カジュアル面談の攻略法|頻出の質問例や対策を徹底解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. カジュアル面談は頻出質問の対策をして臨むことが大事
  2. まずはカジュアル面談について理解しよう
  3. カジュアル面談とは
  4. 企業がカジュアル面談を実施する目的
  5. カジュアル面談の特徴はフランクに情報交換ができること
  6. 3つのメリットを理解してカジュアル面談に臨もう
  7. ①企業理解が深まる
  8. ②面接の準備ができる
  9. ③企業にアピールができる
  10. 目的が異なる? カジュアル面談の実施タイミングと位置づけを理解しよう
  11. 選考開始前
  12. 選考開始後
  13. 企業側からのスカウト
  14. カジュアル面談を攻略するための4つの必須事項を把握しよう
  15. ①事前に企業研究を実施しておく
  16. ②頻出質問への対策をしておく
  17. ③一方的に話すのではなく対話を心がける
  18. ④仕事や企業への熱意をアピールする
  19. カジュアル面談で頻出の質問例と回答例7選を参考にしよう
  20. 質問①興味のある業界や企業は?
  21. 質問②キャリアビジョンは?
  22. 質問③どういった仕事をしたい?
  23. 質問④自社への興味や関心度は?
  24. 質問⑤学生時代に取り組んできたこと
  25. 質問⑥就職活動の軸は?
  26. 質問⑦企業選びの軸は?
  27. おすすめの逆質問を把握してカジュアル面談を有利に進めよう
  28. 逆質問①今後の方針や戦略について教えてください
  29. 逆質問②働かれている人はどのような雰囲気の方が多いでしょうか
  30. 逆質問③仕事でやりがいを感じた経験について教えてください
  31. 逆質問④御社で歩めるキャリアプランについて教えてください
  32. 逆質問⑤活躍している社員の特徴について教えてください
  33. 逆質問⑥競合他社と比較した際の強みと弱みについて教えてください
  34. カジュアル面談に適した服装を理解しよう
  35. 基本は企業からの指定に従う
  36. 「指定なし」「自由」の場合はリクルートスーツが無難
  37. 「私服」の場合はオフィスカジュアルがおすすめ
  38. 頻出質問を理解してカジュアル面談を攻略しよう!

カジュアル面談は頻出質問の対策をして臨むことが大事

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「カジュアル面談とは何かを具体的に教えてください。」
「カジュアル面談で良く質問される内容と回答例が知りたいです。」

といった質問を受けます。近年、カジュアル面談を取り入れる企業が増えており、耳にする機会が増えたと思います。ただ、実際にどのような内容なのか良く分からないと悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

今回は、カジュアル面談とは何か、カジュアル面談のメリット、カジュアル面談で頻出の質問例と回答例などを詳しく解説します。カジュアル面談は頻出質問の対策をして臨むことが大事であるため、この記事を参考にカジュアル面談について理解して、就職活動を有利に進めてください。

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まずはカジュアル面談について理解しよう

近年、学生との情報交換が目的でカジュアル面談をおこなう企業が増えています。ただ、カジュアル面談とは何か良く分からず、どのような準備をすれば良いのかと困っている人は多いと思います。

ここからは、カジュアル面談と面接の違い、企業がカジュアル面談をおこなう理由など、一つずつ解説します。まずは、基本をしっかりと理解していきましょう。

カジュアル面談とは

カジュアル面談とは、企業と学生がお互いを知るための情報交換をする場として実施されます。企業と学生が双方に質問をし合うことで、お互いの理解を深める目的があり、面接とは異なり選考前の段階でおこなわれる場合が多いです。

採用を決める場ではないため、基本的に合否判定はなくリラックスした状態でおこなわれるのが一般的です。所要時間は30分〜1時間程度であり、企業からの会社案内や業務説明などをされた後に、仕事や生活に対する価値観、働く環境や雰囲気などを気軽にコミュニケーションを取りながら会話をしていく流れです。

企業は自社の魅力を学生に発信することでより良い人材確保につなげる機会として、学生は企業理解を深めるための機会として実施されます

合否判断ではなく情報交換が目的という点が面接との違い

カジュアル面談は選考前に実施される場合が多いため、合否判断ではなく情報交換が目的という点が面接との違いです。

企業の採用担当者と学生の間でお互いの理解を深める目的があり、気軽に対等な立場で情報共有をおこないます。また、学生が話を聞きたい部署で働いている人を希望できる場合もあります。ただ、企業から適性を活かせそうな別の部署を提案されるケースもあります。

面接とは異なり選考がおこなわれていない場合が多いですが、実際は「学生に次の選考に進んで欲しい人材かどうか」くらいのチェックはされていると思って臨むのが無難であるといえます。ただし、あくまでも採用するかしないかを決める目的はないため、会社説明を聞いたり、普段あまりできない深い質問をしたりと、機会を活用していきましょう

企業がカジュアル面談を実施する目的

企業がカジュアル面談を実施する目的には、下記の3つが挙げられます。  

  • 学生とのミスマッチを防止する
  • 社風や魅力を学生にアピールする
  • 面接では見れない学生の人柄を把握する

カジュアル面談を選考前に実施すると、企業が学生の価値観や特徴などについて知れるため、採用前に自社に合うか合わないか判断する材料を得られます。また、社風や魅力を学生に伝え、自社に興味を持ってもらうこともできます。

