【例文12選】 警察ならでは自己PRのコツとは? 作成方法も解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 警察にもとめられる素質を理解して自己PRを作成しよう
  2. まずは警察官になるための基本を押さえよう!
  3. 警察官になる方法
  4. 警察は3つの種類に分けられる
  5. 「国家・地方」公務員のどちらかの試験に合格する必要がある
  6. 警察採用試験の内容を把握しよう
  7. 一次試験
  8. 二次試験
  9. 警察採用試験の前に知っておきたい3つのこと
  10. 試験の条件は受験する自治体によって異なる
  11. 身体要件が存在する
  12. スケジュールを事前に確認しておく
  13. 警察官になるために持っていると有利なスキルや資格
  14. 武道の段位
  15. スポーツの大会出場歴
  16. 情報処理系の資格
  17. 語学系の資格
  18. 自己PRに最適! 警察官にもとめられる素質を押さえよう
  19. 誠実さ
  20. 強い正義感
  21. 協調性
  22. 冷静さ
  23. 体力
  24. コミュニケーション力
  25. 高い倫理観
  26. 社会情勢への興味関心
  27. 警察官の自己PRを作成する際の3つの事前準備
  28. 警察官になりたい気持ちに一貫性があるか確認する
  29. 警察官としてのビジョンを明確にする
  30. 自分のアピールポイントを考える
  31. 警察官の自己PR作成のコツを理解しよう
  32. 結論→理由→エピソード→問題→行動→再度結論の順番で伝える
  33. エピソードの中に数字を入れる
  34. エピソードに感情の変化や価値観など成長過程を盛り込む
  35. 自分の強みをアピールしよう! 警察官の自己PR例文12選
  36. ①武道の段位をアピール
  37. ②スポーツの大会出場歴をアピール
  38. ③情報処理系の資格をアピール
  39. ④語学系の資格をアピール
  40. ⑤誠実をアピール
  41. ⑥強い正義感をアピール
  42. ⑦協調性をアピール
  43. ⑧冷静沈着をアピール
  44. ⑨体力をアピール
  45. ⑩コミュニケーション力をアピール
  46. ⑪高い倫理観をアピール
  47. ⑫社会情勢への興味関心をアピール
  48. 要注意! 警察官の自己PRで避けるべき内容3選
  49. ①ドラマやアニメを見て憧れたことを伝える
  50. ②虚偽の内容を伝える
  51. ③体の丈夫さだけをアピールする
  52. 警察官にもとめられるスキルを磨いて自信を持って自己PRしよう!

警察にもとめられる素質を理解して自己PRを作成しよう

こんにちは。 キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「警察官を目指しているのですが、自己PRが上手に作成できず困っています。」    
「警察官になるために必要なスキルやアピールすべき強みを教えてください! 」

といった質問を受けます。警察官は国民が安心して生活できるように国家の安全を維持する重要な仕事をおこないます。強い正義感がある人や誰かを守っていきたいと考えている人にとって、警察官は憧れの職業であるといえます。

しかし、どのように自己PRを作成し自分をアピールしていけば良いのか悩んでいる学生は少なくないでしょう。

そこで今回は、警察官になるための基本、持っていると有利なスキルや資格、もとめられる素質、自己PR作成方法、強み別例文など詳しく解説します。この記事を参考に、警察にもとめられる素質を理解して魅力的な自己PRを作成してください。

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まずは警察官になるための基本を押さえよう!

国家の安全を守り国民の平和を維持するために日夜働く警察官に憧れ、自分もなりたいと考えている学生がいる一方で、「どうしたらなれるのかいまいちわからない」という学生も少なくないでしょう。

そこで、ここからは警察官になる方法、警察の種類、公務員試験についてをそれぞれ解説します。まずは、警察官になるための基本を理解していきましょう。

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警察官になる方法

警察官になる方法としては、地方公務員試験か国家公務員試験に合格する必要があります。警察官の種類は3つあり、どこでどのように働くかによって受験する試験が異なります。

そして、公務員採用試験に合格した後は、警察学校に入学して基本的な知識、技能、体力を身に付ける必要があります。警察学校は全寮制であり、大卒者は約6カ月間、それ以外は約10カ月間入校し、警察官を目指していきます。

警察学校の入校時期は、基本的に4月か10月ですが、都道府県警察によって異なる場合もあります。また、自宅が近くても必ず寮で生活しなければなりません。警察学校を無事に卒業したら、各都道府県警察や警視庁に配属されるという流れです

警察は3つの種類に分けられる

警察官の種類は、以下の3つに分けられます。

  • 都道府県警察
    地方公務員として、各都道府県の警察本部や警察署に勤務
  • 警察庁
    国家公務員として、国の行政機関である警察庁に勤務
  • 皇宮警察本部
    皇宮護衛官と呼ばれ、警察庁付属の皇宮警察本部に勤務

まずは、どの警察官を志すか目標を明確にすることが大切です。自分が目指すべき方向が定まったら、あとはゴールに向けて進むだけです。モチベーションを高めるためにも、自分がなりたい警察官について情報収集をおこなっていきましょう。では、警察官の種類をそれぞれ解説します。

都道府県警察

1つ目は、都道府県警察です。各自治体の地方公務員試験に合格した後、警察学校を卒業したら地方警察職員となり、警察官として働くことができます。都道府県警察には、警察本部(東京は警視庁)と警察署が置かれており、全国にいる警察官の9割以上が都道府県警察で働く地方公務員です

警察学校を卒業した後は、交番勤務からスタートし、地域の治安維持に勤める警察官として勤務します。

たとえば、パトカーに乗務してのパトロール、巡回連絡などの防犯活動、職務質問による犯罪検挙、事件発生時の初動活動、道案内や紛失物の相談対応など、地域に密着した仕事で地域住民の平和や安全を守ります。

