新卒でもプログラマーになれる! 職業概要から目指し方まで完全解説

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目次

  1. プログラマーは手堅いキャリアを積める職業! 基礎から理解して適職かを見極めよう
  2. まずは基礎理解から始めよう! プログラマーとはどのような仕事?
  3. 役割はプログラミング言語でコンピュータへの指示書を作ること
  4. 混同しやすいシステムエンジニアとは役割が異なる
  5. 流れで解説! プログラマーのおもな仕事内容
  6. ①プログラミング:プログラムを作る
  7. ②テスト:作成したプログラムが正常に稼働するか試す
  8. ③運用・保守:プログラムが正常に動き続けるように管理する
  9. 選択肢が豊富! プログラマーの5つの種類
  10. ①Web系プログラマー:ネットで動くシステムを開発する
  11. ②アプリケーションプログラマー:アプリを作る
  12. ③ゲームプログラマー:ゲームを作る
  13. ④組み込み系システムプログラマー:家電や機械の制御をする
  14. ⑤汎用系システムプログラマー:社内のシステムを開発する
  15. どんな環境が自分に合ってる? プログラマーの4つの働き方
  16. ①自社開発
  17. ②顧客支援
  18. ③客先常駐
  19. ④フリーランス
  20. AIや機械に代替される可能性は? プログラマーの需要と将来性
  21. 長期的なキャリアが築きやすくなる! プログラマーとして働く3つの魅力
  22. ①自分の手で新しいものを作り出せる
  23. ②働く場所の柔軟性が高い
  24. ③長く活用できる知識やスキルが身に付く
  25. きついと感じることもある? プログラマーとして働く際の3つの留意点
  26. ①技術を身に付けるためにある程度時間がかかる
  27. ②多くの最新情報を学び続ける必要がある
  28. ③納期前は勤務時間が長くなることもある
  29. 5つのチェック項目で見極めよう! プログラマーの適性診断
  30. ①数字や機械に触れるのが好きか
  31. ②1つの業務に集中して取り組めるか
  32. ③丁寧で細かな作業が得意か
  33. ④結果を想像できる力があるか
  34. ⑤最後までやりきる力があるか
  35. 新卒からでも目指せる! プログラマーになれる2つの道
  36. ①未経験可の新卒採用枠に応募する
  37. ②アルバイトやインターンからそのまま就職を目指す
  38. 入社後にも役立つ! プログラミングスキルを磨く3つの方法
  39. ①職業訓練校や専門学校に通う
  40. ②プログラミングスクールに通う
  41. ③書籍やアプリを用いて独学で学ぶ
  42. 未経験者でも差をつけられる! プログラマーにおすすめの3つの資格
  43. ①ITパスポート試験:基礎的なIT知識が身に付く
  44. ②基本情報技術者試験:情報を扱う技術者としての知識やスキルを学べる
  45. ③C言語プログラミング能力認定試験:汎用性の高い言語を習得できる
  46. プログラマーに関してよくある質問に回答!
  47. プログラマーを目指すなら職業と自分の理解が必須! マッチ度を見極めて応募しよう

プログラマーは手堅いキャリアを積める職業! 基礎から理解して適職かを見極めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく

「プログラマーってどういう職業ですか?」
「プログラマーの目指し方を教えてほしいです。」

というような質問や相談をよく受けます。

プログラマーに興味があるけれど、正直どのような職業なのか、どういう仕事内容なのかわからず、目指すべきか迷っているという人もいますよね。新卒から目指せる職業なのか、自分に合う仕事なのかを知りたいという人もいるでしょう。

プログラマーは新卒でも目指すことができ、経験を積んでいくことで長期的なキャリアを描くことのできる職業の一つです。この記事では、プログラマーという職業について仕事内容や特徴など基礎から解説することに加えて、自分に適性があるのか判断するチェック項目も紹介します。

また、新卒からの目指し方やおすすめの資格なども紹介するので、プログラマーに興味がある人はぜひ順番に読み進めて、理解を深めてくださいね。

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まずは基礎理解から始めよう! プログラマーとはどのような仕事?

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就活生

プログラマーに興味があるのですが、正直どのような仕事か漠然としかイメージできていなくて……。基礎から教えていただけますか?

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キャリアアドバイザー

わかりました! それではまずはプログラマーがどのような仕事なのか基礎的なところから理解していきましょう。

ここでは、プログラマーについてまったく知識がない人でもわかるように基礎的な概要を解説します。どのような職業なのかをざっくりと頭に入れておくことで、この後の内容も理解しやすくなるので、まずは目を通してみてくださいね。

役割はプログラミング言語でコンピュータへの指示書を作ること

プログラマーのおもな役割は、「プログラミング言語」という言葉を用いて、コンピューターが適切に動くための指示を書くことです

プログラミング言語とは
  • コンピューターに指示を出すときに必要な言葉。コンピューターはプログラミング言語で指示された内容を理解して、その指示に従って動く

コンピューターは自分で一から物事を考えて自力で動くことはできません。プログラマーがコンピューターに動いてもらいたいことを、コンピューターに伝わる言語で指示を出すからこそ、その通りに動くようになります。

私たちが普段使っているスマートフォンや各種アプリ、そのほかのあらゆるシステムは、プログラマーがコンピューターに指示を出したからこそ作り出され、動いているのです。このように考えると、現代において重要な役割を担う職業といえますね。

混同しやすいシステムエンジニアとは役割が異なる

同じシステム関連を扱っていることなどから、プログラマーと混同されやすい職業にシステムエンジニアがあります。しかし、この2つの職業は似ているようで、仕事での役割が異なる職業です

