目次
- 就活のエントリーとは何かを理解して最高のスタートダッシュを切ろう!
- 大前提! 就活におけるエントリーとは?
- ①概要:企業に関心があることを示す意思表示
- ②役割:説明会への予約やエントリーシートの提出が可能になる
- ③時期:就活が解禁される3月1日からが多い
- エントリーと混同しやすい就活用語をチェックしよう
- 「プレエントリー」では就活解禁前に企業への関心を伝えられる
- インターンシップの「エントリー」は参加応募を意味する
- みんなはどのくらい? 就活の平均的なエントリー数を知っておこう
- 就活生全体の平均は20~30社程度
- 理系は平均11社程度
- 最初から絞りすぎず複数社にエントリーして選択肢を広げることが重要!
- いつ・どこからすればいい? 就活のエントリーをする2つの手順
- ①3月1日以降に就活サイトからエントリー
- ②3月1日前後に企業サイトからエントリー
- この流れで進めよう! 準備~エントリーまでの流れ6ステップ
- ①就活サイトに個人情報などを登録しておく
- ②自己分析などを進めて興味のある分野や職種の指針を立てる
- ③情報解禁後は幅広く情報を集める
- ④企業ごとの締切日を待たず早めにエントリーする
- ⑤企業ごとの必要な提出物をチェックする
- ⑥重複しないようにどのサイトからエントリーしたかリスト化する
- 就活のエントリー先の絞り込みは将来像からの逆算がマスト!
- ステップ①将来目指したいキャリアを明確にする
- ステップ②目指す将来へのタイムラインを区切る
- ステップ③将来像の実現のために必要な環境を言語化する
- その後はどうなる? エントリー後の就活の流れとすべき準備をチェック
- ①会社説明会:事前にリサーチして聞きたい質問をまとめる
- ②ES提出:企業が求める人物像や業務内容を把握する
- ③適性検査:スムーズに回答できるよう検査形式に慣れておく
- ④面接:伝えたいことを言えるよう面接練習をする
- ⑤内々定:連絡が来たら保留か受諾の回答を決めておく
- ⑥内定:企業への疑問点などあれば解消しておく
- エントリー先がどうしても決まらない……そんなときの3つの対処法
- 「エントリーしてから考える」という視点で量優先で動く
- いままで調べていなかった業界・職種にも視野を広げる
- 就職エージェントにエントリー先について相談する
- 就活のエントリーについてよくある質問に回答!
- エントリーとは就活の重要なスタート地点! スケジュールに注意しておこなおう
就活のエントリーとは何かを理解して最高のスタートダッシュを切ろう!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から
「就活のエントリーとは何ですか?」
「エントリーするとすぐに採用試験が始まるのですか?」
という質問をよく受けます。就活ではエントリーという言葉をよく耳にすると思いますが、エントリーシート(ES)やプレエントリーなど類似する言葉もあり、混乱している学生も少なくありません。
エントリーは就活における重要なスタートなので、意味やいつおこなうものなのかについてしっかり理解しておきましょう。
この記事ではエントリーの概要や平均的なエントリー数、エントリー方法などについて、エントリー前後の流れや必要な準備も含めて詳しく解説していきます。エントリー先の絞り込み方についても触れるので、ぜひ参考にしてください。
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大前提! 就活におけるエントリーとは?
