例文12選! 大学事務の志望動機で高評価を得るには|NG例付き

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目次

  1. 大学事務の志望動機に説得力を持たせよう
  2. まずは大学事務の仕事を理解しよう
  3. 大学の幅広い業務を担う仕事
  4. 大学事務の仕事の3つの魅力を押さえよう
  5. ①学生の成長を支援できる
  6. ➁学生の学びを支えられる
  7. ③多くの人と出会える
  8. 大学事務の仕事に向いている人の特徴
  9. 人に頼られることが好きで面倒見がいい
  10. 教育の現場を支えたいという想いがある
  11. 業務を正確にコツコツこなすことができる
  12. 大学事務の仕事で役に立つスキル
  13. コミュニケーション能力
  14. 英語や中国語などの語学力
  15. エクセルや経理ソフトなどのPCスキル
  16. 4つの手順で簡単! 大学事務の志望動機の書き方
  17. ①なぜ大学事務を目指すのかを述べる
  18. ➁なぜその大学なのかを明確にする
  19. ③動機やきっかけを盛り込む
  20. ④自分の強みをどう活かせるのかで締める
  21. 大学事務の志望動機例文 
  22. 母校に貢献したいため
  23. 理念に共感したため
  24. 取り組みに共感したため
  25. 地元に貢献したいため
  26. スキルを活かしたいため
  27. 職員の雰囲気が良かったため
  28. 大学事務の志望動機のNG例
  29. 動機があいまいで伝わりにくいNG例文
  30. 大学事務の志望動機はアピール内容の明確さがポイント

大学事務の志望動機に説得力を持たせよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

大学事務を目指す学生から、次のような相談を受けることが多々あります。

「志望動機で大学事務でないといけない理由がうまく書けない」
「倍率が高いのでこの文章で採用されるか不安」

確かに大学事務職は倍率が高く、多くの応募者の中から選ばれることに不安を抱いている学生もいますよね。大学事務の選考では、説得力のある志望動機を作成することが非常に重要です。

そこで今回は、志望動機を明確にするために大学事務ならではの仕事内容・魅力を詳しく解説します。高評価につながる志望動機の例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。 

大学事務の志望動機の書き方を解説!例文や役に立つスキルも紹介【就活】

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まずは大学事務の仕事を理解しよう

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就活生

大学事務の仕事は大学時代にいろいろお世話になっていたので知っているつもりです。

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キャリアアドバイザー

大学事務の業務には、大学生が知らない仕事もたくさん含まれていますよ。

大学事務の志望動機を考えるためには、まず大学事務の仕事内容をしっかり把握しておくことが重要です。

一口に大学事務と言っても仕事内容は多岐にわたります。大学事務の仕事のどんな部分に惹かれているのかが明確になれば、志望動機を考えやすくなりますよね。

一般的な企業の事務職とは違う、大学事務ならではの特徴を理解しておきましょう。

一般事務で評価される能力や活かせるスキルはこちらの記事で確認してください。

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大学事務の志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます

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大学の幅広い業務を担う仕事

大学事務の主な仕事内容

大学事務は、教務課や学生支援課、総務課などさまざまな課に分かれていることからもわかる通り、幅広い業務を担っています。

実際、大学事務の仕事は授業やイベントの準備、学生や来客の対応、備品や資料の管理、研究室の予算管理など実にさまざまで、所属する課によっても大きく変わってきます。

実際に大学事務として働き始めると、ずっとひとつの課にとどまって特定の仕事を担当するのではなく、数年ごとに所属する課や担当業務が変わるケースが多くなります

主な仕事内容を詳しく解説しますので、興味のある仕事だけでなく、すべての仕事を把握しておきましょう。

授業やイベントの準備

大学事務の仕事としてまず挙げられるのが、授業やイベントの準備です。

大学の教室の鍵は事務室で保管されているので、当然管理も事務員がおこないます。学生が使う教材の管理・発注をしたり、授業で使うプロジェクターの用意などをするのも大学事務の仕事であり、教授がプロジェクターをうまく使えないときにはサポートしに行くこともあります

また、大学でシンポジウムや特別講義が開かれる際には、開催までの準備や広報、当日参加するゲストの案内を大学事務員が担当し、大学内でゲストとの親睦会がおこなわれる場合は、飲食物の手配も担います。

大学事務の授業やイベント準備関連の具体的な仕事例
  • 各教室の鍵の管理
  • 教材の管理・発注
  • 教室の設備の管理
  • シンポジウムや特別講義の準備・運営

学生や来客の対応

テストシーズンになるとレポート提出が必要になる授業は多いですが、学生が提出するレポートを受け取り、まとめて担当教授に渡すのが大学事務員です。その他、学生に対しては通学証明書などの発行、退学や転部の受け付けなど、さまざまな面から学生生活をサポートします