加えて、面接では学生は本音を上手に隠している場合もあるため、カジュアル面談のリラックスした環境で、自然体に近いときの人柄を把握する目的もあります

では、それぞれ詳しく解説します。

学生とのミスマッチを防止する

企業がカジュアル面談を実施する目的の一つとして、学生とのミスマッチを防止することがあります。厚生労働省の新規学卒就職者3年以内の離職状況についての取りまとめによると、約3割程度の学生が大学を卒業後3年以内に離職をしているというデータがあります。

理由は人それぞれですが、入社後のミスマッチは理由の一つに挙げられる場合が多いです。入社後にギャップを感じて採用した学生が離職することになると、企業は採用や育成にかけた時間や労力などのコスト面で不利益を被ることになります。

そのため、カジュアル面談を通して一度学生と話をすることで、双方の良い点と悪い点を本音で取り繕わずに知りたいということです

社風や魅力を学生にアピールする

企業がカジュアル面談を実施する目的は、社風や魅力を学生にアピールすることが挙げられます。カジュアル面談は会社説明会とは異なり、企業の採用担当者と学生の1対1でおこなわれるため、自社について深く説明することが可能です。

会社説明会やホームページだけで自社のすべてを伝えることは難しく、カジュアル面談を通して、学生の興味関心や細かい質問などに回答し魅力をアピールしているということです

学生は社員の人柄や社風に惹かれて志望度を上げるため、カジュアル面談で自社をアピールできれば、優秀な人材からの応募が増える可能性があります。カジュアル面談は、企業と学生がフラットにコミュニケーションを取る機会として重宝されています。

自分に合った社風を把握する方法はこちらを参考にしてみてください。

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面接では見れない学生の人柄を把握する

企業がカジュアル面談を実施する目的として、面接では見れない学生の人柄を把握するということがあります。カジュアル面談は選考要素がないため、企業と学生が気軽にコミュニケーションを取ることができます。

通常の選考とは異なり、学生も安心して参加することができるため、本音や自然体のときの人柄が出やすくなります。学生が面接で自分を良く見せようとするのは当然であり、本当の人柄を把握するのは難しいため、カジュアル面談を通して確認しているということです

また、学生の人柄を事前に知っていることで、面接をスムーズに進められます。また、学生にとってもカジュアル面談を経験しておけば、過度に緊張せずに面接に臨むことができる点がメリットであるといえます。

カジュアル面談の特徴はフランクに情報交換ができること

カジュアル面談の特徴は、フランクに情報交換ができることであり、合否判断はおこなわれません。企業の採用担当者と学生が1対1でコミュニケーションを取りながら、会社説明や質疑応答などをおこないます。

たとえば、企業は「なぜカジュアル面談に参加しようと思ったのか」「自社のイメージを教えてください」「就活の軸はなんですか」などの質問をし、学生の回答によって事業についてなのか、福利厚生についてなのかなど柔軟に伝えるべき自社の情報を整理しています。

また、「何か質問はありますか? 」と聞かれたら、遠慮なく疑問を確認するようにしてください。カジュアル面談だからこそフランクに情報を収集ができるため、時間が許す限り質問をすれば就活に役立てることができますよ

油断禁物! 就活の場であることは心得よう

カジュアル面談の特徴はフランクに情報交換ができることですが、油断禁物です。大切なのは、あくまでも就活の場であることを心得えることです。

カジュアル面談は、基本的には面接とは異なり合否判断はおこなわれませんが、明らかに自社にふさわしくない学生や人柄に問題がある学生などは、本選考に内容が引き継がれる可能性が高いです

カジュアル面談はフラットにコミュニケーションを取れるため、自然体で臨める一方で、気を抜きすぎてしまいビジネスパーソンとして不適切な言動や行動には注意が必要であるということです。

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キャリアアドバイザー

カジュアル面談といっても企業の採用担当者と会話をする場であることをしっかり心得て、社会人として相応しい態度で臨むようにしてください。

酒井 栞里

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ベンチャー企業やIT系職種はカジュアル面談を実施する傾向がある

カジュアル面談はどんな業界や職種でおこなわれることが多いのか気になる学生もいるのではないでしょうか。ベンチャー企業やIT系職種に就職をしたい学生は、カジュアル面談の実施回数が多いことが予想されるので、重点的に対策することをおすすめしますよ。

ベンチャー企業は社員数が少なく、より社風のマッチングが重要になるためカジュアル面談を実施することが多くあります。またエンジニアやWEBデザイナーなどのIT系職種では、技術やスキル以外の、学生の素の部分を知るために実施することが多いですよ。

ただし、ほかの業界や職種であってもカジュアル面談を実施することもあります。過去の選考フローや説明会で案内された選考スケジュールを確認して対策しましょう。

39点以下は要注意!
面接本番前に面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで"あなたの強み"と"改善点"が明確になります。

もし39点以下を取ってしまった人は内定獲得が厳しいラインです。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。

3つのメリットを理解してカジュアル面談に臨もう

カジュアル面談のメリット
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就活生

カジュアル面談について理解できました。

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キャリア
アドバイザー

取り入れる企業も増えているので、予め正しく理解しておくと慌てずに落ち着いて対応できますよ。

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就活生

わかりました! 1つ質問なのですが、カジュアル面談に参加するメリットはどのようなことなのでしょうか?

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キャリア
アドバイザー

良い質問ですね。では、3つ解説していきますね!

