目次
- 就活準備は「自己分析」と「業界・企業研究」が肝! 今できることから始めよう
- 就活準備は大学3年の4月から始めよう! 就活の対策スケジュール
- 就活準備で「自己分析」と「業界・企業研究」が必要な理由
- 自己分析の目的
- 業界・企業研究の目的
- 就活の準備①自己分析のやり方4ステップ
- ステップ①過去の経験を洗い出す
- ステップ②過去の経験に対して「なぜ」を問いかける
- ステップ③それぞれの経験から何を得られたかを考える
- ステップ④経験において発揮した自分の強みは何かを考える
- 就活の準備②業界・企業研究の方法5選
- ①四季報やニュースから業界・企業の傾向を知る
- ②インターンに参加して仕事とは何かを体験する
- ③企業説明会の参加をして企業の雰囲気をつかむ
- ④OB・OG訪問をして企業のリアルをつかむ
- ⑤企業研究ノートを作成して競合と比較する
- 自己分析と業界・企業研究ができたら取り掛かりたい就活準備
- ①書類選考の準備
- ②適性検査の準備
- ③面接回答の準備
- 就活に向けて準備すべきもの11選
- 就活準備をしないとどうなる? 準備不足により起こる3つの失敗
- ①インターンや本選考に乗り遅れる
- ②書類選考の通過率が下がる
- ③納得いく企業からの内定を得られない
- 就活準備で何をすべきかを理解して次のステップに取り掛かろう
就活準備は「自己分析」と「業界・企業研究」が肝! 今できることから始めよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「就活の準備は、いつ何から始めたら良いですか」
「どの準備をどれくらいすれば良いでしょうか」
就活が本格化する時期を控え、多くの学生からこういった悩みの声が上がります。就活は誰もが初めての経験で、いつから何を準備すべきなのか、正解ややり方がわからずに不安に感じるのは当然です。
この記事では、就活を成功させるための正しい準備の方法を「自己分析」と「業界・企業研究」の2つの観点から解説します。できることからすぐに取り掛かって、良い就活のスタートダッシュを切れるようにしてくださいね。
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就活準備は大学3年の4月から始めよう! 就活の対策スケジュール

まずはじめに、「いつから何を始めれば良いか」や「いつまでに就活を終えるべきか」という目安を理解するためにも、一般的な就活スケジュールを確認しておきましょう。
- 大学3年生の6~2月:インターンシップ
- 大学3年生の3月:企業エントリー開始
- 大学3年生の3月、4年生の4~5月:エントリーシート(ES)締め切り
- 大学4年生の6~9月:筆記試験、面接、内々定
- 大学4年生の10月:内定式
これらは就活の全体的な流れですが、流れに沿って6月から準備を始めていては、乗り遅れてしまう可能性があります。
自己分析や企業分析などを大学3年生の4月からコツコツと進めておくことが本番への万全な準備になるため、これらについて次の項目で確認していきましょう。
こちらの記事では大学3年生の就活の進め方について詳しく解説しています。就活スケジュールやTODOリストも紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。
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27卒必見! 大学3年の就活における1年間の月別TODOリスト
大学3年生になってからの就活について、何から始めれば良いのか、どのような手順で就活を進めていけば良いのか不安に感じる人もいますよね。この記事では、キャリアアドバイザーが3年生のなってからの就活のコツや注意点について解説しています。
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就活準備で「自己分析」と「業界・企業研究」が必要な理由
前の項目でも解説したように、周囲から乗り遅れないためにも、自発的に進められることは早いうちから進められると、万全な状態で面接に臨むことができます。
万全な状態で面接に臨むには「自己分析」と「業界・企業研究」を進めるのがカギです。これからそれぞれの目的を解説するため、次にすべきことを理解する手掛かりにしましょう。
自己分析の目的
「面接でアピールできる自分の強みって何だろう」「理想のキャリアが描ける仕事って何だろう」。このような悩みを解決するために、自己分析は必須です。
自分の強みがわかると、自信を持って強みを企業にアピールできるようになり、ほかの学生との差別化につながります。また、自己理解ができていると、やってみたい仕事や、進みたいキャリアを明確にするのにも役立つのです。
胸を張って「これが自分の強みだ」と企業に伝えるため、そして、納得いくキャリア形成のためにも、自己分析は重要な自己理解の手段といえます。
業界・企業研究の目的
「自分の適性が活かせる企業を見つけたい」「入社してから『やっぱり違った』ということがないようにしたい」。就活を始めるにあたって、このような思いを抱くこともあるでしょう。
こうした悩みを解決するのが業界・企業研究です。目的は、「働くにあたって選択肢を増やすこと」と「企業と自分とのミスマッチを防ぐこと」にあります。
働くにあたっての選択肢が増やせると、自分に合う企業を選びやすくなります。また、企業と自分のミスマッチを防げると、入社後に自分のビジョンが見通しやすくなり、今後のキャリア形成に役立つでしょう。
数多くある企業のなかから、自分に最適な企業選びをするために、業界・企業研究も怠ってはならない重要なことなのです。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう
自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます。
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また、業界も含めてより向いている職業を知りたい場合は「業界&職種マッチ度診断」、業界研究や職種が決まっている場合は「志望動機作成ツール」がおすすめです。
就活の準備①自己分析のやり方4ステップ

