外資系とはどんな企業? 知っておきたい選考の特徴や対策方法を解説

この記事のアドバイザー

応募に迷う学生必見! 外資系企業とは何か理解するには〇〇を押さえておこう

目次

  1. 外資系とは何かを徹底解説! 3つの選考の特徴や必要な対策を押さえよう
  2. そもそも外資系とは? まずは定義を理解しよう
  3. どんな種類がある? 外資系企業の3つのタイプ
  4. ①外国企業の日本支社
  5. ②外国企業と日系企業の共同出資会社
  6. ③外国企業が買収した日系企業
  7. 有名企業も紹介! 外資系企業が多い4つの分野
  8. ①コンサルティング
  9. ②メーカー
  10. ③金融
  11. ④IT
  12. 日系企業との違いも解説! 外資系企業の4つの特徴
  13. ①実力を重視する傾向がある
  14. ②個人主義の場合が多い
  15. ③担当業務が明確に区切られている
  16. ④給与が職種によって決まる
  17. 外資系企業で働く3つの魅力
  18. ①成果を上げた分給与に反映される
  19. ②仕事とプライベートのメリハリをつけやすい
  20. ③グローバルな環境で働ける
  21. 適性はある? 外資系企業に向いている人の5つの特徴
  22. ①若いうちから実力をつけたい人
  23. ②自分の意見を主張するのが得意な人
  24. ③語学力を活かしたい人
  25. ④異文化交流を積極的にしたい人
  26. ⑤自分で目標設定をして努力できる人
  27. ミスマッチに注意! 外資系企業に向いていない人の3つの特徴
  28. ①変化の激しい環境が苦手な人
  29. ②結果よりもプロセスを重視したい人
  30. ③プレッシャーに弱い人
  31. 身につけておきたい! 外資系企業で働くうえで必要なスキル
  32. 語学力:仕事上のコミュニケーションで必須になるため
  33. 自己主張する力:個人の力をアピールすることが重要なため
  34. 柔軟に適応する力:環境の変化が速いため
  35. 目標を達成する力:成果が重視されるため
  36. 応募前に理解しておこう! 外資系企業の3つの選考の特徴
  37. ①日系企業よりも選考時期が早い
  38. ②職種別で募集されることが多い
  39. ③インターンへの参加で選考が有利になりやすい
  40. 事前準備が大事! 外資系企業の選考で必要な対策
  41. 英語面接を想定して練習する
  42. 専門性をアピールできるようにしておく
  43. 企業の採用情報は幅広く調べる
  44. 論理的思考力を身につけておく
  45. 新卒応募で意識したい! 外資系企業の志望動機を作成する際の3つのコツ
  46. ①ロジカルに伝えることを心掛ける
  47. ②応募する職種・業種に関する志望動機を示す
  48. ③専門職で自分の強みをどう活かすかを述べる
  49. 外資系企業について学生からよくある質問に回答!
  50. 外資系とは成果が重視される企業! 独自の特徴を押さえて選考の通過を目指そう

外資系とは何かを徹底解説! 3つの選考の特徴や必要な対策を押さえよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく

「外資系とは何ですか?」
「外資系企業は実力主義と聞いて応募するかどうか迷っています……。」

といった質問や相談を受けます。

外資系という言葉は聞いたことがあるけれど、どういう企業なのかよくわからない人や、興味があるけれど自分は向いているのかわからない人もいるでしょう。

この記事では、外資系企業のタイプや特徴などの基本情報を解説したうえで、魅力や適性などについても説明します。さらに、外資系企業の選考対策についても解説するので、外資系に興味があり応募しようか迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそも外資系とは? まずは定義を理解しよう

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就活生

そもそも外資系とは何ですか?
漠然としたイメージはあるのですが、はっきりとはわからなくて……。

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キャリアアドバイザー

外資系と聞いてもはっきりとはイメージしづらいですよね。
一般的な定義があるので、さっそく確認していきましょう。

外資系企業と聞いて漠然としたイメージは思い浮かぶけれど、定義はわからないという人もいますよね。基準が更新されることがあるため一概には定められませんが、経済産業省の「第54回外資系企業動向調査の概要」によると、現在は2つのどちらの条件も満たしている企業が外資系企業と定義されています。

外資系企業の定義
  1. 外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している企業であって、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業
  2. 外国投資家が株式又は持分の3分の1超を所有している国内法人が出資する企業であって、外国投資家の直接出資比率及び間接出資比率の合計が3分の1超となり、かつ、外国側筆頭出資者の出資比率が10%以上である企業

つまり、外資系企業とは「一部が外国資本で成り立っている企業」のことを指します。外国の資本とは、海外の企業や投資家が一定以上その企業に投資している、またはその企業の株式を保有している状態です。

ただし、経済産業省でも毎年外資系企業の動向を調査しており、更新される可能性もあるため、一概に定義することはできません。そのため、「外国資本がある日本企業である」という基本的な性質を押さえておくと良いですよ。

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キャリアアドバイザー

「日本法人」や「日本支社」などが入っている企業は、外資系の可能性が高いです。

伝統的な日本の企業についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。自分に合った企業探しの参考にしてみてくださいね。

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どんな種類がある? 外資系企業の3つのタイプ

外資系企業の3つのタイプ
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就活生

外資系企業の一般的な定義はわかりました!
ただ、具体的にどのような種類があるのか曖昧で……。

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キャリアアドバイザー

そうですよね。
外資系といわれる企業は大きく3種類に分けられるので、それぞれの特徴を確認していきましょう。

外資系企業の種類は大きく3つのパターンで区分されています。成り立ちによって特徴が異なるので、それぞれの外資系企業の違いを解説していきますね。

①外国企業の日本支社

外資系企業の1つとして、海外が本拠地の外国企業が日本に進出し、日本支社として企業を設立しているパターンがあります。おもに「日本法人」と呼ばれ、外国企業が日本でビジネスを展開することを目的に設立する傾向が高いといえますね。

