目次
- ペットショップの志望動機は「動物が好き」だけでは一歩足りない! 実情の理解から始めよう
- まずは業務理解から! ペットショップの5つの仕事内容
- ①接客・販売
- ②動物の世話
- ③仕入れ・品出し
- ④店舗管理
- ⑤事務作業
- 志望動機につながる! ペットショップで働くやりがい
- ①動物の世話をすることができる
- ②顧客と信頼関係を築ける
- ③命にかかわる責任感の大きな仕事ができる
- 志望動機で押し出す! ペットショップの社員に向いている人の特徴
- ①動物が好きで大切にできる人
- ②感情移入し過ぎない人
- ③責任感がある人
- ④人とかかわることが好きな人
- 志望動機でアピールできる! ペットショップの就活に役立つ資格
- 愛玩動物飼養管理士
- ペット販売士
- トリマー
- 家庭犬トレーナー
- ペットショップの志望動機で書くべき3つのポイント
- ①なぜペットショップを志望するのか
- ②なぜその店を選んだのか
- ③入社後にやりたいことや将来のビジョン
- アピール内容別! ペットショップの志望動機例文
- 例文①企業で経験したエピソード
- 例文②保有している資格
- 例文③企業の理念への共感
- 例文④性格的な強み
- NG例付き! ペットショップの志望動機を書く際の注意点
- 注意点①「動物が好き」だけをアピールしない
- 注意点②志望企業ならではの動機を意識する
- ペットショップの志望動機についてよくある質問に回答!
- ペットショップの志望動機はビジネス目線も必須! 自分なりのビジョンを伝えよう
ペットショップの志望動機は「動物が好き」だけでは一歩足りない! 実情の理解から始めよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。ペットショップを志望する学生から
「ペットショップの志望動機は動物が好きというだけでも良いですか?」
「動物が好きという以外にペットショップの志望動機が思いつきません……。」
といった質問をよく受けます。ペットショップを志望する学生の中には「動物が好きだから」という理由で志望している学生もいるでしょう。「動物が好き」という理由はペットショップを目指すうえで重要ですが、ペットショップは動物を商材とする仕事なので、それだけだと説得力に欠けてしまう可能性があります。
この記事ではペットショップでの仕事内容ややりがい、向いている人の特徴などについて詳しく解説したうえで、例文付きで志望動機のポイントをお伝えします。ペットショップへの就職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは業務理解から! ペットショップの5つの仕事内容
就活生
キャリアアドバイザー
それは良いですね。ただ、ペットショップの仕事は動物の世話だけではないことはご存じですか?
就活生
それはそうですよね。詳しくは知らないですが……。
キャリアアドバイザー
働き始めてからギャップを感じないよう、ペットショップの仕事内容をしっかり理解しておきましょう。
ペットショップの業務内容というと接客・販売や動物の世話を思い浮かべる学生も多いですが、実際にはほかにもさまざまな業務があります。中には動物とは直接関係ない店舗運営に関する業務もあるので、業務内容をしっかり知ることは就職後のミスマッチを防ぐためにも重要です。
代表的な業務を5つ紹介していくので、具体的にどのようなことをするのかも含めて確認していきましょう。
①接客・販売
ペットショップは動物や動物の関連グッズを販売して収益をあげているため、接客・販売は重要な業務です。
ただし、動物という命ある存在を扱うため、ただ顧客の好みに合ったものを勧めれば良いというわけではありません。世話の仕方や餌の種類など重要な情報を正確に顧客に伝えなければならないのです。
単に動物が好きで可愛いペットと顧客をつなげるだけでなく、そのペットが飼い主の家で幸せに暮らせるように、販売側としての責任を持って接客・販売することが重要です。
キャリアアドバイザー