- 概要:企業に関心があることを示す意思表示
- 役割:説明会への予約やエントリーシートの提出が可能になる
- 時期:就活が解禁される3月1日からが多い
就活生
キャリアアドバイザー
エントリーは企業に最初に関心があることを示す意思表示であり、就活のスタート地点といえますよ。
就活生
就活サイトや企業のサイトで最初に自分の情報を送ったときのことですね。
キャリアアドバイザー
その通りです。エントリーはとても重要なものなので、内容や時期についてしっかり理解しておきましょう。
まずは、就活におけるエントリーの概要について解説します。エントリーによってできるようになることや、エントリーがスタートするタイミングも紹介するので、エントリーという言葉を正しく理解しておきましょう。
①概要:企業に関心があることを示す意思表示
エントリーとは企業に対して「関心を持っている」と伝えるための手段であり、選考に参加する意思があることを示すものです。
就活サイトや企業のホームページなどに必要な情報を入力しエントリーをすることで、企業側にあなたの情報が届くようになります。そして、企業からは企業説明会の日程や、選考の進行状況、ESの提出期限などのお知らせが届きます。
ただし、エントリーしたからといって、必ずしも選考に進まなければいけないというわけではないので安心してください。
キャリアアドバイザー
エントリー後、企業説明会などに参加した結果、その企業があなたに合わないと感じたら、選考を辞退しても問題ありませんよ。
エントリーシートと履歴書の違いはこちらの記事で解説しています。
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②役割:説明会への予約やエントリーシートの提出が可能になる
企業にエントリーすることで、ESが入手できるようになります。企業側からの情報も見られるようになるので、企業研究をおこない、自分の仕事選びの軸にマッチしていると感じたら、期限内にESを提出しましょう。
エントリーした人のみが説明会に出席できる企業もあるので、気になる企業にはどんどんエントリーするようにしましょう。
キャリアアドバイザー
エントリーの時点で迷っていたら、会社説明会にも参加できず、企業について理解を深められないままチャンスを逃してしまいますよ。
会社説明会に参加するときの服装について、こちらの記事で確認しておきましょう。
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③時期:就活が解禁される3月1日からが多い
以前は経団連(日本経済団体連合会)が、エントリーや説明会などに関する広報活動の開始は大学3年生の3月からというルールを設けていました。
現在、経団連主導のルールは撤廃されましたが、国が引き続きほぼ同様の内容で要請を出しています。26卒の就活もおおよそ、従来通りとなる見通しです。
そのため、経団連に加盟している企業の場合は、選考情報が解禁となる3月1日からエントリーもスタートさせることになっています。
ただし、すべての企業が同時期にエントリーを受け付けるわけではありません。とくに外資系やベンチャー企業などは独自のスケジュールを設けている場合があるため、気がついたらエントリーが締め切られていた、ということにならないよう注意が必要です。
キャリアアドバイザー
気になっている企業がある人は、念のため例年の採用スケジュールがどのようになっていたのかチェックしておくと良いですね。
就活の流れがわからない人は、まずは始め方からこちらの記事でチェックしてみてください
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キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
「最初が肝心」という言葉は、何か新しいことを始めるときの最初のステップが後になって大きく影響するという意味をもっています。就活のエントリーにおいても同様で、企業と学生が初めてコンタクトを取る重要なステップとなりますよ。
エントリー前の合同説明会や就活イベントなどは、どちらかというと企業発信で自分が受け手になることが多いでしょう。しかし、エントリーは自分が志望する企業に対して、自分の意思を伝えることになるため、より主体的に就活を進めていくことになります。
企業側もエントリー後は、どのような学生が自社に興味をもってくれたのか気になっていますし、一人ひとりの応募者が自社にマッチした人材かを見極める段階に入ります。エントリーしてから就活は一気に加速して進んでいきますので、乗り遅れることのないよう、エントリーの意味と流れをしっかり理解して挑むようにしてくださいね。
エントリーと混同しやすい就活用語をチェックしよう
就活生
プレエントリーという言葉も聞きますし、インターンシップのエントリーもあるので、どうも紛らわしくて……。
キャリアアドバイザー
確かに就活中にはエントリーに似た言葉を度々聞くことがありますよね。勘違いしてしまわないよう、混同しやすい用語について確認しておきましょう。
就活サイトや企業のホームページを見ると、「プレエントリーはこちら」「インターンへのエントリーはこちら」などというボタンを見ることがあります。ここからは、エントリーと似たような単語であるプレエントリーや、インターンのエントリーとの違いを説明します。
「プレエントリー」では就活解禁前に企業への関心を伝えられる
就活情報サイトや企業によっては「プレエントリー」という機能を設けているところがあります。プレエントリーはエントリーよりも前に、企業に対して関心があることを伝えられるというものです。
プレエントリーの方法は簡単で、基本的には就活情報サイトや企業の公式ホームページ上で個人情報を入力し、送信ボタンを押すだけです。
エントリーとの違いには以下のような点があります。
- 受付時期:就活情報解禁前(2月頃が一般的)
- 申込方法:就活情報サイトまたは企業の公式ホームページで必要事項を入力
- できるようになること:説明会などのスケジュールが届く
- 途中で辞退する場合:連絡不要
- 受付時期:就活情報解禁日以降(3月頃が一般的)
- 申込方法:就活情報サイトまたは企業の公式ホームページで必要事項を入力
- できるようになること:説明会や選考スケジュールが届き、ESの提出や選考会への参加などができる
- 途中で辞退する場合:場合によって連絡が必要