就活生

キャリアアドバイザー
自己分析ですべきことはたったの4ステップです。やり方を説明するので、早速実践してみましょう!
自己分析は、選考でアピールする内容をまとめるための手段です。自己分析で過去の経験や思考を整理することで、自分の能力や性質、強み、今後のキャリアについて考えることができます。
そんな自己分析は簡単に実践可能。就活を意識した瞬間に自己分析が始められるよう、4ステップでやり方を解説します。
ステップ①過去の経験を洗い出す
「自己分析」といきなり言われても、難しく感じてしまう人もいるでしょう。そのような人は、「過去の経験を思いつく限り並べてみる」ことから実践すれば簡単に自己分析に取り掛かれますよ。
過去の経験を洗い出す方法としては、下記のようなものが挙げられます。
- 自分史を用いて幼少期から現在にかけての経験を思い返す
- 日記や手帳を振り返ってみる
- 第三者に、自分が取り組んできたことを聞いてみる

キャリアアドバイザー
小さな経験でも構わないため、思いついたらどんどんメモしていくのがポイントです!
自分史の作成方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。直近だけでなく、幼い頃の経験から思い返してみてください。
関連記事
自分史の書き方3ステップ|記入例や就活に役立つ自己分析方法を解説
自分史を作成することは、就職活動を効率的に進めるのに役立ちます。 この記事では、自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。 自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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ステップ②過去の経験に対して「なぜ」を問いかける
過去の経験を洗い出したら、それらに対して「なぜ」を問いかけてみましょう。
一般的には、「なぜ」を5回問いかけることで、物事の本質にたどり着きやすくなると言われています。最低でも5回は「なぜ」を繰り返してみましょう。
なぜ①:なぜ練習を重ねたのか
回答①:大会で優勝したかったから
なぜ②:なぜ大会で優勝したかったのか
回答②:チームメイトと優勝の喜びを分かち合いたかったから
なぜ③:なぜチームメイトと優勝の喜びを分かち合いたかったのか
回答③:みんなで一つの目標に向かうことにやりがいを感じていたから
なぜ④:なぜみんなで一つの目標に向かうことにやりがいを感じていたのか
回答④:一つの目標に向かうまでの日々が充実していたから
なぜ⑤:なぜ一つの目標に向かうまでの日々が充実していたのか
回答⑤:仲間と切磋琢磨して、個々の実力を高めていけることをうれしく感じていたから
このように考えられると、どのような行動に価値を感じているか、やりがいを見出しているかの理解に役立ちます。行動の裏にある思いを明確にできるので、説得力のある強みの作成につなげられますよ。