ペットを飼うことのリスクや責任などもしっかり顧客に伝える必要がありますよ。
②動物の世話
ペットショップで扱う動物の世話も業務の一つです。動物が健康に過ごせるよう、また顧客に魅力的に感じてもらうために見た目にも気を遣いながら世話をすることが大切です。
- 餌やり
- 体重測定などの体調管理
- トリミング
- 爪切り
- ケージ内の掃除
どんなに気を付けていても動物が体調を崩すこともあります。そのような場合でも、取り乱さず迅速に対応することが求められますよ。
③仕入れ・品出し
ペットショップでは餌や動物用衣類、おもちゃ、ケージ類などさまざまな商品も販売しています。売れ行きの状況をみて適宜仕入れ・品出しをおこなうことも仕事の一つです。
品切れの商品があると顧客はほかの店で必要なものを買ってしまい、逆に必要以上に商品を仕入れると売れ残りが生じて赤字となってしまいます。動物だけでなくペットに関する道具などもペットショップの収入源なので、仕入れ・品出しはペットショップ運営において非常に重要な業務といえますね。
また、すでに取り扱っている商品が品切れにならないよう配慮するだけでなく、顧客からのニーズが高そうな新たな商品を見定めて仕入れることも仕事の一つです。
キャリアアドバイザー
欠品や売れ残しをなくすためには、新商品の情報や商品の売上傾向の確認・分析も必要ですよ。
④店舗管理
店舗自体の管理もペットショップにおける業務に含まれます。
- 各動物の基本情報や特徴・魅力が伝わるポップの作成
- ペットに関連する商品の陳列方法の考案
- 接客サービスの向上
ポップや陳列の方法によって売上が変わることもあるため、ペットショップでの仕事をビジネス的な観点で見た時、店舗管理は重要な業務です。
店舗スタッフの接客チェックも含め、どうすればより顧客に利用してもらえる店舗になるか、どうすればより売上のある店舗になるかを考え、店舗として存続していけるよう管理するのが店舗管理の業務といえますね。
⑤事務作業
ペットショップの店舗では事務作業も重要な仕事の一つです。
- 売上計算
- スタッフのシフト作成
- 給与計算
- チラシやWeb広告の企画作成
最近ではSNSに自分の店舗で扱う動物の写真や動画を投稿し、店舗を宣伝するケースも増えています。事務作業は店舗スタッフの管理や集客など、店舗運営にかかわる人間を相手にした作業が多いことを覚えておきましょう。
キャリアアドバイザー
このようにあまり動物とかかわらない業務もあることを押さえておいてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
ペットショップ店員と聞くと、明るい店内で可愛らしい動物の世話をする様子が頭に浮かぶ人もいますよね。動物に餌やりをしたりときには一緒に遊ぶことは動物好きな人にとってはこのうえなく幸せな時間でしょう。そのような光景を思い描いてペットショップ店員を目指す人も多いかと思います。
しかし採用後に最初からこのような業務をおこなうことはできない可能性があることを心得ておきましょう。たとえば動物の世話をしたくて入社したのに、最初は事務作業を任される可能性もあります。上記のようにペットショップの仕事内容は多岐にわたるため、自分がやりたい仕事ができるとは限りません。
その場合に「やりたい仕事と違ってモチベーションが下がる……」と落ち込むのではなく、自分が裏方として頑張っていることが、動物の幸せにつながっていることを理解することが大切です。また組織の一員として自覚を持ち、どんな仕事でも自分の成長につながっていることを意識すればモチベーションを維持しやすくなりますよ。
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志望動機につながる! ペットショップで働くやりがい
- 動物の世話をすることができる
- 顧客と信頼関係を築ける
- 命にかかわる責任感の大きな仕事ができる
キャリアアドバイザー
ペットショップで働くやりがいはなんだと思いますか?
就活生
それはやっぱり動物と直接かかわることですかね?
