CEO・COO・CFOを組織図で徹底解説|知れば就活が有利に進む

この記事のアドバイザー

目次

  1. CEO・COO・CFOの違いを組織図から理解! 企業研究や最終面接で役立てよう
  2. CEO・COO・CFOとは? 意味と由来を解説
  3. 意味:〇〇の最高責任者
  4. 由来:欧米の経営体制が起源
  5. 組織図で解説! CEO・COO・CFOの役割
  6. CEO(最高経営責任者):組織全体の経営や運営を統括
  7. COO(最高執行責任者):日々の業務の執行を担当
  8. CFO(最高財務責任者):企業の財務戦略全般を担当
  9. 知っておくと便利! CEO・COO・CFO以外の「〇〇の最高責任者」を一覧で紹介 
  10. 企業研究に役立つ! CEO・COO・CFOについて調べるべき3つの情報
  11. ①経歴やキャリア
  12. ②価値観や考え方
  13. ③今後の事業方針
  14. 最終面接前に対策しておこう! CEO・COO・CFOが見ている3つのポイント
  15. ①入社意思の強さ
  16. ②企業への理解の深さ
  17. ③入社後のキャリアビジョンの明確さ
  18. CEO・COO・CFOの組織図を知りたい学生からの質問に回答! 
  19. CEO・COO・CFOは組織図で把握! 各役職の特徴を理解して最終面接にそなえよう

CEO・COO・CFOの違いを組織図から理解! 企業研究や最終面接で役立てよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から、

「CEO・COO・CFOって何ですか? 」
「CEO・COO・CFOの違いを組織図で理解したいです」

という質問や相談をよく受けます。

就職活動を進める中で、CEO・COO・CFOなどの役職名を目にすることがあるでしょう。なんとなく偉い人というイメージは持っていても、詳しい意味はよくわからないという学生も多いのではないでしょうか。

この記事では、まずCEO・COO・CFOなどの役職名の意味と由来を確認したうえで、組織図を用いて、各役職の役割の違いや関係性をわかりやすく整理して解説していきます。よくわからないと悩んでいる学生は、ぜひ参考にしてみてください。

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CEO・COO・CFOとは? 意味と由来を解説

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就活生

CEO・COO・CFOという役職名はなんとなく聞いたことがあるのですが、正直まだ理解しきれていない状態です。詳しく教えて欲しいです!

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キャリアアドバイザー

たしかに、日常生活ではあまり聞きなじみがないですよね。それではまずは、CEO・COO・CFOの意味と由来から一緒に確認していきましょう

ここでは、CEO・COO・CFOの意味と由来について、わかりやすく解説していきます。なんとなくイメージできているという学生もいるかもしれませんが、しっかりと理解するために確認しておきましょう。

意味:〇〇の最高責任者

まず、CEO・COO・CFOとはそれぞれ英語3語の頭文字をとった略語になっており、「〇〇の最高責任者」という意味を持っています

CEOを例に挙げて解説すると、CEOは「Chief Executive Officer(最高経営責任者)」の略で、「Chief=長」「Executive=管理」「Officer=役員」の頭文字をとって意味を表しています。簡単に言うと、CEOは組織全体の経営方針や事業計画などを統括する役職ですね。

日本の会社法で制定されている役職ではないこともあり、日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが、外資系企業やベンチャー企業などで使われていることも多いので、把握しておきましょう。

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キャリアアドバイザー

「〇〇の最高責任者」を表す際に「CxO」という表記が使われることもあります。「Chief x Officer」の頭文字を取っており、「x」には担当の分野や領域を入れ替えて使用する形ですね

由来:欧米の経営体制が起源

CEO・COO・CFOなどの役職名が用いられるようになったのは、1980年代に広まったアメリカの経営体制が起源とされており、一般的には社内外に対して「業務の責任者が誰かを明確にすること」を目的に設置されています

日本でも社長や副社長、部長などの役職がありますが、誰がどの業務の責任を担っているのかがわかりづらいため、最近ではこの欧米の経営体制を取り入れる企業も増えてきています。

