新卒でアートディレクターを目指せる? 仕事内容や必須スキルを解説

この記事のアドバイザー

アートディレクター

目次

  1. 専門性がもとめられるアートディレクターは必須スキルを理解しよう
  2. まずはここから! アートディレクターとは
  3. デザインの質とスケジュールを管理する責任者
  4. ほかの職種との違いは「デザインの管理」がメインである点
  5. アートディレクターの最新の動向を押さえよう!
  6. インターネット広告の台頭にあわせてWebの知識も必要に
  7. 多様化する個人の消費ニーズを読み取る必要がある
  8. 活躍の場はさまざま! 就職先やキャリアを紹介
  9. 就職先は事業会社と制作会社の2つがメイン
  10. キャリアアップか独立を選ぶ人が多い
  11. 大きく3つ! アートディレクターの仕事内容を紹介
  12. ①顧客との打合せでデザインの要件を決める
  13. ②チーム内でデザインの詳細を決める
  14. ③プロジェクトの管理、進行をおこなう
  15. モチベーションにつながる! アートディレクターのやりがい
  16. 0から手がけた作品が世に出回る
  17. 顧客から直接フィードバックや感謝をもらえる
  18. 苦楽をともにしたチームと達成感を分かち合える
  19. デザインの知識以外の多角的なスキルが身につく
  20. アートディレクターにもとめられる5つの要素
  21. ①デザインの知識:メンバーへのフィードバック
  22. ②コミュニケーションスキル:社内外とのやり取り
  23. ③プレゼンスキル:顧客へデザインの提案
  24. ④マネジメントスキル:メンバーへの指示や管理
  25. ⑤業界・商品に関するマーケティングの知識:ユーザーに刺さるデザインの提案
  26. 当てはまるかチェック! アートディレクターに向いてる人8選
  27. ①デザインが好きで自分の知識を周囲と共有できる人
  28. ②専門性を活かして相手の要望に応えられる人
  29. ③チーム全体に気を配り、マルチタスクができる人
  30. ④納期までに間に合わせる計画力がある人
  31. ⑤プロジェクトリーダーを務められる責任感がある人
  32. ⑥意見をまとめられるリーダーシップがある人
  33. ⑦一緒に働くチームのために全力を尽くせる人
  34. ⑧好奇心旺盛で自発的に学べる人
  35. 確認必須! アートディレクターの現実も知っておこう
  36. 経験を積んでアートディレクターを目指すのが一般的
  37. 顧客とクリエイターの間で板挟みになることもある
  38. 常に新しい情報のインプットする必要がある
  39. 未経験の人必見! 新卒でアートディレクターになるためのモデルケースを紹介
  40. ①事業会社や制作会社などにデザイナーとして入社する
  41. ②資格の取得やデザインの経験を積む
  42. ③部下のマネジメントにチャレンジする
  43. 持ってるとアートディレクターに役立つ3つの資格
  44. ①illustratorクリエイター能力認定試験
  45. ②Photoshopクリエイター能力認定試験
  46. ③アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)
  47. よくあるアートディレクターに関する質問に回答!
  48. アートディレクターに必要なスキルを身に付けて憧れの職業を目指そう!

専門性がもとめられるアートディレクターは必須スキルを理解しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「アートディレクターってどんな仕事ですか? 」
「アートディレクターって新卒からでもなれますか? 」

といった質問をよく受けます。アートディレクターの仕事内容を知りたい学生もいますよね。またアートディレクターになりたいけれど、どう目指せばいいかわからない学生もいるかもしれません。

専門性がもとめられる仕事だからこそ、アートディレクターを目指すためには必須スキルを理解することが重要です。この記事ではアートディレクターの仕事内容や向いている人を解説します。

未経験から目指す方法やおすすめの資格も紹介しているので、アートディレクターを目指したい人はぜひ参考にしてくださいね。

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まずはここから! アートディレクターとは

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就活生

アートディレクターって耳にはしたことがあるのですが、どんな仕事かいまいちわかりません……。

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キャリアアドバイザー

そうですよね。まずはアートディレクターがどんな仕事か紹介しますね。

アートディレクターという名前は知っていても、具体的に何をしているか知らない学生もいるのではないでしょうか。アートディレクターを目指すには、まずはどんな仕事か知ることが大事なので解説していきますね。

デザインの質とスケジュールを管理する責任者

アートディレクターとはデザインの質とスケジュールを管理する責任者です。デザインにかかわるものであればジャンルや種類は問わないので、広告やゲーム、商品のパッケージなど携わるものは多岐にわたります。

