【例文7選】秘書の志望動機は3ステップで伝えよう|業務内容も解説

この記事のアドバイザー

求められるスキルも紹介秘書の志望動機は 〇〇で差をつける!

目次

  1. 秘書の志望動機は仕事内容への理解とリサーチの徹底が大切!
  2. そもそも秘書とはどんな仕事? 職種理解を深めよう
  3. 秘書の業務内容
  4. 秘書の勤務先
  5. 参考にしよう! 秘書の志望動機例文7選
  6. ①人をサポートする仕事がしたい
  7. ②自身の強みを活かしたい
  8. ③幅広くさまざまな仕事に挑戦したい
  9. ④秘書に興味を持ったきっかけを伝えたい
  10. ⑤業界・企業への貢献意欲を伝えたい
  11. ⑥スキルを活かせる仕事がしたい
  12. ⑦企業の文化や理念への共感を伝えたい
  13. 秘書の志望動機の伝え方3ステップ!
  14. ステップ①なぜ秘書になりたいのか
  15. ステップ②なぜその企業の秘書なのか
  16. ステップ③企業にどう貢献できるか
  17. 志望動機で押し出したい! 秘書に求められる6つのスキル
  18. 記憶力
  19. 情報収集や管理能力
  20. 高い人間性
  21. 判断力と行動力
  22. PCスキル
  23. コミュニケーションスキル
  24. 注意しよう! 秘書の志望動機にありがちな3つのミス
  25. ①秘書の仕事を理解していない
  26. ②表現が抽象的
  27. ③誤字脱字が多い
  28. 秘書への理解を深めて魅力的な志望動機を作成しよう!

秘書の志望動機は仕事内容への理解とリサーチの徹底が大切!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。秘書を志望する学生の方から、

「秘書になるには、どんなスキルが必要ですか?」
「秘書にも種類があると聞いたのですが、違いは何ですか?」

といった質問をよく受けます。社長や役員をサポートする秘書は、責任感と気配りが求められる専門性の高い仕事です。その一方で、学生時代にはなじみが薄く、具体的な仕事内容や求められる能力がイメージしにくいという声も多くあります。

秘書としてのキャリアを目指すには、まずその役割や求められるスキルを正しく理解し、説得力のある志望動機を用意することが重要です。

この記事では、秘書の仕事内容や必要なスキル、そして志望動機の書き方まで丁寧に解説していきます。秘書という仕事への理解を深め、内定をつかみ取りましょう。

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そもそも秘書とはどんな仕事? 職種理解を深めよう

秘書の仕事内容
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就活生

秘書って、スケジュールを管理したり、お茶出しをしたりするイメージがあります。でも、実際にはどんな仕事をしているんでしょうか?

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キャリア
アドバイザー

良い質問ですね。確かに裏方のイメージを持たれがちですが、秘書の役割はとても多岐にわたります。仕事内容をきちんと理解しておくことで、志望動機にも説得力が増しますよ。

秘書は、上司となる経営層や管理職の業務を円滑に進めるためにサポートするプロフェッショナルです。単なる事務的なサポートにとどまらず、組織全体を支える存在として高いスキルと判断力が求められます。

まずは、秘書という仕事の具体的な仕事内容や勤務先から見ていきましょう。

秘書の業務内容

秘書の主な仕事は、担当する上司が本来の業務に集中できるよう、周辺業務をサポートすることです。業務内容は多岐にわたり、以下のようなものが代表的です。

秘書の業務内容
  • 秘書の業務内容 スケジュール管理(会議・出張・来客対応など)
  • 来客・電話・メール対応
  • 会議資料や報告書の作成、整理
  • 出張・会食などの手配
  • 社外・社内との連絡・調整業務
  • 上司の指示を受けた特別な業務の遂行

一見すると地味な業務に思えるかもしれませんが、的確な判断力、気配り、機密保持意識、そして柔軟な対応力が必要な専門職です。特に社外の人と接する機会も多いため、企業の顔としての役割も担います。

秘書の勤務先

秘書の勤務先は企業によってさまざまですが、主に以下のような職場があります。

秘書の勤務先の例
  • 秘書の勤務先の例 一般企業(社長秘書・役員秘書)
  • 病院やクリニック(院長秘書)
  • 法律事務所や会計事務所(専門職のサポート役)
  • 公的機関や大学(学長秘書・理事秘書)

秘書とひと口に言っても、働く場所によって求められる知識やスキルが違います。たとえば、医療機関であれば医療用語への理解が求められる一方、大学では学内外との調整力がより重視されます