キャリアアドバイザー
いろいろなエピソードに対して「なぜ」を問いかけると、経験に一貫する自分の価値観や共通点が見えてきやすくなります!
ステップ③それぞれの経験から何を得られたかを考える
過去の経験に対し「なぜ」を問いかけたら、その経験を経て得られたことを考えてみましょう。その際に、思いついたことはすべて挙げるのがポイントです。
- 得られたこと①:目標に向かって努力を続けられるスキル
- 得られたこと②:仲間を鼓舞して皆の士気を上げるスキル
- 得られたこと③:目標をやり遂げられる達成感
経験を通して身に付いたスキルや学びは自身の強みとしても発展させることができます。また、得られた価値観は、企業を選ぶ際の軸にもつなげられるでしょう。

キャリアアドバイザー
ステップ②でおこなった「なぜ」の問いかけも、得られたことを導くヒントになりますよ。
ステップ④経験において発揮した自分の強みは何かを考える
過去の経験から得られたことを洗い出せたら、経験と得られたことを結び付け、自分の強みを紐解いていきましょう。
- 目標に向かって努力を続けた経験
➡粘り強く継続できる強み
目標に向かって計画を立て、実行できる強み - 仲間を鼓舞して皆の士気を上げた経験
➡リーダーシップを発揮してチームを引っ張る強み
誰とでもコミュニケーションを取れる強み
経験から得られたことと強みを結びつける意味は、選考でアピールする内容に根拠を持たせるためです。単純に、「私の強みは粘り強いところです」と伝えても、面接官に納得してもらいにくいもの。実際の経験があるからこそ、強みに具体性や根拠を持たせることができますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自己理解をするには他己分析がおすすめ
意外な自分の強みを発見できる
面談する学生に対してはヒアリングを通じて自己理解を深めますが、毎回キャリアアドバイザーを頼るのも難しいですよね。もし自分自身で自己理解をおこなうのであれば、友人などに協力してもらう「他己分析」がおすすめです。
一人で自己分析を進めると「自分の良いところが見当たらない」ということも起こりがちです。しかし、他己分析なら客観的な意見が聞けるため、自分では気付けない意外な強みを発見できますよ。
就活の準備②業界・企業研究の方法5選

就活生
就活では自己分析だけでなく、業界や企業分析も大切なのですよね?

キャリアアドバイザー
もちろんです! 自分に合う企業を見つけるためにも、今から解説する5つの方法を試してみてください。
学生がやりがちなのは、自分が知っている範囲のみで業界や企業研究をしてしまうこと。身近な企業について調べるのも良いですが、より多くの業界や企業を見たほうが、視野が広がり自分の適性を判断しやすくなります。
一歩視野を広げて社会を見ると、あなたの強みを活かした活躍ができる企業はたくさんあるのです。そんなさまざまな業界や企業を研究するやり方を見ていきましょう。
①四季報やニュースから業界・企業の傾向を知る
「どのような業界や企業があるのだろう」。このように思う人には、四季報の活用がおすすめです。四季報には、上場企業の詳細や今後の動向予想が掲載されているため、将来を見通したうえで志望業界や企業を選ぶことができます。
また、業界や企業の動向をつかむには、ニュースを見るのもおすすめです。
流し見をするのではなく、「このニュースの影響を受けるのはどの業界かな」「今ってこんなビジネスが流行っているのか」などという視点で考えてみましょう。そうすることで、今世の中で何が起こっているのか、その事象の中にはどんな業界が絡んでいるのかなどが少しずつ見えてきますよ。
- ゲーム機や自動車が品薄に→半導体不足
- 輸入品がなかなか届かない→感染症の流行により商船が減便、業界における人員不足
②インターンに参加して仕事とは何かを体験する
「働くことに対してのイメージが湧かない」という人は、インターンに参加してみましょう。インターンに参加することで、以下のようなメリットを得られることがあります。
- 働くことに対しての理解が深まる
- 興味のある企業の内部を見ることができる
- 自分の考えを見つめなおすことができる
インターンでは実際に働く人と話す機会が設けられていることがあるため、どんな思いで働いているのかを知るチャンスです。そこから企業のリアルを知ったり、「働くこと」に対する自分の価値観を知ることもできるでしょう。