「外国企業の日本支社」の企業例

また、あくまで経営の主導は日本ではなく外国(本国)にあるため、経営方針や意思決定は本国でおこなわれることも特徴の1つといえますね。

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キャリアアドバイザー

外国企業の日本支社が設立してしばらくのうちは本国とのやり取りも多く、英語や外国語を使っての会話がメインになるでしょう。

②外国企業と日系企業の共同出資会社

外国企業と日系企業が共同出資して新たに企業を設立するパターンもあります。「合弁会社」ともいわれ、外国企業と日本企業が共同で1つの企業を経営していくイメージですね

「外国企業と日系企業の共同出資会社」の企業例

このパターンでは、外国企業と日本企業のどちらの出資額が多いのかで主導権が変わってきます。基本的には出資額が多いほうが経営方針の決定権を持つため、社内の文化や社風も収支額が多い企業の影響が強くなる傾向にあるといえます。

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キャリアアドバイザー

ある程度期間を経ると、外国企業の日本進出をスムーズに進めるためにどちらかの企業が出資額を引き上げ、100%子会社とする場合もありますよ。

③外国企業が買収した日系企業

中には外国企業が日本企業を買収することで外資系企業となるケースもあります。「外国企業の日本支社」や「外国企業と日本企業の共同出資会社」と大きく異なるところは、もともと1つの日本企業であったことです

「外国企業が買収した日系企業」の企業例

外国企業に買収されると、決定権が外国企業に移るため、経営方針をはじめとして企業風土や文化などが大きく変わる可能性があります。コミュニケーションを取る主要な言語も変わることがあり、英語や外国語が必要になるケースもあるといえますね。

有名企業も紹介! 外資系企業が多い4つの分野

外資系企業が多い4つの分野
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就活生

外資系企業は成り立ちによって3つのタイプがあるのですね。
ちなみに、外資系企業が多い分野はあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

良い質問ですね!
外資系企業が比較的多い分野はありますので、紹介しますね。

さまざまな分野に外資系企業は存在しますが、特に「コンサルティング」「メーカー」「金融」「IT」の4つの分野は外資系企業が多い傾向にあります。海外のノウハウやサービス、海外発祥の製品などを日本に浸透させるためや、取り入れるために外資系企業が多くなったとも考えられますね。

外資系企業が多い4つの分野の特徴に加えて、有名企業も紹介するので参考にしてくださいね。

①コンサルティング

外資系企業と聞いてよくイメージされるのが、コンサルティングの分野ではないでしょうか。コンサルティングファーム自体が海外発祥であるため、外資系企業が多いことが特徴です。仕事内容としては、顧客の経営や事業の課題を解決するために、情報を収集してビジネスの観点からアドバイスや提案をおこなうことがメインですね

コンサルティング分野で有名な外資系企業としては、「BIG4」とも呼ばれる世界4大監査法人のグループがあります。

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キャリアアドバイザー

コンサルティング業界はもとめられる成果が高いことやプレッシャーが強いこともあり、給与水準も高い傾向にあります。

コンサルティング業界についてはこちらの記事で詳しく解説しています。志望動機で差別化を図る方法なども解説していますので、興味のある人はあわせて参考にしてくださいね。

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②メーカー

メーカーにも外資系企業が多く存在しており、扱う製品については、製薬・医療機器、電気・重工関連に加え、身近な消費財や食品など多岐に渡ります。

「製品」を商材として扱うメーカーでは、質の高い研究開発をすることで消費者のニーズに答え続けていくことが必要です。そのため、研究開発の部署は本国にあることが多く、日本の外資系企業では、開発された商品を適切に流通させるための販売方法やマーケティング、広告・宣伝などに力を入れる場合が多い傾向にあります。

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キャリアアドバイザー

特に広告や宣伝などは、日本向けにアレンジされたものも多くありますね。

③金融

世界経済はドルを中心に動いていることもあり、金融分野も外資系企業が強い分野です。金融分野には、投資銀行や証券会社、保険会社、クレジットカード会社などお金を扱う企業が含まれます

入社後は、英語や外国語のマスターはもちろん、金融関連の知識習得や経済動向のリサーチ、企業や業界に対する分析力など、さまざまなスキルがもとめられるでしょう。その分、給与水準も高い傾向にありますね。

こちらの記事では、外資系投資銀行について詳しく解説していますよ。

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④IT

近年大きく発展を遂げているIT分野も、海外発祥の企業、サービスや製品が多い傾向にあります。特に、世界に影響を与えているGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)は頭に浮かびやすいですよね

IT分野には大きく3つの系統に分けられており、Webブラウザやアプリケーションを開発し提供するWebサービス系、ソフトウェアやハードウェアを扱うメーカー・ベンダー系、IT関連の課題を解決するITコンサルティング系があります。

かなり専門知識をもとめられる分野ですが、外資系企業だと企業側から親切に研修制度を設けてくれるところは少ない傾向にあるため、ある程度自力で学んでいく必要があるでしょう。

日系企業との違いも解説! 外資系企業の4つの特徴

外資系企業の4つの特徴
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就活生

多くの分野で外資系企業が活躍してるんですね!
自分が名前を知っている有名企業もありました。

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キャリアアドバイザー

はい、そうなんです!
日本企業だと思っていた企業が実は外資系企業だったということもありますよね。

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就活生

ところで、日系企業と外資系企業ではどんな違いがあるんでしょうか?
外資系企業の特徴を教えてほしいです!