キャリアアドバイザー
それもありますが、ペットショップで働くうえで感じられるやりがいはそれ以外にもありますよ。
ペットショップの仕事は動物の世話以外にも多岐にわたるため、やりがいを感じる場面も多くあります。ここからはペットショップで働くやりがいを紹介するので、志望動機を考える際の参考にしてくださいね。
①動物の世話をすることができる
ペットショップのやりがいとして、まずは動物の世話ができる点が挙げられます。
ペットショップではほかの商品を販売する仕事とは違い、命ある動物を扱います。なつくまでに時間がかかったり手のかかる場合もありますが、その分世話している動物になつかれた場合には大きな達成感を感じられるでしょう。
②顧客と信頼関係を築ける
ペットショップでは、顧客と信頼関係を築ける点もやりがいにつながります。
顧客はペットとの生活を楽しみにする反面、動物を責任を持って守れるか、動物と良い関係を築けるかなど、さまざまな不安を抱えていることが多いです。
また、ペットの価格は決して安くはないため、どの動物を選ぶか慎重になっているでしょう。そうした顧客に対して適切な情報提供・アドバイスをすることで信頼関係を築き、感謝の言葉をもらうことができる点は大きな魅力といえますね。
キャリアアドバイザー
信頼関係を築くことで、ペットの購入後もおもちゃや餌の購入などの再訪につながりますよ。
③命にかかわる責任感の大きな仕事ができる
ペットショップでの仕事は、動物の一生にかかわる責任あるものです。
ペットショップにいる動物は、店員が適切に世話しなければ病気になったり命を落とすおそれがあります。また、ペットショップのスタッフが動物の世話の仕方をどのように顧客に説明し理解してもらうかによって、動物のその後の一生が幸せなものになるかどうか変わってきます。
キャリアアドバイザー
「飼い主となる人の手に渡るまで、それぞれの動物が健康に安全に過ごせるよう世話しなければならない」という使命感や責任が求められますが、その分世話していた動物が新しい家族に迎え入れられる様子を見て幸せな気持ちになることもありますよ。
キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
現代社会はストレス社会とも言われることもあり、精神的な安定を求めてペットを飼う人が増えています。嫌なことやつらいことがあってもペットと触れ合うことで、ストレスが軽減され「明日からまた頑張ろう」と元気になる人もいるでしょう。
また、一人暮らしの寂しさからペットを飼ったり、SNSを通してペットを飼うことに憧れを抱くなど、今後もさらに需要が高まる可能性があります。そのためペットショップはもちろんのこと、周辺業界も盛り上がりを見せていることに注目しておきましょう。
たとえばペット保険や介護用品など、万が一に備えた商品やサービスの充実度が近年急速に高まっています。また見守りカメラやGPS機能がついた首輪・ハーネスなど、テクノロジーを活用した商品も多く出回っていますよ。ペットショップを取り巻く業界も年々進化しているため、情報収集が重要です。
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志望動機で押し出す! ペットショップの社員に向いている人の特徴
キャリアアドバイザー
ペットショップを志望する際は適性も重要となりますが、ペットショップに向いている人の特徴は何だと思いますか?
就活生
それはやっぱり動物が好きかどうか、ですかね?
キャリアアドバイザー
良いですね! ただし動物が好きというのも重要な点ですが、ペットショップで働くにはそれ以外の素質も重要なりますよ。
ペットショップで働くには、動物が好きという以外にも、動物に感情移入しすぎず、命を扱う責任感をもって仕事ができるなどの素質が必要になります。ペットショップで求められる素質を押さえておくことで志望動機でもアピールにつなげることができるので、しっかり確認しておきましょう。
①動物が好きで大切にできる人
動物が好きで大切にできる人であることは、ペットショップの社員にとって重要なポイントです。
ペットショップでは、動物に飼い主が現れるまで大切に育てなくてはなりません。清潔で過ごしやすい環境を維持できていないと動物の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、飼い主が見つかりにくくなり店舗経営の売上にも影響します。
そのためどんなに仕事が忙しく疲れているときでも、餌の量や時間帯、ケージの掃除、体調管理といった動物の世話を常に丁寧におこなうことが求められますよ。
キャリアアドバイザー
動物が好きなのはもちろん、どんなときでも大切にできる人はペットショップの社員に向いているといえます。
②感情移入し過ぎない人
動物が好きである一方、動物に対してあまり感情移入し過ぎないという点も、ペットショップの社員には必要です。
ペットショップで世話する動物は、あくまでも最終的には飼い主の手に渡っていく商品です。日々世話する中で感情移入し過ぎてしまうと、動物が飼い主を見つける度に寂しくなったり心配になり疲れてしまいます。
また、ビジネスとしてペットショップを運営する以上、商品として考えてしっかり売上につなげる視点も欠かせません。
キャリアアドバイザー
動物に感情移入し過ぎることなく一定の距離感を保てることも、ペットショップで長く働いていくためには重要ですよ。
③責任感がある人
ペットショップで働くにあたっては責任感も必要です。