キャリアアドバイザー
インターンを通して学んだことは、忘れないうちにメモしておくなどして選考時に役立ててくださいね。
「インターンに参加してみようかな」と感じた人は、この記事から自分に合うインターンの選び方を学んでみましょう。
関連記事
インターンの選び方5選|Q&Aで自分に合ったインターンを即判断!
インターンの選び方には実はコツがあります。数あるインターンの中でも自分に合ったものを選び抜き、貴重を時間を有意義に使うためのコツをキャリアアドバイザーが詳しく解説します。
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キャリアアドバイザーが読み解く!インターンに参加することで大きなメリットが得られる!
夏と秋冬の両方でインターンに参加してみよう
多くの企業で、インターンは夏と秋冬の2回開催されます。大きな違いは開催期間で、夏のインターンは5日〜2週間と長期で開催されることが多いです。一方、秋冬インターンは1〜3日程度の短期開催の傾向があります。
インターンの業務内容は、実際の業務に近いところまで体験させてくれる企業が多いです。社内の人や、場合によっては社外の人とかかわることもあるため、事前に適切なマナーやコミュニケーションスキルを習得しておくと良いでしょう。礼儀が備わっていると好印象を持たれ、人間関係も築きやすくなりますよ。
また、インターンに参加している間に仕事内容の知識を深められるように、事前にその業界や企業についての基本的なことを押さえておくことも大切です。
可能であれば、夏と秋冬の両方のインターンに参加することをおすすめします。両方のインターンに参加することで、視野が広がる、ビジネスコミュニケーションのスキルが高まるなど、大きなメリットがあるため、ぜひ積極的に参加してみてください。
③企業説明会の参加をして企業の雰囲気をつかむ
「とりあえず企業の詳しい仕事内容や雰囲気を知りたい」という場合は、企業説明会への参加がおすすめです。企業説明会は、企業が学生に自社の魅力をアピールする場のため、下記のようなことを直に受け取ることができます。
- 企業が学生にアピールしたいポイント
- 企業の実際の雰囲気
- 企業との接点
自分で企業研究を進めるよりも効率的に企業理解ができるため、ぜひ参加してみてください。説明会に参加する場合は、以下の記事から説明会のマナーを学んで参加してみましょう。
関連記事
説明会のマナーを知らないと選考に影響する! 当日の流れごとに解説
企業説明会でのマナー違反は選考に影響する可能性もあるので、マイナス評価を受けないためにもマナーを守ることは大切です。 この記事では、受付時など当日の流れごとのマナーをキャリアアドバイザーが解説します。 また、身だしなみ、遅刻する際のマナー、オンライン形式の場合やマスク着用の際の注意点などの気になる点についても徹底解説しますので事前にきちんと学んで対策をおこないましょう。
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④OB・OG訪問をして企業のリアルをつかむ
OB・OG訪問は、その企業で働く社員と1対1で話せる貴重な機会です。そのため、インターンや企業説明会よりも濃い質問ができる可能性がグッと上がります。
- 具体的な1日の仕事の流れ
- 繁忙期など1年間の仕事の流れ
- なぜ入社を決めたのか
- 仕事がおもしろいと感じるのはどんな時か
- 仕事で辛いと感じるのはどんな時か
- 入社前と入社後のギャップはあるか
- どんな人材を求めていると感じるか
- 社内で活躍している人の特徴
- 直近において目指していること
これらのように、OB・OG訪問では実際に企業で働く「その人」ならではの考え方を知ることができます。また、社会人の考え方を知る一つの手段にもなるため、「社会人像」を深めることにも役立てられますよ。

