目次
- 就活が気持ち悪いと思うのは決してあなただけじゃない! 原因分析から始めよう
- 感情を整理しよう! 就活を気持ち悪いと感じる7つの理由
- ①全員似たようなリクルートスーツを着ているから
- ②自分を偽って企業に媚を売っているから
- ③同じような質問と回答を繰り返すことにうんざりするから
- ④採用の基準が不明瞭で納得がいかないから
- ⑤学生なのに学業に専念できないから
- ⑥企業側も良いことしか言わないから
- ⑦面接官にプライベートの内容を聞かれて不快に感じたから
- 原因別に対処しよう! 就活が気持ち悪いと感じたときの7つの対策
- ①「中身で勝負できる」とポジティブにとらえる
- ②自己分析で「本当になりたい自分」を理解する
- ③比較的自由で柔軟な社風の企業の選考を受ける
- ④フィードバックがもらえる企業を受ける
- ⑤就活の目的と優先順位を考える
- ⑥インターンシップやOB・OG訪問を活用する
- ⑦社風が合わなかったと割り切り自分に合う企業を紹介してもらう
- どうしても就活が気持ち悪いと感じるときは就活以外の選択肢もある
- 後悔しないために! 就活が気持ち悪いと感じたときでも避けるべき3つの行動
- ①せっかくの努力を投げ出さない
- ②「くだらない」と斜に構えて失礼な態度をとらない
- ③「身が入らないから」といって嘘の回答をしない
- 就活が気持ち悪いと感じる学生からのよくある質問に回答!
- 就活が気持ち悪いと感じたら理由別の対処が重要! 納得のいく選択をしよう
就活が気持ち悪いと思うのは決してあなただけじゃない! 原因分析から始めよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活に前向きになれない学生から、
「良いように取り繕ってばかりの就活が気持ち悪くて仕方ありません」
「就活を気持ち悪く感じてしまうのですが、どうしたら良いでしょうか」
という声が寄せられることは少なくありません。誰もが耳障りの良いことを口にし、企業にとって都合の良いことばかりを言っていて「自分らしく納得のいく就活などできない」と感じる人は毎年一定数います。
しかし、ここで「就活をしない」「自分らしいスタイルを貫く」というような極端な判断をしてしまうと、結果としてその選択を後悔してしまいかねません。アドバイザーとしても、そういった学生を見たことは何度かあります。
そこでこの記事では、就活を気持ち悪いと感じる原因と、そのようなときどうするべきかを解説していきます。就活に違和感はあるけれど「就職そのものは自分の将来のために必要」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
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感情を整理しよう! 就活を気持ち悪いと感じる7つの理由

就活を気持ち悪いと感じる原因は人によってさまざまです。自分がどのような原因で違和感を覚えているのかがわかれば、気持ちを整理でき、就活に前向きな気持ちで臨めるかもしれません。
ここからは、学生が就活を気持ち悪いと感じる原因を解説します。就活に対する思いを整理しながら読み進め、自分がどのパターンにあてはまるかを考えてみましょう。複数にあてはまることもあるため、最後まで読んでチェックしてみてください。
①全員似たようなリクルートスーツを着ているから
就活で気持ち悪いと感じる原因の一つが、就活をする全員が似たようなリクルートスーツを着ていることです。服装や身だしなみで自分らしさをアピールできないことに窮屈さを感じる就活生もいます。
また、就活ではスーツだけでなく髪型や髪色まで類似しがちです。個性を伸ばそうという風潮が強まるなかで、就活のシーンでは同じ服装をすることに違和感を覚えるケースもあるでしょう。
学生時代までは「個性が大事」と言われていたのに、いざ就活となると無個性が求められる状況に、釈然としないという人も少なくないでしょう。

