目次
- 履歴書の「自覚している性格」では長所・短所が問われている! 人柄をアピールしよう
- 何が見られている? そもそも履歴書で自覚している性格を問われる理由
- 自己分析ができているかを知るため
- 性格が社風に合っているかを知るため
- 社会人として成長できる人材かどうかを知るため
- 4ステップで完成! 履歴書の自覚している性格の書き方
- ①自分の性格を結論から伝える
- ②長所を活かしたエピソードを伝える
- ③短所と改善するために意識していることを述べる
- ④長所を仕事にどう活かすかで締めくくる
- 特徴別12選|履歴書で自覚している性格をアピールする例文
- 例文①真面目
- 例文②明るい
- 例文③素直
- 例文④思いやりがある
- 例文⑤負けず嫌い
- 例文⑥忍耐強い
- 例文⑦責任感が強い
- 例文⑧向上心が強い
- 例文⑨協調性がある
- 例文⑩チャレンジ精神が旺盛
- 例文⑪継続力がある
- 例文⑫前向き
- 自覚している性格で評価されるための6つのコツ
- ①ポジティブな性格を伝える
- ②長所と短所をセットで考える
- ③長所をどう工夫して活かしてきたかを伝える
- ④他者からの評価や数値などを盛り込む
- ⑤短所は乗り越え方と合わせて伝える
- ⑥企業の求める人物像にマッチした長所を選ぶ
- 高評価につながらない! 履歴書に自覚している性格を書く際の注意点
- ①社会人としてネガティブ過ぎる短所は控える
- ほかの質問と印象が乖離しないようにする
- 記入欄の9割以上は埋める
- 履歴書の「自覚している性格」は入社後の活躍イメージにつなげて好印象を狙おう
履歴書の「自覚している性格」では長所・短所が問われている! 人柄をアピールしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活で履歴書を書いている学生から
「履歴書の自覚している性格欄は、何をどのように書けば良いですか?」
「自覚している性格の例文を見ながら履歴書を作成したいです!」
といった質問をよく受けます。履歴書で「自覚している性格」について問われた際は、あなたの長所や短所を記載するにしましょう。学生を採用するかどうかの判断基準として、企業は長所と短所からわかる人柄を重視しているためです。
この記事では、履歴書で自覚している性格を聞かれたときの書き方、例文、評価を高めるコツなどを解説します。記事を読み終える頃には、採用担当者から「この学生と会ってみたい」と評価してもらえる「自覚している性格」が書けるようになりますよ。
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何が見られている? そもそも履歴書で自覚している性格を問われる理由
- 自己分析ができているかを知るため
- 性格が社風に合っているかを知るため
- 社会人として成長できる人材かどうかを知るため

キャリアアドバイザー
そもそも、なぜ企業が履歴書で自覚している性格を聞くのかわかりますか?

就活生
性格を知りたいから、ですかね……。質問される理由って、わかっていたほうが良いですか?

キャリアアドバイザー
もちろんです。質問の意図を把握したうえで回答を考えたほうが、企業側が知りたい内容を的確に伝えられます。自己アピールをしっかりできるようにもなるので、履歴書を読んだ面接官からの評価も高まりますよ。
履歴書の自覚している性格の回答を考える前に、まずは企業がどのような意図で質問しているのかを知っておきましょう。質問意図からズレた回答をしてマイナスな印象にならないためにも、必ず確認してくださいね。
自己分析ができているかを知るため
企業が履歴書で「自覚している性格」を聞く理由は、自己分析ができているかを知るためです。自己分析がしっかりできている学生は、就活への本気度が高く、企業への志望度も高いと判断できます。
学生を採用するにあたって、企業は選考や育成など多くのリソースを割いているため、採用するからにはできるだけ長く働いてほしいと考えています。そのため、自己分析の深さから内定辞退や早期離職のリスクを減らしたいと考えているのです。

キャリアアドバイザー
企業によっては自己分析の深さから、目的達成のために入念に事前準備ができる学生かを判断している場合もありますよ。
履歴書の通過率を高めるためにも、以下の記事を参考に自己分析を深めておきましょう。
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例文12選|履歴書で自覚している性格を書く際の6つのコツ
履歴書で「自覚している性格」を問われた際は、自分の長所と短所を伝え、人柄が伝わるように書くことが重要です。この記事では「自覚している性格」の書き方や特徴別の例文をキャリアアドバイザーが解説します。
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性格が社風に合っているかを知るため
自社の社風に合うかどうかも「自覚している性格」では見られています。どんなに優秀な人材でも、自社の社風に合わなければ周囲となじめなかったり、力を発揮できず、活躍するのは難しいでしょう。
社風が合わないことで早期離職につながるケースも少なくないため、ほかの社員とやっていけそうか、自社の雰囲気に合うかを「自覚している性格」を通じて見極めたいと考えているのです。

キャリアアドバイザー
「自社の社風に合っている」「この学生と一緒に働いてみたいから、面接に呼んでみよう」と思ってもらうためにも、志望企業の社風に合う性格をアピールできないか考えてみてくださいね。
社会人として成長できる人材かどうかを知るため
「入社後に活躍できる人材か」も自覚している性格を通じて見られている内容の一つです。企業として利益を出し続けていくには、社員の一人ひとりの成長が欠かせません。
成長できる人材だとアピールするためには、以下のような「社会人として成長できると判断される人の特徴」を知っておきましょう。
- 実力や状況を客観的に正しく判断できる
- 弱点を自覚し、素直に認められる
- 弱点を克服して成長できる

