を持つ可能性があります。こうした企業では冷静に物事を捉えられる就活生や真面目で忍耐力がある就活の方がマッチしていると思われやすいでしょう。
自己PRの作文は履歴書の情報や志望動機よりも自由に自分を表現できるため、就活生の特性を見極める材料になります。そのため、企業とマッチしているかを確認する手段として自己PRの作文を求めてくることがあるのです。
志望度の高さを確認するため
自己PRの作文は志望度の高さを判断する材料にもなります。というのも、作文にはある程度の文章量が必要で時間も手間もかかるからです。
たとえば、志望度の低い企業から自己PRの作文を求められたら「面倒だな」「応募するのをやめようかな」と思ってしまいますよね。逆に言えば、「質の高い作文を書く=それだけ志望度が高い」というアピールになります。
企業にとって内定辞退や早期退職は大きな損失です。そのため、志望度の高さが伝わればそれだけでも印象は良くなるでしょう。要するに、自己PRの作文を求めることによって、企業はいい加減な気持ちの就活生を振るい落とし志望度の高い人を選んでいるということです。
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自己PRの作文を書くときの基本の流れ
自己PRの作文というと、何を書いていいのかわからないと思う人も多いでしょう。しかし、自己PRの作文はポイントを押えれば誰でも魅力的に書くことができます。
ここでは、自己PRの作文を書くときの基本の流れを紹介します。
アピールする強みはひとつに絞る
自己PRを作成するとき、なるべく自分の良いところをアピールしようとたくさん書きたくなるかもしれません。しかし、アピールポイントを複数入れるとかえって内容が薄くなり、結局何が良いたいのかわからない文章になってしまいます。そのため、アピールする強みはひとつに絞るのがおすすめです。
たとえば、チャレンジ精神をアピールしたいならそれにまつわるエピソードや今後の抱負などについて深掘りしていきましょう。どうしてもひとつに絞れない場合は2つでもかまいません。ただし、チャレンジ精神と慎重さといったように矛盾した強みを抱き合わせて書くと、まとまりのない文章になるため注意しましょう。
長所の見つけ方について詳しく知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。
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自己PRのアピールポイントの見つけ方についてはこちらもご覧ください。
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アピールポイントの効果的に伝えるコツは、結論を冒頭に述べて具体的なエピソードを後に述べることです。今回はアピールポイントを見つける方法5選とアピールポイントの効果的な伝え方を紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、アピールポイント別の具体例も紹介しているので、自己PR作成の参考にしてみてください。
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伝えたい内容を冒頭に書く
自己PRの作文を書くときは、伝えたい内容を冒頭に書くようにしましょう。なぜなら、冒頭で読みにくいと判断されるとその時点でマイナス評価になる可能性があるからです。
特に新卒採用では多くの書類を一気に読まなければならないので、採用担当者がじっくり時間をかけて読んでくれるとは限りません。極端に言えば、作文の最初がわかりにくければその後も読んでもらえない可能性もあります。
そのため、自己PRの作文では最初に「私の強みは〇〇です。」「私は〇〇が得意です。」と言い切ってしまいましょう。そうすれば採用担当者は一目でどんな内容かわかるので、じっくり読んでくれる可能性が高いです。
具体的なエピソードを盛り込む
自己PRの作文ではアピールする強みはひとつに絞り、それを深掘りしていくのがおすすめだと説明しました。このとき、抽象的な表現で書くのではなく具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。というのも、当たり障りのない抽象的な表現ばかりだと他の就活生に埋もれてしまい自分らしさが伝わらないからです。
たとえば、「私の強みは忍耐力があることです。」とだけ言われても「本当に?なぜそう思うの?」と疑問を感じますよね。しかし、具体的なエピソードを加えることによって採用担当者は「入社後も〇〇の分野で活躍してくれそうだな。」とイメージできます。そのため、作文では強みを活かせた状況を明確に説明すると良いでしょう。
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中学や高校時代に部活動などに励んでいた場合、それらのエピソードを盛り込んでも問題ありません。「昔取った杵柄」という言葉がある通り、10代の頃に身につけたスキルや強みはその後も何かにつけて発揮されることが多いでしょう。
