目次
- 就活に役立つ? そもそも珠算検定とは
- 計算能力と暗算能力を測る検定
- 種類は多岐に渡る
- 暗算検定との違いはそろばんを使ってさまざまな計算に取り組むこと
- 珠算検定は履歴書の資格欄に書いてもいい?
- 全国珠算連盟と日本珠算連盟の検定なら積極的に記載しよう
- いずれも3級からアピールポイントになる
- 企業側の視点を解説! 珠算検定を履歴書に書いた際の印象
- 計算や数字に強く地頭が良い
- 目標達成までの地道な努力ができる
- 業界や業種によっては業務に活かすことができる
- ルールを守って記載しよう! 珠算検定の履歴書への書き方
- 省略せずに正式名称で書く
- 取得年月日順に表記を統一して書く
- 書く前に確認! 珠算検定を履歴書に書く際の注意点
- 提示を求められることを想定して証明書を手元に置いておく
- すべて書き終えても資格欄に「以上」は書かない
- 珠算検定の履歴書への記載に関するよくある質問に回答
- 履歴書に珠算検定を書くと好印象! 正しい書き方を押さえてアピールしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「珠算検定は履歴書に書いたら有利になりますか?」
「何級から履歴書に書けますか?」
といった質問をよくもらいます。計算能力や暗算能力を測る珠算検定の経験は、「数字に強い」「地道な努力ができる」といった印象につながります。特に、数字に触れる機会の多い業界では好印象につながりやすいですよ。
この記事では、珠算検定の基本的な情報や企業が抱く印象、履歴書への書き方を詳しく解説していきます。珠算検定の経験を履歴書で効果的にアピールしたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
就活に役立つ? そもそも珠算検定とは
就活生
キャリアアドバイザー
いわゆる「そろばん検定」のことですね。
就活生
なるほど、そろばん教室で受ける資格ですね。
キャリアアドバイザー
珠算検定にはいくつか種類があるので、就活に活用するならどちらの資格を持っているのか確認する必要があります。
そもそも、「珠算検定はどんな資格なの?」「就活で役立つの?」といった疑問がある人は多いかもしれませんね。なかには、これから受検しようとしている学生もいると思われるため、まずは珠算検定がどのような資格なのかを解説していきます。
計算能力と暗算能力を測る検定
珠算検定は通称「そろばん検定」とも呼ばれ、計算能力と暗算能力を測ることを目的としています。試験では、みとり算・かけ算・わり算などの問題が出題され、実際にそろばんを使って解いていくのが特徴です。
電卓やスマートフォンを使って簡単に計算できる現代では、仕事でそろばんを使って計算する場面はほとんどないかもしれません。しかし、計算能力や暗算能力はあらゆる仕事に活かせる能力であり、利便性が高まった現代でも変わらず必要になります。
キャリアアドバイザー
珠算検定は根強い人気があり、就活でもアピールポイントとして履歴書に書く人が少なからず見られますよ。
そのほかの就職に有利な資格についてはこちらの記事で解説しています。
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種類は多岐に渡る
珠算検定には複数の主催団体が存在し、試験の種類も多岐に渡ります。内容や難易度は団体によって異なり、なかでも代表的なのは「全国珠算教育連盟」と「日本珠算連盟」がそれぞれ実施している検定です。
- 15級~1級、準初段~十段
- 準3級から1級ではかけ算・わり算・みとり算に加えて応用計算・暗算・伝票算から2つを選択
- 段位と1級~準3級は年3回、4級~15級は毎月実施
- 試験会場は全国各地の連盟指定会場
両者のおもな違いは、設定されている級位・段位です。全国珠算教育連盟が15級からスタートなのに対し、日本珠算連盟は10級からスタートとなっています。日本珠算連盟は日本商工会議所と深いかかわりをもつことから、特に信頼性の高い珠算検定に位置づけられています。
キャリアアドバイザー
そろばん教室独自の検定を設けている場合もあるので確認が必要です。
暗算検定との違いはそろばんを使ってさまざまな計算に取り組むこと
珠算検定とよく似た試験に「暗算検定」があります。どちらも計算能力と暗算能力を測ることを目的とする試験ですが、暗算検定の場合はそろばんを使いません。
暗算検定はそろばんの珠の動きを頭の中でイメージしながら問題を解いていくため、珠算検定以上に正確な計算能力と暗算能力が問われます。より数字に強いことをアピールしたいなら、珠算検定とあわせて暗算検定の合格を目指してみるのも一つの方法ですよ。
キャリアアドバイザー
暗算検定にも複数の種類があり、全国珠算教育連盟と日本珠算連盟がそれぞれ実施する検定が代表的です。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
珠算検定や暗算検定は、数学的な能力や計算能力が高いことを証明できますが、それらの能力の高さは仕事でも大いに役立ちます。そのため、珠算検定などを保有していることは就活においても評価を受ける場面が多々あるのです。
たとえば、金融や経済などの業界、そして統計データを扱う仕事において重宝します。それらの仕事のなかでも特に事務やエンジニアリングなどの職種では、計算能力が求められています。
そのため、これらの検定を取得することで、自身の能力をアピールしやすくなりますよ。ただし、検定の取得は必須ではありません。自身の希望する仕事とマッチするのであれば、取得することで自己PRにいっそう力を加えることができますよ。
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珠算検定は履歴書の資格欄に書いてもいい?