カジュアル面談は合否に関係がないため、参加するメリットは気になるポイントだと思います。ここからは、3つのメリットを解説します。

①企業理解が深まる

カジュアル面談のメリットは、企業理解が深まることです。採用担当者に自分の興味関心や疑問に感じていることなど気軽に質問することができます。一方通行でおこなわれるのではなく、フランクな相互のやり取りを通して企業の社風やもとめている人材などを把握することができ、自分の持っているイメージの相違を埋められるチャンスです。

また、会社説明会では聞けなかった質問でもざっくばらんに聞けるため、質問しても良いのか悩んでいる内容であっても、遠慮なく確認するようにしてください

企業理解が深まれば、本採用に進む際に適切な志望動機を作成しやすくなったり、本当に働きたい企業なのか判断する材料になったりするため、入社後のミスマッチにつながる可能性も低くなります。

②面接の準備ができる

カジュアル面談のメリットは、面接の準備ができることが挙げられます。カジュアルといっても、企業に訪問したり、採用担当者と話をしたりするという流れ自体は面接と同じであるといえます。

そのため、事前にカジュアル面談を経験しておくと、本選考の面接を過度に緊張せずに臨むことが可能になります。もし、緊張しやすいタイプであれば、カジュアル面談に積極的に参加して、面接前に環境に慣れておくと、本番で落ち着いて対応できるようになりますよ

また、カジュアル面談を通して企業理解を深めることで、志望動機や自己PRの内容を濃くすることができ、企業に自分をアピールしやすくなることも大きな利点であるといえます。

その他の面接準備についてはこちらを参考にしてみてください。

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③企業にアピールができる

カジュアル面談のメリットは、企業にアピールができる点です。合否には関係ないとしても、優秀な人材や気になる学生などは、採用担当者の目に止まるのは間違いありません。

企業は自社と学生のミスマッチを避ける目的でカジュアル面談を実施していることもあるため、自社の雰囲気や価値観にマッチしている人材などは記憶に残りやすく、本採用のときにプラスのイメージにつながります。

そのため、カジュアル面談に参加する企業について事前に調べておき、自分の価値観や考え方と似ている部分の洗い出しをおこない、自分と企業との共通点を把握しておくことが重要です。採用担当者とのコミュニケーションを取る中で、ナチュラルに自分の良さをアピールすると良いでしょう。

長尾 美慧

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる

カジュアル面談を有意義な時間にできるようにしよう

カジュアル面談は面接では聞けないことを企業へ聞くことができる機会です。志望企業について詳しく知ることができ、かつ、面接に比べると選考結果に影響を与えることは少なく、学生側にとってカジュアル面談はデメリットは基本的にはありません。

ただし、あえてデメリットをあげるとすると、カジュアル面談の準備に時間がかかることです。最終的に入社する可能性があることを考えると、入社すべきか否かを判断する質問を事前に考えなければなりません。そのため自分の就活の軸をきちんと見極めて、逆質問を考えておく必要があり、本選考と同じくらい入念に準備をすることがもとめられるともいえるでしょう。

「カジュアル」という言葉でカジュアル面談を軽視すると、自分が知りたいことを知ることができず時間の無駄になってしまいかねません。カジュアル面談を通じて志望度を正しく把握するためにも、本文で紹介されているポイントを把握し、時間をかけて準備しましょう。

目的が異なる? カジュアル面談の実施タイミングと位置づけを理解しよう

カジュアル面談は、選考開始前、選考開始後、企業側からのスカウトの実施のタイミングがあり、それぞれの位置付けが異なります。

たとえば、選考開始前の企業側の位置付けは、ポテンシャルのある学生の発掘ですが、選考開始後であればカジュアルな雰囲気の選考であり、そもそもの意図が異なるということです。

そのため、カジュアル面談実施のタイミングとそれぞれの位置付けについて把握することで、事前の準備や心構えなどを理解できるといえます。

選考開始前

選考開始前のカジュアル面談の企業と学生側の位置付けは、下記の通りです。

  • 企業側の位置づけ:ポテンシャルのある学生の発掘
  • 学生側の位置づけ:企業研究を深める面談

企業側は、カジュアル面談を選考開始前に実施することで、優秀な学生を早期に選考ルートに乗せたいと考えています。つまり、ポテンシャルのある学生を発掘し、選考に参加してもらえるようにする目的があるということです。

学生側としては、企業研究を深めて、自分に合っているのかを確認する機会として活用する目的があります。そのため、この段階では企業側も学生側も必ずしも選考を意識しているというわけではなく、お互いを良く知っていきたいという位置付けであるといえます

企業側の位置づけ:ポテンシャルのある学生の発掘

選考開始前のカジュアル面談における企業側の位置づけは、ポテンシャルのある学生の発掘が挙げられます。カジュアル面談は、企業と学生のフラットなコミュニケーションの機会であり、通常の面接よりもハードルが低く参加しやすいといえます。

多くの学生が集まるため、企業はポテンシャルのある学生を探しやすくなります。母数が多いと面談をおこなう工数が必要になりますが、その分、たくさんの人材の中から優秀な学生を発掘することができます

企業は長く働いて自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えているため、選考前にカジュアル面談をおこないポテンシャルを感じる学生にアプローチをおこない、選考ルートに乗せる位置付けで実施しているということです。

学生側の位置づけ:企業研究を深める面談

選考開始前のカジュアル面談における学生側の位置づけは、企業研究を深める面談です。就活において企業研究をおこなう目的は、企業の特徴を理解し、志望動機を明確にすることです。