ただし、情報サイトによって使う用語が異なり、プレエントリーもエントリーも同じようなことを指す場合もあります。また、採用試験を受けるための正式な申し込みをエントリーということもあり、その場合は辞退する場合にきちんと申し出る必要があるので注意してくださいね。
プレエントリーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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インターンシップの「エントリー」は参加応募を意味する
インターンのエントリーは、採用試験ではなく、インターンへの参加応募を意味します。エントリーをすると、インターンの選考を受けることになりますよ。選考がなく参加が決定する場合もあります。
インターンの多くは大学の長期休みにあたる春、夏、冬に開催されますが、インターンのエントリーはその1~3カ月前におこなわれます。
申し込みのチャネルとしては企業の公式ホームページやSNS、大学のキャリアセンター、就職情報サイトなどがあります。インターンにエントリーするには、一般的に履歴書やESの提出が必要です。
26卒は一定の条件を満たしたインターンであれば、インターン中の評価が選考に反映されることもあります。
キャリアアドバイザー
インターンのエントリー期限についても、しっかりと情報を集めるようにしてくださいね。
熱意が伝わるインターンのESの書き方はこちらの記事で確認しましょう。
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インターンシップのエントリーシートでは、しっかりと意欲が伝えることが大切です。今回は、企業が求めるエントリーシートの書き方を、キャリアアドバイザーが解説していきます! 絶対に押さえておきたい4つの評価ポイントも紹介するので、ポイントを押さえて意欲の伝わるエントリーシートを作成しましょう。
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みんなはどのくらい? 就活の平均的なエントリー数を知っておこう
- 就活生全体の平均は20~30社程度
- 理系は平均11社程度
就活生
実際には、何社くらいにエントリーする人が多いのでしょうか。
キャリアアドバイザー
全体では20~30社程度ですね。多ければ良いというわけではありませんが、幅広い業界や企業を知って比較検討するために気になるところへはできるだけエントリーしましょう。
他の学生が何社程度にエントリーをしているのか、気になる人は多いですよね。もちろん個人差があって良いものですが、平均のエントリー数を知ると目安になりますよ。文系と理系では平均的なエントリー数に違いがあるので、その理由とともに解説します。
就活生全体の平均は20~30社程度
新卒・既卒学生向けのインターン・就職情報サイトを運営するディスコがおこなった就活状況についての調査「5月1日時点の就職活動調査 キャリタス就活2024 学生モニター調査結果」によると、一人あたりのエントリー数は23年卒全体の平均値が23.2社、文系男子の平均値は26.6社、文系女子の平均値は25.9社となっています。
調査をおこなった企業により差はあるものの、一人あたり20~30社程度にエントリーしていることがわかりますね。
多くエントリーしておけば、1社が合わなくてもすぐにほかの会社に注力することができます。ただし、あまりにも多くの企業にエントリーをすると、情報が混乱してしまう可能性もあるので、自分が管理できる数にとどめましょう。
キャリアアドバイザー
20~30社に一気にまとめてエントリーしてしまうと、その後のESの作成などが間に合わなくなるケースもあります。少しずつタイミングをずらしながらエントリーしていくのも得策ですよ。
理系は平均11社程度
「5月1日時点の就職活動調査 キャリタス就活2024 学生モニター調査結果」によると、一人あたりのエントリー数の平均は文系の男子で26.6社でしたが、理系の男子では17.5社、理系の女子では18.7社となっています。
文系よりも理系のほうがエントリー数が少ない理由の一つに、研究が忙しいことが挙げられます。理系の学生は研究の発表会や卒論の作成のために多くの時間を費やすため、たくさんの企業にエントリーする時間を割くのが難しいのです。
また、理系は学校推薦で採用試験を受ける学生が多いという点も、エントリー数を下げている要因となっています。
キャリアアドバイザー
さらに、理系の場合は自分の研究を活かせる専門性の高い職種を探すため、就職先が多様に広がる文系に比べて、エントリー数が少なくなっていますよ。
エントリー数とESの通過率はこちらの記事で詳しく解説しています。
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エントリー数は就活の方針によって異なる こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「就活エントリーは何社くらいが適切でしょうか」 「何月ごろにエントリーすればいいでしょうか」 といった就活生の声を聞きます。平均のエン […]
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キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
毎年学生からエントリーの数に関する質問や相談をよく受けますが、エントリー数には個人差があり、学生それぞれの企業選びの軸や価値観、学生生活の状況などによって大きく異なっています。
たとえば、大手企業や人気職種をメインに志望している学生は、平均を大きく上回って50社以上エントリーするケースも見られます。一方で企業を絞っていて、3〜5社エントリーした企業のなかから就職先が決まる学生もいるため、個人によってかなり幅があるといえるでしょう。
そのうえで、確率的にはやはり多くの企業にエントリーしたほうが内定につながりやすいことも事実です。過去に面談をした学生のなかには、アルバイトやサークルなどを理由にエントリー数を減らしたことで、内定を獲得するのに苦労した人もいました。
エントリー数を増やすことで企業と出会うチャンスが増え、内定獲得の確率は高まります。また、事前にエントリーの目標数を設定しておくことで調整がしやすくなり、不安や迷いが少なくなるので、まずは平均数を目指して進めることもおすすめですよ。
最初から絞りすぎず複数社にエントリーして選択肢を広げることが重要!