システムエンジニアとプログラマーの役割の違い
  • システムエンジニア:顧客の要望を解釈してどのようなシステムを作るべきかを検討し企画する
  • プログラマー:システムエンジニアが企画した内容を実際に作り出し実現する
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キャリアアドバイザー

システムエンジニアがシステム全体の設計図を描いたうえで大まかな方向性を決めた後、その設計図を参考にプログラマーが実物を組み立てていくイメージを持つと、違いがわかりやすいですね。

システムエンジニアについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせて読んで理解を深めてください。

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吉川 智也

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プログラマーとシステムエンジニアの業務を兼任するポジションを持つ企業もある

上述のとおり、システムエンジニアとプログラマーが担う業務は異なりますが、企業によってはこの2つの役割について、プログラマーもしくはシステムエンジニアが一気通貫しておこなうケースもあります。

特に、人員に限りのある小規模の企業やベンチャー企業の場合、プログラマーの仕事をシステムエンジニアが兼務するケースは少なくありません。一方、顧客との調整や仕様書作成など、システムエンジニアが担う業務範囲は非常に広いため、プログラマーがシステムエンジニアの業務を兼務するケースは稀です。

また、最初にプログラマーでプログラミングの基礎などを習得した後、システムエンジニアにキャリアアップするのが一般的なエンジニアのキャリアとなることも、システムエンジニアがプログラマーを兼務するケースが多くなる要因といえますね。

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流れで解説! プログラマーのおもな仕事内容

プログラマーのおもな仕事内容
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就活生

システムエンジニアとの違いも知れたことで、プログラマーがどのような役割を担っているのかざっくり理解できました。実際にどのような仕事をしているのかもう少し詳しく知りたいです!

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キャリアアドバイザー

それは良かったです。それでは、プログラマーの役割をおおまかに理解できたところで、実際にどのような仕事をするのか一緒に確認していきましょう。

プログラマーの仕事はシステムエンジニアからシステムを稼働させるための仕様書をもらったところから仕事が始まります。システムを動かすまでにはいくつか工程がありますが、おもにその工程の後半部分を担当しているといえるでしょう。

システムを稼働させるまでの工程
  • 上流工程:顧客からの要望を解釈・整理し、課題解決するためのシステムの設計をおこなう。おもにシステムエンジニアが担当する
  • 下流工程:どのようなシステムを構築するかがまとめられた仕様書をもとに、実現するために必要なプログラムを作る。おもにプログラマーが担当する

ここでは、プログラマーがおもに担当する下流工程について、どのような流れで仕事をするのか解説していきますね。

①プログラミング:プログラムを作る

システムエンジニアが設計したシステムを稼働させるために、仕様書をもとにしてプログラムを作っていきます。コンピューターが理想の動きをしてくれるようにプログラミング言語を用いて指示を出すイメージですね

代表的なプログラミング言語
  • HTML・CSS:Webサイトの見た目を作成する
  • PHP:状況やタイミングにより表示される内容が変化する動的なWebサイトを作成できる
  • Ruby:Web開発やアプリ開発などができる
  • JavaScript:Webサイトに動きを組み込める
  • Python:AIやアプリ開発など幅広い開発に対応できる
  • C言語:汎用性が高く、ハードウェアの制御やアプリ開発までできる

たとえば、「スマホでこの操作をしたら、画面はこのような動き方をする」というような内容を、コンピューターが理解できるプログラミング言語で指示します。これらの指示を重ねていくことで、大きなシステムが正常に稼働するようになるのです。

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キャリアアドバイザー

仕事のジャンルによって必要なプログラミング言語は異なるため、さまざまなプログラミング言語を知っておくことで仕事の幅も広がるでしょう。

②テスト:作成したプログラムが正常に稼働するか試す

すべてのプログラムの作成が完了したら、プログラムしたとおりに正常に稼働するかどうかをテストする工程に入ります。

プログラムを一つでも間違うとシステムやコンピューターは正しく動いてくれません。正常に動くまで何度もテストを繰り返しながら、正常に動作しない原因を突き止めて修正し、不備のない状態に近づけていきます

また、システムエンジニアが設計した内容通りにプログラミングしても、何らかの不具合などで意図したとおりに動作しない場合もあります。このようなバグを発見し、適切に処理していくこともプログラマーの仕事です。

③運用・保守:プログラムが正常に動き続けるように管理する

テストが完了し正常に動く状態で納品した後も、プログラマーには仕事があります。作ったプログラムが正常に運用されるように管理するのです。

たとえば、システムがいきなり動かなくなってしまったり、正常に動作しなくなる場合もあります。そのときに、プログラマーが原因を突き止めて対処することが必要です

また、システムは状況に応じて最新のものにアップデートが必要になる場合があるため、入れ替え対応やシステムの更新する作業も発生します。

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選択肢が豊富! プログラマーの5つの種類

プログラマーの5つの種類
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就活生

プログラマーの仕事内容と流れを理解することができて、徐々にどのような仕事をするのかイメージができてきました。

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キャリアアドバイザー

それは何よりです。プログラマーのベースにある仕事内容は今説明したとおりですが、プログラマーにもいくつか種類があります。それぞれ少し違いがあるので、一緒に確認してみましょう。

プログラマーにもいくつか種類があり、仕事内容や扱うプログラミング言語が異なるものもあります。ここではよく区分される5つの種類を紹介するので、自分が興味がありそうなプログラマーは何かを考えながら、確認してみてくださいね。

①Web系プログラマー:ネットで動くシステムを開発する

WebプログラマーはWebサイトやWebに関するシステムの開発をおこなうことがおもな仕事です。ECサイトやサービスサイトなど、日常でも仕事でも多くの人が触れるものを扱っています。