デザインの質にこだわるあまり期限までに間に合わなくても、期日内にクオリティが低いものを納品しても顧客は満足しません。メンバーをまとめ、もとめられているクオリティを満たしつつ、期日までに間に合わせることがアートディレクターの仕事なのです

ほかの職種との違いは「デザインの管理」がメインである点

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就活生

ほかの仕事で、アートディレクターに似た名前を耳にしたことがあるのですが、何が違うかわかりません……。

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ほかの仕事との違いも気になりますよね。よく混同される仕事との違いも解説していきますね。

アートディレクターの最大の特徴は「デザインの管理」がメインであることです。よく混同されるほかの職種としては、デザイナー、クリエイティブデザイナー、ディレクターがあげられます。混同しないようにするためにも、それぞれの仕事内容を確認しましょう。

アートディレクターと混同されやすい職種
  • デザイナー:アートディレクターの指示のもとデザインをする
  • クリエイティブデザイナー:作品の総責任者、顧客の広告戦略にもかかわる
  • ディレクター:制作プロジェクトの現場で指示・管理をする

デザイナーはアートディレクターと同じようにデザインにかかわりますが、手を動かすことがメインです。クリエイティブデザイナーはデザイン以外の広範囲の責任者であり、その作品が顧客に与える影響まで責任を持ちます。

ディレクターもアートディレクターと同じくプロジェクトをまとめる役割を担いますが、デザインの知識はもとめられないことが違いといえるでしょう。

デザイン系のほかの仕事についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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あなたがアートディレクターに向いているか、確認してください

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

自分の適職・適さない職業を今すぐチェックしてみてください。

アートディレクターの最新の動向を押さえよう!

アートディレクターの最新の動向

アートディレクターは近年需要が増えている仕事の1つです。しかし専門性が必要な仕事だからこそ、もとめられる知識や置かれる環境は日々変化しています。

アートディレクターの最新の動向を押さえて、時代にあったスキルを身に着けていきましょう。

インターネット広告の台頭にあわせてWebの知識も必要に

アートディレクターはインターネット広告の台頭にあわせてWebの知識も必要となっています。2023年に電通が発表した「2023年 日本の広告費」によると、インターネット広告費は過去最高を更新、マスコミ四媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)広告費を1兆以上上回っており、広告市場の成長を後押ししていることがわかります。

今後もますますインターネット広告が伸びることが予想されるため、今後のアートディレクターにはWebの知識も欠かせません。技術や流行が日々変化していくからこそ、現状維持ではなく柔軟に適応していくことが必要といえますね。

多様化する個人の消費ニーズを読み取る必要がある

多様化する個人の消費ニーズを読み取ることも、今後のアートディレクターには欠かせません。インターネット広告の台頭やスマートフォンの普及によって、「大勢に受ける」広告から「個人に刺さる」広告がもとめられるようになっているのです。

また近年は「バズる」といった言葉があるように、SNSなどで拡散されることで認知度や人気度が上がっているものもあります。キャッチーなものや、共有したくなるデザインなども、アートディレクターの腕の見せ所となるでしょう

北浦 ひより

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アートディレクターにもとめられる幅が広がってきています

昨今、「手に職をつける」という意味でデザイナーやプログラマーを目指そうとする人も増えてきています。しかし現場で手を動かす人が増えても、それを統括して外に発信することを導く人がいなければ売上を伸ばしてビジネスを拡大していくことは難しいでしょう。

アートディレクターは、年々増えているデザイナーと多様化する受け手の需要の間に立ち、双方の価値観を考えながら価値を生み出していく仕事です。言い換えれば、身体だけではなく頭脳を使う仕事とも言えるでしょう。一見難しそうに聞こえるかもしれませんが、アートディレクターにもとめられる役割、やりがいや業務の幅は増えてきています。自分のキャリアプランを考えながら、どのようなアートディレクターになりたいかを考えてみてください。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

適職診断 適職診断

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

活躍の場はさまざま! 就職先やキャリアを紹介

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就活生

アートディレクターの具体的な働く場所やキャリアがいまいちわかりません。

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そうですよね。アートディレクターの就職先やキャリアについて解説しますね。

一口に「アートディレクター」といっても、活躍する場所はさまざまです。やりたいことやどんな働き方がいいかで選ぶものも変わるので、自分にはどの働き方があっているかチェックしながらみてくださいね。