学生の保護者や受験生からの問い合わせに対応したり、適宜業者と連絡を取ることも大学事務の仕事なので、同僚や学校関係者以外の人とかかわる機会もあります。

大学事務の学生や来客対応の具体的な仕事例
  • レポート提出の受付
  • 各種証明書の発行
  • 退学や転部などの受付
  • 奨学金の申請受付
  • 保護者や卒業生、受験生の来訪・問い合わせ対応
  • 業者とのやりとり・来訪対応

備品や資料の管理

大学への志願者を集めるための大学紹介パンフレット・書類を作成したり、問い合わせを受けて送付したりするのも大学事務の仕事です。

学期初めに学生に配布する履修関連の書類も、各授業の担当教授と連携を取りながら、大学事務が用意します。その他、授業に関することでも担当教授からデータを渡され、授業までに印刷しておくよう頼まれたり、出席表を配布するよう頼まれたりすることもあります。

授業前の時間帯は慌ただしくなるので、1日の中でも特に忙しくなるでしょう。

備品・資料の管理に関わる具体的な仕事例
  • 受験生向けのパンフレットや書類の用意、送付
  • シラバスなど履修に関する書類の用意
  • 授業で使う書類の用意・配布

研究室の予算管理など経理全般

大学事務では、研究室の予算管理や助成金申請などに関わる経理全般の仕事も担当します。具体的には以下のような内容が含まれます。

大学事務の経理関係の具体的な仕事例
  • 助成金申請のための書類作成
  • 研究室における予算の使われ方、研究室運営に関する報告書の作成補助
  • 見積書・請求書・納品書などの作成
  • 決算書の作成
  • 経費の精算
  • 伝票の処理

中でも助成金は公費なので、細かく正確な管理が必要になりますし、資料作成には当然締め切りもあります。そのため、細かい作業も正確かつスピーディにこなせなければなりません。

また、研究室の予算管理にあたっては、その研究室の教授とのやり取りも必要になるため、他者と連携しながら円滑に仕事を進めるコミュニケーション力が求められます。

上原 正嵩

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大学事務の仕事は非常に多岐にわたることをまずは理解しよう

大学事務を志望する人の中には「事務職は楽そう」「人と話すよりはパソコン作業が向いてるから」といった理由を持った人がいますが、そのような人達は大学事務の仕事研究が不十分といえるでしょう。

上述にもあるように、大学事務の仕事は多岐に渡り、学生や来客の対応などコミュニケーション能力が求められる業務もたくさんあります。「学費が払えない」といった学生の相談を受けることもあり、近年はコロナの影響で事務職員の方々が対応に追われるという話を耳にしますよ。

事務というイメージにとらわれず、実際の仕事内容をきちんと理解しよう

そのため「事務職」のイメージだけで面接を受けると、志望動機や仕事理解に関する質問にうまく答えられないでしょう。また運よく採用されたとしても自分の思っていたイメージとギャップを感じ、仕事内容や職場の雰囲気に適応することが難しいでしょう。

自分らしく長く働き続けるためにも、イメージだけではなく実際の仕事内容を理解したうえで「自分に合っている」「やってみたい」といった気持ちで応募を考えるようにしましょう。

大学事務の仕事の3つの魅力を押さえよう

大学事務職の仕事の3つの魅力

続いて、大学事務の仕事の魅力を解説していきます。

大学事務として仕事をするやりがいや喜びは、志望動機を考える取っ掛かりにもなります。大学事務の魅力を知り、その魅力になぜ惹かれたのかまで深掘りして考えてみましょう。

①学生の成長を支援できる

大学事務の魅力としてまず挙げられるのが、「学生の成長を支援できる」ということです

大学時代は、留学や就活など大きなイベントを迎える学生も多いですし、自ら選んだ分野で学ぶ分、学業に積極的な学生も多く見られます。また、初めての1人暮らしやアルバイトで不安を感じている学生もいるでしょう。

そんな学生たちがより快適に大学生活を送り、成長していけるよう、さまざまな面から支えるのが大学事務の仕事です。

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キャリアアドバイザー

自分たちの仕事により学生たちがより楽しく大学生活を過ごし、さまざまな経験を通して成長してくれているのを見るのは、大学事務員ならではの喜びです。

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➁学生の学びを支えられる

もちろん、直接的に授業に参加して支えられるというわけではありませんが、大学事務の仕事では使う書類の用意や学生の出欠管理、経理に関する書類作成のサポートをします。このような縁の下の力持ちの大学事務の人々の活躍があって、教授陣や学生は勉学に集中して力を注ぐことができます。

また、研究費の申請・管理のサポートも研究を続けるためには不可欠なことであり、研究の発展の一部を担えているというやりがいも感じられるでしょう。

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かつて自分が学んだ分野とは違う分野の研究であっても、最先端の研究をバックヤードで支えられるというのは、大学事務だからこその醍醐味と言えますね。

