体育会系の学生は就職に有利って本当? 意外な弱点の克服方法も解説

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目次

  1. 体育会系での経験を就活で効果的に活かそう
  2. 企業が体育会系の学生に抱く5つの印象
  3. ①協調性が高い
  4. ➁体力がある
  5. ③規律に対しての意識が高い
  6. ④リーダーシップがある
  7. ⑤ストレス耐性が高く粘り強い
  8. 体育会系の学生が評価されやすい企業の特徴
  9. 縦のつながりが強い企業
  10. 業務上のノルマや数値目標を重視する企業
  11. 精神的・肉体的なタフさが求められる企業
  12. チームワークが求められる企業
  13. 体育会系の学生によくある3つの課題
  14. ①就活にあてられる時間が少なく準備不足に陥りやすい
  15. ②推薦を頼りにして選考に受動的な面がある場合も
  16. ③自分がやってきたことを言語化するのが苦手
  17. 効率を重視しよう! 体育会系学生の就活のコツ
  18. 就活準備はなるべく早く始めよう
  19. インターンは1Dayや短期のものを活用しよう
  20. 企業選びの視野は広く持とう
  21. すきま時間をうまく活用しよう
  22. 自己PRで体育会系の経験をアピールするための4つのステップ
  23. ①スポーツや仲間との経験から学んだ強みを述べる
  24. ②背景を含めた具体的なエピソードを盛り込む
  25. ③自分の学びや成長を結論をとしてまとめる
  26. ④企業での活かし方で締める
  27. 体育会系での経験を活かしたアピール例
  28. リーダーを務めた経験
  29. チームで勝利をつかんだ経験
  30. 努力が結果と結びついた経験
  31. 体育会系の先輩とのつながりを活かした経験
  32. チーム内の規律を遵守した経験
  33. 体育会系での経験を上手に生かしてアピールをしよう

体育会系での経験を就活で効果的に活かそう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「体育会系は就活で有利と言われているが本当でしょうか」
「体育会系の学生が就活で気を付けることや課題があれば知りたい」

このような不安を抱えている学生から相談を受けることがあります。たしかに就活では、体育会系の学生は企業の風土によっては有利とされるケースはあります。

しかし確実に内定を勝ち取るためには、企業が体育会系の学生に抱く印象や体育会系の学生によくみられる課題を押さえ、体育会系の経験を有効活用して自己PRすることが必要です。

今回はその具体的な方法を、体育会系の経験を活かした自己PRの例文10選とともに紹介しますよ。

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企業が体育会系の学生に抱く5つの印象

体育会系の学生が就活を有利に進めるには、まず企業が体育会系の学生にどのような印象を抱いているかを知っておきましょう。企業側の視点は自己分析をする際にも役立ちます。

ここでは一般的に言われている体育会系の学生の印象を解説します。

企業が体育会系の学生に抱く5つの印象
  1. 協調性が高い
  2. 体力がある
  3. 規律に対しての意識が高い
  4. リーダーシップがある
  5. ストレス耐性が高く粘り強い

①協調性が高い

野球やサッカーなどのスポーツは決して1人ではできません。チームワークや協調性が必要不可欠です。このため企業は体育会系の学生に対して「協調性が高い」「チームで仕事をする際に高いパフォーマンスを発揮する」という印象を持っています。

多くの企業で協調性の高い学生が評価されます。チームで仕事を進めている企業やプロジェクトごとにメンバーをアサインしているような企業には好印象を与えることができるでしょう

協調性を魅力的にアピールしたい学生はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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➁体力がある

スポーツ経験者に対して「体力がある」「ガッツがある」という印象を持つ採用担当者もいますね。どんな仕事であれ、体力が必要になる場面はつきものですし、健康体で前向きに業務に臨むことができる学生はどんな企業からも重宝されます

面接の場で「体力に自信はあるか?」と聞かれたときには、しっかり「はい」と答えるようにしましょう。企業が考えている体育会系の印象と、面接をしている学生の印象にギャップを感じてしまうと、マイナスの評価になることもあるからです。

体力に自信があって、体を動かす仕事に就きたいと思っている人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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③規律に対しての意識が高い

企業は体育会系の学生に対して「規律を守る意識が高い」「ルールや決められたことを守る」という印象を持っている場合もあります。スポーツによっては独りよがりのプレーがチームを敗北に導くこともあり、チームのコーチやリーダーから集団における振る舞いを厳しく指導された学生もいるでしょう。