就職先は事業会社と制作会社の2つがメイン

アートディレクターの就職先は主に事業会社と制作会社の2つです。事業会社は自社の中で事業を展開しており、自分たちのブランドを手がけるのが特徴といえます。

事業会社と制作会社の違い
  • 事業会社:自分たちの事業を展開する
  • 制作会社:顧客の事業の支援をする

制作会社は自社ではなく、顧客の事業がうまくいくように支援する会社です。ビジネスモデルが異なるため、同じ「アートディレクター」という仕事でも、かかわる人や目標が異なるのがポイントです。

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詳しい違いについてはこのあと解説します。

事業会社:自社ブランドを手がける

事業会社は自社のブランドにかかわるデザインを担当するのが特徴です。事業会社としては
メーカーやゲーム業界、Web系の企業などがあげられます。

事業会社の例
  • メーカー
  • ゲーム業界
  • Web系

事業会社では1つの商品に長期的にかかわることが可能です。自分が手がけた作品に寄せられた意見をもとに改良を繰り返すなど、作品とともに成長することができます。1つのことにじっくり向き合い、改善していく継続力がある人はこちらが向いていると言えますね。

また基本的に自社の社員と仕事をすることが多いのも特徴の1つです。

制作会社:顧客の想いを形にする

制作会社のアートディレクターは、自社ではなく他社商品のデザインにかかわります。デザインをしたいけれど、自社の中にその知識を持った人がいないときは、広告代理店や制作会社など専門知識を持った企業に依頼します。

制作会社の一例
  • 映像制作会社
  • 番組制作会社
  • ホームページ制作会社

制作会社の場合は、さまざまな業界、商品のデザインを手がけることができることが特徴です。それぞれの業界に特化した制作会社が多く、映像や商品のデザインなど業界内にかかわる制作物に広く携わることができるため、好奇心旺盛な人はこちらが向いているでしょう。

また、同時に複数の案件を担当することもあるため、ものごとを同時進行で進めることができる人も向いていますよ。

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制作会社のほかにも企業の広告活動を代行する広告代理店も就職先にあげられます。

キャリアアップか独立を選ぶ人が多い

アートディレクターのキャリアとしては、キャリアアップしてクリエイティブデザイナーになるか、独立を選択する人が多いです。

クリエイティブデザイナーはデザインのクオリティだけでなく、制作物全体の責任を持ちます。そのため、たとえばコピーライティングなど、デザイン以外の知識も必要です。さらに制作物が顧客に与える影響を考える、経営的な視点も必要となるでしょう。

またアートディレクターはデザインに関して一人前といえるほどの知識、スキルがあるので、その経験を生かして独立する人も多くいますよ

大きく3つ! アートディレクターの仕事内容を紹介

アートディレクターの仕事内容

アートディレクターをより具体的に理解するためには、仕事内容を知ることが欠かせません。大きく3つの仕事内容があるので、しっかり押さえていきましょう。

①顧客との打合せでデザインの要件を決める

アートディレクターの仕事は、まず顧客との打合せからスタートします。打合せの中で、顧客がアプローチしたいターゲット層についてすり合わせをおこなったり、デザインの要件を決めていきます。

この打合せの段階で顧客のニーズをどれだけキャッチアップできるかが、デザインの完成度や顧客の満足度を左右します。そのため、顧客のもとめるデザインがどんなものかのヒアリングをしっかりおこない、すり合わせをすることが重要です。

プロジェクトによってはコンペもある

プロジェクトによってはコンペがあるものもあります。コンペとは複数の企業が企画を持ちより、その中から最もいい提案を選ぶことです。

コンペとは
  • コンペティションの略。数の企業が企画を持ちより、その中から最もいい提案を選ぶこと

コンペで勝ち抜くためには、顧客のニーズを正確にとらえるだけでなく、提案を魅力的に伝えるプレゼン能力も必要となります。

②チーム内でデザインの詳細を決める

顧客とデザインの要件を決めたあとは、チーム内でデザインの詳細を決めます。顧客のニーズに応えるためにはどんなデザインがいいのか、色や配置はどういったものがいいのかなど、細かいデザインを協議していきますよ

この段階で制作物の全体像が決まります。そのため顧客と打合せた内容をいかに詳細に伝え、チーム内でそれに合わせたデザインを考えられるかがカギです。

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いい案を出すためには、アートディレクターが率先してメンバーに意見をもとめることも重要といえますね。

③プロジェクトの管理、進行をおこなう

デザインの詳細が決まったら、プロジェクトの管理・進行をするのもアートディレクターの仕事です。アートディレクターはプロジェクトの品質とスケジュールに責任をもつ仕事なので、この仕事がもっとも大事といえるでしょう