キャリアアドバイザー
成長できるような人材と判断されるために、嘘の性格を書く必要はありません。本当の性格を伝えつつも、社会人として成長できる人材だということをアピールする工夫は忘れないようにしましょう。
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キャリアアドバイザーが読み解く!「自覚している性格」を書く際の心構え
企業があなたの「働く姿」を想像する重要な設問ととらえよう
履歴書の内容は総合的に判断されるため、どこか一つの項目だけで合否が決まるわけではありません。しかし、「自覚している性格」を読めば、企業は学生の働く姿を具体的に想像し、自社とマッチするかどうかをある程度判断することができます。
たとえば、まったく同じ学歴やアルバイト経験を持つ2人の学生がいたとします。しかし、自覚している性格が違えば、アルバイトへの向き合い方や志望校の決め方なども変わってくるでしょう。このように、表面上は同じ情報でも、性格の違いによって物事への向き合い方や発揮される能力は大きく変わってくるのです。
当然、履歴書の内容から面接で深掘りをされることもあります。「たかが履歴書の一つの設問」などと軽く考えず、自分を効果的にアピールできるチャンスととらえ、じっくり考えて回答を作成しましょう。
4ステップで完成! 履歴書の自覚している性格の書き方


就活生
「自覚している性格」を通じて入社後働くイメージが見られているのですね。

キャリアアドバイザー
その通りです。その企業の一員として活躍できることを伝えることが重要ですよ。

就活生
実際に履歴書に記入する際はどのように書けば良いのでしょうか?

キャリアアドバイザー
ではここからは「自覚している性格」を履歴書に記入する際の書き方を紹介しますね。
履歴書の回答欄によっては、文字数制限があるかもしれません。文字数制限がある場合でも、4ステップで解説する内容を含めて書けば評価してもらえる「自覚している性格」が書けますよ。
①自分の性格を結論から伝える
まず、自分の性格を結論から書きましょう。
面接官は、毎日何十通もの履歴書を読んでいるので、結論がわからない文章は印象に残りづらいです。採用担当者によっては、「わかりづらい文章だな」とマイナスな印象を抱き、最後まで読まない可能性もあります。
私は分け隔てなく人とコミュニケーションを取ることができます。

キャリアアドバイザー
まずは聞かれている「自覚している性格は何か」の回答を、端的に書きましょう。
「自分の性格がわからない」という人は、以下の記事がおすすめです。
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例文12選|履歴書で自覚している性格を書く際の6つのコツ
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長所がなかなか見つからない場合は短所から見つける方法もあります。こちらの記事では、短所から長所を見つける方法を解説しているので、あわせて参考にしてください。
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短所を長所に置き換えれば、回答に説得力が生まれ、採用担当者の納得感が得られます。 この記事では、採用担当者が長所や短所を質問する意図や、置き換えのポイント、置き換え例文20選をキャリアアドバイザーが解説します。 一貫性のあるアピールで選考を突破しましょう!
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②長所を活かしたエピソードを伝える
結論のあとは、長所の根拠となるエピソードを書きます。
採用担当者は、はじめてあなたのエピソードを読みます。一読しただけで理解できるように、長所をいつ、どのような場面で、どのように発揮したのか書きましょう。
さらに、以下のように第三者からの客観的な評価を伝えることで、長所の説得力が増しますよ。
大学2年生のときに参加したボランティアで、10〜80代の方とかかわる機会がありました。年齢に関係なく「◯◯さんは誰とも壁を作らずに接してくれるから、話していて楽しい」と言ってもらえることが多くありました。
すごい実績や経験を書く必要はありません。長所を発揮した状況をイメージでき、少しでも説得力をもってもらえるエピソードを書きましょう。

キャリアアドバイザー
入社後も、長所を活かして貢献できる「再現性」が伝わるように書くのがポイントです。エピソードのように「入社後も、長所を発揮して貢献してくれそうだ」と思ってもらえる伝え方ができないか考えてみてくださいね。
③短所と改善するために意識していることを述べる
長所のあとは短所を伝えます。ただし、短所を伝えて終わりでは課題を解決できないマイナスなイメージにつながってしまうため、改善するために意識していることもあわせて伝えましょう。
以下のように短所によって失敗しないための工夫、克服するための取り組みなどを書き、改善しようとしている努力をアピールしてください。
場の空気を壊したくない気持ちが出すぎて、八方美人と言われることもありました。以来、自分の気持ちを必ず一つは伝えるルールを取り入れて会話することで、主体性をもったコミュニケーションを取れるようになりました。
短所と解決策をセットで書くと、「改善するために努力できる人材」や「困難があったときにどんな思いで行動できる性格なのか」などのポジティブな印象をもってもらえます。