縁の下の力持ちをアピールしたい学生はこちらも見てくださいね。

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③多くの人と出会える

事務職というと、同僚など特定の人としかかかわらないイメージを持たれがちですが、大学事務の場合は違います。

日々さまざまな学生や教授と接しますし、大学に興味を持っている高校生や保護者、他国からの留学生、シンポジウムに参加しに来た研究者など、幅広い年代・属性の人に出会うことができます

こうした人々とは一般企業に勤めていればあまり会う機会がないので、大学事務の魅力だといえます。

大学事務でかかわる人の例
  • 大学生
  • 教授
  • 高校生
  • 保護者
  • 留学生
  • 研究者
  • 旅行代理店の担当者
  • 書店担当者
  • 印刷業者

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大学事務の仕事に向いている人の特徴

大学事務の仕事に向いている人のタイプ

「自分の特技が大学事務の仕事で活かせると感じた」、「自分の性質が大学事務の仕事に向いていると思った」ということも、志望動機になります。

採用する側も適性のある人を選びたいと考えているので、自分のどのような点が大学事務に向いているのかを把握し、効果的にアピールすることが重要です。

人に頼られることが好きで面倒見がいい

大学事務の仕事には典型的な事務処理も含まれますが、学生のサポート役となる仕事も多く含まれています。

学生が快適に大学生活を送れるよう環境を整備したり、履修や留学関連の手続きをしたり、ときには学生から直接、留学や転部、学生生活について相談を受けることも。

人に頼られることが好きで面倒見がいい人なら、学生のために仕事をすることが苦になりませんし、仕事にやりがいも見出しやすく、積極的に働けるでしょう

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キャリアアドバイザー

特に、これまでの学生生活やアルバイトで実際に後輩などの相談役・世話役をすることが多かった人は、大学事務の仕事に向いていると言えます。

教育の現場を支えたいという想いがある

教育現場である大学には、教務課・学生支援課・就職支援課・留学課・総務課・人事課など多くの課があり、そこで働く大学事務の人々がいなければ、円滑に運営していけません。

教授のように直接的に教育現場に携わるわけではありませんが、教えることとは別の角度から、教育現場を支えているのが大学事務なのです。そのため、教育の現場を支えたい想いがある人なら、情熱を持って仕事に取り組むことができ、適性があると言えるでしょう

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キャリアアドバイザー

大学というアカデミックな場で働くことで、刺激を受けることも多い仕事ですね。

同じ教育の現場を支える仕事として小中学校事務もあります。志望動機のポイントについてこちらの記事で解説していますので、興味のある学生はぜひ併せて参考にしてみてください。

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塩田 健斗

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大学事務を目指す学生に特に重要なのは、教育現場への熱意

大学事務を志望する人は、「教育の現場を支えたい」という気持ちが特に大切でしょう。上述にもあるように大学はさまざまな課があり、事務職で働く人は3~5年で各課を異動するのが一般的です。「学生の力になりたい」「研究者の役に立ちたい」といったマインドを持っている人は、どの課に配属されても前向きに仕事ができることでしょう。

このようなマインド持っている学生は、自分の勤める大学の就職率が向上したり、教授や学生が何らかの研究で社会的評価を得たりしたときなどに心から喜ぶことができ、仕事のやりがいにもつながりやすいです。また大学内で何か課題や問題が起きても、自分事として捉えることができ、改善策や解決策を能動的に考え対処にあたることができるでしょう。

学生や研究者らのことを考え、「教育現場を支えたい」「良くしたい」といった気持ちを持った人は、与えられた仕事を淡々とこなすだけではなく、やりがいをもって働くことができると考えられます。現場からは非常に重宝される人材であると考えられますね。

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業務を正確にコツコツこなすことができる

大学事務の仕事には、当然ながら事務職らしい細かい事務作業も含まれます。細かい作業をまとまった時間続けられる集中力がある人に向いた仕事であるとともに、日ごろから凡ミスが多かったり、単純作業が苦手だったりする人には不向きでしょう

また、大学事務の仕事は多岐にわたるので、集中しているときに突発的に別の仕事を頼まれたり、他の仕事と並行しながら細かい作業をしなければならなかったりする場合もあります。

そのようなときでも仕事の質を落とさず、安定して働ける人は、大学事務に向いていると言えるでしょう。

やり遂げる力の自己PR方法についてはこちらの記事で紹介しています。

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大学事務の仕事で役に立つスキル

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就活生

大学事務の経験がある人は少ないと思うので、応募者のスタートラインはだいたい同じでしょうか?