作品のクオリティが担保できるように、こまめにデザインの確認をしたり、期日までに間に合うようにそれぞれのチームの進捗を確認したり、複数のことを同時に把握することがもとめられます。

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アートディレクター次第で作品のクオリティが変わると言っても過言ではないので、アートディレクターの腕が試されますよ。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

モチベーションにつながる! アートディレクターのやりがい

「デザインの責任者」と聞くと「大変な仕事だな」と感じる学生もいるのではないでしょうか。もちろんアートディレクターは簡単な仕事ではありませんが、その分多くのやりがいもあります。

働く中でモチベーションにつながる、アートディレクターのやりがいを紹介します。

0から手がけた作品が世に出回る

アートディレクターのやりがいとしてまず挙げられるのが、自分が0から手がけた作品が世に出回ることです。顧客との打合せからメンバーとのミーティング、プロジェクトの管理まで一貫してかかわるアートディレクターだからこそ、作品が出来上がったときの達成感は計り知れないでしょう

また、自分が手がけた作品を街中で見かけたり、日常生活の中で取り上げられるのを目にすることもできます。自分が社会に貢献しているというのを肌で感じることができるのも、アートディレクターの魅力の1つですね。

顧客から直接フィードバックや感謝をもらえる

顧客から直接フィードバックや感謝をもらえることもアートディレクターのやりがいの1つですよ。アートディレクターは直接顧客と連絡を取るからこそ、生の声を聴くことができます。

もちろんいい意見もあれば、そうでないときもあるでしょう。しかし、そのような指摘を通じて改善点がわかり、自身の成長につなげることができます

また大がかりなプロジェクトであればあるほど、顧客からの感謝も大きなものになるでしょう。頑張ってきたことを認めてもらえることも、アートディレクターの醍醐味といえますね。

苦楽をともにしたチームと達成感を分かち合える

苦楽をともにしたチームと達成感を分かち合えることも、アートディレクターとして働くうえでの大きなやりがいです。

1つの作品を作り上げるためには、多くのメンバーを必要とします。また作品を作る中でチーム内で意見の対立が起きたり、スケジュールに追われたりと大変なことも数多くあるでしょう。

そのような苦難を一緒に乗り越えた仲間だからこそ、作品ができあがったときにはお互いを称え合い、喜びを共有することができるのです

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キャリアアドバイザー

とくにアートディレクターはプロジェクト全体を見て、すべてのメンバーとかかわるからこそ、その達成感は大きいといえますね。

デザインの知識以外の多角的なスキルが身につく

アートディレクターはデザインの知識以外の多角的なスキルが身につくこともやりがいです。デザインの指示をすることはもちろん、顧客とコミュニケーションを取ったり、進捗の管理をしたりなど、アートディレクターにはいろいろな仕事があります

そのためアートディレクターはデザイン以外のさまざまなスキルが身につきます。どれも社会人としては必要なスキルばかりなので、多様なスキルが身につくことで社会人としてのレベルが高くなるともいえますね。

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具体的にもとめられるスキルについてはこのあと解説します。

アートディレクターにもとめられる5つの要素

アートディレクターにもとめられる5つの要素

アートディレクターの仕事は広範囲にわたるからこそ、必要なスキルも多くあります。アートディレクターでもとめられる5つの要素を紹介するので、アートディレクターを目指したい人はチェックしてくださいね。

①デザインの知識:メンバーへのフィードバック

アートディレクターにまずもとめられるのがデザインの知識です。アートディレクターはデザインの質とスケジュールの責任者なので、デザインの知識がないことには始まりません

デザインに限らず、まずは一定の経験を積み、そのスキルを習得して初めて人に教えることができるようになります。メンバーにフィードバックをするためにも、まずはデザインを身に着けることが重要ですよ。

②コミュニケーションスキル:社内外とのやり取り

コミュニケーションスキルもアートディレクターに必要なスキルです。アートディレクターは社内社外問わず多くの人とやり取りをします。

顧客の要望を正確に聞き出すことや、メンバーを鼓舞することなど、コミュニケーションスキルといっても多種多様です。アートディレクターに必要なコミュニケーションスキルとは、「人や状況に合わせて柔軟に対応する力」ということもできるでしょう。

コミュニケーションスキルをアピールしたい人はこちらも参考にしてくださいね。

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③プレゼンスキル:顧客へデザインの提案

アートディレクターを目指すならプレゼンスキルも欠かせません。コンペで顧客にプレゼンをする際は、作品の中身ももちろんですが、どのようにプレゼンするかで選んでもらえるかが決まると言っても過言ではありません。