ペットショップで扱う商品は動物という命ある存在であり、雑に扱うと病気やケガをしたり、最悪の場合命を落としてしまう可能性すらあります。そうした点をよく理解し、良い状態で飼い主に引き渡せるよう日々の世話をするには責任感も必要です。
キャリアアドバイザー
また責任感のない世話をしていることが顧客に伝われば、動物を大切に思う顧客が離れていくおそれもあります。動物のためにも店舗運営のためにも、責任感があることはペットショップの社員として重要です。
責任感を効果的に自己アピールする方法はこちらの記事で解説していますよ。
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④人とかかわることが好きな人
ペットショップでは動物を顧客に提供するため、当然人に対する接客も必要になります。そのためただペットが好きというだけでなく、人とかかわることが好きという視点も求められますよ。
いくら動物が好きでも上手く接客ができなければ動物の魅力や特徴を伝えることができず、購入につなげることは難しいでしょう。また世話に関する重要な情報をきちんと伝えられないと、ペットの健康にかかわるおそれもあります。
キャリアアドバイザー
ペットショップでは動物の世話もしますが、あくまでも顧客は人であることを忘れないようにしましょう。
接客ではコミュニケーション能力が重要です。コミュニケーション能力をアピールする方法についてはこちらの記事で紹介しています。
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キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
上記の項目に当てはまらないものがある場合、「今後の学生生活で得られるようにしよう」と目標設定をするのがおすすめです。中には「動物は大好きで世話したい気持ちはあるけれど、人とかかわるのは自信がない」という人もいますよね。そのような人は、学生時代にコミュニケーション能力を鍛えることを意識してみましょう。
たとえば「ゼミのディスカッションで必ず3回発言する」と目標を立てたり、ボランティアに参加するなど、自分に足りない能力を補う努力をしてみてください。また感情移入しすぎる人は、普段から相手との距離感や自分の感情の状態を客観的な視点で見るように訓練すると良いですよ。
自分に足りないところがあるからといってあきらめるのではなく、補う努力をすることで、それ自体が就活でのアピールにつながることもあります。良い部分は伸ばし、足りない部分は補いながら残りの学生生活を過ごす意識を持ちましょう。
志望動機でアピールできる! ペットショップの就活に役立つ資格
- 愛玩動物飼養管理士
- ペット販売士
- トリマー
- 家庭犬トレーナー
ペットショップへの就職を目指す際には、関係する資格を取得していると選考で有利になりやすいですよ。動物の扱いやペットショップでの仕事に関する知識があることや、ペットショップの仕事への志望度・熱意が高く、勉強熱心であることなどがアピールできるからです。
ペットショップの就活に役立つ資格を4つ紹介するので、興味のある資格の取得も前向きに検討してみてください。
愛玩動物飼養管理士
愛玩動物飼養管理士は、公益社団法人日本愛玩動物協会が認定する資格です。
- 主催者:公益社団法人日本愛玩動物協会
- 開催日:年2回(2月・11月)
資格取得を通して、動物の愛護や適切な飼養管理を普及するために必要な知識・技能を身に付けられます。ペットショップでペットの正しい飼育方法などを顧客に伝える際に役立ちますよ。
キャリアアドバイザー
この資格があり、なおかつペットショップで6カ月の実務経験を積めば、動物取扱責任者になることもできます。ペットショップでは事業所ごとに動物取扱責任者を1人以上配置することが義務付けられているので、この資格があれば就活でも有利になりますよ。
ペット販売士
ペット販売士は、一般社団法人日本ペット技能検定協会が認定する資格です。
- 主催者:一般社団法人日本ペット技能検定協会
- 開催日:年3回(4月、8月、12月)
動物の飼育方法や病気・ケガを防ぐ方法、動物愛護法など動物の飼育・愛護に関する知識が得られるほか、動物関連商品の仕入れ・管理、経理などペットショップ運営に関する知識も身に付きます。
ペットショップはあくまでもビジネスとして利益をあげて運営していくものなので、単に動物の扱いがわかっているだけでなく、商業実務の面からもショップを支えていける人材は重宝されるでしょう。
キャリアアドバイザー
ペット販売士の資格はペットショップ以外にも、ペットグッズ・フードのメーカーやドッグカフェ、ペット・ペット関連商品のネットショップなどで活かすことができますよ。
トリマー
トリマーは動物のカットやシャンプー、爪切りをおこなう動物の美容師のような存在で、トリマーという資格が必要になります。
- JKC公認トリマー
- AAV公認トリマー
- JDA公認トリマー
トリマーは商品である動物を清潔で魅力的に見せるために重要な職業です。トリマーが通常の接客を兼ねることもあるので、資格を持っているとトリマーとしても販売スタッフとしても働ける人材として採用時に有利になります。
キャリアアドバイザー
通信講座、専門学校、独学、あるいは実務を通じて知識・スキルを身に付けることで、資格取得を目指すことができますよ。
家庭犬トレーナー