キャリアアドバイザー
OB・OG訪問は対応してくれる人の善意で成り立ってるといっても過言ではありません。感謝の気持ちを忘れずに参加するようにしてくださいね。
OB・OG訪問に参加すると決まったら、この記事から攻略法を学びましょう。
関連記事
OB訪問の流れ5ステップを解説! おすすめの質問・実施時期も紹介
OB訪問は企業への理解度を高めるうえで非常に効果的な手段です。ただ、実際におこなうとなると、どうコンタクトを取ればいいのか、全体の流れなどがわからず動き出せないこともあるでしょう。そこで、この記事ではOB訪問の流れを5ステップに分けてキャリアアドバイザーが解説します。
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キャリアアドバイザーの体験談OB・OG訪問は企業側に印象を残せるチャンス
OB・OG訪問で学んだことを志望動機に活かそう
OB・OG訪問は、企業のリアルな雰囲気を感じ取れたり、具体的な仕事内容を聞くことができる機会です。企業説明会とは違い、自分の疑問や不安を事細かに払拭できるため、積極的に参加することをおすすめします。
また、OB・OG訪問で得た情報を志望動機に活かすのもおすすめです。先輩社員から仕事のやりがいやキャリアステップを聞くことで、入社後の自分を具体的にイメージすることができ、ほかの学生と差別化を図りやすくなるでしょう。
OB・OG訪問をした学生が企業側にもたらす効果としては、志望度の高さをアピールできることです。私が面接を担当した学生のなかには、「御社で働く〇〇さんから話を聞いて志望しました」「〇〇さんのようになりたいです」とOB・OG訪問で会った社員の名前を挙げる就活生もいました。実際に、このような学生は印象に残りやすいです。
OB・OG訪問をするとなると、初めは少し緊張するかもしれません。しかし、リアルな情報やアドバイスなどがもらえる貴重な機会になるため、多くのOB・OGに会う機会を作ってみてくださいね。
⑤企業研究ノートを作成して競合と比較する
さまざまな企業の研究をした後は、「研究して終わり」にしてしまってはもったいないです。そんなときは企業研究ノートを作成して、競合他社との比較をおこないましょう。
- 事業内容の違い
- 売上高や利益率
- 企業独自の強み
- 社風
- 求める人物像
これらの観点から比較ができると、「なぜほかの企業でなくその企業に興味があるのか」を明確にすることができます。のちに志望動機を作成する際にも役立てられるため、今のうちから企業研究ノートを作成できると良いでしょう。

キャリアアドバイザー
「競合他社と比較したときの自社の強みは何だと思いますか」という質問を選考で聞かれることもあるため、そのときの回答準備にもなりますね。
企業研究ノートの作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。記事を参考にしながら自分なりのノートを作成してみてください。
関連記事
テンプレ付き|企業研究ノートを使った企業分析のやり方3ステップ!
企業研究ノートを作成することで、就活をより効率的に進めることができます。この記事では、企業研究ノートの作成方法を3ステップで解説。コツや注意点についても、キャリアアドバイザーがわかりやすく紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!はじめの一歩として志望企業の説明会参加がおすすめ
同業他社の説明会にも参加して企業比較をおこなうのも重要
企業理解に関しては、まずはじめの一歩として説明会の参加がおすすめです。参加したうえで、内容をしっかり聞き、理解を深めましょう。
次に、企業のWebサイトで、活躍している社員のインタビューを読んでみてください。その会社で目指せるキャリアが具体的に見えてくるため、志望動機の作成に役立てられます。
その後、 同業他社の説明会にも参加し、企業同士を比較してみましょう。「A社とB社を比較したときに、どこが良くて、どこが違うのか」を自分の言葉で説明できるようにすることで、志望企業に対する理解が格段に深まりますよ。
あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
自己分析と業界・企業研究ができたら取り掛かりたい就活準備
自己分析と業界・企業研究ができたら、いよいよ選考の準備に取り掛かる段階です。これまでおこなってきたことを活かしながら書類作成をしたり、面接の準備をしたりと、新たにすべきことがたくさんあります。
どのようなことをすべきかを今のうちから押さえて、万全な状態で選考に挑めるようにしましょう。
①書類選考の準備
選考のフローで一番最初の関門である書類選考。書類選考に通過しないと次の段階に進めないケースがほとんどです。そのため、「確実に通過できる」という自信が持てる書類を準備しましょう。
書類はおもに「履歴書」と「ES」の2種類があり、企業によっても内容が異なりますが、それぞれ志望動機や自己PRなどを記入する欄があります。そのため、下記の項目に対し適切な記入ができるよう、自己分析や企業分析を十分におこなうことが必須です。
- これまでの経歴
- 特技・趣味
- 志望動機
- 自己PR
書類選考で重要なのは「質問を通して面接官が知りたいことは何か」「どのような文章が読みやすいのか」という観点で記入すること。これらを押さえたうえで、自己分析や企業分析の内容を活かしながら、魅力的な書類が作成できるように準備をしましょう。
履歴書やESの書き方は、下記記事で詳しく解説しています。面接官に刺さる書き方を押さえ、確実な選考通過を目指しましょう。
好印象を残す履歴書の書き方|送り方やアピールのコツまで徹底解説
エントリーシートの書き方は3つの基本で変わる|重要項目の例文付き
②適性検査の準備
リクルートの就職みらい研究所が発表している『就職白書2025』によると、選考において、86.9%の企業が適性検査を実施していることが明らかになっています。多くの企業が適性検査をおこなっているからこそ、ここで不合格とならないように万全な準備が必要です。
企業によってどの適性検査が用いられるかは異なるため、あらかじめ志望企業がおこなう適性検査の種類を調べたうえで対策をしましょう。基本的には、問題の傾向をつかみ、繰り返し解いて形式に慣れることが大切です。

