目次
- 「福利厚生が良い会社」は人それぞれ! 自分の基準を知り会社選びに活かそう
- 福利厚生が良いとは? まずは福利厚生の種類を確認
- 法定福利厚生:法律で義務付けられている
- 法定外福利厚生:会社が独自で取り入れる
- 福利厚生がない会社は存在しない
- 志望する会社にあるかチェック! 会社独自の福利厚生・制度8選
- ①健康管理:人間ドック・健康診断の補助など
- ②家族:時短勤務・家族手当など
- ③通勤・住居:交通費支給・家賃補助など
- ④休暇制度:慶弔休暇・育児休暇など
- ⑤社割・社販:旅行・施設の割引など
- ⑥教育・自己啓発:資格取得支援・書籍購入補助など
- ⑦財産形成:確定拠出型年金・企業年金など
- ⑧職場環境:社員食堂・在宅勤務など
- 働きやすい環境を求めるなら知っておきたい! 福利厚生が良い会社の特徴4つ
- ①従業員満足度が高い
- ②社員の定着率が高い
- ③福利厚生が実際に有効活用されている
- ④さまざまな人材が活躍している
- 福利厚生が良い会社=自分のニーズに合った福利厚生がある会社のこと
- ニーズを満たす会社が見つかる! 人気の福利厚生がある会社30選
- 「健康管理」に関する福利厚生が充実している会社5選
- 「通勤・住居」に関する福利厚生が充実している会社5選
- 「休暇制度」に関する福利厚生が充実している会社5選
- 「職場環境」に関する福利厚生が充実している会社5選
- ユニークな福利厚生のある会社10選
- 会社選びの軸を明確に! ニーズに合う福利厚生が良い会社を見つける4ステップ
- ステップ①そもそも自分が求めている福利厚生が何か明らかにする
- ステップ②さまざまな会社の福利厚生の情報を集める
- ステップ③集めた情報をもとに自分のニーズと合致する会社を探す
- ステップ④説明会やインターンに参加して実際に福利厚生について質問する
- これで見つかる! 福利厚生が良い会社の探し方4つ
- ①口コミサイト内で福利厚生に関する口コミを検索する
- ②SNSやホームページで福利厚生に関する情報を見る
- ③実際にインターンに参加して福利厚生について聞く
- ④OB・OG訪問をして福利厚生について質問する
- 福利厚生が良い会社を探すときの注意点
- 福利厚生だけで会社探しはしない
- 今ある福利厚生は入社後に変更される可能性もある
- 福利厚生が良い会社とは自分のニーズに合う会社! まずは希望を明確にしよう
「福利厚生が良い会社」は人それぞれ! 自分の基準を知り会社選びに活かそう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「福利厚生が良い会社とはどのような会社でしょうか。」
「福利厚生が良い会社はどう探したら良いでしょうか。」
という質問をもらいます。福利厚生を重視して就活を進めたいという人も多くいるでしょう。ただ、そうは言ってもどんな福利厚生があるのか、福利厚生が良い会社はどうやって探せば良いのか迷いますよね。
「福利厚生が良い会社」といっても、その基準は人によって異なります。そこでこの記事では、福利厚生の種類や福利厚生が良い会社の特徴、見つけ方などを解説していきます。福利厚生が良い会社も30社紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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福利厚生が良いとは? まずは福利厚生の種類を確認


就活生

キャリアアドバイザー
福利厚生も会社選びにおいては一つの大切な基準なので、良いと思いますよ。ただ、あなたの言う「福利厚生」がどういったものなのかは明確にしておきたいですね。

就活生
どういったものかと言われると、あまりピンと来ません……。そもそも会社によって違うのではないのでしょうか?