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キャリアアドバイザー

アメリカは決定者と実行者の区切りが明確に分けられていますが、日本企業は企業の代表者が、決定と実行の両方を担っている傾向が見られますね

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

CEO、社長、代表取締役の3者の違いを理解しよう

企業の運営で重要な役割を果たすCEO、社長、代表取締役という役職名は聞いたことがあるでしょうか。学生の中にはすべて同じと認識している人もいますが、実は似ているようで微妙な違いがありますよ。

CEOは「Chief Executive Officer」の略で、企業の最高経営責任者を意味します。主に欧米圏の企業で使われることが多い職名で、戦略立案と経営を監督します。社長は日本企業で馴染みがありCEOに相当する役職ですが、法で定められた定義はなく、業務担当や職責は会社によって異なります。代表取締役は取締役会の決定に基づいた法人の代表者であり、法律上、企業が契約や法的な手続きをおこなう際に必要となる役職です。

なお、これらの役職は企業の規模や文化などによって異なる解釈となっている場合があるので注意しましょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

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組織図で解説! CEO・COO・CFOの役割

CEO・COO・CFOの組織図
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就活生

意味と由来についてよくわかりました。ただ、まだ頭の中で各役職の役割の違いや関係性を整理できていないので、わかりやすく教えてほしいです!

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キャリアアドバイザー

ありがとうございます。おそらく視覚的に整理したほうが理解しやすいので、組織図も用いながらそれぞれの役割を確認していきましょう

ここでは、CEO・COO・CFOのそれぞれの役割を組織図を用いて解説していきます。役割と関係性が一気に理解できると頭に入りやすくなるので、照らし合わせながら確認してみてくださいね。

CEO(最高経営責任者):組織全体の経営や運営を統括

前述しましたが、CEOは「Chief Executive Officer」の略で、日本語では「最高経営責任者」と訳されることが多いです。企業全体の経営方針や事業計画などを統括し、最終的に企業としての意思決定をおこなう役職になります。つまり、企業のトップとして先頭に立って舵取りをおこなう責任者と言えますね。

CEOは経営に関する責任者であるため、中長期的な視点を持って会社の将来像を描きながら、多くの判断をすることになります。主には上層部や外部とやり取りをしながら、会社全体を引っ張っていく役割だと言えるでしょう。

COO(最高執行責任者):日々の業務の執行を担当

COOは「Chief Operating Officer」の略で、日本語では「最高執行責任者」と訳されています。立場としてはCEOの直下に位置する2番目の地位の役職です。主な役割は、CEOが意思決定した業務や事業を実際に執行する(実行する)のがCOOになります。つまり、実質的な事業の責任者と言えるでしょう。

実務を管理する立場であることから、日々業務をおこなっている現場社員に極めて近い存在であると考えられます。そのため、CEOからの指示に従い実行することが基本の流れですが、時には現場から意見を吸い上げ、現状を分析して、新たな事業方針や戦略をCEOに提案することもあります。

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キャリアアドバイザー

COOは、CEOと社員をつなぐ役割を担っているとも言えそうですね

CFO(最高財務責任者):企業の財務戦略全般を担当

CFOは「Cheif Financial Officer」の略で、日本語では「最高財務責任者」と表現されることが多いです。自社の会計や金銭面全体を管理する立場にあり、企業が生存するためには欠かせないポジションと言えます

CEOやCOOのように事業や経営方針など、企業全体の方向性を定めたり、実務に直接かかわるわけではありませんが、企業として何か行動を起こす場面では、財務責任者の立場として経営にかかわります。責任範囲も広いことから、企業の中では実質の3番目の地位であると言えるでしょう。

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キャリアアドバイザー

他にもCxOの役職は多くありますが、企業にとって生命線とも言える財務を統括するCFOは、その中でもとても重要な立場だと言えそうですね

塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

社外取締役の果たす役割と重要性を押さえよう

役職の中には社外の人が担っている場合もあります。たとえば社外取締役は取締役でありながら日常業務には関与しない人物を指します。社外取締役を任命する意義は、企業経営に対する公正で客観的な視点を持ち込むためとされています。

社外取締役は、経営陣が間違った方向に進んだり私的な利益を追求しそうになったりしても社内からの圧力や影響を受けにくいです。そのため、経営者の行動を監視することで、企業の信頼性を維持することができます。

また、社外からの知見は企業に新たな視点を提供するため企業の成長にも寄与できます。社外取締役は企業の健全な経営を支える重要な要素となっていることを覚えておきましょう。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

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就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

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知っておくと便利! CEO・COO・CFO以外の「〇〇の最高責任者」を一覧で紹介 

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就活生

CEO・COO・CFOの役割や関係性について、組織図と照らし合わせることができたこともありよく理解できたように思います。できれば他のCxOについても簡単に知っておきたいです!