警察庁

警察官の種類に、警察庁があります。国の行政機関である警察庁に所属する警察官の仕事は、都道府県警察の指揮や管理、警察行政の計画や管理が挙げられます。

現場に出て捜査活動をおこなうのではなく、日本全体の警察組織の企画、運営、調整などを担う役割です。つまり、都道府県警察は国民を守る、警察庁の警察官は国全体の安全を守るといった違いがあります。

警察庁に所属するためには、国家公務員試験に合格しなければなりません。警察官の中でもエリートであり「キャリア警察官」「準キャリア警察官」と呼ばれています。

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キャリア
アドバイザー

難しい国家試験を突破しなければならず狭き門であるため、相当の努力がもとめられます。

皇宮警察本部

皇宮警察本部は、警察庁付属の機関であり、天皇皇后両陛下や皇族の護衛、皇居や御用邸の警備など皇室にかかわる犯罪の捜査を専門におこなう特別司法警察職員です。皇宮護衛官と呼ばれ、国家公務員一般職に相当する皇宮護衛官採用試験に合格しなければなりません。

採用試験に合格後は、皇宮警察学校に入学し、柔道、剣道、逮捕術などの実技訓練をしたり、日本文化や皇室の歴史などの教養を身に付けたりします。

皇宮警察本部に勤務する皇宮護衛官は、厳密には警察官とは異なる国家公務員ですが、都道府県警察と併願受験する学生も多い職種の一つです

「国家・地方」公務員のどちらかの試験に合格する必要がある

警察官になるためには、「国家・地方」公務員のどちらかの試験に合格する必要があります。警察官は、都道府県警察に勤務する地方公務員と警察庁に勤務する国家公務員にわかれており、採用までの流れがそれぞれ異なります

地方公務員の場合は、都道府県で実施される地方公務員試験に合格する必要があります。都道府県の採用試験は、各警察本部が独自におこなうため、受験資格や試験区分が地域によって異なります。

国家公務員の場合は、国家公務員試験に合格した後、警察庁の採用試験に合格する必要があります。また、皇宮護衛官の場合は、国家公務員一般に相当する皇宮護衛官採用試験に合格後に採用、という流れになります。

公務員試験を突破するための成功のカギについてはこちらを参考にしてみてください。

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地方公務員として働く場合

地方公務員として働く場合は、各都道府県の自治体が実施している地方公務員試験を受験し、合格しなければなりません。各警察本部が独自に試験を実施するため、受験資格や区分が地域によって異なりますが、大学卒業程度のA区分、短大・高校卒業程度のB区分で、男女別に採用していることがほとんどです。

東京都警察の警視庁については、大学程度をI類、短大卒業程度をⅡ類、高卒程度をⅢ類として区分を分けて採用試験がおこなわれます。

地方公務員試験は試験を実施する自治体によって、採用人数、条件、試験内容などが若干異なるため、就職したい地域にある警察署のホームページを確認してください

国家公務員として働く場合

国家公務員として働く場合は、国家公務員試験の合格が必須です。合格した後に、警察庁への官庁訪問という、志望官庁での業務説明や面接などのステップを乗り越えた受験者が、警察官としての内定を獲得できます。

警察庁で働く警察官は、現場に出て直接働くことはなく警察組織全体の運営、企画立案、各機関との調整などをおこなう立場を担っており、警察官僚やキャリアと呼ばれるいわゆるエリートと呼ばれています。

試験は難易度が非常に高く、合格者は毎年30人前後の狭き門です。そのため、試験合格に向けてかなりの時間と労力をかけて対策をおこなうことが重要であるといえます。試験は難易度が非常に高く、合格者は毎年30人前後の狭き門です。そのため、試験合格に向けてかなりの時間と労力をかけて対策をおこなうことが重要であるといえます。試験は難易度が非常に高く、合格者は毎年30人前後の狭き門です。そのため、試験合格に向けてかなりの時間と労力をかけて対策をおこなうことが重要であるといえます。

上村 京久

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体力や正義感以外にももとめられることはたくさんあります

もちろん警察になるためには体力や正義感という基本的な能力は必要不可欠です。しかしそれだけが備わっているのであれば、ほかの体を使う仕事でもいいのではないかと思われてしまうかもしれません。

警察は国家公務員試験を突破しなければなることができない職業の1つです。国家公務員として働くということは、体力や正義感だけではなく、ある程度教養や学問の知識も必要になってきます。

後述するように、1つのスキルだけに特化をさせるのではなく、まんべんなくバランスの良い能力がもとめられるということを忘れないようにしておきましょう。現段階で1つの能力にしか自信がないという場合でも、時間があれば対策をすることは可能ですので、この記事を参考に準備をしていきましょう。

警察採用試験の内容を把握しよう

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就活生

警察官の種類や試験について理解ができました。警察官といえば交番にいるイメージが強かったので勉強になりました。

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キャリア
アドバイザー

そうですね。一番身近な警察官であるといえますからね。

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就活生

公務員試験の話がありましたが、警察官採用試験の内容はどのようなものなのでしょうか?

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キャリア
アドバイザー

良い質問ですね! 全国にいる9割以上は地方公務員の警察官なので、各都道府県の警察官採用試験について説明しましょう!

