医療機器業界の志望動機を魅力的に書くためのポイントを例文付で解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 医療機器業界の志望動機は業界理解を深めることが大切
  2. まずは医療機器業界について理解しよう
  3. 医療機器業界のビジネスモデル
  4. 市場規模
  5. 業界の動向
  6. 将来性
  7. 医療機器業界の仕事内容について
  8. 営業職
  9. 研究開発
  10. 生産技術
  11. サービスエンジニア
  12. 医療機器業界に向いている人の特徴
  13. 責任感の強い人
  14. コミュニケーション能力が高い
  15. チームワークを大切にできる
  16. 向上心が強い
  17. 課題解決能力が高い
  18. 医療機器業界の志望動機を作る8つのポイント
  19. ①企業研究・業界研究をしっかりとする
  20. ②なぜ医療機器業界を志望するのか明確にする
  21. ③求められている人物像を把握する
  22. ④やりたい仕事を明確にする
  23. ⑤なぜその企業なのかを明確にする
  24. ⑥自分が貢献できることを入れる
  25. ⑦将来のキャリアビジョンを明確にする
  26. ⑧熱意のある志望動機にする
  27. 医療機器業界の志望動機の書き方
  28. まずは志望動機の結論から書く
  29. なぜそう思ったのか理由を書く
  30. 志望した具体的なエピソードを書く
  31. 入社後にどんなことをしたいかビジョンを書く
  32. 医療機器業界で役立つ資格
  33. MDIC(医療機器情報コミュニケータ)
  34. CDR
  35. 第2種ME技術実力検定試験
  36. 薬剤師
  37. 放射線技師
  38. 参考にしたい! 医療機器業界の志望動機の例文
  39. 例文①自身の強みを医療機器業界に活かしたい
  40. 例文②インターンで医療機器業界を経験
  41. 例文③海外展開の強化に対して共感
  42. 職種別! 医療機器業界の志望動機の例文
  43. 例文①営業職の例文
  44. 例文②研究開発の例文
  45. 例文③生産技術の例文
  46. 例文④サービスエンジニアの例文
  47. 医療機器業界の志望動機NG例文
  48. NG例文①大きな病院と取引が多いことが理由の志望動機
  49. NG例文②処遇が高いことが理由の志望動機
  50. 医療機器業界の理解を深めて志望動機を魅力的に書こう!

医療機器業界の志望動機は業界理解を深めることが大切

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「医療機器業界の志望動機を作成しているのですが、ほかの業界との違いを見出すのが難しいです」
「医療機器業界だからこそできる仕事はどのようなものですか?」

といった質問を受けます。志望動機を作成する際には、まず医療機器業界にはどのような仕事があるのか、またそれぞれの仕事で求められる人材はどのようなものなのかについての理解を深めることが大切です。

そのうえでいくつかのポイントを押さえていけば、企業の目に留まる志望動機を作成することは可能です。今回は、医療機器業界の志望動機作成に関する、ポイントを例文などを交えて紹介していきます。

まずは医療機器業界について理解しよう

医療機器業界とは、日本の高齢化や海外への売込みにより需要が高まっている分野です。人命を救うことに貢献できる仕事であり、社会貢献度が高い仕事であるため、その点に魅力を感じて志望しているという学生も多く見られます。

時代のニーズを取り入れたり、競合他社との差別化を図るなどして、先を目指して取り組んでいく必要がある業界であり、競争力が求められる業界であるといえます。

医療機器業界のビジネスモデル

医療機器業界では、メーカーが医療機器を製造したうえで商社に対して販売をおこない、代金を回収します。そして、商社が、医療機関に対してその商品を販売し、代金を回収するというビジネスモデルのもとに成り立っています。

この「医療機器メーカー」「医療機器商社」「医療機関」の3つが担う役割をそれぞれみていきましょう。

医療機器メーカー

医療機器メーカーは、医療機器を製造する会社のことです。

医療機器は大きく分けて3つの分類ができます。

  • 一般的医療機器:絆創膏やメス、医療用不織布など
  • 管理医療機器:補聴器、家庭用電気マッサージ器など
  • 高度管理医療機器:コンタクトレンズ、ペースメーカー、人口呼吸器など

医療機器メーカーでは、上記のうち小型の医療機器や家庭用医療機器の製造をメインにおこなっています。日本国内には、約30の医療機器メーカーが存在しますが、それぞれの会社で製造分野が異なるというところも特徴的だといえます