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キャリアアドバイザー

気になりますよね。
日系企業との違いも踏まえながら解説していきますね。

日系企業と異なる部分も多いため、外資系企業にはどのような特徴があるのか知りたい学生もいるでしょう。大きく4つの特徴があるので、日系企業との違いも含めて解説していきます。外資系企業の一般的なイメージだけではなく、実際に働くうえでの特徴についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①実力を重視する傾向がある

日系企業には年功序列の風土が残っている場合もあるのに対し、外資系企業は「仕事で成果を残せたか」を重視する実力主義の傾向が強いです。評価が実力次第で決まるため、あまりに成果が出せないままだと企業から解雇されてしまう場合もあります。

もちろん、すべての外資系企業が実力主義なわけではありませんが、仕事をどのように進めたかよりも、どのような成果を出したかが重視されやすいことは、認識しておくと良いですね。

年功序列についてはこちらの記事で詳しく解説しています。成果主義と比較されることのある制度ですので、あわせて読んでより理解を深めてくださいね。

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②個人主義の場合が多い

日系企業が協調性やチームでの一体感を重視するのに対し、外資系企業では、個人の仕事内容や成果が重視される傾向にあります

外資系企業の個人主義が重んじられる風土は、職種別に採用されることが多く、個人の専門領域が決まっていることが大きく関係しているといえますね。働く社員も自分の専門性を磨くために企業に属している人も少なくありません。

また、同じ職種の社員よりも成果が出せていない場合は、解雇されやすい可能性もあります。そのため、チーム内での競争意識も高いといえますね。

③担当業務が明確に区切られている

外資系企業では総合職ではなく専門職での採用が一般的なため、自分自身のやるべき仕事や業務範囲が明確に決まっていることが多い傾向にあります。仕事に関して自分と他者がやるべきことをはっきりと分け、自分の仕事に対しては責任をもってしっかりやりきる精神が強いです。

一方、日系企業では総合職や新卒一括での採用に重きを置いている風潮があり、企業の考え方としても「採用してから価値を見出し、働きながら育てていこう」と考えているため、担当業務や配属部署も入社後に決まることが多いです。また、仕事での総合力を身に着けてほしい意図もあるため、他部署へ異動となる場合もあります。

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キャリアアドバイザー

外資系企業では専門職として採用されるているため、異動することはあまりありません。
担当業務から変わるときには、新たにその担当領域の専門職として入社し直すこともありますよ。

④給与が職種によって決まる

日系企業が総合職で採用し、ある程度年齢や勤続年数を参考に基本的な給与が決まるのに対し、外資系企業では職種や専門性によってベースの給与が決まる傾向にあります。人柄や性格などよりも、その職種でいかに専門的なスキルを持っているかが重視されるでしょう。

また、1つの専門職種で採用されたらある程度のスキルを身に着けなければ、別の職種に異動することは難しいため、給与水準は採用された職種でいかに成果を出すかにかかってくるともいえますね。

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キャリアアドバイザー

外資系企業では入社時にどれだけ即戦力として働けるかで給与が決まります。
そのため、いくら勤続年数が長くても即戦力であれば転職者のほうが給与が高くなることも少なくないのです。

外資系企業で働く3つの魅力

外資系企業で働く3つの魅力
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就活生

外資系企業には独自の特徴があるのですね。
その特徴を踏まえて働くうえでの魅力も知りたいです!

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キャリアアドバイザー

わかりました!
働く社員にとってどんな魅力があるのか、一緒に確認していきましょう!

外資系企業には日系企業とはまた違った魅力があります。外資系企業で働く3つの魅力を解説するので、外資系企業への応募を検討している学生はぜひ参考にしてくださいね。

①成果を上げた分給与に反映される

外資系企業は実力主義の企業が多いため、成果を上げた分だけ評価や給与に大きく反映されるのは魅力の1つといえます

外資系企業では勤務していると支払われる「基本給」と、成果に応じて支払われる「インセンティブ給」があるのが特徴です。インセンティブ給があることによって、同じ年齢や勤続年数であっても人によって支払われる給与が大きく異なります。

自分個人が頑張った分だけ目に見える報酬が返ってくるため、仕事へのモチベーションも保ちやすいでしょう。

②仕事とプライベートのメリハリをつけやすい

外資系企業では個人主義であることや業務範囲が明確に決まっていることから、仕事とプライベートで時間をはっきりと区切りやすいことも魅力の1つです

業務特性上メリハリをつけやすいことに加え、外資系企業ではプライベートや家族との時間を大切にする文化があります。そのため、外資系企業には、仕事は仕事できちんと終わらせ、仕事の前後や休日はしっかりリフレッシュするという考え方を持っている人が多いといえますね。

③グローバルな環境で働ける

外資系企業にはさまざまな国の人が在籍しているうえ、取引先が海外の企業であることも少なくありません。そのため、日系企業より海外の人とかかわる機会が多いことは魅力といえますね。

また、多国籍な文化に触れられることも魅力の1つです。社内でも外国気質な文化に触れられますが、職種によっては海外出張の頻度も多く、出張先などでは海外の文化に多く触れられるでしょう。

酒井 栞里

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外資系企業の実力主義の環境が苦労する要因になってしまう場合がある