カジュアル面談で企業理解を深めることができれば、「自分のスキルを発揮して活躍できるか」「価値観や雰囲気が自分と同じであるか」「もとめるキャリアを構築していけるのか」など、企業との相性を判断する材料になります

カジュアル面談は気軽に参加できる点が魅力であるため、少しでも気になっている企業や候補として考えている企業があれば参加することがおすすめです。参加した際には、ぜひ受け身ではなく積極的に質問をすると、より企業研究を深めることができますよ。

企業研究のコツはこちらを参考にしてみてください。

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選考開始後

選考開始後のカジュアル面談の位置付けは、下記の通りです。

  • 企業側の位置づけ:カジュアルな雰囲気の選考
  • 学生側の位置づけ:面談という名の選考

カジュアル面談が、合否に影響がないのは選考前であり、エントリーがオープンされた後や選考開始後はカジュアルな雰囲気の選考であると考えた方が良いでしょう。

そのため、学生側も面談という名の選考であるという認識を持ってカジュアル面談に臨む必要があります。面接でないからと参加はしないというのではなく、選考開始後のカジュアル面談への参加はマストであると覚えておきましょう

企業側の位置づけ:カジュアルな雰囲気の選考

選考開始後のカジュアル面談における企業側の位置づけは、カジュアルな雰囲気の選考です。企業は選考がスタートした段階でのカジュアル面談を、選考の一環として実施し、学生からの質問内容、雰囲気、人柄などから自社に対しての志望度の高さや熱意などを把握しています。

また、面接では形式ばっていて多くの学生が緊張をするため、一旦カジュアル面談を選考に取り入れて、学生の面接では見えない本音の部分を確認したいと考えています

面談の結果次第で次の面接に進めないことに対して、不満を感じるかもしれませんが、面接と面接の間にカジュアル面談を入れているため、面談の結果ではなく選考の結果であると、企業は学生に伝えることができます。

学生側の位置づけ:面談という名の選考

選考開始後のカジュアル面談における学生側の位置づけは、面談という名の選考であると心得てください。つまり、エントリーがオープンされた後や選考が開始された後のカジュアル面談は、選考の一環であると考えて対処をすることが重要であるということです。

そのため、面談だから参加する必要がないと判断すると、採用担当者からは自社への志望度が低い、内定を出しても他社にいってしまうなどと判断されてしまい、選考を通過できなくなる可能性があります。

もし、志望度が高い企業で選考後にカジュアル面談が実施されるのであれば、参加はマストであると考えて対処するのが無難であるといえます

企業側からのスカウト

企業側がカジュアル面談のスカウトをするのは、興味のある学生にアプローチしたいという理由が大きいです。優秀な学生を一人でも多く採用するためにも、学生のプロフィールに興味を惹かれる部分があれば、企業は積極的にカジュアル面談の機会を設けたいと考えているからです。

もし、あまり興味関心がない企業からカジュアル面談のオファーがあったとしても、行かないという選択をするのではなく就活の視野を広げるきっかけとして活用するのがおすすめであるといえます。

就活において企業の採用担当者と話す機会は貴重であり、自分では気が付けなかった一面を知れる可能性がありますよ

企業側の位置づけ:興味のある学生にアプローチ

カジュアル面談をスカウトする企業側の位置づけとしては、興味のある学生にアプローチ
したいということが挙げられます。企業は自社の発展のために、活躍してくれそうな人材を探しており、企業同士がライバル同士であるといえます。

有名で知名度がある企業や人気の高い企業などであれば、学生の方からエントリーがありますが、業績は良くても知名度がない企業は採用活動をおこなっても学生が集まらない場合があります。

そのため、プロフィールから「会って話を聞いてみたい」「自社に興味を持って欲しい」などと興味を惹かれる学生に対してアプローチをし、自社に触れてもらう機会を創出したいと考えているということです

学生側の位置づけ:視野を広げるきっかけ

カジュアル面談をスカウトされた学生側の位置づけは、視野を広げるきっかけとして捉えると良いです。就活はさまざまな就活サービスに登録するため、自分の興味関心がない企業からもカジュアル面談の誘いを受けます。

企業の意図は、「自社に興味を持ってくれませんか」「選考に参加してください」などのアプローチであるため、少しでも興味があれば参加しても損はありませんよ。

就活において企業の採用担当者の考え方や価値観に触れる機会はなかなかありません。社会人の先輩として、企業の内情や就活のアドバイスをもらうことで、就活に役立てていきましょう。

また、興味がない企業であっても話を聞いてみると、自分に合っていると感じたり、思い描いているキャリアを積める環境であったりと新しい発見があるかもしれませんよ

カジュアル面談を攻略するための4つの必須事項を把握しよう

カジュアル面談攻略のための必須事項
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就活生

カジュアル面談実施のタイミングとそれぞれの位置付けを理解できました。実際に参加するときの参考にします。

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キャリア
アドバイザー

カジュアル面談についての理解が深まったようで良かったです。何か質問はありますか?

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就活生

カジュアル面談を攻略するために事前に準備できることを教えてください。

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キャリア
アドバイザー

分かりました。では、4つ解説していきますね!