代表的な医療機器メーカー
  • 日立製作所
  • オリンパス
  • キャノン
  • テルモ

医療機器商社

医療機器商社は、医療機器メーカーと医療機関をつなぐ卸業者です。各医療メーカーから医療機器を買い付けて販売しています。

医療機器に関しては、高度な技術が用いられるために他業種のように下請け会社への委託製造や代理店販売のような仕組みを作るのが難しいとされています。

そのため、医療機器の流通には医療機器商社が必須となるだけでなく、販売後のアフターフォローや情報提供も随時おこなっていくことも、医療機器商社の重要な仕事の1つです

代表的な医療機器商社
  • シップヘルスケアホールディングス
  • メディアスホールディングス
  • 日本ライフライン
  • ウイン・パートナーズ

医療機関

医療機関とは実際に製造された医療機器を使用する現場で、病院、薬局、訪問介護ステーションなどの医療法で定められた医療提供施設を示します。

医療機関のニーズに沿った製品や、最新の医療機器の提供を医療商社がおこないます

代表的な医療機関
  • 日本赤十字社
  • 医療法人徳洲会
  • 独立行政法人労働者健康安全機構
  • 社会福祉法人恩賜財団済生会

市場規模

医療機器業界の市場規模は2021年時点で4.4兆円と過去10年間で順調に成長しています。にさかのぼってもほぼ右肩上がりで伸びています。また、直近の成長率に関しても平均+ 3.1%と、190業界の中で44くらいに位置しています。

高齢化が進む日本においては医療の発展がますます求められるため、それにともなって医療機器業界も拡大をしていくことが見込まれるでしょう

業界の動向

医療機器業界は少子高齢化にともない今後も成長産業として伸びていくことが予想されます。

ただ単に寿命を延ばすということではなく、高齢者が元気に長生きするために医療機器のさらなる発展と需要は高まることでしょう。

また、近年の健康意識の高まりによって体温計、体重計、血圧計といったヘルスケア機器の需要も好調です。日頃からの健康管理や、生活習慣病の予防を目指し、健康寿命を延ばすことが期待されています。

さらに、海外に目を向けると新興国は経済発展にともなって医療水準の向上が見込まれているため、海外事業を強化している企業も増えています。
今後は、さらにグローバル化が進み、国境を越えて命や健康にかかわる機会も増えていくことでしょう

身近なものから産業用まで幅広い製品を提供

医療機器業界では、血圧計、体温計、家庭用マッサージ器といった家庭で使用する製品から、カテーテルや内視鏡、X線診断装置といった医療機関で使用する産業用の製品まで非常に幅広く製品の提供をおこなっています

どちらの分野も、引き続きより良い製品の開発が求められています。

ウエアラブル機器活用の動き広がる

健康志向の高まりもあり、医療機器業界でもウエアラブル機器を活用した動きが広がっています。ウエアラブル機器は身に付けることで、移動距離や歩数、心拍数や睡眠状況といったさまざまな健康に関する情報を取得し管理することができる優れものです。

これらのデータを蓄積し分析することで、医療やヘルスケアの分野で活用することが期待されています。今後はさらに高性能な機器が開発され、さらなる発展が見込まれています。

将来性

今後、少子高齢化と最新医療技術の開発・普及にともない、医療機器業界はさらに発展することが期待されています。

特に、一般向けのヘルスケア機器需要、そして高度な資金力と技術を必要とする高度医療機器の2本柱が競争の軸となっていくと予想されます

予防医療・福祉施設向けなどさらなる需要拡大に期待

健康意識の高まりとともに、予防医療への関心が高まっています。

日頃からの体重や血圧測定、それから定期的な健康診断の受診などが重要な役割を担っており、そういった観点から、一般向けのヘルスケア機器の充実が期待されているといえます。

また、福祉施設の増設や内部設備を充実させていくことに対してもしっかりと対応していく必要があるのです

グローバル化を強化

すでにグローバル化している企業も多い業界ですが、今後はさらに強化していくことが見込まれます。

新興国の人口増加、経済発展にともなう医療需要の増加に対応していく必要があり、アジアを中心に、さらなる人口増加と経済発展が予想されているため、企業発展にはグローバル化の強化がとても重要なカギになるといえるでしょう

根岸 佑莉子

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医療機器業医は特に国が力を入れている業界のひとつ

ご存じのとおり、日本は少子高齢化が進んでおり医療機器に対する需要は年々高まっています。高齢者が増えることで医療費が増加してしまうため、健康寿命を伸ばすことの重要性も謳われていますよね。また、若者が少なくなり「労働力の低下」も課題として挙げられています。

このような課題を解決するために、医療機器業界は、現場との連携、AI・ビッグデータなどの先端テクノロジーを活用した業界の発展などが求められています。国からも注目されている業界の1つともいえるでしょう。

このように世の中からのニーズが高まっている、かつ、テクノロジー活用などの将来性がある業界なので、新しいことにチャレンジしたい人はよりやりがいを感じられる業界です。

医療機器業界の志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます

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医療機器業界の仕事内容について

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就活生

医療機器業界は国内外ともに成長が見込めそうな業界で魅力的ですね。具体的にはどんな仕事があるのでしょうか?