さらにその時代のエピソードだけに留まらず、そこで得られた強みを大学時代にはどのように活かすことができているのか、現在に紐づけられるとより良い文章になります。大学時代のエピソード自体が「すごい」と言えるような内容である必要はありません。日常生活や普段の授業中などに意識していることがあれば記載しておくことで、「幼少期に身につけた強みが継続して発揮されている」という説得力がある内容になるはずですよ。
仕事への活かし方を書く
前述したように、自己PRの作文を通して企業は適性や志望度の高さを確認しようとしています。そのため、自分の強みをどのように仕事に活かせるかを書くことで好印象につながります。
たとえば、計画性や行動力が強みなら
先を見通した行動で業務を効率的におこなえます。
とアピールしましょう。
大学で学んだ専門知識をアピールしたいなら
〇〇の知識を活かして設計・開発に取り組みたい。
と書くのも良いですね。入社後の意気込みも含めて仕事への活かし方を書くと謙虚で前向きな印象を与えられるでしょう。
自己PRの作文を書くときの注意点
自己PRの作文を書くときは、いかに自分をアピールできるかに意識が向きがちですが、何より大切なのは読み手が違和感なく読めるかどうかです。では、読みやすく印象が良い作文を書くにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?ここでは、自己PRの作文を書くときの注意点を3つ紹介します。
あいまいな表現は避ける
自己PRの作文を書くときは、あいまいな表現は避けるようにしてください。なぜなら、具体性のない文章ばかりでは何を言いたいのかわからない内容になってしまうからです。
たとえば、以下のような文章では何を伝えたいのかわかりにくいですよね。
私の強みはコミュニケーション能力だと思います。大学でも多くの人と関わってきました。仕事では人とコミュニケーションをとることが大切なので、社会人になってもこの強みを活かせるはずです。
これを読んだ採用担当者は
採用担当者
コミュニケーションが得意って本当?
採用担当者
具体的にどう活躍してくれるの?
と感じるでしょう。そのため、どんな場面でその強みを発揮したのか、具体的にどう仕事に活かしていきたいのかを盛り込むようにしてくださいね。
ネガティブな内容は避ける
自己PRの作文ではネガティブな内容は避けるようにしましょう。ネガティブな内容とは、
負けず嫌いな性格なので、負けると感情的になってしまう。
あまり人と関わらずに黙々と仕事をしたい。
などです。自己PRではあなたの人間性も見られているので、こうした内容を書くと
採用担当者
一緒に働くと大変そうだな。
採用担当者
社員となじめないかもしれない。
と思われる可能性があります。
もし上記のような内容を書きたいのであれば、以下のようなポジティブな言い方に工夫できると良いですね。
負けず嫌いな性格なので、負けると感情的になってしまう。
負けず嫌いな性格なので結果にこだわって働きたい。
あまり人と関わらずに黙々と仕事をしたい。
自分で効率の良い方法を見つけて仕事を進めたい。
ダラダラと長い文章を書かない
作文というとたくさんの文章を書かなければならないと思う人もいるでしょう。しかし、大切なのは文章の多さではなくわかりやすさと内容です。ダラダラと長い文章はわかりにくくなるだけなので、なるべく簡潔にまとめるように注意しましょう。
特に注意したいのは一文の長さです。「私の性格は〇〇で、大学では〇〇の経験をしたので、〇〇と感じ、仕事でもそれを活かしたいです。」というような長い文章は非常に読みにくいですよね。そのため、一文一文はなるべくシンプルに短くするようにしましょう。
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作文を書くときには、「抽象表現」と「具体表現」の使い分けを意識してみてください。抽象表現とは「アルバイト先でサポートをすることにやりがいを感じている」など、概要を説明しているものと捉えておきましょう。
一方、具体表現とは、「どのようなサポートをしているのか」「どのようなやりがいを感じているのか」「なぜやりがいを感じているのか」など、一歩踏み込んだ内容です。抽象表現だけでは書き手と読み手に認識の齟齬が生じる可能性があるため、「クリスマスに来店した夫婦から〇〇という相談を受けたため、〇〇という内容を提案した」など、誰が読んでも共通のイメージを持つことができる内容で補足をする必要があります。なお、あまりにも長くなる場合には省略をして面接で説明する、という臨機応変さも大切です。
自分が今、何の表現をしようとしているのかという点を意識しながら緩急のある文章を心掛けてください。
自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!