おもに業務の種類で以下の3つに分けられており、それぞれおこなう業務が異なるのがこのプログラマーの特徴です。

Web系プログラマーの種類
  • フロントエンド:画面上での操作などWebサイトのユーザーが直接見たり触れることのある部分を扱う
  • バックエンド:サーバーや管理システムなどのユーザーから見えない裏側の部分を扱う
  • フルスタック:フロントエンドとバックエンドの両方の業務を担う

Webプログラマーは幅広い知識やスキルが必要なプログラマーですが、あらゆる物事がWebを介して受発信される現代において、とても需要が高いといえるでしょう

②アプリケーションプログラマー:アプリを作る

PCやスマホ、Web上などで使用するアプリケーションのシステムの開発・構築をおこなうのがアプリケーションプログラマーです。

アプリにもいくつか種類があり、PCやスマホにインストールするものもあれば、GoogleやSafariなどのブラウザーで扱うものもあります。また、売上の管理や交通費の精算など企業が業務で使用するアプリもあり、多種多様なアプリのシステムを扱っています。

時代の変化にともない必要とされるアプリやその機能はアップデートが必要となるため、プログラマーのなかでも最新情報を常にインプットすることが重要な職業です

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キャリアアドバイザー

就職する企業が扱っている分野によって作る内容が変わるため、就職するときはどのようなジャンルのサービスを提供している企業か確認しておきましょう。

③ゲームプログラマー:ゲームを作る

ゲームプログラマーはプログラミング言語を使って、新しいゲームを作り出したりアップデートする職業です。家庭用ゲーム機からスマホにインストールするゲームアプリ、PCでおこなうオンラインゲームまで、幅広いゲームの開発をしています。

ほかのプログラマーと大きく異なることは、ゲームの世界観を作り上げるためにキャラクターのデザインや動作、BGM、効果音、映像などを作る人たちと密に連携を取り合いながら仕事を進める点です

ユーザーはキャラクターや世界観に魅力を感じていることも多く、キャラクターの細かな動作やゲーム全体の動きなどについて、デザインや音響にかかわる人などと連携して調整することが必要になるでしょう。

こちらの記事ではゲーム業界について解説しているので、ゲームプログラマーに興味のある人は参考にしてみてください。

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④組み込み系システムプログラマー:家電や機械の制御をする

家電製品や電子機器、自動車、医療機器やその他業務に使用される機器のシステムを制御しているプログラムを扱うのが、組み込み系システムプログラマーです。

業務用や医療機器は特定の人しかかかわりがないかもしれませんが、家電製品や自動車などは我々の日常生活にも浸透しているものですよね。我々が普段使っているものを影から支えている存在がこのプログラマーといえますね

特に近年はIoT(Internet of Things)というネットとモノを繋げて遠隔操作する生活雑貨や家具も普及してきており、ますますニーズが高まっているプログラマーといえるでしょう。

こちらの記事では自動車業界について解説しているので、気になった人は参考にしてみてくださいね。

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また、医療機器業界についてはこちらの記事で解説しています。

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⑤汎用系システムプログラマー:社内のシステムを開発する

汎用系システムプログラマーは、さまざまな情報処理をおこなう1台の大型コンピューターに関するシステムの開発をおこなう職業です。

公的機関や大企業などで使われるシステムを扱うため、社会の地盤を支える仕事をしているとも言えるでしょう

金融機関や顧客情報管理のシステムを扱うこともあるため、多くの人に影響を及ぼす可能性のある仕事です。そのため、ほかのプログラマーよりも報酬が多い傾向にある一方で、大きなプレッシャーがかかる仕事でもあるといえますね。

どんな環境が自分に合ってる? プログラマーの4つの働き方

プログラマーの4つの働き方
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就活生

一口にプログラマーといってもいろいろな種類があるのですね。プログラマーという職業の幅の広さを実感しました。

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そうなのです。ちなみにプログラマーは働き方も多様なので、自分に合う仕事の仕方を選びやすい職業でもありますよ。

プログラマーは種類だけでなく働き方も多様です。たとえば自社開発をおこなう企業もあれば顧客支援をする企業もあり、就職する企業によって働き方が異なります。また、企業に所属せずに働くことも選択肢の一つです。働き方が合っているかどうかは仕事のモチベーションやパフォーマンスにかかわるため、しっかり把握しておきましょう。

ここでは、よく見られるプログラマーの4つの働き方を紹介するので、自分に合う働き方はどれなのか考えながら確認してみてくださいね。

①自社開発

自社開発をおこなうプログラマーは、自社で扱う商品やサービスのシステム開発に携わります。社内で完結する業務が多く、ときには企画や運営にもかかわることもある形態です。

自社で業務が完結することが多いことから、顧客を相手にするよりも比較的自由に作業工程や納品スケジュールを調整できるのが魅力の働き方だといえます。また、一緒に仕事をする人が社内の社員のため、連携が取りやすかったり意見を反映しやすいことで仕事を比較的スムーズに進められるでしょう。

ただし、担当できる分野がその企業で扱う商品やサービスに限定されるため、プログラマーとして身に付くスキルの種類は少し偏ってしまう恐れがあります。

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その分野のスキルを徹底的に習得したい人には向いていますが、幅広くスキルを身に付けたい人はある程度独学で幅を広げる必要があるでしょう。

②顧客支援

顧客から依頼を受けて、顧客の課題を解決するようなシステムの開発をおこなうのが顧客支援の形態です。受託開発とも言われ、よく自社開発のプログラマーと対比されます。

自社開発とは異なり顧客の要望に合ったシステムを開発するため、そのときどきで担当する分野が異なります。いろいろな案件を担当することで多様な知識やスキルが身に付きやすい働き方だといえるでしょう

一方で、あくまで顧客にサービスを提供するため、顧客の意見や要望、スケジュールが最優先になります。自社開発よりも顧客の状況に左右される形態だということは認識しておきましょう。