キャリアアドバイザー
リクルートスーツを身に付けるのがどうしても違和感があるという場合の対処法については「①「中身で勝負できる」とポジティブにとらえる」で解説しています。
就活で身だしなみが重視される理由が気になる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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第一印象が重要視されがちな面接では、就活での身だしなみはとても重要です。今回は、就活生の身だしなみで見られているポイントと、気をつけたい身だしなみポイントをキャリアアドバイザーが男女別に紹介していきます。面接当日の身だしなみチェックポイントも紹介しているので、面接直前にもチェックしてみてくださいね。
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②自分を偽って企業に媚を売っているから
就活では自分を偽り、内定を得るために人事担当者に媚を売っているように感じる人も少なくありません。できるだけ本心を正直に伝えることを心掛けてきた学生にとっては、本音を隠して笑顔で自己アピールをするのが気持ち悪い、と感じられる場合もあるでしょう。
また、就活でどの企業からも聞かれるのが、志望動機や就職への意気込み、学生時代の経験です。それぞれの質問で企業からの好印象を得るために誇張してアピールする人を見て、違和感を感じる場合もありますよね。

キャリアアドバイザー
企業の選び方を工夫したり、自己分析を徹底することで違和感を減らす方法もあります。詳細は「②自己分析で「本当になりたい自分」を理解する」で解説していますよ。
就活のストレスが解消できずに悩んでいる人は、こちらの記事もチェックしてみましょう。ストレスの解消法を紹介しています。
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③同じような質問と回答を繰り返すことにうんざりするから
「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」……。面接で求められる回答は、どの企業も似通っています。
何度も同じような内容を繰り返し答えていると、最初は情熱的に語れていた回答も次第にテンプレ化し、情熱を乗せて語れなくなってきます。ときには、自分で考えた言葉なのにひどく陳腐に感じることも。
このように、何度も同じような問答を機械のように繰り返すことにうんざりしてしまい、就活が気持ち悪く感じてしまうのです。

キャリアアドバイザー
画一的な受け答えにうんざりしてしまう人の対処法は「③比較的自由で柔軟な社風の企業の選考を受ける」で解説しています。
よくある質問でも、ほかの人の回答を見ればもっと工夫できる部分が見つかるかもしれません。以下の記事では、面接でよく聞かれる質問の例文を紹介しています。気になる人はぜひチェックしてみてください。
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④採用の基準が不明瞭で納得がいかないから
就活では「採用の基準が不明瞭」と感じることもあります。就活の基本はポテンシャル採用になるため、「テストで高得点だから合格」「資格を持っているから合格」などのようにわかりやすい評価基準がないことも多いです。
そのため企業への就職を熱望していたり、万全の準備をして面接に臨んだりした場合でも、不採用となってしまうことは珍しくありません。そんなとき、採用基準がはっきりしていないとモヤモヤした気持ちになってしまうのです。
一生懸命に取り組んだからこそ納得がいかず、気持ち悪いと感じてしまう人もいますよ。

キャリアアドバイザー
なお、採用の基準が不明瞭なのが納得いかないという人の対処法はこちらで解説しているのでチェックしてみてください。
⑤学生なのに学業に専念できないから
自分の志す研究のために学校へ通っており、できるだけ多くの時間を自分の研究に費やしたいという学生もたくさんいます。とりわけ理系の研究では、一時も休まずに研究に集中したい場合もありますよね。
しかし就活ではあちこちのセミナーや企業を訪問して面接を受けるため、たくさんの時間を必要とします。やりたい研究ができないというケースが出てくる場合もあり、学業に専念したいと考える学生にとってはストレスになります。
もっと学業を大切にしたいという場合、教授や大学のキャリアセンターで相談してみるのもおすすめです。

キャリアアドバイザー
学業に集中できないことにモヤモヤしてしまう人の対処法はこちらで詳しく解説しています。
⑥企業側も良いことしか言わないから
就活では一人でも多くの学生に興味を持ってもらうため、どの企業も自社の良い面をたくさんアピールしようとします。
企業として弱い部分に多少は言及したとしても、大々的には取り上げないため、学生にとっては良い部分ばかりがアピールされているように感じることも少なくないでしょう。
そのため、人によっては「隠されていることがあるかもしれない」と嫌悪感を抱き、気持ち悪さを感じてしまうこともあるのです。