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実務経験でいえばそうですが、大学事務に役立つスキルを持っていると有利になりますよ。

大学事務の仕事には持っていると役立ついくつかのスキルがあります。

これらのスキルを持っていれば採用時にアピールポイントになりますし、実際に大学事務員として働き始めたときの助けとなります。

いずれも特段獲得が難しいスキルではなく、学生生活や就活と並行してある程度身に付けることのできるものばかりなので、倍率の高い大学事務の採用試験を勝ち抜くためにも、ぜひ習得しておきたいですね。

スキルだけでなく、学校事務に必要な資格も知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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コミュニケーション能力

大学事務として学生課や就職支援課などに配属されると、日々多くの学生と接することになります。

特に大学事務では一般企業の受け付けなどと違い、大学生や入学を希望する高校生、保護者など、多くの人と話をすることになり、相手によっては理論立てた説明が苦手という場合もあるでしょう。そんなときもまずは相手は何を知りたがっているのかを知る「聞く力」が求められます

また、シンポジウムや高校生向けの学校説明会、企業の人事を招いての就職説明会などを開催する場合は、外部の人とも連絡を取り合う必要があるので、初めての人とでもスムーズにやり取りができるコミュニケーション能力が必要です。

もし今現在コミュニケーション能力に不安があるのであれば、人と接するアルバイトをするなどの対策をしましょう。

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家庭教師や塾講師のアルバイトなら、年下の学生とかかわり、進路に関する相談を受けたりする機会もあるので、大学事務として働くにあたって役に立つでしょう。

コミュニケーション能力のアピール方法はこちらで解説していますよ。

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英語や中国語などの語学力

大学にはさまざまな国からの留学生も通っていて、彼らが必ずしも十分に日本語を理解し、話せるとは限りません

しかし、留学生に下宿先やアルバイト先を斡旋したり、学生生活の相談に乗ったりするのも大学事務の仕事です。また、留学生向けのお知らせは外国語で書く必要があります。

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キャリアアドバイザー

語学力を仕事で使えるレベルにまで高めたい場合は、英会話の授業をとってみたり、周りの留学生と交流してみたりすると良いでしょう。

就活で英語力を武器にするときのコツはこちらで確認してください。

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エクセルや経理ソフトなどのPCスキル

大学事務ではデータ入力や書類作成などの仕事もするので、エクセルや経理ソフトなどのPCスキルも必要になります。

中でもエクセルは、大学事務の募集要項に必須スキルとして挙げられていることもあるので、使いこなせるようにしておいた方が良いです

図書館や本屋に行くと、エクセルの基本的な使い方を解説した本があるので、それを見ながら習得しましょう。

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エクセルや経理ソフトの他にも、受験生募集に携わる部署に配属されると、SNS運用やパンフレットのデザインといったスキルが役立つ可能性があります。

就活に有利な資格についてはこちらの記事で紹介しています。

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4つの手順で簡単! 大学事務の志望動機の書き方

大学事務の志望動機の書き方

大学事務の仕事内容や役立つスキルなどがわかったところで、今回の本題である大学事務の志望動機の書き方について見ていきましょう。

大学事務は倍率の高い人気の職業なので、伝えるべきことをきちんと伝えられていないと、その時点で選考に不利になってしまう可能性があります。

大学事務の志望動機を書くときのポイントは主に4つあるので、それぞれについて解説していきます。

①なぜ大学事務を目指すのかを述べる

これまで解説してきた大学事務の仕事内容、向いている人の特徴などを踏まえて、なぜ大学事務の仕事に惹かれたのかをはっきりと書きましょう

この時、「その仕事は大学の事務でなくてもできるのでは?」「大学事務の仕事内容を勘違いしているのでは?」と思われないようにすることが非常に重要です。

大学事務を目指す理由が明確かどうかのチェックポイント
  • 一般企業の事務でも通じる内容になっていないか
  • 大学事務である必要性がわかる内容になっているか
  • 大学事務の仕事を美化し過ぎていないか

➁なぜその大学なのかを明確にする

大学事務の仕事を目指す理由とともに、その大学の大学事務を志望する理由も明確にしなければなりません。

単に大学事務として働きたいという熱意があるだけでは、採用側に「他の大学でも良いのでは?」と思われてしまうからです。

大学の公式ホームページ、受験生向けサイト、SNS、学長や教授のインタビュー記事などから、その大学で働きたい理由や自分との接点を探ってみましょう

大学と自分との接点を探すポイント
  • 大学で力を入れている研究
  • 卒業生の活躍
  • 大学の教育方針やカラー

③動機やきっかけを盛り込む

大学事務として働きたいと思った動機やきっかけも詳しく述べると、より厚みのある志望動機となります。

実際の動機・きっかけは人それぞれですが、具体的には次のような例が挙げられます。

例文

・自分自身が学生時代、大学事務の人に相談に乗ってもらって非常に助かった経験がある。

・ボランティア活動やアルバイトなどで人の進路・将来に関わる経験をし、やりがいを感じた。

・教員を目指していたが叶わなかったので、教員とは別の立場から教育現場を支えたいと思った。

大学事務やその大学を志望する理由はどうしても他の学生とかぶりがちですが、大学事務を志すようになったきっかけは個々人の経験に基づくものであり、オリジナリティを出しやすい部分です