家庭犬トレーナーは、一般社団法人日本ペット技能検定協会または一般社団法人国際家庭犬トレーニング協会が認定する資格です。資格取得を通して、犬のしつけ方法を学んだり、飼い主へのしつけのアドバイスができるようになります。
- 主催者:一般社団法人日本ペット技能検定協会、一般社団法人国際家庭犬トレーニング協会
- 開催日:随時
動物行動学や動物に関連する法律なども学ぶため、動物と飼い主がスムーズに良好な関係性を築き楽しく生活していくためのサポートができますよ。
キャリアアドバイザー
試験を受けるには、日本ペット技能検定協会の資格であれば事前に協会指定のカリキュラムを修了する必要があります。また国際家庭犬トレーニング協会の資格であれば、セミナー出席、課題提出、筆記・実技試験が必要です。
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「第一志望以外の企業だと、志望動機がなかなか思い浮かばない......」と悩む就活生は多くいます。
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・志望動機がなかなか思い浮かばない人
ペットショップの志望動機で書くべき3つのポイント
ペットショップの業務内容ややりがい、向いている人の特徴などがわかったところで、これらを踏まえて志望動機で書くべきポイントを確認していきましょう。
ペットショップの志望動機で盛り込むべき3つの点を紹介するので、ペットショップの志望動機を考える際に参考にしてくださいね。
①なぜペットショップを志望するのか
まずは、そもそもなぜペットショップを志望するのか端的に伝えましょう。その際、ほかの業界ではなく、ペットショップでなければならない理由を考えることが重要です。
- 動物と飼い主が家族になる瞬間を見届けたい
- 飼い主が責任を持って動物を長く大切にしてくれるようアドバイスしたい
- 多くの顧客に触れるペットショップに勤めることでペットにかかわる環境改善に貢献したい
たとえば接客業がしたかった、顧客に何かを直接売る仕事がしたかったという理由なら、ペットショップ以外の小売業でも実現可能ですよね。また単に動物に関連する仕事がしたかったという理由なら、ペット関連商品のメーカーやペットホテル、動物病院などでも叶えられるでしょう。
キャリアアドバイザー
ペットショップならではの志望理由を伝えるには、過去の経験を振り返ってみるのがおすすめです。
自分の過去を振り返るには自分史を活用する自己分析も効果的です。自分史についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
関連記事
簡単3ステップ! 自分史を使った自己分析で説得力をアップしよう
就活をするうえで自分史を作成すると、自己分析を効率的に進められます。今回は自分史の作成方法と自己分析の仕方をキャリアアドバイザーが解説します。自分史を活かせる質問例や回答例も紹介しているので、自己分析の際の参考にしてみてくださいね。
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②なぜその店を選んだのか
数あるペットショップの中でも、なぜその店を選んだのかという点も明確にする必要があります。なぜその店を選んだのかが曖昧だと「うちじゃなくても良いのかな」と思われる可能性があるため、その店のどこに魅力を感じ、なぜ働きたいと思ったのか細かく洗い出すようにしましょう。
- 社員の動物や顧客に対する姿勢に感銘を受けた
- 動物や飼育に関する知識が深い
- ペットの環境改善への働きかけに積極的
なぜその店を選んだかを伝えるには、実際に店舗に足を運んだりホームページを検索し、その企業や店舗の強みを見つけるのがおすすめです。
キャリアアドバイザー
志望する企業や店舗に先輩社員がいる場合はOB・OG訪問も積極的におこなうようにしましょう。
OB・OG訪問についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
関連記事
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「OB・OG訪問って必要なんですか?」「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」 就活生から、こんな声を聞くことがあります。 […]
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③入社後にやりたいことや将来のビジョン
最後は入社後にやりたいことや将来のビジョンで締めくくりましょう。入社への意欲や仕事に対する熱意をアピールできますよ。
- 顧客の不安を取り除き、安心して動物を飼育するためのサポートができる店員になりたい
- 企業の理念が浸透したショップを全国に展開したい
- 動物と顧客の架け橋になりたいと願うスタッフのリーダーとして成長したい
ペットショップは動物を通じて利益や顧客に癒しをもたらすビジネスなので、動物の世話をしたいという内容だけにならないように注意しましょう。
キャリアアドバイザー
動物を通じてどんな影響をもたらしたいかやどんな社会を作りたいか、といった先を見通したビジョンを考えることが重要です。
キャリアビジョンの書き方はこちらの記事で解説しています。
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キャリアビジョン例11選|例文から選考で刺さるビジョンを作成!