特に甲乙つけがたい作品がならんだときは、最終的に印象に残った方や担当者の情熱を感じた方を選ぶこともあるでしょう。アートディレクターには、自分の作品を魅力的に感じてもらえるようなプレゼンスキルが必要であることも覚えておいてくださいね

④マネジメントスキル:メンバーへの指示や管理

マネジメントスキルもアートディレクターには必要な要素です。アートディレクターはプロジェクトの責任者としてメンバーに指示を出したり、管理をします。

デザインやスケジュールなど作品にかかわることを管理するのはもちろん、ときにはメンバーのモチベーション維持など、メンタル面でのマネジメントをすることもあるでしょう

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技術的なことだけでなく、「人間力」もアートディレクターは問われると言えますね。

⑤業界・商品に関するマーケティングの知識:ユーザーに刺さるデザインの提案

アートディレクターを目指すなら、業界・商品に関するマーケティングの知識も重要な要素ということを覚えておきましょう。ユーザーに刺さるデザインを提案するためには、ユーザーが何をもとめ、何をしたらそれを満たせるのかを常に考える必要があります

トレンドや流行は日々変化するので、常にアンテナを張って情報収集をおこない、アップデートをすることもアートディレクターにはもとめられますのです。

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当てはまるかチェック! アートディレクターに向いてる人8選

アートディレクターに向いている人の特徴

アートディレクターになりたいけれど、自分に向いているかわからないと悩む学生もいるのではないでしょうか。アートディレクターに向いている8つの人を紹介するので、自分に当てはまるかチェックしながら見てみてくださいね。

①デザインが好きで自分の知識を周囲と共有できる人

アートディレクターに向いている人としてまず挙げられるのが、デザインが好きな人です。アートディレクターに必要なデザインの技術や手法は日々変化します。デザインが好きな人であれば積極的に新しいものをインプットしていけるので、アートディレクターに向いているといえますよ

また、身に着けた知識やスキルを自分の中でとどめるだけでなく、周囲に共有できる人もアートディレクターにおすすめです。アートディレクターはプロジェクトの責任者としてデザインの品質にも責任を持つため、自らの知識をメンバーにも共有していくことが作品のレベルを上げることにつながるのです。

②専門性を活かして相手の要望に応えられる人

専門性を活かして相手の要望に応えられる人もアートディレクターに向いています。作品の質は、顧客との打ち合わせでどれだけ要望を聞き出せるかで決まるといっても過言ではありません。そのため相手に寄り添い、顧客がもとめていることをヒアリングする力がアートディレクターには必要です

また顧客はデザインの知識がないことがほとんどです。そのため、専門的な知識や言葉をわかりやすく、イメージできるように伝えることもアートディレクターにはもとめられます。

③チーム全体に気を配り、マルチタスクができる人

アートディレクターはチーム全体に気を配り、マルチタスクができる人にも向いていますよ。アートディレクターはプロジェクトを進めるうえで、メンバーの状況やスケジュールなど、いろいろなことに気を配る必要があります。

1つのことに集中しすぎてしまうと、ほかのことがおろそかになってしまう可能性があるので、全体をみて同時に複数のことを進める力が欠かせないといえますね

マルチタスクについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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④納期までに間に合わせる計画力がある人

納期までに間に合わせる計画力がある人にもアートディレクターはおすすめです。プロジェクトには「いつまでに完成させないといけない」という納期があり、それを過ぎてしまうと顧客からの信頼がなくなってしまう可能性があります。

どんなにいい作品を作れたとしても、信頼がなくなってしまったらその後同じ顧客から依頼を受けることはなくなってしまうかもしれません。そのため、作品の質と期限、どちらも担保する必要があるのです

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普段から目標から逆算して計画を立て、計画通りに進めることができる人であれば、アートディレクターとしても活躍できるでしょう。

計画性をアピールしたい人はこちらも読んでおきましょう。

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⑤プロジェクトリーダーを務められる責任感がある人

アートディレクターにはプロジェクトリーダーを務めるための責任感も欠かせません。プロジェクトの責任者であるアートディレクターは、作品に対してすべての責任を担うことになります。

リーダーの指示でメンバーはプロジェクトを進めていくので、アートディレクターの力量がプロジェクトが成功するためのカギです。そういった大きな責任を背負い、先頭に立ってプロジェクトを回す力もアートディレクターには必要といえますね。