しっかりと自己分析をして、詳しく述べられるようにしましょう。

自己分析ノートの活用方法についてこちらの記事で解説しています。

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④自分の強みをどう活かせるのかで締める

採用側は、志望動機そのものはもちろん、その学生の適性もしっかり見ています。大学事務として通用する強みがあれば適性があると判断されますし、大学事務として働くために努力して習得したスキルがあれば、より一層志望度や熱意が伝わりやすくなります

ただし、ここで的外れなことを言ってしまうと、職業研究が足りないと思われてしまいます。

大学事務の仕事内容についてしっかり理解したうえで、自分のどんな強みが活かせるのか考えてみましょう。

大学事務の仕事に活かせる強み・長所の例
  • 計画性
  • 柔軟性
  • 縁の下の力持ち

計画性の自己PR方法についてはこちらの記事で紹介しています。

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鴨川 未奈

キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる

動機やきっかけなど、あなただけの経験や感情は差別化にもつながる

大学事務を志望する学生の応募書類を添削すると、ホームページやパンフレットに書いてある文言だけを記述し「魅力を感じました」とする志望動機をよく目にしますが、これだけでは、採用担当者の印象には残らないでしょう。

そのため、上述の「③動機やきっかけを盛り込む」ことで、自分の考えを明確に伝えることができ、ほかの応募者との差別化も図ることにもつながります。何も思いつかないという人は、高校時代に大学を知るきっかけになった出来事を思い返したり、現在の大学生活を振り返ってみると良いでしょう。

入試課や学生課などの大学事務にお世話になったことがあるはずです。もしくは、これから就職課など実際に足を運び現場の雰囲気を感じたり、事務の方と会話をしたりすることで、大学事務に対しての考えが浮かび上がってくるかもしれませんよ。

自分の体験や適性と照らし合わせて志望動機を作ることができれば、アピール度も高くなり採用担当者にも納得してもらえる可能性が高くなりますよ。

大学事務の志望動機例文 

ここからは、大学事務の志望動機の例文を紹介していきます。

志望動機6つについてそれぞれ2つずつ例文を紹介するので、自分の志望動機と近いものを参考にしてみてくださいね。

また、通常の就活では文章で書く場合に会社のことを「貴社」と書きますが、大学の場合は「貴校」「貴学」となる点も押さえておきましょう。面接など、口頭でのアピールの場では「御校」となります。

母校に貢献したいため

母校の大学事務の採用を受ける場合、「なぜこの大学なのか」という部分は母校だからこそ知っている大学の魅力や、母校に対して感じている恩などを述べると説得力のある志望動機になります

母校の大学事務員と学生としてかかわったことがあるという経験や、母校の大学事務員の雰囲気を知っているという点は、その大学に在籍した学生ならではの強みです。

また、大学事務員と自分とのエピソードを盛り込むと、理想とする事務員像も伝わりやすくなるので、採用後の姿を想像してもらいやすくなるでしょう。

例文①

例文

貴校を志望した理由は、母校から社会に羽ばたく後輩たちを支えたいと思ったからです。

私は貴校での大学生活で、たくさんの好奇心旺盛で素敵な学生に出会ってきました。皆が勉強したいこと、将来やりたいことを明確に持ち、目標に向かって頑張る姿に大いに刺激されました。そんな貴校は、私の人生の道を開いてくれた、かけがえのない存在です。

そして私たちが充実した大学生活を送るうえで欠かせなかったのが、留学や就職活動、日々の学習環境のサポートをしてくださった大学事務の方々です。

私はもともと人を支え、その人が良い時間を過ごせるよう工夫することが好きなので、今度は自分が、貴校に集まる素敵な学生たちがより良い大学生活を送れるようサポートしたいと思い、志望いたしました。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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母校が好きであり、同じような学生たちを支えたいという素直な気持ちをアピールしています。人のために工夫することが好きであるという素質も伝えることができていますね。

例文②

例文

貴校を志望した理由は、より学生に寄り添ったサポートがしたいと思ったからです。

私は地方から上京し、貴校で大学生活を始めた頃、初めての1人暮らしや履修手続きなどで不安を多く感じていました。そんなときに手を差し伸べて親身に相談に乗ってくださったのが、大学事務の方です。

その後も会えば挨拶を交わし、ときには学生生活の相談に乗ってもらうなど大学事務の方は、友人とも先輩とも違う、身近で頼りになる大人であり続けてくれました。そして、後輩から相談を受けることの多い自分と重ねて憧れを抱くようになりました。

また他校では大学事務の方との距離感が遠く、事務的な関わりのみのつながりであることを知って、心に寄り添った親身な学生への対応は貴校だからこその魅力であることに気が付きました。