自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
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4ステップで簡単! 読みやすい自己PRの作文を書いてみよう
ここまで自己PRの作文をかくときのポイントや注意点について説明してきましたが、それでも難しいと感じる人もいるかもしれません。そこで次に、簡単にわかりやすい作文を書くための4ステップを紹介します。
これに沿って作文を作成すれば、誰でも魅力的な自己PRに仕上がりますよ。
①だいたいの文字数を決める
自己PRの作文を書くときは、まずだいたいの文字数を決めましょう。応募先から「400字程度」「600文字以内」などと指定がある場合はそれに沿って進めます。もし指定が無い場合は記入欄の大きさから文字数を決めます。このとき、記入欄に対して8〜9割埋めることを想定しましょう。
なぜ文字数を決める必要があるのかというと、後から大幅に文章を増やしたり減らしたりすると時間がかかるうえ、最終的にわかりにくい内容になってしまう可能性があるからです。最初にある程度文字数を決めてしまえば、どんな構成にするかイメージが浮かびやすいですよ。
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作文の文字数が少ないと、企業に熱意が伝わらない恐れがあります。よほど文章を書くことに慣れていない限り、何百文字にもわたる作文を書くためにはそれなりの時間がかかります。しかし、就職活動は人生を左右する大きな出来事です。本当に行きたいと考えている企業を受ける場合にはその時間も惜しむことなく何としてでも適切な文字数を埋めようと努力をするのではないでしょうか。
また、熱意が伝わらないだけではなく学生のいいところが適切に伝わらないことも考えられます。学生も、企業を選ぶときに「いい会社です」とだけ書かれている場合と「〇〇という点でいい会社です」と書かれている場合では受ける印象が異なるはずです。企業にとってもそれは同様です。文字数が多いと、具体的なエピソードを交えたり、わかりにくい表現を説明したりすることでその学生の人柄がよくわかるため、できるだけ文字数は守るようにしましょう。
②構成を考える
作文の文字数を決めたら、次は構成を考えます。構成とは、要点・本文・結論といった文章要素の組み合わせのことです。書き始めるまえに構成を考えておくことで、内容がわかりやすくなり魅力的な作文に仕上がります。
- 強み(〇〇が得意です)
- 強みに関するエピソード(〇〇の経験をしました)
- 仕事への活かし方(〇〇の場面に活かせます)
一番伝えたいことを冒頭に書き、それを裏付けるエピソード、仕事への活かし方を書いて締めくくるという流れがおすすめです。
③構成に沿って作文する
構成ができたら、それに沿って作文しましょう。このとき、前述したように一文一文が長くならないように注意してください。
もし書き方がわからない場合は、パソコンのワードやグーグルドキュメントなどを使うのがおすすめ。パソコンなら手書きと違ってすぐに修正したり文章を入れ替えたりできます。そのため、まずは書きたい文章を書いて、後から加筆したり削除したりして読みやすさや文章量を調節すると良いでしょう。
④推敲する
作文を一通り書いたらすぐに提出するのではなく、じっくり推敲するようにしましょう。というのも、そのときはしっかり書いたつもりでも後から読み返すと誤字が見つかったりわかりにくかったりする場合があるからです。
おすすめは、翌日以降に読み返すことです。書いた直後に読んでも「これで完璧なはずだ」という先入観が入ってしまうので、少し記憶が薄まった頃に読むと更なる改善点を発見できます。採用担当者はあなたの作文を初めて読むことになるので、初見でも伝わる内容かどうかしっかり確認しましょう。
自己PRの作文では読みやすさが命! 見栄えにも気を配ろう
自己PRの作文というと内容にばかり意識が向いてしまいがちですが、実際は見栄えも大切です。採用担当者は多くの作文を読まなければならないので、見栄えが悪いといくら内容が良くても読む気が失せてしまいます。そのため、読みやすい自己PRの作文を書くには以下のような見栄えにも気を配りましょう。
文字の大きさや間隔を揃えるときれいな見栄えになる
自己PRに限ったことではありませんが、就活の応募書類では文字の大きさや間隔を揃えるようにしましょう。そうすることで、読みやすさが格段に向上し好印象につながります。
特に手書きの場合は文章が斜めになったり行間がバラバラになったりしがちなので注意が必要です。書き始めるまえに鉛筆やシャーペンで線を引いておくと良いでしょう。パソコンで作成する場合も、フォントや文字サイズが統一されているかどうかしっかり確認してくださいね。