ここからは、多くの人が志望する都道府県警察の警察採用試験について解説します。

一次試験

一次試験は、筆記試験・身体検査・資格や経歴の評定・適性検査の4つで構成されています。

  • 筆記試験
    教養試験は、文章理解や読解、判断推理、数的処理、資料解釈、図形判断、人文科学、自然科学、その他一般科目(国語、英語、数学)などが出題
    論文作成試験は、特定の課題に対しての文章作成をおこない思考力や表現力を確認
  • 身体検査
    各自治体が定めている視力、聴覚、疾患などの身体基準を満たしているかの検査
  • 資格や経歴などの評定
    柔道・剣道の段位、スポーツの大会出場経験、情報処理系や語学の資格など、各自治体が定めている基準値で評価と加点
  • 適性検査
    警察官としての適性があるのかをマークシート方式のテストで検査

自治体によって若干異なりますが、概ね上記のような内容で一次試験は出題されます。

二次試験

二次試験は、面接試験・体力試験などがおこなわれます。自治体によっては身体検査や適性検査を一次試験ではなく、二次試験でおこなうケースがあります。

面接試験は、警察官としての素質や適性があるのかを厳しく判断されます。警察官にもとめられるスキルを理解して、自分の強みをアピールしてください。面接は個人の場合が多いですが、自治体によっては集団面接やディスカッションがおこなわれます。

体力試験は、警察官に必要とされる身体能力があるかを、腕立て伏せや上体起こしなどで実際に身体を動かして検査します。体力試験については、警察官ならではの試験であるため、もう少し詳しく解説します。

警察採用試験ならではの体力試験がある

体力試験は警察官採用試験ならではといえ、警察官が仕事をするうえで最低限必要な体力、筋力、気力があるのかを確認する目的で実施されます。

試験の種目は、バーピーテスト・上体起こし・腕立て伏せ・反復横とび・握力測定など、各自治体で内容が異なります。バーピーテストとは直立→しゃがむ→腕立て伏せの姿勢→脚を前に戻す→立ち上がるの動作を繰り返しおこないます。

たとえば、種目と合格基準を公表している大阪府警察官(巡査)の体力試験は下記の内容になります。

試験内容バーピーテスト上体おこし腕立て伏せ反復横とび握力測定
男性2分間完全に実施17回以上10回以上20秒間で38回以上平均35キログラム以上
女性1分20秒間完全に実施7回以上7回以上20秒間に32回以上平均20キログラム以上
両手とも20キログラム以上

警察官になるには体力試験は避けては通れないため、日々トレーニングをおこない身体を鍛えることも大切になります

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警察採用試験の前に知っておきたい3つのこと

警察官採用試験の前に知っておきたい3つのことがあります。まずは、各自治体が定める受験資格や条件が異なること、視力や疾患に関するような身体要件が存在すること、多くの自治体で試験が開催されるためスケジュールを事前に確認しておくことが挙げられます。

知っておかないと後から困ることが想定されるため、しっかり内容を理解していきましょう。

試験の条件は受験する自治体によって異なる

警察採用試験の前に知っておきたいのは、試験の条件は受験する自治体によって異なることです。特に、「受験資格」「募集人数」「試験日」「試験内容」をしっかり確認してください

たとえば、学歴によって、大卒はI類、短大卒II類、高卒はⅢ類に分けられていたり、大卒をA区分、大卒以外をB区分としている場合もあり、自治体によって異なります。

もし見落としがあると、そもそも自分は受験資格がないという可能性があるため、気になる自治体の採用情報は早めにチェックをすることがおすすめです。また、募集人数の増減は合格率にかかわるため、過去の情報と比較して確認すると良いでしょう。

身体要件が存在する

警察採用試験の前に知っておきたいこととして、身体要件が存在する点です。視力、聴力など決められている要件をクリアしなければ警察官採用試験を受験することはできません

警視庁の採用ホームページには下記をすべて満たす必要があると明記があります。

項目男性女性
視力裸眼で両眼とも0.6以上
または、矯正視力で両眼とも1.0以上
同左
色覚警察官として職務執行に支障がないこと同左
疾患警察官として職務執行に支障にある疾患がないこと同左
その他身体の運動機能警察官として職務執行に支障がないこと同左

年度によって身体要件の変更が生じる場合があるため、サイトで確認するようにしてください。

スケジュールを事前に確認しておく

警察採用試験の前に知っておきたいのは、スケジュールを事前に確認しておくことです。
警察官の採用試験は、各自治体でほとんど毎年数回実施されており、早いと3月に申し込みが始まり、4月に一次試験がおこなわれることもあります。

受験したいと考えている自治体のスケジュールを把握して管理すれば、複数の自治体で試験を受けることができます。また、どうしても働きたい自治体についても、機会を逃さなければ数回受験することも可能になります。

他にも、受験地から離れてる人も試験を受けられるように、複数の自治体が共同で採用試験を実施する場合もあります。チャンスを逃さないためにも、情報収集を怠らず早め早め行動を心掛ける意識が重要です。

吉田 実遊

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不安がある場合には1人で悩まずに周囲に相談しましょう

民間企業を受ける際にも同様ですが、業務上は何ら問題はなくても、働くにあたって何かしら伝えておかなければいけない持病などの事情を持っている学生もいるかもしれません。そうした人は、どのようなタイミングでどのように相手に伝えるかどうか1人で悩まず、カウンセラーなどその道に詳しい第三者に必ず相談をしてください。

身体要件は決して相手を差別するために課している内容ではなく、業務上必要とされるからこそ提示がされている条件です。万が一不安がある場合には1人で抱え込んだり最初から諦めたりするのではなく、周囲に相談をしながら対策を練っていきましょう。

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警察官になるために持っていると有利なスキルや資格

警察官になるためにおすすめなスキルや資格

警察官になるために持っていると有利なスキルや資格があります。自治体によって異なりますが、一次試験で加点対象となる武道の段位、スポーツの大会出場歴、情報処理系の資格、語学系の資格は取得しておくと有利であるといえます。

取得しておくと採用試験中の加点や、警察官になったときに資格を活かして希望する部署で働ける可能性があります。確実に合格するためにも、試験の成績にプラスして加点対象となるスキルや資格の取得を目指しても良いでしょう。

武道の段位

警察官になるために持っていると有利なスキルや資格の一つは、武道の段位です。柔道や剣道の有段者であれば、犯人を確保したり、市民の安全を守ったりするときに活かすことができます。

ただし、経験があるだけではアピールポイントにはならず、初段以上から加点対象になる場合が多いです。また、武道の段位があるかといって、合格できるわけでないことを覚えておきましょう。

