大学生のうちにやるべきことは3つの目的で考える|23の事例を紹介

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これで迷わない! 大学生のうちにやるべきことは ○○で見つかる!

目次

  1. 大学生のうちにやるべきことを見つけるためにまず目的を立てよう!
  2. 焦らず考えよう! そもそも「大学生のうちにやるべきこと」はある?
  3. 全員共通の「大学生のうちにやるべきこと」はない
  4. 「大学生にしかできないこと」は実は少ない
  5. 目的を先に決めればすべきことがわかる
  6. 3つの目的別で考える! 大学生のうちにやるべきこと23選
  7. 視野を広げるために「経験」を積む
  8. 成長のために「知識・スキル」を身に付ける
  9. 就活を見据えて「準備」を進める
  10. 大学生の時間を通じて成し遂げたい目標を立てる3ステップ
  11. ステップ①将来にどうなりたいのか大きなゴールを立てる
  12. ステップ②ゴールまでの計画を数年スパンで立てる
  13. ステップ③大学を卒業するまでの期間でのゴールを立てる
  14. 大学生のうちにやるべきことで迷ったら「今だからできること」で考えよう!
  15. 時間があるだけじゃない! 大学生ならではの4つのメリット
  16. ①自由に使える時間が多い
  17. ②責任が小さいのでフットワーク軽く動ける
  18. ③さまざまな企業に訪問できる
  19. ④専門家に気軽に相談できる環境がある
  20. 大学生のうちにやるべきことを探すときの注意点
  21. 経験を優先して学業をおろそかにしない
  22. 「今しかできないこと」を意識しすぎて縛られるのは本末転倒
  23. 大学生でやるべきことに悩んだときのおすすめ相談先6選
  24. 大学生のうちにやるべきことについてのよくある質問に回答!
  25. あなたが大学生のうちにやるべきこと理解して素早く動き出そう!

大学生のうちにやるべきことを見つけるためにまず目的を立てよう!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

就職を視野に入れた学生から、

「今しかできないことをしたいのですが、何をしたらいいですか?」
「学生のうちにやるべきことを教えてください。」

といった質問が寄せられています。

大学生のうちに打ち込んだ経験は、就活やその後の社会人生活に活かすことができます。手当たり次第、体験してみるというのも良いですが、目的を持つことでより深い経験をすることができますよ。

今回は、大学生のうちにやるべきことは何かを掘り下げて解説します。学生時代を有意義に使いたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

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焦らず考えよう! そもそも「大学生のうちにやるべきこと」はある?

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就活生

大学生のうちにやるべきことをやっておきたいです!

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キャリアアドバイザー

たしかに、時間に余裕があるうちにいろいろな体験ができると良いですよね。ただ、大学生だから必ずこれをしないといけない、ということはないのですよ。

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就活生

そうなんですね。でも、やっておいたほうがいいことはありますよね……?

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キャリアアドバイザー

それは、何を目的にするかによって変わってきますよ。

大学生のうちにやるべきことをやっておきたい、と考える人は少なくありません。しかし、いざやろうとすると大学生のうちに何をやるべきなのか、わからなくなることもありますよね。

「大学生のうちにやるべきこと」は、人によって違います。どのように考えれば何を大学生のうちにやっておくべきなのかが見えてくるのかを解説します。

全員共通の「大学生のうちにやるべきこと」はない

大学生のうちにやるべきことは、人それぞれです。全員共通で「大学生のうちに、これをやっておくべきだ」と断言できるものはありません。

つまり「世間一般に何をするべきなのか?」と考えるのではなく、「大学生のうちにやっておくと、自分のためになることは何か?」といった考え方をしなければなりません

大学生のうちは、人生のなかでもたくさんの時間を自分のために使える時期です。そして、体も心もほぼ大人となり、体力的にも充実しています。それでありながら立場は一人前の社会人ではなく、大人から知識を与えてもらえたり、守られたりもするのが学生です。