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顧客を支援する企業は専門的なサービスを用いて顧客の課題を解決するため、専門分野の知識や技術が蓄積されやすいです。そのため、必要な研修や教育制度が整っている企業も多く、未経験者が最初に就職するにはおすすめだといえますよ。

③客先常駐

客先常駐は、依頼のあった顧客の企業に出向き、一定期間はその企業に常駐してシステムの開発やサポートをおこなう働き方です。自社よりも顧客のオフィスに出勤することやその企業の社員と話す頻度が多くなるといえます。

常駐する期間は案件によってさまざまですが、一定期間経つと別の企業で仕事することになります。そのため、人脈を作る点においては有利な働き方になるでしょう

一方で、担当する案件で業務内容が異なることや短期間での常駐になる場合もあるため、特定の知識やスキルが身に付きづらい面もあります。また、都度職場環境が変わるため慣れない環境での業務を繰り返す可能性があることは頭に入れておきましょう。

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客先常駐の場合は自社にいることが少なくなるため、入社した企業の環境よりも常駐する企業の環境のほうが重要になります。就職先を選ぶ際はこの点も意識して選択してくださいね。

④フリーランス

フリーランスは、企業に所属せずに、案件の受注からシステム開発、納品までをすべて自分でおこなうプログラマーです。

企業から仕事を振られることはないため、自分で仕事を選ぶことができる自由度の高い働き方であり、報酬も自分に直接入ります。スケジュールについても柔軟に調整しやすいでしょう。

しかし、未経験や新卒からいきなりフリーランスで活動するのはあまりおすすめしません。たとえ独学で学んでいたとしても、名前も知られておらず実績もないため、仕事を任せてもらえる可能性は低いです。

また、フリーランスはプログラマーとしての知識やスキルだけでなく、企業に所属していればほかの部署が対応してくれる事務的な業務も自らすべておこなう必要があります。これらを同時並行でおこなうのは、新卒のうちは大変だと感じるかもしれませんね。

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まずは企業に就職し、営業活動も含め自分で案件を獲得できる見通しが立ったら検討することをおすすめします。

新卒でフリーランスになることを考えている人はこちらの記事も読んで、フリーランスについての理解を深めてから判断すると良いでしょう。

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塩田 健斗

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる

新卒では働き方を検討するのと同時に教育制度が整っているかも重視しよう

上述した働き方以外に、派遣会社に登録するという働き方もあります。ピンポイントで自分が得意とする領域の案件に入りやすいというメリットがある一方で、ある程度の経験やスキルがないと派遣先がなかなか決まらないため、経験の少ない新卒にはあまりおすすめはできません。

新卒からプログラマーを目指すにあたって、働き方を考えることはもちろん重要です。将来的なキャリアプランや理想とする働き方が決まっているほうが企業も選びやすく、入社後も高いモチベーションで働くことができるでしょう。

ただし、プログラマーは専門性が高く、経験やスキル、実績などが重視される仕事のため、これらが足りなければ自分で働き方を選ぶことはできません。このことから、新卒からプログラマーを目指すのであれば、教育制度が整っているかどうか、スキルを一から身に付けられる就職先かどうかを重視することも大切ですよ。

AIや機械に代替される可能性は? プログラマーの需要と将来性

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就活生

プログラマーは働き方もさまざまなのですね。これなら自分に合う働き方も選びやすそうです。ただ、将来性も気になっていて……。どうなのでしょうか?

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たしかに、できれば長く働ける職業が良いですよね。それでは、プログラマーの現在の需要や今後の将来性がどうなのか一緒に確認していきましょう。

結論として、プログラマーは年々需要が高まっており、今後も活躍の幅が広い職業だといえます。

プログラマーの需要が高まっている2つの背景
  • IT産業が急成長しさまざまな分野でITが活用されているため、開発する人材が求められている
  • 少子高齢化により、労働人口が不足している

現在はあらゆる分野でIT化が進んでおり、自動車や家電製品などの身近なものから、企業の業務システムに至るまでコンピューターで制御するものが増えています。年々労働人口が減っていることもあり、今後開発に携われる人材が求められているのです。

また、AI(人工知能)が人間の業務を代替する可能性も検討されていますが、そのAIがすべての業務を制御・管理することは難しいでしょう。そのため、今後もプログラマーという職業がなくなる可能性は低いと言えます

とはいっても、未経験からプログラマーになるには知識やスキルを身に付けるために一定期間頑張る必要があります。また、働き始めてからも知識やスキルをアップデートし続けることは必要だと覚えておきましょう。

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ここから先はプログラマーについてもっと深掘りを進めていくので、ぜひこの記事を参考にしながら目指すかどうかを検討してみてくださいね。

IT業界についてはこちらの記事で解説しているので、あわせて読んで理解を深めてくださいね。

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長期的なキャリアが築きやすくなる! プログラマーとして働く3つの魅力

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プログラマーは将来も長く続けられる仕事だと知って安心しました。プログラマーという職業について、もっと知りたいです!