就活においてキャリアビジョンを考える際は、例を参考にするのも方法の1つです。この記事では例だけでなく、キャリアビジョンの考え方についてもキャリアアドバイザーが詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください
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キャリアアドバイザーコメント
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
志望動機を書くときは、上記の3つの中でも特に「②なぜその店を選んだのか」に力を入れましょう。採用担当者が知りたいのは、「たくさんあるペットショップの中から、なぜ自社を選んだのか」である場合が多いからです。
たとえば「動物は癒しだから」「動物が大好きだから」といった理由だと、「うちじゃなくても良いのかな」と思われてしまう可能性があります。そこで企業研究を重ねてもう一歩踏み込み、動物の扱いや顧客へのサービス、スキルアップ、キャリアパスなど、その店ならではの魅力を見つけて自分なりの魅力を伝えましょう。
またインターンシップに参加した学生は、そこで印象に残った出来事を盛り込むのも効果的です。一般論ではなく、自分にしか言えない志望動機を作成することが大切ですよ。
インターンを唯意義なものにするには事前の準備が重要です。インターン前にすべき準備についてはこちらの記事で確認してくださいね。
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インターンの成功は事前の準備で決まる! 充実させるコツを徹底解説
インターン成功のカギは、事前の準備! 実は事前の準備次第で、インターンで学べることが大きく変わります。今回はインターンに必要な準備を3段階に分けてキャリアアドバイザーが解説していきます。しっかりと準備をして、万全な状態でインターンに臨みましょう。
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アピール内容別! ペットショップの志望動機例文
- 企業で経験したエピソード
- 保有している資格
- 企業の理念への共感
- 性格的な強み
志望動機で書くべき3つのポイントを確認したところで、ペットショップの志望動機の例文をアピール内容別に4つ紹介します。
自分の志望動機と違っていても、話の運び方や3つのポイントの盛り込み方などは参考になるため一つずつ確認してみてください。
例文①企業で経験したエピソード
私が貴社を志望したのは、貴社の社員の方々のサポートに感銘を受けたからです。
私は幼い頃に犬を迎え入れました。それ以来生活が彩り豊かなものになったため、私もお客様にこうした経験をしていただくきっかけになりたいと思いペットショップを志望するようになりました。
関連商品の購入やトリミングで定期的に貴社のペットショップを利用していましたが、社員の方にしつけや餌、犬との関係性のことを相談するといつも親身に相談に乗ってくださり、ペットと家族の幸せを願っていることが伝わってきました。
ペットと暮らすのは楽しい半面、責任があり不安になることもあります。私は人に寄り添ったコミュニケーションが取れると自負しているので、入社後は貴社の社員のようにお客様に頼られる存在になりたいと思っています。
キャリアアドバイザー
ペットショップを志望する理由と、その中でもその店舗を志望する理由が丁寧に説明されています。実体験をもとにしたオリジナリティある内容になっており、説得力もありますね。
例文②保有している資格
私が貴社を志望したのは、愛玩動物飼養管理士の資格を活かしてこれからペットを飼う方々の役に立ちたいと考えたからです。
もともとは家にいるペットと良い関係を築きたいという気持ちから資格を取得しましたが、ペットを飼おうか考えている友人に資格の知識を活かしたアドバイスをした時、とても感謝されやりがいを感じました。
こうした経験からペットショップで働きたいと考えていたところ、社員を単なる販売員ではなくペット飼育のアドバイザーと位置づける貴社のことを知り、自分の目指す方向性と合致していると感じました。
貴社で働き始めたら、ペットとお客様の橋渡し役として多くの方々の役に立てるよう日々勉強を続けたいと思います。
キャリアアドバイザー
ペットショップでどのように働きたいのか自分の軸がはっきりしており、なおかつそれが志望企業の方向性にも合っている点は、高い評価につながります。勉強熱心な人柄もアピールポイントになっていますね。
例文③企業の理念への共感
私が貴社を志望したのは、「ペットとの生活で豊かな暮らしを作る」という企業理念に共感したからです。
私の家では数年前から猫を飼い始めました。病気で元気がなかった祖母に笑顔が増え、家族全体の雰囲気も明るくなりました。猫もすっかり家に慣れ、よく祖母と一緒にくつろいでいます。