企業が法律や社会的規範を守って事業活動をおこなう「企業コンプライアンス」はますます重要視されています。上下関係をはじめ、規律やルールに対する意識が高い点は高評価につながります

④リーダーシップがある

キャプテンなどのポジションを担っていなくても、大勢の選手の中で各々が高い精神性を鍛えられてきた体育会系の学生にはリーダーシップがある印象を持たれる場合もあります

会社に入っても、周りを巻き込んでいきながら仕事ができれば、成果に直結するでしょう。体育会系出身の学生には、持ち前のリーダーシップで将来的に会社を担うポジションについてほしいという期待を持つ採用担当者もいるかもしれませんね。

⑤ストレス耐性が高く粘り強い

社会人はストレスに耐え、ひとつの仕事に粘り強く取り組むことが求められます。体育会系の学生は監督や先輩から厳しい指導を日常的に受けた経験を持つ人も多く、企業の多くは学生時代にストレス耐性と粘り強さを培ってきたと評価するケースがあります

昨今は就職しても早期に離職を経験する学生も多いです。体育会系の学生が持つストレス耐性の高さや粘り強さは、エントリーシートや面接でしっかりアピールすれば有利に働くポイントです。

面接でストレス耐性について聞かれたときの答え方はこちらを参考にしましょう。

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塩田 健斗

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目標を持って取り組んだ経験は就活で高評価

「企業が体育会系の学生に抱く印象」で紹介した5つの印象の他にも「大会で優勝を目指す」「大会出場メンバーになる」など明確な目標を持って取り組んでいることも就活では高く評価されています。社会人になると、限られた時間の中で高い成果を求められます。そこで目標設定が重要なのですが、アルバイトなどで目標を持って成功・失敗を経験している学生は多くはありません。

スポーツに取り組んでいる人は、勝敗やタイムなど個人だけでなくチームとしても目標を持っていますよね。そして、その目標と取り組んだことの一貫性があり、面接官も活躍する姿をイメージしやすいのです。すると、会社に入社したときに即戦力として活躍してくれるという高い評価を得ることができます。

体育会系の人にとっては「目標を持って取り組むこと」は当たり前かもしれませんが、この当たり前もしっかりアピールしましょう。

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体育会系の学生が評価されやすい企業の特徴

体育会系の学生が評価されやすい企業の特徴

採用活動で企業が最も重視するポイントのひとつは「企業の社風と合っているか」です。ここでは、体育会系の学生がもつ特徴がマッチしやすく、高評価を得やすい企業の特徴を紹介します。

縦のつながりが強い企業

体育会系の学生が評価されやすい企業の特徴としてまず、上下関係がはっきりとしており、縦のつながりが強いことが挙げられます。縦のつながりが強い企業の特徴は、規律を守り年上や役職者を敬う風潮や年功序列での評価制度を設けていることです

協調性が高く、規律に対する意識が高い体育会系の学生だと、そういった社風でも問題なく力を発揮できるでしょう。

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キャリアアドバイザー

とくに大企業ほど縦のつながりは強いとされています。近年では「上下関係や縦のつながりが苦手」という学生も多い中、体育会の学生は一歩進んだアピールができるでしょう。

業務上のノルマや数値目標を重視する企業

商社や金融、不動産の営業職のように業務上のノルマや数値目標を重視している企業でも、体育会系の学生が評価されやすい傾向にあります。試合で戦う中で「どうすれば相手に勝てるのか」「チームの欠点や敗因はなにか」といった視点を学生のうちから培ってきているからです

目標達成に応じて歩合が支給される業種もあるため「頑張った分はきっちりと評価してほしい」「努力に対しては相応の結果を」という考えの体育会系の学生には向いていると言えるでしょう。

精神的・肉体的なタフさが求められる企業

精神的・肉体的なタフさが求められる企業や業界では、体力があると考えられている体育会系の学生が高い評価を得られます。

たとえば、外回りで一日に何社も訪問する営業職や、広い建設現場であちこち見て回らなければならない現場管理職などは体育会系の学生に適性がある可能性が高いです。現場での働きが求められる仕事では、体力がまずは業務の基盤になります。

体力があるからという要素だけでの採用は現実的ではないかもしれませんが、複合的な要因の一つとして体力の有無が評価に関わるような企業では高い評価を得られるかもしれませんね。