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キャリアアドバイザー

それは良かったです。たしかに他のCxOについても知ることで、企業の上層部がどのように動いているのかなどの理解が深まりそうですね。一緒に確認していきましょう

略称英語訳日本語訳
CAOChief Administrative Officer最高総務責任者
CAOChief Analytics Officer最高分析責任者
CBOChief Branding Officer最高ブランド責任者
CCOChief Compliance Officer最高コンプライアンス責任者
CCOChief Creative Officer最高クリエイティブ責任者
CDOChief Development Officer最高開発責任者
CHOChief Health Officer最高健康責任者
CHO/CHROChief Human resource Officer最高人事責任者
CIOChief Investment Officer最高投資責任者
CIOChief Information Officer最高情報責任者
CKOChief Knowledge Officer最高知識責任者
CLOChief Legal Officer最高法務責任者
CMOChief Marketing Officer最高顧客市場分析調査責任者
CPOChief Privacy Officer最高個人情報保護責任者
CQOChief Quality Officer最高品質責任者
CROChief Risk Officer最高リスク管理責任者
CSOChief Strategy Officer最高戦略責任者
CSOChief Security Officer最高セキュリティ責任者
CSROChief Social Responsibility Officer最高社会的責任担当者
CTOChief Technology Officer最高技術責任者
CVOChief Visionary Officer最高事業計画責任者

まずは、表の項目の中でもどのような役割を担っているのかを表す「日本語訳」を覚えておくと良いでしょう。

役職の意味と役割を把握しておくと、他の学生との差別化につながります。これらの役職者は一人ひとりが各部門の責任者であり、担当部門の現場社員を管理する立場です。担当部門での活動だけでなく、会社全体の経営や事業方針を考えながら日々の業務に取り組んでいることを意識して面接に臨むと、話が進みやすいのでおすすめですよ。

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キャリアアドバイザー

一般的に、企業規模が大きくなるほど部門が細分化され、CxOの数も多くなっていく傾向にあるので、特に大企業の選考などでは面接官として接する可能性が高い傾向にありますね

企業研究に役立つ! CEO・COO・CFOについて調べるべき3つの情報

CEO・COO・CFOについて調べるべき情報
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就活生

ここまでCEO・COO・CFOについて役割や関係性といった概要的な内容を学べました! 企業研究の際にも役立てたいと思ったのですが、何を調べれば良いでしょうか?

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キャリアアドバイザー

たしかに概要的な部分の理解だけでなく、実際に就職活動で活用できるようにしておきたいですよね。調べるべき情報をまとめたので、一緒に確認していきましょう

ここでは、CEO・COO・CFOについて調べるべき情報を3つ解説していきます。応募企業にこれらの役職の明記があった時や企業をより深く知りたいと思ったときなど、企業研究の際にぜひ役立ててください。

①経歴やキャリア

まず最初に、その人の基本情報を把握しましょう。今までどのような経歴やキャリアを経てその地位になったのかという、過去の事実を認識しておくことは重要なことです

たとえば、今の会社に新卒で入社してそのままその役職になったのか、何社か経験して今の地位についたのか、もしくは自ら起業して最初からその役職だったのか、などの背景の違いによって、その人と企業への見方が変わってきますよね。

CEOやCOOとなる人は、少なからず仕事において紆余曲折を経てその地位に立っていると考えられます。自分が培ってきた経歴やキャリアを大事に思っている人も少なくないので、その人を理解するためにもしっかりと頭に入れておきましょう。