キャリアアドバイザー
良い面しか言わないことに気持ち悪さをを感じる場合の対処法については「⑥インターンシップやOB・OG訪問を活用する」を参考にしてみましょう。
企業に逆質問をして知りたいことを聞くという手もあります。グループ面接での逆質問の例はこちらの記事で解説しています。
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集団面接での逆質問では、企業の目的を押さえた質問をしましょう! 今回は、キャリアアドバイザーが集団面接で役立つ逆質問を55選ご紹介します。シチュエーション別の逆質問や、NG質問も紹介するので、しっかりと対策をして他の学生に一歩差をつけましょう。
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⑦面接官にプライベートの内容を聞かれて不快に感じたから
就活における面接の際、面接官にプライベートなことを聞かれ、不快感を覚えたという学生もいます。
- 両親の職業
- パートナーの有無
- 血液型
こういった直接採用には関係ない質問は、「就職差別につながるおそれのある不適切な質問」として禁止されているため、「気持ち悪い」と不快に感じるのは当然のことです。
実際、厚生労働省ではそのようなことがないよう「応募者の基本人権を尊重すること」「応募者の適性・能力に基づいた基準により行うこと」の2点を定めています。(厚生労働省「公正な採用選考の基本」より)
なかにはアイスブレイクの一環として面接には直接関係ない質問をする面接官もいます。プライベートへの質問がどうしても不快に感じてしまう場合は、その会社の社風自体とミスマッチな可能性もありますよ。

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ミスマッチと感じた場合、次にやるべきことは「⑦社風が合わなかったと割り切り自分に合う企業を紹介してもらう」で解説しています。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就活で悩んだときの対処法
悩みの種類によって相談先を変えよう
就活で悩んだときは、まずは身近な人に相談しましょう。家族や友人など、自分をよく知っている人に相談することで、考え方や性格を理解したうえで悩みや不安に寄り添ってもらえます。直接的な解決につながらなくても、共感してもらうことで気持ちが落ち着きますよ。
専門的なアドバイスがほしいときは、大学のキャリアセンターがおすすめです。キャリアセンターの職員は似た悩みを抱えた学生の対応をしたこともあり、適切な対応方法を教えてくれます。
そのほか、第三者からの意見がほしいと思ったら就活エージェントに相談するのも良いでしょう。就活エージェントでは悩みの対処法だけではなく、実際の求人も紹介してくれるため、視野が広がりやすいですよ。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
原因別に対処しよう! 就活が気持ち悪いと感じたときの7つの対策
就活が気持ち悪いと感じてしまったときは、その原因を分析し、少しでも就活に前向きになれるように行動を起こしましょう。放っておくと将来就きたい職業や行きたい企業があったとしても、それをかなえるのが難しくなってしまいます。
ここでは前章で解説した就活を気持ち悪いと思う7つの原因に対して、対処法を解説します。自分が共感できるものがあったら、その項目における対策を読んでみてください。
①「中身で勝負できる」とポジティブにとらえる
ほぼ全員リクルートスーツを着用することが気持ち悪いと感じてしまう人は、「中身だけで勝負できる」と発想を転換することが大切です。
- 自分の個性を表せるような経験を伝える
- 自己PRの際にプレゼンテーション資料などを用意し普段の自分を自由に表現する
自由な服装で就活をした場合、服装の好みは人それぞれであるため、選考時にフィルターがかかってしまう可能性があります。人の印象は服装によって大きく左右されるためです。
その点、就活では大半の人がリクルートスーツを着用しているため、そういった「ブレ」が発生することがほぼありません。そのため、公平に中身を判断してもらいやすくなるのです。

キャリアアドバイザー
どうしてもリクルートスーツでの就活に違和感がある人は、服装自由やオフィスカジュアルなどリクルートスーツ以外で受けられる企業を中心に応募することも検討してみてください。
企業によっては服装自由を指定する場合もあります。その場合のスーツと私服の使い分け方はこちらの記事で解説しています。
関連記事
就活のスーツと私服の使い分け方|服装自由の適切な対処法を解説
スーツと私服を適切に使い分けないとマイナス評価となることも こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「説明会で服装指定のない場合はスーツと私服どちらを着れば良いのでしょうか?」「私服の場合はどのような服装にすれば良 […]
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②自己分析で「本当になりたい自分」を理解する
「就活をするために自分を偽っている」と強く感じる場合は、自己分析を利用して自分は本当は何になりたいのかを改めて探ってみましょう。
- ジョハリの窓で普段意識していない自分の性格を知る
- モチベーショングラフで今までにやりがいを感じた瞬間を振り返る
- プライベート含めなりたい姿を考えてみる
そもそも自分が心から行きたいと思える企業だった場合、面接でも自然と本音を伝えることになるため、「自分を偽っている」という感情を抱きにくくなるはずです。
自己分析を有効活用し、自分が本当は何に携わりたいのかを分析できると、自分を偽ることなく就活できるようになりますよ。