キャリアアドバイザー
短所と改善するために意識していることは、説得力を感じてもらうためにできるだけ定量的に伝えましょう。
以下の記事では短所の例文を紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね。
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50の短所一覧と回答例文|選考で伝えるべき短所は3ステップで発見
短所の例をチェックすることで、自分にマッチする短所を見つけることができます。短所は就活では頻出質問として挙げられ、事前に回答を用意しておきたい重要なポイントになりますよ。この記事ではキャリアアドバイザーが短所の例を回答例とセットで解説します。
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④長所を仕事にどう活かすかで締めくくる
自覚している性格の最後は、長所を仕事でどう活かすかを伝えましょう。仕事での長所の活かし方を具体的にアピールできるほど、採用担当者に職種理解や志望度の高さを評価してもらえます。
私は貴社で営業職を志望しています。入社後は持ち前のコミュニケーション能力を活かして、お客さまのニーズを汲み取った提案で売上に貢献できる営業を目指したいです。

キャリアアドバイザー
長所の仕事での活かし方は、事業内容や志望職種と絡めて伝えるのがポイントです。企業研究の深さや、自覚している性格が企業とマッチしているアピールになりますよ。
仕事への活かし方を考える際は、入社後についてイメージすると考えやすいですよ。入社後の目標や挑戦したいことの考え方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
【例文8つ】「入社後の目標」で企業を納得させる3つのコツ
【例文13選】「入社後に挑戦したいこと」の回答のコツを解説!
明日が履歴書の提出日でも大丈夫!
マニュアルを使えば短時間で履歴書が完成します
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
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特徴別12選|履歴書で自覚している性格をアピールする例文
「自覚している性格」をどのように書けばいいかわかったら、次は実際の例文を見ていきましょう。長所の特徴別に例文12選を紹介するので、参考にしながら一緒に考えてみてくださいね。
「うまく長所や短所を言語化できない」という人は、以下の記事を参考にすれば、ぴったりな表現が見つかりますよ。
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四字熟語50選! 性格を表現するぴったりの言葉を見つけよう
四字熟語で性格を表すには、事前準備が必須になります。今回は四字熟語で性格を表すことのメリットを解説するとともに、性格を表す四字熟語を50選紹介していきます。また、キャリアアドバイザーが四字熟語で性格を表す回答の作り方も紹介しています。
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例文①真面目
私の長所は、真面目さです。
大学1年生のときに、軽音サークルに加入したのを機にフルートをはじめました。同級生には中学生のときからフルートをはじめた人や、初心者でもすぐに上手く吹けるセンスの良い人もいました。
毎日2時間の練習を1年継続した結果、2年生の演奏会ではソロ演奏者に抜擢されました。後輩からは「もっと経験が長いと思っていました」と、言ってもらえるレベルにまで上達しました。
一方で、程良く手を抜くことが下手という短所も自覚しています。そこで散歩や読書などリフレッシュできる時間を作り、真面目な性格が裏目に出ていないかの確認もしています。
貴社に入社後も真面目さを活かして努力することで、1日でも早く営業として現場で活躍できるように努めます。

キャリアアドバイザー
どのくらいの期間努力を続けたのかを数字で伝えているので、長所の真面目さが定量的にわかる例文です。中長期的な視点をもって真面目に努力し、成長できる人材は企業に評価してもらえること間違いなしです。
真面目さをアピールするコツはこちらの記事でも紹介しています。真面目さを伝えたい人はあわせて参考にしてください。
真面目な強みを自己PRでアピールするコツ|言い換え表現や例文
真面目さが長所はOK? 差別化のコツを例文付きで解説
例文②明るい
私の長所は、持ち前の明るさで場の雰囲気を良くできることです。
飲食店でアルバイトをしているのですが、退勤間際に団体客が入店し、急遽残業したことがあります。
ほかのアルバイトメンバーは不満気でしたが、私は「後悔につながる行動はしたくない」と思い、気持ちを切り替えて行動しました。たとえば、周囲に冗談を言ったり励ましの声掛けをしたりして、楽しく乗り切れるように立ち回りました。
明るい性格のおかげで「シフトが同じだとわかると楽しみになる」「あなたがいるとお店が明るくなり注文も増える」と言ってもらえました。
一方で、明るさが裏目に出て、能天気と見られるときもあります。しかし、明るい性格を活かしつつ、惰性にならないように誰よりも責任感をもち行動しています。
仕事では業務が思うように進まず、チームの雰囲気が悪くなることもあるかと思います。そのようなときには長所の明るさを活かして、チームの士気を高められる人材として活躍します。

キャリアアドバイザー
多くの企業では、チームで業務をする機会が多くあります。そのため、長所の明るさで周囲の状況を変えたり、チームの雰囲気を高めたりできる人は評価してもらえます。自覚している短所の改善方法を説明できているのも良いですね。
「長所として明るさを伝えたいけど、ありきたりな内容になってしまう」という人は、以下の記事を読んでキャッチコピーを考えてみるのもおすすめです。
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明るさをアピールする際の例文はこちらの記事でも紹介しています。
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例文③素直
私の長所は、素直なところです。
大学3年生の時、合唱サークルで部員を指導する立場にありました。途中で有名な合唱クラブに所属経験がある2年生が入部してきて、私の指導方法にアドバイスをしてくれました。
合唱歴の長い私はプライドがありましたが、「周囲の視点を受け入れることで、さらに良い指導ができる」と考え、素直にアドバイスを取り入れました。
結果、コンクールで金賞を獲得できました。顧問からも「素直に意見を取り入れられる性格が素晴らしい」と褒めていただきました。
素直に聞き入れすぎて混乱することもありますが、そのようなときは情報を整理し、優先順位をつけて取り組むように工夫しています。
貴社に入社後も、積極的に後輩の意見を汲み取り、自分の血肉にして成長し続けられる営業として活躍できるよう努めてまいります。