チームワークが求められる企業

体育会系の学生は、勝利へと向かうための仲間意識の強さから、チームワークが求められる企業から高い評価を獲得しやすい傾向にあります。しかし、そもそもどんな仕事でも最初から最後まで1人で完結することは少なく、どの企業でもある程度の協調性とチームワークは求められるので、体育会系の学生は幅広い企業で評価を得やすいとも言えますね

体育会系の学生が評価される企業の特徴として、こうした「みんなで一つの目標に向かう」場面が業務上多いことも挙げられるでしょう。

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キャリアアドバイザー

これらは特に、一つのプロジェクトにかかわる人の数が多い建設業界の企業や社内と社外両方でのコミュニケーション能力が必要な金融業界の企業などで重宝される特性といえます。

体育会系の学生によくある3つの課題

就活においてさまざまな強みを持つ体育会系の学生ですが、体育会系ならではの弱みや課題を抱えているケースもあります。企業ごとに評価軸は異なりますので、そういった弱みや課題が原因で内定がでないということも考えられます。

ここでは体育会系の学生によくある3つの課題をご紹介します。自分が当てはまっていないか確認してみてください。

①就活にあてられる時間が少なく準備不足に陥りやすい

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就活生

部活に熱中し過ぎて満足いく就活ができなかった。

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就活生

夏の大会があったから、周りの学生より就活を始めるタイミングが遅れちゃった……。

就活とは本来企業研究や自己分析、SPIの対策やエントリーシート作成など、想像以上に時間がかかり準備が必要なものです。しかし体育会系の学生の課題として、普段から練習や大会があるため、他の学生に比べて自由な時間が少なく、準備時間が不足してしまう傾向があります

早めの動き出しを意識するか、効率の良い就活をおこなわないと就活が本格化した時期に準備不足に陥ってしまう可能性があることは覚えておきましょう。

就活前にやるべきことについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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②推薦を頼りにして選考に受動的な面がある場合も

就活では、企業研究をしたり説明会に参加してみたりと、能動的な活動が必要不可欠です。しかし、一部の体育会系の学生には、先輩やOB・OGのすすめや紹介に頼ってしまったり、学校推薦だけで就活を進めてしまう傾向があります。そのような受動的な姿勢では、思うような結果を得るのは難しいでしょう。

先輩やOB・OGがすすめる企業が自分とマッチするとは限りません。先輩のすすめや学校推薦をうまく活用することももちろん大切ですが、それらに頼り過ぎず自分の指針をもって就活を進めることが最も重要です

③自分がやってきたことを言語化するのが苦手

「面接で自己アピールや志望動機をうまく話せない」「言いたいことはあるのにうまく言葉にできない」など、自分のことやこれまでやってきたことを言語化するのが苦手という点も体育会系の学生によくある課題です。スポーツにおいては、仲間と感覚で通じ合い、わざわざ言語や論理で説明しなくても良い場面もあったかもしれません。

また、一部の学生では言葉よりも実際のスキルや試合での結果で評価を得てきた面も言語化スキルの不足につながっている場合があります。

鴨川 未奈

キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる

数字を使って説明できるようになろう

言語化をすることにも関連しますが、体育会系の学生は数字に落とし込んで話すことが苦手な人も多いです。ビジネスでは「練習が多い・少ない」のようなあいまいな表現ではなく、「練習が1日5時間」のように数字で表現することが必要になります。そして、数字を使って話すことは面接で強みをアピールするときにも必要になるのです。

たとえば、「試合中にメンバーの意見を積極的に聞くように意識した」と「試合中の発言回数を5割以上減らし、メンバー一人ひとりの意見を聞くようにした」ではイメージがだいぶ変わりますよね。

スポーツでは取り組んだことを数字を使って表現することが難しいときもあると思います。ですが、面接官がイメージしやすいようにできるだけ数字を使えるように意識しましょう。

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就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

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効率を重視しよう! 体育会系学生の就活のコツ

他の学生に比べて時間的余裕の少ない体育会系の学生にとって、就活を成功させるコツはいかに効率よく進めるかが大切です。体育会系出身ではない学生と同じような進め方をしてしまうと、思うような結果が得られないこともあります。

ここでは比較的簡単にできる体育会系の学生が就活で成功するコツを4つ紹介しますね。

就活準備はなるべく早く始めよう

体育会系の学生は、普段から練習やトレーニング、大会への出場など多忙な毎日を送っているでしょう。そんな状態で、周りと同じタイミングで就活の準備を始めていると思うように進まないのも当然のことです。 就活準備はできるものから優先順位をつけて、なるべく早く始めましょう。