1人あたりのエントリー数は23社程度となっており、複数社にエントリーする就活生が多いことがわかりますね。絞り込みすぎずに複数の会社にエントリーすることには、以下のようなメリットがありますよ。
- 幅広い業界から自分に合う企業を見極められる
- 面接やグループディスカッションに慣れることができる
- 気持ちに余裕を持って就活を進められる
手持ちのカードはある程度多いほうが、心に余裕が生まれます。数を絞ってエントリーしていると、1社に対しての就活がうまくいかなかったときに、軌道修正がしにくくなり、焦ってしまいますよね。
そうならないためにも、最初から厳選するのではなく、複数の企業にエントリーするようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
これまでの説明で「なるべく多くの企業にエントリーしたほうが良い」ことは理解できたかと思います。そのようななかで、すでに希望の就職先や業界がある人のなかには、ほかの企業に費やす時間と労力がもったいなく感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、選考の途中で応募企業について詳しく調べたり、面接官と会話をした雰囲気から「もしかしたら、この企業は自分に合っていないかも」と不安や迷いが生じる場合もよくあります。その際、ほかの業種や職種を選択肢に入れている学生は、比較的早く気持ちを切り替えて次の企業の選考に集中することができるので、多くの企業にエントリーしたほうが就活をスムーズに進めやすくなるでしょう。
もちろん選択肢を絞ったほうが就活を進めやすい人もいるかと思います。エントリーの幅を広げずに勝負したいという人は、その企業だけの対策をするのではなく、競合他社との比較検討、周辺業界の動向などもしっかり研究しておくようにしましょう。面接ではこれらのことが聞かれやすいので、エントリー数は少なくても対策は幅広く念入りにおこなうことをおすすめします。
いつ・どこからすればいい? 就活のエントリーをする2つの手順
就活生
エントリーするには、どのような方法があるのですか。
キャリアアドバイザー
就活サイトを利用する方法と、企業のホームページに直接エントリーする方法があります。どちらもパソコンやスマホから手軽にエントリーができますよ。
エントリー方法を事前に把握しておくことで、いざというときに焦らずにエントリーできますよ。いつ・どこからエントリーできるのかを解説するので、よく理解しておきましょう。
①3月1日以降に就活サイトからエントリー
3月1日の就活解禁日を迎えると、おもな就活サイトでエントリーの受付が開始されます。就活サイトは複数社に対して一斉エントリーができるうえ、情報が見つけにくいベンチャー企業へのエントリーも手軽にできるというメリットがあります。
エントリーの方法は就活サイトによっても変わりますが、まずはサイト自体にあなたの名前や大学名をはじめ個人情報を入力して登録します。その後にサイト上で気になる企業を見つけ、エントリーすることであなたの情報が企業に送られます。
3月1日はエントリーが開始されるうえ、説明会への応募も始まるため、就活サイトはとても混み合います。人数制限のある説明会の場合、早い者勝ちになってしまう場合がありますが、応募者が多数の場合、追加で説明会がおこなわれることもありますよ。
キャリアアドバイザー
少々出遅れたからといって落ち込まず、着実にエントリーおよび説明会への手続きを進めるようにしてください。
②3月1日前後に企業サイトからエントリー
エントリーには企業のホームページで登録する方法もあります。一般的には3月1日からエントリーがスタートすることになっていますが、実際にはそれよりも前に受け付けている場合もありますよ。
また、3月1日よりも遅いケースもあり、企業によってスケジュールは異なるので、確認を怠らないようにしましょう。
氏名や大学名などの必要事項を入力したら、確実に送信ボタンを押すようにしてください。ときどき、必要事項だけを入力して送信し忘れるケースがみられます。応募が完了したら受付通知のメールが届く場合が多いので、そちらも確認するようにしましょう。
また、直接メールを送ったり、電話をしたりすることでエントリーができる場合もあります。エントリーの方法については企業の就活用ページで確認してくださいね。
キャリアアドバイザー
就職情報サイトに掲載されていない企業もあるので、狙っている企業が具体的にあるのであれば、その企業の採用ページから応募するのが良いでしょう。
この流れで進めよう! 準備~エントリーまでの流れ6ステップ
就活生
エントリーまでに、何かできることはありますか?