大学生という特殊な立ち位置を有効に活用し、未来の自分の役に立つことは何かを考えてみるのがおすすめですよ。

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キャリアアドバイザー

やるべきことは人によって違うので、「大学生のうちに絶対に●●をやっておくべきだ」という人の意見を鵜呑みにする必要はありませんよ。

「大学生にしかできないこと」は実は少ない

大学生のうちは「学生時代は今だけ」という特別感が強く、「大学生にしかできないことを、やるべきだ」と感じてしまいがちです。しかし実は、大学生にしかできないことはさほど多くありません。

「大学生にしかできないこと」というと、アルバイトや旅行など、さまざまなものを思い浮かべると思います。しかしそれらのうちほとんどが、実は「大人になっても、時間さえあればできること」に該当します

もちろん「仕事をしていたら忙しくて時間がない」と感じる人は多いと思いますが、大人になってもやりたいことのために時間を調整する人はたくさんいますよ。

そのため「大学生のうちにやるべきこと」を「大学生にしかできないこと」に限定する必要はありません。

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キャリアアドバイザー

「将来の自分の役に立つことをする」という基準で、何をやるべきかを考える方法がおすすめですよ。

目的を先に決めればすべきことがわかる

大学生のうちにやるべきことを考えるにあたっては、先に目的を決めると効果的です。目的がはっきりしていることで、大学生のうちにやっておいたほうが良いことは何かが明確になります。

目的として定めやすいのは、やはり就職です。しかしもっと先の将来を見据えるという方法もありますよ。具体的に「何になりたい」という職業名が定まらなくても、将来的にどのような人間になりたいのか、どんなことにかかわる人生を送りたいのかを考えておくと、そのために何が必要なのかが見えてきます

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キャリアアドバイザー

どのような業界に関わりたいのか、どのような人生にしたいのかを考えておくことは、就活の企業選びや志望動機を考えるうえでも役立ちますね。

長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

目標を定めることで大学生活は充実する

高校時代までは、決められたカリキュラムやシステムに従い、受け身の姿勢でも、周りと同じようにクリアできたことが多かったのではないでしょうか。しかし大学生になると、自由度が増す分一人ひとりの個性や差が明らかになってきます。

「高校時代の自分と今の自分を比べて、何も成長してないかも」「何を目標に頑張れば良いか分からない」と思う人は、卒業後、自分はどうありたいのか、理想をイメージしてみましょう。このイメージしたことを目標に定め、大学生活の行動計画を立てていきます。

人は目標があれば行動にうつしやすいものです。何も考えずに大学生活を過ごしてしまって、気づけば卒業ということにならないためにも、今、このタイミングで自分の目標を定めるようにしましょう。

キャリア形成について学んでみると、考えやすくなる可能性も高いです。こちらの記事も合わせて読んでみてください。

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自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。

そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みが簡単にわかります

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3つの目的別で考える! 大学生のうちにやるべきこと23選

 大学生のうちにやるべきことの例

大学生のうちにやるべきことは何かを迷っている人に向けて、実際によくある例を目的別にご紹介します。

具体的な目的は人によってさまざまですが、その目的を「経験」「知識・スキル」そして就活の「準備」の3つに分け、それぞれの詳しい内容をリストアップしました。自分自身の目的がどれに該当するのかを分析し、該当する項目を見てみてください。

また3つの目的のなかから、バランスよく自分のやるべきことを選び取るのもおすすめです。

視野を広げるために「経験」を積む

「経験」を積める大学生の活動の例
  1. アルバイト
  2. サークル活動
  3. 旅行
  4. 趣味の追求
  5. スポーツ
  6. ボランティア活動
  7. 一人暮らし
  8. 読書
  9. 友人や人との交流
  10. SNSなどで情報発信する

若いときの経験は、新たな人との出会いや発見にあふれており、その後の人生を左右する価値観が得られる可能性があります。自分の成長を求めて、アルバイトやボランティアなど、新しいことに積極的に挑戦してみましょう。