警察学校でも柔道か剣道を選んで鍛錬を積む必要があるため、警察を目指す以上武道とのかかわりを避けることはできないといえます。警察官は24時間勤務があり体力勝負な一面があるため、武道を通して体力や気力を身に付けておくことがおすすめです。

スポーツの大会出場歴

警察官になるために持っていると有利なスキルや資格として、スポーツ大会の出場歴が挙げられます。加点対象になるスポーツ歴とは、全国規模でおこなわれる大会の日本選手権、国民体育大会、大学選手権、全国高校総合体育大会とそれと同様の大会の出場経験を指します

たとえば、野球、サッカー、テニス、バトミントンなどで上記に該当する大会に出場していれば評価対象となります。警察官として業務を遂行するために、スポーツで身に付けた体力や気力、他にもコミュニケーション能力や協調性などは大いに役立てられるといった点で加算対象になっています。

情報処理系の資格

警察官になるために持っていると有利なスキルや資格は、情報処理系の国家資格です。近年インターネットの発展によりサイバー犯罪や各種コンピューター犯罪などが増えているため、パソコンの知識やスキルを持っていると加点対象になります

たとえば、ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、またはこれらに類する経済産業省管轄の国家資格を取得しておくと、能力次第では専門部署に所属できる可能性があります。

また、パソコンのスキルがあれば、調書などの書類作成や操作が苦手な人の手助けもできるため、持っていて損はありませんよ。

ITパスポートの資格を就職活動へ活かす方法はこちらを参考にしてみてください。

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語学系の資格

警察官になるために持っていると有利なスキルや資格には、語学系の資格が挙げられます。自治体によっては語学が堪能な人に向けた特別採用枠があるほど、語学系の資格は有利であるといえます。

交番の道案内から犯罪捜査まで、語学の高いスキルが必要となる場面は多いです。そのため、英語、中国語、韓国語などの語学を身に付けておくと、実務で役立てることができます。

語学力の高さをアピールするためには、自治体にもよりますが英語であれば英語検定2級以上、TOEIC470点以上がもとめられます。中国語であれば、中国語検定3級以上、中国語コミュニケーション能力検定400点以上、韓国語であれば、ハングル能力検定準2級以上、韓国語能力試験4級以上などを取得していれば、加算対象になります。

吉川 智也

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低い成績などの場合にはプロセスをPRしてみましょう

資格やスポーツなどの成績は、それだけで合格が決まるというものではありません。また、結果だけではなく、ときにはそうした資格や結果を残すためにどのような努力をしてきたのか、どのような考えで取り組んできたのかというプロセスを聞かれることもあります。

たとえば、自分の持つ資格が誰でも取れるように感じられるものだったとします。その際は資格を取得していることをアピールするのではなく、その過程をアピールするようにしましょう。たとえば誰でも取れると言われているけれども自分なりに工夫をした点や、資格取得後にそれをどのように活かしていきたいのかなどがあげられます。さらには、次の目標を伝えることで向上心の高さもアピールすることができるかもしれません。

持っている資格に対して相手から捉えられる印象を想像しながら、伝え方を工夫していきましょう。

自己PRに最適! 警察官にもとめられる素質を押さえよう

警察官にもとめられる素質
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就活生

警察官の職務で武道やスポーツの経験は活かせそうだなと感じていましたが、パソコンや語学力も役立てることができるのは初めて知りました。

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キャリア
アドバイザー

知識が増えて良かったです。就職活動において情報をたくさん得た方がより良い選択が可能になりますからね。

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就活生

はい! 一つ質問なのですが、警察官にもとめられる素質とはどのようなものなのでしょうか?

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キャリア
アドバイザー

良い質問ですね。では、詳しく解説していきましょう!

警察官は国民を守るという重大な役割があり、仕事内容も一般的な仕事よりも特殊であるといえます。自分が当てはまるのか一つずつ確認して、自己PRで強みとしてアピールしていきましょう。

誠実さ

警察官にもとめられる素質の一つは、誠実であることです。誠実は真面目という意味であり、国民のためにどんなときも誠心誠意働くことがもとめられます。警察官は公務員として、国民の税金から給料が発生するため、真面目に自己奉仕の精神を持って働けるかは大切なポイントになります。

警察官として当然のことですが、法律や規律を守る必要があります。誠実さを自己PRで伝えられれば、警察官としての素質をアピールすることができます。誠実であることを証明するためにも、具体的なエピソードや周囲の人からの印象などをエピソードに盛り込むと良いでしょう

強い正義感

警察官にもとめられる素質として、強い正義感が挙げられます。正義感とは正しいと思ったことを通そうとする気持ちや感情であり、警察官には必要不可欠な素質です。

自分が働いている地域の人や社会を守るためには、犯罪者に立ち向かったり、命の危険にさらされたりします。そのときに、強い正義感がなければ、勇気を出して行動することができないからです。

また、警察官の仕事は激務であり、長時間労働、大量の事務作業、事故処理、犯罪捜査などで、体力面や精神面どちらも大変な場面が多々あります。それでも平和な世の中を作っていきたいという強い正義感がないと警察官として働き続けることは難しいといえます

強い正義感がある人は人の役に立つ仕事に向いてます。人の役に立つ仕事についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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協調性

警察官にもとめられる素質は、協調性です。警察は組織文化であり、それぞれの役割や専門性を持った警察官同士でチームを組み仕事を進めていきます。理由は簡単で、日々起きる事件を1日でも早く解決するために、一致団結する必要があるからです。

そのため、協調性がなく自分を優先して考える人は警察官には向いていないです。反対に、チームの和を大事に周囲の人と協力していける人は、警察官としてどの部署に配属されても強みを活かしていけるでしょう。

協調性がどれくらい大事かというと、警察学校でも、訓練だけでなく食事や入浴などありとあらゆる状況においても、協調性を磨くように指導をされているくらい重要な素質であるということです