キャリアアドバイザー
それは間違いないのですが、「福利厚生」そのものを大きく分けることができるのです。この定義を知らないと、福利厚生を基準にした会社選びは難航する可能性があります。ここから解説しますね。
福利厚生の一部は法律で整備が義務付けられており、どのような会社にも共通して存在します。ただしすべての福利厚生が義務付けられたものではなく、なかにはその会社独自の福利厚生もありますよ。
福利厚生の種類やそれらの特徴を把握したうえで、自分のニーズに合う福利厚生の良い会社を見つけていきましょう。
こちらの記事ではすべての福利厚生の例を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
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法定福利厚生:法律で義務付けられている
「法定福利厚生」とは、社員やその家族の健康・生活を守るために法律で整備が義務付けられている福利厚生のことです。
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
- 介護保険
- 子ども・子育て拠出金
募集要項を確認すると、「社会保険完備」という文言を目にすることもありますよね。これは「法定福利厚生がきちんと整備されている」という意味で、労働者の権利が守られていることを指します。安心して働ける環境が整っているかどうか確認するために、必ずチェックするようにしてくださいね。
法定外福利厚生:会社が独自で取り入れる
「法定外福利厚生」とは、法定福利厚生とは別に会社が独自で取り入れている福利厚生のことです。
- 通勤交通費
- 健康診断の補助
- 住宅手当
- 特別休暇
- 社割や社販
法定外福利厚生は、従業員のモチベーションやスキル向上のために取り入れられる場合が多いですよ。また、会社が従業員に長く勤めてもらうための制度としても機能しています。
法定外福利厚生のバリエーションや充実度は会社によって異なるものです。だからこそ、福利厚生が良いかどうかは、「自分のニーズに合った法定外福利厚生があるか」になるため、まずは自分のニーズを把握することから始めましょう。
福利厚生がない会社は存在しない
福利厚生のない会社は存在しません。 労働基準法をはじめとする法律で、福利厚生を整備することが定められているためです。
企業研究をおこなっていると、「福利厚生がない会社」という表現を見たり聞いたりすることがあるかもしれません。しかし、これは「法定外福利厚生」がない会社を指していることが多く、福利厚生そのものがないわけではありません。
ただ、法定福利厚生しかない会社では、希望する休暇制度がなかったり通勤費や家賃の補助が受けられなかったりします。福利厚生を重視したいのであれば、法定外福利厚生に注目するようにしてくださいね。

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
法定福利厚生は項目が決まっており、健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険、介護保険、子ども・子育て拠出金の6種類です。求人広告などで見かける「社保完備」とは最初の4つ(健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険)を指します。
上記以外が法定外福利厚生で、そこに注目するとどれだけその会社の福利厚生が充実しているのかが見えてきます。たとえば「交通費や家賃補助は普通出るよね」と思っていても、実は法定外福利厚生なので、しっかり見ておく必要があるわけですね。
福利厚生を手厚くしている会社は、それがアピール材料になるので詳しく掲載していることが多いです。逆に手厚くしていない会社は「各種保険完備」のように、ざっくりと書いていることもよくありますから、そのような場合はさらに詳しく調べていきましょう。
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志望する会社にあるかチェック! 会社独自の福利厚生・制度8選
福利厚生はその時代の社員のニーズに合わせて変化するものであるため、会社に柔軟な対応が求められます。だからこそ、その社員のニーズをしっかりと汲み取ってくれる会社なのかどうか、福利厚生の充実度から確認することも大切です。
ここからは、会社が独自に取り入れている福利厚生や福利厚生にまつわる制度を8つに分けて解説していきます。会社が独自に取り入れている福利厚生にはどのようなものがあるのか、一つずつ確認して福利厚生に関する理解を深めてくださいね。
また、こちらの記事では人気の福利厚生を紹介しています。会社選びの参考になる福利厚生の充実度を業界別に解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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①健康管理:人間ドック・健康診断の補助など
- 健康診断の補助
- 人間ドック
- 乳がん・子宮頸がん検診の補助
- スポーツジム・フィットネスジムの利用料補助
- 管理栄養士による食事のサポート・アドバイス
- 徒歩や自転車の通勤手当
会社が社員に健康診断を受けさせることは「労働安全衛生法」によって義務付けられています。しかし、義務付けられている「定期健康診断」の範囲は限定的です。そのため、その診断以外の検診も一部または全額補助してくれる福利厚生があります。
また、社内にスポーツジムを設置したり、近隣のフィットネスジムと提携したりするなど社員の健康や身体づくりをサポートする福利厚生もありますよ。

キャリアアドバイザー
身体だけでなく、こころの健康を保つことも重要です。できればメンタルヘルスケアのできる福利厚生もあるかどうかチェックするのがおすすめですよ。
②家族:時短勤務・家族手当など
- 家族手当
- 介護手当
- 短時間勤務制度
- 社内託児所・保育所の設置
- 家事代行サービス利用の補助
- デイサービス利用の補助
- 結婚出産祝い金
家族に関する福利厚生の目的は、介護や子育てによるキャリアへの影響を小さくし、仕事とそれらの両立をサポートすることです。
結婚や介護で仕事を辞めたり休んだりすることは、なかなかイメージがつきにくいかもしれません。しかし、将来的なライフステージの変化も見すえて家族に関する福利厚生にも注目してみるのがおすすめですよ。
③通勤・住居:交通費支給・家賃補助など
- 交通費支給
- 家賃補助
- 社宅や社員寮
- 住宅ローン補助
- ガソリン代支給
- 無料駐車場
生活するなかで大きな出費となるのが、住宅に関する費用です。自宅から会社が遠ければその分通勤代もかさみますよね。通勤や住居に関する福利厚生を会社が整備する目的は、社員の金銭的な負担を減らして生活の質を向上させることにあります。
通勤や住居に関係する費用や時間をなるべくかけたくないという人は、社宅や社員寮の有無、家賃補助の金額などをチェックしてみてください。