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キャリア
アドバイザー

まずは、どのような業界や職場で秘書として働きたいのか、自分の適性や興味と照らし合わせて考えることが大切です。そうすることで、志望動機も自然と明確になりますよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!配属のされ方は企業によって異なる

根岸 佑莉子

キャリアアドバイザー

根岸 佑莉子

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企業方針やキャリアプランを考えて志望企業を探そう

会社の規模や教育方針によって採用方法は異なるため、秘書になることを初めから目指している学生は採用方法を確認してから応募するようにしてください。

秘書になるためのよくあるフローでいうと、最初から秘書として応募をする場合と、一般職として入社後に秘書業務に配属となる場合があります。大企業などでは総合職として入社をした後に、人事異動で秘書課に配属されることもあります。

このほかにも、秘書という役職は存在せずに、会社の細かい業務全般を担う庶務として秘書の業務をおこなうこともありますね。

初めから秘書になれるケースはあまり多くないかもしれませんが、反対にいうと、入社をしてから秘書業務に携われる可能性もあるということです。企業の方針や、自分自身のキャリアプランを考えながら志望企業を探していきましょう。

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参考にしよう! 秘書の志望動機例文7選

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就活生

秘書を目指しているのですが、志望動機をどのように書けば良いのかわかりません……。

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キャリア
アドバイザー

まずは例文を参考に、自分が1番アピールしたいことは何なのかを考えてみましょう。

志望動機を作成する際は、簡潔にまとめることが大切です。どれだけ秘書職に対して熱意を持っていても、相手に伝わらなければ意味がありません。まずは読み手にとってわかりやすい文章を書くことを心掛けましょう。

さらにほかの学生と差別化を図るためには、より具体的に書くことが欠かせません。抽象的な表現では曖昧さが出てしまうため、具体的なエピソードを盛り込んだり、目標を掲げたりして、入社後に活躍するイメージを面接官に持ってもらうことが重要です。

ここからは、秘書職の志望動機の例文について詳しく解説します。

①人をサポートする仕事がしたい

秘書職を目指す学生のなかには、人をサポートする仕事にやりがいを持っている人もいますよね。秘書職を志望する人の多くは、人の役に立つことに喜びを感じる傾向にあります。ほかの学生と差別化を図るためには、「どのように人のサポートをするか」具体性を持たせることが大切です

回答例

例文

私が秘書職を志望したのは、人をサポートする仕事がしたかったからです。

高校時代、野球部のマネージャーとして部員のサポートをしていました。洗濯や備品の管理、試合の準備だけでなく試合チームのリサーチや分析もおこなっていました。少しでもチームに貢献するため、自分なりの考察をまとめて監督や部員と共有してきました。「わかりやすくてよかった」と感謝されたときにやりがいを感じました。

貴社に入社した際は、これまでの経験を活かしながら積極的に行動し、人の役に立つ仕事をしていきたいです。

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キャリア
アドバイザー

人をサポートした経験がある場合は、具体的なエピソードとしてまとめましょう。具体的なエピソードを盛り込むことで活躍する姿をイメージしやすくなります。

②自身の強みを活かしたい

自身の強みを活かしたい場合は、強みを活かしてどのようなことを達成するのか具体的な内容を考えてみましょう。強みと企業の利益がどう直結するのかを明確にすることで、働く姿をイメージしやすくなります。具体的な成果や数字がある場合は、正確に記入しましょう。

回答例

例文

私はパソコンが得意なため、強みを活かして働きたいと思い秘書職を志望しました。

大学の授業ではExcelを使ってデータの分析をおこない、PowerPointでプレゼンテーションの資料を作っていました。最初は数式を入れるのもやっとでしたが、独学で勉強してよりわかりやすい資料作りを心掛けてきました。現在はMOSの取得を目指して勉強しています。

貴社に入社した際は、パソコンスキルを活かして業務効率の向上の面で活躍したいです。

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キャリア
アドバイザー

できることを連ねるだけでなく、工夫した点や心掛けてきた点なども併せてアピールしましょう。自分で考えて工夫できる能力は社会人にとって非常に大切なスキルです。

③幅広くさまざまな仕事に挑戦したい

秘書職の仕事はとても幅広いです。秘書職を目指す学生のなかには、幅広い仕事に挑戦したいと考えている人もいるのではないでしょうか。挑戦したい気持ちをアピールする際は、具体的にどのようなキャリアを実現したいかなどにも言及してみましょう