外資系企業で働く懸念点として、雇用があまり安定していない点が挙げられます。実力主義な分、能力が発揮できなければ解雇されてしまう可能性もなくはありません。能力がしっかりある人でも、ずっと一定して同じパフォーマンスを発揮できることは少なく、時期によっては思ったように仕事がうまく進まないこともあるでしょう。外資系企業の場合は、成果を出せない時期があまりにも長く続き、早めに持ち直すことができないと給与や雇用に反映されてしまう傾向にあるのです。

また、実力主義のため同僚がライバルになるという一面もあります。自分よりも能力が高い同僚が多いほど、その分評価が上がりづらい可能性も高いでしょう。常に競争環境に置かれるため、社員同士で競い合う社風が苦手な場合は苦労するかもしれません。

また外資系企業ではグローバルな環境であることも多いため、語学力がないと意思疎通が図れずパフォーマンスに影響することもあるでしょう。このように外資系企業ならではの環境の特徴があることを踏まえたうえで、応募を検討すると良いでしょう。

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適性はある? 外資系企業に向いている人の5つの特徴

外資系企業に向いている人の5つの特徴
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就活生

外資系企業にはたくさんの魅力があることがわかりました!
ところで、外資系企業に向いている人はどのような人なのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

自分が外資系企業に向いているかどうか、気になりますよね。
それでは、まずは向いている人の特徴から紹介していきますね。

外資系企業には日系企業にはない魅力があります。しかし、外資系企業で働くことが自分自身に向いているのかどうかはまた違う視点で考えることが必要です。まずは外資系企業に向いている人の特徴を紹介していくので、自分自身の特性と照らし合わせながら確認してみてくださいね。

①若いうちから実力をつけたい人

実力主義の環境でスピード感をもって実力をつけて行きたい人は外資系企業に向いています。

外資系企業は成果で評価が決まる傾向にあるため、若いうちから成果を出した分しっかりと報酬を得たいと思う人はマッチしていますね。また、実力次第で昇進できるため、年齢や勤続年数に関係なくキャリアアップしたい人も外資系企業は働きやすいと感じるでしょう。

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キャリアアドバイザー

何よりも成果重視で自分自身を成長させたい人は、外資系企業の風土があっているといえますね。

②自分の意見を主張するのが得意な人

外資系企業には自分の意見を持ち、はっきりと言語化して主張できる人がマッチします。

外資系企業は個人重視の働き方であり、評価されるのも個人単位のため、自分を積極的にアピールしないとほかの社員に埋もれかねません。そのためには、会議などで意見をもとめられた際、自分の主張したいことを瞬時に論理的に組み立て発言することが必要になるでしょう

また、このときにただやみくもに主張するだけではなく、相手にしっかりと伝わる内容と形式で意見を述べる必要がありますね。

③語学力を活かしたい人

さまざまな国籍の社員や取引先とかかわる外資系企業では、英語やほかの外国語を使ってコミュニケーションが取れるくらい使いこなせる必要があります。そのため、語学力を活かして仕事をしたい人は自分の力を十分に発揮できる環境であるといえますね

また、外資系企業ではさまざまな文化や価値観を持った人とかかわることになります。そのため語学力だけでなく、言葉の裏にある真意やニュアンスまで汲み取れるようになる必要がありますよ。

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キャリアアドバイザー

日本では所作や空気を読むことが重視される文化がありますが、言葉にしてはっきり伝えることが重視される国もあります。
そういった文化の違いへの許容や理解も外資系企業で働くには重要ですね。

語学力を活かすためにコミュニケーション能力はベースとなる力です。コミュニケーションについてこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでより語学力を活かすコツを学んでみてくださいね。

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④異文化交流を積極的にしたい人

外資系企業は、日系企業に比べて多国籍の社員が多く在籍している傾向にあるため、文化の異なる人と交流がしたい人にはマッチします。

特に、さまざまな背景を持つ人と交流し自分の視野を広げたい人には、最適な環境だといえます。また、多様な価値観を受け入れる姿勢や異なる文化圏の人にわかりやすく伝える技術などを身に着けたい人にもマッチしますね

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キャリアアドバイザー

一方で、日本では当たり前だと思っていたことが通用しないことも多くあります。
特に、仕事の進め方や価値観の違いは少なからずあるため、文化の違いに対して柔軟に対応することももとめられますよ。

⑤自分で目標設定をして努力できる人

外資系企業では企業側が社員の業務や目標を管理することは少ない傾向にあります。そのため、自分自身で成果を出すためにすべきことや今後の目標を設定し、自ら主体的に努力することができる人が向いています

外資系企業では、専門的なスキルを重視して職種別に採用するジョブ型雇用なので、日系企業と比較して入社後に企業で社員を育てようという意識が強くありません。そのため、自己成長するためには目標や達成までの道筋を個人で考える必要があります。

企業や上司に支持を受けずとも、自分自身ですべきことを設定し業務を管理できる人は外資系企業にマッチしますね。

ミスマッチに注意! 外資系企業に向いていない人の3つの特徴

外資系企業に向いていない人の3つの特徴
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就活生

外資系企業に向いている人の特徴はよくわかりました!
ちなみに、向いていない人の特徴にはどのようなものがありますか?

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キャリアアドバイザー

たしかに向いていない人も気になりますよね。
さっそく一緒に確認していきましょう!