キャリアアドバイザー
家賃補助は住宅手当や住宅補助と呼ばれていることもあります。会社によって負担額や規定は異なるので、気になる場合は事前に確認してくださいね。
④休暇制度:慶弔休暇・育児休暇など
- 慶弔休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
- 誕生日休暇
- アニバーサリー休暇
労働基準法で定められている「年次有給休暇」とは別に、会社独自の休暇を付与する福利厚生があります。特別休暇が設けられているおもな目的は、ワークライフバランスを実現するためです。
仕事も頑張りたいけどプライベートも充実させたいという人は、ぜひ福利厚生の休暇制度に注目してみてください。

キャリアアドバイザー
休暇制度は、家族のためのもの、自分がリフレッシュするためのもの、社会とかかわるためのものなど会社によってさまざまですよ。

キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
休暇制度を充実させていて、会社としても活用を奨励し皆が気兼ねなく使っている会社は、そのことに言及していることが多いです。福利厚生を手厚くし、社員が働きやすい環境を整えていることは会社のアピールポイントですからどんどん発信するわけですね。
逆に、休暇制度を作ってはいるが実際に使う人がほとんどいないという場合は大々的にアピールしないこともよくあります。そのような場合はOB・OG訪問など比較的突っ込んだ質問をしやすい場面で「実際どうなのでしょうか」と聞いてみるのが良いかもしれません。
ほかに休暇制度で注目するポイントは年間休日の日数です。「令和5年就労条件総合調査」によると、年間の休日数は平均115.6日でした。たとえば「年間休日120日」と書かれていれば平均より多いと判断でき、会社として社員の休暇を大切にしているかどうかの判断材料になるのです。
⑤社割・社販:旅行・施設の割引など
- 自社製品の社員割引
- 自社製品の社員販売
- グループ他社製品の社員割引
- グループ他社の社員販売
- 施設の割引
- テーマパークの優待券
社割や社販は、おもにメーカーや飲食、宿泊、アパレルなどの会社にみられる福利厚生です。自社の製品を安く買えるものから、提携の施設で割引を受けられるものまで内容はさまざまですよ。
たとえば、飲食チェーン店では、自社のメニューが格安で食べられる食事補助や、自社の店舗での会計が2割引になる優待券がもらえる福利厚生があります。

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アパレルの販売スタッフは、原則自社の製品を着用しなければならないため、社員割引の有無や割引率はチェックするのがおすすめです。
アパレルの志望動機を魅力的にする秘訣をこちらで解説しています。
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また、飲食業界を志望する人には、志望動機例文が豊富に紹介されているこちらの記事が参考になりますよ。
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⑥教育・自己啓発:資格取得支援・書籍購入補助など
- 資格手当
- 資格取得支援
- 書籍購入補助
- eラーニングや通信教育の補助
- セミナー参加費用の補助
教育や自己啓発に関する福利厚生が充実している会社では、これらを活用することでスキルアップやキャリア形成、自己投資が可能です。
また、これまで培ってきたスキルや知識を活かすための福利厚生として、資格手当を設けている会社もあります。たとえば、飲食では調理師免許やソムリエ資格など、業務内容に関連する資格を持っている人に手当を支給していることが多くなっています。

キャリアアドバイザー
社会に出てからも学ぶ機会が欲しいという人は、教育や自己啓発に関する福利厚生をチェックするのがおすすめですよ。
⑦財産形成:確定拠出型年金・企業年金など
- 企業型確定拠出年金制度
- 確定給付企業年金制度
- 財形貯蓄制度
- 持株会
新NISAやiDeCoなど、個人的な財産形成に注目が集まる近年、会社の福利厚生として確定拠出年金制度や企業年金制度を導入している会社も多くなっています。
これらの制度によって、社員には将来のために貯蓄ができたり、働くモチベーションが向上したりするメリットが生まれますよ。
- 早いうちから将来のための資金を準備したい人
- 長期的な目標がある人
- 自己投資をおこないたい人

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会社の財産形成制度を利用するメリットは、なんといっても手続きの煩わしさがないことと、続けやすいことでしょう。
⑧職場環境:社員食堂・在宅勤務など
- 社員食堂
- 懇親会の費用補助
- 在宅勤務やテレワーク
- 社員旅行、社内レクリエーション
- サークル活動・部活動の補助
社員のコミュニケーション促進やリフレッシュのために、社員同士が交流を図れる福利厚生を導入する会社もあります。
このような福利厚生には、普段あまりかかわることのない部署や役職、年代の人ともかかわりが持てて視野が広がるというメリットがあります。
社員旅行を開催する会社も多いですが、最近では社会情勢の変化によって行き先が変更になったり、なくなったりするケースもあるようです。