回答例

例文

私は幅広くさまざまな仕事に挑戦したく秘書職を志望しました。

秘書職はビジネスマナーだけでなく、さまざまなスキルが必要な職種だと理解しています。身に付けなければいけないスキルが多く、難しい仕事だと思いますが、それだけ自分自身が成長できる職種だとも思います。私はあえて厳しい環境に身を置き、より高いスキルを得たいと考えています。

自分の成長が人の役に立てるのは秘書職ならではだと思います。私は貪欲に自己成長を求め、ひいては会社全体の役に立てる人材を目指していきたいです。

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キャリア
アドバイザー

新卒採用ではポテンシャルの高さも重要なポイントです。仕事に対する考え方や目指す姿を明確に伝えることでポテンシャルの高さをアピールできます。

④秘書に興味を持ったきっかけを伝えたい

秘書に興味を持ったきっかけを伝える際は、ただの思い出話で終わらないように注意しましょう。志望動機は自分をアピールする場でもあります。

興味をもったきっかけだけを伝えるのではなく、どのように活躍したいかなどにも触れましょう。具体性を持たせることで単なる思い出ではなく、活躍するイメージにつなげられます。

回答例

例文

大学時代、ビジネスマナーの授業で言葉遣いや対応方法を学んだのをきっかけに秘書職に興味を持つようになりました。

対応1つで相手に与える印象が変わり、ビジネスにおいてビジネスマナーや対応方法はとても重要なものだと学びました。円滑に業務を進めるためにはどうすれば良いのかを考えることに楽しさを感じ、秘書検定にも挑戦しました。独学で勉強し、2級を取得することができました。

学生時代に学んだことを活かし、貴社に入社後は社内だけでなく顧客からも信頼される秘書を目指して邁進していきたいと考えています。

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高評価な志望動機を厳選!「志望動機例文集」

⑤業界・企業への貢献意欲を伝えたい

秘書職を志望するうえで、企業や業界への関心・貢献意欲をアピールするのも有効な方法です。

ただ「興味がある」と述べるだけではなく、なぜその業界・企業を選んだのか、自分がどう貢献できるのかまで言及することで、企業への本気度が伝わります。事前の企業研究や業界研究の成果を盛り込むと、説得力が増しますよ

回答例

例文

私は、貴社の掲げる「多様性を活かしたグローバルな組織づくり」に強く共感し、秘書職を志望いたしました。

大学時代に国際交流団体の運営に携わるなかで、異なる価値観を持つ人々をつなげる重要性を学びました。その経験から、多様性を尊重する貴社の風土に魅力を感じ、組織を円滑に支える役割を担いたいと考えるようになりました。

貴社の一員として、秘書という立場から業務を円滑に進めるサポートをおこない、社内外のコミュニケーションの橋渡し役を果たしていきたいです。

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キャリア
アドバイザー

企業理念や事業内容に触れることで、企業への理解と貢献意欲を伝えられます。志望動機が「この会社で働きたい理由」になっているかを確認しましょう。

⑥スキルを活かせる仕事がしたい

秘書職は多様なスキルを活かせる仕事です。たとえば、語学力、ITスキル、調整力、臨機応変な対応力などが挙げられます。

自分が持っているスキルと秘書職の業務内容を結びつけて説明することで、即戦力としての魅力をアピールできます。スキルをどのように発揮して活躍したいかまで触れると、より印象的な志望動機になります。

なお、秘書に必要なスキルは秘書検定でも身に付けることができます。秘書を目指したいという人はぜひ目を通してみてくださいね。

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回答例

例文

私は情報整理能力と正確なスケジューリングに自信があり、それらのスキルを活かして働きたいと考え、秘書職を志望しました。

大学ではゼミの代表を務め、教授との連絡調整やスケジュール管理、イベント運営などを担ってきました。特に複数の予定を効率的に整理し、関係者全員が納得できる日程を調整する力には自信があります。

貴社に入社後は、ミスのないスケジュール管理や情報整理を通じて、上司の業務がスムーズに進行するよう支えていきたいと考えています。

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キャリア
アドバイザー

スキルをアピールする際は「何ができるか」だけでなく「どう貢献できるか」を意識しましょう。秘書職における実務との接点を意識することが重要です。

⑦企業の文化や理念への共感を伝えたい

企業の文化や理念に共感して志望する場合は、共感したポイントを具体的に述べるようにしましょう。

「共感しました」で終わらず、自分の価値観や考え方とどのように一致しているのか、その企業でどのように働きたいのかを伝えることが大切です。会社との相性の良さや、長く働きたいという意思も伝えることができます