カジュアル面談は、企業と学生がフラットにコミュニケーションを取ることでお互いを知る目的で実施されます。そのため、詳しく企業を理解するためには、事前の準備は必要不可欠です。ここからは、カジュアル面談を攻略するための4つの必須事項を解説します。

①事前に企業研究を実施しておく

カジュアル面談を攻略するためには、事前に企業研究を実施しておくことが重要です。なんの予備知識もない状態で参加しても、話が盛り上がらず、双方の時間を無駄にしてしまうことになりかねません。

せっかくの時間を有意義に過ごすためにも、ホームページ、SNS、就活四季報から企業の理念、ビジョン、もとめる人物などの情報について調べることがおすすめです

そのうえで、たとえば「ホームページに〇〇と書いてありましたが、実際はどうなのでしょうか」「〇〇というビジョンに関して、私は〇〇であると解釈したのですが、合っていますか」など気になる点を質問をしていきましょう。

事前の下調べが念入りな学生に対して、意欲が高いと好印象を持ってもらえますよ。

逆質問リストを用意しておく

企業研究を熱心におこなうと、質問事項が浮かんでくると思います。カジュアル面談は1対1で実施されるため、分からない点や疑問に感じる点などは、逆質問リストとして事前に準備しておくことが大切です。

逆質問の例としては、今後の方針や戦略について、実際の社員はどのような雰囲気の方が多いのか、仕事でやりがいを感じた経験について、御社で歩めるキャリアプランについてなどが挙げられます。

採用担当者は、逆質問ができる学生に対して、志望度の高さ、熱意、やる気などポジティブで良い印象を持ちます。企業研究をする中で気になったことは遠慮せずに質問するようにしてください。

面接で役立つ逆質問例はこちらを参考にしてみてください。

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②頻出質問への対策をしておく

カジュアル面談を攻略するために、頻出質問への対策をしておくことが大切です。カジュアル面談は、企業と学生が双方の情報交換の機会として実施されるため、学生がどのような考えを持っているのか、重要としている価値観は何か、どんな人柄なのかなどを質問を通して把握したいと考えています

そのため、企業が知りたいことを網羅できる質問として、下記の内容が頻出質問として挙げられます。

  • 興味のある業界や企業は?
  • キャリアビジョンは?
  • どういった仕事をしたい?
  • 自社への興味や関心度は?
  • 学生時代に取り組んできたこと
  • 就職活動の軸は?
  • 企業選びの軸は?

企業から質問をされたときに、自信を持って回答できるように準備しておきましょう。

③一方的に話すのではなく対話を心がける

カジュアル面談を攻略するための必須事項は、一方的に話すのではなく対話を心がけることです。カジュアル面談が実施される理由は、企業と学生がフラットにコミュニケーションを取る中でお互いを知ることです。

そのため、自分の話を一方的にしてしまい質問もしない、話も聞かないという状況は絶対に避けるべきです。もし、対話ができず自分の話を一方的にする人材は、コミュニケーション能力の低さを疑われてしまうでしょう。

企業が実施していることからも、仕切るのは企業側ではありますが、どちらかが一方的に話すのではなく、あくまでも相互理解が深められるような時間を目指す意識を持って臨むようにしていきましょう

④仕事や企業への熱意をアピールする

カジュアル面談を攻略するための必須事項として、仕事や企業への熱意をアピールする
ことが挙げられます。カジュアル面談は合否判断はされませんが、就活の一環であり、学生の仕事に関する考え方を、もちろん知りたいと考えています。

そのため、仕事の流れや自分が叶えたいキャリアを実現する方法などを聞くと、仕事に対する熱意が伝わり採用担当者からの好印象につながります

他にも、自己PRを話せるようにしておくことで、自分の強みが仕事への再現性が高いことをアピールするしても良いでしょう。

採用担当者に、自社にはミスマッチな人材、価値観が合わなさそうなどと思われないためにも、企業研究をしたうえでも仕事や企業に熱意をアピールできるよう準備をしてください。

面接で熱意を伝える方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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加藤 大智

キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる

事前に企業研究をすることは最も重要な攻略ポイント

紹介された攻略ポイントの中でも、特に何が対策として必要なのか気になりますよね。もちろん、4つの対策はすべて欠かすことはできません。ただし、4つの中で最も大切な対策をひとつ挙げると、事前に企業研究をすることです。

企業研究をすることで、カジュアル面談でしか聞けないことを質問する準備になり、結果的に仕事や企業への熱意のアピールへもつながります。たとえば社長インタビューページを事前に熟読することで、インタビュー内容に書かれていたことをカジュアル面談で質問し、社員への浸透度を判断することができます。ほかにも具体的な仕事についてリサーチをしていることで、具体的な仕事の流れなども把握できますよね。

カジュアルな場であることを甘く考えてしまい準備をせずに参加すると、知りたいことを消化できないだけでなく、入社の熱意がアピールできない可能性もあります。事前の準備次第で選考結果に影響する可能性も少なからずあることを意識して、企業研究に取り組みましょう。

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カジュアル面談で頻出の質問例と回答例7選を参考にしよう

カジュアル面談の質問例一覧

カジュアル面談は、合否には関係ありませんが、就活の一環として実施されています。そのため、企業は学生の仕事に対する考え方や価値観を把握できる質問をしてきます。

採用担当者によって聞き方の違いはありますが、どのような質問が出されるのかを事前に把握し準備しておくことで、自分の考えや思いを十分に伝えられるようになります。

ここから、カジュアル面談で頻出の質問例と回答例を7つ解説します。参考にしたうえで、自分の回答例を考えていきましょう。

質問①興味のある業界や企業は?