よって私は、私自身が大学事務の方に支えられたこの母校で、学生から頼られる大学事務員になりたいと思いました。

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自分が理想とする大学事務の姿が、この大学でしか実現できないことを述べています。大学事務員とのエピソードがあることでオリジナリティのある内容となっています。

理念に共感したため

一般企業に経営理念があるように、大学には教育理念・建学の精神があります。

理念や建学の精神はそれぞれの大学やその大学に通う学生のカラーを映し出すものなので、そこに共感したというのも十分に志望動機となります。

また、大学側としても、教育理念をよく理解し、それを意識して大学運営に携わってくれる人を採用したいと思うものです

なぜその大学の教育理念に共感したのか、それを踏まえてどんな風に仕事をしていきたいと考えているのかをしっかりとアピールすれば、良い志望動機を書くことができるでしょう。

例文③

例文

私が貴校を志望したのは、「生きた教養・実践的な学びを身につける」という教育理念に強く共感したからです。

私は大学時代に英語の習得に励み、1年間アメリカに留学しました。英語力には自信がありましたが、実際に留学してみると、語学力そのものよりも自国の文化や歴史、自分自身のこと、環境のことなどについて深く追究したことがないために、上手く会話ができないという壁にぶつかりました。

私が学んでいたのはTOEICなどの試験向けの英語であって、生きた英語ではなかったのです。

こうした経験があるからこそ、貴校の教育理念の重要性がよくわかります。よって、貴校の大学事務として、学生が生きた教養を身につけるサポートをしたいと考えました。

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キャリアアドバイザー

教育理念に共感した経緯が実際の経験をもとに説明されているので、心からその大学に貢献したいと思っていることが伝わる志望動機になっていますね。

例文④

例文

私が貴校を志望したのは、「国際人になる」という教育理念に共感し、自分の能力を活かせるのではないかと考えたからです。

私は大学時代に1年半、イギリスに留学していました。語学力を磨くことはもちろん、海外の同世代の学生の勉強量やプレゼンのスキル、積極性には非常に大きな衝撃と影響を受けました。

こうした経験があるので、私は可能ならば多くの学生に国際交流を勧めたいと思っています。

貴校は、「国際人になる」という教育理念のもと、積極的に留学支援・留学生の受け入れをしています。留学で良い影響をたくさん受けたからこそ、そんな貴校で働き、自分の能力を活かしながら多くの学生の留学支援・学生生活サポートをしたいと思いました。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

教育理念を反映した学校づくりに貢献したいという熱意が伝わる例文です。自分の経験を踏まえて具体的に述べることで、大学の取り組みに積極的に携わってくれそうだという印象を与えます。

取り組みに共感したため

大学では、より良い人材の育成のため、あるいは教授や大学事務員がより良い環境で働けるよう、さまざまな取り組みをしています。

その取り組みに共感したというのも、大学事務の志望動機としてアピールできます。

具体的にどんな大学がどんな取り組みをしているのかは、各大学のホームページから確認することが可能です

その大学ならではの取り組みを挙げれば、「この大学で働きたい」というアピールにもなるので、気になる大学がある場合はぜひチェックしてみましょう。

例文⑤

例文

私が貴校を志望したのは、貴校のダイバーシティ推進への取り組みに共感したからです。

現在日本では、男女平等をはじめとするダイバーシティの推進の動きが多くなっていますが、まだまだ課題が多いのも事実です。

それに対して貴校は、学生向けに積極的にダイバーシティに関する講演会・シンポジウムを開催しています。教授や大学事務員の人事でも、女性の管理職への登用や外国人職員の採用などを積極的におこなっており、学生に対して良い手本を示しています。

私はジェンダー論について学んでおり、社会に出る前にダイバーシティについて真剣に考えることの重要性を実感しています。そのため、貴校の取り組みに貢献したく志望しました。

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キャリアアドバイザー

ダイバーシティの取り組みは他の多くの大学もおこなっていますが、その大学の取り組みがいかに進んでいるか、いかに効果的かを踏まえて述べられているため、その大学で働きたい気持ちが伝わってきます。

例文⑥

例文

私が貴校を志望したのは、年功序列制度を廃止し、風通しの良い職場環境を作っている貴校の取り組みに共感したからです。

私は、学生の成長を近くで支え、サポートしたい思いから大学事務の仕事を目指すようになりました。しかし、調べてみると、大学事務の職場環境は旧態依然としていて淡々と仕事をこなすものが多いと知りました。