回答例

例文

私は、貴社の「チームで成果を生む」という文化に深く共感し、秘書職を志望いたしました。

学生時代は、サークルの会計として、代表や各部門と密に連携しながら運営を支えてきました。自分1人の力では成し得ないことでも、チームで連携することで成果が出せることを学びました。貴社が社員同士の信頼関係を大切にし、助け合う文化を育んでいる点に強く惹かれています。

貴社の一員として、秘書というポジションからチームワークを支え、周囲との調和を大切にしながら働いていきたいです。

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キャリア
アドバイザー

「企業に惹かれた理由」だけでなく、「共感した文化と自分の経験とのつながり」を語ると、より納得感のある志望動機になります。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「過去に誰かをサポートした経験」は志望動機に活かしやすい

清水 沙也香

キャリアアドバイザー

清水 沙也香

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考えたことや行動に移したことをエピソードとして話そう

私の経験上、ピンポイントで「秘書」を志望している学生はあまり多くないです。近いところで言うと、事務職を希望している学生は多くいます。

事務職の志望動機としては、「過去に誰かをサポートした経験」を業務に活かしたいという学生が多いです。そのため、秘書の志望動機においても、あなた自身の経験のなかで考えたこと、取り組んだことについて話せると良いと思います。

具体的には、経験を通して「サポートする側ならではの課題解決の視点」や、「環境をより良くするために取り組んだこと」を合わせて話すと良いでしょう。そうすることで、高評価につながる志望動機が作成できるのではないでしょうか。

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秘書の志望動機の伝え方3ステップ!

秘書の志望動機の伝え方3ステップ

秘書職の志望動機を効果的に伝えるには、「なぜ秘書になりたいのか」「なぜその企業を選んだのか」「自分がどう貢献できるか」という3つの視点を意識することが大切です。この3ステップを踏むことで、採用担当者にあなたの熱意や適性を明確に伝えることができます。

ここからは、秘書の志望動機に盛り込むべき3つの要素を3ステップに分けて詳しく解説します。

ステップ①なぜ秘書になりたいのか

志望動機では、なぜ秘書になりたいのかを簡潔に伝えましょう。秘書の仕事は営業職のように自分で売上を上げたり、表彰されたりすることがほとんどありません。人によっては成果が見えづらく、やりがいを感じられないこともあるでしょう。

一方、目立った成果はないけれど秘書職にしかない魅力もあるはずです。秘書職の魅力について自分の言葉で伝えられるようにしましょう。

たとえば「人の役に立つのが好きだから」「サポートすることにやりがいを感じるから」という理由も立派な志望動機です。自分の性格ややりがいを感じるポイントから、秘書職への適性があることをアピールするのも良いですね

さらに秘書を目指す理由を明確にすることで、仕事内容への理解度をアピールすることもできます。入社後に仕事とのミスマッチに気づけば、企業と学生の双方にとって不利益となります。

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お互いに納得したうえで入社するためにも、きちんと仕事内容を理解していることを伝えるのも大切です。

ステップ②なぜその企業の秘書なのか

企業側は「なぜ我が社を志望するのか」を非常に重要視しています。秘書職への理解やキャリアビジョンが明確であっても、「どこの会社でも良いのでは?」と思わせてしまえばマイナスになってしまいます。秘書職への志望動機だけでなく、企業ごとの志望動機もきちんと考えましょう。

企業ごとの志望動機を考える際は、企業の特色や特徴に注目しましょう。「企業が何を大切にしているのか」「どのような社風なのか」など企業の価値観や文化を十分理解しておくことが大切です

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企業の価値観や文化に関しては採用ページに記載しているケースが多いため、きちんとチェックしておきましょう。

ステップ③企業にどう貢献できるか

最後に、自分がその企業でどのように活躍し、貢献できるかを伝えましょう。具体的なスキルや、過去の経験から身につけた強みを活かして、企業や上司をどのように支えられるかを示します。

単に「サポートします」と述べるのではなく、「相手の意図をくみ取り先回りして行動できる」「正確かつ迅速な事務処理で業務の効率化に貢献できる」など、具体性のある表現が効果的です

また、キャリアビジョンに触れることも効果的です。たとえば「秘書としての実績を積み、ゆくゆくは企業全体をサポートする秘書室の基盤作りに挑戦したいです」など将来的な活躍に触れることで、企業側のメリットもわかりやすくなります。