経験したことをもとに、SNSなどで情報発信してみるのも良いですね。発信するための文章力や動画編集などのスキルを磨くことができるとともに、1人でどこまでできるのかやってみることに価値があります。

大学生のときに積んだ経験を、就活の際にいわゆる「ガクチカ」として披露する人もたくさんいますよ。就活で何を話せばいいか不安があるという人は、これらのうちのどれかに力を入れれば、人に話せるエピソードは必ずと言って良いほど手に入ります。

塩田 健斗

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自分から積極的に動きガクチカのアピール度をアップさせよう

応募書類や面接で必ずと言って良いほど聞かれるのが「ガクチカ」です。その際気をつけてほしいのは、単に「アルバイトで接客を頑張りました」のように当たり前のことだけを伝えてしまうと、自分の個性やポテンシャルが伝わらなくなってしまうということです。

「自分なりに」努力したことや工夫したことを伝えることで、ほかの応募者との差別化を図ることができます。たとえば、「ポップ作成を店長に提案し、店舗の売上が20%増えた」など自分の行動が店舗にどう貢献したかを伝えると、アピール度も高くなります。

採用担当者は、ガクチカから入社後をイメージしています。これを「再現化」と言いますが、学生時代に自分から動いて働きかけることができる人は、期待度が高くなります。そのため、受け身の姿勢ではなく積極的に物事に取り組むようにしましょう。

ガクチカが思いつかないときの見つけ方や例文はこちらの記事を参照してください。

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自己PRでボランティア活動を効果的にアピールするコツはこちらの記事で解説しています。

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自己分析がまだの人は、ツールを活用して今月中に終わらせよう

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就活を成功させるためには、自己分析がとても重要になります。しかし、自己分析を後回しにしている人も多いでしょう。

そんな人は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強みや適職を特定できます

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成長のために「知識・スキル」を身に付ける

「知識・スキル」が身に付く大学生の活動
  1. 語学の習得
  2. 留学
  3. ITスキルの習得
  4. 専門分野の学業
  5. 教養の習得
  6. 自動車免許の取得
  7. 金融知識の習得
  8. 資格の取得

将来的にどのような仕事に就きたいかがある程度決まっている場合には、その仕事に役立つ実践的なスキルを身に付けるために時間を使うと、自分の経験にもなり、就職にも有利になりますよ。

また、志望する業界が具体的に決まっていない場合でも、語学、教養、自動車免許などの習得はどの業界でも役立ちます。将来はまだわからないけれど、時間がある大学生のうちにとりあえず身に付けておく、という形でも良いですね。

知識やスキルを身に付けることはいつでもできますが、就活をするときに資格があるかどうかで選べる道が変わることもあります。時間があり、「何か形に残る経験がしたい」という場合、資格への挑戦をぜひ検討してください。

英語力の就活での活かし方はこちらの記事を参考にしてください。

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就活を見据えて「準備」を進める

就活の「準備」につながる大学生の活動
  1. インターンシップへの参加
  2. 自己分析
  3. 業界分析
  4. 企業分析
  5. OB・OG訪問

大学生活の終わりには多くの場合、就活が待っているものです。そのため、早い段階で就活を視野に入れた活動をしておくことには、メリットしかありません。さまざまな経験をしたり、スキルを磨いたりしながら、就活の準備は並行して「大学生のうちにやるべきこと」だといえます

特にインターンは、企業によって開催時期が限られているものです。志望する企業を早い段階で絞り込み、インターンの席を確保することで、就職の道を広く確保できますよ。

志望企業や志望業界を絞り込むためには、自己分析や企業分析が欠かせません。こちらも早い段階から手をつけることで、スムーズに就活をスタートできます。

インターンを就活にどう活かすべきかはこちらの記事で解説しています。

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大学生の時間を通じて成し遂げたい目標を立てる3ステップ

大学生の時間を通じて成し遂げたい目標を立てる3ステップ

自分のために使える時間がたくさんあることは、大学生ならではのメリットです。この時間という資産を有効に使い、目標を立ててそれを成し遂げることができれば、将来の自分にも、大学生活の終わりに待ち受ける就活にも、大いに役立てられますよ。