キャリアアドバイザー
制限時間内に問題をやり遂げる必要があるため、時間配分にも注意しながら対策をしましょう。
適性検査の対策を始めたいけれど、何から始めたら良いのかわからない人は、こちらの記事を参考に準備を進めましょう。
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Webテストを練習できるサイト4選! 解き方のコツと対策方法も紹介
Webテストはポイントを押さえた練習を繰り返すことが大切です。 この記事では、Webテストの種類や効果的な練習法、種類別の解き方などをキャリアアドバイザーが徹底解説します。 対策できるサイトやアプリ、本も紹介するので、自信を持ってテストに臨めるよう対策しましょう!
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③面接回答の準備
選考において、面接は必ず経験するもの。面接での受け答えが合否を左右するといっても過言ではないため、入念な面接準備が必要です。
面接準備としては、あらかじめ聞かれるであろう質問を予測して、回答を準備するのが基本になります。
- 自己紹介をしてください
- 志望動機をおしえてください
- 学生時代もっとも力を入れたことは何ですか
- あなたの強みは何ですか
- 強みをどのように仕事に活かせますか
- 入社後、どのような仕事をしてみたいですか
OB・OG訪問や、口コミサイトを参考にしながら、過去の志望企業においてどのような質問をされたのかを確認してみてください。

キャリアアドバイザー
回答が準備できたら、キャリアアドバイザーなどに面接の練習もしてもらってくださいね。
面接で聞かれることの詳細や、模範解答はこちらの記事で解説しています。模範解答を参考に、自分なりの回答を作成してみましょう。
面接でよく聞かれること10個|上手な質問の答え方と例文
新卒の面接でよく聞かれる質問65選|答え方のポイントと例文を紹介
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
就活に向けて準備すべきもの11選

就活生
就活に向けて準備すべき内容はわかったのですが、ほかにも準備すべきことはありますか?