就活生
珠算検定は履歴書に書いてもいいですか?
キャリアアドバイザー
もちろん良いですよ。合格した経験がある人はぜひ履歴書でアピールしましょう。
就活生
3級なのですが、アピールになりますでしょうか……?
キャリアアドバイザー
3級からであればアピールにつながりますよ。ほかにも押さえておくべき点があるので解説しますね。
珠算検定は履歴書の資格欄に書いても問題ありません。
ただし、種類や級位・段位によっては書いても思ったようにはアピールにならない場合があります。どの団体の珠算検定ならアピールになるか、何級から書くのが良いかを解説していきますね。
全国珠算連盟と日本珠算連盟の検定なら積極的に記載しよう
代表的な珠算検定は全国珠算連盟と日本珠算連盟が実施しているものです。どちらも知名度が高く、採用にかかわる人たちにも広く知られているため、合格経験があるなら積極的に履歴書に記載しましょう。
いずれの検定も公共団体や行政機関とかかわりが深い検定であり、社会的な信用を得ています。
キャリアアドバイザー
そろばん教室独自の検定を実施している場合もありますが、上記の2資格を優先的に記載しましょう。
いずれも3級からアピールポイントになる
全国珠算連盟と日本珠算連盟の検定にはさまざまな級位・段位があります。いずれも「3級以上」が、履歴書に書くとアピールポイントになるレベルの目安です。
珠算能力検定試験の3級の合格率は45%程度であり、小学校1年生からそろばんを習い始めた場合、4年生頃から挑戦するレベルです。3級未満は3年生以下の低学年で挑戦するレベルであり、履歴書に書いてはいけないわけではありませんが、比較的合格しやすい級位であるため、あまり評価してもらえない可能性があります。
キャリアアドバイザー
珠算検定を自分のアピールポイントにしたいなら、まずは3級以上の合格を目指してみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
珠算検定を履歴書に書く場合には、主催元や級に気を配りましょう。信ぴょう性の高い団体の検定やレベルの高い級であれば、その価値や信頼性が高くなります。逆に、あまり有名ではない団体の検定や低い級の場合は、あまり評価されないケースもあるのです。
企業からすると、履歴書に書いてある内容から応募者の能力やスキルを測り、業務に役立つかどうかを判断したいと考えています。そのため、珠算検定の信ぴょう性や級の高さは細かくチェックされる可能性があるのです。
履歴書に書いた珠算検定が逆効果にならないように、自分の保有している検定の主催元はしっかりと確認してから履歴書に書くようにしましょう。
企業側の視点を解説! 珠算検定を履歴書に書いた際の印象
珠算検定を履歴書に書いた際、企業にどう思われるかは気になるところですよね。ただ珠算検定の経験を伝えるだけではなく、企業側の視点を知っておくとアピールにつなげやすくなりますよ。
そこで、珠算検定が企業にどう捉えられるのかを紹介します。履歴書に珠算検定を書くときは、ぜひ企業側の視点を意識してみてくださいね。
計算や数字に強く地頭が良い
珠算検定は計算能力や暗算能力を測るものであり、合格するには複雑な計算をこなす必要があります。そろばんを使わないと計算が難しい問題を数多く解いてきた経験は、計算や数字に強い印象につながりますよ。
計算や数字への強さは、地頭の良さと深いかかわりがあります。地頭の良さとは、物事の理解力や柔軟な思考力のことです。「頭の回転の速さ」と言い換えるとわかりやすいかもしれませんね。
珠算検定から頭の回転の速さをアピールできると、
面接官
日々の業務やトラブルに柔軟に対応してくれそう
という印象を企業にもたれやすくなりますよ。
目標達成までの地道な努力ができる
珠算検定では複雑な計算過程をこなした末に、ようやく答えにたどり着ける問題が多く見られます。答えを導き出せたときには達成感を得られますが、難しい問題が解けないときにはストレスを感じてしまうものですよね。
こうした困難を乗り越えながら難しい問題に挑戦してきた経験は、目標達成に向けて地道な努力ができる印象につながります。
キャリアアドバイザー
適切な目標を設定し、必要に応じて修正を加えながら実行していく能力は仕事に活かせるため、企業の目にも魅力的に映りますよ。
努力家であることの効果的なアピール方法はこちらの記事を参考にしてください。
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業界や業種によっては業務に活かすことができる
現代ではそろばんを使って仕事をする場面はあまり見られませんが、業界や業種によっては経験を業務に活かせます。実際にそろばんを使うことはなくても、珠算検定を通して培った計算能力や暗算能力が役立ちますよ。