ただし、目標をどうやって立てたら良いのかで迷ったり、つまずいたりすることもあるはずです。

そこで、大学生活において目標を立てる方法を、3つのステップに分けて解説します。順を追って実践すれば、あなたの目標がきっと見つかりますよ。

ステップ①将来にどうなりたいのか大きなゴールを立てる

まずは将来的に自分がどのような人間になりたいのか、といった観点から大きなゴールを立ててみましょう。たとえば、「新しいシステムを開発して環境問題に取り組む」「顧客から信頼を得られる、プロフェッショナルな販売員になる」といったものが挙げられます。

これは必ずしも、職業のことだけに限りません。携わりたい業界という大きな枠でも良いですし、自分が実現したい活動、あるいは人間像ということでも構いません。自分が将来、何歳頃にどんな姿で人生を送っているのかを思い描いてみましょう。

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あまりに遠い未来だと考えにくい場合は、35歳~45歳くらいの自分像について考えてみましょう。

就活で将来の目標を問われたときの答え方はこちらの記事を参考にしてください。

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ステップ②ゴールまでの計画を数年スパンで立てる

ステップ①で掲げたゴールは、一朝一夕で実現できるものではないはずです。どのようなステップでゴールにたどり着くのか、その計画を数年スパンで言語化してみましょう。

ゴールまでの計画性があることは、就活においても非常に重視されます。なぜなら、目標だけが立てられていても、それまでの具体的な計画がなければ「現実味がなく、ただ夢として掲げているだけ」と受け取られてしまうためです。

たとえば「新しいシステムを開発して環境問題に取り組む」という目標であれば、次のような計画が考えられます。

「新しいシステムを開発して環境問題に取り組む」ための計画例
  • 5年後:システムエンジニアとして成長する
  • 7年後:環境関連の資格を取得する
  • 10年後:マネージャー職をこなせるようになる

就活に役立てるには、ノートなどに記録をとっておくこともおすすめです。就活ノートの作り方と活用方法はこちらの記事で解説しています。

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ステップ③大学を卒業するまでの期間でのゴールを立てる

ステップ②で作成した流れを参考に、大学を卒業するまでの間に何を達成できるかを考えてみましょう。

目標のために大学のうちにできることの例
  • 環境への興味をボランティア活動などに参加して再確認する
  • 独学でITスキルを磨いてみる
  • 環境関連のエコシステムを取り扱う企業に就職する

システムエンジニアになりたい場合、英語力を身に付けることも役立ちます。システム関連の最新情報が英語で発表されることはよくありますし、一部のプログラミング言語を扱う際にも英語が必要であるためです。

このように、大学生のうちに始められる準備を明確にするには、自分の将来を思い描くことが効果的です。何かやってみようと思ったときには、「それらが自分の将来に役立つポイントはどこか」という観点で考えてみるのもおすすめですよ。

成瀬 遼

キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる

目標が途中で変わったら計画を柔軟に修正しよう

上述のステップ①「将来どうなりたいのか大きなゴールを立てる」は、入学時に決めるのが理想です。しかし、入学したての頃は履修科目の登録など、初めてのことに慣れるまで余裕がないかもしれませんね。そのため、少し慣れてきた大学1年生の5月、6月頃に目標を立てるのもありですよ。

そして年間の計画を立てるわけですが、もう少し細かく学期の始まりや長期休暇の前後のタイミングで、さらにスモール計画、スモール目標を立てることをおすすめします。一つひとつの目標が達成できると自信にもつながり、大きな目標へ近づくことができます。

大学生活では新しい経験や知識に触れる機会が多いため、目標が途中で変わることもあるかと思います。そのときは計画を見直し、修正をかけましょう。定期的に自分の目標を見直し進捗を確認する習慣を持つと、自分の成長や新たな興味に合わせて目標を修正できます。

大学生のうちにやるべきことで迷ったら「今だからできること」で考えよう!