責任感をアピールしたい人はこちらも読んでおきましょう。

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⑥意見をまとめられるリーダーシップがある人

意見をまとめられるリーダーシップがある人もアートディレクターに向いています。1つのプロジェクトには多くのメンバーが参加するため、ときにはメンバー間で意見の食い違いや衝突もあるでしょう。

そのようなときアートディレクターは両者の意見を聞き、双方が納得できる代替案を一緒に考える必要があります。相手の意見に寄り添う力や、人と人の間に立って解決に導く力もアートディレクターにはもとめられるのです

リーダーシップを発揮した経験のアピールの仕方についてはこちらも読んでおきましょう。

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⑦一緒に働くチームのために全力を尽くせる人

アートディレクターを目指すなら一緒に働くチームのために全力を尽くせる人にもおすすめですよ。アートディレクターはメンバーと一緒に、顧客の要望を叶えるために試行錯誤を繰り返して1つの作品を作り上げます

ときには数カ月と長期間にわたるプロジェクトもあるでしょう。また、うまくいかないことや納期に追われて忙しいときもあるかもしれません。それでもチームと力を合わせて1つの目標に向かって全力を尽くせる人であれば、どんな困難なことも乗り越えられるはずです。

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学生時代にチームで何かを成し遂げた経験がある人はその経験もアピールできますよ。

チームワークをアピールしたい人はこちらも参考にしてくださいね。

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⑧好奇心旺盛で自発的に学べる人

好奇心旺盛で自発的に学べる人もアートディレクターは向いています。デザインの技術や消費者のニーズは日々変化しているので、常にアンテナを張って最新の動向をインプットする必要があります

さらに、プロジェクトにかかわる業界や商品以外の知識を学ぶことも重要です。一見かかわりがないようにみえるものも、実は関係していたり、ほかの知識があるからこそ提案できることもあるかもしれません。

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選り好みせずに、さまざまなことに興味をもって調べることが新たな発見につながりますよ。

好奇心旺盛な点をアピールしたい人はこちらも読んでおきましょう。

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上村 京久

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大変なことも多いため成長意欲が高い人にも向いていると言えるでしょう

ここまで見てきた通り、アートディレクターには専門的な知識やスキルだけではなく、物事を広く捉えてチームを引っ張っていく人間力ももとめられます。異なるタイプや立場の人と交渉をしていく場面もあるため、相手の立場になって行動する力や想像力も求められます。

こうした力は1日で身につくものではありません。たくさんの人と出会い、ときには失敗を繰り返しながら学んで自分の成長に繋げていくことが大切です。その意味で、場数を踏んでスキルを高めたいと思える度胸や向上心、そして何があっても諦めない気持ちがある人に向いていると言えるでしょう。

確認必須! アートディレクターの現実も知っておこう

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アートディレクターに向いている人の特徴に当てはまっていたので、さっそくアートディレクターの求人を探してみます!

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ちょっとまってください! 目指す前にアートディレクターの現実も知っておきましょう。

アートディレクターは専門性がもとめられる仕事だからこそスキルや経験が必要となります。実情を知らないまま仕事についてしまうと、理想との間にギャップを感じてしまう可能性もあるため、アートディレクターの現実を押さえたうえで目指すようにしてくださいね。

経験を積んでアートディレクターを目指すのが一般的

まず押さえてほしいのは、アートディレクターは経験を積んで目指すのが一般的ということです。アートディレクターにはメンバーをまとめるマネジメントスキルや、プロジェクト全体を見渡す視野の広さなど多くのスキルがもとめられますが、大前提としてデザインの知識やスキルが必要となります。

そのためアートディレクターの求人はデザイン経験が必要となることがほとんどです。デザイン経験なしでアートディレクターを目指したい人は、まずデザインの知識を身に着けることから始めるようにしてくださいね

新卒で目指すならデザイナーとして入社しよう

新卒でアートディレクターを目指すなら、まずはデザイナーとして入社しましょう。デザイナーは新卒の求人もあるため、デザイナーとして入社してデザインの知識をつけたうえでアートディレクターを目指すのがおすすめです。

新卒でデザイナーとして就職するためには、ポートフォリオなどの作品が必要となる場合もあるので、早めに募集要項を確認することも忘れないようにしてくださいね。

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新卒からアートディレクターを目指すためのモデルケースもこのあと紹介しますよ。

顧客とクリエイターの間で板挟みになることもある

アートディレクターはときに顧客とクリエイターの間で板挟みになる点も覚えておいてほしいことの1つです。アートディレクターは顧客との打合せで大まかなデザインの方向性を決め、それをもとにメンバーと詳細を決めていきます。