適度に改行すると読みやすくなる
ある程度の文章量がある場合は、適度に改行を入れましょう。というのも、自己PRの作文ではぱっと見たときの印象も大切だからです。
たとえば、文字がびっしり書いてあるような文章はわかりづらく、読む気が失せてしまいますよね。そうなると、いくら内容が良い自己PRでも読み飛ばされてしまう可能性があります。
そのため、文章のまとまりごとに改行して適度に余白のあるレイアウトにしましょう。構成ごとに段落分けするとわかりやすくなるのでおすすめですよ。
応用編! タイトルをつけると目を惹きやすい
より読み手の目を惹く自己PRを作成するなら、タイトルを付けるのもおすすめです。タイトルを入れることで、視覚的にぱっと目を惹くだけでなく内容のあらすじを示すことができます。
タイトルには次のようなパターンがあります。
- 「私の強みはポジティブさです」と一番伝えたいことをタイトルにする
- 「私はブルドーザーのようにやると決めたら突き進む人間です」と比喩表現を使う
- 「2年間でTOEIC200点アップしました」と具体的な実績をアピールする
ただし、タイトルに気を取られて本来の内容を制限するとかえって書きにくくなるので、タイトルは最後に付けるようにしましょう。
自己PRのキャッチフレーズのつけ方についてはこちらも参考にしてくださいね。
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自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
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アピールポイント別自己PRの作文例
自己PRの作文は「これを書かないといけない」というルールはないため、上記のポイントを押えれば自由に書いてかまいません。とはいえ、どんな内容を書くか迷う人も多いと思うので、最後にアピールポイント別の自己PRの作文例を紹介します。
これを参考に自分らしくアレンジして、魅力的な自己PRの作文を作成してくださいね。
リーダーシップ
私の強みはリーダーシップがあることです。これは代表を努めた経験が多いという意味ではなく、周囲の状況を見て適切な提案・行動ができるということです。
私がアルバイトをしていた居酒屋では、スタッフ同士の助け合い意識が強すぎてそれぞれの役割があいまいになっていました。それだとかえって効率が悪くなると思ったので、私は「まずは自分の持ち場に専念した方がいい。どうしても対応できないときだけ他の作業にも手を出そう。」と提案しました。その結果、役割分担が明確化し業務効率がアップしただけでなく個々のスキルも向上しました。
この経験を活かし、貴社に入社しましたら周囲の状況をよく観察し、より良い改善策を提案し行動できるよう努めていきたいです。
真面目・責任感
私の長所は、やると決めたら最後までやり抜く真面目さです。目標達成のためなら困難があっても諦めずに努力し続けることができます。
私は植物生理学の研究室に所属しているのですが、配属時から「学内研究発表会で優秀賞を取りたい」という目標を持っていました。そのために、教授や仲間の協力も得ながら日々実験に励みました。一日にサンプルを1000本作ることもあり、膨大な作業量に何度も心が折れかけましたが、努力の甲斐あって目標であった優秀賞をとることができました。
この経験から、目標達成のために努力を続ける大切さや達成感、周囲の協力のありがたみを感じました。仕事においても最後までやり抜く真面目さは大切だと考えています。入社後は長所である真面目さを活かし、どんな仕事にも前向きにコツコツ取り組んでいきたいです。
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忍耐力・継続力
私の強みは忍耐力と継続力があることです。
大学1年生の頃、卒業までに英語力を高めたいと思い、TOEIC700点を目標に勉強を始めました。なかなか点数が上がらず諦めようと思ったこともありましたが、「英語はやれば誰でもできるはず」と自分を奮い立たせ、毎朝リスニングをおこない単語1 日20個ずつ覚えました。その結果、大学3年生の春にはついに目標であった700点を突破できました。
英語力が向上したことで英語の小説を読んだり映画を見たりできるようになりさらにやる気が高まりました。今後はさらに上を目指すため勉強を続けたいと思っています。社会人になっても、目標に向かって地道な努力を続けられる忍耐力・継続力を発揮したいです。
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計画性・行動力