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就活生

大学生のうちにやるべきことは人によると言われると、選択肢が多すぎてますます迷ってしまいます。

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それなら、一つの指針として「今だからできること」にフォーカスして考えてみましょう。

大学生のうちにやるべきことをなかなか決められない場合、「大学生である利点が活かせることをする」という観点で考えてみてください。

学生のうちは、友人と交流をしたり、サークル活動に精を出したりするのも大切な経験です。利害関係のない友人たちとたくさんのことを話し、さまざまな価値観に触れることは、新しい世界に触れるきっかけとなる学生ならではの利点といえます

一方、読書のような一見ただの趣味に見えるようなものも、大学生のうちにまとまった時間を使って取り組んでおくとその後の人生の糧になります。大学図書館で気になる本を借りやすいというのも、学生ならではのメリットですね。

もちろん、大学の施設や指導してくれる教授がいる環境を活かして、学業に力を入れるのも大学生ならではの利点が活かせることです。

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大学生ならではの利点にはどんなものがあるのか、この後で詳しく解説していきますよ。

時間があるだけじゃない! 大学生ならではの4つのメリット

大学生ならではの4つのメリット

大学生ならではのメリットといえば、「時間があって自由に行動できる」と思い浮かべる人は多いですよね。しかし、大学生ならではのメリットは「時間があること」だけではありません。

成人年齢が18歳に引き下げられた現在、大学生は法的には「大人」です。一方で、社会人ではない、一般的にはアルバイトを除いて働いていない、という点では子どもの延長として見てもらえる部分が多分に残されています。

このような大学生ならではの立場によって得られるメリットは何かを確認してみましょう。

①自由に使える時間が多い

それ以外のメリットもあるとはいえ、やはり自由に使える時間が多いことは、大学生にとって大きなメリットです。

部活や定期テスト・大学受験で何かと時間を削られてきた高校生の頃と比べると、大学生は自分のために使える時間が増えます。心身共に成長し、できることや動ける範囲が大幅に広がっていくのも特徴です

また自由に使えるようになった時間にアルバイトをすることで、使えるお金も増えますよね。すると、さらにできることが増えていき、旅行に趣味、さまざまな活動など幅広い選択肢が視野に入ります。

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ただし時間やお金を自由に使えるだけに、それらをどのように使うかは自分の裁量に任されるため、有効活用できるかどうかの判断力が問われるともいえますよ。

②責任が小さいのでフットワーク軽く動ける

大学生には、学生としての責任や、アルバイトとしての責任といったものはあるとしても、その背後でプライベートでは親、大学生活では先生が控えています。

「留学したい」といった目標ができてもアルバイトであればマナーを守れば辞めたことで問題になることはなく、フットワーク軽く動けるのが大学生のメリットです。

社会人の場合は、私用で長く仕事を休むことが難しくなりますし、家族がいれば自分1人の都合で長く家を空けたりすることもはばかられるかもしれません。自分の都合で旅行をしたり、自分のタイミングで夜中まで活動や勉強をしたり、その分ゆっくり朝に休んでいたりすることができるのは、大学生ならではだといえます

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やりたいことができたときに、学業と両立さえできれば集中して取り組むことができるのは学生のメリットですね。

大学生だからこその経験は自己PRでも役立ちます。自己PRで留学をアピールするときのポイントはこちらの記事で確認してください。

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③さまざまな企業に訪問できる

大学生には、さまざまな企業に訪問できる機会が与えられています。就職を控えた大学生に自社をみてもらい、自社にあった優秀な学生を採用したいと考えている会社は多いためです。

