目次
- TOEICのガクチカの作り方|アドバイザーが解説
- 押し出す強み別! TOEICのガクチカ|内定者例文3選
- 【内定者例文①継続力】26卒 帝京大学 電気通信業界
- 【内定者例文②課題解決力】26卒 法政大学 コンサル業界
- 【内定者例文③計画性】26卒 神奈川大学 出版業界
- NG例文|アドバイザー添削付き
- ①スコアの自慢で終わっている
- ②そもそもアピールできるスコアに達していない
- ③塾や教材の紹介になっている
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

就活生
よく学生からこのような質問をもらいます。結論、ガクチカでTOEICについて話すのはまったく問題ありません。ただ、単なる「スコアの報告」になってしまっては高評価を得ることは難しいです。
そこでこの記事では、実際にTOEICを題材に内定を獲得した26卒学生のガクチカを紹介。意識すべきポイントや注意点についてプロの目線から詳しく解説していきます。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。 なお、NG例文については解説の便宜上、生成AIを活用して作成。その後、編集部にて内容の精査と編集を加えて完成させたものです。
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TOEICのガクチカの作り方|アドバイザーが解説
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!スコアのアピールだけならガクチカである必要がない
TOEICについてガクチカで話す際に最も意識しなければならないのは、単にスコアを伝えるだけの内容になってしまわないようにすることです。ただスコアを伝えるだけなら、履歴書の資格欄に記載すれば済む話ですよね。
あえてガクチカで話すからには、「現状と目標のギャップをどう分析したのか」「どのような工夫で課題を乗り越えたのか」といった、TOEICで目標を達成するまでのプロセスに言及する必要があります。
正直な話、TOEICは多くの学生が受験する資格なので、ハイスコアを持っている人は想像以上に多いです。だからこそ、スコアではなく過程や培ったスキルに焦点を当てることが大きな差別化につながります。
また、その過程を「計画性」「継続力」といった英語力以外のビジネスに役立つスキルに結びつけることもおすすめです。そうすることで、あなたの経験がビジネスに役立つものだと、より説得力を持ってアピールすることができますよ。
ガクチカで「資格取得」の経験について話そうと考えている人は、以下の記事も確認してみてください。
ガクチカで「資格取得」を伝える例文|26卒内定者の実例を紹介
押し出す強み別! TOEICのガクチカ|内定者例文3選
【内定者例文①継続力】
26卒 帝京大学 電気通信業界
私が学生時代に力を入れたことは、TOEICの学習です。最終的に600点を取得し、目標を達成するまでの継続力を培いました。
当初、600点を目標に学習を始めましたが、450点付近でスコアが伸び悩む壁に直面しました。この状況を打破するため、私は2つの施策を実行しました。
まず「苦手分野の分析と徹底対策」です。模試の結果からリスニング分野が課題だと特定し、洋楽や洋画を活用して、日常的に生の英語に触れる時間を意図的に増やしました。
次に「学習の習慣化」です。モチベーションに左右されないよう、毎晩就寝前の1時間を必ず英単語の学習に充てるルールを設け、継続しました。
これらの取り組みを半年間続けた結果、目標の600点を取得できました。社会人として働くうえでも、この経験で得た「改善策を長期にわたって継続する力」を活かし、成果を追求していきたいです。
キャリアアドバイザーが読み解く!TOEICのガクチカに必ずしも高得点は必要ない
正直、TOEIC600点というスコアは、就活市場において決して「高得点」とは言えません。しかし、このガクチカは「450点で伸び悩んだ」という挫折を隠さず書き、「リスニングが苦手」と課題を特定したうえで、「洋楽や洋画で英語に触れる」「就寝前を学習にあてる」といった施策を半年間継続し成果に結びつけたプロセスが素晴らしいです。
ガクチカでTOEICを取り上げる際、スコアは必ずしも重要ではありません。実際、決して高学歴でも高スコアでもないものの、この「現状分析→解決策」のプロセスを解像度高く語れたことで、内定を勝ち取った学生を何度も見てきました。
あえてガクチカでTOEICについて語るのなら、点数の高さではなく「伸び悩んだ原因を分析し、行動を変えたプロセス」に焦点を当てるよう意識しましょう。
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自己PR「継続力」の伝え方|企業のリアルな意見をもとに徹底解説!