キャリアアドバイザー
今ある福利厚生は入社後に変更されたり、なくなったりする可能性もあります。詳しくは「今ある福利厚生は入社後に変更される可能性もある」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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働きやすい環境を求めるなら知っておきたい! 福利厚生が良い会社の特徴4つ


就活生
就活において働きやすさを重視したいと思っています。福利厚生が良い会社だと働きやすいでしょうか。

キャリアアドバイザー
確かに、福利厚生が良い会社は社員にとって働きやすい環境が整っている可能性が高いですよ。まずは特徴を把握しておきましょう。
福利厚生が良い会社の特徴はおもに4つあります。ここからは、福利厚生が良い会社の特徴を詳しく解説していくので、会社を選ぶ際に「働きやすさ」を重視するのであれば必ずチェックしてくださいね。
①従業員満足度が高い
福利厚生が良い会社の特徴1つ目は、従業員満足度が高いことです。従業員満足度とは、業務内容や職場環境全般に対する自社の社員の満足感を指します。
従業員満足度が高いということは、社員が仕事にやりがいを感じていたり、職場環境に満足していたりするということです。そのため、自分に合う福利厚生がある可能性も高いですよ。

キャリアアドバイザー
従業員満足度は公開されていることが少ない情報です。実際にその会社で働く社員に話を聞くことが最も有効な方法ですよ。
- 「目標設定やフィードバックは、どのようにおこなわれていますか?」
- 「仕事量はあなたにとって適切ですか?」
こちらの記事では、20のやりがいの感じやすい仕事を紹介しています。自分ならではの仕事のやりがいも見つかるはずなので、ぜひ参考にしてください。
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②社員の定着率が高い
社員の定着率が高い会社は、働きやすい環境が整っている可能性が高くなっています。福利厚生が充実していることで、社員が安心して長く働き続けることができるためです。
社会情勢に対応しなければならないケースや、ライフステージが変わるタイミングであっても働き続けられる制度や待遇が整っている場合が多いですよ。
- ホームページや会社案内で離職率を確認する
- 口コミサイトを活用する
- 説明会やインターンシップで質問する
- OBやOG訪問で質問する
- 転職エージェントを活用する

キャリアアドバイザー
定着率の高い会社では、平均勤続年数も高い傾向にありますよ。ホームページなどで平均勤続年数も調べておきましょう。
新卒の定着率の高い会社の例は、こちらの記事で確認できます。
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キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
新卒で就職した会社を、キャリアアップの目的などで転職することを前提として考えている場合、福利厚生のどこに注目すべきかは人によって異なってきます。自分がその後のキャリアにおいてどのような方向に進みたいのか、どのようなことを身に付けておきたいのかを明確にすることによって、注目すべき福利厚生が浮かび上がってきますよ。
たとえば、副業など自由に使える時間を多くしたい人にとっては、年間休日の日数や、在宅ワークが可能かどうかなどが大切になることがあります。一方その会社でできるだけスキルアップしたい人にとっては研修制度の充実度やスキル向上に関する補助などが重要になるでしょう。
また、できるだけ最初の会社でお金を貯めて次のステップに進みたいという人にとっては、貯蓄制度や社員割引制度、持株制度などがあることが助けになることもあります。このように自分の考えを明確にすることで、自分が求める福利厚生なのかを判断できるようにすることが大切です。
③福利厚生が実際に有効活用されている
福利厚生が充実しているだけでは意味がありません。社員が実際に福利厚生を利用し、その恩恵を受けられているかどうかがとても大切です。
福利厚生が利用しやすいかどうかは、その制度の利用条件や社風などによって大きく左右されます。
- 「御社の福利厚生制度のなかで社員が最も利用しているものはなんですか?」
- 「あなたが使ってみて一番仕事へのモチベーションアップに活かされていると感じる福利厚生はなんですか?」

キャリアアドバイザー
実際に質問する際には、興味のある福利厚生の具体名を出して質問するのもおすすめですよ。
OB・OG訪問での質問に困ったら、こちらの記事が参考になりますよ。
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④さまざまな人材が活躍している
年齢層が幅広かったり、経歴の異なる人が多かったりとさまざまな人材が活躍している会社は、福利厚生が良い可能性があります。個々のニーズに応える福利厚生を整えることで、誰もが働きやすい環境を実現しているためです。
たとえば、消費者の多様性に対応するために社員の多様性を重視しているP&Gには、自宅または海外から働ける制度があります。
- ホームページや会社案内で社員を紹介するページを見る
- 説明会やインターンで質問する
- OBやOG訪問で質問する
- 転職エージェントを活用する