秘書職で役に立つスキルや能力は、この後の「志望動機で押し出したい! 秘書に求められる6つのスキル」で詳しく解説しています。あわせてチェックしてくださいね。

志望動機で押し出したい! 秘書に求められる6つのスキル

秘書職の仕事は多岐に渡ります。ビジネスマナーや冠婚葬祭のマナーなどの知識も必要ですが、相手が求めるものを瞬時に理解する能力も重要です。さまざまな仕事を任せられるポジションだからこそ、複数のスキルが求められます。

ここからは、秘書職に求められる6つのスキルについて詳しく解説します。

記憶力

顧客と良い関係を築くには、名前と顔を覚えることが大切です。数回しか会ったことがないのに名前を覚えてくれていると親近感を感じる一方、逆に何回か会っているのに名前を間違われると「まだ覚えてくれていないのか」とガッカリする人もいるでしょう。

また、会食やパーティーの際に上司から「あの人はどこの誰だったっけ?」と聞かれることもあるため、業務で求められるやすいスキルと言えるでしょう。

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アドバイザー

名前だけでなく、社名と役職まで覚えていれば上司の仕事の顔を立てることもできますね。

情報収集や管理能力

秘書の仕事をしていると、情報収集を頼まれることがあります。たとえば取引先の情報を整理して上司に報告したり、経済情報をまとめた資料を作ったりします。

目的に適した情報を収集するのは簡単ではありません。きちんと目的を理解していなければ、まとまりのない資料になってしまううえ、簡潔にし過ぎても情報不足になってしまいます。

さらに得た情報を適切なタイミングで活用するためには、管理能力も欠かせません。顧客管理、たとえば顧客の特徴や好みに合わせて対応を工夫することも秘書の大切な仕事と言えるでしょう。

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情報収集と管理能力は密接な関係があり、両方のスキルが求められますよ。

高い人間性

人間性とは、「人間らしさ」や「人間が持つ本性」のことです。よく人柄と混同されますが、人柄はその人の性格や性質を指すのに対し、人間性は人間が生まれたときから持っている本質のことを指します。

人間性の高い人は、精神的に安定していて気持ちのブレが少ないのが特徴です。ほかにも相手の立場になって考えたり、物事を俯瞰で見て冷静に判断したりすることに長けています

秘書の仕事ではさまざまなバックボーンを持った人と接するため、どのようなときでも柔軟かつ冷静に対応できる高い人間性が求められるのです。

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自分が思っていた常識が通用しないこともあり、相手の態度にイラッとすることもあるかもしれませんが、どんなときでも感情に左右されず冷静な判断を下すことが大切になります。

判断力と行動力

秘書の仕事は基本的には仕事の概要を指示され、自分で優先順位をつけながら判断する必要があります。どうすれば上司や企業の利益につながるかを考え、適切に判断するのは秘書にとって非常に重要な仕事です。

さらに、下した判断に対する行動力も欠かせません。いくら素早く判断を下せても、行動に移すまでに時間がかかっていては対応が遅れてしまいます。判断や行動の遅れは上司や企業に不利益を与える可能性があるため、スピーディーで的確な判断が求められます。

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判断力と行動力、どちらもともなっている状態が望ましいです。

行動力をアピールする方法はこちらで解説しています。

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PCスキル

秘書の仕事では、会議やプレゼンに使う資料作成やデータ分析などを依頼されることがあります。さまざまな書類作成に対応するためには、PCスキルが欠かせず、特にWordやExcel、PowerPointの基本操作は押さえておきたいところです。

PCスキルがあれば、仕事の幅が広がるだけでなく業務効率の向上にもつながります。紙ベースで資料を保存している企業もありますが、システム内で管理をすればいつでも気軽にアクセスできるため、PCでの資料作成スキルは必要不可欠だと考えられます。

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古いデータでも瞬時に見つけられる工夫を施すなど、上司や社内の業務効率を上げるためにはPCスキルが必要です。

PCスキルをアピールする際にはMOS資格も有効なのでぜひこちらを参考にしてみてください。

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コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、多くの職種で求められる能力です。さまざまな人と接する秘書職も例外ではなく、高いコミュニケーションスキルが求められます。