ときには顧客が叶えたいことが、予算や技術的に実現が難しい場合もあるかもしれません。そのようなとき、顧客の考えとメンバーの意見、両方のバランスをとりながら双方が納得できる折衷案を見出していく必要があるのです

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キャリアアドバイザー

グループの中で意見が食い違ったときに、間を取り持つことができる人もアートディレクターに向いているといえますね。

常に新しい情報のインプットする必要がある

常に新しい情報をインプットする必要があることもアートディレクターを目指す前に知っておきましょう。デザインの技術は日々変化しているため、「一度学んだからもう大丈夫」と思っていると、「いつのまにか時代遅れになってしまっていた……」なんてことにもなりかねません

さらに、個人の消費ニーズが多様化しているからこそ「ユーザーが何をもとめているのか? 」を常にリサーチする必要があります。最新の流行や、トレンドをいち早く察知して、消費者に刺さるデザインの提案をすることがもとめられるのです。

吉田 実遊

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泥臭い業務内容もたくさんあることを理解しましょう

さまざまな立場の人の間に立って仕事をすると、業務の中心は物事の調整にならざるを得ないシーンも多いです。アートディレクターと聞くと華やかな仕事をしていると想像する人もいますが、実際は双方の意見を聞いて折衷案を提案したり細々した案件を調整する泥臭い仕事もたくさんあります。

どのような仕事でもそうですが、メディアなどに掲載されている業務内容はアートディレクターがおこなう仕事の一部に過ぎません。目に見えている部分だけで仕事内容がわかったと早合点するのではなく、どのような苦労があるかということも想像しながら、仕事への理解を深めていきましょう。

未経験の人必見! 新卒でアートディレクターになるためのモデルケースを紹介

新卒でアートディレクターを目指すモデルケース

「新卒からアートディレクターを目指したい」と考える学生も中にはいるのではないでしょうか。初めての入社する企業だからこそ、憧れの職業につきたいですよね。

そうした「未経験だけどアートディレクターになりたい! 」という人におすすめのアートディレクターになるためのモデルケースを紹介します。

①事業会社や制作会社などにデザイナーとして入社する

新卒でアートディレクターを目指すなら、まず事業会社や制作会社などにデザイナーとして入社しましょう。デザインのスキルがもとめられるため、残念ながら新卒でのアートディレクターの採用はほとんどありませんが、デザイナーの求人は新卒でもあります

ただし新卒でデザイナーとして入社するためには、実績やポートフォリオなどが必要となる企業もあるので注意が必要です。美大生や専門学校生など、デザインの知識がある人も応募してるので、未経験から目指すなら独学でデザインの勉強することも重要ですよ。

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キャリアアドバイザー

新卒で入社するなら広告代理店もおすすめですよ。

②資格の取得やデザインの経験を積む

デザイナーとして入社後は資格の取得やデザインの経験を積むことが大事です。アートディレクターは作品の質にも責任をもち、メンバーにも指示を出していくため、自分自身もデザインの知識を習得する必要があります

デザイナーとして一人前になってはじめて、ほかのメンバーをまとめるアートディレクターを目指せるので、まずは独り立ちできるように資格の取得などデザインの知識を習得しましょう。

③部下のマネジメントにチャレンジする

デザイナーとして経験を積んだら、部下のマネジメントにもチャレンジすることもおすすめですよ。アートディレクターはプロジェクトの責任者として、多くのメンバーをまとめる仕事です。いきなり多くのメンバーを統括するのは難しいので、まずは少人数のマネジメントから始めましょう。

その際、積極的にマネジメントしたい旨を周囲にアピールすることも重要です。同じレベルのデザイナーがいたとしたら、常に意欲的で「マネジメントしたい! 」という人に任せたいですよね。

「チャンスは自分でつかみ取る」という気持ちで、積極的にアピールすることがアートディレクターへの近道ですよ。

吉川 智也

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意欲的に学ぶことを忘れずに行動をしていきましょう

アートだけに限らず「ディレクター」という名前がつく職務は、ある程度経験を積んでから就任することが多いです。新卒かつ未経験でアートディレクターを目指す際の注意点としては、まず第一に最初は泥臭い仕事ばかりになる可能性がある点です。それでも諦めずに意欲的に学んだり、自らできることに挑戦をしたりしていくことを忘れないでください。そうすれば、徐々に仕事を任せてもらえるようになり、自分でいろいろなことを決められるようになるでしょう。

なかなか自分が思い描くような成果が出なかったり、やりたいと思っているプロジェクトには参加が難しかったりしても、積極性を忘れずに行動をしていきましょう。

持ってるとアートディレクターに役立つ3つの資格

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就活生

アートディレクターになるために資格って必要ですか?