  • 就活サイトに登録して、気になる企業にエントリーしておく
  • 就職四季報で自分の興味がある業界や業種を調べてみる
  • 同じ部活の先輩からどのように就活を進めたか聞いてみる

上記のような小さなことでもかまいません。早いうちから就活準備に取りかかるようにしましょう。このほか、早めの就活準備としてできることを解説します。

自己分析

就活における自己分析とは、これまでの自身の経験や出来事、成功談などをもとに、自分の強みと弱みを整理し、どのような仕事に適正があるか、どのような職種に向いているかを分析することです

自己分析のやり方はさまざまです。写真や日記などを読み返して自分史を作るのもいいでしょう。体育会系の学生の場合、その時にどんな試合があってどんなメンバーで臨んだのかなどを振り返ってみるのもおすすめですよ。試合の勝敗や課題点まで事細かに思い出してみましょう。

自分史による自己分析の方法はこちらの記事でも解説をしていますよ。

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筆記試験対策

多くの企業で筆記試験を選考に組み込んでいます。体育会系の学生は忙しいとはいえ、筆記試験の中には事前の対策なしではまったく手が出ないものもあるので、早いうちから筆記試験対策を進めるようにしましょう。

就活における筆記試験の形式は色々とありますが、特に多いのがSPIなど国語や数学、英語の問題で構成される能力に関する試験と性格検査です。能力に関する試験の方が重要に見受けられますが、企業によっては性格検査の方を重要視している場合もあります。

性格検査は対策のしようがないように思えますが、企業が求める人物像を理解しているだけでも十分対策になります。一貫性を持って答えるようにし、回答に矛盾がないようにすることが重要です。

SPIの勉強法についてはこちらで解説をしていますよ。

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OB・OG訪問

自身が志望する業界や企業で働いている先輩から仕事の内容や社内の雰囲気、就活はどのように進めたかなどの情報を得るOB・OG訪問では、その企業で評価されやすい人物像もわかるでしょう。

体育会系の学生は、同じ部活やサークルの先輩の中にOB・OG訪問の対象になりうる先輩が多いというメリットがありますので、存分に活用しましょう

OB・OG訪問についてはこちらで解説していますよ。

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インターンは1Dayや短期のものを活用しよう

企業のインターンにはできるだけ参加しておきたいところです。選考に直接の影響はあまりないとはいえ、インターン参加の有無が企業側からの評価にかかわることが多いからです

ただ、多忙な体育会系の学生にとって、長期インターンのためのスケジュールを確保をするのは難しいかもしれません。インターンは1dayや短期のものに絞って参加するとよいでしょう。

短期インターンについてはこちらの記事を参考にして下さいね。

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企業選びの視野は広く持とう

就活ではありがちなことですが、たとえば「自分は営業職以外あり得ない」と考えていた学生が、業界・企業研究を進めるうちに他の職種に興味をもつことがあります。最初から特定の業界・職種に限定してしまうと、極端に候補の企業数が少なくなってしまい不採用が続いた場合、内定までの道のりが遠のいてしまうケースもあります

体育会系の学生はチームメイトに「自分はどんな仕事に向いていそうか?」と聞いてみるのがいいでしょう。あなたのプレースタイルや性格をよく見ているチームメイトであれば、自分では気づいていなかった向き不向きを的確に指摘してくれるでしょう。

こちらの記事では企業選びの軸について解説していますよ。

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すきま時間をうまく活用しよう

前述したように「就活にあてられる時間がなかなか確保できない」「部活が忙し過ぎて就活どころではない」というのは、体育会系の学生にありがちな悩みです。その分、時間の使い方が重要になります。

通学時間や休憩時間、就寝前の30分だけなど「すきま時間」はできるだけ有効活用しましょう。1日に10分でも15分でもかまいません。少しずつ就活モードに切り替えていきましょう。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

自己PRで体育会系の経験をアピールするための4つのステップ

体育会系の経験をアピールするための4ステップ

就活において、体育会系の学生が効果的に自己PRするためには4つのステップがあります。このステップに沿って振り返り、アピール内容を組み立てていけば、他の就活生に決して引けを取らない内容を完成させることができますので、じっくり取り組んでいきましょう。