例文

私はホテル業界に興味があり、なかでも御社に注目しています。私は大学の長期休みを活用して海外に行く機会が多く、30カ国以上旅をしてきました。1人旅であったため、安全に快適に過ごせるホテルを探していく中で、多くの国に御社のホテルがあり驚きました。

どこの国でも同じようなクオリティーで安心して利用できる環境で、サービスも行き届いているのに値段もリーズナブルで魅力的です。

日本だけでなく海外にある多くの拠点で、世界中の旅行客の安全や快適さをサポートしている御社に私はとても興味があります。

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キャリア
アドバイザー

興味を持った業界と企業のエピソードを、自分の経験を踏まえて説明できていて良いですね。この内容であれば、採用担当者との会話が盛り上がるでしょう!

質問②キャリアビジョンは?

例文

私は、自分が企画した商品で日本中に笑顔や喜びを届けたいと思っています。高校受験に失敗した時期に、怒りや悲しみの感情を少しずつ和らげてくれたのが、コンビニスイーツでした。

身近に存在していて、いつでもどこでも私を癒してくれるコンビニスイーツの虜になってしまい、今では年間350〜400個くらい食べています。食べているうちに、「もっとこうしたら美味しくなる」「全面に押し出した方が売れる」など素人ですが、いろいろと考えるようになりました。

また、将来ヒット商品を生み出したいという思いで、大学ではマーケティングを専攻しています。

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キャリア
アドバイザー

自分が本当にやりたいこと、好きなことが明確なキャリアビジョンでとても好感が持てます。

キャリアビジョンの例についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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就活においてキャリアビジョンを考える際は、例を参考にするのも方法の1つです。この記事では例だけでなく、キャリアビジョンの考え方についてもキャリアアドバイザーが詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください

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質問③どういった仕事をしたい?

例文

私は、顧客に寄り添った提案ができる営業を目指しています。コールセンターでアルバイトをしており、毎日さまざまな顧客からの問い合わせに対応してきました。相手がもとめていることを理解して、適切な対処法をアドバイスしたり、説得力のある提案で売り上げを伸ばしたりしてきました。

相手の話に耳を傾けてニーズをキャッチし要望通りの提案ができたときの顧客の喜ぶ姿に、私も同様の気持ちを持つことが多く、営業の仕事をしていきたいと考えています。

やりがいがある一方で、顧客から怒られることもあります。しかし、1人一人に寄り添って本当に必要なサービスを提案して、顧客の笑顔や生活の質を向上させられるサポートを仕事にしていきたいです。

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アドバイザー

やりたい仕事が、明確で分かりやすいです。また、人を思いやることができる人格者であることが伝わってきます。

質問④自社への興味や関心度は?

例文

私は御社の〇〇という技術力を企業研究で知り、強く興味を持ちました。最先端のテクノロジーに取り組む姿勢と他社にない製品を生み出し続ける企業努力がとても魅力的だと感じます。

日本中の人が御社の製品に惹かれるのは、高い技術力に基づいた信頼感であるのは間違いがないことです。このような素晴らしい技術を活かして生活に必要な製品を創り続ける御社の開発職として、将来的に活躍できたら嬉しいです。

現在は大学で××について研究しており、御社の技術力にプラスすることで、新しい製品を創り出せるのではないかと考えています。

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アドバイザー

企業への興味や関心度の高さを感じさせる回答ですね。企業研究をしっかりおこない、自分の強みもアピールできているためとても好印象です。

質問⑤学生時代に取り組んできたこと

例文

私が学生時代に取り組んできたことは、ボランティア活動です。日本国内での清掃活動、障害を持った子供たちへの教育サポート、災害地支援や海外でも植林、家の建築サポートなどを学業と両立させてきました。

また、すべて自費で参加する必要があるため、費用を捻出するために掛け持ちでアルバイトもしています。私は何事も適当にできない性分であり、スケジュール管理を徹底して、上手く時間を使うようにしてきました。

ボランティア活動は、とても充実していて楽しいです。小さなことでも良いので、人の役に立ちたいという気持ちで日々を過ごしています。

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何事も一生懸命取り組む姿から人柄の良さを感じる内容です。採用担当者に、一緒に働きたい人材であると感じてもらえる回答であるといえます。

学生時代頑張ったことを質問された際の回答方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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質問⑥就職活動の軸は?

例文

私の就活の軸は、業務で英語を活かせること、海外転勤があることの2点です。英語は高校時代から力を入れて勉強してきたため、現在TOEICは900点以上あります。スキルを活かして、成長していくためにも実務で英語を使用していきたいと考えています。

また、留学先で自分の小ささを知り、まだまだ頑張りが足りないと感じる経験をしました。そのため、将来的には海外で働くことで自分を磨き、世界で活躍していける人材になれる会社であるのかも重視しているポイントです。

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英語のスキルと成長意欲の高さを感じられる回答例ですね! 重視してるポイントが明確で好感が持てます。

就職の軸の見つけ方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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質問⑦企業選びの軸は?

例文

私の企業選びの軸は、風通しの良い環境であるかどうかです。大学時代のゼミは学生同士が表面上は仲が良かったのですが、実はお互いに思うところがありました。あるとき、ゼミで研究と発表をおこなう必要があったのですが、風通しが悪く前に進まないという経験をしました。

結果として、期限に間に合わないという嫌な経験につながってしまいました。仕事も一人ではできず、分からないことは質問したり、困ったときは助け合ったりして支え合うことが必要であると考えているため、同僚や上司が適切なコミュニケーションを取り合える環境であるかは私にとって重視することです。

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アドバイザー

企業の中には実際風通しが悪い部署や環境があるため、事前にしっかりと確認することで、ミスマッチを防ぐことができます。遠慮なく自分の考えを伝えるのは大切ですよ!