外資系企業に向いている人の特徴がある一方で、向いていない人の特徴があります。どちらも知っておくことで、自分自身が外資系企業に向いているのかどうかを判断しやすくなるので、向いていない人の特徴も事前に確認しておきましょう。

①変化の激しい環境が苦手な人

外資系企業は、国内だけでなくさまざまな国の人や企業とビジネスのやりとりをおこなうため、国勢などもビジネスに影響していきます。その影響にともなって状況もスピーディーに移り変わるため、変化の激しい環境が苦手な人は追いつくのが大変になってしまうでしょう

また、状況の変化に対して適応するだけでなく、臨機応変に対応する力も重要になります。瞬時に判断してその場に合った行動を取るのが苦手な人は、外資系企業には向いていないかもしれません。

②結果よりもプロセスを重視したい人

外資系企業での評価は成果で決まるため、仕事への姿勢や過程を重視したい人や途中経過も評価してもらいたい人は、ミスマッチを感じてしまう可能性があります。

日系企業であれば、人柄や将来の成長性を見込んで採用しているため、仕事の成果だけでなくプロセスも重視されやすい傾向にあります。一方で、外資系企業では即戦力を重視した採用のため、個人の成長を長期的に見るのではなく常にプロセスよりも結果をもとめられる傾向にあるのです

成果主義は成果を出せば評価される一方で、仕事への姿勢や取り組みはあまり評価されない点にも注意しましょう。

③プレッシャーに弱い人

外資系企業では、成果を出すことへのプレッシャーを感じやすい人には、「結果を出さなければ評価されなくなってしまう」とストレスを感じる場合もあります。

外資系企業は日系企業と比べて成果を出すことをもとめられる傾向が高いため、成果が出せないと降格や最悪の場合は解雇される場合もあるでしょう

また、意思決定や業務を進めるスピードが早く、瞬時に判断が必要な場面も多くあります。「この選択を間違えたらどうしよう」と過度に不安になってしまう人も、仕事に取り組むのが大変になってしまうと考えられますね。

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キャリアアドバイザー

たしかにプレッシャーは大きくなりがちですが、1人で抱え込まずに上司と相談しながら進めることで負担が軽減されることもありますよ。

身につけておきたい! 外資系企業で働くうえで必要なスキル

外資系企業で働くうえで必要なスキル
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就活生

外資系企業で働くのに憧れはあるのですが、身に着けなければならないことも多そうですよね……。
働くうえで必要なスキルなどはありますか?

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キャリアアドバイザー

たしかに、不安ですよね。
いくつか身に着けておいたほうが良いスキルがあるので、紹介していきますね!

外資系企業は実力主義であることもあり、どのようなスキルがあったら仕事をスムーズに進めやすくなるのか気になる学生もいますよね。外資系企業に応募する前に身に着けておくと良いスキルを紹介していくので、ぜひ参考にして今からでも習得に向けて行動してみると良いですよ。

語学力:仕事上のコミュニケーションで必須になるため

外資系企業で働くうえでは、語学力は必要不可欠なスキルの1つといえます。なぜなら、仕事を進めるうえで適切にコミュニケーションをとり、意思疎通を図るベースになるためです。

海外旅行や日常会話であれば、言葉以外にも身振り手振りや単語だけのやりとりでも伝えることができますが、ビジネスでの交渉や取引となるとそうはいきません。ビジネスの場では1つの伝達ミスや認識齟齬が金銭トラブルや交渉決裂の原因となってしまう可能性もあるため、正しく情報を伝えられる語学力がもとめられますよ

企業や分野によってほかの語学力も必要になる場合がありますが、まずは多くの国籍の人が使っている英語をマスターすると良いでしょう。

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キャリアアドバイザー

新卒の就職活動で英語力を判断する基準としては、TOEICのスコアが用いられることが多いです。
外資系企業の選考を有利に進めるには、スコア730以上を目指しましょう。

英語力は外資系の仕事で欠かせない力です。就職活動で身に着けるべき英語力について、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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また、就職活動でのTOEICについてはこちらの記事で解説していますので、あわせて読んで理解を深めてくださいね。

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自己主張する力:個人の力をアピールすることが重要なため

外資系企業ではチームでの結果よりも個人の成果が評価の対象となる傾向にあるため、自分自身の意見や出した成果をしっかりとアピールすることがもとめられます。というのも、自分から積極的に主張しないとほかの社員に埋もれてしまう可能性があるのです。

日系企業では、目上の人には気を遣い自己主張するべきタイミングや状況を見計らうこともときにはもとめられますが、外資系企業では見計らっている間に機会を逃してしまうこともあります。謙虚な姿勢は大事ですが、思ったことや自分がアピールしたいことははっきりと主張できる力が必要になるでしょう。

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キャリアアドバイザー

自己主張する力を身に着けるには、日ごろから思ったことや考えたことを整理して誰かに説明することを繰り返し、瞬時に自分の意見を言語化できるようにしておくと良いですね。

柔軟に適応する力:環境の変化が速いため

外資系企業では、さまざまな国の取引先とビジネスをしている傾向にあり、企業も国勢や取引先の状況に対応するため、柔軟かつスピーディーに変化することが必要になります。そのため、企業で働く社員はその変化の速さについていき、対応する力がもとめられるでしょう

特に、意思決定のスピードは日系企業よりも早い傾向にあります。というのも、いろいろと話し合って結論を出す日系企業に対し、外資系企業では経営者やトップ層が絶対的な決定権を持っていることも多く、独自に判断する傾向が高いためです。

入社後に慌てないためにも今からニュースや新聞を読み社会情勢を把握したり仕事の進め方の書籍などで前もって知識を溜めておくなど、社会や企業の変化に柔軟に対応できる準備をしておくことをおすすめします。

適応能力は外資系企業の選考でアピールする力としても効果的です。こちらの記事で適応能力の高さをアピールする方法を解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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目標を達成する力:成果が重視されるため