①スポーツや仲間との経験から学んだ強みを述べる

面接官から「自己PRをしてください」と言われると、そのスポーツを選んだ背景や大会に出場した過程などから語り出す学生がいます。

しかし、背景から入ってしまうとなかなか結論にたどり着かないため、面接官にストレスを与えてしまう場合もあります。まずは、強みの部分の結論から、端的にアピールしましょう

具体的なアピールの例文は後述しますが、自己アピールの導入は以下のようなものがよいでしょう。

  • 私は中高大と野球を10年間続けてきた経験から、強い忍耐力と継続力があります。
  • 私は大学のサッカー部に所属していて、協調性を高めてきました。

②背景を含めた具体的なエピソードを盛り込む

結論を述べた次は、それを裏付ける理由や具体的なエピソードが必要です。具体的なエピソードを盛り込むことで、冒頭で述べた強みの信憑性が高まります

注意したいのは、面接などの場でエピソードを話しているうちについ夢中になってしまい、エピソードばかり話してしまうことです。エピソードを長々と話してしまっては、面接官も集中力が切れてしまい印象づけることができません。

エピソードは、端的に述べるようにしましょう。

努力のプロセスが数字でわかるような内容にしよう

自己PRのエピソードに説得力や信憑性を持たす簡単な方法は、努力のプロセスが数字でわかるようにすることです

  • 大会で良い結果を残すためにまず1日の練習時間を2時間から4時間に増やしました。それまでは県大会で予選落ちばかりでしたが、ベスト16まで残ることができました。
  • タイムの短縮に伸び悩んでいた時期があり、練習メニューの走り込みを1日10本から20本に増やして継続した結果、1.5秒のタイム短縮につながりました。

このように、増やした努力の量と結果はいずれも数字でわかるようにしましょう。

勝負の結果よりも過程が重視される

「努力はしたけれど、結果を出せなかった」という学生もいるでしょう。ですが、自己PRに盛り込むエピソードで重要視されるのは、華々しい結果ではなく努力のプロセスです。どんな仕事でも問題点を見つけ、その改善のために努力するという姿勢が必要だからです。

そこをアピールできれば高評価を得られるでしょう。「大会で結果を残せたわけでもインターハイの出場経験があるわけでもない」という方でも恥ずかしがることなく、努力してきた経緯をしっかりと述べましょう。

③自分の学びや成長を結論をとしてまとめる

この次は、部活動や競技を通じて得た学びや自身の成長を、以下の要領で述べます。

  • チームの練習時間を増やしたことで、チームメイトと過ごす時間が増えました。結果として彼らをより深く理解でき、協調性とチームワークをより高めることができました。

ここで改めて結論を繰り返すことで、面接官に自身の強みを再認識してもらうこともできますので、しっかりアピールしましょう

④企業での活かし方で締める

最後は、それらの強みをどのように企業で活かせるかを述べます。自身の強みがコミュニケーション能力であった場合は、人と接する機会が多いサービス業で活かすことができるでしょう。また、協調性が強みの場合では、周りと足並みをそろえて仕事を進める必要がある業種で力を発揮できます。

面接官が聞きたいことは「その強みは会社で役に立つのか」ということです。空回りしないためにも、事前に企業研究をよくおこない、求められる人物像を知っておきましょう。

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体育会系での経験を活かしたアピール例

最後に、体育会系での経験を活かしたアピールの例文を紹介します。「成功体験はあるけどうまく言葉や文章にできない」「自分で書いた文章を読み返すと何が言いたいのかよくわからない」と悩んでいる学生は、ぜひ参考にしてください。例文は先に紹介した4つのステップに従って構成されています。

リーダーを務めた経験

体育会系の学生は、キャプテンを務めたり後輩の指導をしたりと他のメンバーを引っ張った経験があることが多いでしょう。そうした経験をぜひ就活で有効活用しましょう。リーダーを務めた経験から、アピールできるポイントは以下のようなものがあります。

  • 周りを巻き込んで物事を達成できる力
  • 統率力やリーダーシップ
  • チーム全体を見てきた経験で養った広い視野

例文①

例文

私の強みは、野球部のキャプテンとしてチームを引っ張ってきたリーダーシップです。

私がキャプテンになりたての頃は気持ちが空回りしてチームがまとまらず、練習試合で勝ち星をあげられないことが続きました。「このままではダメだ」と思った私は、メンバー全員に声をかけたり、一緒にチームの弱点を話し合ったりしました。

リーダーシップについて考え抜いてまずは自分が実践しようと自身の練習時間を2時間から3時間に増やしたところ、メンバーもついてきてくれました。チームの意識と技術も高まり、最後の大会では3連勝することができました。