企業選びの軸についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

おすすめの逆質問を把握してカジュアル面談を有利に進めよう

カジュアル面談のおすすめ逆質問例一覧
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就活生

カジュアル面談の頻出質問が分かったので、準備していきます!

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アドバイザー

カジュアル面談は採用担当者と1対1で話せる貴重な機会です。しっかり事前準備をして、有意義な時間にしてくださいね。

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就活生

はい! あと、逆質問についても教えていただけますか?

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分かりました。では、おすすめの逆質問を解説していきましょう。

カジュアル面談で逆質問をすることで、企業研究がさらに深まったり、採用担当者に熱意をアピールできたりと就活を有利に進められるようになります。受け身ではなく、積極的に逆質問をしていきましょう。

逆質問①今後の方針や戦略について教えてください

おすすめの逆質問の1つは、今後の方針や戦略について聞くことです。今後のビジネスの展開やビジョンなどを知ることで企業への理解が深まり、自己PRや志望動機作成に役立ちます。

また、採用担当者に今後についての逆質問をおこなうと、興味関心度の高さや本気度などをアピールすることができます。たとえば、「今後の御社の経営戦略について教えていただけますか」「もっと強化したい点や課題点はありますか」といった逆質問もおすすめです。

働くかもしれない企業が、変化に適応して成長していけるのかといった将来性に関しては、気になるポイントだと思います。ホームページや就活四季報だけでは把握しきれない部分が多いため、採用担当者に直接確認し、疑問点は払拭するようにしましょう

逆質問②働かれている人はどのような雰囲気の方が多いでしょうか

おすすめの逆質問は、現在働いている社員の雰囲気を確認することです。一緒に働くかもしれない社員のタイプを知ることは、次の選考に進むかどうか決めるうえで、重要なポイントの1つに挙げられます。

落ち着いた人が多いのか、反対に、快活な社員が多いのか、スピード重視な考え方の人が多いのかなどで社内の雰囲気はがらりと変わります。自分が望む雰囲気に近くないと、人間関係でストレスを感じてしまい、長く働き続けられないといったミスマッチにつながる可能性があります

そのため、「御社の社員の皆さんは、どのようなスタイルで仕事をされる人が多いでしょうか」「普段の社員の皆さんの雰囲気はどのような感じでしょうか」など逆質問をし、自分と企業文化が合っているのかを見極めることが大切です。

逆質問③仕事でやりがいを感じた経験について教えてください

おすすめの逆質問は、カジュアル面談の担当者に仕事でやりがいを感じた経験について聞くことです。実際に働いている社員の人からリアルな話を聞けるチャンスはなかなかありません。

また、カジュアル面談は、面接よりもフラットな状態で採用担当者の話が聞けるため、通常よりも本音の部分を聞ける機会であるといえます。仕事でのやりがいを聞くことで、企業のリアルな実態を把握でき、自分が企業とマッチするのか判断する材料を多面的に得られます

たとえば、「仕事を通して、この会社に入って良かったと感じる瞬間はどのようなときですか」「〇〇さんが御社の仕事で感動したこと、達成感を味わえたことがあれば教えてください」といった質問で、エピソードを聞いていきましょう。

逆質問④御社で歩めるキャリアプランについて教えてください

おすすめの逆質問は、企業で歩めるキャリアプランについてが挙げられます。自分がもとめるキャリアプランを積むことができないのであれば、仮に入社したとしても将来的に離職せざる得なくなる可能性が高いからです

そのため、「御社に採用された場合の業務内容とどのようにステップアップできるか教えてください」「御社の社員の皆さんは、どのようなキャリアを積んでいますか」といった逆質問で、どのようなキャリアアップができるのか確認してください。

もし、採用担当者から逆質問に付随してキャリアについての質問をされた場合は、企業側に合わせるのではなく、自分の意思を明確に伝えてください。嘘をついて後から後悔することがないようにすることが大切ですよ。

逆質問⑤活躍している社員の特徴について教えてください

おすすめの逆質問として、活躍している社員の特徴について聞くことです。企業で活躍している人材を知れると入社後に活かせる自分の強みを把握することが可能になり、自己PRや志望動機で深くアピールすることができるようになります

また、企業に対しての興味関心の高さ、やる気も感じ取れる逆質問であり、採用担当者に好印象を持ってもらえる可能性が高いです。

たとえば、「御社で大きな成果を出した人は、どのようなタイプでしょうか」「御社で成長する人材や成果を残す社員は、どのような人が多いでしょうか」などの逆質問もおすすめであるといえます。

逆質問⑥競合他社と比較した際の強みと弱みについて教えてください

おすすめの逆質問の一つとして、競合他社と比較した際の強みと弱みについてが挙げられます。競合他社との比較についての逆質問に的確に回答できる企業は、自社の良い点と改善すべき点を理解している企業であり、信頼度が高く、将来性も期待できるといえます

少し踏み込んだ内容であると感じるかもしれませんが、せっかく企業の採用担当者からリアルな実情を聞けるチャンスです。

たとえば「御社の強みは〇〇だと思うのですが、競合他社と比べて改善すべきだと感じることは何か教えてください」「競合他社と比べて伸ばしたいと感じる強みと変えていくべきだと感じる弱みについてお伺いできますか」といった逆質問で、知りたい情報を多角的に得られるような時間にしていきましょう。