キャリアアドバイザー
自分を偽らずにすむことによって、就活に対する気持ち悪いという感情がやわらぐ可能性があります。
深く自己分析をするためにはマインドマップが有効です。マインドマップによる自己分析方法はこちらの記事を参考にしてください。
関連記事
実例付き|マインドマップで自己分析を進めるための3ステップ
マインドマップで広く深く自己分析を進めることで、自己理解を深めて効率的に自分をアピールすることができます! 今回はマインドマップでわかる自分の特性や、自己分析で使うメリットを紹介していきます。またマインドマップの作り方や活用例もキャリアアドバイザーが解説していくので参考にしてくださいね。
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③比較的自由で柔軟な社風の企業の選考を受ける
就活では、古くからの採用方法を重視する企業ほど、服装や面接官とのやりとりが画一的になってしまう傾向にあります。
反対に比較的自由・柔軟な社風の企業では、テンプレから外れた独自の方法で選考を実施していることが多いため、テンプレどおりの会話に違和感を感じている場合はこういった企業を受けてみるのも良いでしょう。
- 外資系の企業
- IT業界
- ベンチャー企業
選考の方法は社風を大いに反映します。慣習どおりのやりとりを好む企業は、従来の伝統や慣習を重視する傾向があります。反対に選考方法が比較的自由であると感じる場合、企業体質も自由であることが多くなりますよ。

キャリアアドバイザー
説明会などの様子や社員紹介などからでも企業がどのような社風なのかを判断することができます。自分に合う社風なのかを事前に確認してから、選考を受けてみるのもおすすめです。
どんな社風が自分に合うのか気になる人は、以下の記事を参考にしてみてください。詳しい分析方法を解説していますよ。
関連記事
社風を科学しよう! 自分に合った企業が見つかる分析方法を徹底解説
入社後に後悔しないためにも、社風の理解はとても大切です。今回の記事ではキャリアアドバイザーが、なぜ社風を理解することが大切かを解説した上で、社風を把握するための切り口や方法を紹介していきます。業界ごとの社風の傾向も紹介しているので、自分に合った企業探しの参考にしてみてください。
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キャリアアドバイザーが読み解く!柔軟な社風の企業の探し方
オファー型求人サイトか就職エージェントで探そう
柔軟な社風を持つ企業は、就活とは企業が学生を評価する場ではなく、互いが対等にマッチングを判断する機会だととらえているケースが多いです。スタートアップやベンチャーに多い傾向にあり、学生が本来の力を発揮できるように場を和ませるといった工夫がされています。
このような企業を見つける場合は、オファー型の求人サイトに登録するのがおすすめです。オファー型の求人サイトでは、企業が興味を持った学生にスカウトを送ってアプローチをするため、ある程度企業からの温度感が高い状態で選考を進めることができます。
また、就職エージェントから企業を紹介してもらう方法も良いでしょう。エージェントは企業の雰囲気や選考の進め方などを熟知しているため、柔軟な社風の企業を優先的に紹介してくれることが期待できますよ。
④フィードバックがもらえる企業を受ける
就活における採用基準がわからなくてモヤモヤしてしまう場合、フィードバックがもらえる企業にエントリーすることで、行き場のない気持ちを解消することができる場合があります。
フィードバックとは、面接官から学生へのアドバイスのことです。面接でみられた学生の弱点や、この先の就活や社会人生活で参考になることなどを教えてもらえます。面接の最後に、面接官から口頭でフィードバックを伝えられることもありますよ。
- エージェント経由で応募する
- 面接後に直接面接官にたずねてみる