外資系企業の評価では「個人の成果」がもっとも重視されるため、いかに目標を達成し続けられるかどうかが重要になるでしょう。給与も出した成果によって決まる傾向にあるため、目標を達成する意欲や力がなければ、昇格や昇給は望めなくなってしまいます。

また、外資系企業では企業や上司から細かな指示が出されることは少ないため、自分自身で目標設定をするところからおこなう必要があります。そのため、自分で目標を掲げ、その達成のために有効な手段を実行していく行動力もあわせて身に着けておくと、入社後も成果を出しやすくなるでしょう

目標を達成する力を身に着けるには、小さなことでも良いので日ごろから自分自身で目標を立て、達成していく習慣をつけておきましょう。また、大きな目標が提示されたときに動揺しないように、目標を着実に達成できる術を習得しておくと良いですね。

加藤 大智

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外資系企業では「自己管理能力」も必要なスキルの1つ

外資系企業では、自己管理能力ももとめられます。日系企業では、上司が部下に指示を出すことが基本ですが、外資系企業では個人の意志で業務を進めることが多いです。そのため、業務の進捗やスケジュール管理、目標達成までのロードマップ作成など、上司の指示なしに自力で計画を立てて遂行することがもとめられるでしょう。

また、外資系企業では勤務時間中は集中して働き定時には帰るという意識が根付いており、残業の文化が一般的ではありません。むしろ、残業をする社員は印象が悪く、良い評価を得られない傾向にあります。いくら成果を出したとしても、残業ありきであれば「自己管理能力がなく仕事ができない」という印象を持たれてしまいかねません。一方で日系企業では、残業することにそれほど厳しくない企業や中には残業をして長く働くほど意欲があるとみなす社風の企業もあります。

このように外資系企業では、上司の指示を待たずに自力で計画を立てたり、勤務時間内に仕事を終えられるよう効率的に仕事を進める「自己管理能力」が日系企業よりも強くもとめられることを覚えておきましょう。

応募前に理解しておこう! 外資系企業の3つの選考の特徴

外資系企業の3つの選考の特徴
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就活生

外資系企業で働くうえで必要なスキルを今から少しずつ身に着けていこうと思います!
さっそく外資系企業に応募しようかと思っているのですが、選考の特徴を教えていただきたいです。

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キャリアアドバイザー

わかりました!
外資系企業ならではの選考の特徴があるので、一緒に確認していきましょう。

企業に応募するうえでは選考の特徴を理解しておくと、スムーズに就活を進めることができます。外資系企業にも日系企業とは少し異なる特徴が大きく3つあるので、しっかりと頭に入れたうえで選考を進めていきましょう。

①日系企業よりも選考時期が早い

外資系企業の就活スケジュールでは、日系企業よりも選考時期が早い特徴があります。日系企業が説明会やエントリーなどの本選考に入るのは早くて大学3年生の2月あたりですが、外資系企業は一般的に大学3年生の10月あたりから本選考が始まることが多いです

外資系企業のおおまかな就活スケジュール
  • 6~9月:サマーインターンのエントリー・選考・実施
  • 10~11月:企業説明会・エントリーシートの提出・筆記試験など
  • 12~1月:面接
  • 2~3月:内定出し・内定承諾

注意すべきポイントとしては、あくまで選考が始まるのが10月のため、その前に選考への準備をおこなう必要もあることです。自己分析や業界研究、企業研究などは大学3年生の4月から始めるのが望ましいでしょう。

また、後ほど解説しますが、外資系企業ではサマーインターンへの参加が重要になるので、参加することを前提として就活のスケジュールを考えておくのがおすすめです。

②職種別で募集されることが多い

外資系企業は実力や専門スキル、実績などを重視するため、職種別で募集をおこなっている企業が多い傾向にあります。

日系企業であれば、総合職として一括採用した後にそれぞれ異なる職種に就きますが、外資系企業はその職種ごとに採用人数が決まっていることが多いため、募集人数も少なくなるのです。さらに、外資系企業は比較的優秀な学生が選考を受けるため、その中で勝ち残るのはかなり狭き門だといえますね。

そのため、応募職種で役立つようなスキルを磨いておき、自分なりにアピールできるようにしておくとほかの学生と差別化が図りやすくなりますよ

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キャリアアドバイザー

日系企業と同様に、新卒で総合職採用をおこなっている外資系企業もあります。
直前で慌てないように、自分が応募しようと思っている企業の採用形式について企業のホームページや就活サイトで確認しておくと良いでしょう。

③インターンへの参加で選考が有利になりやすい

外資系企業では、本選考前に優秀な学生を見極める傾向にあるため、サマーインターンへの参加が重要になります。外資系企業にとってサマーインターンは、長期間かけて「即戦力」といえる人材を発掘するための位置づけといえるので、外資系企業に応募する際は参加したほうが良いでしょう。

また、サマーインターンでは、自分自身が持つ実力を実際の行動でアピールできたり、顔を覚えてもらうことで選考に有利になりやすいなどの利点があります

実際にプログラムをこなしていく中で成長し、企業から優秀な人材だと思ってもらえるようになることもあるでしょう。外資系企業のサマーインターンは本選考前の重要なアピールの場になるため、可能な限り参加することをおすすめします。

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キャリアアドバイザー

中には、インターンに参加しないと選考を受けられない企業もあるので、注意しましょう。

石川 愛

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外資系企業のインターンでは実務への対応力があるかを見られている