こうした経験からペットも人間も幸せになれるきっかけを提供するペットショップに興味を持ち、貴社の企業理念に深く共感しました。
貴社で働き始めたら、ただ動物を売るというのではなくその先にあるペットとお客様の生活を意識して、ペット選びのサポートをしたり飼育に関する不安・疑問にアドバイスしたいと思います。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
企業理念に共感したという志望理由はよくあるものですが、実体験を通して企業理念に共感したという点から説得力のある内容になっています。何のためにペットショップで働くのかを意識できている点もポイントです。
志望動機への企業理念の盛り込み方はこちらの記事で詳しく解説しています。
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例文6選|志望動機で企業理念を盛り込む方法と失敗パターンを解説
志望動機に企業理念を盛り込む場合に気をつけたいのは、しっかりと事業内容や会社の沿革を調べることです。今回は企業理念を志望動機にする際の志望動機の作り方を、例文とともにキャリアアドバイザーが解説します。面接官が評価するポイントも紹介するので、参考にしてみてください。
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例文④性格的な強み
私が貴社を志望したのは、責任感のある性格を活かせる仕事ができると思ったからです。
私は幼い頃から責任感が強く、たとえば飲食店のアルバイトでどんなに店が混んでいても、それはお客様には関係のないことだからと笑顔を絶やさず丁寧に接客をします。
もともと動物が好きでペットショップに興味があったのですが、詳しく仕事内容を知ると、こうした責任感のある性格を活かせるのではないかと思いました。
中でも貴社はペットファーストを掲げており、OB・OG訪問でも動物に対する責任感が強い方が多いとお伺いしました。入社後は持ち前の責任感の強さを活かし、動物に対して責任を持ち丁寧で正確な仕事をしていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
どのように責任感があるのか具体例を挙げることで、実際に働きだしてからの姿がイメージしやすくなっています。OB・OG訪問で聞いた内容も絡めることで、志望度の高さもアピールできます。
自分の強みがわからないときの見つけ方はこちらの記事にまとめています。
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就活でアピールすべき強みや伝え方がわからない就活生は多い こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から 「どういう強みをアピールすればいいのかわかりません」 「強みを具体的に話すにはどうすればいいですか」 とい […]
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志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!
「この仕事に就きたい!」と思っていても、なぜそうなのかを上手く説明できないと悩む就活生は多くいます。
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・志望動機を上手く文章にできない人
NG例付き! ペットショップの志望動機を書く際の注意点
- 「動物が好き」だけをアピールしない
- 志望企業ならではの動機を意識する
ペットショップの志望動機の例文を見たところで、志望動機を書く際の注意点についても確認しておきましょう。これから解説する注意点を意識していないと説得力が欠けてしまうおそれがあるため、志望動機を考える際は注意してくださいね。
注意点①「動物が好き」だけをアピールしない
ペットショップの志望動機では、動物が好きという点だけに終始しないようにしましょう。
ペットショップで働くためには、動物と一定の距離感を保ったり、動物を商品として考えて店舗運営をすることも必要です。ただ動物が好きというだけではこうした点でミスマッチが生じ、早期離職につながってしまう場合がありますよ。
また採用側にこうした懸念を抱かれてしまうとマイナスイメージにつながる可能性があるため、動物が好きという点だけのアピールにならないようにしましょう。
NG例文
私が貴社を志望したのは、動物を世話する仕事に魅力を感じたからです。
私は幼い頃から動物が好きで、犬と猫を飼っていました。愛情深く育ててきたためとても良い関係性を築けており、日々楽しく暮らしています。