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それは良かったです。それでは、早速プログラマーという職業の特徴を一緒に見ていきましょう。まずは魅力からです。

プログラマーは職業自体の需要が高まっているだけでなく、働くなかでも魅力のある職業です。ここではプログラマーとして働く際の大きな魅力を3つ紹介するので、プログラマーを目指している人はぜひ注目して見てみてくださいね。

①自分の手で新しいものを作り出せる

プログラマーはモノ作りをおこなう技術者です。自らの知識やスキルを使うことで、自身の頭のなかに思い描いたものを実際に作り出すことができます。そして、システムの開発は何もないところからプログラムすることも多いため、今までの世の中にはない新しい価値を生み出すこともできるでしょう

もちろん、プログラマーとしてどのような分野に携わるかによって作り出せるものに違いはあります。しかし、扱えるプログラミング言語の数を増やしたり、プログラミングの技術を磨くことで、対応できる幅も広がるでしょう。

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新卒で入社後は既存のプログラムを使うことが多いですが、知識やスキルが身に付けば、組み合わせたり応用することで自分だけの新しいプログラムを作れるようになりますよ。

②働く場所の柔軟性が高い

プログラマーの仕事はPC上で作業できることがほとんどです。大きなプログラムを作成する際はそれなりの設備が必要になる場合もありますが、基本的にはPCとネット環境さえあればどこでも働けるため、働く場所の柔軟性は高いといえます。

リモートでも問題なく作業ができるうえ、セキュリティ対策さえおこなえば海外や地方で仕事をすることや、ワーケーション(ワークとバケーションをあわせた言葉で、仕事と休暇を一緒に取ること)という勤務形態で働くこともできるでしょう。

近年は会議などもオンラインでおこなわれることが多くなっているため、社内外の人と連絡を取る際もそれほど困ることはありません。また、業務の多くは1人でプログラムを作成することであるため、仕事をする時間も比較的自由に決めることができますよ。

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働く場所や勤務時間については企業によって決まっていることも多いため、入社を決める前に確認しておくと良いですね。

③長く活用できる知識やスキルが身に付く

プログラマーは最初に知識やスキルを身に付けるためにある程度時間は必要になりますが、身に付けた専門性は今後長く活かせる強みになります。特にこれからIT業界だけでなく、さまざまな業界でデジタル化やテクノロジーの導入が加速していきます。その際に、プログラムを作成できる人材は重宝されるでしょう。

また、スキルを磨いて成果を出せば新しい仕事を担当される機会も増えます。スピーディかつ正確におこなうことや、扱えるプログラムを増やすことで自分の価値を示すことができるため、着実に自分を成長させていけるでしょう。

さらに、経験を積み知識やスキルがある程度身に付けば、起業やフリーランスとして独立することも選択肢の一つになります。最低限PCとネット環境が整えば始められるので、ほかの職業よりも初期費用を抑えやすく起業・独立に踏み切りやすいといえますね。

きついと感じることもある? プログラマーとして働く際の3つの留意点

プログラマーとして働く際の3つの留意点
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プログラマーの魅力を紹介してきましたが、いかがでしたか?

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プログラマーになってからの姿がとてもイメージしやすくなりました! ただ、プログラマーはきつい仕事だという噂も耳にすることがあり気になっていて……。どうなのでしょうか?

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そうですね、たしかに人によってはきついと感じる部分もあるかもしれません。プログラマーを目指すうえでは働く際の留意点も知っておいたほうがミスマッチを起こしづらいので、一緒に確認していきましょう。

どんな仕事でもときにはきついと感じる部分がありますが、過度にストレスを感じると心身に影響が出てしまうかもしれません。プログラマーを目指す際も、自分がストレスを感じやすい仕事かどうかを見極めることが必要です。プログラマーとして働く際の留意点を把握したうえで目指すかを検討してみてくださいね。

①技術を身に付けるためにある程度時間がかかる

先にも少し述べましたが、プログラマーは専門性の高い職業であるため、一定水準の技術を身に付けるにはある程度の時間がかかります。特に未経験からだと、慣れないことも多く最初は苦労することもあるかもしれません。

新卒・未経験でプログラマーを募集している企業は、基本的に最初にある程度研修をおこなってくれます。ただし、仕事では実践して成果を出すことがメインになるため、自身で学習することも必要になることは覚えておきましょう

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後ほど紹介するプログラミングスキルを磨く方法やおすすめの資格を参考にしつつ、自分である程度勉強を進めておくと入社後の負担も軽減されますよ。

②多くの最新情報を学び続ける必要がある

IT業界では最新技術の開発や導入が次々にされており、流行の移り変わりも激しいです。それにともない、ITに携わるプログラマーも働きながら都度最新情報や新しい技術をインプットしていく必要があります。

もちろんほかの職業でも常にインプットは必要ですが、プログラマーのように専門性の高い技術を扱う職業は必要不可欠だといえます。というのも、最新のスキルを身に付けていないと新たなシステムの開発ができず、通常業務での対応が難しくなる可能性があるためです。

通常業務をこなしつつ、新しい知識やスキルをインプットするのは、プログラマーを続けていくための生命線ともいえるでしょう

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新しい技術やサービスが発表されると、外部でセミナーや研修がおこなわれることも多いです。企業によっては参加費用を負担してくれるところもあるので、積極的に活用して常に自分の知識やスキルをアップデートすることが重要ですね。

③納期前は勤務時間が長くなることもある

先にも述べたように、IT業界の成長が著しくプログラマーの数も不足している現状があります。そのため、一人ひとりのプログラマーにかかる負担は大きくなる可能性があり、特に納期前は勤務時間が長くなることもあるでしょう。

自社開発でも顧客支援でも、作り出す製品やサービスの納品期日があります。特にIT業界では次々に新しい製品やサービスが生まれるため、ほかの企業よりも早く製品やサービスを導入しようという傾向が強く、スピードが求められるでしょう。

ただし、緻密なシステムを扱う以上正確性にも手は抜けません。完璧な状態の製品やサービスをスピーディかつ正確に開発するために、勤務時間が長くなってしまう可能性があることも覚えておいてくださいね

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キャリアアドバイザー

ときには、イレギュラーな業務やトラブルも発生する場合もあります。その際には残業や休日出勤が必要になることもあるかもしれません。

酒井 栞里

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どんな仕事もきついことはあるので事前に対処法を押さえておこう