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キャリア
アドバイザー

良い質問ですね。医療機器業界を目指すにあたって仕事内容の理解は不可欠です。自分に合う仕事があるかみてみましょうね。

医療機器業界の仕事内容については大きく4つに分類することができます。

職種分類としては特別なものはありませんが、医療機器業界ならではの仕事内容も多いのでそれぞれの特徴をよく理解しましょう。

営業職

医療機器メーカーの営業職は、病院や医療現場を訪れ現場のニーズに応じた提案をおこなうのが主な仕事です。

医師や臨床検査技師、看護師など医療のプロに対する営業なので、しっかりとした知識とコミュニケーション能力が必要となります。

医療機器メーカーは他社との競争も激しい業界なので、自社製品の特徴や強みについて正確に理解し、売り込む営業力は非常に重要視されています

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キャリア
アドバイザー

理系のイメージが強い業界ですが、文系でも十分に活躍できるフィールドであるので、学生時代の専攻で諦めたりする必要はありませんよ。

コミュニケーション能力をアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。

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研究開発

既存の医療機器の改良や、新しい医療機器の開発に取り組む仕事です。

営業からのフィードバックを受けたマーケティング部門や商品企画部門との連携により、自社製品の競争力を高めるための開発をおこないます。さらに製造技術の開発や、知的財産権の管理もおこなうなど、より専門的な知識が必要とされる分野といえるでしょう。

こちらの仕事に関しては、主に工学部や理工学部、理学部、生物学部などといった、理系で大学時代から何らかの形で研究に携わっているという人材が多く活躍しています

生産技術

医療機器を安定かつ安全に供給するために材料から部品や製品を生産することや、生産設備の制作およびメンテナンスというのが主な仕事です。

生産技術の仕事こそ、医療機器メーカーの根幹を担うものであり、安定した供給を続けることが、企業への信頼にもつながります。

工学部や理工学部の大学出身者が多く活躍している分野です

理系の職業についてはこちらで解説しています。

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サービスエンジニア

医療機器の設置、メンテナンス、保守、修理の一連の業務に携わる仕事です。

必要に応じて、新しい機器の提案などをおこなうなど営業のような仕事をおこなうこともあります。

なんとなく、修理のイメージが先行している仕事のように感じるかもしれませんが、それだけではなく、見積もりの作成や保守プランの作成などもおこなうなど、業務内容は非常に多岐にわたります

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医療機器業界に向いている人の特徴

続いてはどのような人が医療業界で活躍しているのか、向いている人の特徴について解説していきます。

医療機器業界に向いている人の特徴を理解したうえで、自己分析によって把握できた自分の強みを活かせるかどうか確認してみましょう。

責任感の強い人

医療機器業界ではどの部署や職種に就こうとも、必ず人命にかかわる仕事に携わることとなります。そのため、しっかりとした使命感を持ち、責任をもって仕事に取り組める人こそ向いている仕事といえるでしょう。

医療機器を通じて人命を救うという責任に合わせて、企業が担う社会的評価を守るということも非常に責任をともなう重要な任務です。その点をしっかりと理解し、自覚と誇りをもって仕事と向き合える人が求められています。

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人の命や健康を守る意識が強くないと難しい

医療機器業界で働くには、人命を救うことや健康を守ることを第一に考えることができる人でないと、仕事にしっかりと向き合って働くことが難しいといえます。

なぜなら、人命を救うことや健康を守ることを最優先に考えることで、より良い製品の開発や、自信を持った営業が可能となるからです。

これは志望動機にもつながるところですが、医療機器業界で働きたいという理由として、人の命や健康を守るという使命への共感が必要になってきます

コミュニケーション能力が高い

医療機器業界では、医師や看護師などの医療従事者の仕事の合間にアプローチする機会なども多いです。

仕事の合間ということで、疲れやストレスなどを感じている人も多い中では普段よりもコミュニケーションをとるのが難しい状況にあります。

そういったときでも、相手の気持ちを推し量りながらも手短にかつ要点を抑えて営業するには、高いコミュニケーション能力を要します。

どのような相手とも素早く信頼関係を築くことのできる人には、とても向いているといえます

顧客は多岐にわたる

医療機器業界の顧客は、病院で働く医師や看護師、ドラッグストアで働く薬剤師、訪問介護ステーションで働く介護士、など非常に多岐にわたります。

さまざまな仕事をしている人とかかわるということは、それだけ多様なニーズがあるということです。そのニーズを的確にとらえ、満足してもらえる提案をおこなうことが、求められているのでしょう

チームワークを大切にできる

この業界の仕事は、病院などの現場のニーズをくみ取り、それを開発製造に生かしていくことが求められます。医療機器業界においては、現場のニーズが非常に重要であり、それを反映させた形で製品の改良や新製品の開発をおこなうことが重要です。