コミュニケーションスキルとは、ただ「おしゃべりが上手」「愛想が良い」だけのことではなく、「気持ちに余裕を持てる」「自分から積極的に行動ができる」なども含まれます

特に秘書職は裏方の仕事が多く、「相手の気持ちや意図を汲み取る力」や「相手の話を聞く力」を問われます。積極的な行動力も大切ですが、独りよがりの考えでは空回りしてしまうでしょう。

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積極的な行動力を活かすためには、相手の気持ちや意図を汲み取って正しい判断を下せることが大切です。

コミュニケーションスキルをアピールする方法はこちらで解説しています。

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キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ秘書には表現力と共感力が求められる

吉川 智也

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今のうちからさまざまな人と会話をして秘書としての力を養おう

秘書のコミュニケーションには、「自分の考えをきちんと述べる」という表現力と、「相手の気持ちを汲み取る」という共感力の2点が求められます。

ときには、日々忙しく動き回っている人を秘書としてサポートすることもあるでしょう。そのようななかで、話しかけるタイミングを適切に見計らい、短い時間で必要な情報を上手に伝達するスキルは、すぐに身に付けられるものではありません。

相手の顔色ばかり伺ってしまう場合には、スムーズなコミュニケーションを取ることはなかなか難しいです。そのような状況に慣れるためにも、普段から年齢や立場を問わずさまざまな人と会話をして、今のうちから秘書としての力を養っていきましょう。

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注意しよう! 秘書の志望動機にありがちな3つのミス

秘書の志望動機にありがちな3つのミス
  1. 秘書の仕事を理解していない
  2. 表現が抽象的
  3. 誤字脱字が多い

秘書の志望動機を作成する際は、ミスにも気をつけましょう。秘書職では、日常的に文書を作成します。志望動機では、文章力だけではなく、「ミスがないか」「きちんと読み手が理解できるか」などにも注目されます。

ここからは、秘書の志望動機作成するときにありがちな3つのミスポイントについて詳しく解説します。

①秘書の仕事を理解していない

志望動機を作成する際は、秘書の仕事への理解を深めておきましょう。仕事を理解していないと志望動機の内容が浅くなり、「なぜ秘書職を志望しているのか」「なぜ我が社を志望しているのか」などの理由が不透明になってしまいます。

また、秘書の仕事を理解していないと、企業とのミスマッチにもつながります。長期的に活躍するためには、企業とのマッチング度が重要です。入社後に「こんなはずではなかった……」と後悔しないためにも、事前に秘書の仕事をきちんと理解しておきましょう。

②表現が抽象的

秘書職の経験がないと、実績をアピールすることは難しいでしょう。特に社会人経験がない新卒の場合、「頑張ります」「成長したいです」など抽象的な表現を多用してしまいがちです。気合いやポテンシャルをアピールすることは間違っていませんが、あまりにも抽象的な言葉ばかりだと熱意が正しく伝わらない可能性があります

志望動機を作成する際は、なるべく抽象的な表現は避けましょう。仕事の実績がなくても、学生時代の経験をアピールしたり、キャリアビジョンを取り入れたりすることはできます。具体例を用いることで、わかりやすくなりますよ。

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アドバイザー

自分が読み手になったとき、書いた人の人柄や将来の目標がわかりやすく表現されているかに注目してみてください。

③誤字脱字が多い

志望動機を作成する際は、誤字脱字に注意しましょう。就職活動をしているといろいろな企業の志望動機を書きますよね。なかには提出書類の作成に追われて余裕がないときもあると思いますが、企業に提出する書類に誤字脱字があるのはご法度です。

特に秘書職は、仕事でもさまざまなビジネス文書を作成します。ときには大切な顧客や会議用の文書を作成することもあるでしょう。重要な文書に誤りがあれば、企業にとって大きな不利益を被りかねません。

秘書職にとって常に正しい文書を作成するのは大切な仕事であり、必要なスキルでもあります。就職活動をしているときから意識して気をつけましょう。

応募書類で誤字脱字が与える影響についてはこちらを参考にしてみてください。

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秘書への理解を深めて魅力的な志望動機を作成しよう!

秘書職の主な仕事は上司のサポートです。指示されたことを忠実に遂行するだけでなく、ときには自ら考え最適な判断を下さなければならないこともあります。顧客やパートナー企業の人と接する機会も多く、高いコミュニケーションスキルも必要不可欠です。

秘書職の志望動機を作成する際は、業界や企業の理解を深めることが欠かせません。企業のコーポレートサイトや採用ページを確認したり、社長や経営陣などの著作や書籍を読んだりして社風や企業の価値観の理解を深めましょう。

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