目次
- 面接に苦手意識を持つ人は多い?
- 面接が苦手だと感じる3つの理由
- ①失敗するのが怖い
- ②極度に緊張してしまう
- ③社会人とのコミュニケーションに不慣れ
- 面接が苦手な人が克服するための考え方
- ①失敗しても挽回できる
- ②上手く話そうと思いすぎない
- ③多少の緊張はむしろ必要
- ④面接官は特別な人ではないと理解する
- 準備を徹底すると面接に自信を持って臨める
- 応募書類の内容を見直す
- 事前の業界・企業研究をおこなう
- 面接の流れを確認する
- 模擬面接もおすすめ
- 面接が苦手な学生からよくある質問に回答!
- 面接が苦手な人は前向きな意識を持とう
面接に苦手意識を持つ人は多い?
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「面接が苦手でうまく話せません」
「面接で頑張ろうとするほど空回りします」
という声を多く聞きます。就活を進める上で面接は避けて通れませんが、苦手意識を持つ就活生は大勢います。しかし、面接が苦手だからといって諦める必要はありません。面接を苦手に思ってしまう理由や苦手意識を払拭する方法を知り、内定を勝ち取りましょう。
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面接が苦手だと感じる3つの理由
面接のスムーズな攻略を目指すには、まずはなぜ苦手に思ってしまうのかという理由を知ることが大切です。理由を知ることで、理由に応じた対処をすることができます。面接を苦手と感じる理由は大きく3つに分けられ、人によって何が原因かは異なります。また、場合によっては複数の理由が複合的になって、苦手と思っている人もいるでしょう。3つの理由から、自分はどれに当てはまるかチェックしてみてください。
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①失敗するのが怖い
面接で失敗して恥ずかしい思いをしたり、面接官に怒られたりすると、面接が苦手になってしまう人もいるでしょう。面接での失敗は誰にでもありますが、それがトラウマになることも少なくありません。一度失敗をすると、また次も同じ失敗をするのではないかと思ってしまい、面接に対して恐怖心を抱いてしまう就活生も多いです。
恐怖心と苦手意識が絡みつくと、面接と聞いただけで気分が後ろ向きになってしまい、ネガティブな感情になることでさらに失敗することもあります。失敗の経験は負の連鎖を生みやすく、何度も経験するとさらに苦手意識が強まりやすくなるものです。
②極度に緊張してしまう
面接には普段なかなか経験できない特有の緊張感があり、これに苦手意識を持ってしまう人は多いです。特に普段から緊張しやすい人は、面接会場に足を運んだだけでも頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。面接は自身の将来を決める重要な場ですし、学生から社会人へとステップアップする場所でもあるため、緊張感はあって当然です。
緊張するのも当たり前と言え、場数を踏むうちに慣れることも多いでしょう。しかし、一度苦手意識を持ってしまうと、何度やっても強い緊張感に襲われるということも少なくありません。普段から緊張しやすいという人は、面接になるとさらに緊張して精神的につらくなりがちです。
③社会人とのコミュニケーションに不慣れ
面接官は企業の社員であり、当然のことながら全員社会人です。そもそも社会人とコミュニケーションを取ることに慣れていないと、接し方が分からず緊張してしまうことも多いでしょう。面接を担当するのは人事部の社員が多いですが、年齢はバラバラです。また、企業によっては人事以外の部署の人が担当することもあります。
最終面接では役員クラスや社長が面接官の役割を担うことが多いです。自分より年上というだけでも圧迫感を感じることは多く、特に企業が相手ということもあって緊張度も高まりやすいです。年上の人やスーツ姿の人とコミュニケーションを取ることに慣れていないと、面接を苦手になりやすいと言えます。
面接が苦手な人が克服するための考え方
面接に苦手意識を持っていない人の多くは、無意識のうちに自分の中で納得できる形に面接を捉えており、特別視していません。つまり、苦手と思ってしまうのは、ある意味面接を意識し過ぎている、特別視し過ぎている証拠です。面接を特別なものと思わない、苦手に思わないためには、どのような考え方を持つべきか知っておきましょう。
①失敗しても挽回できる
「面接で失敗すると終わりだ」と思うからこそ、面接を苦手に感じてしまいます。上手く話せなかったり、言葉に詰まってしまうことは誰にでもあり、面接官もそれは承知しています。失敗したならリカバリーを考えることが大切で、上手にカバーすると最終的にはプラス評価で終えられることもあるでしょう。例えば「すみません。間違ってしまいました」と正直に話したり、多少上手く話せなくても熱意を込めて話すなど、失敗を巻き返す方向に意識を持っておくことが大切です。
失敗してさらに苦手意識が強まってしまうと、ネガティブになり挽回を図るのが難しくなります。そして、結果的に不合格になることも多いでしょう。失敗したならそれ以上評価が悪くなることはないと開き直り、失敗をカバーすべく思い切って自分をアピールすることが大切です。
面接が上手くいかなかったときの挽回方法についてはこちらの記事が参考になりますよ。
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②上手く話そうと思いすぎない
「ちゃんとした敬語を使わないといけない」「丁寧に話さないと…」と考えすぎると、反対におかしな言葉になって相手に伝わりにくくなることもあります。面接では確かにマナーが求められますが、面接官が知りたいのは就活生の人柄や意欲です。マニュアル通りに上手く話すことよりも、相手に伝わることを大切にしましょう。