それゆえに、単独で仕事に取り組むということではなく、全体のチームワークを大切にしながら仕事ができることが重要になります。

いろんな意見や要望を吸い上げて製品開発に生かすことを心掛けて働くことが大切といえるでしょう

チームワークをアピールする方法はこちらを参考にしてみてください。

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向上心が強い

医療機器業界においては、より革新的な技術や開発が求められます。

そのため、現状に満足せずに新しいことに積極的に取り組んだり、より良いサービスの提供を目指す向上心を持った人が活躍できるでしょう。

常に前を向き続け、困難があった場合にもあきらめずに目標達成のために力を発揮できることが、この業界で求められている力です

課題解決能力が高い

医療機器を取り扱う現場は、常に課題や改善が求められています。

そのため、より良いサービスの提供や、顧客の満足度向上のために現状の課題を正確に理解し、解決に導く力が必要とされるでしょう

また、課題解決能力は仕事で成長するうえでも非常に重要な力と考えられていることから、就活してすぐはもちろん、将来にわたって活躍してくれることが期待されます。

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

医療機器業界は文系学生にもおすすめの業界

医療や機器と聞くと、理系学生が就職する業界と思った人もいるのではないでしょうか。ですが、医療機器業界は文系の人も多く活躍しているため、文系と理系問わずおすすめの業界ですよ。むしろ職種によっては、文系の学生の方が向いていることもあります。

たとえば、医療機器を販売する営業職であれば、すでに説明されているとおり医師や看護師とのコミュニケーションが発生します。そのため、文系理系問わず、コミュニケーション能力で評価されます。
また、医療機器に関する専門知識は学生時代に知識がある人はほとんどいません。機器の仕様などは会社によって異なりますし、新卒採用は研修が用意されていることが多いため、今は知識がなくても問題ないですよ。

このように学生時代から専門的な研究をしている理系ではなく文系学生でも、就活で高評価を得るチャンスは十分あるため、興味ある人は応募エントリーがおすすめですね。

医療機器業界の志望動機を作る8つのポイント

医療機器業界の志望動機を作る8つのポイント
  1. 企業研究・業界研究をしっかりとする
  2. なぜ医療機器業界を志望するのか明確にする
  3. 求められている人物像を把握する
  4. やりたい仕事を明確にする
  5. なぜその企業なのかを明確にする
  6. 自分が貢献できることを入れる
  7. 将来のキャリアビジョンを明確にする
  8. 熱意のある志望動機にする

ここからは志望動機をつくるときに抑えておきたい8つのポイントをお伝えしていきます。

基本的に志望動機をつくる際のポイントというのは、企業や業界問わず共通しているところが多いため、ベースとなる部分は変わりません。

重要なのは、なぜ数ある業界の中で、医療機器業界を志望しているのかという点を明確にし、伝えるという点を理解しておきましょう。

①企業研究・業界研究をしっかりとする

大前提となるのが、企業研究・業界研究をしっかりすることです。医療機器業界は、海外進出や続く高齢化対策など、今後も将来性がある業界なので、将来を見すえた業界分析を意識して取り組みましょう。

企業研究・業界研究が中途半端にしかできていなければ、志望動機も曖昧なものとなり、他の学生のエントリーシートや面接の印象に埋もれてしまいます。

企業パンフレットやホームページの情報にとどまらず、企業訪問をしてみたり、社員の話を聞くなどして、自分なりの企業研究を進めていくことがおすすめです

医療機器業界についてはこちらで詳しく解説しています。

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企業研究のコツはこちらで解説しています。

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②なぜ医療機器業界を志望するのか明確にする

なぜ医療業界を志望するのかに関しては、社会貢献をしたいからといった抽象的な表現では伝わりません。志望するきっかけとなったエピソードなどがあれば、それを取り入れていきましょう。

自分の強みが、医療機器業界にマッチすると感じたのならば、それをアピールしましょう。

また、企業の志望理由に関しては、企業で取り扱っている製品の強みや働いている人への憧れなど、その企業にしかない魅力について伝えることで自分らしい志望動機の作成ができます