たとえば、計算能力が役立つ仕事として、書類作成やデータ入力をする「事務」がイメージできますよね。珠算検定の経験を活かして正確に計算していけば、事務をすばやく処理できて効率的です。
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珠算検定が特にアピールにつながりやすい業界は、おもに金融業界と建築業界です。いずれも数字を頻繁に扱う業界であり、珠算検定で身につけた計算能力を業務に直接活かしやすい傾向にあります。
たとえば金融業界の場合、銀行で働く人も証券会社で働く人も、日々数字に触れることになりますよね。数字の意味を正しく理解したり、将来的な予測をするうえで「数字に強い」ことは欠かせない要素といえます。
このように、数字を頻繁に扱う業界ほど経験を業務に直接活かしやすく、選考でのアピールにもつながります。
キャリアアドバイザー
金融業界や建築業界を志望している人は、ぜひ珠算検定の経験を積極的にアピールしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
珠算検定は、金融や建築業界以外でも幅広い業界や職種で評価されます。たとえば、教育業界では数学的能力を重視する教育プログラムや補助教材の開発、学習支援の提供に力を入れている場合があるので、珠算検定を保有していることが有益といえるのです。
また、IT業界などの技術系の職種では、プログラミングやデータ分析、研究開発などの領域で数値処理や論理思考が求められます。小売業界においても、在庫管理や財務分析、売上予測などの業務において数値処理能力が必要です。
これらの理由から、珠算検定はさまざまな業界や職種で高い評価を得られる資格といえるでしょう。
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ルールを守って記載しよう! 珠算検定の履歴書への書き方
就活生
さっそく珠算検定を履歴書に記入します!
キャリアアドバイザー
その前に、履歴書への書き方について、もう一度確認しておきましょう。
就活生
書き方が違うと評価が下がったりするのですか?
キャリアアドバイザー
そこまで大きくは影響しませんが、社会人として履歴書のような公的な文書はしっかりとルールを守って記入することが求められます。
履歴書の書き方には細かなルールがあり、ちょっとした間違いがマイナスの印象につながる場合があります。珠算検定の書き方にもルールがあるので、きちんと理解したうえで履歴書に記載するようにしてくださいね。
省略せずに正式名称で書く
「そろばん検定」「全珠連」など、聞き慣れている言葉をついつい使ってしまいがちですが、履歴書は管理方法などが法律で定められた公的な文書なので、略称や通称を使うのは適切とはいえません。団体名や検定名は略さず、正式名称で書くようにしましょう。
- 日本商工会議所 珠算能力検定 〇級合格
- 全国珠算教育連盟 珠算検定 〇級合格
自分がどの団体主催の検定試験の何級に合格したのか、記入する前にしっかり確かめておきましょう。
取得年月日順に表記を統一して書く
複数の資格を持っている場合は、取得年月日順に記載するのがマナーです。珠算検定に限らず、どのような資格でも、取得した時期が早いものから順に書くようにしましょう。
「年」の表記に決まりはありませんが、和暦・西暦のどちらかに統一するのがマナーです。表記が混在する履歴書は時系列がわかりづらくなってしまうため、採用担当者が見やすいように統一しましょう。
和暦・西暦のどちらを使うか迷う場合は、「生年月日を西暦で書いたなら、資格の取得年も西暦で書く」というように、履歴書全体で一つの表記にするのがおすすめですよ。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
珠算検定の名称や取得年月日が正しい形式で書かれていない場合、企業は内容に疑問を持ってしまったり、ビジネスマナーがないと感じたりします。最悪の場合、珠算検定のスキルが評価されるよりも前に、不合格という結果が決まってしまうかもしれません。
また、もしも誤った内容の記入があると、あなたがせっかく取得した珠算検定が正しく伝わらないばかりか、選考に真剣に取り組んでいないと捉えられてしまう恐れもあります。ルールをしっかりと守り、正しく珠算検定のことを記載しましょう。
履歴書を書いた後は、珠算検定の取得の証明となるものと見比べて間違いがないかを確認してください。さらに不安な場合は、ほかの人に見てもらうことも検討しましょう。
そのほかの履歴書の資格欄の正しい書き方はこちらの記事で確認しましょう。
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書く前に確認! 珠算検定を履歴書に書く際の注意点
就活生
では、さっそく珠算検定を履歴書に書こうと思います!