緊張して上手く話せなかったときは「すみません。緊張しています。」と正直に伝えてみてください。面接官は就活生が緊張していることを理解しているので、正直に伝えて評価が悪くなることはありません。正直に伝えることで自分も楽になりますし、力を抜いて話せるようになるはずです。
③多少の緊張はむしろ必要
緊張によって苦手意識を持つ人は多いですが、緊張すること自体は悪いことではありません。むしろ多少の緊張は必要であり、全く緊張しないのも考えものといえます。多少の緊張は気持ちを引き締める効果があり、ベストパフォーマンスを引き出すのに役立ちます。
ヤーキーズ・ドットソンの法則という、心理学者のロバート・ヤーキーズとJ.D. ドットソンがネズミを用いた実験で発見した法則では、高すぎず低すぎない適度な緊張状態(ストレス)の時、人は最適なパフォーマンスを発揮できるということを提唱しています。これは生理心理学の基本法則として有名です。この法則のように、リラックス状態だと確かに実力を出しやすくはありますが、反面油断もしてしまいやすく、面接官によっては軽薄だと思われる場合もあるため注意が必要です。
マイナスに作用するのは緊張し過ぎてしまう場合であり、過剰でない緊張はむしろ歓迎すべきものだと考えましょう。面接はどうしても緊張が生まれやすい場であるため、完全に取り除くのは無理と考えて受け入れる姿勢を持つことで、極度に緊張しないようコントロールもしやすいです。
④面接官は特別な人ではないと理解する
面接では面接官が特別な人に見えてしまい、それが苦手意識に繋がります。しかし、面接官だからといって特別なわけではなく、ごく普通の社会人です。街中を歩いている時や、電車で見かけるスーツ姿の人が、たまたま目の前に座って面接官の役割を果たしていると考えてもいいでしょう。
また、「面接官」というのはあくまでそのときの役割に過ぎず、その人たちも面接だけを専業の仕事にしているわけではありません。営業担当の面接官もいるでしょうし、現場スタッフの面接官もいるでしょう。面接官とは特別な存在ではなく、身の回りにいる大人たちと同じであるため、その存在を必要以上に意識し過ぎる必要はありません。
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面接官と上手に会話するには、まず、皆さんが普段お友達と会話する時を思い出してみましょう。話を聞いているときは頷き、もっとよく知りたい内容には質問をしていませんか?表情はどうでしょうか。真顔ですか?面接もコミュニケーションなので同じです。
もちろん言葉遣いや礼儀は含まれますが、「会話」をする点については共通項がたくさんあります。難しく考え過ぎてしまうのはナンセンスです。面接官が話している時には頷くなどの傾聴力を意識する、回答は笑顔でハキハキと答える。これだけでも円滑にコミュニケーションは進みます。普段のご自身と比較して、固く身構え過ぎないように意識することから始めましょう。
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準備を徹底すると面接に自信を持って臨める
就活生
面接が苦手でどうしても不安になります。
キャリアアドバイザー
事前の準備を念入りにすることで、自信を持ちましょう!
考え方を変えるだけでも面接に対する苦手意識は軽減できますが、それでもなお苦手と思ってしまう人もいるでしょう。面接が苦手な場合は、事前準備を徹底することも大切です。少しでも失敗の可能性を下げ、成功の可能性を高めておくことで、さらに苦手意識は軽減できます。
そもそも面接を攻略するには事前準備が必須であり、苦手意識の有無に関係なく、準備不足だと不合格になることが多いです。面接の合格率も上げられ、かつ苦手意識も払拭できるため、事前準備の徹底はもっとも効率的な方法です。
逆に面接準備をしていないと、企業からはそれだけでマイナスな印象に受け取られてしまうことも。企業に与える印象について把握しておきましょう。
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応募書類の内容を見直す
面接では事前に提出した応募書類を元に進むので、その内容を見直しておきましょう。履歴書やESでは、志望動機、自己PR、学生時代に頑張ったことなどを書きますが、これらを深掘りして聞かれることが多いです。そのために、それらに対応できるよう回答を用意しておくことがおすすめです。
応募書類の内容と面接で伝えている内容があまりにもかけ離れていると、アピールに一貫性がないと判断されて評価を下げられるため注意が必要です。また、内容をなぞるといっても、一言一句同じ回答をするわけではなく、ベースはそのままで話を膨らせることが大切です。頻出の質問はスムーズに回答するためにも、事前の見直しが必須でしょう。
事前の業界・企業研究をおこなう
就活の基本でもある業界・企業研究は、面接直前にもやり直すことが大切です。業界や企業に関する基本的な情報は面接で問われることも多く、これが答えられないと不利な評価になることも少なくありません。基本情報はきちんとおさらいし、その時々で話題になっていることがあるなら、それもチェックしておきましょう。
面接では時事問題と絡めた質問をされることも多いため、経済全体のトピックだけではなく、志望先の業界や企業に関する話題は一通り押さえておかなければなりません。業界・企業研究は定期的におこない、情報を更新することが大切です。一度きりで終わらせてしまうことのないよう、面接ぎりぎりまで繰り返しやっておきましょう。