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評価されたポイントや懸念などを直接聞くことができれば、どのような結果であれ納得して就活を進めていけるでしょう。
⑤就活の目的と優先順位を考える
就活のために学業に専念できず、就活を気持ち悪いものだと感じてしまっている人は、就活の目的と優先順位を考えてみましょう。
- 自分の理想の将来を考えてみる
- 将来をかなえるために必要な手段を洗い出す
- 手段のなかで今自分がやるべきだと感じることを整理する
就活に時間を割くのがもったいないと感じるほど力を入れている学業なら、就職してからも何らかの形で役立つはずです。研究職や開発関係の職を得られた場合は、学業で培ってきた知識やスキルをそのまま活かし、自分の研究を発展させていける可能性もあります。
文系でも、教職など知識を活かした職に就く人や、就職した後に趣味として研究を発展させていく人もいます。

キャリアアドバイザー
何を目的とするかは人それぞれですが、就活は何のためにするのか、就職と研究の優先順位をどうつけるかを考えると、モヤモヤが晴れることがありますよ。
⑥インターンシップやOB・OG訪問を活用する
企業側が取り繕って良いことしか言わないのが気持ち悪いと感じる人は、インターンシップやOB・OG訪問などを活用して実態や本音に迫ってみるのも一つの手です。
- 長期インターンに参加し働き方や社員の雰囲気を体感する
- 志望先で働いているOB・OGに聞く
- カジュアル面談で質問をする
企業の実態や本音を知るためには、何よりも志望企業を内部から知ることが大切です。企業側から発信される情報だけでなく、自分から足を動かして実際に働いている人とかかわる意識をしてみましょう。

キャリアアドバイザー
特に社員に対してどのようなことを聞くかは非常に重要なポイントです。「実際、つらいと感じることはないですか」など、一歩踏み込んだ質問ができると実態を理解しやすいですよ。
初めてOB訪問をする人は、こちらの記事も要チェックです。OB訪問の流れや質問内容についてまとめています。
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OB訪問の流れ5ステップを解説! おすすめの質問・実施時期も紹介
OB訪問は企業への理解度を高めるうえで非常に効果的な手段です。ただ、実際におこなうとなると、どうコンタクトを取ればいいのか、全体の流れなどがわからず動き出せないこともあるでしょう。そこで、この記事ではOB訪問の流れを5ステップに分けてキャリアアドバイザーが解説します。
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⑦社風が合わなかったと割り切り自分に合う企業を紹介してもらう
面接官の対応がプライベートにまで踏み込んだものであったり、あるいは威圧的だったりした場合は、その企業の社風が自分には合わなかったのだと割り切ることも必要です。
残念な気持ちは残りますが、割り切って自分に合った企業を探し直しましょう。ただし、価値観に合う社風の企業を探すのは難しい場合もあります。
就活に行き詰まったら、OB・OGや教授、キャリアセンターなどに相談し、自分に合いそうな社風の企業を紹介してもらうのもおすすめです。

キャリアアドバイザー
第三者に客観的に判断してもらうことで、自分に合った企業が見つかることもありますよ。
キャリアアドバイザーの体験談就活にネガティブだった学生のエピソード
意欲がなくても強みが活かせる企業は見つかる
就活への意欲が低く、ご家族からの干渉もあって精神的に落ち込んでいた学生の面談をしたことがあります。
初回の面談ではまったく意欲を感じられず心配になるほどでしたが、「強みを活かせる会社を一緒に見つけよう」と何度も面談を重ねた結果、やりたいことや強みが活かせる企業から内定を得ることができました。
小さな成功体験を積むことが意欲向上のカギ
この学生が就活に前向きになれたきっかけは、選考過程で企業から丁寧なフィードバックをもらえたことでした。自分の良い点を褒めてもらえたことが成功体験となり、「頑張って良かった」という達成感につながったのだと思います。
また、自分に本当に合う会社を見つけられたことも大きかったようです。就活がどうしても気持ち悪いと感じてしまう人は、まずは小さな成功体験を重ねることから始めると、案外あっさりうまくいくかもしれませんよ。
どうしても就活が気持ち悪いと感じるときは就活以外の選択肢もある
どうしても気持ち悪いという気持ちが拭えないときは、就活以外の選択を検討してみるのも一つの手です。不快な気持ちを無理に抑えつけて就活を継続していると、心身のバランスを崩してしまう場合もあります。
そのような事態に陥ってしまう前に一度たっぷり休養の時間を取り、このまま就活をすべきかどうかメリットとデメリットを天秤にかけてよく考えてみましょう。以下に就活しない場合の選択肢をまとめたので、よく確認してみてください。
- フリーターとしてアルバイトを継続する
- アルバイト先の正社員登用制度を利用する
- 就活せずに起業する
- フリーランスになる
- 留学や団体活動などほかの活動に専念する