一方、貴校は年功序列を廃止し、学生や教授にとってより良い環境を作るにはどうしたら良いか、皆で積極的に意見を出し合える環境づくりに努めています。

使命感と情熱を持ち、学生や教授をしっかりサポートしていきたい私にとっては貴校のこうした環境が非常に魅力的に思えたので、志望いたしました。

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キャリアアドバイザー

主体的に仕事に取り組んでいきたいという前向きな姿勢や、自分の性格・人柄をアピールできる志望動機になっています。他の大学ではなくこの大学を志望する理由が明確です。

地元に貢献したいため

大学の中には地域貢献のための取り組みをしているところもあり、その取り組みに大学事務員が携わることもあります。

よって、大学事務の仕事を通して地元に貢献したいという思いも、立派な志望動機となります

ただし、なぜ地域に貢献したい思いがあるのかを明確に書かなければ、志望動機としては不十分です。

大学がどのような地域貢献をしているのかは、公式ホームページから確認できます。もし大学が開催する地域貢献イベントなどに参加できるのであれば、参加してみるのも良いでしょう。

例文⑦

例文

私が貴校を志望したのは、海外の人や地域の人に地元文化を知ってもらう活動を通し、地元文化の活性化に貢献したいと思ったからです。

私は〇〇県で生まれ育ちましたが、地元の文化についてはよく知りませんでした。しかし、貴校が開催する〇〇県の文化体験イベントに参加したことで地元の伝統工芸や風習などを知り、地元への愛着が深まりました。

現在、地元の文化に触れる機会が減りつつある中で、外国人を含む地元の人々向けに〇〇県の文化を紹介・体験するイベントを開催することは、非常に有意義なものだと考えます。

大学時代にはゼミで地元の小学生向けイベントを開催した経験もあり、貴校の事務員として地元文化を広める活動に参加したいと思い、志望しました。

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キャリアアドバイザー

志望動機に地域活性化の取り組みを挙げる場合は、その地域に貢献したい理由を盛り込むことがポイントです。他地域出身なら、なぜ出身地域の大学を志望しないのか聞かれる可能性があるので考えておきましょう。

例文⑧

例文

私が貴校を志望した理由は、地元の人々に学びの場を提供する活動に貢献したいと思ったからです。

貴校では、毎週土曜に地域の人を対象としたセミナー・講義をおこなっています。これは、学校で勉強する機会の無くなってしまった社会人や、周囲との関わりが希薄になりやすい1人暮らしのお年寄りにとって、非常に良い機会になっていると聞きます。

こうした、在学生のみならず地元の人々にも学びの機会を提供し、学びを通してより豊かな人生を送ってもらえるような活動に感銘を受けました。

しかし、私は教員ではないので教えるという形でこの活動に貢献することはできません。そこで、大学事務員としてこの活動に携わりたいと思い、貴校を志望しました。

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キャリアアドバイザー

地域貢献の活動は地元企業もおこなっていることが多いですが、この志望動機なら、なぜ地元企業ではなくこの大学で地域貢献に参加したいと考えているのかがしっかりと伝わります。

スキルを活かしたいため

大学事務の仕事で活かせるスキルがある場合は、そのスキルを活かしたいという理由も志望動機とすることができます。

ただし、「大学事務以外の仕事でも活かすことができるのでは?」と思われてしまうと、志望動機として弱くなってしまいます。

経理関係の資格や語学の資格などは他の仕事でも活かすことができるので、その中でもあえて大学事務を志望する理由は何なのかをしっかりアピールすることが重要です

また、大学事務としてそのスキルをどのように活かせるのかについてもしっかりと説明するようにしましょう。

例文⑨

例文

私が大学事務を志望するのは、学生団体において大学生の就活支援をおこなった経験が活かせると思ったからです。

私は、大学生の就活支援をおこなう学生団体の一員としてさまざまな企業の人事とコンタクトをとってイベントを開催してきました。

多くの企業の人事との関わりやイベント開催のノウハウを持てたので、大学事務として就活イベントを開催するときにはスキルを活かせると思います。

もちろん、こうした経験は一般の就活エージェントの会社でも活かせます。しかし、大学の就職課の方が学生にとって身近で利用しやすいことから、私は学生の就活支援に力を入れている貴校にて、より多くの学生の役に立ちたいと考えました。

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キャリアアドバイザー

他の場所でも活かせるスキルを、なぜ大学事務員として活かしたいと考えているのかがよくわかる志望動機となっています。具体的にどんなスキル・経験があるのかが明確に示されている点もポイントです。

例文⑩

例文

私が大学事務を志望したのは、コールセンターのアルバイトで身につけたスキルを活かせると思ったからです。

私はコールセンターのアルバイトで、どんなお問い合わせにも丁寧に対応する力、何かプラスアルファのサポートができないか考え提案する力、企業のサービスや仕組みを深く理解しわかりやすくご案内する力を身に付けました。

忙しい中でも丁寧に対応し、その場で新たに気になったことも質問してもらえると、頼ってもらえたのだと嬉しさを感じます。

貴校は学生数・受験者数ともに多く、日々さまざまな問い合わせに忙しく対応されていると聞きます。そのような環境だからこそ、身に着けたスキルを活かして働き、問い合わせてこられた学生や受験生の助けになりたいと考えました。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