医療業界の志望動機のポイントも参考にしてみると良いでしょう。

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③求められている人物像を把握する

医療機器業界と一口にいっても、仕事内容は、営業職、研究開発、生産技術、サービスエンジニアとさまざまです。

そして、それぞれに向いている人材というのは異なります。

自分がその企業でどのような仕事に携わりたいのかを明確にしたうえで、その仕事がどんな人材を求めているのかの分析を進めましょう

そして、その分析と自己分析が一致する点を見つけられれば、自分の強みをいかした志望動機をつくることができます。

④やりたい仕事を明確にする

前項でもお伝えしたとおり、多岐にわたる医療機器業界の仕事の中で、どの仕事を志望しているのかは明確にしておく必要があります。

特に、医療機器業界では、就く仕事によって大きく業務内容が異なります。

企業もあらかじめどの仕事で活躍できそうかを見極めたいですし、配属先の決定にも影響してくるためその必要があるのです

⑤なぜその企業なのかを明確にする

なぜその企業なのか、これは志望動機をつくるうえで軸となる部分です。

同業他社が多数ある中で、なぜその企業なのか、ここが曖昧であれば、あまり志望度が高くないとみなされてしまいます。

より理解を深めるためには、企業訪問や社員訪問などをおこない、自分でその企業の魅力を見出していく必要があります

少し手間はかかりますが、そうすることでその企業にしかない魅力が見えてくるはずです。

⑥自分が貢献できることを入れる

自己分析による自分の強みと、企業が求める人物像の共通点を探しましょう。そして、それをアピールポイントとすれば、企業の目にとまる志望動機となるからです。

企業は自社で活躍できる人材を求めています。即戦力としてだけではなく、将来にわたって成長し活躍し続ける人材です。

どのような形で自分が事業の力になれるのかを、明確にしましょう

⑦将来のキャリアビジョンを明確にする

志望動機は、携わりたい仕事についてや大学時代の経験を生かして頑張りたいなど、どちらかというと短期的な視点で作り始めることが多いかもしれません。

しかしながら、特に面接の回数を重ねたり、最終面接では将来のキャリアビジョンについて問われることも多いです。

10年、20年後、どのような形で成長を遂げ活躍していきたいかという長期的な目線での志望動機の作成も必要とされています

企業側は、今後のキャリアビジョンを問うことで、しっかりと企業分析をおこなっているかどうかを確認し、志望度の高さを測っているという場合もあります。

キャリアビジョンを考えるにあたってはこちらを参考にしてみてください。

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⑧熱意のある志望動機にする

志望動機で入社意欲を示すためには熱意を伝える必要があります。ただ、熱意を伝えるといっても、ただ「やる気があります!」「 熱意は誰にも負けません!」 といったうわべだけの言葉だけでは伝わらず難しいと感じるでしょう。

熱意を伝える際のポイントは順序だててまとめるということを意識することで、おのずと熱意の伝わる志望動機をつくることができます

熱意の伝わる志望動機の作り方
  • 自分の仕事に対するビジョンを明確にする
  • そのビジョンを抱くようになったきっかけや経験を洗い出す
  • なぜその企業のその仕事を希望しているのかを伝える
  • 具体的にその企業でどんな仕事に取り組み、貢献できるのかをまとめる

熱意が伝わる志望動機の締め方はこちらを参考にしてみてください。

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医療機器業界の志望動機の書き方

続いては、志望動機の書き方についてお伝えしていきます。

具体的に、どのように書き始めるかや、必ず押さえておきたいポイントなどについてみていきましょう。

まずは志望動機の結論から書く

志望動機作成の際には、まず結論から書くということが重要です。

もっとも伝えたいことをはじめに書き、その根拠となる理由や経験をそのあとに続けることで、しっかりと印象に残る志望動機となるからです。

これは志望動機に限ったことではなく、自己PRの際にも同様のことが言えます。まずは一番伝えたいことを先頭に持ってくるということを意識して書き進めましょう

なぜそう思ったのか理由を書く

理由に関しては、「社会貢献度が高い」 「人のためになる仕事がしたい」といったありきたりな言葉を並べるのではなく、十分な企業分析に基づく理由が必要不可欠です。

医療機器業界を志望した理由、その企業を志望した理由それぞれについて、しっかりとした根拠のある内容で作成しましょう。

なんとなく流れで志望してみたという人よりも、より熱意を持った学生に魅力を感じるのは当然のことです。熱意を十分に伝えるためにも、志望動機の理由はとても重要なポイントとなります

志望した具体的なエピソードを書く

たとえば、幼いころの入院の経験や、親の病気の経験などといった医療機器業界に興味を持った具体的なエピソードは、より志望理由を具体化してくれますし、印象を残す重要なポイントとなります。

志望動機を作成する際に大切なのは、順序だてて組み立てていくということです。志望理由の根拠となるエピソードを的確に伝えることで、志望動機自体がより明確なものとなります

なお、エピソードは人それぞれですし、無理にインパクトのあるものにしようと脚色したりする必要なありません。そのようなことをすると、かえって面接の際に掘り下げられて、焦ることになりかねないので注意しましょう。

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入社後にどんなことをしたいかビジョンを書く

最後は短期的および長期的なビジョンを伝えるようにしましょう。明確なビジョンを示すことで、しっかりとした企業分析をしていると企業側にも伝わりますし、自分自身でもその企業を志望する理由を改めて認識することができます