キャリアアドバイザー
ただし、安易に就活しない道を選ぶのはおすすめできません。デメリットを理解したうえで決めるようにしましょう。
以下に、就活をしない道を選んだ先について理解を深められる記事をまとめました。気になる人はぜひ参考にしてみてください。
就活しない人の6つの選択肢|大学生が後悔しないための考え方
フリーターとは自由だが不安定な働き方|選べる4つの選択肢を大公開
正社員登用とは? リアルな利用実態から状況別の対策リストを大公開
新卒フリーランス希望なら実情理解が欠かせない! 必須スキルも解説
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!就活を投げ出したくなったときの対処法
思い切って一度就活から離れてみるのもおすすめ
就活が気持ち悪くてすべてを投げ出したくなったときは、まず企業分析をやり直してみましょう。そのように感じてしまうのは、自分に合わない企業の選考を受けているからかもしれません。気持ち悪いと思わずに選考に臨める企業がないかを探すことから始めましょう。
どうしても気分を立て直せないときは、日数を決めたうえで、思い切って就活から離れるのも手です。それでも気分が変わらないときは、就活を全面的にストップして気分転換をしてみてください。無理し続けると心身に不調が出てしまうかもしれません。
就活をストップしている間は、趣味に没頭するなど自分の好きなことをしましょう。また、身体を動かすのもおすすめです。運動することで落ち込んだ気分が自然と前向きになり、スッキリした気持ちで就活に取り組めるようになるでしょう。
後悔しないために! 就活が気持ち悪いと感じたときでも避けるべき3つの行動

就活に対して後ろ向きな気持ちがあると、ついネガティブな行動をとってしまいがちになります。しかし一時的な気分の落ち込みで起こした行動によって就活という貴重なタイミングを逃し、取り返しがつかなくなってしまうのは避けたいですよね。
ここからは、就活が気持ち悪いと感じたとしても、自分の未来のために避けるべき行動を解説します。
①せっかくの努力を投げ出さない
就活が気持ち悪いと感じられる場合でも、「もう就活はやめてしまおう」とこれまでの努力を簡単に投げ出すことはおすすめできません。
時間が経つと受けられる企業も次第に減っていくため、本当は行きたかった企業の応募が締め切られてしまうことも考えられます。取り返しのつかない事態になってしまう前に、少しずつでも今やるべきことに向き合うようにしましょう。

キャリアアドバイザー
モヤモヤした気持ちは、行動を続けていれば晴れていくこともありますよ。
どうしても就活が気持ち悪くて行動したくないと感じる人は、以下の記事も目を通してみましょう。打開策を7つ紹介しています。
関連記事
就活したくないは甘えじゃない! 状況を変えられる7つの打開策
就活したくない状態に陥ってしまう学生も多いのではないでしょうか。今回は誰しも一度は思ってしまう「就活したくない」という状態から脱却する方法をキャリアアドバイザーが徹底解説します。
記事を読む

②「くだらない」と斜に構えて失礼な態度をとらない
就活を気持ち悪く感じてしまうと、一気に就活そのものや、就活をする人がくだらなく見えてくることがあります。しかしそれでも、斜に構えた態度をとるべきではありません。
斜に構えた態度とは、簡単に言えば皮肉っぽい態度のことです。このような態度は、あなたと同じようにデリケートな気持ちを抱える学生を傷つけることにもなりかねません。
- 周囲の学生に「よくこんなくだらないことを一生懸命やってるね」と言う
- 面接で考えもせず「わかりません」と答える
斜に構えた態度ではその後の就活に支障が出るだけでなく、トラブルになったり、友人との関係性に影響したりする可能性もあるため、控えるようにしてください。