外資系企業のインターンでは実務が中心で、実際に社員と職場で働くケースが多いです。外資系企業は選考の際に、学生のポテンシャルを見るのではなく即戦力となるような能力を持っているかを評価します。そのため、インターンでは学生に実際の業務をおこなってもらい、入社した際のイメージをより具体的にしたいという背景があるのです。

また、外資系企業のインターンは、オフィスに行き実際の業務を経験するプログラムのため、1ヶ月間の実施など長期間に渡ることが多くあります。日系企業のインターンはあくまで企業理解を目的としているため、実施期間は数日、長くても1週間程度のことがほとんどでしょう。しかし外資系企業では短期間では得られる実務経験が少なくなってしまうと考えているため、長めに時間を取って実施するのです。

一方で外資系企業であっても、インターンを1週間程度でおこなう場合もあります。その際は実務経験や選考要素が強いプログラムではなく、企業理解を目的としていることが多いですよ。長期と短期インターンでは企業の意図が異なるので、それぞれのインターンの特徴を押さえたうえで参加するようにしましょう。

事前準備が大事! 外資系企業の選考で必要な対策

外資系企業の選考で必要な対策
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就活生

外資系企業では日系企業よりも早めに準備することが大事なんですね!
選考の特徴を踏まえたうえで、具体的にどんな対策が必要なのかも知りたいです!

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キャリアアドバイザー

わかりました!
しっかり対策をして有利に選考を進められるようにしていきましょう。

外資系企業は日系企業と比較して選考時期も早く、外資系企業ならではの選考の特徴もあります。外資系企業独自の選考を有利に進めるには、おこなうべき対策やポイントを把握して、事前準備を徹底することが重要です。何をしておくべきなのか具体的に確認していきましょう。

英語面接を想定して練習する

外資系企業では、実際の業務で英語を使う場面も少なくありません。そのため、選考においても英語力を確認するために「英語面接」を実施する企業もあり、この面接を想定して練習しておくことが重要です

英語面接では、スモールトーク(面接に入る前のアイスブレイク)から始まり、自己紹介や志望動機、自己PRなどを話していくのが一般的な流れになっています。面接官から質問されるフレーズや自らスピーチする内容については事前に英語で想定しておき、繰り返し練習しておくと良いでしょう。

英語での面接についてはこちらの記事で解説していますので、具体的な流れや対策について知りたい人はぜひ参考にしてください。

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専門性をアピールできるようにしておく

職種別の募集が多い傾向にある外資系企業では、応募職種で扱う専門性やスキルをアピールできるように準備しておきましょう。

総合職での募集が多い日系企業では、学生時代に経験したことから学んだことや身に着けた力を聞くことが多いですが、即戦力を重視する外資系企業では「何ができるのか」に対する回答を求められる傾向にあります。そのため、学生時代に学んだことに加えて、自分が専門的にできることを主張できるようにしておくと良いでしょう

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キャリアアドバイザー

すべての外資系企業が、入社当初からビジネスで使える専門的なスキルをもとめるわけではありません。
専門的でなくても良いので、応募する職種につながるようなスキルをアピールしましょう。

企業の採用情報は幅広く調べる

一般的に日系企業は大手の就活サイトに採用情報を掲載することが多いですが、外資系企業の中には大手の就活サイトに掲載しない企業もあります。そのため、興味のある外資系企業を見つけたら幅広く採用情報を調べる必要があるでしょう

企業に直接メールや電話で問い合わせてアポイントを取ることも1つの手段です。どうしても応募したい外資系企業に出会ったら、いろいろと方法を模索して行動に移してみることが、選考につながる秘訣といえます。

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キャリアアドバイザー

就活サイトに掲載されていなくても、就職エージェントに非公開求人として登録していることもあります。
そのため、就職エージェントに連絡を取ってみるのも良いですね。

論理的思考力を身につけておく

外資系企業では、提案する戦略を実行してもらえるよう説得力のある発言がもとめられます。そのため、物事を整理しポイントを的確に話すための「論理的思考力」を身に着けておくことが重要ですよ

論理的思考力を身に着けるコツ
  • 日ごろから複雑なものをシンプルにするトレーニングをおこなう
    例)読んだ書籍のポイントを整理して、誰かにわかりやすく説明する練習をする

また、さまざまな国の企業や担当者とやりとりするときに、現地の言語ではうまく伝わらないときもあります。その際にも、論理がしっかりとしていて筋が通っていれば、図解や構造図を用いてポイントを説明することができるでしょう。取引先にとっては、有益な取引であることがわかれば決断できるので、適切に説明できるように論理的思考力は鍛えておくと良いですね。

塩田 健斗

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英語については選考直前だけでなく日ごろから対策しておこう

外資系企業に応募する際、英語については選考直前だけでなく、日ごろから対策しておくとより選考突破の可能性が高まります。たとえば、日常的に海外ドラマを見ておくと英語が身につきやすいでしょう。ドラマは英会話用の教材と異なり日常会話が多いため、実践的な英会話を習得することができます。さらに、英会話だけでなく、用語を使う場面やタイミングも一緒に学ぶこともできるため、実用性に優れているといえますね。

選ぶ際は、最初は自分が興味を持てそうなものや簡単な英語が使われているドラマを選び、耳が慣れてきたらビジネスシーンが舞台のドラマを選ぶとビジネス英語の習得にも役立つでしょう。一方であまりにもカジュアルすぎるドラマばかりを見ていると、選考で使うような英語が身に着かなかったり、不適切なフレーズを覚えてしまう場合もあるため注意が必要です。

ほかにも、英会話サークルに入って英語を使う環境に慣れることも1つの手段です。英語はインプットだけでなくアウトプットにも力を入れる必要があるため、実際に話すことで英語力を向上させることができますよ。

新卒応募で意識したい! 外資系企業の志望動機を作成する際の3つのコツ

外資系企業の志望動機を作成する際の3つのコツ
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就活生

選考で必要な対策も知れたので、外資系企業に応募してみようと思います!
志望動機の書き方のコツなどがあれば教えていただきたいです!