私の強みは、目標を達成するまでの計画を立て実行できる計画性・行動力です。
私は高校時代ハンドボール部に所属していたのですが、引退して体重が15キロ増加してしまいました。これでは健康面にも良くないと思いダイエットを決意。無理なダイエットをしてもリバウンドをすると思ったので「1ヶ月1キロ、1年で12キロ落とす」という目標を立てました。
そして、週3回はランニングをする、夜9時以降は食べない、毎日体重を測りアプリで記録するという計画を立て取り組みました。その結果、見事1年で12キロの減量に成功しました。その後も体重は増えていません。
この経験から、目標を達成するためにはやみくもに取り組むのではなく具体的な計画を立てることが大切だと実感しました。入社後もこの計画性と行動力を活かして、着実に業務を遂行したいです。
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チャレンジ精神・好奇心
私は初めてのことでも恐れずに挑戦できる性格です。
大学2年生の夏休み、「この時間を利用して何か新しい経験をしたい」と考え、フランスへ1ヶ月の短期留学をしました。それまでフランスに行った経験はなくフランス語も喋れなかったのですが「とにかく行ってみたい」「今しかできない経験をしたい」と思い行動に移しました。
現地に行ってみるとやはり言葉や文化の壁にぶつかりましたが、それでもホストファミリーとの生活や学校は楽しかったです。この経験で、自分は慣れない環境やできないことでも恐れずに挑戦できる性格であると改めて感じました。
社会人になると初めての連続になると思うので、このチャレンジ精神は武器になるのではないかと考えています。貴社に入社したら、新しい環境に早く馴染み楽しみながら仕事に挑戦したいです。
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明るさ・笑顔
私の強みは逆境でも笑顔で乗り切れる明るさです。
私は大学でソフトボール部に所属しているのですが、練習や試合で苦しい状況にあるときチーム全体の雰囲気が堅くなってしまうという悩みがありました。ソフトボールは技術だけでなくチームの雰囲気も勝敗に影響するので、これではいけないと思い「苦しいときこそ口角を上げる」ということを意識するようにしました。自分が明るい表情を作るようにした結果、チーム全体の雰囲気が良くなり一部リーグに昇格することができました。
この経験から、チームで何かに取り組むときにはまず自分が盛り上げていくことが大切だと学びました。仕事をする上では困難に遭遇することもあると思います。そんなときでも持ち前の明るさを武器にチームの雰囲気を盛り上げられる存在になりたいです。
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大学で学んだ専門知識
私の強みは大学で学んだ有機化学の知識です。
大学では機能性有機材料の研究室に所属しているのですが、毎月英語の論文を読んで研究室内で発表しています。そのとき、わからないことがあれば教授や先輩に聞いたり専門書を読んだりして日々勉強に励んでいます。また、企業との共同研究にも積極的に参加し幅広い知識の習得に励んで参りました。
貴社に入社しましたら、大学で学んだ専門知識を活かして農薬用界面活性剤の開発に取り組みたいと思っています。インターンでは社員の方々の専門性の高さに刺激を受けたので、学会や研究会に積極的に参加しさらに専門性を深めていきたいです。まだまだ未熟な部分はありますが、一日でも早く貴社に貢献できる人材になれればと思っています。
負けず嫌い
私はやるときめたら結果を出すまで納得できない負けず嫌いな性格です。この強みは塾講師のアルバイトで発揮できました。
私は高校生向けの個人指導塾でアルバイトをしているのですが、最初は生徒からの質問に対してうまく答えられず成績も思うように伸びませんでした。このままでは生徒も自分自身も納得できる結果にはならないと思ったので、生徒の苦手ポイントや性格を分析し最適な学習方法を研究しました。
そして「この10問だけは完璧に解けるようにしよう」と厳選した課題を与え、一緒に取り組みました。その結果、対策すべき点を絞ったことにより苦手分野を克服し定期テストで過去最高点を獲得できました。
この経験から結果を出すことの達成感や自分の努力により他人のモチベーションを上げられる喜びを感じました。貴社に入社しましたら負けず嫌いな性格を活かし、結果にこだわって仕事に取り組みたいと思います。
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【例文10選】負けず嫌いの自己PRで企業をうならせるには?