熱意を伝える意味でも役に立つポイントなので、しっかりと作りこむようにしましょう。

医療機器業界で役立つ資格

ここからは、医療業界で働くうえで役立つ資格についてお話していきます。どういった資格があるのか、またどのような仕事で役立つのかを理解し、参考にして見てください。

すぐに資格取得に至らなくても、入社後に目指す資格として志望動機の中に挙げることで意欲を伝えるのもおすすめです。

MDIC(医療機器情報コミュニケータ)

MDICは、医療機器の品質向上、安全性の確保ならびに適正使用の普及を目指した資格です。

情報の収集・提供や医療機器の適正な使用および保守管理に必要な知識・技術の情報を医師や看護師および医療機器メーカーとの間で共有し、患者の安全と医療の質向上に貢献します

資格取得には、「医療概論」「臨床医学」「臨床工学」「医療情報」の4科目をeラーニングで受講したのちに、検定試験を受験します。

合格率はおおよそ50%となっています。

CDR

CDRとは、高度化する植込みデバイスの機能とそのアルゴリズムを理解し、一人ひとりの患者の容態に対応したプログラム設定によって最適な治療をおこなうために、専門的な医療機器情報や医療技術情報を提供する人のことを示します。

CDR認定制度は、植込み型関連医療機器の適切かつ安全使用のために、専門的な知識を有し、かつ医療関連企業の従事者として高い倫理観を備えた専門家の育成を目指す制度として制定されているのです

MDIC同様に、eラーニングによる講習を受講し、米国不整脈学会関連団体が実施している国際的な試験であるIBHRE検定試験に合格し、試験合格後に所定の講習会に参加すると資格取得となります。

第2種ME技術実力検定試験

第2種ME技術実力検定試験は、「ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導者のもとで、それを実際に医療に応用しうる資質」を検定するものです。

受験者は、医師、看護師、臨床工学技士の医療従事者や、医療機器関連企業で開発、製造、販売、修理などに携わる人におすすめされている試験です

こちらの試験には、第1種と第2種があり、第2種に合格しているもしくは、臨床工学技士の資格を持っていると第1種の受験資格が得られます。第2種の受験には、特に要件はないので、興味を持った方はまずはこちらの突破を目指すと良いでしょう。

薬剤師

薬剤師は、大学の薬学部もしくは薬科大学で、6年間の薬剤師養成課ほどを修了したうえで、薬剤師国家試験に合格した人が得られる、国家資格です。

薬学部、薬科大学に通う学生は、この資格取得を目指して大学での勉強に励み、またしっかりとしたカリキュラムのもとで合格を目指して講義が進められるため、試験の合格率は70〜90%と高いものとなっています。

薬剤師を目指すには、必ず6年間薬学科に通わなければならないという関門があるので、その点に関しては認識しておきましょう

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活躍できる場は、医療機器業界だけではなく、病院や学校、行政機関など多岐にわたり、就職先の選定の際にも幅広い視野をもって取り組むことのできる資格だといえます。

放射線技師

放射線技師は、短大や専門学校などで3年以上必要な技能と知識を習得する、もしくは大学の診療放射線技師養成課ほどで4年間修学し、診療放射線技師国家試験に合格すると免許が与えられる国家資格です。

在学中には、画像診断、核医学検査、放射線治療に関する医学的ならびに技術的知識のほか、医学的基礎知識や理工学的な基礎知識まで身に付けます。

放射線技師は、電離放射線や放射性同位元素を取り扱うことができるため、病院以外にも、医療機器メーカーの研究・開発部門や原子力工業分野での活躍も期待でき、就職活動の際には、持っていると非常に有利に働く資格です

川﨑 瑛久

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勉強しているプロセスをアピールするだけでも入社の意欲は伝えられる

この記事を読んでいる学生の中には、すでに資格の勉強を始めたものの就活までに取得できないと焦っている人がいるかもしれません。実は、医療機器業界へ就職しているほとんどの学生が就活中の資格取得はしていないといわれています。そのため、資格を勉強している過程を伝えるだけでも十分アピールになりますよ。

確かに就活中に資格取得ができれば熱意がアピールできますが、まだ医療機器業界へ就職が決まった状況ではないので就職後に資格を使わない可能性もあります。また、就職後に配属された仕事では資格を活かせる業務ではないこともありますよね。そのため、資格の取得を目的にするのではなく、業界について理解を深めるために資格学習をすることがおすすめですよ。

志望動機をアピールするときに、実際に勉強をしていることや、勉強をして学んだことを伝えると医療機器業界への強い志望度がアピールできます。就活まで余裕がある人は、少しでも資格勉強をしておくと良いですね。