キャリアアドバイザー
管理職比率が高い会社では育児サポートが充実している場合が多い傾向にあります。また、外国人社員が多い職場では資格支援制度がある場合もありますよ。
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「第一志望以外の企業だと、志望動機がなかなか思い浮かばない......」と悩む就活生は多くいます。
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・志望動機がなかなか思い浮かばない人
福利厚生が良い会社=自分のニーズに合った福利厚生がある会社のこと

就活生
福利厚生が良い会社の特徴がよくわかりました。ただ、このような特徴に当てはまる会社を見つけ出せるか不安です……。

キャリアアドバイザー
大丈夫ですよ。福利厚生が良い会社というのは、人それぞれ異なります。そのため、まずは自分のニーズを把握して、そのニーズを満たす福利厚生がある会社をピックアップしましょう。

就活生
自分のニーズはどのように把握したら良いでしょうか。

キャリアアドバイザー
まずは自分の生活や希望する職種での目標、価値観などから「何を重視するか」を見極めていきましょう。
福利厚生が良い会社とは、自分のニーズに合った福利厚生がある会社のことです。福利厚生の種類が多くても自分が求めるものがないと意味がないため、自分にとっての「福利厚生が良い」基準を明確にすることが大切ですよ。
まずはここから解説する人気の福利厚生がある会社をチェックしましょう。それから自分のニーズを満たす福利厚生がある会社を見つけるためのステップを確認して、実践してみてくださいね。
ニーズを満たす会社が見つかる! 人気の福利厚生がある会社30選
ここからは人気のある福利厚生がある会社30選を、以下5つのジャンルに分けて、それぞれ簡単に解説していきます。
具体的な会社名を紹介するにあたって、東洋経済の信頼されるCSR企業ランキングトップ500社を参考にしています。
具体的な会社名とその会社の福利厚生を知ることで、入社後のイメージもしやすくなります。ぜひすべてチェックして会社選びの参考にしてください。

キャリアアドバイザー
人気の福利厚生のなかには自分が求める福利厚生がないかもしれません。その場合には、「ユニークな福利厚生のある会社10選」もチェックしてくださいね。
「健康管理」に関する福利厚生が充実している会社5選
人気のある福利厚生の一つである「健康管理」が充実している会社には、以下のような会社があります。
- 日立製作所:人間ドック利用補助、医療費補助、スポーツクラブ利用補助など
- NEC:健康セミナー・イベントの開催、メンタルヘルスケア、Well-being勉強会など
- サントリーホールディングス:健康診断の拡充、人間ドック利用補助、メンタルヘルスケア、「ヘルスケアルーム」の設置
- 花王:医療費負担、各種給付金の支給、各種健診の実施、花王こころの健康相談など
- イオンリテール:イオングッドライフクラブ、健康診断の拡充、インターバル制度、24時間対応のイオン健康相談室の設置、健康状況を記録や閲覧できるサイト・アプリの導入など
「健康管理」に関する福利厚生が充実している会社には、医療費補助や給付金の支給などの金銭的な福利厚生と、健康相談といった非金銭的な福利厚生がありますよ。
「通勤・住居」に関する福利厚生が充実している会社5選
「通勤や住居」に関する福利厚生が充実している会社には、以下のような会社があります。
- 伊藤忠商事:総合職向けの男女別独身寮、通勤手当など
- JT:借上社宅制度(同居人なしの場合:家賃会社負担額最大7万円、同居人ありの場合:家賃会社負担額最大12.6万円)、在宅勤務手当など
- パナソニックホールディングス:独身寮、社宅・住宅費補助など
- 豊田自動織機:男女別社員寮、社宅、車通勤可、規定内交通費支給など
- 住友金属鉱山:各事業所に寮・社宅の整備、住宅資金融資、財産形成貯蓄(住宅)、非社宅補給金(住宅補助)制度など
「通勤・住居」に関する福利厚生はおもに、社員寮の整備や家賃補助、交通費支給といったものが多くなっています。
「休暇制度」に関する福利厚生が充実している会社5選
育児・介護休暇以外にもさまざまな休暇制度を設けている会社があります。「休暇制度」に関する福利厚生が充実している会社には、以下のような会社がありますよ。
- 丸井グループ:連続休暇制度、ワークライフバランスデー、結婚休暇、生理休暇、つわり休暇、パートナーの出産休暇など
- TOTO:時間休暇、半日休暇、ボランティア休暇、リフレッシュ休暇、積立休暇、看護休暇など
- アサヒグループホールディングス:子育て休暇、つわり休暇、出産休暇、リフレッシュ休暇など
- セイコーエプソン:健やか休暇、連続休暇制度(リフレッシュ休暇)、産前休暇など
- 資生堂ジャパン:産前産後休暇、出産育児のための特別休暇、看護休暇、ボランティアのための特別休暇など
社員自身の育児・介護休暇をはじめ、パートナーや家族のための休暇制度が充実している会社が多くなっています。また、休暇制度を重視するなら、自分をリフレッシュさせる目的の休暇制度も重要です。
「職場環境」に関する福利厚生が充実している会社5選
福利厚生のなかでも、職場に求める環境は人によって異なるものでしょう。「職場環境」に関する福利厚生が充実している会社には、以下のような会社があります。
- 日本電信電話(NTT):リモートワークを基本とする新たな働き方を可能とする制度(日本国内であれば居住地は自由)など
- ANAホールディングス:リモートワーク制度、副業・兼業、環境設備改善など
- キユーピー:親睦会、社員旅行、社員食堂など
- 富士フイルムホールディングス:在宅勤務制度、フリーアドレス(選べる座席)、休憩スペース完備、厚生クラブ、スポーツ大会など
- 帝人:テレワーク制度、社員食堂(事業所による)など
在宅勤務制度やリモートワークを重視したいなら、「職場環境」に注目して会社選びをしてみてくださいね。
ユニークな福利厚生のある会社10選
ここからはユニークな福利厚生を導入している会社の例を10社紹介します。「多くの会社が導入している福利厚生に自分が求めているものはない」と感じる人はぜひ参考にしてくださいね。
- サイボウズ
・働き方マッチング:個人の価値観やライフスタイルに合わせて勤務時間や場所の希望を伝えられる制度
・ウルトラワーク:一時的な働き方の変更が可能な制度 - ユニリーバ・ジャパン
・WAA:働く場所や時間を社員が自由に選べる新しい働き方
・WAAP:いつでも、どこでも、誰でもユニリーバ・ジャパンでの副業(パラレルワーク)・インターンにチャレンジできるプラットフォーム - リクルートホールディングス
・STEP休暇:在籍3年ごとに1回取得できる休暇
・アニバーサリー手当:年次有給休暇を4日以上連続で使用することで5万円支給
・男性育休アンバサダー - アドウェイズ
・MyWAYS:働き方を考える社員に対し「自分らしく働く方法」をサポート
・HAPPY RICE-DAY:社員の家族の誕生日に5キロのお米とメッセージに社員が働いている様子の写真を添えて届ける制度 - LIFULL
・社会貢献活動支援制度 One P’s(ワンピース):社員が特別有給休暇を活用し、社会貢献活動に参加することを支援するプログラム
・キャリフル(社内兼業制度):業務時間の10%を使ってグループ会社を含む所属部署以外での業務を経験できる制度 - GMOインターネット
・シナジーカフェ「GMO Yours」:コミュニケーションスペース
・マッサージ&おひるね「GMO Bali Relax」:リラクゼーションスペース - ウエディングパーク
・エフ休:誰でも自由に使えるFree休(毎月1日取得可能) - アイリスオーヤマ
・PC19時シャットダウン:必要以上の残業を防ぐ働き方改革 - ゆめみ
・ゆめ民泊制度:出張や経費利用が認められた宿泊で社員同士がホストと宿泊者になる - ジャックス
・プレミアムウィークデー:平日のうち月に1回、午後3時に退社できる制度