リーダーシップについて考え抜き、試行錯誤することで周りの士気を高められるだけではなく、結果にも結びつくことを知った良い経験となりました。この経験は御社でも存分に活かして、貢献できると思っています。

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キャリアアドバイザー

練習時間の変化も具体性を伴っていてわかりやすいですね。まずは自分がやってみる、という意識もリーダーらしさが伝わります。

例文②

例文

私の強みは、大学4年間を通して所属していたバレーボール部で培った広い視野です。

先輩からキャプテンを命じられた当時、チームは弱小で有名でした。「キャプテンを務めるからには結果を残したい」と考えた私は、コートを離れてチームの弱点を見つけることから始めました。プレーを撮影した動画を見直したり、他校の選手にプレーを見てもらったりしたところ、ミスの多さやスタミナ不足など、コートの中にいては分からなかった要素が敗因になりうるという結論に達しました。

そこで、基礎練習と体力作りが課題ということをメンバーと共有し、練習の主眼を切り替えた結果、劇的な強化にはつながりませんでしたが、最後の大会ではようやく勝利を収めることができました。またこの経験から、視点を切り替え広い視野で問題改善にあたることがいかに重要かを知りました。

広い視野をもって問題解決に当たるという心構えを貴社でも活かし、新規顧客の開拓につなげていきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

リーダー経験の例文の中でも課題の解決に関して別視点で述べた例文です。チームの弱点をしっかりと見抜くこともリーダーの役割といえるでしょう。

チームで勝利をつかんだ経験

「キャプテンやリーダーを務めた経験はない」という学生は、チームメンバーとして自らに与えられた役割を果たすことで勝利をつかんだ経験や、縁の下の力持ちだった経験を自己PRで述べましょう。ポイントは以下の2つです。

  • 自分がどのようにチームに貢献したかを具体的に述べる
  • ストーリーに興味を持ってもらえるよう起承転結を意識する

例文③

例文

私の強みは、バスケットボール部で培ったチームワークです。

バスケットボールは5人対5人でおこなうチームスポーツですが、私が所属していた部では当時、チームワークの欠片もありませんでした。練習はシュート・ドリブル練習などを個人が勝手におこない、試合では強引なドリブルでシュートにつなげようとする個人プレーが目立っていました。

「個々の技術力だけでは勝てない」と感じた私は、キャプテンにチームプレーを強化する練習メニューを取り入れることを提案しました。新しい練習メニューにとまどうメンバーも多かったのですが、少しずつチーム全体でおこなえるようになりました。やがて、試合では好プレーがいくつも見られるようになり、チームの雰囲気もガラリと変わりました。私はチームワークの大切さをよく理解していますし、この力は貴社でも発揮できると思います。

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自分がチームへどのように貢献したかの様子が良く伝わる例文ですね。プレーだけでなくチームそのものの雰囲気の変化にも言及できているところが良いですね。

例文④

例文

私の強みは、小学校の時から続けている水泳から学んだ協調性です。

水泳は個人競技のスポーツと思われがちですが、実はチームワークがとても大切なスポーツです。部員同士がフィードバックすることで技術向上の気づきとなりますし、大会では声かけがコンマ一秒を縮める力になります。大学の水泳部では個人主義の風潮がありました。部員が練習を一緒におこなうどころか、練習に出てくる時間もまばらな状況でした。

ある日、部の友人に「自分の泳ぎを見てアドバイスをしてほしい」とお願いされました。私は喜んで協力し、ここぞとばかりに協力の輪が部員全員に広がるよう努めました。結果として、試合ではこれまでよりランクアップすることができました。個人の技術は大切ですが、チームで結果を出すには協調性が求められることを知った良い経験となりました。

貴社においても私が培った協調性をもって課題に取り組み、社内全体の士気を高められると考えています。

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キャリアアドバイザー

体育会の学生の強みの一つであるチークワークについて実際のスポーツになぞらえて言及している例文です。個人のスキルアップだけでは成しえない結果についてうまくまとめていますね。

努力が結果と結びついた経験

ライバルに勝つために努力をし、勝利を収めた経験は、体育会系の学生ならではの貴重な経験です。以下のポイントを踏まえて自己PRを作りましょう。

  • 結果が出るまで努力できる粘り強さ
  • 状況を改善するためにスキルを磨いたこと

注意したいのは、努力を続けて勝ったというだけではエピソードが単調になり過ぎる点です。面接官は学生がどのように挫折や苦労をどのように乗り越えたのかを知りたいと考えています。