キャリアアドバイザー
スムーズにエントリーをするために、いくつか準備しておいたほうがいいことがあります。エントリーまでの流れを順を追って解説しますね。
大学3年生の1月から2月はエントリーのための準備期間です。最近は3月1日の就活解禁よりも、企業説明会の募集などを早めているところもあります。出遅れることがないよう、これから解説するステップに沿って準備してくださいね。
①就活サイトに個人情報などを登録しておく
まず、就活サイトに個人情報などを入力して登録しておきましょう。就活サイトでは就活に関するさまざまな情報を紹介しているので、疑問点などはそれらを読んで解消しておいてください。
就活サイトによっては企業からのスカウトを受けたり、自己分析診断ツールなどを利用したりもできますよ。
一度登録しておけば、入力した情報をエントリーの際にも役立てられます。企業に直接エントリーする場合でも、企業によっては就活サイトと連携し、情報をそのまま流用することが可能なところもあります。
キャリアアドバイザー
個人情報を何度も入力する手間が省ける点も、就活サイトに登録するメリットです。
②自己分析などを進めて興味のある分野や職種の指針を立てる
エントリー期間になったらスムーズにエントリーを進められるよう、早めに業界・企業研究や自己分析を進めておきましょう。
自己分析が足りていないと、仕事の適性や、どのような仕事に就きたいのかがわからず、仕事選びの軸ができません。
仕事選びでブレが生じると、エントリーする段階になって迷う時間が長くなり、どんどん後手に回ってしまいます。エントリー前のこの段階で、自己分析をしっかりとおこない、興味のある分野や職種の指針を立てておきましょう。
キャリアアドバイザー
エントリー後に速やかにESを提出するためにも、自己分析をして自己PRや志望動機のひな型を作っておくようにしましょう。
自己分析の方法についてはこちらの記事が参考になりますよ。基本的な自己分析方法やおすすめのサイトなども詳しく紹介しています。
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自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介
こんにちは!キャリアアドバイザーの北原です。この記事では、自己分析の目的や具体的な方法についてご紹介していきます。自己分析とは、自分の過去の経験を整理して、長所や短所などの性格や物事に対する価値観について理解を深めること […]
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③情報解禁後は幅広く情報を集める
就活解禁日には企業による採用に関する広報活動が始まります。ただし、実際には1月頃から説明会や採用に関する情報が解禁となり、企業から少しずつ発表されています。
そこで、情報解禁からエントリーまでの期間で、より企業への理解を深めるようにします。合同説明会などに出席し、どこの企業にエントリーをするか、よく見定めておきましょう。
④企業ごとの締切日を待たず早めにエントリーする
気になる企業が出てきたら、締切日を待たずに、できるだけ早くエントリーしましょう。ギリギリまで引っ張ってエントリーしようとすると、うっかり忘れて締切日を過ぎてしまう場合もありますよ。
また、エントリーが早ければ、ESが早く手に入る可能性があります。ESを早く準備できたほうが、スケジュールに余裕が生まれますね。
キャリアアドバイザー
エントリーしたからといって就職試験に進まなければならないというわけではないので、気になる企業があったらひとまずエントリーしてみましょう。
⑤企業ごとの必要な提出物をチェックする
エントリーして採用試験に進むには、以下のようなものを提出することになります。
- ES(エントリーシート)
- 履歴書
- 成績証明書
- 卒業見込み証明書
- 健康診断証明書
一般的に選考前に提出が求められるのはESで、卒業見込み証明書や健康診断証明書は、選考が進んでからの提出となります。
ただし、必要とされる提出物は企業によって異なるので、何がいつごろまでに必要か、企業ごとに細かく確認しておきましょう。
キャリアアドバイザー
企業・職種によってはエントリーの時点で免許証や看護師免許などの資格の有無を聞かれる場合もありますよ。
⑥重複しないようにどのサイトからエントリーしたかリスト化する
複数の就活サイトや企業のホームページを活用していると、どこからエントリーしたのか、混乱してしまう場合があります。別のルートでも同じ企業に重複してエントリーすることは避けなければいけません。
きちんと管理するために、エントリーに関する記録をまとめておきましょう。Excelなどでエントリー専用の表を作ったり、スケジュール帳にまとめて書き込んでおいたりすると間違いがありませんよ。
キャリアアドバイザー
送られてきたエントリーの受付確認メールも、企業ごとや就活サイトごとに専用のフォルダを作ってまとめておくと、後から確認するときに便利です。
就活のエントリー先の絞り込みは将来像からの逆算がマスト!