参考にしたい! 医療機器業界の志望動機の例文

ここからは、医療機器業界の志望動機について例文を用いてお伝えしていきます。

作っている際になかなかまとまらなかったり、書き方に悩んだりした場合には、先述の「志望動機作成を作る8つのポイント」を振り返り、1つずつ順を追って作成するようにしましょう。

例文①自身の強みを医療機器業界に活かしたい

例文

私は強みであるコミュニケーション能力の高さを活かして働きたいと考え貴社を志望しています。貴社の営業部門では、医師や看護師、臨床検査技師など、現場の第一線で働くプロに対して、ニーズに合った提案や新製品の販売などをおこなっています。

私の学生時代に最も力を入れたアルバイトでの経験でも顧客のニーズに合った提案ということに力を入れて取り組んできました。

アルバイト先の居酒屋では、毎月おすすめ商品の売り上げ目標があり、その達成のためにはどうすれば良いかを自分なりに考えました。

1つ目に、着席した顧客にまずおすすめメニューをおつたえする、2つ目にできるだけメニューが目に留まるように、テーブルにチラシを置く、3つ目に、特にそのメニューに合ったお酒を注文する人に対しての声掛けを積極的におこなう、というものです。

その取り組みをほかのアルバイトにも周知し、皆でおこなうことで6か月連続で目標達成ができました。

貴社に入社できたら、この経験を生かして、相手のニーズを汲み取り、それに合った提案ができるように貢献していきたいです。

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企業の求める人物像にマッチングした強みは、非常に良いアピールポイントとなりますね。

例文②インターンで医療機器業界を経験

例文

医療機器を通じて、人々の病気の改善や健康維持に貢献したいと思い志望しました。私が就職先を選択するうえで大切にしているのは、人の役に立つ仕事、その中でも人命にかかわる仕事に携わり、力になりたいという思いです。

貴社のインターンに参加し、最先端の医療機器の開発や、医療現場のニーズに対するレスポンス、そして人々の健康維持のためにさまざまな製品の提供をおこなうなど、仕事内容がどれも魅力的なものばかりだと感じました。

また、貴社で働く社員の方々が、皆とても積極的に前向きに仕事に向かっている姿勢にも惹かれました。私も貴社で働くことで、人々の役に立てるように貢献したいと思っています。

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インターン参加は、志望する学生の中でも少数の学生しか体験していない貴重なものなので、アピールできるポイントとなります。

例文③海外展開の強化に対して共感

例文

私は、これからさらに発展を遂げるであろう海外での仕事に魅力を感じ志望しました。貴社は、海外展開を積極的におこない、新興国での人口増加、経済発展にともなう医療需要の増加に対応しています。

私は大学で外国語を専攻しており、もともと海外での仕事に興味がありました。海外展開する仕事はほかにもたくさんありますが、貴社の仕事は医療機器の提供により、人々の命を救うことに寄与できるという点で、とてもやりがいのある仕事だと感じています。

ぜひ、自分の語学力と積極性を生かして、貴社の海外部門で活躍したいと思います。

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海外での仕事を希望する場合、大学での外国語の専攻などの語学力が身についていることをアピールすることは、とても良い評価につながるでしょう。

職種別! 医療機器業界の志望動機の例文

続いては、職種別に志望動機を紹介していきます。

医療機器業界では、職種によって仕事内容が大きく変わってくるため、まずは自分がどの部門を志望するか明確にしましょう。そのうえで、その職種ではどのような人材が求められているのかを把握し、じ文の強みと一致する点を見つけ出しましょう。

例文①営業職の例文

例文

私は自分の強みである責任感を生かして、貴社で営業職として働きたいと考えています。営業職に興味を持ったのは、貴社の会社訪問で営業職の社員の方の話を聞いたことがきっかけです。

仕事の大変さ、やりがい、職場の雰囲気などさまざまな話を聞くことができましたが、どんな話をするにもとても前向きで自分の仕事に誇りを持っている姿が印象的でした。私もこの人のように、仕事にやりがいを持って働きたいと感じました。

貴社で働くことができたら、学生時代に部活動で培った最後までやり遂げる責任感を生かして、営業職として貢献したいと考えています。

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会社訪問やOB訪問で聞いた、社員の生の声への共感というのも、志望理由として十分に成立するものです。興味のある企業があれば、積極的に訪問するようにしてみましょう。

例文②研究開発の例文

例文

私は貴社に入社することができたら、最先端医療機器の開発に携わりたいと考えています。

貴社は業界の中でも、トップレベルで最先端医療機器の開発に非常に力を入れています。開発が進むと、それまで救えなかった命が救えることや、より多くの人々が健康を維持した生活を過ごすことに貢献することができます。

大学時代の研究活動では、未知なる事象解明を求めて研究に邁進し、難しい課題に対して1つ1つ仮説検証を繰り返していきました。このような私自身の知的好奇心を活かして、貴社の開発の一端を担えるように頑張りたいと思います。