【内定者例文②課題解決力】
26卒 法政大学 コンサル業界
私が学生時代に力を入れたことは英語学習です。
英語力向上を掲げてTOEIC800点突破を目標にしましたが、当初は長文読解のスコアが伸び悩む壁に直面しました。そこで私は、感覚的な学習から脱却し、2つの定量的アプローチを取り入れました。
1つ目は「語彙のデータベース化」です。演習で不明だった単語や熟語をすべてリスト化し、漏れなく記憶することで読解の精度を高めました。
2つ目は「タイムマネジメントの徹底」です。設問ごとの解答時間をストップウォッチで計測し、遅延の原因が「読む速度」なのか「迷い」なのかを分析して、最適な時間配分を身体に染み込ませました。
スコアが停滞する時期もありましたが、感情的にならず学習方法の修正を続けた結果、TOEIC830点を取得することができました。
現在は、この「成果を出すためのプロセス」を塾講師のアルバイトで生徒指導にも応用しています。貴社においても、直面した課題を論理的に分析し、着実に成果へとつなげていきます。
キャリアアドバイザーが読み解く!「再現性高い施策」での解決をアピールしよう
たとえどれだけハイスコアを獲得していたとしても、「なんとなく頑張ったら取れた」では評価されません。ガクチカで求められるのは、「いかに論理的に課題に対してアプローチをしたか」です。
企業が最も気になっているのは学生の経験が入社後にも再現性のあるものかどうかです。「頑張りました」というような精神論では再現性に欠けるという印象を持たれてしまいます。
このガクチカ例文は「語彙のデータベース化」「タイムマネジメントの徹底」といった、ビジネスシーンにそのまま転用できる施策で解決を図っている点が非常に優秀です。
TOEICのガクチカで高評価を得るためには、「いかに客観的かつ定量的に自分の弱点と向き合い課題を解決したか」をアピールすることが重要ですよ。
【内定者例文③計画性】
26卒 神奈川大学 出版業界
私は学生時代、TOEICのスコアアップに注力しました。
大学入学時のスコアは520点でしたが、「3年秋までに800点突破」という目標を掲げました。現状からは大きなギャップがあったため、私は期間を逆算して半年ごとの「中間目標」を設定しました。
さらに、目標達成のために日々の学習計画を細分化しました。毎月の模試で弱点分野を分析し、「今月は語彙力強化」「来月は長文読解の時間配分」と、月単位・週単位で学習内容をアップデートしながら、1日2時間の学習をルーティンとして継続しました。
結果、計画通りに着実にスコアを伸ばし、最終的には目標を上回る845点を取得できました。
貴社に入社後も、この「計画的なアプローチと粘り強い実行力」を活かし、いかなる課題に対しても道筋を立てて成果に貢献したいと考えております。
キャリアアドバイザーが読み解く!目標達成までのプロセスの解像度が重要
TOIECのガクチカで計画性をアピールするのであれば、「計画的に勉強をしました」といった抽象的な伝え方ではなく、もう一歩踏み込んだ内容にできると良いでしょう。
このガクチカでは、現状と目標のギャップを的確に把握し、「半年の中間目標」「学習計画の細分化」という施策によって目標を達成したという、計画性を活かした課題解決までのプロセスが非常に明確に伝えられていて素晴らしいです。
キャリア面談をしていると、やはり結果の点数だけをアピールしてしまう学生さんが非常に多いと感じます。しかし企業が知りたいのは「どう学習を継続したか」です。
継続の過程を解像度高く伝えることで、「仕事で壁にぶつかった際にも同じように努力を継続してくれそう」と好印象を残すことができますよ。
「計画性」を選考で押し出そうと考えている人は、以下の記事も参考にしてください。
自己PR「計画性」を差別化する極意|相性が良い職種の一覧表つき!