検索をすれば、企業による短期から長期までのインターンや、仕事体験、職場見学、そしてフィードバックなど、多種多様なメニューを見つけることができます。

大学生のうちは多少、面倒に感じてしまうかもしれませんが、社会人になってからこのようにさまざまな職業体験の機会が得られることはまずありません。大学生だからこそのメリットをぜひ活用してくださいね。

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大学1、2年生のうちから短時間でさまざまな企業を訪問できるオープンカンパニーもおすすめですよ。

短期インターンを最大限に活かすコツはこちらの記事で解説しています。

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④専門家に気軽に相談できる環境がある

大学生は、相談環境にも恵まれた立場です。学業に関して、気になることをいつでも専門家である教授陣に尋ねられるのは非常に大きなメリットです。

また、多くの学校で学生相談窓口を設置しており、就職相談も学生相談の一環として常に実施されていますよ。心身の健康、アルバイト、課外活動、資格取得、試験対策といったものも学生相談の対象です。

将来を見据えたアルバイトを探したい場合、どの資格を取得するか迷っている場合や、資格の勉強のやり方を知りたい場合など、さまざまなサポートが受けられます。

大学生でいるうちは、相談環境が思ったより充実していることになかなか気づきにくいものです。ぜひ大学の相談環境について一度調べ、自分が利用できるものは何かを確認してみましょう。

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

学生時代の特権をフルに活用しよう

大学生は特別な期間であり、多くのメリットを活かすことができます。就職すると定まった職種、企業へと固定されますが、学生時代はいろんなアルバイトや、複数企業のインターンを経験することができますよ。社員の方たちから仕事のスキルや社会人のマインドを教えてもらえる貴重な機会でもあります。

また、旅行や習い事でも学生料金が適用されることが多く、経済的な負担を軽減しながらさまざまな体験をすることが可能です。映画、美術館、習い事、旅行などをお得に体験できるのは、すごくありがたいことだと思いませんか。これを使わないのはもったいないですよ。

大学時代は最後の学生生活でもあり、この特別な期間を存分に活かすことをおすすめします。大学生としての特権を最大限に利用し、多くの経験を積み、自分自身の成長と可能性を広げることに力を注ぎましょう。

大学生のうちにやるべきことを探すときの注意点

大学生のうちにやるべきことを探すときの注意点
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就活生

さっそく気になることにどんどん挑戦してみたいと思います!

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キャリアアドバイザー

それは良いですね。ただし、大学生のうちにやるべきことに集中するあまり、学生の本分がおそろかにならないように気を付けてくださいね。

大学生のうちにやるべきことを探すのは、大切なことです。一方で「大学生のうちにやるべきこと」に縛られすぎてしまい、自分の行動や可能性を狭めてしまうこともあります。大学生のうちにやるべきことを探すなら、それは常に注意点と表裏一体であることも知っておくと良いですよ。

大学生のうちにやるべきことを探すなら、次のような注意点に気をつけながら、自分の将来にとって重要なことを柔軟な視点で見つけるようにしましょう。

経験を優先して学業をおろそかにしない

大学生の本分は、あくまで学業です。大学生のうちにさまざまな経験を得ることを優先し、学業をおろそかにすると、本業に打ち込まずに他のことを頑張ってしまう人だという評価を受けたり、そもそも卒業ができず就職できなかったりするため注意が必要です。

大学生のうちのどんな経験も、学業があってこそのものです。学業とそれ以外のことを両立させれば、スケジュールを立てるスキル、タスクを組み立ててこなすスキルなども身に付きますよ。

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キャリアアドバイザー

学業のことが心配な場合は、学業に関連したもののなかから「やるべきこと」を探すと両立しやすくなりますよ。

学業も大学生だからこそ専念できるものの一つです。学業をガクチカで話すこともできますので、気になる人はこちらの記事をチェックしてみてください。

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【例文12選】ガクチカは学業のアピールが効果的|理由とコツを解説