就活生
なかなかエントリー先が絞り込めません……。
キャリアアドバイザー
そういうときは、自分の未来についてまずは想像してみてください。そこから逆算していくと、エントリーしたい企業の姿が見えてきますよ。
就職という重要な決断を前に、迷わない人はいません。そういうときは、最終的に目指したいキャリアやそこまでのステップについて、一つずつ解像度を高めてみましょう。迷ったときのエントリー先の絞り込み方について、3段階に分けて解説しますので、ぜひ試してみてくださいね。
ステップ①将来目指したいキャリアを明確にする
自分が将来、何をしたいのか、どのようになっていたいのか、まずは目指したいキャリアを明確にします。
専門職として特定の分野を極めたいのか、ある程度仕事を覚えたら独立したいのかによっても志望先は変わってきますよね。
たとえばIT系にしても、将来的にプロジェクトマネージャーを目指すのか、コンサルティングに携わりたいのか、現場のエンジニアとしてスペシャリストを目指したいのかによって、就職先は変わってきます。技術を磨きたい場合は、作業を2次請け、3次請けに委託している会社より、委託先の企業に入ったほうが良い場合もありますね。
キャリアアドバイザー
将来、どんな自分になっていたいか、まずはじっくりと考えてみてください。
将来の目標の考え方はこちらの記事を参考にしてください。
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将来の目標は、入念な自己分析や企業研究をおこない明確に答えると活躍イメージを持ってもらえます。 この記事では企業が将来の目標を聞く意図、回答のポイント、目標の決め方などをキャリアアドバイザーが解説します。 動画や例文も参考に自分のキャリアに向き合いましょう。
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ステップ②目指す将来へのタイムラインを区切る
とはいえ、いきなり最終的な未来を想像しても、現時点で何をすべきかは見えてこないものです。そこで、10年後の自分、5年後の自分、3年後の自分と区切って考えていくことをおすすめします。
- 10年後の目標を決める
- 10年後の目標のために5年後にやっておくべき目標を考える
- 5年目の目標に向けて3年後までに目指しておきたい目標を考える
以上のように年代を区切って考えていくと、より自分のやりたいことが明確になってきます。
たとえば「10年後に支店長になっていたい」という目標があれば、「5年後には〇〇の資格を取得し副支店長にはなっていたい」、そのためには「3年後には資格取得に必要な〇〇の技術を習得し、専門知識をある程度身に付けたい」という具合です。
どのように考えればいいかわからない人は、こちらの記事を参考にしてみましょう。キャリア形成に必要な4つのヒントなどを詳しく紹介していますよ。
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ステップ③将来像の実現のために必要な環境を言語化する
ステップ①②で未来像を具体的に考えることにより、今、どのような環境を求めると良いかが見えてきます。
たとえば食品関係の営業職としてグローバルに活躍するのが目標だとします。それを実現するには、どんな環境が必要かを言語化していきましょう。
- 食品を扱っている商社
- 輸出に力を入れている、または力を入れようとしている
- 部署間の移動があまりない(営業以外をすることがない)
- 海外に拠点を持っている
以上のような条件が見えてきたら、それに当てはまる企業を探すことで、エントリー先が決まりますよ。
その後はどうなる? エントリー後の就活の流れとすべき準備をチェック
就活生
エントリーした後は何をすれば良いですか?