負けず嫌いを自己PRでアピールする場合は、ただ自分の性格を伝えるだけではNGです。 この記事では、面接官が見るポイント、企業が求める負けず嫌いの特徴、表現のコツなどをキャリアアドバイザーが解説します。 自己PR例文や解説動画も参考に魅力的なアピールをしましょう!
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提案力・企画力
私の強みは、新しい視点で物事を提案する企画力です。
大学祭実行委員をやっていたとき、ミスコンへの出場者希望者が集まらないという問題を抱えていました。そのとき、私は「もっと気軽に出場できるようにコンテストの方向性を変えてみては?」と考え、従来のミスコンではなく「オタクミスコン」を提案しました。自分の好きなことやオタク性をアピールするミスコンなら、興味を持ってくれる人が増えると思ったからです。その結果、予定していた倍の出場希望者が集まり企画は大成功に終わりました。
このように、新しい視点で企画を考えることは仕事においても大切だと思います。貴社に入社しましたら、困難があっても持ち前の企画力を活かし活躍できる人材になりたいです。
ポジティブさ
私の長所は「ピンチをチャンスに変えられるポジティブさ」です。
私は大学のオーケストラ部でトロンボーンを担当しているのですが、大学1年生のときに左手を骨折してしまい演奏ができなくなってしまいました。このままではコンサートメンバーから外されてしまうと焦りを感じたのですが、逆に「ケガをした今だからできることは何だろう」と考えました。
そして、肺活量を高めるトレーニングやリズム感を養うトレーニングに取り組みました。その結果、1ヶ月程演奏できなかったにもかかわらず技術が向上し、無事にコンサートメンバーに戻ることができました。
仕事においても、できないことに対して諦めるのではなく他の方法で努力することは大切だと思っています。ピンチをチャンスに変えられるポジティブさを活かして、どんな状況でも前向きに仕事に取り組みたいです。
自己PRで前向きさをアピールする方法についてはこちらも参考にしてくださいね。
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読みやすい自己PRの作文で自分の強みをアピールしよう
企業は自己PRの作文を通して、志望度の高さやあなたの人柄を知ろうとしています。そのため、自己PRの作文では具体的なエピソードを交えながらどのように仕事に活かせるかをアピールしましょう。
読みやすい自己PRの作文を書くポイントは、アピールしたい強みをひとつに絞り、伝えたいことを冒頭に書くことです。あいまいな表現やダラダラと長い文章は読みにくさの原因になるため避けましょう。
この記事を参考に読みやすい自己PRの作文を書いて、企業に自分の強みをアピールしましょう。
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自己PRの作文を書くときに、絶対にこの強みは使わない方がいい、という内容はありません。ただし、自己PRで書く強みはそのときだけ発揮されたものではなく汎用性のあるものにしておきましょう。
たとえば「コツコツ継続をすることが強みです」と答えた場合にはそれを裏付けるエピソードを複数持っていなければ信憑性に欠けてしまいます。普段は勢いや一夜漬けで物事をクリアしている性格にもかかわらず、たまたま継続できた事例を堂々と書いてしまうと、企業から「他にも継続をしたエピソードはありますか」と聞かれた際に困ってしまいます。
自己PRは入社したあとの配属検討などでも参考にされやすい項目です。飾りすぎず、ぜひ自信をもって言える強みを記載してください。