プログラマーに限らず、どの仕事においてもきついと感じる場面は必ずあります。ただ、そこですぐに諦めてしまえば、成長することはできません。ここで大切なのは、きついと感じたときの対処法や乗り越え方を知っておくことです。

たとえば、プログラマーになってから技術やスキルを身に付けるのに時間がかかりきついと感じたときは、少し先の未来を想像してみてください。そのときはきついかもしれませんが、その状態を乗り越えて身に付けた技術だからこそ、ほかの人が持っていない武器になるのです。まさに「手に職をつける」ということですね。

また、勤務時間の長さや残業の多さがきついと感じた場合は、まずは上司や社内の労務担当者などに相談してみましょう。もし、話を聞いてもらえなかったり、働き方が改善されない場合は、自分を守るためにも転職を検討するなど思い切って環境を変えるのも一つの方法ですよ。

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5つのチェック項目で見極めよう! プログラマーの適性診断

プログラマーの適性を診断する5項目
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就活生

やはりどのような職業にも魅力的な部分もあれば留意すべき部分もあるのですね。自分に適性があるのかを確かめたいのですが、何か良い方法はありますか?

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キャリアアドバイザー

そうですね、職業の特徴を把握したうえで、自分に適性があるのかを確かめることはとても重要です。適性をすぐにチェックできる項目を用意したので、自分と照らし合わせながら確認してみてください。

プログラマーとして長く働いていくには、プログラマーの職業の特徴を理解したうえで自分に適性があるかをチェックしておくことが大切です。ここではプログラマーに適性があるかどうかを診断できる5つのチェック項目を用意したので、目指すかどうか迷っている人はぜひ役立ててくださいね。

①数字や機械に触れるのが好きか

プログラマーはプログラムを作成するなかで数字や機械に触れることが多いため、データやPCを扱うことが好きでないと仕事がつらくなってしまうでしょう。また、苦手意識やつらい気持ちを抱えたままだと成果も出づらくなってしまいます。

普段から数字や機械に触れている人や詳しい人、まだプログラミングに取り組んだことはないけれど興味がある人は、入社後も抵抗感なくスムーズに仕事に取り組めるでしょう

②1つの業務に集中して取り組めるか

PC上でプログラムを作ることがプログラマーの仕事の大半を占めるため、長い間プログラミング作業をし続けることになります。1つの業務に集中して取り組める力がないと、きついと感じてしまうかもしれません。

日常生活で何か1つのことに集中して取り組んだ経験や、1つのことに没頭することが苦ではない性格であれば、プログラマーの仕事にもそれほど抵抗感なく取り組めるでしょう

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キャリアアドバイザー

自分が1日プログラミング言語を打ち込んでいる姿を想像してみて、仕事として取り組んでも問題なさそうか考えてみるのもおすすめです。

こちらの記事では集中力のアピール方法などを解説しています。面接などでアピールする際に役立ててみてください。

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③丁寧で細かな作業が得意か

プログラマーは正確性が求められる仕事です。先にも述べたように1つのプログラムの間違いがシステム全体に影響を及ぼすことにつながるため、丁寧で細かな作業が得意でない人はプログラマーとして活躍できない可能性があります。

プログラミングは一度完成したら終わりではありません。テストの工程で間違いがないか何度も繰り返し細かな部分までチェックし、修正する作業が発生します。そのため、妥協することはできないため細かなところにまで意識を向けられる力が必要なのです。

普段から細かな部分が気になる人や一つひとつ丁寧かつ慎重に物事を進めていく性格の人は、プログラマーに向いているといえます

プログラマーを目指すなかで慎重さをアピールしたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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④結果を想像できる力があるか

プログラマーはプログラミング言語を用いてシステムを作り上げることがおもな仕事ですが、打ち込むプログラムとそれによって完成する製品やサービスは形が異なります。

そのため、羅列されているプログラムが、画面上や機械の動作としてどのように反映されるのかを結果を常に想像できている必要があるでしょう。

結果を想像するためには物事の筋道を論理立てて考える力も必要になります。「ここのプログラムをこのように変えたら、反映される結果はこう変わる。だからここをこうして〜」と、結果から逆算して、一つずつの事象を組み立てて想像しながら考えられる人は、プログラマーに向いているといえますね

⑤最後までやりきる力があるか

プログラミング言語は指示を出せば、その通りの結果を返してくれるものですが、一方でどこかが間違っていると正しい結果は返ってきません。そのため、間違いない状態まで、修正を繰り返しながら必ずやりきる力が必要です

ときには、原因がすぐにはわからないバグが発生したり、システム障害が起こったりします。そのときに「わからないからもういいや」などと諦めることはできません。システムの異常と徹底的に向き合い、解決するまでその問題の原因を探り、解決策を導き出すことが必要になります。

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キャリアアドバイザー

これまでにつらくても最後までやり切った経験や、ピンチのときこそやる気が出るという性格の人はプログラマーとして活躍できるでしょう。

新卒からでも目指せる! プログラマーになれる2つの道

プログラマーになれる2つの道
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就活生

適性診断でチェックしたところ、自分にプログラマーは向いているかもしれないと感じました! 新卒からなるには具体的にどういう方法があるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

それは良かったです! 新卒・未経験からでも目指せる方法が大きく2つあるので紹介しますね。

いざプログラマーを目指そうと思っても、新卒で未経験の状態からどのように目指せば良いのかわからない人もいますよね。これから紹介する2つの方法を参考に、自分だったらどちらから目指すのが良いか考えてみてください。

①未経験可の新卒採用枠に応募する

プログラマーになるための最も一般的な方法は、プログラマーの採用をおこなっている企業の新卒採用枠に応募することです。新卒採用枠では、これから自社で一から教育していく未経験者を採用していることがほとんどであるため、プログラマーになれる可能性が高いといえます