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キャリアアドバイザー

経歴やキャリアによって、面接で会話すべき内容も変わってきそうですね。この基本情報の把握は必須と言えるでしょう

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

②価値観や考え方

経歴やキャリアなどを把握したら、次は事実や行動といった客観的な情報だけでなく、その人の価値観や考え方の部分にも踏み込んで理解していくと良いでしょう。

会社全体の経営を考えている役職者たちの価値観や考え方を知ることは、企業の原動力や方向性の理解に直結します

企業研究において、会社概要や事業内容、商品やサービスなどを知ることは重要です。しかし、それだけではなく「サービスを提供するうえで大切にしている想い」などの企業風土を理解することも、入社後のミスマッチを防ぐためには重要な指標となります。

③今後の事業方針

企業選びをするうえで、企業の今後の方向性を知っておくことは非常に重要です。

CEO・COO・CFOは、現在のおこなっている事業だけでなく、長期的な目線で会社をどのように成長させていくのかを考えており、今後の方向性を決定する立場です。つまり、CEOやCOOなどの経営に携わる役職者の意見や目標を知ることで、自分が入社後も活躍し続けられるか、価値観に共感して仕事をおこなうことができるのかを考えることができるのです

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キャリアアドバイザー

企業の今後の事業方針を知ることで現状課題や改善策なども見える可能性があるので、面接などで話せる範囲が広がることも良い点と言えますね

北浦 ひより

キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる

公式サイトやインタビュー記事を通じて企業文化を把握しよう

企業のCEO、COO、CFOなどの役員に関する情報を得るための手段は多岐にわたります。当たり前ですが、まずは公式サイトに掲載されているプロフィールや業績を確認しましょう。大企業の場合には株主総会資料などに掲載されていることもありますよ。

また、ビジネスニュースサイトや雑誌でのインタビュー記事や、ソーシャルメディアも情報収集に利用できます。特にブログやSNSの場合には役員の業界観や詳細な価値観が書かれていることがあるため企業文化の把握にもつながります。

学生の場合はなかなかハードルが高いかもしれませんが、金融や投資業界で利用される有料データベースサービスを活用してみると経営戦略も見えてくるでしょう。これらの情報源を組み合わせて、多面的に理解を深めてみてください。

最終面接前に対策しておこう! CEO・COO・CFOが見ている3つのポイント

CEO・COO・CFOが見ているポイント
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就活生

教えてもらったことを参考にCEO・COO・CFOについて調べてみようと思います。最後に最終面接で、この人たちがどのように私たちを見ているのか知りたいです!

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キャリアアドバイザー

その視点を持つことは大事ですね。それでは、最終面接でCEO・COO・CFOなどの人たちが見ているポイントを一緒に確認していきましょう

ここでは、最終面接でCEO・COO・CFOなどの上層の役職者たちが見ているポイントを解説したうえで、その対策法についても紹介します。最終面接は一次面接や二次面接と目的が少し異なるので、しっかりと事前に対策しておきましょう。

こちらの記事で一次面接について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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①入社意思の強さ

第一印象や人柄、スキルや適性などを図る一次面接や二次面接とは異なり、最終面接は入社意思の強さを確認する最後の場となります

企業としても入社意思が強く、辞退の確率が低い学生に内定を出したいですよね。そのため、最終面接の面接官を務めるCEO・COO・CFOなどは、内定辞退のリスクや入社後のミスマッチを回避するためにも、志望動機や今後の展望などを質問し、学生の入社意思の強さを確認したいという狙いがあるといえますね。

こちらの記事でも、社長面接での入社意欲のアピールの重要性を解説しています。併せて参考にしてみてくださいね。

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②企業への理解の深さ

CEO・COO・CFOなどの役職者は「うちの企業をどれだけ理解してくれているか」という視点でも、就活生の志望度や将来性を測っています。

一次面接や二次面接の時点でも企業への理解は必須の事項ですが、最終面接では残っている学生も少ないことから、より深い会社全体の事業方針への理解が必要になるでしょう

より深く理解するためには、企業の財務状況や会計情報が記載されている「IR情報」を確認することをおすすめします。企業への理解を事前に深めて、最終面接にてCEO・COO・CFOなどから企業理解に関する質問をされたときに答えられるよう準備しましょう。

こちらの記事では「IR情報」の見方について詳しく解説していますので、よく知りたい学生は読んで理解を深めてくださいね。

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あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけ適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます

自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

③入社後のキャリアビジョンの明確さ

最終面接をおこなうCEO・COO・CFOは、学生の入社後のキャリアビジョンを確かめることで、自社とのマッチ度を最終確認したいと考えています

自分がどのように働きたいのかなどの明確なキャリアビジョンを答えられるよう、「どの部署で働きたいのか」「どのように活躍したいのか」などの回答を必ず準備することが必要になります。

答えられなかった場合は入社意欲が足りないと判断されてしまったり、自社とのマッチ度が足りないと判断されかねませんので注意しましょう。

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キャリアアドバイザー

キャリアビジョンを答える際は、企業風土や業務内容とズレがないように意識しましょう

こちらの記事で入社後の目標の立て方や回答時の注意点などを解説していますので、併せて参考にしてみてください。

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上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

逆質問では一歩踏み込んだ質問ができるようにしよう

「逆質問」とは、面接の終わりに面接を受けている人が面接官におこなう質問のことを指します。逆質問は学生の志望度の高さを示せるチャンスなので、必ず何かしらの質問をするようにしてくださいね。

採用担当者は、志望度のほかにもその学生が興味を持っている観点や思考能力、企業文化とのマッチ度を見極めようとします。そのため逆質問の内容は、具体的かつ企業研究をおこなったうえで考え抜かれたものだと良いでしょう。

たとえば「説明会では〇〇と伺いましたが」など興味を持って調べていることのアピールや、「御社のホームページには〇〇と書いていましたが△△に疑問を感じました」など一歩踏み込んだ質問をすることで、真剣さを伝えることができますよ。

こちらの記事では、最終面接が社長の際の逆質問について解説していますので、併せて参考にしてみてください。

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CEO・COO・CFOの組織図を知りたい学生からの質問に回答! 

CEO・COO・CFOの意味や役割などについて理解が難しいと感じている学生も多いのではないでしょうか。ここでは、CEO・COO・CFOなどについてよくわからないと感じている学生からよく聞かれる質問にキャリアアドバイザーが回答していくので、興味がある学生はぜひ参考にしてみてくださいね。

  • CEOと社長の違いは何ですか?

    CEOと社長には日本の法律(会社法)で定められていないため、法的に明確に定義できる違いはありません。CEOも社長もその企業の基準や決まりの中で存在する名称と言えるでしょう。ただ、一般的に、実際の使われ方として役割の範囲の違いが挙げられています。

    日本でよく会社の代表として使われる「社長」は、経営の意思決定をおこなうだけでなく、運営や実務も担うことも少なくありません。一方で、「CEO」は決定と実行を明確に分ける文化のある欧米発祥の名称のため、経営に関する決定だけを主な役割としています。

  • CEOとCOOの責任の違いは何ですか? 

    簡潔に言えば、CEO(最高経営責任者)は「決定」に対する責任を持っていることに対し、COO(最高執行責任者)は「実行」に対する責任を持っていると言えるでしょう。CEOが決断し指示を出した経営方針や事業戦略を、COOが現場を統括し実行するというイメージです。日本では社長がCEOの役割を、副社長がCOOの役割を担うパターンが多い傾向にありますね。

  • CFOの主な業務は何ですか? 

    CFOは「Cheif Financial Officer」の略で、「最高財務責任者」と訳されるように、企業のお金にかかわる業務全般を統括しています。具体的には、企業の資金調達における各所とのやりとりや、財務戦略の立案と実行、事業の投資への対応などさまざまです。特に上場するとなった場合は、市場関係者や金融投資家、株主などへの説明が必要になるため、企業運営の土台となるお金を管理する立場として大きな役割を担っていると言えるでしょう。

CEO・COO・CFOは組織図で把握! 各役職の特徴を理解して最終面接にそなえよう

企業研究などをおこなう際は、CEO・COO・CFOなどの役職者の役割の違いや関係性を組織図を用いながら確認していきましょう。

また、最終面接ではCEO・COO・CFOなどを含めた役職者が担当することがほとんどのため、その人たちの考え方や価値観などを把握しておくことで、企業理解をアピールすることができ入社意欲をアピールできます。組織図を参考に理解を深め、他の学生と差別化を図りましょう。

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