例文⑤

例文

私のチームは強豪として知られており、雑誌などのメディアでも毎回取り上げられていました。しかし、私の代が一番上の学年となった際には「前期ほどの強さを感じられず」と雑誌に書かれてしまいました。危機感を覚えた私は、キャプテンに相談しながらできることをすべて実践しました。

試合だけではなく練習風景もビデオ撮影してチーム全員でフィードバックを行ったり、新しいフォーメーションを取り入れたり、ときには他チームの練習風景を見に行くこともありました。「強豪」のおごりを捨てまるで弱小チームのように「地道に粘り強く」に徹したのです。悔しさを感じる場面もありましたが、雑誌のコピーを見直して奮起しました。

結果、試合では優勝し強豪チームとしての地位を守れました。仕事においても困難が訪れると思いますが、私は粘り強さで乗り越えていきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

体育会系の学生ならではの先輩の残した結果の壁を乗り越える内容の例文ですね。仕事への再現性が表れているところも評価されますね。

例文⑥

例文

私の強みは、部活でおこなってきた野球で養った粘り強さです。

大学の野球部にはライバル校がいました。そのライバル校のピッチャーは甲子園にも出た有名人で、まともに出塁もできないような状況が続きました。悔しさと絶対に勝ちたいという思いから、ピッチャーの攻略にターゲットを絞り、分析と対策練習に徹しました。投球をビデオで確認し、球種やコースを分析し、私の苦手な内角低めのボールは3回に1回の頻度であることを突き止めました。「ここをクリアすれば塁に出られる」とみんなで毎日、地道に練習に励みました。

最後の試合、私たちは粘り強く相手に勝てる戦法を練った甲斐があって初めて勝利をおさめることができました。これらの経験では、打開策がないように思える場面でも粘り強く努力すれば、思わぬ結果につながることを学びました。あきらめずに粘り強く努力する精神を貴社でも活かし、存分に活躍したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

あきらめずに努力し続ける姿勢は体育会系の学生評価されやすいポイントの一つです。この例文では分析内容も交えてわかりやすくアピールできていますね。

粘り強さのアピールにはこちらの記事が参考になりますよ。

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体育会系の先輩とのつながりを活かした経験

部活の戦績ではなく、スポーツを通じて培った人間関係について自己PRに取り入れることも効果的です。以下のポイント2つを盛り込みましょう。

  • 大勢の仲間との間で培ったコミュニケーション能力の高さ
  • 物事を前に進めるために周りを巻き込んでいく力

例文⑦

例文

私の強みは、大学のフットサルチームのキャプテンとして得ることができたコミュニケーション能力の高さです。

就任当時、練習に遅刻や欠席をする人が多く、月1回のミーティングは発言する人もほとんどいないような状況でした。そのような状況に悩み抜いた私は、先輩に相談をすることにしました。先輩と話をするうちに、以前にも同じような状況があったことを知り、全体でミーティングをするのではなく、部員全員と1対1で個別に話すことを決めました。部員ひとりひとりと正面から向き合っているうちに、ミーティングが今までより活発になるなど少しずつよい変化を感じています。また、部員との対話を続けるうちにコミュニケーション力が磨かれたように思えます。

貴社が今後事業展開される新規エリアにおいて私のコミュニケーション能力を存分に発揮し、新規顧客獲得に結びつけたいと思います。

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自分から率先して人を巻き込むコミュニケーション能力が伝わるエピソードですね。先輩の意見を受け入れることができる素直さもうかがえます。

コミュニケーション能力のアピールにはこちらの記事が参考になります。

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例文⑧

例文

私の強みは、大学で所属していたテニス部で培った周りを巻き込んでいく力です。

所属していたテニス部は私が入部する前は人気があり、メンバーも多かったと聞いています。しかし、当時のメンバーは私を含めてたったの8人でした。その年で先輩方が引退すると、部には5人しか残らず、廃部の危機に陥っていました。私は「この部を存続させたい」という思いから、同級生だけではなく先輩にも声をかけ、部のPR活動に力を入れました。

新入生がまだ部を決めかねている春には毎日朝から人気が少なくなるまでチラシを配り続けるのはもちろん、ときには先輩の人脈をもとに他校まで足を運んで部員勧誘やチラシ配りをおこなうこともありました。結果、翌年にはなんと10人以上もの入部希望者が集りました。