協調性をアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。

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冷静さ

警察官にもとめられる素質の中に、冷静さがあります。何か事件が起こったときに、警察官が焦っていたり、慌てていたら不安になりますよね。どのような場面でも素早い判断を下す必要がある仕事であるため、状況を客観視する冷静沈着さがもとめられるということです。  
        
また、多種多様な人とかかわるため、ときには怒っている人や混乱している人などの対応をしなければなりません。そのため、相手の感情や雰囲気に惑わされずに対応する必要もあります。日頃から人や物事に冷静に対処する力を養うことで、警察官として力を発揮することができるでしょう

体力

警察官にもとめられる素質は、体力です。警察官の仕事は、長時間勤務、大量の事務作業、事故処理、犯罪捜査など激務であり、体力的にも精神的にもタフでないと業務を遂行することは難しいです。

そのため、体力試験を設けて、基礎体力の有無を確認しているということです。体力がないと、採用試験を突破できたとしても、その後の警察学校での訓練や卒業後の実務に耐えられない可能性があります。

運動不足の人は、運動をする習慣を身に付けて体力の向上を目指しましょう。体を動かすことが嫌いであっても、警察官を目指す以上ある程度の体力は必要であると念頭において、準備をすることが大切ですよ

コミュニケーション力

警察官にもとめられる素質にコミュニケーション力が挙げられます。警察官の業務は人とのかかわりを避けられない内容が多いからです。たとえば、交番での道案内、紛失物の相談対応、職務質問、防犯活動などで、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢や性別の人と接します。

そのため、相手に合わせたコミュニケーション力が必要不可欠です。誰に対しても誠実に対応することで、市民からの信頼を積み重ねることにつながり、結果として警察に対しての信頼感の底上げになります。

自己PRでコミュニケーション力を具体的に伝えられれば、警察官の素質を採用担当者にアピールでき、評価をえられるでしょう

コミュニケーション能力をアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。

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高い倫理観

警察官にもとめられる素質に高い倫理観があります。倫理観とは、善悪の判断において、多くの人が考える選択を選ぶことができる人です。つまり、世間一般の常識や判断と相違がない人ということです。

当たり前のことですが、社会的責任を果たさない人や反社会的思考の持ち主は、警察官にはなれません。高い倫理観のもと、社会秩序の維持に努める必要があるからです。

また、常に警察官であるという自覚を持ち続けられるかも重要になります。一部の警察官の不祥事が、警察全体の評価を下げる事態につながるため、プライベートだからといって、非常識な言動や行動は自重しなければなりません

社会情勢への興味関心

警察官にもとめられる素質は、社会情勢への興味関心です。警察官の仕事は、国や国民の安全を守ることであるため、常日頃から社会の動向や状況については把握しておくべきです。

世の中の流れや仕組みを理解していないと、何が正しくて、何が間違っているのか、危険はないか、予め回避できないか、などを考えることすらできないからです。情報を知っておくことで守れる命や阻止できるトラブルがあるかもしれないため、社会情勢に興味関心があることは大切であるといえます。

身近な事件や事故を敏感に察知し、自分はどう感じ、どのように行動したいのかなどを考える癖を付けると警察官になったときに活かすことができるでしょう

警察官の自己PRを作成する際の3つの事前準備

警察官の自己PRを作成する際の3つの事前準備は、下記の3つです。

  1. 警察官になりたい気持ちに一貫性があるか確認する
  2. 警察官としてのビジョンを明確にする
  3. 自分のアピールポイントを考える

警察官になりたい熱意を感情だけでアピールしても、採用担当者は学生が何を伝えたいのか把握しづらいです。そのため、警察官としてのビジョンと自分の強みをアピールできるように洗い出しをおこなうことが大切です。

では、それぞれ詳しく解説していきます。

警察官になりたい気持ちに一貫性があるか確認する

警察官の自己PRを作成する際の事前準備の一つとして、警察官になりたい気持ちに一貫性があるか確認することが大切です。警察官になりたい情熱は大切ではありますが、採用担当者は感情よりも、採用した後にどう貢献してくれるのかが知りたいポイントです。

そのため、憧れだけで警察官を目指していないか、具体的にどのように働いていきたいのか、自分が活躍できるのは何かなどを一貫性を持ってアピールする必要があります。

自己PRを通して、警察官になりたいという自分のやる気や熱意を、余計な思いや意思を詰め込まないでシンプルに伝えることが大切であるといえます

警察官としてのビジョンを明確にする

警察官の自己PRを作成する際の事前準備は、警察官としてのビジョンを明確にすることです。警察官になって何をしたいのか、どのように貢献していきたいのかなどを明確にし、自己PRに盛り込んでください。

将来のビジョンが明確な人は、採用担当者から見て働いている姿がイメージできて好印象につながるでしょう。本当に警察官になりたいのであれば、必ずビジョンがあるはずです。警察官としてどんな仕事がしたいのかを深掘りして、目指す方向性を具体化してくださいね。

また、警察官の配属は可能な限り本人の意向が反映されるため、自己PRではっきりと伝えることが大切であるといえますよ

キャリアについての考え方はこちらを参考にしてみてください。

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自分のアピールポイントを考える

警察官の自己PRを作成する際の事前準備として、自分のアピールポイントを考えることが必要です。採用担当者に警察官に向いていると感じてもらえる強みをアピールするためにも、警察官にもとめられる資質を調べることがおすすめです。

たとえば、自分の考え方や精神性をアピールする場合は、誠実、正義感、冷静沈着など、能力をアピールする場合は、武道の段位、語学系の資格などが一例として挙げられます。

自分が自信を持っていることや周囲から良く言われることなどを参考に、強みを具体的なエピソードを踏まえて洗い出すと、魅力的な自己PRを作成することができますよ

酒井 栞里

キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる

「なぜ」を問い続けて自分の軸を確立していきましょう

警察という仕事は、ときには理不尽なこともたくさん経験しなければいけない仕事です。そのため、ブレブレの志望動機ではなく、「なぜ警察を目指すのか」というそもそもの部分を大事に持っておくことが大切ですよ。働き始めてからどんなに大変なことがあっても、その気持ちに立ち返れば自分を律することができるからです。