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特に研究開発の仕事では、大学時代に専攻していたことが生かせる場合が多いので、強みとして積極的にアピールしましょう。具体的にどのような研究をしていたかについて、わかりやすく説明する力も必要となります。

研究概要を伝えるコツはこちらで解説しています。

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例文③生産技術の例文

例文

私は将来、モノづくりに携わる仕事に就きたいと考えています。人々の生活を豊かにする、モノづくりの意義に非常に共感を持ったからです。

その中でも貴社では、人の命や健康にかかわるモノづくりに携わることができ、より大きなやりがいを持って取り組むことができると感じました。

生産技術の仕事は、医療機器メーカーの根幹を担うものであり、安定した供給を続けることが、企業への信頼にもつながることから、企業価値の維持にも貢献できる非常に大きな仕事です。

もし入社することができたら、大学時代の専攻を生かして、貴社の発展に貢献していきたいと思います。人々が長く健康でいられる世の中になるための一端を担うことができるように頑張ります。

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生産技術は、より専門性の求められる仕事なので、まずは具体的な仕事内容の理解が必要です。また、数ある生産技術の仕事の中で、なぜ医療機器業界なのか? というところも明記するようにしましょう。

例文④サービスエンジニアの例文

例文

私は貴社でサービスエンジニアとして働きたいと考えています。

企業説明会に参加した際に、医療機器の設置、メンテナンス、保守、修理の一連の業務のほか、必要に応じて、新しい機器の提案などをおこなうなど営業のような仕事をおこなうこともあると聞き、これほどに幅広く活躍できるフィールドがある仕事はほかにはないと感じ志望しました。

学生時代に、父が突然体調を崩し入院となった際に、私たち家族は不安でいっぱいでしたが、医師や看護師の方々のサポートや、充実した最新医療技術により、安心して治療を受けられたということがありました。

その時、改めて医療の偉大さを感じ、人命にかかわる仕事をしたいと感じました。

貴社のサービスエンジニアとして働くことができたら、医療現場の方々、さらには患者の方々に安心安全を届けられるように努めてまいります。

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実際のエピソードを交えた志望動機は、企業の印象にも残りやすいものですね。

医療機器業界の志望動機NG例文

最後は、志望動機のNG例文についてお伝えしていきます。

今回お伝えする2例は、志望理由が学生側の視点でとらえるのみとなっており、企業に響く志望理由となっていないのがNGといわれる原因です。

志望理由を作成する際には、自分の主張だけにならないように、あくまでも企業側が「この学生を採用したら、うちにとってもメリットになる」と感じるような、内容にすることを意識しましょう。

NG例文①大きな病院と取引が多いことが理由の志望動機

例文

私が貴社を志望した理由は、スケールの大きい仕事ができると感じたからです。貴社は業界トップを誇り、行政機関や、有名病院等名だたる取引先とのつながりを持っています。

私は、持ち前のコミュニケーション能力を生かして、営業職として大きな病院との取引に携わり、結果を残したいと考えています。

将来的には営業成績トップを目指し、貴社の更なる発展に貢献したいです。

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この志望動機では、ただ単に企業規模の大きさを褒めてるにすぎず、具体的にどのような形で仕事に携わりたいかなどの部分が不明確なので評価されにくい志望動機といえます。

NG例文②処遇が高いことが理由の志望動機

例文

私が貴社を志望したのは、結果を残すことでそれに見合った給料をもらえるところに魅力を感じたからです。

以前企業説明会に参加した際に、社員の方々のお話を聞く機会があり、給料や福利厚生などについても伺うことができました。

その際に、貴社は他社に比べて給与水準が高く、その点に非常に魅力を感じました。やはり、働くうえで給与というのは非常に重要な部分だと考えています。

私は学生時代にコンビニやカフェ、家庭教師等数々のアルバイトをしてきました。

その中で、お金を稼ぐことの大変さや厳しさを実感しましたが、それと同時にお金を稼ぐことが働くモチベーションの維持にもつながることも感じました。

私も貴社に入社できたら、給与に見合った働きができるように頑張りたいと思います。

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学生時代の経験を交えて話すことは良いですが、給与水準の高さだけを志望動機としては、話が薄っぺらくなってしまうので注意しましょう。

医療機器業界の理解を深めて志望動機を魅力的に書こう!

医療機器業界は、今後もさらなる発展が期待され、それにともない優秀な人材の確保にも力を入れてくると考えられます。

この業界を志望する学生は、今以上に競争が激化することを想定し、しっかりと企業分析や業界分析を進めることが重要です。

医療機器業界を目指すのであれば業界理解を深めたうえで志望動機を魅力的に書いて選考を有利に進めていきましょう。

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