NG例文|アドバイザー添削付き
①スコアの自慢で終わっている
私が学生時代に力を入れたのは英語の勉強です。
グローバルに活躍できる人材になりたいと考え、大学入学時からTOEICの学習に励みました。
私はもともと英語が得意なほうではありませんでしたが、最終的にはTOEIC900点を取得することができました。この点数は学内でもトップクラスであり、留学生とも日常的に英語でコミュニケーションが取れるレベルの英語力を身につけました。
貴社の海外営業部でも、この高い英語力を活かし、海外のクライアントと円滑に交渉をおこない貢献したいと考えています。
スコアよりも過程に焦点を当てよう
TOEIC900点は立派な数字ですが、それだけで選考を突破できるほど甘くはありません。
企業は英語を喋れる人なら誰でも欲しいわけではなく、「困難を乗り越えられる人材」を探しています。スコアだけではなく、「どうやってその高い壁を越えたのか」という思考回路に焦点を当てましょう。
私が学生時代に力を入れたのは、TOEIC900点取得に向けた学習サイクルの確立です。
当初700点台で停滞していた際、私は「間違えた問題の復習不足」が原因だと分析しました。
そこで、単に問題を解くのをやめ、「単語の知識不足か、文法か、時間配分か」といった「間違えた要因」を全問スプレッドシートに記録し、弱点を可視化しました。
その結果、文法問題での時間ロスがリスニングへの集中力低下を招いているという根本課題を発見し、文法特化の対策に切り替えました。結果、900点を達成できました。
貴社でも、表面的な事象にとらわれず、根本原因を分析して着実に課題を解決していきたいです。
②そもそもアピールできるスコアに達していない
私が学生時代に力を入れたことはTOEICの学習です。
私は英語が大の苦手で、大学1年時に受けた初めてのTOEICでは300点しか取れませんでした。これではいけないと思い、一念発起して勉強を始めました。
具体的には、大学の英語の授業には一度も遅刻せずに出席し、出された課題は必ず提出するようにしました。また、テスト前には図書館にこもって教科書を何度も読み返しました。
その結果、大学3年生の春に受けたTOEICでは、見事450点を取得することができました。この経験から、苦手なことでも逃げずに努力すれば結果はついてくることを学びました。
貴社でも諦めずに頑張ります。
低すぎるスコアは題材に適していない
ガクチカにおいてスコアはそこまで重要ではないですが、一般的な水準を大きく下回っている場合は話は別です。
あくまで目安にはなりますが、500点を下回っている場合は伝えるのを避けたほうが良いでしょう。どうしても書くのであれば、「これからどうするのか」まで含めた高い目標設定を話すようにしてください。
私が学生時代に最も苦労し、現在も力を入れているのがTOEICでの700点取得に向けた取り組みです。
当初、私のスコアは300点であり、英語に対して強い苦手意識がありました。しかし、「弱点を克服したい」と考え、まずは自己分析をおこないました。
模試を解いて自身の課題を細分化した結果、「圧倒的な語彙力不足」と「文法理解の曖昧さ」が根本的な原因だと特定しました。
そこで、目標の700点から逆算して学習計画を立て、まずは中学レベルの文法書と基礎単語の反復のみに専念しました。その結果、現在は450点まで到達しました。
目標にはまだ届いていませんが、今後も計画を元に学習を継続していきます。この「課題を細分化し、基礎から着実に積み上げる力」を活かして貴社に貢献したいです。
③塾や教材の紹介になっている
私が学生時代に力を入れたことは、TOEICで800点を取得したことです。
私はスコアアップのために、評判の良かった「〇〇イングリッシュスクール」という塾に通い始めました。この塾のカリキュラムは非常に優れており、特に「シャドーイング徹底コース」という教材が私のリスニング力を飛躍的に向上させてくれました。
また、担当の先生が教えてくれた「長文のスキミング法」というテクニック通りに問題を解くようにしたところ、時間内にすべての問題を解き終わるようになりました。
素晴らしい環境と教材に出会えたおかげで、無事に800点を達成できました。貴社でも、教えられたことを素早く吸収して活躍したいです。
あなた自身の魅力が見えてこないともったいない
採用担当者が知りたいのはあなた個人の魅力やスキルです。そのため、塾や教材の素晴らしさをどれだけ熱弁しても意味がありません。
あなたが塾や教材を用いて「どのように工夫したのか」という部分にフォーカスを当てて書き直してください。
私が学生時代に力を入れたことは、TOEIC800点取得に向けた学習効率の改善です。
独学では限界を感じたため短期スクールを活用しましたが、講義を受けるだけではスコアが伸びないという課題がありました。
そこで私は「インプットを自学で完結させ、スクールはアウトプットと軌道修正の場として使う」と決めました。具体的には、事前に教材を2周して疑問点を明確にしたうえで講義に臨み、講師には「自分の解法プロセスのどこが間違っているか」のみを質問するよう徹底しました。
この「受け身にならない学習姿勢」を貫いた結果、800点を達成できました。貴社に入社後も、環境に甘んじず、自ら能動的に働きかけて成果を最大化します。
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TOEICはガクチカの題材になりますか?