キャリアアドバイザー
より本格的に企業研究をおこない、適性検査の対策などを進めましょう。エントリーした各社で選考が進んでいくため、ここから忙しくなりますよ。
いざというときに焦らないよう、エントリー後にすべきこと6つを解説します。エントリー前から準備しておけるものもあるので、段取りよく進められるようにしてくださいね。
①会社説明会:事前にリサーチして聞きたい質問をまとめる
エントリーがおこなわれる3月頃から、会社説明会が本格的にスタートします。多くの企業の説明会では学生からの質問を受け付けているので、事前に企業リサーチをしたうえで、知りたいことがあればまとめておきましょう。
ちなみに、会社説明会は会社が単体で催すものや、複数社が集まる合同説明会などがあります。合同説明会には自治体や大学、就活サイトが催すものがありますよ。
キャリアアドバイザー
就活サイトが主催する説明会に参加するには、就活サイトへの登録が必要なので、早めに登録しておきましょう。
会社説明会での質問例はこちらの記事も参考になりますよ。
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②ES提出:企業が求める人物像や業務内容を把握する
エントリーをしたら企業へのESの提出が求められます。履歴書と異なりESは市販されているわけではありません。
入手方法は企業にエントリーすることで教えてもらえますが、多くの場合、企業のホームページからダウンロードするか、企業から郵送されてきます。
ESに自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などを書くうえで重要なのが、企業が求める人物像や業務内容を把握することです。企業が求める人物像とかけ離れていては、いくらアピールしても評価につながらないので注意が必要ですよ。
キャリアアドバイザー
企業研究にはそれなりの時間がかかるものです。段取り良く企業研究を深め、より良いESを作成してくださいね。
提出前のESの添削方法はこちらの記事で解説しています。
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③適性検査:スムーズに回答できるよう検査形式に慣れておく
多くの企業では面接前や面接後などに、適性検査を実施しています。適性検査でスムーズに回答できるように、検査形式を調べて慣れておくようにしましょう。
適性検査の方式には以下のようなものがあります。
- 都道府県に設置されたテストセンターで受験
- パソコンで受験するWebテスティング
- 企業の会場でおこなわれるペーパーテスティング
また、代表的な適性検査にはSPI3や玉手箱Ⅲ、GAB、CABなどがあります。それぞれどのような形式で出題されるのかを調べ、対策を立てておいてください。
適性検査の目的は学生の仕事への適性を見るというものですが、応募者が多い大企業にとっては適性検査で候補者を絞るという目的もあるので、事前に練習をしておきましょう。
適性検査の対策方法はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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④面接:伝えたいことを言えるよう面接練習をする
採用試験で大きなウェイトを占めるのが面接ですが、本番でうまく伝えられるように練習をしておくことが大切です。
情熱があっても、面接で緊張して伝えられなかったというのはよくあるケースなので、早めに練習を開始することをおすすめします。
- 目線が泳いでいないか
- 話すトーンや速度は適切か
- 明るい表情で話せているか
受け答えの内容だけでなく、視線や表情も大切なので、録画をしたり、周囲の人に見てもらったりしながら話し方を練習してください。
また、あらかじめ話す内容をまとめておくと、本番でうまく伝えられます。質問をシミュレーションしつつ、伝えたい内容をまとめておきましょう。
面接練習の具体的な方法はこちらの記事で解説していますよ。
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面接の練習は、改善点の発見や本番の緊張を和らげることに役立ちますよ! この記事では面接練習のメリット、おすすめ練習法、チェックポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 効果的な練習方法で改善点を克服しましょう。
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⑤内々定:連絡が来たら保留か受諾の回答を決めておく
内々定の連絡が来たら、受託をするか保留するかを明確にする必要があります。内々定には法律上の拘束力はなく、保留や辞退をすることは問題ありません。
ただし、企業側も優秀な学生を確保するために準備を進めているので、きちんと保留の意思を、少なくとも1週間以内には電話かメールで伝えてください。その際、いつまでに回答するかも併せて連絡しましょう。
キャリアアドバイザー
一度保留して、さらに再延長すると「入社意欲が低いのではないか」と疑われる可能性があるため注意が必要です。
⑥内定:企業への疑問点などあれば解消しておく
一般的には大学4年の10月頃に、内定が出るようになります。企業への疑問があれば、内定までに解消しておくようにしましょう。
多くの場合、内々定から内定までは4カ月くらいの時間があります。疑問がある場合にはこの間に人事に質問しておくことが大切です。
キャリアアドバイザー
内々定から内定までの間は、疑問を解消し自分の気持ちを固める時間です。就職してから「こんなはずじゃなかった」とならないように、人事と連絡をとって疑問を払拭してください。
キャリアアドバイザーコメント根岸 佑莉子プロフィールをみる
上記の説明で、エントリーからスタートする就活の流れは理解できたかと思います。エントリー後に特に力をいれるべきことは、応募書類の作成と面接対策です。実際に企業から直接評価される段階に入るため、過去に面談した学生たちも相当な時間と労力を使っていますよ。
これらに力を注ぐためには、スケジュール管理がとても重要になってきます。複数の企業にエントリーすると、その分書類の作成や面接対策の時間が必要です。特に志望度の高い企業については、中途半端な完成度で書類を提出したり、面接に臨むと後悔することになりかねません。そこで、各企業の選考日程と就活全体のスケジュールを照らし合わせて、効率よく動くことが大切です。
また、就活対策としてつい見逃されがちですが、適性検査も企業は重要視しています。書類作成や面接対策はよくセミナーなどが開催されますが、適性検査は基本的に自分自身で対策するものになるので、忘れないようにして早い時期からコツコツと対策しておくことをおすすめしますよ。
エントリー先がどうしても決まらない……そんなときの3つの対処法
- 「エントリーしてから考える」という視点で量優先で動く
- 今まで調べていなかった業界・職種にも視野を広げる
- 就職エージェントにエントリー先について相談する
就活生
いろいろ考えてみましたが、どうしてもエントリー先を決められません。本命ではないところにエントリーしても良いのですか?