また、面接では「警察官の仕事に向いているか」を見極めるために、さまざまな角度から質問をされます。「なぜ警察官になりたいのか」という自分の基本に立ち返ることで、どんな質問にも答えられるようにもなりますよ。時間がかかってもいいので、日々思考を停止せずに自分の軸を作っていきましょう。

警察官の自己PR作成のコツを理解しよう

警察官の自己PR作成のコツ
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就活生

警察官の自己PRを作成するための事前準備が理解できました。まずは、一つずつ考えていきます。

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キャリア
アドバイザー

良かったです。警察官になりたい熱意は大切ですが、思いだけでビジョンがないと一緒に働きたいと思ってもらえませんからね。

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就活生

はい! あと、自己PRを作成する際のコツも知りたいです。

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キャリア
アドバイザー

では、3つ解説していきますね。

ここからは、実際に警察官の自己PR作成のコツを解説します。参考にして、自分の魅力を最大限アピールできる内容に仕上げていきましょう。

結論→理由→エピソード→問題→行動→再度結論の順番で伝える

警察官の自己PRの作成方法は、「結論→理由→エピソード→問題→行動→再度結論」の順番で伝えることです。結論を先に語ると、聞き手である採用担当者は、自分が一番アピールしたいポイントを最初に理解することができます。

次に理由→エピソード→問題→行動を一連の流れで伝えると、最初に伝えた結論へのつながりがわかりやすく、説得力が高まります。エピソードを具体的にすると、さらに納得感が増します。最後に再度結論を伝えて、自分の強みを強調してください。

上記の順番で伝えると、短時間で自分をアピールできますし、自己PRの作成も構成通りにおこなえば良いので書きやすくなるため、おすすめです

エピソードの中に数字を入れる

警察官の自己PRの作成方法として、エピソードの中に数字を入れるようにしましょう。具体的な数字が入っていると信憑性が高まり、採用担当者も納得しやすくなるからです。

たとえば、体力作りのために5年間毎日欠かさずジョギングをしている、語学をマスターするために朝1時間夜2時間英語の勉強をしているなど、数字を入れるとより具体的になります。

自己PRは、何か特別な強みやエピソードをアピールしなければならないと勘違いしている人が多いですが、違います。自己PRは、自分の強みを根拠をもとにアピールして、仕事に再現性があることを伝えることが重要であると覚えておきましょう

エピソードに感情の変化や価値観など成長過程を盛り込む

警察官の自己PRの作成方法は、エピソードに感情の変化や価値観など成長過程を盛り込むことです。

採用担当者は、学生が経験したことから何を学んだのか、どんな価値観で意思決定をするのかなどから人間性を判断したいと考えています。特に警察官は、国民の安全や社会秩序の維持を担う重要な役割があるため、学生の本質を厳しく見極める必要があるということです

そのため、自分が作成した自己PRが警察官として相応しい内容であるのかしっかり確認することが大切です。難しく考えず、シンプルに自分が成長できたエピソードで強みを魅力的にアピールすることを意識してくださいね。

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自分の強みをアピールしよう! 警察官の自己PR例文12選

警察官の自己PRは、警察官になりたい気持ち、ビジョン、自分の強みなど踏まえてアピールすると良いでしょう。また、採用担当者に自分を採用するメリットや魅力を伝えるためにも、抽象的ではなく具体的な内容に仕上げることが重要なポイントです。

ここからは、ケース別で例文を解説します。自分の強みを活かした自己PR作成の参考にしてください。

①武道の段位をアピール

例文

私の強みは、柔道を通して学んだ逆境を力に変えることです。現在柔道二段を取得していますが、高校生で始めた当時は体も小さく運動音痴で、周りから絶対に上達しないと笑われ、悔しい思いをしました。

しかし、絶対にレギュラー入りをすると決め、毎日自主練や筋トレをおこない、来る日も来る日も励み続けることで1年生の途中から結果が出始めました。その後も決して自主練を休むことなくおこない、3年生でキャプテンに選ばれるまでに成長しました。

どんな逆境でも、諦めずに取り組めば必ず成果に結びつくことを経験することができました。仕事でも自主的に努力を積み重ねて成果につなげていきたいと考えています。

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アドバイザー

武道段位のアピールをする中で、どのような努力をしてきたのかや人柄についてがわかりやすいシンプルな自己PRです。

②スポーツの大会出場歴をアピール

例文

私の強みは、幼少期から続けてきた水泳で磨いた精神力です。小学校で水泳を始め、どんどんと上達し、中学校のジュニア大会で優勝した経験があります。しかし、その後から小さな怪我や疲労などの積み重ねで成績が停滞する時期が続きました。

ただ、そんなときでも諦めずに基本に戻ったトレーニングをおこなったり、周囲からの客観的なアドバイスを積極的に取り入れたりする中で少しずつ力を取り戻しました。一時期は、成績を伸ばしているライバルたちに嫉妬して水泳から身を引こうと考えたこともありましたが、苦しい状況でも屈せずに耐え抜きました。

その結果、高校生のときにまた大会で優勝することができ、レギュラーとして活躍する日々を過ごしました。今までの経験を活かして、ハードな仕事も最後までやり抜き、社会秩序の維持に勤めていきたいと考えています。

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辛いことを乗り越えて結果につなげたメンタルのタフさが伝わる自己PRですね。警察官の仕事でも役に立つスキルであるため、好印象です。

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③情報処理系の資格をアピール

例文

私の強みは、情報処理系の資格取得で得たスキルです。情報処理系の資格の取得を目指したのは、サイバー犯罪対策の仕事に携わりたいと考えたからです。きっかけは私の両親がフィッシング詐欺にあったことです。