キャリアアドバイザー
年齢やプライドに囚われて、後輩や周囲からのアドバイスを受け入れられない人は多いでしょう。素直な性格があると伝われば、「入社後も成果を出すために柔軟に行動してくれそうな人材だ」と評価してもらえますよ。
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例文④思いやりがある
私の長所は、思いやりがあることです。
私は家庭教師のアルバイトで、高校受験をする生徒を担当していました。生徒のためを思って指導方法を模索していた時、集中力が課題だと気付きました。指導方針を変更し、淡々と勉強を教える、そして学ぶことが楽しいと思ってもらえる工夫を取り入れました。
結果、生徒は志望校に合格できました。後日その生徒に「家族や友人とは勉強の話ばかりでプレッシャーでした。でも、先生とは程よい距離感で楽しく勉強できました」と言ってもらい、非常にやりがいを感じました。
一方で、お節介になってしまうことがあるとも認識しています。相手のためになることは何か、冷静に一歩引いて考える習慣や、相手の気持ちを尊重できるようにコミュニケーションを取っています。
私はシステムエンジニアを志望しています。貴社に入社後も常に相手のことを思いやり、会社と顧客の利益を最大化できるエンジニアになります。

キャリアアドバイザー
自分の考えに囚われずに、相手のことを考えて行動できる思いやりの強さが伝わる例文です。入社後もほかの社員のために自発的に行動できるイメージが湧きますね。
思いやりができることをアピールしたい人はこちらの記事もおすすめです。
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例文⑤負けず嫌い
私は負けず嫌いな性格です。
大学2年生のときにフランスに留学しました。語学力には自信がありましたが、通じない、聞き取れないという事態に直面して非常にショックでした。言葉が通じないためクラスメイトから腫れ物に触るような扱いを受けたほどです。
「悔しい気持ちのまま帰国したくない」と考えた私は、クラスメイトに会話の練習をさせてほしいと頼み、毎日20人との会話をノルマ化しました。その結果、3カ月後の帰国時には若者言葉や専門用語を交えた会話を習得できました。
一方で、負けず嫌いゆえに、結果にこだわりすぎて周りが見えなくなるときがあります。そのようなときは、信頼している友人に相談する時間を作り、冷静になるようにしています。
貴社に入社後も負けず嫌いな性格を活かして、必ず目標達成し続けることで売上に貢献します。

キャリアアドバイザー
困難から逃げたり言い訳したりせずに、立ち向かえる性格が伝わる例文です。どのように負けず嫌いなのか、はじめて「自覚している性格」を読む採用担当者でもイメージしやすく書けているのが評価ポイントです。
負けず嫌いをアピールする際のNG例文はこちらの記事で紹介しています。
【例文10選】負けず嫌いの自己PRで企業をうならせるには?
チャレンジ精神をアピールするコツはこちらの記事で解説しています。
例文⑥忍耐強い
私の長所は、忍耐強さがあることです。
大学1年生のときから「文武両道」を目標に行動してきました。具体的には、水泳の全国大会で自己ベストを出すこと、大学の成績でオールB以上をとることを目指していました。
アルバイトと両立する中で時間・体力的に厳しい状況もありました。しかし、「結果が出るまで絶対に諦めない」という強い意志をもち行動したことで、目標を達成できました。
短所として、つらくても無理をしすぎてしまう傾向があるので、周囲から休むように助言されたときは素直に従うようにしています。忍耐強さのために、食事と睡眠には人一倍気を遣っています。
貴社に入社後も忍耐強さを活かして、アグレッシブに結果を追求できる営業になります。

キャリアアドバイザー
時間や体力的に厳しい状況のときに、どのような思いで行動したかを書くことで、人柄をとてもイメージしやすい例文です。長所を発揮し続けるための取り組みも書いているので、入社後も貢献できる再現性が伝わります。
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例文⑦責任感が強い
私の長所は責任感の強さです。
大学3年生のときにゼミの研究で、6人チームで新素材の分析をしました。私の担当はデータ収集だったのですが、「全体観を知っておいたほうが良い」と考え数値分析も担当した際、数値のズレを発見しました。
結果、正しい数値で研究を進められるようになり、教授から10チーム中1位の成績をいただきました。
短所として、責任感の強さから完璧主義になってしまうことがあります。完璧主義になりすぎないように、チームを信頼することを大切にしています。
私は貴社の研究職を志望しています。入社後は責任感の強さを活かして、「◯◯さんに任せれば高品質な製品を開発できる」と信頼してもらえる研究者を目指します。