動物の世話をするペットショップは、私にとって好きなものに囲まれて働ける環境です。やりがいを感じながら働けますし、動物という好きなものを通して社会に貢献できる点も非常に魅力的だと思います。
中でも貴社は店内に動物の写真がたくさん貼ってあり、スタッフの方々の愛情が感じられる点に惹かれました。
貴社で働き始めたら、飼っているペット同様大切に世話をして、お客様にお届けしたいと思います。
キャリアアドバイザー
動物が好きで扱いにも慣れていそうな点から、しっかり動物の世話をしてくれそうなイメージが湧きます。しかし、ビジネスとしてペットショップで働けるかと考えると、あまり評価はされないおそれがあります。
注意点②志望企業ならではの動機を意識する
ペットショップの志望動機を作る際の注意点として、志望企業ならではの動機を意識するという点も挙げられます。
ペットショップの志望動機では、どうしても動物が好き、動物と顧客が良い関係を築けるよう最初の出会いをサポートしたいなど仕事内容に惹かれた理由をアピールしがちです。
もちろんそれも必要な要素ですが、その企業ならではの動機が抜けていると「うちじゃなくてもいいのかもしれない」「内定を出してもほかのところに行ってしまいそう」などと思われかねません。
その企業を志望した理由についても、採用側に納得してもらえるよう説明しましょう。
NG例文
私が貴社を志望したのは、ペットを飼う人の不安を解消したいと思ったからです。
私は小学生の頃犬が欲しいと両親にお願いしていましたが、両親はきちんと育てられるかわからないから不安だと言って聞いてくれませんでした。しかし、見るだけのつもりでペットショップに行った時、スタッフの方が動物の飼い方や最初は不安でもきちんと世話ができている飼い主の話などをしてくださいました。その話を聞いて安心した両親は犬を飼うことを許してくれました。
こうした経験から、私も動物を飼いたいけれど不安で踏み出せずにいる人にさまざまなアドバイスをし、背中を押せる存在になりたいと思います。
キャリアアドバイザー
オリジナリティがあり、ペットショップで働きたいという理由も明確になっています。しかし、なぜその企業を選んだのかには触れられていないため、ほかの店舗でもいいのではないかと志望度が低く映ってしまう可能性があります。
ペットショップの志望動機についてよくある質問に回答!
ペットショップの志望動機を書く際に好印象を獲得する方法や注意点を知りたい学生もいるでしょう。ここからはそういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
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ペットショップの志望動機で好印象を獲得するコツを教えてください。
ペットショップの志望動機で好印象を獲得するには、動物に対する愛情、経営理念への共感などを入れるようにしましょう。志望動機が動物への愛情に終始するのは良くありませんが、やはり動物を扱う仕事である以上、動物好きだと良い印象をもたれやすいです。また個人的なエピソードがあれば印象にも残りやすくなります。
加えて、動物と飼い主をつなぐ事業を通してその会社が社会にどのような影響をもたらせたいと考えているのか、自社の存在意義をどのように考えているのかといった点を理解し、そこに共感する姿勢を示すことも重要です。
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ペットショップの志望動機で注意すべきポイントはありますか?
ペットショップの志望動機では動物が好きという理由だけにならないように注意しましょう。ペットショップはあくまでも利益をあげて運営するものなので、ビジネスの視点も必要になります。実際に働き始めると思っていた以上にビジネスライクな部分も見えてきて、動物が好きという気持ちが強すぎるとつらく感じるかもしれません。企業は早期離職のリスクがある学生は避けようとする傾向があるので、動物が好き以外の理由も伝えるようにしましょう。
また、なぜその企業で働きたいのかを明確に伝えることもペットショップの志望動機では求められます。どの店舗でもいえる志望理由では志望度が低いととらえられてしまう可能性があるため、「なぜその店舗じゃないといけないのか」を明確に伝えましょう。
ペットショップの志望動機はビジネス目線も必須! 自分なりのビジョンを伝えよう
ペットショップで働きたいと思ったきっかけが「動物が好き」という気持ちである学生は多いですよね。それ自体は良いことですが、志望動機を深める際にはほかにも理由がなければ一歩足りない志望動機になってしまいます。
企業研究・自己分析をしっかりおこない、なぜその企業で働きたいのか、ペットショップでの仕事を通じて自分は将来どのようになっていたいのかなども明確にしておきましょう。
動物が好きなので、ペットショップで働きたいと思っています!