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ユニークな福利厚生がある会社の特徴としては、社員の働きやすさが会社の利益につながるという考え方が強い会社です。単に「売上をあげれば良い」ということではなく、会社にかかわる人として、社員が幸せにならなければならないという姿勢が見えてくるわけです。
また、社員の声を福利厚生に反映させていることもよくあるので、風通しが良いということも考えられます。部下の声や現場の声を上司が拾って会社の経営に反映させるわけですから、それだけ部下の声を大切にするという風土があると考えられるのです。
ほかにも、新しいこと、良いと思えることは積極的に導入しようという、経営陣の考えも見えます。人事などが福利厚生の制度を提案したとしても最終的には経営者がGOを出さなければ採用されないので、そういう意味でも経営者の考えが反映されていると言えるでしょう。
志望動機がまとまらない就活生は、ツールを使うのが一番おすすめ!
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・志望動機を上手く文章にできない人
会社選びの軸を明確に! ニーズに合う福利厚生が良い会社を見つける4ステップ

人気の福利厚生がある会社はわかったものの、「具体的にどんな流れで会社を探せば良いの?」と悩んでいる学生のために、自分のニーズに合う福利厚生が良い会社を見つける4ステップをまとめました。
それぞれのステップの流れとともに、気をつけるべきポイントについてチェックしていきましょう。
ステップ①そもそも自分が求めている福利厚生が何か明らかにする
まずは自分が求める福利厚生が何か、明確にしましょう。自分が求める福利厚生がわかれば、会社選びにかかる時間と労力を節約できるだけでなく、選ぶ基準があることで迷いがなくなります。
- ワークライフバランスを重視したい→在宅勤務できる会社、フレックスタイム制度のある会社
- どんどんスキルアップしたい→研修制度が豊富な会社、資格取得支援のある会社
自分の生活やその仕事での目標、自身の価値観を軸にして、自分が求める福利厚生を明らかにしていきましょう。