キャリアアドバイザー
責任感を発揮したエピソードから、長所の説得力を感じる例文です。志望職種のどんな業務で責任感の強さを活かせるか、イメージしやすく書けているのも良いですね。
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例文⑧向上心が強い
私の長所は、向上心が強いことです。
大学2年生の夏に、「何も成し遂げないまま大学生活を終えるのは嫌だ」と感じていました。コンビニのアルバイトで、店長から店舗改善の案を聞かれたのをきかっけに、売上データを分析したり時間帯別で商品の陳列を工夫したりしました。
さらに店舗同士の売上順位でTOP50入りを目指して、SNS集客や売れ行き商品のリサーチなどを徹底しました。結果、店舗の売上は前年比の107%を達成し、売上順位もTOP50入りを果たせました。
短所としては、自分の意見を押し通そうとしてしまうところです。そこで、自己中心的にならないように、積極的に周囲に意見を求めるようにしています。
私は貴社のマーケティング職を志望しています。知識の入れ替わりが早い環境だからこそ、向上心の強さを活かして成長し続ける人材になります。

キャリアアドバイザー
取り組みをしようと思ったときの理由や感情から、向上心の強さが伝わる例文です。目標や取り組みを数字で伝えられているので、状況をイメージしやすい書き方ができていますね。
向上心を効果的にアピールする方法はこちらの記事でも紹介しています。あわせて参考にしてください。
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向上心の自己PRではほかの学生との差別化が重要です。この記事ではキャリアアドバイザーが、向上心が高い人の特徴などを説明したうえで向上心の自己PR作成のコツなどを解説します。自己PR例文も23選紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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例文⑨協調性がある
私の長所は、協調性があることです。
大学ではフットサルサークルに所属しているのですが、初心者が練習のレベルについていけない問題がありました。「誰一人置いてけぼりにしたくない」という思いから、初心者向けの練習会を週1回開催するようになりました。
3カ月経った頃には、チームの練習を楽しめるほど全員のプレースキルが向上しました。
短所としては、周囲にどう思われるか気にしすぎてしまうところです。ただ私は相手の気持ちを察する力に長けている証拠だと思っているので、悲観しすぎずに上手く活かせるように心掛けています。
私は貴社の営業職を志望しています。協調性の高さを発揮し、誰よりもお客さまのニーズを汲み取れる営業として貴社に貢献してまいります。

キャリアアドバイザー
営業職で求められているスキルと、自覚している協調性の高さを結びつけてアピールできているのが良いですね。「この学生を採用すれば、入社後も営業職として活躍してくれそうだ」と思ってもらえる例文です。
自覚している性格で協調性を書いた場合、採用担当者によってはマイナスな印象をもつケースがあります。以下の記事を参考に、伝え方の注意点を押さえておきましょう。
自己PRの協調性で絶対に押さえておくべき2つの注意点|例文付き
協調性を魅力的に自己PRするには|エピソード別の例文で徹底解説
例文⑩チャレンジ精神が旺盛
私の長所は、チャレンジ精神が旺盛なことです。
大学2年生のときに、SNSで同年代がフルマラソンを完走しているのを見て「はじめてのことに挑戦してみたい」と好奇心を抱きました。フルマラソンの経験はなく、体育の授業で3kmを走り終えるのがやっとでしたが、6カ月の期間を設けて練習に励みました。
その結果、目標としていた5時間切りを達成できました。
短所としては、熱しやすく冷めやすいところです。あと先考えずに行動しないように、挑戦するときは「なぜやりたいのか」を深掘りして取り組むべきことだけに集中しています。
貴社では営業職を志望しています。営業では売上を作れず伸び悩むこともあるかと思いますが、持ち前のチャレンジ精神であらゆる施策に取り組み、成果が出るまで挑戦し続けます。

キャリアアドバイザー
営業職で考えられる困難に対して、長所をどのように活かして乗り越えるかをアピールできている例文です。自覚している性格を最大限発揮できるイメージが伝わりますね。
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例文⑪継続力がある
私の長所は、継続力があることです。
大学3年生のときに簿記2級の資格取得に挑戦しました。簿記の知識がない私にとっては、想定よりも長い道のりでした。1回目の試験では10点足らずで不合格でしたが「成功するまで継続すれば失敗にはならない」という思いで、勉強を継続しました。
毎日4時間の勉強を5カ月間継続した結果、合格できました。
短所としては、目標にこだわりすぎて柔軟性に欠けることです。目標にこだわりすぎないように、今日できたことを可視化して、前に進んでいる認識をもつようにしています。
私は貴社のプログラマーを志望しています。スキル習得まで時間がかかるかと思います。継続力の高さを活かして粘り強く取り組み、「プログラマーなら◯◯さん」と評価してもらえるように尽力します。