キャリアアドバイザー
20~30社にエントリーする場合、多くの学生はそのすべてが本命というわけではありません。まずはエントリーして企業の話を聞いてから判断してみましょう。
いろいろ調べてみたものの、なかなかエントリーしたいという企業が出てこないという場合もあるでしょう。あいまいな気持ちでエントリーしてもいいのだろうかと悩むこともありますよね。そこで、エントリー先がなかなか決まらないときの対処法について解説します。
「エントリーしてから考える」という視点で量優先で動く
迷ったときは、「とりあえず話だけでも聞いてみよう」という気持ちでエントリーしてみましょう。エントリー後に辞退することもできるため、まずはエントリーしてみることをおすすめします。説明会に参加してから、実際に採用試験を受けるかどうかを決めても遅くありません。
エントリー前に深く考えすぎてしまい行動を起こさないと、迷っているうちに締切が過ぎてしまい、後から「エントリーしておけばよかった」と後悔するケースもあります。
エントリーをすれば、これまで知らなかった企業のさまざまな情報を知ることができますよ。
キャリアアドバイザー
企業について深く知るチャンスだと思ってエントリーしましょう。
いままで調べていなかった業界・職種にも視野を広げる
志望業界や職種でなかなかエントリーしたい企業が見つからない場合、他の業界・職種に目を向ける方法もあります。
基本的には、就活では志望業界を絞ったほうがスムーズに進みます。あまり多くの業界・職種に候補先を広めてしまうと、業界研究が間に合わず、ESや履歴書、面接での回答の内容が薄くなってしまうことがあるためです。
しかし、大学3年の3月になってもなかなかエントリー先が絞り込めない場合、ほかの業界・職種のほうが合っているという可能性が考えられます。
キャリアアドバイザー
ほかの業界・職種にエントリーをして説明会などで話を聞いていくうちに、思わぬ適性に出会えるかもしれませんよ。
就職エージェントにエントリー先について相談する
一人で悩んでいても解決できないときには、就職エージェントに相談するのもおすすめです。
就職エージェントは知見も経験も豊富なアドバイザーが、学生一人一人の適性に合った企業の求人を紹介します。自分一人ではどうしても情報が限られるものですが、就職エージェントには豊富な情報が集まっているため、自分に合った企業と出会える可能性が高まりますよ。
キャリアアドバイザー
エントリー後のESの書き方や面接での想定質問への回答もアドバイスしてくれるので、しっかりとブラッシュアップしたうえで採用試験に挑むこともできます。
就活のエントリーについてよくある質問に回答!
本格的に就活をスタートさせる入り口が企業へのエントリーです。就活のエントリーについて、学生からのよくある質問に、キャリアアドバイザーが回答します。
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就活でエントリーすると必ず選考を受けるのですか?
エントリーをしたからといって、必ずしも選考を受けなければならないということはありません。説明会に参加したり、企業研究をしたりしていくなかで、自分にマッチしないと思えば辞退することができますよ。辞退する方法ですが、ESを提出しなければ辞退とされます。この時点では特に連絡の必要はありません。
ESを提出後、説明会や面接などに予約したものの辞退する場合には、早めの連絡が必要です。企業側もあなたのために1席用意しているわけですから、メールで速やかに辞退することを伝えましょう。直前でのキャンセルの場合には、電話を入れてくださいね。
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就活のエントリー数が多すぎると良くないですか?
エントリー数については特に上限はありません。ほとんどの学生は20社から30社程度はエントリーしています。エントリー数が多いと、自分で管理しきれなくなるという問題もあります。説明会に関するお知らせなどを見逃し、日程の勘違いが発生する可能性も出てきますよ。
また、エントリー後には企業研究を進めながらESや履歴書、面接対策をおこないますが、数が多すぎると1社1社にかけられる時間が減り、十分な準備ができない可能性もあります。
忙しすぎて本命企業にかける時間が少なくなってしまわないよう、自分にとって負担が少ない範囲でエントリーするようにしましょう。
エントリーとは就活の重要なスタート地点! スケジュールに注意しておこなおう
就活においてエントリーとは、企業に対して興味を持っているという意志を伝えるものであり、エントリーと同時に就活がスタートします。スムーズにスタートを切れるように、エントリー以前から自己分析や企業研究などを進めておきましょう。
エントリーしたからといって、必ずしも採用試験を受けなければいけないということはないので、気になる企業があれば積極的にエントリーしてくださいね。
就活のエントリーとはどのタイミングを指すのですか?