石川 愛

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カジュアル面談で質問に回答するときはPREP法を意識しよう

逆質問を準備したり頻出の質問の対策をしたりしても、回答の仕方によってはマイナス印象になりかねないので注意が必要です。社員から好感を持たれる回答をするためには、PREP法を意識して回答しましょう。PREP法とは、プレゼンテーションやビジネスコミュニケーションで使われるフォーマットで、「結論と理由・根拠、具体例、結論」の構成で回答することです。このフォーマットを活用することで、簡潔かつ論理的に回答することができますよ。

たとえば、「企業選びの軸」について質問をされたときには、PREP法を使うと「企業選びの軸は、上昇志向がある社員と働けるかどうかです。大学のサッカー部は、上昇志向があるメンバーが多く、刺激を受けて切磋琢磨し3年間で成長することができ、企業にも同じような環境をもとめています。たとえば、試合に負けてしまったときにも、すぐに試合の振り返りをして翌日の練習から改善点を取り入れる文化のおかげで、同じ相手との試合で勝つことができました。そのため、企業選びも組織風土を重視しています。」のように回答ができます。

このフォーマットは本選考や入社後にも活用できるため、カジュアル面談から練習をして使いこなせるようにしましょう。

カジュアル面談に適した服装を理解しよう

カジュアル面談といっても就活の一環であるため、適した服装で臨むのがマナーです。基本的には、企業からの指定に従うのがルールですが、「指定なし」「自由」の場合はリクルートスーツが無難であるといえます。もし、「私服」の場合はオフィスカジュアルがおすすめです。

Tシャツとデニムといった普段の私服のような格好は避けてください。つまり、ビジネスパーソンとしてTPOを意識した清潔感のある服装であれば、問題ないということです。では、カジュアル面接に適した服装について解説します。

就活の身だしなみのポイントはこちらを参考にしてみてください。

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基本は企業からの指定に従う

カジュアル面談に適した服装は、基本は企業からの指定に従うのが一番良いです。リクルートスーツ、オフィスカジュアル、私服など業界によって、指定される服装は異なります。

たとえば、アパレルの企業であれば、学生のセンスや個性を見るために、私服の指定をしてくる場合があります。

どのような指定があっても共通してるのは、清潔感のある服装を心掛けることです。見た目がだらしないと、中身までだらしないと思われてしまう恐れがあります。もし、最初の段階で、「ルーズそうな学生」と思われてしまうと、覆すのは大変です。そのため、きちんとした格好で採用担当者への第一印象を良くすることが大切です。

「指定なし」「自由」の場合はリクルートスーツが無難

カジュアル面談の服装で「指定なし」「自由」の場合は、リクルートスーツが無難です。指定がなく、自由な服装をして良いのであれば、好きな格好でカジュアル面談に臨みたいと思う人もいると思いますが、あくまでも就活の一環であることは忘れないようにしてください。

リクルートスーツであれば、就活をしている学生であれば誰でも持っているため、新しく新調する必要もありません。ただし、清潔感を意識して、埃をきれいに取る、アイロンをかけてシワを伸ばす、靴を磨くなどの準備を丁寧におこないましょう

リクルートスーツは個性がありませんが、綺麗に着用している姿を見ると、採用担当者は「しっかりしている人物である」と好印象を持ちますよ。

「私服」の場合はオフィスカジュアルがおすすめ

カジュアル面談が「私服」の場合はオフィスカジュアルがおすすめです。ビジネス場としてTPOを守った服装がマナーであり、普段着のTシャツと短パンやデニムなどの格好は避けるべきです。

私服といっても、普段着ではないと念頭に置いておけば問題ありません。たとえば、男性の場合は、ジャケットとパンツの組み合わせ、女性の場合も、落ち着いた色や品のあるインナーにジャケットとパンツかスカートを組み合わせると良いでしょう。

また、カジュアル面接に参加する企業のホームページやSNSなどから、実際に働いている社員の服装や雰囲気を参考にするのも良い方法ですよ

面接に向いているオフィスカジュアルの格好はこちらを参考にしてみてください。

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吉川 智也

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カジュアル面談も選考の一環であることを再認識しよう

「カジュアル」という名前がついているものの、やはりカジュアル面談は選考の一環です。そのため、本文で解説されている頻出質問への対策や逆質問の準備などに入念に取り組むことがもとめられますよ。

準備が不足していると、カジュアル面談とはいえマイナス評価になってしまい、本選考に影響が出る可能性もあるので注意してください。たとえば、何も質問を用意せずにカジュアル面談へ参加し、逆質問をせずに面談が終了したとします。そうすると面談担当者から「自社に対して興味がない」と判断され、ほかの志望度が高い学生を選考スケジュールなどで優遇する可能性もあります。

選考に関係しないと言われたとしても、面談の内容や雰囲気は必ず社内で共有されます。共有された情報から熱意をアピールするためにも、時間をかけて対策することが重要です。「カジュアル」という名前がついているものの、選考の一環であることを改めて意識して、入念に対策をしましょう。

頻出質問を理解してカジュアル面談を攻略しよう!

カジュアル面談とは何か、カジュアル面談のメリット、カジュアル面談で頻出の質問例と回答例などを詳しく解説してきました。

カジュアル面談は、合否判断はされませんが、採用担当者に良い印象を持ってもらえれば、本選考のときに少なからず有利になるといえます。そのためにも、事前準備として企業研究や頻出質問を理解したうえで、しっかりと対策を練り、カジュアル面談を攻略していきましょう。

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