「今しかできないこと」を意識しすぎて縛られるのは本末転倒

「大学生のうちにしかできないこと」は意外と多くはないため、「今しかできないことをやろう」と考えていると、かえってできることが少なくなる可能性があります。

また、「今しかできないこと」が必ずしも将来に活かせる経験になるというわけでもありません。

未来でもできるけれど、将来を見据えて就活に活かすならいまが良い、ということもあるはずです。大学生という利点を活かして取り組めることを優先するのは基本ですが、それに捉われすぎず、バランスよく時間を使えるように考えましょう

大学生でやるべきことに悩んだときのおすすめ相談先6選

周りに相談したいときの相談先
  1. 家族
  2. 友人・知人
  3. 大学の先輩
  4. アルバイト先の仲間
  5. 大学の学生課
  6. 就職エージェント

大学生のうちにやるべきことで悩んだら、周りに相談するのがおすすめです。上のリストを参考に、相談できる人を選んでみましょう。

一緒に大学に通う友達は、立場が似ていることから話しやすい存在です。いまの自分の環境で行き詰まりを感じているなら、他の大学に通っているなど環境の違う昔の友達に相談するのも良いアイデアです。

親はもちろん、少し自分より先をいく先輩や、兄や姉なら、親身になってアドバイスをくれる可能性があります。また、アルバイト先の仲間が共通の興味を持っていることもあるため、近い視点から相談に乗ってくれるかもしれませんよ。

大学生のうちにやるべきことについてのよくある質問に回答!

「大学生のうちに何をやるべきなのか」という悩みを抱えている人は少なくありません。それだけ答えの出にくい問題だということであり、たくさんの人が「今自分がやっていることは、大学生としてやるべきことではないのではないか」と悩んでいる、ということでもありますよね。

そこで、「大学生のうちにやるべきこと」について、よくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 大学生のうちにやるべきことは何ですか?

    「大学生のうちに何をするべきか」という問いに、万人に共通する正解はありません。大学生のうちにやるべきことについてはさまざまな見解があり、一人ひとりで答えが違うためです。それでもあえていうならば、大学生のうちに「将来のビジョンを思い描くこと」は実践するべきです。ビジョンを持つことで、大学生のうちにやるべきことはもちろん、就活へのヒントも生まれてきます。

    とはいえ、将来のビジョンは、何の準備もなく考えて得られるものではありません。自分はこれまでに、どんなことを好きになり、どんな世界に惹かれてきたのか。自己分析によって自分と向き合うことで、未来へのヒントを手に入れることができるはずです。

  • 大学生のうちにしたことを就活に活かせますか?

    大学生のうちに力を入れて取り組んだことは、多かれ少なかれ必ず就活に活かせます。大学生のうちにやるべきことを探すことも大切ですが、今力を入れていることこそがやるべきことだ、と考えることもできますよね。就活に活かすというと、留学や海外ボランティア、サークルにおける部長やアルバイトリーダーなどの役職といった、いわば「人に誇れるすごいもの」を思い浮かべるかもしれません。しかし、ただのアルバイトでも、大学で当たり前におこなう研究でも、それによって何かを学ぶことができれば、就活のエピソードとして活かせます。

    就活に活かせるのは、何かで成功をおさめたときの話だけではありません。失敗したときのエピソードを用い、どう乗り越えたかを伝えることで、粘り強さや努力ができる人柄をアピールすることができますよ。

あなたが大学生のうちにやるべきこと理解して素早く動き出そう!

大学生のうちにやるべきことは、人それぞれで違います。一般的に何をやるべきなのかを意識するよりも、「自分が叶えたい将来のために大学生のうちに何をやるべきか」を考えることで、大学時代の数年間により大きな意義をもたらすことができますよ。

気になることがあれば、早めに取り組むことで学びや成果を得やすくなります。いま「やるべきこと」が何かを見つけ、動き出してみてくださいね。

あなたが受けないほうがいい業界をチェックしよう

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