キャリアアドバイザー
珠算検定をはじめとする資格を履歴書に書く際には、いくつかの注意点がありますよ。
せっかく3級以上の珠算検定に合格した経験があるのに、履歴書の書き方で評価が変わってしまうのはもったいないですよね。ちょっとしたミスや勘違いで評価を落とさないよう、履歴書に書く際の注意点を確認しておきましょう。
提示を求められることを想定して証明書を手元に置いておく
企業によっては、履歴書と一緒に証明書の提出を求められる場合があります。いざ提出を求められたときにスムーズに対応できるよう、合格したときに受け取った証明書は手元に置いておきましょう。
万が一紛失してしまった場合は、再発行が可能かどうか調べてみましょう。珠算能力検定の場合は商工会議所で再発行が可能です。選考を受ける予定の企業で証明書が必要になりそうなら、早めに再発行をしておきましょう。
キャリアアドバイザー
ただし、再発行を申請してから手元に届くまで数週間かかる場合があるので、履歴書の提出期限ギリギリの申請にならないよう注意してくださいね。
記憶だけを頼りにあいまいな情報を記入しない
「確か2023年の6月に合格したはず」「2級まで合格していたと思う」といったように、記憶だけを頼りに記載するのはやめましょう。悪意の有無にかかわらず、間違った情報を履歴書に書いてしまうと、経歴詐称と捉えられてしまう可能性がありますよ。
企業からの信用を失いかねないため、合格の年月日や級位・段位はきちんと確認してから記載するようにしてくださいね。
キャリアアドバイザー
履歴書には情報を正確に記載することが大切なので、証明書を確認しながら記載しましょう。
履歴書は誤字や脱字がないように記載することも大切です。履歴書の誤字脱字に気づいたときの対処法はこちらの記事で解説しています。
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履歴書の誤字・脱字はその後の対策が最重要|予防策も紹介
履歴書の誤字によって選考が不利になる場合があるのは知っていますか?今回は履歴書の誤字が与える企業からの評価の影響や、提出後に誤字に気が付いた場合の対処法をキャリアアドバイザーが詳しく解説します。履歴書の誤字脱字を防止する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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すべて書き終えても資格欄に「以上」は書かない
履歴書の書き方を調べるなかで、学歴や職歴欄に「以上」と書かれているのを見かけたことがある人もいるかもしれませんね。「以上」には「ここで終わりです」という意味があり、その先の学歴・職歴がないことを示すために記載します。
一方で、資格欄ではわざわざ終わりを示す必要がないため、「以上」とは記載しないので注意が必要です。
キャリアアドバイザー
検定名と合格日を記載したら、下の行には何も書かなくて良いですよ。
珠算検定の履歴書への記載に関するよくある質問に回答
最後に、珠算検定の履歴書への書き方について、学生からよく寄せられている質問にキャリアアドバイザーが回答します。珠算検定は何年前のものまで書けるのかについても回答しているので、確認しておきましょう。
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珠算検定は何級から履歴書に書けますか?
全国珠算連盟と日本珠算連盟の珠算検定いずれも、「3級以上」が履歴書に書いたときにアピールポイントになる目安です。3級未満の合格経験を書いてはいけないわけではありませんが、評価にはつながりにくい点を理解しておきましょう。また、医師免許のように専門性の高い資格でない限り、資格取得や検定の合格そのものが大きな強みになることはありません。
珠算検定の場合も、検定の合格そのものを強みにするのは難しいのです。よりアピールしたい場合は合格までの過程や入社後の業務への活かし方を詳しく伝えることがポイントになります。
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珠算検定は何年前のものまで履歴書に書けますか?
全国珠算連盟と日本珠算連盟の珠算検定どちらの場合でも、一度合格した級位・段位は永久に保持できます。有効期限はないので、5年前、7年前といった古いものでも履歴書に書いて問題ありませんよ。ただ、あまりにも古いものだと、履歴書に書くかどうか迷ってしまいますよね。現在でも計算能力と暗算能力が衰えておらず、仕事に活かせそうならぜひ履歴書に書きましょう。
反対に、力が衰えていて自信がないなら、「これから勉強し直すつもりです」などと面接で前向きな姿勢を見せるのがおすすめです。
履歴書に珠算検定を書くと好印象! 正しい書き方を押さえてアピールしよう
珠算検定を持っていると「地頭が良い」「目標達成までの地道な努力ができる」と捉えられます。金融業界や建築業界などの一部業界・業種では、経験を業務に直接活かすこともできるため、ぜひ履歴書に書いてくださいね。
履歴書に記載する際は、正しい書き方を押さえて書くことが大切です。珠算検定を履歴書に記載するときのポイントと注意点を理解して、しっかりとアピールしましょう。
珠算検定ってどんな資格なのですか?