キャリアアドバイザー
このステップは、応募する会社を絞り込む際にも役に立ちますよ。
福利厚生以外の会社選びの基準を明確にしたいのなら、こちらの記事が参考になりますよ。
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ステップ②さまざまな会社の福利厚生の情報を集める
次に、さまざまな会社の福利厚生に関する情報を集めます。なるべく多くの会社の情報を集めることで、自分が求めている福利厚生のイメージをより明確にできますよ。
福利厚生は業界によっても違いがあります。興味のある会社の業界だけでなく、幅広い業界の福利厚生の情報を集めましょう。
- 就活情報サイトで検索フィルターを利用して調べる
- 口コミサイト内で福利厚生に関する口コミを検索する
- 合同説明会に参加する

キャリアアドバイザー
集めた情報は、比較しやすいように整理しておくことがポイントですよ。
こちらの記事では、会社説明会での質問例を紹介しています。質問の考え方や実際に質問する際のポイントなど、すぐに実践できる内容が満載ですよ。
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ステップ③集めた情報をもとに自分のニーズと合致する会社を探す
明らかにした自分が求める福利厚生と、集めた情報を照らし合わせ、自分のニーズと合致する会社を絞り込んでいきます。
ただし、自分が求める福利厚生がすべて揃った会社が見つかるとは限りません。たとえば、「特別休暇は必ずほしい」というように、自分が求める福利厚生に優先順位をつけることが大切ですよ。

キャリアアドバイザー
どんなに福利厚生が充実している会社でも、自分が求める福利厚生と一致しなければ意味がありません。この段階で、自分のニーズに合致する会社をいくつかピックアップしましょう。
ステップ④説明会やインターンに参加して実際に福利厚生について質問する
集めた情報から自分のニーズと合致する会社を探し出したら、説明会やインターンに参加して社員から福利厚生についての話を聞きましょう。
社員から直接話を聞くことは、ホームページや会社案内の情報だけではわからない具体的な福利厚生の情報を得るチャンスです。
質問は事前に用意して、説明会やインターンに参加しましょう。
- 資格取得支援制度を活用した社員のエピソードを教えてください。
- 制度が利用しやすい環境をつくるために、会社はどんな工夫をしていますか。
- 社員からの要望をもとに改善された事例はありますか。
- ライフステージが変化した場合にどのような制度や支援が受けられますか。

キャリアアドバイザー
質問する際、内容は具体的かつ質問された社員が答えやすい内容にするのがおすすめですよ。
説明会やインターン以外に座談会でも質問するチャンスはあります。座談会について詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
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これで見つかる! 福利厚生が良い会社の探し方4つ
福利厚生が良い会社がどのような会社なのかわかっても、それをどうやって探したら良いかわからないという学生もいるでしょう。福利厚生が良い会社を探すのに時間をかけられない場合には、複数の方法を組み合わせるのがおすすめですよ。
ここからは、福利厚生が良い会社を探す方法を4つ解説します。時間を無駄にしないためにも、しっかりと確認してくださいね。
こちらの記事では、優良企業を探す方法を4つのジャンルに分けて25個紹介しています。会社探しの幅を広げたい人はぜひ参考にしてくださいね。
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①口コミサイト内で福利厚生に関する口コミを検索する
インターネット上には、その会社で実際に働いている社員による口コミがまとめられたサイトがたくさんあります。そのようなサイト内で福利厚生に関する口コミを検索することで、福利厚生が良い会社を見つけることが可能です。
口コミサイトは口コミ以外にも、待遇や雰囲気などを項目別に星評価スコアでわかりやすく紹介しています。実際に働いている社員の生の声なので、情報としては有益です。

キャリアアドバイザー
しかし、口コミはあくまで主観的な情報であって事実ではない可能性もあります。すべてを鵜呑みにせず、自分が求める福利厚生があるかどうかを参考にする程度にしましょう。

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福利厚生に関する口コミを見る際、大切なのは「あくまでも一部の声である」ということを理解しておくことです。口コミは確かに事実の一部を伝えてくれる大切な情報源ではありますが、口コミをアップした人の主観が多分に反映されています。
口コミは客観性を大切にしながら事実のみを並べていくものとは異なり、記事を書いた人の価値観、状況、好みによって判断されている内容なので、それを読む自分と違う感覚によって書かれている可能性もあるわけです。
そのため「こういう考えをする人もいるのだな」と、あくまで一部の声であるという視点を持って、判断材料の一つにする感覚で冷静に見ることが大切です。同じ福利厚生に対しての意見でも、人によっては真逆の捉え方をする人もいることは覚えておきましょう。
②SNSやホームページで福利厚生に関する情報を見る
インターネットで興味のある業界や会社のオウンドメディアを検索することでも、福利厚生が良い会社を見つけられます。
オウンドメディアとは、会社が自社で保有するメディアの総称でSNSやブログ、ウェブサイトなどのことです。オウンドメディアでは、写真や動画で実際に社員が働く様子が確認できたり、インタビューを通して生の声を確認できたりしますよ。
- ウェブサイト:サイバーエージェント
- X(旧Twitter):小学館 採用担当
- YouTube:佐川急便 公式チャンネル