両親が被害を悲しむ姿を目の当たりにして、誰が巻き込まれてもおかしくないと感じました。巧妙な手口で身近に脅威が迫っている事実を知り、自分にできることはないかと考え高校生のときから独学で情報処理を学びました。

現代においてインターネットは必要不可欠であるため、安心して利用できる社会の実現に向けてサイバー犯罪の撲滅を目指していきたいです。

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なぜ情報処理系の資格なのか、なぜ警察官なのかが自分のきっかけとビジョンを踏まえてアピールできています。独学で頑張り続けられる努力家であることも好印象です。

④語学系の資格をアピール

例文

私の強みは、TOIEC900点、英検1級の英語力です。大学2年生のときにイギリスに半年間留学し身に付けました。高校生のときは英語が大嫌いでなるべく触れたくないと考えていました。しかし、外国の人に道を尋ねられたときに答えられず、残念な思いをさせてしまった経験から英語を学ぶことへの興味が芽生えました。

毎日必ず朝1時間、夜2時間時間を取って、英語の勉強に励み続けました。苦手意識がありましたが、勉強するうちに理解が深まり英語が大好きになりました。帰国後は海外の人への道案内も観光地の説明も問題なくできるようになりました。

英語力を活かして、日本と外国人の架け橋となり、誰からも頼られる警察官になりたいと考えています。

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近年は外国人が増えているため、語学が堪能であることは強みとしてアピールポイントになります。また、もともとは好きではなかったことを努力して変えたという継続力も伝わる自己PRです。

⑤誠実をアピール

例文

私は誠実さが自分の強みだと考えます。大学1年生のときから警備のアルバイトをしており、イベントに参加する顧客の誘導、案内、巡回などに携わってきました。

イベントに参加してる顧客はテンションが高く興奮している場合が多く、怪我やトラブルなどの危険と隣合わせでした。そのときに注意していたのが、誰に対しても誠実に対応することでした。

強い口調で注意や誘導をしたり、適当な対応をしたりすると、楽しいイベントが台無しになる可能性があります。そのため、自分の感情を優先するのではなく、どんなときも丁寧に対応することを心掛けてきました。

警察官として市民の皆様に信頼してもらえるように、誠実さを忘れずに仕事に邁進していきたいです。

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警察官は誠実であることがもとめられる仕事であるため、具体的にエピソードでアピールできていて、良い自己PRに仕上がっています。

⑥強い正義感をアピール

例文

私の強みは強い正義感です。大学時代はボランティア団体に所属し、清掃活動や街づくりなどにかかわってきました。あるとき地域のイベントでお祭りの運営スタッフをおこなう機会があったのですが、安全面への考え方の違いで揉めてしまう場面がありました。

私は、赤ちゃんからお年寄りまですべての人に安全に楽しんでもらうために、事故が誘発されそうなことは避けたいと考えていたのですが、そこまでやる必要はないと言われてしまいました。

そこで、さまざまな過去の事例を20種類ほど集めて一つずつ説明したところ、安全面の配慮について理解してもらうことができました。もしかしたら正義感が強くて面倒臭い人と思われたかもしれませんが、それでも参加者の安全を優先して意見を伝えて良かったと感じています。

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強い正義感は目に見えないですが、具体的なエピソードを踏まえて説明があるため納得感がある自己PRです。また、警察官としての素質も感じさせる内容になっています。

⑦協調性をアピール

例文

私の強みは、長い間続けてきた野球で身に付けた協調性です。野球はチーム競技であり、自分のことばかり考えて行動したり、主張したりしても良い成果にはつながりません。

どんなに技術を磨いても、お互いを尊敬し、欠点を補い合う気持ちがなければ何事もうまくいかないことを経験で学びました。そこで、チームメイトの話に耳を傾けてチームに必要なことは腹を割って話すことだと気が付き、場を準備しました。

結果として、お互いのせいにし合っていたチームメイトの意識に変化を生み出すことに成功しました。警察官の仕事もチームで動くと思いますので、身に付けた協調性を活かしていきたいと考えています。

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警察はチームで仕事をするため、協調性の高さは再現性のある強みとして好印象です!

⑧冷静沈着をアピール

例文

私の強みは、どんなときでも冷静沈着に考え、行動できる点です。私は大学の管弦楽団の代表として、さまざまな問題を解決してきました。

メンバーは100人ほどで多種多様なメンバーが揃っているため、人間関係でトラブルが起きたり、イベントの本番前に楽器が壊れてしまったりなど、大小関係なく日常的に問題が生じます。
代表になった当初は、毎回慌てていましたが、焦っても良い結果にならないことを経験で学びました。

どんなことでも俯瞰して客観的に把握した後に、落ち着いて解決策を模索するのが一番の近道であると気が付き、最近はどんなことでも冷静に対処できるようになりました。

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100人の人が集まれば人間関係のトラブルは必ずおこります。冷静沈着でいることの重要性を感じ、身に付けることができた経験は、警察官として働くことになったときに大いに役に立つため、良い自己PRといえますね。

⑨体力をアピール

例文

私の強みは、体力があることです。幼いときは体が弱くすぐに風邪を引いたり、怪我をしたりしていました。体育の授業が嫌いで、運動に関して自信がない子どもでした。そんな私に祖父が一緒に体を動かす習慣を身に付けてくれました。

高齢の祖父とできることは限られていましたが、毎日の散歩やボール遊びで体を動かす楽しさを知るきっけかを持てました。少しずつ体力がついてきたため、友達と同じようにサッカーや野球ができるようになり、運動に対する抵抗はまったくなくなりました。

他にも、ハードワークで有名な引っ越しのアルバイトでも頼られる存在になり、今では体力があると自信を持って伝えることができます。もし警察官になれたら、持ち前の体力を活かして、社会の安全に貢献していきたいです。

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警察官は激務であるため、体力がないと務まらない仕事です。体力があることを上手にアピールできている自己PRでわかりやすい内容になっています。

⑩コミュニケーション力をアピール

例文

私の強みはコミュニケーション力です。大学時代は障害を持った子どもに勉強を教えるボランティアをしていました。そこでは当事者だけでなく親御さんともかかわりを持ちます。

あるとき、いつも明るいお母さんが元気がないことがありました。気になってよく話を聞いてみると離婚話が出ていると打ち明けられました。私はアドバイスをするというよりも、話をたくさん聞きました。すべてを吐き出してすっきりした後に、私には話しやすいと言っていただきました。

日頃から、誰の話にも耳を傾けてかかわることの大切さを感じた出来事です。警察官として自分の強みを活かして、市民のみなさん一人1人に寄り添っていけたらと思います。

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アドバイザー

親御さんがセンシティブな話を打ち明けたのは、日頃からのコミュニケーションの賜物であり、スキルの高さが伝わる自己PRであるといえますね!