わたしはこの経験から1人では成し遂げられないようなことも、周りも巻き込んでいけば達成できると実感しました。私の周りを巻き込んでいく力を活かし、仕事を円滑に進めることで貢献できると考えています。

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キャリアアドバイザー

自分から率先して人を巻き込むコミュニケーション能力が伝わるエピソードですね。体育会系ならではの人と人とのつながりを感じる例文です。

周りを巻き込む力のアピールはこちらを参考にしましょう。

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例文5選|人を巻き込む力の自己PRで欠かせない3つの条件と伝え方

チーム内の規律を遵守した経験

部活動ではチームの中で規律を遵守することや、チームの秩序を維持することがなにより求められます。こうした規範意識はコンプライアンスが求められる昨今の企業において、とても重要で、うまく自己PRすれば企業から高評価を得られるでしょう。

例文⑨

例文

私の強みは、大学のゴルフ部で培った規律に対しての高い意識です。

紳士のスポーツと言われるゴルフですが、興味本意で入部した後輩部員を中心にゴルフのマナーやルールを守れない人がいました。笑い声がゴルフ場に響いていたり、前の人との距離が十分ではないタイミングでボールを打ちこんでしまったりが原因で苦情を受けたことは一度や二度ではありません。

こうした雰囲気を変えたいと考えた私は、先輩として厳しく注意することにしました。最初は従う気配がなかった後輩たちも、繰り返し注意するうちに少しずつ自分の言葉に耳を傾けてくれるようになりました。仲間に注意をするという役回りは誰もが進んで引き受けたいとは思わない役割だとは思いますが、時にはチームの規律のために誰かが動かなくてはなりません。

貴社では業務上規律に対して厳しい面もあると伺っておりますので、私の規律に対しての高い意識が貴社の社風に合っていると考えています。

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キャリアアドバイザー

規律を守ることに加え、チームの中でも人がやりたがらない役回りを自分から進んで引き受けることのできる人間性の高い学生である印象を受けますね。

例文⑩

例文

私の強みは、大学のサッカー部で養った規律に対する高い意識です。

私のチームでは試合においてスライディング禁止という少し変わった内部ルールがありました。ある日、試合で部員の1人がその内部ルールを破ってしまい、後にキャプテンから厳しい叱責を受けているところを私はたまたま見てしまいました。ルールとはいえ、叱責が厳しすぎると感じた私は、キャプテンになぜこのような内部ルールがあるのかを聞きました。すると、2年前に当時の部員がスライディングで相手プレーヤーを負傷させてしまい、選手生命を脅かしてしまったことを聞きました。

この経験から、一見して理解し難いルールでも意味があることを学び、団体行動においてルールの遵守に努めています。ルールや決まりに疑問がわいたときは先輩に尋ねて理解し、より厳格に守っていくよう努めたいです。

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ただ言われたことに従うのではなく自分の中での疑問を解消しようとする前向きな姿勢がうかがえる例文ですね。

高橋 宙

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成果にこだわらずに力を入れたことを伝えられるとプラス

自己PRをするときに、「目標に向かって取り組んだプロセス」を詳しく伝えられると「この学生はすごい!」と思ってもらいやすいです。つい他の学生と比較をして、「自分なんて大した成果が出せなかった」と思ってしまうこともありますよね。ですが、就活で重視されているのは他人との比較や成果の大小ではなく、どれだけ一生懸命取り組んだのかです。

練習や試合で取り組んだこと・意識したことををアピールできると「入社をした後にも、熱量をもって仕事に取り組んでくれる」と採用担当者は思うでしょう。実際に私がエントリーシートを指導する学生の多くは、成果にとらわれすぎて逆にアピールしたいことが書けていないこともあります。

むしろ成果にこだわらずに、自分が自信を持って「強みを活かした」と語れる等身大のエピソードを書くことを意識してみてくださいね。

体育会系での経験を上手に生かしてアピールをしよう

企業からの体育会系の学生の評価はスポーツで培ってきた精神性や体力が前向きに評価されるケースが多いでしょう。しかし選考でうまくアピールできなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。

「就活にあてられる時間がない」と感じている学生は、早めに就活を始めたりスキマ時間をうまく使うなどの対策を参考に進めてみてくださいね。この記事で紹介したコツを参考に、体育会系で培った強みを効果的にアピールする準備をしておきましょう。

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