就活では、その仕事ならではの問題に対処できるストレス耐性も見られています。この例文では、大学事務の大変さをきちんと理解し、なおかつその大変さを乗り越えるポテンシャルがあることがアピールできていますね。

職員の雰囲気が良かったため

大学事務も、一般の企業と同じように就職説明会やインターンシップをおこなっています。また、大学の学祭やシンポジウムなどのイベントで、大学事務の人とかかわる機会もあるでしょう。

その中で職員たちの雰囲気が自分に合っていると感じたのであれば、それも志望動機として挙げることができます

単純に自分の性格に合っていると思ったというのではなく、職員の雰囲気を感じてこの中でなら意欲的に働けると思った、職員の雰囲気から大学や学生に貢献したいという姿勢が感じられたなどという書き方ができれば、より良いでしょう。

例文⑪

例文

私が貴校を志望したのは、貴校の事務員の方々から、やりがいを持って大学や学生のために働かれている雰囲気を感じたからです。

私は、貴校の大学事務の就職説明会に参加したり、貴校の学祭に行ったりして、大学事務の方々の様子を拝見しました。

他校だと事務的に淡々と仕事をしている雰囲気を感じることも多いですが、貴校の事務員の方々は、説明会にて仕事のやりがいについて生き生きとお話しされていました。

また、学祭でも学生の楽しげな雰囲気に合わせてニコニコと明るく働いていらっしゃる様子を見て、貴校でなら、私の理想である「学生がより楽しく大学生活を送れるようサポートする」という働き方ができると考え、貴校を志望いたしました。

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キャリアアドバイザー

単に雰囲気が好きというだけでなく、「この大学なら自分が理想とする学生へのサポートができると思った」と述べている点がポイントです。雰囲気が良かったから、というだけでは仕事への熱意が感じられにくいので注意しましょう。

例文⑫

例文

私が貴校を志望したのは、大学を明るい雰囲気にしたいという思いが強く感じられたからです。

私は貴校を志望するにあたって、就職説明会などで複数回、貴校に足を運びました。そこでまず印象的だったのは、大学事務の方々が作成される掲示板が華やかにデザインされていたことです。

貴校の掲示板にはよくある質素な文書ではなく、内容に合わせてデザインされた張り紙、直近のイベントで楽しそうにしている学生の写真などが貼ってあり、見ていて楽しい気持ちになりました。

実際、直接お話しさせていただいた事務員の方も、学内が明るくなるよう積極的にできることを探しながら働いているとおっしゃっていました。私もそんな方々と共に大学の雰囲気づくりの貢献したいと思ったので、貴校を志望いたしました。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

大学事務員たちの雰囲気から一歩深めて彼らの思い・熱意まで感じ取れていることがアピールできています。採用側からも、先輩職員たちにスムーズに馴染めそうだ、素直そうだと思ってもらえるでしょう。

大学事務の志望動機のNG例

今度は、大学事務の志望動機として良くない例文を紹介します。

以下の例文では動機があいまいで伝わりにくいだけでなく、学生や保護者、その他来客対応などをしなければならないという点を理解しているようには見えず、職業研究が不十分だと判断される可能性もあります。

ここまでの解説の内容を踏まえれば、より具体的で志望度の伝わる文章が書けるはずです。

動機があいまいで伝わりにくいNG例文

例文

私が貴校を志望するのは、自分のスキルや性格が活かせると思ったからです。

私は大学時代、統計学の授業でエクセルを使ったデータ分析をしていました。また、マイクロソフトオフィススペシャリスト、日商PC検定の資格を持っているので、事務員としてそのスキルを活かせると考えています。

また、私は縁の下の力持ちとして細かい仕事をひとつひとつ丁寧にこなしていくことが得意です。人と積極的に話すことは得意ではありませんが、集中力必要な仕事は、最後まで手を抜かずに誠実にやり遂げる自信があります。

貴校の大学事務に採用されたら、このスキルと強みを活かし、丁寧かつ安定した成果を出していきたいと思います。

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キャリアアドバイザー

一般企業の事務職ではなく大学事務を志望する理由、その大学を志望する理由がはっきりせず、大学事務として働きたいという熱意が伝わってきません。また、自分の強みを裏付けるエピソードがないので説得力に欠けますね。

大学事務の志望動機はアピール内容の明確さがポイント

大学事務の志望動機では、なぜその大学の事務を志望するのか、大学の事務員としてどのように働きたいのか、自分のどんな経験やスキルを活かすことができるのかを明確にアピールすることが重要です。

これらの点があいまいだと、他の大学や一般企業でも良いのではないか、この大学の事務に関する下調べが足りないのではないかなどと思われてしまいます。

なお、志望動機は他人に読んでもらうことで自分は気づかない点を指摘してもらえることがあります。できるだけ家族や友人などの第三者にも読んでもらい、アドバイスをもらうようにしてくださいね。

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