ただし、まれに経験者に限定して採用をおこなっている企業もあるため、採用条件を確認してから応募に踏み切るようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

総合職で募集し、入社後のキャリアの選択肢の一つとしてプログラマーがある場合もあります。しかし、必ずしもプログラマーになれるわけではないため、事前に企業に確認しておくことが大切です。

②アルバイトやインターンからそのまま就職を目指す

なかには、アルバイトやインターンとしてプログラマーを採用している企業もあります。まずは、これらの勤務形態で入社して、実力が認めてもらうことでそのまま正社員として就職することも可能です。

この形態であれば、大学在学中からプログラマーとしての実務に携わることができます。また、企業との関係性もある程度築けているうえ、企業の雰囲気や職場環境、仕事の進め方などもある程度わかるため、ミスマッチを起こしづらいことも魅力といえるでしょう。

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キャリアアドバイザー

ただし、アルバイトやインターンからそのまま入社できない可能性もあるため、ほかの企業の選考も同時並行で進めながら検討することをおすすめします。

成瀬 遼

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プログラマーはスキルや経験を積み上げることでキャリアの幅が広がる

プログラマーのキャリアパスは非常に幅広いです。最初のキャリアアップとしては、プログラマーとして数年の経験を積み、ひと通り開発工程がこなせるようになれば、小規模チームのリーダーやサブリーダーなどを任されるようになります。

その後は、おもにスペシャリストとしてシステム開発の上流工程を専門とするシステムエンジニア、プロジェクトの計画や工数見積り、要員確保などを担うマネジメント職があります。具体的にはプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーが挙げられますね。また、顧客の経営層に向けたIT戦略の提案やコンサルティングをおこなうITコンサルタントといったキャリアもあります。

いずれのキャリアパスを辿るとしても、プログラマーとして専門技術を扱う以上、常に勉強し続けるという覚悟が必要です。プログラマーはキャリアを積めば積むほど、技術やスキルなど実力が重要視される職種であり、技術の進化についていけなければ理想とするキャリアは歩めない厳しさもあることは、忘れないようにしましょう。

入社後にも役立つ! プログラミングスキルを磨く3つの方法

プログラミングスキルを磨く3つの方法
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就活生

目指し方もわかったので、入社する前に少しでも準備を進めておきたいと思ったのですが、プログラミングスキルを磨く方法ってありますか?

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キャリアアドバイザー

良い心掛けですね。入社前に事前にプログラミングスキルを磨くためにおすすめの方法があるので紹介していきますね。

プログラマーとして働くには最初にプログラミングを習得する必要があります。新卒として入社後には研修がある企業がほとんどなので、未経験の状態での入社でも問題はありませんが、事前に知識を身に付けておくことや感覚をつかんでおくことは、選考時も入社後の仕事でも役に立ちます。

ここでは、入社前にプログラミングスキルを身に付けるための方法を3つ紹介するので、自分に合うと感じるものがあれば、ぜひ試してみてください。

①職業訓練校や専門学校に通う

仕事をすることを前提にプログラミングを学ぶならば、職業訓練校や専門学校に通うのも一つの手段です。専門的なカリキュラムが組まれているため、基礎的な内容から応用的な内容まで幅広くかつ深く学ぶことができます

ある程度の期間学校に通う必要がありますが、知識を身に付けるところから実際に実践でどのように使うのかまで一気通貫して学べるのは、プログラマーを目指すうえでは魅力的でしょう。

ただし、職業訓練校や専門学校に通うには、大学から編入することが必要な場合もあります。大学と同時に通うのであれば問題ないですが、大学から編入して目指す場合はプログラマー以外の職業への選択肢が限定されてしまうことは認識しておきましょう。

②プログラミングスクールに通う

大学に行きながら、プログラミングスクールに通うこともプログラミングを学ぶ選択肢の一つです。講義形式で受講する場合もあれば、一対一で手厚くサポートしてくれるスクールもあるので、自分に合った授業形態を選んで取り組むことができます。

自分だけでプログラミングを勉強するのは自己管理が難しく諦めてしまいそうな人には、良い手段だといえるでしょう。ただし、大学での学業や研究などと両立することになるため、スケジュールの調整が必要になることは頭に入れておいてくださいね。

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キャリアアドバイザー

今は自宅でオンライン形式でプログラミングを学べるスクールも多いです。忙しい人や時間や場所に限定されずに取り組みたい人にはおすすめですよ。

③書籍やアプリを用いて独学で学ぶ

プログラミングはPCやインターネット環境が整っていれば始められるため、書籍や専用のアプリを使って独学でプログラミングを学び、スキルを身に付ける方法もあります。

独学はいつでも始められるうえ、専門学校やプログラミングスクールに通うよりも費用が少なくて済むことが大きな魅力の一つです。また、自分がやりたいと思ったときに勉強できるため、大学の授業や個人の課外活動などが忙しい人でも、スキマ時間を活用して進められるのは良いですね。

ただし、1人でおこなうため、自己管理を徹底しないと途中で諦めてしまったり、モチベーションを保てなくなることが多くなってしまうでしょう。また、何かわからない部分があったとしても気軽に質問できないため、自分1人で進めていく必要があることは認識しておきましょう。

未経験者でも差をつけられる! プログラマーにおすすめの3つの資格

プログラマーにおすすめの3つの資格
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就活生

ここまでの説明を聞いて、早くプログラミングを学びたくなってきました。事前に何か資格も取得できたらと思うのですが、プログラマーになるうえでおすすめの資格はありますか?