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キャリアアドバイザー

資格はなくてもアートディレクターにはなれますよ。ただし、持っていると役立つ資格があるので紹介しますね。

アートディレクターになるために資格の取得は必要ありません。しかし、持っているとアートディレクターになるのに有利に働いたり、仕事をする中でも役立つ資格はあります。

おすすめの3つの資格を紹介するので、アートディレクターを目指したい人は積極的に取得していきましょう。

①illustratorクリエイター能力認定試験

持っているとアートディレクターに役立つ資格の1つが「illustratorクリエイター能力認定試験」です。illustratorクリエイター能力認定試験とは、イラストやロゴなどをつくる際に使用する「illustrator」のコンテンツ作成能力を測るものです。

illustratorを使って指定の作品をつくるため、きちんと操作方法が理解できているかがもとめられます。また、スタンダードとエキスパートの2種類があり、エキスパートのほうが高難度です。

CA)エキスパートでは作品の作成だけでなく、デザインに関する知識も出題されますよ。

②Photoshopクリエイター能力認定試験

Photoshopクリエイター能力認定試験」もアートディレクターになるならおすすめの資格です。Photoshopクリエイター能力認定試験は画像の編集をする際に使用する「Photoshop」のコンテンツ作成力を測ります

illustratorクリエイター能力認定試験と同じように、スタンダードとエキスパートの2つのタイプがあります。ただし、2つ合わせた合格率は74.1%(2021年度平均)となっているので、アートディレクターを目指すならエクスパートの取得を目指すといいでしょう。

③アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)

アートディレクターを目指すなら、「アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)」もぜひ取得しましょう。illustrator、Photoshopなどを提供するアドビシステムズ社が公認しており、国際的にも通用する資格となっています。

illustrator、Photoshopを使って実際に操作するだけでなく、デザイン業界で働くうえで必要な知識などデザインの知識以外も問われます。また2019年に名称がアドビ認定アソシエイト(ACA)から変更となり、新たに動画編集ソフトの「Premiere Pro」も追加されています。

よくあるアートディレクターに関する質問に回答!

学生からよく聞かれるアートディレクターに関する質問にキャリアドバイザーが回答します。アートディレクターを目指す人は参考にしてくださいね。

  • アートディレクターって新卒からでもなれますか?

    新卒からすぐアートディレクターを目指すのは難しいでしょう。アートディレクターはプロジェクトの責任者としてデザインの質に責任を持ち、メンバーをマネジメントする仕事です。そのため、アートディレクターにはプロジェクトを任せられるだけのデザインの知識と視野を広くもって人を動かせる力が必要となります。こういったスキルは実務を通じて身についていくので、あまり経験のない新卒での募集は少ないのです。しかし、新卒でも経験を積んでゆくゆくアートディレクターになることはできるので、意欲的に勉強を進めて目指すようにしてくださいね。

  • アートディレクターは美大出身じゃないとなれないですか?

    アートディレクターは美大出身じゃなくても目指すことができます。もちろん美大や専門学校でデザインを専門的に学んだ人はデザインの知識があるので、その点は有利となります。しかしたとえそういった学校に行ってなくても、独学でデザインを学び、デザイナーとして入社後アートディレクターになった人はいます。なろうと思えば、今からでもアートディレクターを目指すことはできますよ。

  • 専門学生でもアートディレクターを目指せますか?

    専門学生もアートディレクターを目指せます。学校で専門的に学んだことを存分にアピールすれば即戦力として企業にも魅力的に映るでしょう。ただし、広告代理店などには4大卒以上を応募条件として掲げている企業もあります。そのため志望する企業の応募要件を事前に確認するようにすると安心ですよ。

アートディレクターに必要なスキルを身に付けて憧れの職業を目指そう!

アートディレクターは専門的な仕事だからこそ、もとめられる要素も多くあります。デザインの責任者として、豊富なデザインの知識が必要となるので意欲的に学んでいくことは欠かせません。

またコミュニケーションスキルやマネジメントスキルなど、デザインの知識以外のスキルも必要になります。こうしたスキルは実際の経験を積んで身についていくので、アートディレクターを目指すなら積極的にチャレンジしていくのがおすすめです。

多角的なスキルが必要だからこそ、積極的に行動をして憧れの職業を目指しましょう。

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