キャリアアドバイザー
試験に落ちたときでも諦めずに継続できた「当時の考え方」が伝わるので、性格を理解してもらいやすい内容になっていますね。
「自覚している人柄で継続力をアピールしたい」と考えている人は、以下の記事がおすすめです。
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継続力をアピールする際は、具体例と仕事での再現性を意識すると高評価が得られます。 この記事では企業が求める継続力やアピール時のポイント、例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に、自分の強みを効果的にアピールしましょう!
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柔軟性に欠ける短所がある人は、「頑固さがある」とも言い換えられます。短所の頑固さをネガティブな印象にならずに伝えるコツを、以下の記事で解説しているので読んでみてくださいね。
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例文6選! 面接で頑固な短所を伝えて好印象を残すコツ
頑固という短所を評価につなげるには、頑固を言い換えた長所を伝えることがポイントです。今回は頑固さを短所として伝える際に必要な3つの内容と伝えるときの例文をキャリアアドバイザーが紹介します。伝え方を工夫して、短所もうまく活用しましょう。
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例文⑫前向き
私の長所は、前向きなところです。
大学では野球部に所属しているのですが、レギュラーだった2年生のときに肘の靱帯を断裂しドクターストップになりました。1年間は練習に復帰できないとわかり絶望しましたが、「今自分にしかできないことで部に貢献しよう」と前向きに捉えるように切り替えました。
リハビリに励みながら1年生の指導、試合での戦略分析など積極的に協力しました。今もリハビリ中ですが、部員やコーチから「チームのために欠かせない存在になっている」と言っていただいています。
短所としては、楽観的すぎて物事を深刻に見れないときがあることです。最悪のケースを3パターン想定して行動することで、楽観的になり過ぎないように対策しています。
私は貴社の営業職を志望しています。入社後も前向きさを活かして、提案を断られても意欲を失わずにくらいつき成果を出す営業を目指します。

キャリアアドバイザー
前向きさを発揮したエピソードを時系列で伝えているので、読んでいてわかりやすい例文です。部員やコーチなどの第三者からの評価を含めることで、長所に説得力が生まれているのも評価してもらえるポイントです。
前向きさを魅力的にアピールする方法はこちらの記事で解説しています。あわせて参考にしてください。
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自覚している性格の例文は、こちらの記事でも紹介しています。さらに詳しく知りたい人はこちらの記事もあわせて参考にしてください。
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履歴書に時間がかかっている人は、「履歴書マニュアル」を活用しよう
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
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自覚している性格で評価されるための6つのコツ
履歴書で自覚している性格を聞かれたときに、ただ長所や短所を書くだけでは魅力が伝わりません。では、どんな書き方をすれば評価してもらえるのか、6つのコツを解説します。
履歴書で好印象を得る書き方についてはこちらの記事でも紹介しています。あわせて読んでみてください。
履歴書の「私の特徴」の効果的な書き方とは? パターン別例文付き
好印象を残す履歴書の書き方|送り方やアピールのコツまで徹底解説
①ポジティブな性格を伝える
自覚している性格は、ポジティブな内容を伝えましょう。
履歴書を読んだ採用担当者は、自覚している性格の回答から学生の人柄や雰囲気を推測します。ネガティブ過ぎる内容では「面接で会ってみたい」「自社の雰囲気と合いそうだ」とは思ってもらえない可能性が高まります。
たしかかに、自信過剰さや傲慢さの印象が強くなるアピールは避けるべきです。しかし、謙虚になり過ぎるがゆえに、自覚している長所を控えめに伝えてしまってはあなたの魅力が伝わり切りません。

キャリアアドバイザー
履歴書の「自覚している性格」の欄は、長所と短所をとおしてあなたの魅力をアピールするためのものです。自分の長所と短所に誇りをもって、思い切ってアピールしましょう。
②長所と短所をセットで考える
良いところ、至らないところがあるのが人間です。「長所は短所の裏返し」といわれるように、それらはセットの関係になっています。
履歴書を読んだ採用担当者の疑問に、先回りして回答するためにも「長所に対する短所はこれです」「短所を改善するために、このような取り組みをしています」と書きましょう。
長所と短所のセットの例として、以下のようなものがあります。
- 長所:人当たりが良いこと/短所:頼まれごとを断り切れないこと
- 長所:好奇心が旺盛なこと/短所:飽きっぽいこと
- 長所:真面目なこと/短所:柔軟な対応が苦手なこと

キャリアアドバイザー
長所と短所をセットで書けば、性格を理解しやすくなります。履歴書を読んだだけの採用担当者にも、あなたの魅力的な性格をイメージしてもらいやすくなりますよ。
短所は以下の記事を参考に書き、ネガティブな印象をもたれてしまわないように対策しておきましょう。
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自己PRで短所を魅力的に書く4ステップ|8例文×言い換え例も紹介
「短所がある=落ちる」というわけではありません。自己PRにて短所を効果的にアピールできればプラスの評価を得ることができますよ。 この記事では、短所を質問する意図やNG回答、伝えるポイントや例文をキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考にして、短所で高評価を狙いましょう。
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③長所をどう工夫して活かしてきたかを伝える
長所を伝えるだけでは、ほかの就活生の履歴書に埋もれてしまいます。長所をどのような場面で、どんな工夫をして発揮してきたのかまで伝えられると、オリジナリティが生まれますよ。
たとえば、長所が思いやりなら「表情や発する言葉を観察して、小さな変化を汲み取る努力をした」「困っている人に声をかけるときは、タイミングや言葉選びに気を遣った」など、自分なりの工夫書けないか考えてみましょう。
そのうえでどのような場面で長所を発揮したのか、エピソードを書けば説得力のある「自覚している性格」に仕上がります。

キャリアアドバイザー
「工夫したことがない」という人は、長所を活かしたときに何を考えていたか、どんな思いで行動したか、などを深掘りすると意外と見つかりますよ。
④他者からの評価や数値などを盛り込む
自覚している性格の説得力を高めるために、第三者からの評価や数値を書くのがおすすめです。
私の長所は、周囲を巻き込めるリーダーシップの高さです。
私の長所は、周囲を巻き込めるリーダーシップの高さです。所属しているバレーボール部の顧問からも「◯◯がリーダーだと、チームに一体感が生まれる」と言ってもらえるほどです。
このように、前者よりも後者のほうが信ぴょう性を感じます。ほかにも「部活動では、中学生から大学3年生の現在まで9年間部長をしています」などでも良いですね。