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キャリアアドバイザー

それは何よりです!
志望動機を作成する際のコツを解説するので参考にしてみてくださいね。

新卒で外資系企業に応募する際には、しっかりと志望動機を伝えられるか、自分の強みをアピールできるのか、不安な学生もいますよね。ここでは、新卒応募の志望動機で意識すべきポイントを紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。

①ロジカルに伝えることを心掛ける

外資系企業に新卒で応募する際は、実績やビジネスにそのまま使える専門スキルを示すことが難しいです。そのため、伝え方でロジカル(論理的)に考えられていることを示して、ポテンシャルがあることをアピールしましょう

ロジカルに伝えるためのコツ
  • 頭に浮かんだことをそのまま話すのではなく、一度構成を考えて整理する癖をつける
  • 相手に伝わりやすい構成は何かを考えるようにする

外資系企業では社内外問わず、多国籍の人々とコミュニケーションを取ることになります。その際に、共通認識を持ちやすくし、話している内容を伝わりやすくすることができるのがロジカルな考え方です。たとえ言葉は伝わりにくかったとしても、論理が整理されていればポイントを掴むことができるので、連携も取りやすくなるでしょう。

また、ビジネス上の問題を解決していくにはロジカルに考えることが必要不可欠です。自分自身の主張に説得力を持たせることにも役立つでしょう。

②応募する職種・業種に関する志望動機を示す

新卒の就活では、日系企業が総合職採用を多く取り入れているのに対し、外資系企業では職種や業種ごとに採用をおこなっている企業も多い傾向にあります。そのため、業界や企業に対する志望動機だけでなく、なぜその職種・業種なのかについても理由を示せるようにしておきましょう

具体的には、自分自身の今までの経験やエピソードを踏まえてきっかけを述べると説得力のある志望動機になります。また、今後の展望を示す際は、応募した職種・業種で何を成し遂げたいのかなどを伝えられると、企業もその職種・業種でのキャリアを想像しやすくなるのでおすすめです。

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キャリアアドバイザー

ただ、職種や業種だけの志望動機にせず、応募する業界や企業についても理由を述べることを忘れないように気をつけてくださいね。

③専門職で自分の強みをどう活かすかを述べる

新卒で応募する際は、仕事の実績やビジネスですぐに使える専門スキルがない状態で選考に臨むことになります。そのため、今自分にある強みを、これから応募する専門職でどのように活かして仕事を進めていくのかを具体的に示して、面接官に納得感をもってもらえるようにしましょう

基本的に即戦力のある人材をもとめている外資系企業では、自分の強みの活かし方をはっきりと示すことができないと、「自分の強みの使い方をわかっていないのかな」と思われてしまい採用に踏み切れない状態になってしまいます。

まずは、今までの経験から自分の強みは何なのか、そしてその強みをどのようにしたら応募する専門職に活用できるのかを深く考えてみると良いでしょう。

外資系企業について学生からよくある質問に回答!

外資系企業について調べていく中で疑問に思うことや不安になることもありますよね。ここでは外資系企業について、学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 外資系企業とは何ですか?

    外資系企業とは「一部の資本が外国資本で成り立っている企業」のことを指します。たとえ日本人が設立した企業だとしても、日本以外の国の人や企業が投資している企業であれば、外資系企業です。 なお、外資系企業には、外国企業の日本支社、外国企業と日系企業の共同出資会社、外国企業が買収した日系企業の3パターンがあり、それぞれ成り立ちが異なりますが、すべて外資系企業とみなされます。

  • 外資系企業と日系企業の違いを教えてください。

    外資系企業と日系企業の違いは大きく4つで、成果主義であること、個人の実力が重要視されること、担当業務の範囲が明確に区切られていること、給与体系が職種によって決まることが外資系企業の特徴です。 日系企業が仕事の結果だけでなくプロセスも重視した評価をするのに対し、外資系企業のほうが結果を重視する傾向にあるのが大きな違いといえますね。

  • 新卒からでも外資系企業に就職できますか?

    新卒からでも外資系企業に就職することは可能です。ただ、日系企業の採用形式とは少し異なっており、日系企業が総合職採用をメインとしているのに対し、外資系企業では職種別の採用が多い傾向にあります。
    また、就活スケジュールも外資系企業のほうが早く選考が始まるため、外資系企業ならではの選考対策が必要になります。事前にしっかり準備しておきましょう。

外資系とは成果が重視される企業! 独自の特徴を押さえて選考の通過を目指そう

外資系企業は就活生からも人気があり、憧れの企業として取り上げられることが多い傾向にあります。ただ、実際には何よりも成果が重視される特徴があり、精神的な強さと自頭の良さがもとめられる側面もあります。

また、新卒の選考では採用枠が少ないことから募集人数も多くないことに加え、英語面接の練習やサマーインターンへの参加など、外資系企業ならではの選考対策も必要になるでしょう。特に、新卒であっても即戦力がもとめられる傾向にあるため、応募職種に必要な専門スキルにつながる強みをアピールすることが欠かせません。

このように、外資系企業には独自の特徴が多くありますが、事前にしっかりと対策をすれば十分に選考を突破できる可能性があるので、準備を万全にし自信をもって外資系企業の選考に臨みましょう。

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