キャリアアドバイザー
それならば、説明会やインターン、面接当日に向けて準備しておくと安心な「もの」について解説しますね!
就活準備において案外見落としがちなのが、準備すべき「もの」についてです。これらが必要となる直前で「あれがない」と焦らないようにするためにも、下記リスト内のものは時間に余裕を持って準備しておきましょう。
- リクルートスーツ
- ワイシャツ
- 靴
- 就活用カバン
- 時計
- 履歴書
- 証明写真
- 印鑑
- メモ帳
- パソコン
- マイク付きイヤホン
ほかにも面接で必要な持ち物はこちらの記事で紹介しています。忘れ物が無いように、万全な準備をしておきましょう。
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面接で必須の持ち物とあると役立つ35選|チェックリスト付き
就活の面接で必須な持ち物は、提出書類や腕時計などさまざまあります。今回は、キャリアアドバイザーが就活の面接で必須な持ち物8選と面接であると便利な持ち物を紹介していきます。持ち物チェックリストや当日に忘れてしまった際の対処法も紹介しているので、参考にしてみてください。
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就活準備をしないとどうなる? 準備不足により起こる3つの失敗
「就活の準備をしなくても、案外何とかなるだろう」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、就活準備がきちんとできていないと、後に選考が始まったときに後悔をすることになるかもしれません。今のうちに準備不足で起きがちな3つの失敗を確認して、準備の大切さを認識しておきましょう。
起きがちな失敗を理解できれば、その失敗を避けるための行動が見えてきますよ。
①インターンや本選考に乗り遅れる
就活の出だしが遅れた場合、「まずは自己分析や企業分析をしなければ」と思うこともあるでしょう。しかし、そのような状況だと、ほかの大切なことを見落とす可能性があります。スケジュールはその一例で、見落としてしまうと「気付いたときには、すでに応募が終わっていた」という「乗り遅れの状況」が発生しかねません。
準備が遅れて企業研究が曖昧になったり、インターンに参加できずに企業や業界のことを詳しく知ることができなかったりすると、企業や業界の選択肢の幅が狭くなる可能性があります。
選択肢の幅が狭まると、「自分に合った企業が選べない」という弊害が起きてしまい、後悔につながることも考えられるのです。
②書類選考の通過率が下がる
準備が不足している学生は、書類通過率が下がる傾向もあります。それは、準備不足により、自己分析や企業分析が不十分のまま書類を提出することになってしまうからです。
締め切りまでに自分の強みをうまく見つけられずに、説得力に欠ける志望動機や自己PRを書いてしまう可能性があります。また、企業分析ができていないと、企業が求める人物像とは異なる強みをアピールしてしまうことになりかねません。
また、書類作成にかけられる時間が少なくなった結果、誤字脱字が増えたり、記入漏れが起きたりと、書類自体の質も低下する可能性があります。
多くの学生は、応募書類や面接の機会を通じて、存分に自分のことをアピールするでしょう。しかし、面接官に会う前に書類の段階で不合格になることは、大きな機会損失になりかねません。
「履歴書に誤字があるままで提出してしまった」というときは、こちらの記事を参考にしてください。その後のリカバリー方法も解説しています。
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履歴書の誤字・脱字はその後の対策が最重要|予防策も紹介
履歴書の誤字によって選考が不利になる場合があるのは知っていますか?今回は履歴書の誤字が与える企業からの評価の影響や、提出後に誤字に気が付いた場合の対処法をキャリアアドバイザーが詳しく解説します。履歴書の誤字脱字を防止する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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③納得いく企業からの内定を得られない
就活の準備不足は、望まない企業への就職につながる一因です。準備不足だと、自分についての理解が足りず、「この業界なら向いているだろう」と、思い込みで受ける業界を絞ってしまいます。
そして、企業の情報をあまり知らないまま「この企業を一旦受けてみようかな」という考えのもとで選考に参加してしまいかねません。
その結果、なんとなくで決めた企業の選考にばかり参加することとなり、満足いく内定が獲得しづらくなる可能性が生じるのです。
就活準備で何をすべきかを理解して次のステップに取り掛かろう
この記事では、「自己分析」と「業界・企業研究」に沿ってすべきことを解説してきました。
ほとんどの学生にとって就活は初めての経験です。準備として何をしたら良いのか不安になることもあるでしょう。しかし、正しい就活の準備を知り、一つひとつ焦らず押さえていけば、就活を優位に進めることができます。
最後は笑えるようにするためにも、今からできることに取り組み、次のステップへとつなげてくださいね。
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自己分析をする目的はわかりましたが、自己分析ではどのようなことを実践すれば良いのでしょうか?