キャリアアドバイザー
面接では「長所は◯◯と書いていますが、周囲からそのように言われた経験はありますか」などと深掘りされる場合があります。履歴書に書いた性格と矛盾しないように、今のうちから他社の評価や数値を盛り込めないか考えておきましょう。
⑤短所は乗り越え方と合わせて伝える
自覚している性格で短所を書いたあとは、乗り越え方や改善策などを伝えましょう。
短所を書くだけではネガティブな印象で終わってしまいます。短所を改善するために、どのような考えをもっているのか、普段工夫していることは何かまで伝えてください。
- 短所はあがり症なことですが、入念な事前準備をする癖を付けたことで今は改善できています。
- 短所は優柔不断なことです。「3時間迷ったら行動する」をマイルールにして、優柔不断になりすぎないようにしています。

キャリアアドバイザー
短所の対処法を考えられている学生は、採用担当者に「課題を認識して改善できる人材だ」と評価してもらえますよ。
短所が「あがり症」の人は、以下の記事がおすすめです。
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短所が「優柔不断」の人は、以下の記事を読んで受け答えを練習しておきましょう。
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短所の質問に「優柔不断」と答えても、捉え方やアピール次第でプラスの印象を与えられますよ。 この記事では、優柔不断な短所を印象よく伝える方法や例文、注意点などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画もあるので、短所の伝え方をぜひ参考にしてくださいね。
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⑥企業の求める人物像にマッチした長所を選ぶ
履歴書に書く自覚している性格は、企業の求める人物像とマッチしているかを基準に選びましょう。
企業は「学生の長所と社風が合っているか」を知るために、自覚している性格を質問します。企業が求める人物像に沿わない長所をアピールしてしまうと、「自社とは合わなさそうだ」と判断されてしまう可能性が高まってしまうでしょう。
たとえば、行動力のある人物像を求める企業には、「行動力の高さ」「決断力の高さ」などを書いたほうが良いですよ。

キャリアアドバイザー
企業が求める人物像は、企業理念、先輩社員のインタビュー、OB・OG訪問、説明会で出会った社員の人柄・雰囲気などから判断できます。積極的に企業や業務内容を理解できる場所に足を運んで、求める人物像をリサーチしてみましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!企業の求める人物像がわからない場合の対処法
「積極性」や「主体性」など多くの企業が求める強みを答えよう
応募先の企業によっては、情報が少ないなどの理由で企業の求める人物像がわからない場合もあるかもしれません。
しかし、多くの企業では「積極性」や「向上心」といった要素が、どのような仕事においても求められることが多いです。そのため、ほかの企業でエントリーをする際に使用している文言を活用しても問題ありませんよ。
ただし、想像だけで話を進めてしまうと、自分の強みが企業にうまく伝わらずに不合格につながる可能性もあります。面接では、自分の強みがその企業の求める人物像に本当にマッチしているかを確認しながら、会話を進められるように意識しましょう。
求める人物像の調べ方はこちらの記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。
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企業が求める人物像は就活対策する際に重要な要素です。この記事ではキャリアアドバイザーが企業が求める人物像とは何かや就活での活かし方などを解説します。求める人物像をもとに志望企業に適性があるかのチェック方法も紹介するので、参考にしてください。
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履歴書を書く時間がない時は、履歴書マニュアルを活用しよう!
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
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高評価につながらない! 履歴書に自覚している性格を書く際の注意点

履歴書で質問される「自覚している性格」の書き方を理解しても、注意点を押さえていない内容の場合マイナス評価につながります。
自覚している性格を書くときは、文章だけでなく、履歴書の回答欄の使い方などにも注意する必要があります。思いがけないところで評価を落としてしまわないためにも、注意点を理解しておきましょう。
「履歴書に通過できなかったらどうしよう……」と不安な人は、以下の記事がおすすめです。
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ESで落ちる理由を徹底分析! 通過率を上げる10の対策|例文8つ
ESで落ちる時は、企業に求められていることを確認することで、効果的に作成できますよ。 この記事では、ESで落ちる理由、落ちない10の対策、落ちる可能性のある例文と訂正例などをキャリアアドバイザーが解説します。 対策や例文を参考に、丁寧に仕上げましょう。
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①社会人としてネガティブ過ぎる短所は控える
自覚している性格に書く短所は、社会人としてネガティブすぎるものにならないよう注意しましょう。
- 時間にルーズで遅刻や寝坊が多い
- 飽き性で物事を最後までやり遂げたことがない
- 人と協力することができずなんでも一人で解決してきた
このような短所は、「社会人としてのマナーがない」「面接で話を聞いても採用には至らない可能性が高い」などのマイナスな印象につながってしまいます。
履歴書を読んだ採用担当者に「短所を改善する努力ができている」「自社が求める人柄に合いそうだ」と思ってもらえる内容を考えましょう。