⑪高い倫理観をアピール

例文

私の強みは、高い倫理観です。人として守るべきルールを遵守しなければ、秩序が乱れてしまうと思うからです。

高校生のときにクラスでいじめがあることが発覚し、私は解決に向けて奔走しました。いじめの加害者からは「余計なことをするな」と言われましたが、いじめを黙認することはできず、被害者と一緒に真正面から「やめて欲しい」と訴えました。

私もターゲットになってしまったのですが、結局クラス替えでいじめは終わりました。ただ、卒業式のときに加害者から謝罪され、自分たちの主張や想いは伝わっていたとわかり感動しました。警察官になっても高い倫理観を持ち続けて職務を遂行していきたいです。

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アドバイザー

いじめに真っ向から立ち向かう様子から高い倫理観が伝わる内容になっています。また、人のために行動できる姿も警察官の素質を感じさせる良い自己PRであるといえます。

⑫社会情勢への興味関心をアピール

例文

私の強みは、探究心があり、ゼミでは犯罪について研究してきました。近年は、殺人や強盗など凶悪犯罪が増えており、誰が犯罪に巻き込まれるかわからない時代だと思います。

友人の中にもひったくり被害にあった人がいたため、犯罪から身を守る方法を実際に警察官の方にお話を伺ったり、図書館で本を読んだりして徹底的に調べて一つのレポートを作成し提出しました。

内容が評価されて全生徒に配布されることになり、情報を伝え、防犯について啓蒙できて良かったと感じました。日本は犯罪が少ない国でしたが、近年は違うと感じています。警察官になり、安全で平和な社会の実現に貢献していきたいと強く思います。

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アドバイザー

社会情勢を知ることで現状を把握し、自分にできることで貢献したという流れがわかりやすい内容ですね。

要注意! 警察官の自己PRで避けるべき内容3選

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就活生

私が警察官になりたいと思ったきっかけは、刑事ドラマを見て憧れたからなのですが、自己PRに盛り込んでも良いのでしょうか?

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アドバイザー

なるほど! ドラマやアニメがきっかけだとしても、憧れたことを伝えるのは避けるべきです。

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就活生

そうなんですか? 他にも自己PRで避けるべき内容はあるのでしょうか。

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キャリア
アドバイザー

良い質問ですね。では、警察官の自己PRで避けるべき3つのことをお伝えします。

警察官の自己PRで採用担当者の心証を悪くしてしまう内容が3つあります。自己PRを作成するときに避けるようにしてください。

①ドラマやアニメを見て憧れたことを伝える

警察官の自己PRで避けるべき内容として、ドラマやアニメを見て憧れたことを伝えることが挙げられます。ドラマやアニメをきっかけに警察官に興味を持つようになったと憧れだけをアピールしても、採用担当者はなんの納得感も得られないからです。

警察官の仕事は激務であり、憧れだけで務まる業務ではありません。目指したきっかけが憧れであるのは問題ありません。ただ、警察官になるためにどのような努力をしているのか、自分の強みをどう活かしていけるのかといったアピールをする必要があります。

憧れだけで終わらせるのではなく、警察官として貢献できる部分を具体的に伝える必要があると覚えておきましょう

②虚偽の内容を伝える

警察官の自己PRで避けるべき内容の一つは、虚偽の内容を伝えるということです。警察官に限ったことではありませんが、虚偽のアピールがばれた時点で、採用担当者からの信頼を失い、内定の獲得は難しくなります。

少しくらいの嘘であれば問題ないと思っている人もいますが、嘘は見破られる可能性が高いです。特に採用担当者は警察官であり、観察力や洞察力に優れていることは間違いありません。また、虚偽の内容を伝えて選考に通過したとしても、自分の実力が伴っていないと将来的に仕事をしている中でばれてしまいます。

虚偽の内容でアピールするのではなく、小さなことでも構わないので本当の自分で勝負することが大切です

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③体の丈夫さだけをアピールする

警察官の自己PRで避けるべき内容として、体の丈夫さだけをアピールすることが挙げられます。たとえば、柔道や剣道の段位を持っている人やスポーツの大会出場歴がある人は、加算対象ではありますが、体が丈夫であることをアピールしただけでは採用担当者は魅力を感じないということです。

警察官にもとめられる誠実さ、正義感、協調性なども同時にアピールすることが大切です。そのため、段位や大会に出場する過程で学んだこと、努力したことなどを自己PRに盛り込んでいきましょう。

警察官で活かせる強みを深堀して、体の丈夫さにプラスした内容で自分の魅力を最大限アピールすると良いですよ

警察官にもとめられるスキルを磨いて自信を持って自己PRしよう!

今回は、警察官になるための基本、持っていると有利なスキルや資格、もとめられる素質、自己PR作成方法、強み別例文など詳しく解説しました。

警察官は、国や国民を守る重大な役割を背負っているため、さまざまな素質がもとめられる大変な仕事です。しかし、警察官になりたいという強い思いを形にするためにも、警察への就職にもとめられるスキルを磨いて自信を持って自己PRができるようになりましょう。

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