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キャリアアドバイザー

意欲的で素晴らしいですね。資格ごとに難易度が異なるのでその点もあわせて紹介していきますね。

資格の取得は必須ではありませんが、選考でプログラマーへの志望度の高さや熱意を伝える一つの手段にもなります。また、たとえ取得できなかったとしても、取得に向けて学習したことは決して無駄にはなりません。

ここでは、各資格の難易度も含めておすすめのものを紹介していくので、学生のうちに取得したいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

①ITパスポート試験:基礎的なIT知識が身に付く

ITパスポートは、ITにかかわる基礎的な知識を習得できる国家資格です。難易度はそれほど高くはなく、初心者でも比較的気軽に試験を受けることができるでしょう。

ITパスポートの概要
  • 難易度:基礎レベル
  • 応募資格:特になし
  • 資格の種類:国家資格
  • 主催団体:情報処理推進機構(IPA)
  • 試験日時:随時開催
  • 試験方式:選択式
  • 受験料:7,500円

プログラミングを専門的に学べる資格ではないですが、IT分野にかかわる仕事をおこなうのであれば持っていて損はない資格です。プログラミングするうえで必要なITリテラシー全般の知識を身に付けることができるでしょう。

何から勉強したら良いか迷っているという人は、ITパスポートから受けることをおすすめします

ITパスポートについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせて読んで理解を深めてくださいね。

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②基本情報技術者試験:情報を扱う技術者としての知識やスキルを学べる

基本情報技術者試験は、IT関連の情報を扱う技術者が必要な知識やスキルを身に付けられる国家試験です。ITエンジニアとして働くうえでの第一歩となる資格であり、この資格を持っていればITに関する基本的な知識や技術は身に付いていると証明できるとも言われています

基本情報技術者試験の概要
  • 難易度:基礎~中難易度レベル
  • 応募資格:特になし
  • 資格の種類:国家資格
  • 主催団体:情報処理推進機構(IPA)
  • 試験日時:随時開催
  • 試験方式:選択式
  • 受験料:7,500円

この資格では、情報処理の分野だけに限らず、ビジネスパーソンとして必要な知識全般を学ぶことができるので、専門的なスキルだけでなくビジネスの理解にも役立つでしょう。

基本情報技術者試験についてはこちらの記事で詳しく解説しています。応募を検討している人はぜひ参考にしてください。

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③C言語プログラミング能力認定試験:汎用性の高い言語を習得できる

C言語プログラミング能力認定試験は、プログラミング言語のなかでも汎用性の高いC言語を習得するための資格です。難易度が3級〜1級まであるため、初心者からでも自分のレベルに合わせて知識やスキルを身に付けることができるでしょう

C言語プログラミング能力認定試験の概要
  • 難易度:1級~3級まででレベルが異なる
  • 応募資格:特になし
  • 資格の種類:民間資格
  • 主催団体:サーティファイ情報処理能力認定委員会
  • 試験日時:1月下旬、6月中旬ごろ(3級は9月中旬にも開催)
  • 試験方式:選択式(1級はPCを使用しての実技試験あり)
  • 受験料:1級7,800円、2級6,400円、3級5,200円
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キャリアアドバイザー

プログラミング言語の資格としては比較的易しめのものなので、就活でアピールする際は2級以上を目指すことがおすすめですよ。

プログラマーに関してよくある質問に回答!

プログラマーに関して調べるなかで疑問に思うことやよくわからないと感じることもありますよね。ここでは、プログラマーに興味のある学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

  • プログラマーとはどのような職業ですか?

    プログラマーは「プログラミング言語」を用いて、コンピューターやシステムが適切に動くための指示を出す職業です。コンピューターは指示がないと自力で動くことができないため、コンピューターが理解できる言語を用いてプログラマーが命令を出します。そうすることで、コンピューターが適切に動作し、いろいろな動きができるようになるのです。

    プログラマーにはPCの前で数字や文字をたくさん書いている人という印象がある人もいるかもしれませんが、上記のような緻密な作業をおこなっています。私たちが普段使っているスマホやアプリ、ひいては家電製品や業務ツールなどもプログラマーがプログラミングすることで動いているのです。

    プログラマーはITが普及した現代において、必要不可欠な職業といえるでしょう。

  • 未経験からプログラマーになるための方法を教えてください。

    未経験からプログラマーになるには大きく2つの方法があります。1つは、新卒採用枠に未経験者として応募する方法です。大学生として就活を進める際にはプログラマーになれる可能性が高い方法といえます。新卒採用枠では未経験前提で採用を募集しているところも多く、入社後は研修などで基礎からプログラマーになるための知識やスキルを身に付けられるでしょう。

    もう1つは、アルバイトやインターン生として経験を積み、そのままその企業への就職を目指す方法です。実力を認められないと入社できない可能性もありますが、大学在学中からプログラミングに携わることができるうえ、その企業の雰囲気や職場環境も知ることができるため、ミスマッチを起こしづらいでしょう。

    上記の方法のどちらが自分に合うのかを見極めて、就職活動に励んでくださいね。

プログラマーを目指すなら職業と自分の理解が必須! マッチ度を見極めて応募しよう

プログラマーは専門性が高く、知識やスキルを磨き続けることができれば今後のキャリア形成もしやすい職業です。

このプログラマーを新卒・未経験で目指す際は、プログラマーがどのような職業なのかを理解したうえで、自身と向き合いながら自分に適性のある職業なのかを見極めることが重要です。そのためには、この記事を読んでより深くプログラマーや関連のある職業を自分で調べてみることや、自己分析を徹底して自分の気持ちや性格をしっかり理解することが必要になるでしょう。

この記事を参考にしながら、プログラマーを目指すべきなのかどうかじっくり見極めて、自分が思い描くキャリアの実現に向けた第一歩を踏み出してくださいね。

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