キャリアアドバイザー
自覚している性格に書く短所は、「業務に支障が出るとしても極めて限定的か」「工夫や意識によって十分にカバーできる短所か」という基準で選ぶと考えやすいですよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「自覚している性格」のNG回答
周囲と協力できなそうな印象にものは避けよう
「自覚している性格」について答える際、社交性のなさや消極的な側面など、周囲とうまく関係構築できなそうな印象が強い話は避けましょう。どんな仕事でも、少なからずチームで仕事をすることになります。そのようなときに、周囲の人とうまくやっていけなそうな印象があると、内定を出すのをためらってしまうでしょう。
あなたが「周りからからどう見られるか」について答えるときに、わざわざネガティブな印象を加える必要はありません。企業から良い印象を持ってもらい、自身の強みや良い面を効果的にアピールするためにも、回答はポジティブな内容に焦点を当てましょう。
ほかの質問と印象が乖離しないようにする
履歴書に書く自覚している性格と、ほかの質問の回答に一貫性がないと、信憑性に欠けてしまいます。
たとえば、自覚している人柄では「長所は計画性の高さ」と伝えているのに、自己PRで発揮した強みは「直感力」と書いていれば、履歴書を読んだ採用担当者に「本心はどちらだろう」と疑念を抱かれてしまうでしょう。
履歴書や面接では以下のように、自覚している性格に似たあらゆる質問をされます。
- 友人からどのような性格だと言われますか
- 学生時代に頑張ったことで発揮した強みは何ですか
- 家族からどのような子供だったと言われますか
- チームで行動するときのあなたの役割を教えてください
- ストレスを感じたときの対処法はありますか

キャリアアドバイザー
回答に一貫性をもたせるためには、「この質問は集約するとどの質問に似ているのか」と考えるのがおすすめです。たとえば、ガクチカ、自己PRなどは長所系のアピールをする質問なので、長所とズレないように受け答えすれば良いですよ。
履歴書によくある質問で、一貫性をもたせた回答をするためには、以下の記事で解説している内容を実践してみてください。
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ガクチカと自己PRは違いの理解と一貫性がカギ! 例文14選付き
ガクチカと自己PRの違いは、伝えるべき内容や、見られるポイントなどで明確にあります。それぞれの違いを理解することが、魅力的な内容に仕上げるためには欠かせません。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、それぞれの違いから、違いを活かした伝え方のポイントなどを、例文と合わせて解説します。ぜひチェックしてくださいね。
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記入欄の9割以上は埋める
履歴書を書くときは、記入欄の9割以上は埋めましょう。空白が目立つ履歴書を読んだ採用担当者の多くは、「自社に対する志望度が低いのかな」「選考対策に時間をかけなかったのかな」などのマイナスな印象をもちます。
記入欄が9割以上埋まっていれば、熱意の証明になります。ただし、埋まっていればなんでも良いというわけではなく、冗長な表現を使ったり、同じことを違う言い方で繰り返したりするのは避けましょう。あくまでも企業が知りたいと思っている、エピソードの具体例や意識したことなどでボリュームアップするようにしてください。

キャリアアドバイザー
履歴書の記入欄が埋まらないときは、エピソードを定量的に伝えたり、入社後に長所をどのような職種・業務で活かせるか、具体的に書いたりできないか考えてみてくださいね。
履歴書の記入欄を9割以上埋める場合、どうしても読みづらさが出てしまいます。採用担当者が理解しやすく評価につながる履歴書を書くためにも、以下の記事で文字の大きさを押さえておきましょう。
読まれる履歴書は文字の大きさが重要! 手書き・PC別で徹底解説
履歴書の枠から文字がはみ出したらNG?はみ出さない文例も紹介
履歴書の「自覚している性格」は入社後の活躍イメージにつなげて好印象を狙おう
履歴書の「自覚している性格」は、「長所、長所を発揮したエピソード、短所、短所の改善策」を踏まえて書くことで、人柄が伝わりやすくなります。
この記事で解説した作成方法、例文、評価を高めるポイントなどを参考にすれば、採用担当者に評価してもらえる「自覚している性格」が書けるようになりますよ。
さらに「入社後に、長所をどのような業務で活かせるか」などの、あなたを採用するメリットも伝えて好印象を狙いましょう
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーが読み解く!企業が「自覚している性格」を聞く理由
キャリアアドバイザー
辻 華菜子
プロフィールをみる学生が「自己認知できているか」を測るため
企業が「長所・短所」と直接的に聞かず、「自覚している性格」という少し遠回しな聞き方をするのは、疑問に感じる人もいるかもしれません。しかし、これは学生が自身のことをどれだけ深く理解できているかを見ているからです。つまり「きちんと自分のことを認識できているか」という部分を測るために、あえてこのような質問をしているのです。
また、複数人で行動するなかでどう振る舞いをするのかなど、チームワークや協調性を知りたいという意図もあります。
「自覚している性格」という質問は、自分で認識している強みを伝えることはもちろん大切ですが、結局のところアピールに活用できる質問だととらえましょう。周りからから「こういう人間だ」と見られたい素質や強みを考え、面接を受けるうえで「このような人物像として選考を受けていこう」という軸を持つことが重要です。そして、その人物像と実際の自分自身の話が噛み合うように話すことで、自己PRをより補強することができますよ。