キャリアアドバイザー
「就活なんてくだらない」と感じても、目の前の人に誠意を持って接することが人として大切ですよ。
③「身が入らないから」といって嘘の回答をしない
就活が気持ち悪くて身が入らないときに面接の予定が入っていると、「バレないだろう」と考えて適当な噓をついてしまう人もいます。しかし、面接での嘘の回答は差し控えましょう。
- ガクチカを盛って答えてしまう
- 嘘のエピソードを創作してしまう
- TOEICなどの点数を偽ってしまう
嘘をついて採用されたとしても、入社後のミスマッチにつながる可能性があり、誰にとっても良い結果にはつながりません。万が一就職をしてから嘘が発覚すると、大問題に発展することもあるので注意が必要です。
多少は嘘をついても良いだろうと思っている人は要注意です。以下に、就活で噓がバレる理由やリスクについて解説しているので、確認してみてください。
関連記事
就活の嘘はバレる可能性大! バレる原因と噓のリスクを徹底解説
就活で嘘をつくことには、たくさんのリスクがあります。この記事では、嘘と嘘ではないものの境界線や、嘘のエピソードを話さなくて良い対策法をキャリアアドバイザーが紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
記事を読む

自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう
自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。
そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで選考で使えるあなたの強みを言語化できます。
自分の強みがわからない人は、今すぐ診断してみましょう。
就活が気持ち悪いと感じる学生からのよくある質問に回答!
就活が気持ち悪いと感じる人のなかには、自分と他人との就活に対する考え方の違いについてや、就活を避けられるかどうかが気になる人も多いでしょう。ここからは、就活が気持ち悪いと感じる学生のよくある疑問にキャリアアドバイザーがお答えします。
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就活が気持ち悪いと感じるのは自分だけでしょうか?
就活に違和感を覚える人は少なくありません。ただし、そう感じていても実際に声に出すとは限らないため、就活が気持ち悪く感じられてつらいときは「こんなにつらいのは自分だけなのか」「誰か気持ちをわかってくれる人はいないのだろうか」と孤独な気持ちになる人は多いですよ。
就活が気持ち悪いと感じるものの就活には取り組みたい人は、気持ち悪いと感じる原因を明らかにして、理由別に対処するのがおすすめです。またどうしても気持ち悪いと感じる場合は、一度就活を休んでリフレッシュするのもおすすめですよ。
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就活せずに就職する方法はありますか?
就活をせずに就職をする方法は、いくつか存在しています。一つは、内定直結型のインターンという方法です。インターンのほとんどは自社の内実を知ってもらうために開かれますが、なかにはインターン中の成果に応じて内定を出す企業もあります。インターンを通じて内定が得られれば、通常の就活をする必要がありません。
またアルバイト先で正社員登用制度を利用する方法もあります。学生アルバイトでも、実績をあげれば卒業後に正社員登用をしてくれる会社があるため、できれば早い段階からアルバイトを開始し正社員への道を探ると良いですね。
このほか、一斉に就活をするタイミングを避けて独自に就職の道を探す方法、就職エージェントを利用する方法などがあります。就活が気持ち悪いと感じたら、就活しないで就職する方法を探してみるのも一つの手段ですよ。
就活が気持ち悪いと感じたら理由別の対処が重要! 納得のいく選択をしよう
就活が気持ち悪いと感じた場合、なぜ自分がそう思うのかを掘り下げ、理由に応じた対処をすることが大切です。就活に違和感を抱いたままでは、納得のいく就職にはつながりません。気持ち悪いと思う自分の感覚を否定せずに認め、適切な対処をとりましょう。
就職はスタートラインに過ぎず、内定の先には「その企業で毎日仕事をする」という日々が待っています。インターンや就職エージェントなども活用し、自分が納得できる未来を選択してくださいね。た質問です。就活が気持ち悪いと感じる学生のよくある疑問にキャリアアドバイザーがお答えします。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ就活を気持ち悪いと感じてしまうあなたへ
キャリアアドバイザー
長尾 美慧
プロフィールをみる就活はあなたのためのもの
就活を楽しめる学生は多くありません。大多数の学生にとって、就活は大変でつらいものです。ときには学生としての立場で教わってきたことと異なる振る舞いを強いられているように感じることもあるでしょう。そういったことから、就活なんて気持ち悪い、と感じてしまうのは無理もありません。
しかし、本来就活はあなた自身の将来を選ぶための大切な手段です。違和感が拭えないのであれば、違和感のないように進める方法を探すこと。もしくは、就活そのもののとらえ方を変えてみること。目を背けるのではなく、試行錯誤していくことが大切ですよ。