キャリアアドバイザー
現役の社員が自社のオウンドメディアで発信する情報は限りなく事実に近い情報です。真偽については説明会やインターンに参加して、発信している情報について質問しても良いでしょう。
③実際にインターンに参加して福利厚生について聞く
実際にインターンに参加して福利厚生について質問することで、その会社の福利厚生が良いかどうか見極められます。
インターンは、福利厚生について直接質問できる貴重な機会です。また、実際に働いて職場環境や社員の働きぶりを間近で観察することで、ホームページや会社案内からではわからない情報を把握できますよ。
- 実際に活用されているかどうか
- 制度の利用のしやすさ
- 現役社員の実体験談
- 自分が求める福利厚生とのマッチ度

キャリアアドバイザー
インターン参加後に見えてくるリアルな情報は、会社選びの重要な判断材料となるはずですよ。
インターンに参加する際は事前準備が大切です。こちらの記事では、インターンに参加するにあたって必要な準備を詳細に解説しています。ぜひ参考にしてください。
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④OB・OG訪問をして福利厚生について質問する
OB・OG訪問をして福利厚生について質問することで、その会社の福利厚生が良いかどうか見極められます。
質問は事前に準備しておき、具体的な内容にすることが大切です。このとき家族構成や社宅・社員寮以外の住所など、個人的な質問は避けるようにしましょう。
より客観的な情報を得るために一人だけでなく、複数のOB・OGに話を聞くのをおすすめします。

キャリアアドバイザー
自分が目指す職種に関連する福利厚生についてたずねると、入社後のイメージがしやすくなりますよ。
OB・OG訪問のマナーについても事前に確認しておくのがおすすめです。ぜひこちらの記事を参考に準備を進めてくださいね。
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福利厚生が良い会社を探すときの注意点

福利厚生が良い会社を探しているとつい良い面ばかりを見てしまいがちですが、就職を目指すうえでは注意点にも目を向けることが必要です。
注意点をあらかじめ理解しておかないと、「こんなはずじゃなかった」なんてことにもなりかねません。
ここからは、福利厚生が良い会社を探すときの注意点を2つ解説していきます。「自分に合っているはずなのに、イメージと違う」ということを防ぐためにも、しっかりとチェックしてくださいね。
福利厚生だけで会社探しはしない
福利厚生だけに目を向けて会社探しをしないほうが良いでしょう。理由は、ほかにも考慮すべき条件があるためです。
- 給与
- 社風
- 仕事内容
- キャリアパス
- ワークライフバランス
自分に合う福利厚生があるということは、その会社が自分に合う可能性が高いということです。しかし、実際に働くとなると「福利厚生は良くてもほかの条件に不満がある」ということにもなりかねません。
そのため、福利厚生だけで会社探しはせず、さまざまな条件を考慮して会社探しをするようにしましょう。

キャリアアドバイザー
福利厚生だけに注目すると、さまざまな理由から福利厚生がなくなったときにモチベーションが維持できなかったり、働きづらくなってしまったりするリスクがともないますよ。
今ある福利厚生は入社後に変更される可能性もある
- 会社の経営状況が悪化する可能性があるから
- 社員のニーズが変わる可能性があるから
- 法律や社会情勢が変わる可能性があるから
福利厚生は会社の状況や社員のニーズに合わせて変更される可能性があります。福利厚生はあくまでも会社探しをする際に重視したい条件の一つです。
福利厚生は入社後に変更される可能性があることを理解しておくとともに、さまざまな条件を考慮して、長期的な視点で会社を探すようにしてくださいね。
福利厚生が良い会社とは自分のニーズに合う会社! まずは希望を明確にしよう
この記事では、人気の福利厚生のある会社や福利厚生の良い会社の探し方、自分のニーズに合う福利厚生が良い会社を見つける方法などを解説しました。
「福利厚生の良い会社」とは、自分のニーズを満たす福利厚生のある会社のことです。そのような会社を見つけるために、まずは自分の希望を明確にする必要があります。
自分にとっての福利厚生が良い会社とはどのようなものか、その会社に入社するにはどうしたら良いのかを想像してみて、就活準備を進めてくださいね。
就職するなら福利厚生が良い会社で働きたいと思っているのですが、どうでしょうか?