面接に活かせる企業研究のやり方はこちらの記事でも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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面接の流れを確認する
面接に慣れてくると全体の流れの確認は怠りがちで、これが原因で失敗することも少なくありません。全体の流れの把握は基本的なことですが、基本だからこそ注意して再確認する必要があります。企業によって細部は違いますが、基本的には以下の流れで進みます。
- 企業に到着して受付を通る
- 待合室で待機
- ノックしてから入室
- 面接官に勧められてから椅子に座る
- 面接の実施
- 荷物を持って退室
- 速やかに企業を後にする
当たり前と思っていることが、実は間違いだったということもよくあります。慣れた頃が一番ミスをしやすいため、面接前に流れの確認をしておくといいでしょう。
面接のマナーに不安がある人は、こちらの記事で入退室や面接中のマナーをチェックしておきましょう。イラストでわかりやすく解説しているので、面接前の最終チェックにもおすすめです。
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
面接では、椅子に座った時に軽く手は握るようにしましょう。だらっと手を開いた状態では少しルーズな印象を与えてしまいます。女性の場合は手を重ねて、膝の上に置くといいです。背中から上に吊られている感じで背筋を伸ばし、背もたれからは少し間を空けるように座りましょう。
心理学には「メラビアンの法則」という理論があります。これは話し手が聞き手に与える影響は「視覚情報」が55%を占めるというものです。見た目は髪形や服装、身振り、手振りを交えた身だしなみや印象によるところが大きいです。服装がちゃんとしていないといくら前向きで素晴らしい発言があっても人の心は動きません。身だしなみを整え、ハキハキと明るい対応を心掛けましょう。
面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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模擬面接もおすすめ
面接の雰囲気や流れに慣れないなら、模擬面接で経験を積むのもおすすめです。模擬面接は大学のキャリアセンターや就活セミナーで実施されていることが多く、受けた後はフィードバックがもらえます。どのような点がよかったか、悪かったか、どのように改善すべきかを教えてもらえるため、より実践的な対策ができるでしょう。
また、模擬面接まで大げさにしなくても、家族や友人に面接官役をやってもらったり、自分ひとりでも面接している様子を動画に取ったりすることで訓練は可能です。大切なのは第三者の目線や意見を取り入れることで、主観だけで判断しないことです。自分では分からないこと、気づけなかったことが発見できる場合も多いため、模擬面接は積極的に取り入れましょう。
模擬面接のやり方やチェックポイントはこちらで詳しく解説しています。
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面接というピンポイントの対策はもちろん、就活全体の包括的なサポートにも対応しています。特に「なかなか内定がもらえない」「企業選びに悩んでいる」という就活生におすすめです。
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面接が苦手な学生は面接への意識を変えてみるのがおすすめです。多くの学生は「上手に話さなければいけない」という考えが先行しすぎるあまり、かえってたどたどしくなってしまうことがあります。変に苦手意識を持ちすぎるのではなく日常生活と同様に、相手と会話のキャッチボールをするという気持ちを忘れないようにしましょう。
また事前に話すことを明確にしたり、模擬面接をおこなうのも効果的ですよ。 -
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面接が苦手な学生は事前の準備を念入りにおこないましょう。まずは自己分析や企業研究を通じてよく聞かれる質問への回答を用意して、質問に回答できるようにしてください。次に模擬面接を通じて実際の緊張感に慣れて練習を積み重ねていきましょう。模擬面接をする際は、第三者に協力してもらい改善点を見つけながら一つずつ解消していくのが効果的です。
練習を繰り返すことで自信にもつながるので、念入りに準備していきましょう。
面接が苦手な人は前向きな意識を持とう
面接に苦手意識を持つ人は多いですが、これを重大に受け止め過ぎる必要はありません。苦手意識があってもそれを払拭することは可能で、考え方や事前準備次第で不安な気持ちは簡単に解消できます。苦手意識を持ってしまう人の多くは、面接や就活での失敗を重大に受け止め過ぎていることが多いです。
確かに失敗すると恥をかいたり、それが不合格に繋がってショックを受けたりもします。しかし、苦手意識を持って縮こまるよりも、積極的に取り組んだほうがいい結果をもたらすものです。前向きな意識を持って苦手意識を断ち切りましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
本番で緊張しないようにするには、事前準備をきちんとしましょう。私も学生さんによくお伝えしますが、準備がすべてです!履歴書に記載した内容に沿って面接をする企業もございますので、具体例を含めて語るようにしましょう。
そして、自己分析は徹底的におこなってください。面接で聞かれる内容は学生さん皆さんの価値観、経験についてが大半です。頑張ったこと、なぜ頑張れたのか、どんな経験を積んだかなど、自己理解が深まると緊張せずに面接も楽しめます。アイコンタクトが苦手な方は、壁や面接官の額に目線を置くといいですよ!